JP5721883B1 - 電動氷削機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動氷削機の回転羽根を取り付けた駆動軸を回り止めする回り止め部材が破損するのを防ぐ。【解決手段】電動氷削機10は、ベースケーシング11に歯車伝達機構30の歯車31aの歯部に係合する係合位置と離脱する離脱位置との間で進退可能に支持され、歯車31aの歯部に係合することで駆動軸23を回り止めする回り止め部材41と、回り止め部材41が離脱位置から係合位置に移動するのを規制する規制位置と移動を許可する解除位置との間で進退可能に支持されたストッパ44とを備え、蓋体16が氷容器12の上面開口を覆うときにストッパ44を規制位置に位置させ、蓋体16が氷容器12の上面開口を覆わないときにストッパ44を解除位置に位置させた。【選択図】図2

Description

本発明は、かき氷等の削り氷を製造する電動氷削機に関する。
特許文献1には、かき氷等の削り氷を製造する電動氷削機が開示されている。この電動氷削機は、モータを内蔵したベースケーシングと、ベースケーシングの上部に着脱可能に設けられて、上面開口から投入した氷を収容する円錐台形の内周面を有する氷容器と、氷容器の周面に形成したスリットよりなる氷排出口から内部に突出して設けた氷切削刃と、氷容器内に回転自在に設けられて、モータの駆動を受けて回転する回転羽根と、氷容器の上面開口を開閉自在に塞ぐ蓋体とを備えている。
この電動氷削機は、モータの駆動により回転駆動する駆動軸がベースケーシングの内部から氷容器の内部に突出して設けられており、駆動軸の上端部にて軸線方向に穿設したねじ穴にボルトを螺合させることによって回転羽根が駆動軸に固定されている。また、駆動軸とモータの出力軸との間には2対の歯車対を有した歯車伝達機構が設けられており、モータの回転駆動はこの歯車伝達機構によって駆動軸に伝達されている。
この電動氷削機では、蓋体を開放して氷容器内に角氷を収容し、蓋体によって氷容器の上面開口を閉塞させてから、蓋体に設けたモータの駆動スイッチを押動すると、モータの駆動は歯車伝達機構によって駆動軸に伝達され、回転駆動する駆動軸に固定した回転羽根が回転し、氷容器内の角氷は回転する回転羽根によって回転して遠心力が付与される。氷容器内を回転する角氷は漏斗形をした氷容器の周面に遠心力によって押しつけられ、回転する角氷は氷容器の内部に突出して設けた氷切削刃によって削られ、削られた氷は氷排出口から排出される。
上記の電動氷削機では、回転羽根の洗浄を容易とするために、氷容器と回転羽根とはベースケーシングに対して着脱可能に固定されている。この電動氷削機においては、ベースケーシングの上面の前部には駆動軸と同心円の取付座が設けられ、氷容器の下面には駆動軸と同心円で取付座に外嵌するスカート部が設けられており、スカート部を取付座にバヨネット結合機構によって着脱可能に結合することで、氷容器はベースケーシングに対して着脱可能に取り付けられている。氷容器の下面にはベースケーシングの上面を覆うようにしたカバーが一体的に形成されており、ベースケーシングの上面にはカバーの側壁がベースケーシングの側壁に対して連続するように位置決めする定規板が設けられている。定規板の左側壁はベースケーシングの内側に傾斜する傾斜面が形成されており、氷容器はカバーの左側壁の下端部を定規板の左側壁に係合する位置まで回動可能となっている。また、氷容器のスカート部の下端にはカムが形成されているとともに、ベースケーシングの上部には取付座の外側にてカムによって上下動する係合片が設けられている。氷容器のカバーの左側壁が定規板の左側壁に係合する位置まで氷容器を回動させると、係合片がカムによって下側に押しつけられ、係合片はベースケーシング内にて歯車伝達機構を構成する歯車の上面に設けたストッパに係合して駆動軸を回り止めし、駆動軸に螺合したボルトを締め付けるまたは緩める方向に回転させることができる。
実開昭63−139462号公報
上記のように構成した電動氷削機においては、氷容器のカバーの左側壁が定規板の左側壁に係合する位置まで氷容器を回動させることで、氷容器のスカート部のカムによって係合片を下側に押しつけるようにし、係合片を歯車の上面に設けたストッパに係合させて駆動軸を回り止めして、回転羽根を固定しているボルトを締め付けるまたは緩めるようにしている。しかし、氷容器の回動位置が正確でないと、カムが係合片を下側に押しつける位置とならず、氷容器の回動位置の調整が面倒であった。また、ベースケーシングの上面にはカムによって上下動する係合片を通す貫通孔が設けられており、この貫通孔と係合片との間の僅かな隙間からベースケーシングの内部に水が流入することがあり、流入した水が歯車伝達機構の各歯車を伝ってモータに付着するおそれがあった。これらの課題を解決する改良を行い、氷容器をベースケーシングに対して回動させることなく、モータの駆動を駆動軸に伝達する歯車伝達機構を構成する歯車の歯部に回り止め部材を係合させることで、駆動軸を回り止めする技術を開発するに至っている。しかし、回り止め部材を歯車伝達機構の歯車の歯部に係合させているときに、モータを誤って作動させるおそれがあり、回り止め部材が破損する新たな課題が発生していた。本発明は、回転羽根を取り付けた駆動軸を回り止めする回り止め部材が破損するのを防ぐことを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、モータを内蔵したベースケーシングと、ベースケーシングの上部に設けられ、上面開口から投入する角氷を収容する氷容器と、氷容器の周面に形成したスリットよりなる氷排出口から内部に突出して設けた氷切削刃と、ベースケーシングの内部から氷容器の内部に突出して設けられて、モータの駆動によって回転駆動する駆動軸と、ベースケーシングの内部にて少なくとも一対の歯車対を有し、モータの駆動を駆動軸に伝達する歯車伝達機構と、氷容器内にて駆動軸に螺着によって着脱可能に取り付けられ、駆動軸による回転駆動を受けて氷容器内を回転する回転羽根と、氷容器の上面開口を開閉自在に覆う蓋体とを備え、モータの駆動を歯車伝達機構によって駆動軸に伝達し、駆動軸の回転駆動により回転する回転羽根によって氷容器内に投入した角氷を回転させて遠心力を付与し、氷容器の内周面に押しつけられながら回転する角氷を氷切削刃によって削り取り、削り取られた氷を氷排出口から落下させるようにした電動氷削機において、ベースケーシングには歯車伝達機構を構成する何れか1つの歯車の歯部に係合する係合位置と離脱する離脱位置との間で進退可能に支持され、歯車の歯部に係合することで駆動軸を回り止めをする回り止め部材と、回り止め部材が離脱位置から係合位置に移動するのを規制する規制位置と移動を許可する解除位置との間で進退可能に支持されたストッパとを備え、蓋体が氷容器の上面開口を覆うときにストッパを規制位置に位置させ、蓋体が氷容器の上面開口を覆わないときにストッパを解除位置に位置させたことを特徴とする電動氷削機を提供するものである。
上記のように構成した電動氷削機においては、ベースケーシングには歯車伝達機構を構成する何れか1つの歯車の歯部に係合する係合位置と離脱する離脱位置との間で進退可能に支持され、歯車の歯部に係合することで駆動軸を回り止めをする回り止め部材と、回り止め部材が離脱位置から係合位置に移動するのを規制する規制位置と移動を許可する解除位置との間で進退可能に支持されたストッパとを備え、蓋体が氷容器の上面開口を覆うときにストッパを規制位置に位置させ、蓋体が氷容器の上面開口を覆わないときにストッパを解除位置に位置させた。蓋体によって氷容器の上面開口を覆っていないときのように削り氷を製造しない状態のときには、ストッパは解除位置となり、回り止め部材を解除位置から係合位置に移動させることができる。この状態で、回り止め部材を解除位置から係合位置に移動させると、回り止め部材は歯車伝達機構の何れか1つの歯車の歯部に係合し、駆動軸は回り止めされ、回転羽根を駆動軸から相対的に回転させることで取り外すことができる。これに対し、蓋体によって氷容器の上面開口を覆っているときのように削り氷を製造可能な状態であるときには、ストッパは規制位置にあるので、回り止め部材を解除位置から係合位置に移動させることができない。これにより、モータを駆動させることで歯車伝達機構を介して駆動軸を回転駆動させるときに、回り止め部材が係合位置で何れか1つの歯車の歯部に係合することがなく、回り止め部材がモータの駆動によって回転する歯車によって破損しないようになった。
特に、蓋体には、蓋体が氷容器の上面開口を覆うときにモータを駆動するように操作可能とした操作部材を備えたときには、蓋体が氷容器の上面開口を覆うようにして操作部材によりモータを駆動するように操作可能な状態であるときに、回り止め部材がストッパによって係合位置に移動させることができないため、回り止め部材がモータの駆動によって回転する歯車によって破損するのを確実に防ぐことができた。
上記のように構成した電動氷削機においては、歯車伝達機構はモータの回転駆動を減速させて駆動軸に伝達する歯車減速機構であり、回り止め部材をモータの出力軸に設けた歯車の歯部に係合させるようにするのが好ましく、このようにしたときには、回り止め部材は歯車伝達機構の最もトルクの低い歯車に係合することになり、回り止め部材が小さな負荷で歯車が回転するのを止めることができた。
本発明による電動氷削機の一実施形態を示す斜視図である。 図1の縦方向断面図である。 モータの上側に歯車伝達機構と取り外し装置とを組み付けた斜視図(a)であり、(a)の分解図(b)である。 蓋体を氷容器から取り外したときの斜め後方から見た斜視図である。 蓋体を取り外し、ストッパが解除位置となったときの縦方向断面図である。 蓋体を取り外し、回り止め部材を係合位置に移動させたときの縦方向断面図である。
以下に、本発明による電動氷削機の一実施形態を図面を参照して説明する。図1に示したように、本発明による電動氷削機10はベースケーシング11と、ベースケーシング11の上部に設けられ、上面開口から氷を投入可能とした氷容器12とを備えている。ベースケーシング11は、内部に後述するモータ20等の機械部品を収容する収容部11aと、収容部11aの後側に一体的に形成されて氷容器12の後側上縁まで延びる中空の起立部11bと、収容部11aの下部にて側方及び前方に突き出た台座部11cとを備えている。
図2に示したように、氷容器12は角氷を収容するものであり、略円錐台形をした内周面を有し、ベースケーシング11の上部に一体的に組み付けられている。氷容器12の周面にはスリットよりなる氷排出口12aが形成されており、氷容器12の外周面には氷排出口12aの近傍位置に氷排出口12aから内部に突出する氷切削刃13が取り付けられている。また、氷容器12の外周面には氷排出口12aの周囲に氷排出口12aから落下する削り氷が周囲に飛散するのを防ぐ飛散防止ガード12bが一体的に形成されている。なお、ベースケーシング11の台座部11cは氷排出口12aの直下の部分が凹んで形成されており、この凹んだ部分は氷排出口12aから落下する水受けの機能を有している。
図2に示したように、ベースケーシング11の収容部11aの内部にはモータ20と、駆動軸23と、モータ20の駆動を駆動軸23に伝達する歯車伝達機構30とが設けられている。モータ20は駆動軸23を回転駆動させるものであり、ベースケーシング11の内部にて立設している。図2及び図3に示したように、モータ20の上部には上面が開いたギヤケース21が取り付けられており、モータ20の出力軸20aはギヤケース21の内側に突出している。また、ギヤケース21には出力軸20aと平行に設けた中間軸22と駆動軸23の各下部が回転可能に支持されており、中間軸22と駆動軸23の各上部はベースケーシング11の上壁下面に形成した軸受部分に回転可能に支持されている。また、駆動軸23の上端部はベースケーシング11の内部から氷容器12の内部に突出して設けられている。駆動軸23の上端部には上端から軸線方向に延びる雌ねじ穴よりなるねじ部23aが穿設されている。
図2及び図3に示したように、モータ20の出力軸20a、中間軸22及び駆動軸23には、これらを連結する歯車伝達機構30として2組の歯車対31(31a,31b),32(32a,32b)が設けられている。これらの歯車対31,32のうち、モータ20の出力軸20aには小歯車であるピニオンギヤ31aが固定されており、ピニオンギヤ31aは中間軸22に固定した第1中間歯車31bに噛合している。また、中間軸22には第1中間歯車31bと一体的に設けられて、この第1中間歯車31bより小さな径をした第2中間歯車32aが固定されており、この第2中間歯車32aは駆動軸23に固定した駆動側歯車32bに噛合している。モータ20の駆動は、ピニオンギヤ31aと第1中間歯車31aとからなる歯車対31と、第2中間歯車32aと駆動側歯車32bとからなる歯車対32とによって駆動軸23に伝達される。
図2に示したように、氷容器12の内部には駆動軸23の上端部に回転羽根14が着脱可能に取り付けられている。回転羽根14は駆動軸23の回転駆動によって回転して、氷容器12内に収容した角氷を回転させるものである。回転羽根14は駆動軸23に取り付けられる中央部のボス部14aと、ボス部14aとともに一体的に形成され、半径方向外向きに延びながら周方向に傾斜する3つ羽根部14bと、ボス部14aに固定したボルト14cとを有している。ボルト14cを駆動軸23のねじ部23aに螺着させることによって、回転羽根14は氷容器12の内部にて駆動軸23に着脱可能に取り付けられている。回転羽根14の上側にはホッパー15が固定されており、ホッパー15は氷容器12の内部に角氷を導くようにしている。
図1及び図2に示したように、氷容器12の上部には上面開口を塞ぐ蓋体16が設けられており、蓋体16はバヨネット結合機構によって氷容器12に着脱可能に取り付けられている。蓋体16の後部はベースケーシング11の起立部11bの上面も着脱可能に覆っている。また、蓋体16の中央部には氷容器12の内部に角氷を投入する氷投入口16aが設けられており、この氷投入口16aは蓋体16に回動自在に設けたカバー17によって開閉自在に覆われている。また、図4に示したように、蓋体16の下面の後部にはカバー17を押動したときに下方に移動する突起よりなる操作部材18が設けられており、ベースケーシング11の起立部11bの上面には操作部材18と対向する位置にモータ20を駆動させるスイッチ24が設けられている。
図2に示したように、ベースケーシング11の内部には回転羽根14を取り外すための取外し機構40が設けられている。取外し機構40は、歯車伝達機構30の歯車の1つとしてピニオンギヤ31aに係合することで駆動軸23を回り止めし、回転羽根14を固定しているボルト14cを駆動軸23に対して緩めるまたは締め付けることを可能とするものである。図2及び図3に示したように、取外し機構40は、ピニオンギヤ31aに係合可能な回り止め部材41を備えており、この回り止め部材41はギヤケース21に一体的に設けた筒形ケース42に前後方向に移動可能に支持されている。なお、筒形ケース42はベースケーシング11の起立部11bに配置されている。
図2及び図3に示したように、回り止め部材41は棒状の本体部41aと、本体部41aの先端部に一体的に設けた爪部41bと、本体部41aの基端部に一体的に設けた操作ボタン部41cとを備えている。回り止め部材41の本体部41aは筒形ケース42の内部に前後方向に移動可能に支持されている。本体部41aの先端部に設けた爪部41bはピニオンギヤ31aの歯部と対向する位置に配置されており、回り止め部材41を前進させて係合位置としたときには、爪部41bがピニオンギヤ31aの歯部に係合し、回り止め部材41を係合位置から後退させて離脱位置としたときには、爪部41bがピニオンギヤ31aに係合せずに離間している。本体部41aの基端部に設けた操作ボタン部41cは、本体部41aの基端に一体的に形成された円板部41c1と、円板部41cの周部から先端側に延びる円筒部41c2と、円筒部41cの周面の3箇所に形成された外側に爪を有した係止爪41c3とを有している。図2及び図4に示したように、操作ボタン部41cの円板部41c1はベースケーシング11の後壁に形成した貫通孔11dから内側に押動操作可能に外側に露出している。操作ボタン部41cの円筒部41c2は筒形ケース42の内周面に前後方向に摺動自在に嵌合している。筒形ケース42の周面には操作ボタン部41cの係止爪41c3と対向する位置に前後方向に延びる係止孔42aが形成されており、係止爪41c3は筒形ケース42の係止孔42aに係止して、回り止め部材41が筒形ケース42から抜けるのを防いでいる。また、筒形ケース42の内部にはコイルスプリング43が介装されており、このコイルスプリング43は回り止め部材41を離脱位置に付勢している。
図2及び図3に示したように、筒形ケース42の上部にはストッパ44が設けられており、ストッパ44は回り止め部材41が離脱位置から係合位置に移動するのを規制または許可するものである。ストッパ44は上下方向に延びる略棒状のシャフト部44aと、シャフト部44aの前側下部にて下側に垂れ下がる上下を逆向きにしたL字形の係止片部44bとを一体的に形成したものである。筒形ケース42の上部には上面が開口した箱形のガイド部42bが形成されており、ガイド部42bにはストッパ44のシャフト部44aの下端部が上下動可能に支持されている。また、シャフト部44aの上端部はベースケーシング11の起立部11bの上面に形成した挿通孔11eに上下動可能に挿通されている。ガイド部42bの内部にはコイルスプリング45が介装されており、ストッパ44はこのコイルスプリング45によって起立部11bの上面より突出するように付勢されている。図2に示したように、蓋体16が氷容器12の上面を覆っているときには、シャフト部44aの上端部は蓋体16に当接することで起立部11bの上面より突出せずにストッパ44が規制位置となる。これに対し、図4及び図5に示したように、蓋体16を氷容器12から取り外して上面開口を覆わないときには、シャフト部44aの上端部はコイルスプリング45の付勢力によって起立部11bの上面から上方に突出してストッパ44が解除位置となる。
図2及び図3に示したように、筒形ケース42の周面の上部にはガイド部42bの前側に貫通孔42cが形成されており、この貫通孔42cは離脱位置にある回り止め部材41の操作ボタン部41cの円筒部41c2の直ぐ前側に位置している。貫通孔42cにはストッパ44の係止片部44bの下端部が上下方向に移動可能に挿通されている。図2に示したように、蓋体16が氷容器12の上面を覆うようにして、ストッパ44のシャフト部44aをコイルスプリング45の付勢力に抗して下側に移動させた規制位置とした状態では、係止片部44bの下端部は筒形ケース42の内部まで進入し、回り止め部材41の操作ボタン部41cの円筒部41c2の前端が係止片部44bに係止して、回り止め部材41は離脱位置から係合位置に移動するのを規制されている。これに対し、図5に示したように、蓋体16を氷容器12から取り外して上面開口を覆わないようにして、ストッパ44のシャフト部44aがコイルスプリング45の付勢力により上側に付勢されて解除位置にある状態では、係止片部44bの下端部は筒形ケース42の内部まで達してなく、回り止め部材41は離脱位置から係合位置まで移動可能となっている。
上記のように構成した電動氷削機10の作動について説明する。先ず、蓋体16のカバー17を開けて、蓋体16の氷投入口16aから氷容器12の内部に角氷を投入する。カバー17を下側に押動すると、蓋体16の後部に設けた操作部材18がスイッチ24を押動してオンさせ、モータ20はスイッチ24のオンによって駆動する。モータ20の駆動は歯車伝達機構30により駆動軸23に伝達され、駆動軸23の回転駆動によって回転羽根14は氷容器12内で回転する。氷容器12内の角氷は回転する回転羽根14によって遠心力を付与され、回転する角氷は遠心力によって氷容器12の内周面に押しつけられ、氷容器12の内部に突出する氷切削刃13により削り取られる。削り取られた氷は氷排出口12aから落下し、氷排出口12aの下側にてカップ等の容器で受けられる。
この電動氷削機10では、氷容器12の内部を拭き取りにより清掃するとともに、回転羽根14を洗浄するために、回転羽根14を駆動軸23から取り外し可能としている。この電動氷削機10の取外し機構40を用いた回転羽根14の取り外しの作業について詳述する。先ず、図2に示したように、蓋体16が氷容器12の上面を覆っているとき、すなわち削り氷を製造可能な状態であるときには、ストッパ44のシャフト部44aは起立部11bの上面にて蓋体16によって下側に押しつけられて、ストッパ44は規制位置となっている。ストッパ44が規制位置にあるときには、ストッパ44の係止片部44bは筒形ケース42の内部まで挿通されており、回り止め部材41はストッパ44の係止片部44bによって離脱位置から係合位置に移動できないように規制されている。蓋体16が氷容器12の上面を覆っているときには、カバー17を下側に押動して操作部材18によりスイッチ24をオンさせることで、モータ20を駆動させることができる状態である。このようなときに、回り止め部材41はストッパ44によって係合位置に移動するのが規制されているので、回り止め部材41を誤って係合位置に移動させることがない。これにより、回り止め部材41が回転するピニオンギヤ31aによって破損しない。
図5に示したように、蓋体16を氷容器12から取り外して上面開口を覆っていない、すなわち、削り氷を製造しないときには、ストッパ44のシャフト部44aはコイルスプリング45の付勢力によりベースケーシング11の起立部11bの上面から上方に突出して、ストッパ44は解除位置となる。ストッパ44が解除位置となると、ストッパ44の係止片部44bは筒形ケース42の内部まで挿通されてない状態となり、回り止め部材41は離脱位置から係合位置に移動可能となる。この状態で、図6に示したように、回り止め部材41の操作ボタン部41cを前側(内側)に押動すると、回り止め部材41が離脱位置から係合位置まで移動し、回り止め部材41の先端部の爪部41bがピニオンギヤ31aに係合する。この状態では、駆動軸23は回り止めされており、回転羽根14(及び/またはホッパー15)を駆動軸23に対して相対的に回転させて、駆動軸23から取り外すことができる。このように、蓋体16を氷容器12から取り外して上面開口を覆っていないときだけ、回り止め部材41を離脱位置から係合位置に移動させて、駆動軸23を回り止めすることができるようになった。
上記のように構成した電動氷削機10においては、ベースケーシング11には歯車伝達機構30を構成する何れか1つの歯車としてピニオンギヤ31aの歯部に係合する係合位置と離脱する離脱位置との間で進退可能に支持され、ピニオンギヤ31aの歯部に係合することで駆動軸23を回り止めする回り止め部材41と、回り止め部材41が離脱位置から係合位置に移動するのを規制する規制位置と移動を許可する解除位置との間で進退可能に支持されたストッパ44とを備えた。
図5に示したように、蓋体16によって氷容器12の上面開口を覆っていないときのように削り氷を製造しない状態のときには、ストッパ44は解除位置となり、回り止め部材41を解除位置から係合位置に移動させることができる。この状態で、図6に示したように、回り止め部材41を解除位置から係合位置に移動させると、回り止め部材41は歯車伝達機構30のピニオンギヤ31aの歯部に係合し、駆動軸23は回り止めされ、回転羽根14を駆動軸23から相対的に回転させることで取り外すことができる。
これに対し、図2に示したように、蓋体16によって氷容器12の上面開口を覆っているときのように削り氷を製造可能な状態であるときには、ストッパ44は規制位置にあるので、回り止め部材41を解除位置から係合位置に移動させることができない。これにより、モータ20を駆動させることで歯車伝達機構30の歯車対31,32を介して駆動軸23を回転させるときに、回り止め部材41が係合位置でピニオンギヤ31aの歯部に係合することがなく、回り止め部材41がモータ20の駆動によって回転するピニオンギヤ31aによって破損しないようになった。
また、背景技術に示した従来の実施形態のように、氷容器をベースケーシングに対して回動させることによって、係合片をカムによって下側に移動させて歯車の上面のストッパに係合させたものでは、氷容器を正確に回動させなければならないが、この実施形態の電動氷削機10であれば、蓋体16を氷容器12から取り外していれば、回し止め部材41を単に押動するだけで駆動軸23を回り止めでき、回転羽根14の取り外し作業が簡単となった。また、従来の実施形態では、氷容器をベースケーシングに対して着脱可能とし、ベースケーシングの上面に係合片を挿通する貫通孔を形成していたので、氷容器をベースケーシングから取り外したときに、ベースケーシングの貫通孔から内部に水が流入するおそれがあったが、この実施形態の電動氷削機10であれば、氷容器12をベースケーシング11に一体的に組み付けているので、ベースケーシング11の内部に氷容器12からの水が流入しないようになった。
また、この実施形態の電動氷削機10においては、蓋体16には、蓋体16が氷容器12の上面開口を覆うときにモータ20を駆動するように操作可能とした操作部材18を備えている。蓋体16が氷容器12の上面開口を覆うようにして、操作部材18がモータ20を駆動するように操作可能な状態であるときには、回り止め部材41はストッパ44によって係合位置に移動させることができないようになっている。これにより、回り止め部材41がモータ20の駆動によって回転するピニオンギヤ31aによって破損するのを確実に防ぐことができた。
また、この実施形態の電動氷削機10においては、歯車伝達機構30はモータ20の回転駆動を減速させて駆動軸23に伝達するものであり、回り止め部材41をモータ20の出力軸20aに設けたピニオンギヤ31aの歯部に係合させた。このようにしたことで、回り止め部材41は歯車伝達機構30の最もトルクの低い歯車に係合することになり、回り止め部材41が小さな負荷でピニオンギヤ31aが回転するのを止めることができた。なお、この実施形態では、回り止め部材41はピニオンギヤ31aの歯部に係合させることで駆動軸23を回り止めさせたが、本発明はこれに限られるものでなく、ピニオンギヤ31aよりトルクが大きくなるが他の歯車31b,32a,32bの何れか1つに回り止め部材41を係合させるようにしてもよい。
上記のように構成した電動氷削機10においては、駆動軸23の上端部に上端から軸線方向に延びる雌ねじ穴よりなるねじ部23aを形成し、ねじ部23aに回転羽根14のボルト14cを螺着させたが、本発明はこれに限られるものでなく、駆動軸23の上端部の外周面に雄ねじを形成するとともに、回転羽根14のボス部に雌ねじ(ナット)を設け、回転羽根14の雌ねじを駆動軸23の雄ねじに螺着させて、回転羽根14を駆動軸23に取り付けるようにしてもよく、このようにしたときにも同様の作用効果を得ることができる。
10…電動氷削機、11…ベースケーシング、12…氷容器、12a…氷排出口、13…氷切削刃、14…回転羽根、16…蓋体、18…操作部材、20…モータ、20a…出力軸、23…駆動軸、30…歯車伝達機構、31,32…歯車対、31a,31b,32a,32b…歯車、41…回り止め部材、44…ストッパ。

Claims (3)

  1. モータを内蔵したベースケーシングと、
    前記ベースケーシングの上部に設けられ、上面開口から投入する角氷を収容する氷容器と、
    前記氷容器の周面に形成したスリットよりなる氷排出口から内部に突出して設けた氷切削刃と、
    前記ベースケーシングの内部から前記氷容器の内部に突出して設けられて、前記モータの駆動によって回転駆動する駆動軸と、
    前記ベースケーシングの内部にて少なくとも一対の歯車対を有し、前記モータの駆動を前記駆動軸に伝達する歯車伝達機構と、
    前記氷容器内にて前記駆動軸に螺着によって着脱可能に取り付けられ、前記駆動軸による回転駆動を受けて前記氷容器内を回転する回転羽根と、
    前記氷容器の上面開口を開閉自在に覆う蓋体とを備え、
    前記モータの駆動を前記歯車伝達機構によって前記駆動軸に伝達し、前記駆動軸の回転駆動により回転する前記回転羽根によって前記氷容器内に投入した角氷を回転させて遠心力を付与し、前記氷容器の内周面に押しつけられながら回転する角氷を前記氷切削刃によって削り取り、削り取られた氷を前記氷排出口から落下させるようにした電動氷削機において、
    前記ベースケーシングには前記歯車伝達機構を構成する何れか1つの歯車の歯部に係合する係合位置と離脱する離脱位置との間で進退可能に支持され、前記歯車の歯部に係合することで前記駆動軸を回り止めをする回り止め部材と、前記回り止め部材が前記離脱位置から前記係合位置に移動するのを規制する規制位置と移動を許可する解除位置との間で進退可能に支持されたストッパとを備え、
    前記蓋体が前記氷容器の上面開口を覆うときに前記ストッパを前記規制位置に位置させ、前記蓋体が前記氷容器の上面開口を覆わないときに前記ストッパを前記解除位置に位置させたことを特徴とする電動氷削機。
  2. 請求項1に記載の電動氷削機において、
    前記蓋体には、同蓋体が前記氷容器の上面開口を覆うときに前記モータを駆動するように操作可能とした操作部材を備えたことを特徴とする電動氷削機。
  3. 請求項1または2に記載の電動氷削機において、
    前記歯車伝達機構は前記モータの回転駆動を減速させて前記駆動軸に伝達する歯車減速機構であり、前記回り止め部材を前記モータの出力軸に設けた歯車の歯部に係合させるようにしたことを特徴とする電動氷削機。
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