JP3469082B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP3469082B2
JP3469082B2 JP10464898A JP10464898A JP3469082B2 JP 3469082 B2 JP3469082 B2 JP 3469082B2 JP 10464898 A JP10464898 A JP 10464898A JP 10464898 A JP10464898 A JP 10464898A JP 3469082 B2 JP3469082 B2 JP 3469082B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、流し台キャビネッ
トに組み込まれる食器洗浄機に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】最近、システムキッチ
ンにおいては、図13及び図14に示すように、食器洗
浄機101を流し台キャビネット102にシンク103
と並べて設けることが考えられている。この食器洗浄機
101においては、使用者が立ち姿勢のまま洗浄槽10
4内に食器類を収容できるように上面開放形とされてい
る。この場合、洗浄槽104は、槽本体104aとこれ
の上端部に被着された上部枠104bとから構成されて
いる。この洗浄槽104の上面開口部には、これを開閉
する蓋105が設けられている。この蓋105の裏面に
は、これと洗浄槽104の開口部との間をシールするパ
ッキン106が設けられている。 【0003】ところで、使用者が流し台キャビネット1
02上面を水で清掃する場合に、水をシャワー状にふり
かけながらこれを行なうことがある。あるいは、流し台
キャビネット102において水仕事を行なっている場合
に、比較的多くの水を周囲に飛散させてしまうこともあ
る。このような水取り扱い時においては、その水が食器
洗浄機101の蓋105及びその周辺にも多くふりかか
ってしまい、洗浄槽104の開口部において前記パッキ
ン106より外側の周囲部分Aに、比較的多くの水が停
留もしくは貯留されてしまうことがある。この場合、蓋
105を開けたときに、蓋105上面の水とこの周囲部
分Aの水とが一度に洗浄槽104内に飛散状態に入っ
て、内部の食器類にかかってしまうことがある。これを
防止するに、前記周囲部分Aに対して上部枠104bの
上端面を高くする必要がある(堤形状とする必要があ
る)。しかし、これでは、食器洗浄機101の蓋105
が他の部分(キャビネット102上面)より高くなっ
て、使い勝手が悪くなる。つまり、使用者は食器洗浄機
101の蓋105上面も炊事や水仕事の際に使用するこ
とが多く、この蓋105部分が高くなっていると不便で
ある。 【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、蓋及びその周辺部分に水がかかって
も、蓋開放時にその水が洗浄槽内の食器類にふりかかる
ようなことがない食器洗浄機を提供するにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、槽本
体の上端部に上部枠を装着して全体として上面開口形に
形成され、その上部枠が流し台キャビネットの天板に接
合されて該流し台キャビネットに組み込まれる洗浄槽
と、この洗浄槽の内部で食器類を洗浄する洗浄機構と、
前記洗浄槽の開口部を開閉すべく設けられた蓋と、前記
洗浄槽の開口部と前記蓋との間に、前記流し台キャビネ
ットが備えたワークトップと前記洗浄槽内部とを該蓋の
閉塞状態で連通して該ワークトップの水を受入れる通水
手段と この通水手段に対応する部位に設けられ該通水
手段からの水を食器類が存在しない部分に案内して流下
させる水案内部と、 この水案内部下方に設けられ、この
水案内部から流下する水を前記槽本体の内壁面に伝わら
せる壁面流下ガイド部とを備えてなるところに特徴を有
する。 【0006】上記構成においては、洗浄槽の開口部と蓋
との間に、流し台キャビネットが備えたワークトップと
洗浄槽内部とを該蓋の閉塞状態で連通して該ワークトッ
プの水を受入れる通水手段を設けているから、使用者が
流し台キャビネットでの水取り扱い時に、水が蓋及びそ
の周辺にかかっても、蓋開放時に水が洗浄槽内に飛散状
態で入ることはない。つまり、蓋の周辺にかかった水
は、前記通水手段を通って洗浄槽内に順次進入すること
が期待でき、そこに停留もしくは貯留されることはな
い。この場合、順次水が入ってゆくので、その水は飛散
するものではなく、食器類にこの水がかかってしまうよ
うなことはない。そして、蓋が開放されて蓋上面の水が
流下しても、蓋周辺部には既に水がないことから、これ
も飛散することなく洗浄槽内に順次流入する。このよう
に水が順次洗浄槽内に流入するから、蓋開放時に食器に
水がふりかかるようなことはない。通水手段を通った水
は、この通水手段部分から洗浄槽内に流下するが、この
場合、通水手段に対応する部位に水案内部を設けている
から、その水がこの水案内部に受けられて食器類が存在
しない部分へ案内されて流下するようになり、そして、
この水案内部下方に壁面流下ガイドを設けているから、
水案内部にて案内されて流下した水は、必ず、槽本体の
内壁面を伝うようになり、総じて、食器類に対して水が
かかることを確実に防止できるようになる。 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図8を参照しながら説明する。まず図2及
び図3において、流し台キャビネット1は、本体2と、
ワークトップ3と例えばステンレス製の天板4とを備え
て構成されている。ワークトップ3と天板4とは、天板
4がワークトップ3の下面に当接する形態で、シール剤
を兼用する接着剤5により接合されている。上記天板4
にはシンク6が形成されている。そして、ワークトップ
3には、水道の蛇口7が設けられている。 【0020】上記キャビネット1においてシンク6の横
側には、食器洗浄機8が組み込まれている。以下、この
食器洗浄機8について述べる。洗浄槽9は、例えばステ
ンレス製の上面開口形の矩形容器状の槽本体10と、こ
れの上端に接合された例えばプラスチック製の上部枠1
1とから構成されている。なお、その接合構成について
述べると、図3及び図5に示すように、上部枠11の下
面には、第1の垂下壁部12と、ねじ座兼用の第2の垂
下壁部13とが若干離間して形成されており、その両者
間に下方に開放する凹部14が形成されている。この凹
部14の上部にパッキン15が配設されている。槽本体
10の上端外側には、取付板10aが溶着されており、
これら槽本体10上端と取付板10aとが前記パッキン
15に下方から押しつけられた形態で、取付板10aが
上部枠11の第2の垂下壁部13に下方からねじ止めさ
れ、もって、槽本体10と上部枠11とが接合されて洗
浄槽9が構成されている。 【0021】上部枠11は槽本体10から外側へ張り出
すように構成されていて、その張り出し部11aには下
方へ突出するねじ座16が形成されている。また、この
張り出し部11aの上面には天板4の板厚分の段差が付
けられた取付部11bが形成されている。しかして、こ
の取付け部11bを天板4の開口部に裏面側から当接さ
せて天板4にねじ止めし、もって、洗浄槽9を天板4に
取付けている。この場合、天板4の上面と上部枠11の
上面とが面一となり、しかもこれらの上面はワークトッ
プ3上面よりは低い。 【0022】上記洗浄槽9の上部枠11(静止部)に
は、該洗浄槽9の開口部(上部枠11がこの開口部を構
成している)を開閉するための矩形状の蓋17がヒンジ
部18、18を介して回動可能に取付けられている。こ
の場合、図5から分かるように、上部枠11は天板4を
介してワークトップ3に取り付けられているから、ヒン
ジ部18、18はワークトップ3部分に開閉可能に設け
られている。また、ヒンジ部18、18は流し台キャビ
ネット1の後部側に左右に離れて位置しており、従っ
て、蓋17は手前から向こう側へ開放されるようになっ
ている。このヒンジ部18、18は、図5に示すよう
に、上部枠11に設けた枢支部18aと、蓋17に後方
へ突出ように設けられた若干幅広な被枢支部18bと、
これらを回動可能に連結するヒンジピン18cとから構
成されている。 【0023】前記蓋17の裏面には、全体として矩形枠
状のパッキン19が取着されており、ただし、このパッ
キン19には、図1に示すように前記ヒンジ部18、1
8に対応する部位を切り欠いており、この切欠部20、
21は通水手段たるものである。なお、このパッキン1
9は例えばシリコンゴム等の比較的柔軟で非透水性材料
から構成されている。しかして、蓋17が閉塞された状
態では、パッキン19が上部枠11上面のうち開口部縁
に接触してその部分をシールするものであり、この時、
蓋17上面と前記ワークトップ3上面とがほぼ面一とな
る構成である。図5から分かるように、上記切欠部2
0、21は、洗浄槽9の内部と洗浄槽9外部のワークト
ップ3とを蓋17の閉塞状態で連通するものである。
して、蓋17とワークトップ3と間には化粧カバー22
が配設されており、この化粧カバー22の上面もこれら
蓋17及びワークトップ3の上面とほぼ面一となってい
る。 【0024】また、上部枠11において前記切欠部2
0、21に対応する部分には、水案内部23、24が形
成されている。この水案内部23、24は図1、図4及
び図5に示すように、第1の垂下壁部12に断面ほぼU
状に形成されている。この水案内部23、24のうち左
側の水案内部23は、右端部が閉鎖され、左端部が槽本
体10の左コーナー部部分において水流出部23aとし
て開放している。また、右側の水案内部24は、左端部
が閉鎖され、右端部が槽本体10の右コーナー部部分に
おいて水流出部24aとして開放している。 【0025】前記槽本体10において、前記水案内部2
3の水流出部23a及び水案内部24の水流出部24a
の下方(左右のコーナー部)には、壁面流下ガイド部で
ある張出部25及び26(図1及び図5参照)がそれぞ
れ内側へ膨出形成されている。この張り出し部25及び
26は、それぞれ水流出部23a及び24aよりも槽中
央側へ突出する構成となっている。 【0026】また、上部枠11において前記ヒンジ部1
8、18間に位置して蒸気抜き通路部27が形成されて
いる。これは図6に示すように、一端が上部枠11の内
面で洗浄槽9内と連通するように開口(この開口部は符
号27aを付している)すると共に他端が上部枠11の
上面にて洗浄槽9外と連通するように開口(この開口部
は符号27bを付している)している。なお、開口部2
7bには化粧カバー22に形成した通気部22aが接続
されている。 【0027】上記蒸気抜き通路部27の洗浄槽9側の開
口部27aの下縁部には突出部28が形成されており、
槽本体10においてこの突出部28の下方部には、壁面
流下ガイド部である張出部29が内側へ膨出形成されて
いる。この張り出し部29は、突出部28の真下よりも
槽中央側へ突出する構成となっている。 【0028】一方、洗浄槽9には、図3に示すように、
洗浄機構30が設けられており、この洗浄機構30は、
洗浄ポンプ及び排水ポンプを兼用するポンプ装置31、
噴射アーム31a、ヒータ32、給水弁33及び図示し
ない送風機等を備えて構成されている。また、洗浄槽9
の外側下方部には、この洗浄槽9下部及びポンプ装置3
1を囲繞するように下ケース34が設けられている。 【0029】上記洗浄機構30において、その給水弁3
3が開放されると水道水が洗浄槽9内に所定水位となる
まで供給されるようになっている。そして、その水は前
記ヒータ32によって所定温度例えば60℃まで加熱さ
れるようになっている。さらに、ポンプ装置31は図示
しないポンプモータの正回転により洗浄ポンプとして機
能し、逆回転により排水ポンプとして機能するもので、
このポンプ装置31が洗浄ポンプとして機能すると、洗
浄槽9内の洗浄水を、噴射アーム31aに圧送して食器
類を洗浄するようになっている。またポンプ装置31が
排水ポンプとして機能すると、洗浄槽9内の洗浄水を排
出するようになっている。また、図示しない送風機は乾
燥行程時に洗浄槽9内に外気を送り込むもので、その送
り込まれた空気は前記ヒータ32により加熱されて熱風
化され、この熱風により洗浄後の食器を乾燥させるよう
になっている。 【0030】一方、洗浄槽9の内部には食器かご35が
取り出し可能に配置されるようになっており、この食器
かご35は、その配置の際に位置決めされるようになっ
ている。食器かご35の位置決め構成について、図4、
図7及び図8を参照しながら説明する。槽本体10
右の壁部の下部には、それぞれ二つの位置決め部及び載
置部を兼用する突起部36を内方へ膨出形成している。
食器かご35は金属製の線材37を適宜溶着して構成さ
れており、その底部において矩形枠を構成する主要な4
つの線材37A、37B、37C及び37Dにおいて、
線材37Aの両端部37AL及び37AR、線材37B
の両端部37BL及び37BRは上方へ傾斜するように
折曲されており、それらの端部37AL及び37AR、
37BL及び37BRは、それぞれ突起部36上面に当
接して係止されるものである。また、線材37C及び3
7Dにおいて、各突起部36、36の側部36a、36
aの近傍となる部位には、位置決め部材38、38がそ
れぞれ溶着されている。従って、上記位置決め部材3
8、38を、突起部36、36の側部36a、36a間
に位置させるように洗浄槽9に配置すると、食器かご3
5が所定位置に位置決めされる。この場合、食器かご3
5は、水案内部23、24の水流出部23a、24aと
上下方向でラップしない関係となる。つまり、水案内部
23、24の水流出部23a、24aは平面的に見て食
器かご35の外側の位置となる。 【0031】上述のように構成した本実施例によれば、
次の効果を得ることができる。洗浄槽9の開口部である
上部枠11と蓋17との間に、洗浄槽9内外を連通する
通水手段たる切欠部20、21を設けているから、使用
者が流し台キャビネット1での水取り扱い時に、水が蓋
17及びその周辺(ワークトップ3や天板4など)にか
かっても、蓋17開放時に水が洗浄槽9内に飛散状態で
入ることはない。つまり、蓋17の周辺にかかった水
は、図5に矢印で示すように、前記切欠部20、21を
通って洗浄槽9内に順次進入する(受入れられる)こと
が期待でき、そこに停留もしくは貯留されることはな
い。この場合、順次水が入ってゆくので、その水は飛散
するものではなく、食器類にこの水がかかってしまうよ
うなことはない。そして、蓋17が開放されて蓋17上
面の水が流下しても、蓋17周辺部には既に水がないこ
とから、これも飛散することなく洗浄槽9内に順次流入
する。 【0032】そして、このように蓋17周辺部の水を順
次洗浄槽9内に進入させることができるから、水を洗浄
槽9内に入れないようにするための堤形状に形成する必
要がなく、つまり、上部枠11上面を天板4に対して高
くする必要はなく、この結果、蓋17をワークトップ3
とほぼ同じ高さとなるように構成でき、炊事や水仕事の
際に蓋17を使用する場合に便利となる。 【0033】ここで、切欠部20、21を通った水は、
この切欠部20、21部分から洗浄槽9内に流下する
が、この場合、本実施例においては、切欠部20、21
に対応する部位に水案内部23、24を設けているか
ら、その水がこの水案内部23、24に受けられて水流
出部23a、24aへ案内され、そしてそこから適正箇
所へ水が流出されるようになる。 【0034】特にこの場合、水流出部23a、24a
が、食器類が存在しないデッドスペースとなる洗浄槽9
のコーナー部に設けられているから、水が食器類にふり
かかることがない。しかも、この場合、水流出部23
a、24a下方には壁面流下ガイド部である張出部2
5、26が設けられているから、水は必ず槽本体10の
内壁面を伝って流下するようになり、食器類に対する水
の接触防止を一層確実化できるようになる。 【0035】さらにまた、本実施例では、水流出部23
a,24aと食器かご35とは、上下方向でラップしな
い構成となっているから、上記水流出部23a,24a
から流出された水は、張出部25、26が無くても食器
かご35内に流下することはなく、食器類に水が接触す
ることがない。 【0036】さらに本実施例によれば、パッキン19の
一部に切り欠きが形成され、この切欠部20、21を通
水手段として構成しているから、通水手段としての構成
がきわめて簡単である。 【0037】また、蓋17閉塞状態で洗浄運転を行なっ
ている場合、洗浄槽9内のスプラッシュがパッキン19
の切欠部20、21から外側へ漏れることが懸念される
が、本実施例によれば、切欠部20、21がヒンジ部1
8、18に対応して設けられているから、前記スプラッ
シュをこのヒンジ部18、18で遮蔽することができ、
スプラッシュ漏出を防止できる。 【0038】さらに本実施例によれば、蒸気抜き通路部
27における洗浄槽9側の開口部27aの下縁部に突出
部28を形成しているから、蓋17開放時に水が、蒸気
抜き通路部27の上記開口部27aを伝って洗浄槽9内
に流下する場合でも、この突出部28で水を受けること
ができ、且つ、この突出部28下方に張出部29が設け
られているから、この突出部28から流下する水は必ず
槽本体10の内壁面を伝って流下するようになり、食器
類に対する水の接触防止を一層確実化できるようにな
る。 【0039】図9は本発明の第2の実施例を示してい
る。すなわち、第1の実施例では、壁面流下ガイド部と
して張出部25、26及び29を示したが、本発明の第
2の実施例では、壁面流下ガイド部としての接触凸部4
1を示している。この接触凸部41は、槽本体10に、
上部枠11の第1の垂下壁部12の内面下端に接触して
これから下方へ延長するように凸状に膨出形成されてい
る。このように構成した場合、上部枠11の第1の垂下
壁部12を流下する水は、第1の垂下壁部12の下端か
ら接触凸部41に連続的に伝うようになり、食器類に水
が接触することを確実に防止できるものである。 【0040】図10は本発明の第3の実施例を示してお
り、この実施例においては、水案内部42を、上部枠1
1において切欠部20、21に対応する辺部のほぼ幅一
杯に形成している。この場合水流下部42aは洗浄槽9
の右コーナー部に位置している。このようにしても初期
の目的を達成できる。この場合、水案内部42に代え
て、張出部や接触凸部といった壁面流下ガイド部を設け
ても良い。 【0041】図11及び図12は本発明の第4の実施例
を示しており、この実施例においては、通水手段の構成
が第1の実施例と異なる。すなわち、パッキン19に切
欠部20、21は形成されておらず(パッキン19は矩
形の無端環状である)、蒸気抜き通路27において、パ
ッキン19より外側となる部分に該蒸気抜き通路27と
ワークトップ3とが連通するように複数の通水孔部44
が形成され、この通水孔部44及び蒸気抜き通路27に
より通水手段たる通水路43が構成されている。また、
この蒸気抜き通路27の開口部72aの下方には、壁面
流下ガイド部例えば張出部45を設けている。 【0042】この実施例によれば、蓋17の周辺にかか
った水は、矢印で示すように、通水孔部44から蒸気抜
き通路27を通って洗浄槽9内に順次進入するようにな
ることが期待できるものであり、この場合、通水路43
として、蒸気抜き通路27を利用できるから構成がきわ
めて簡単となる。特にこの場合、蒸気抜き通路27の開
口部27aの下方に、張出部45を設けているから、開
口部27aから洗浄槽9に流下する水を有効に槽本体1
0内面に伝わらせることができ、その水が、食器類に触
れることを有効に防止できる。この場合、張出部45に
代えて第2の実施例で示した接触凸部でも良く、あるい
は水案内部でも良い。さらに、通水手段としては、上記
各実施例に限定されず、例えば図11に示したパッキン
19に代えて、スポンジ等の透水性材料から構成された
無端環状の枠部材を設けても良い。この場合、蓋閉塞時
には枠部材により洗浄槽内外間の空気の流通をほぼ遮断
できると共に、蓋及びその周辺部にに水がふりかかった
時にこの枠部材を水が浸透して洗浄槽内部に良好に徐々
に入るようになり、初期の目的を達成できるものとな
る。なお、この場合、図11に示した通水孔部44はな
くても良い。 【0043】 【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、洗浄槽の開口部と蓋との間に、ワークトップと洗
浄槽内部とを該蓋の閉塞状態で連通して該ワークトップ
の水を受入れる通水手段を設けているから、使用者が流
し台キャビネットでの水取り扱い時に、水が蓋及びその
周辺にかかっても、蓋開放時に水が洗浄槽内に飛散状態
で入ることがなく、食器類に水がかかってしまうような
ことがなく、しかも、通水手段を通った水を、水案内部
にて食器類の存在しない部位に案内し、さらにこの水案
内部下方の壁面流下ガイドにより、槽本体の内壁面を伝
わらせることができ、総じて、食器類に対して水がかか
ることを確実に防止できる。 【0044】 【0045】 【0046】 【0047】 【0048】 【0049】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例に関し、蓋開放状態での
洗浄槽上部部分の斜視図 【図2】流し台キャビネットに組み込んだ状態の食器洗
浄機の斜視図 【図3】同縦断側面図 【図4】蓋を開放し且つ洗浄機構を省略した状態で食器
洗浄機を上方から遠近法を用いて示す平面図 【図5】食器洗浄機上部をパッキンの切欠部部分で縦断
面して示す縦断側面図 【図6】食器洗浄機上部を蒸気抜き通路部部分で縦断面
して示す縦断側面図 【図7】食器かごの位置決め構成を示す洗浄槽内部の斜
視図 【図8】同縦断側面図 【図9】本発明の第2の実施例を示す図5相当図 【図10】本発明の第3の実施例を示す図1相当図 【図11】本発明の第4の実施例を示す図1相当図 【図12】食器洗浄機上部を蒸気抜き通路部部分で縦断
面して示す縦断側面図 【図13】従来例を示す図2相当図 【図14】食器洗浄機上部の縦断正面図 【符号の説明】 1は流し台用キャビネット、3はワークトップ、4は天
板、6はシンク、8は食器洗浄機、9は洗浄槽、10は
槽本体、11は上部枠、12は第1の垂下壁部、13は
第2の垂下壁部、17は蓋、18はヒンジ部、19はパ
ッキン、20、21は切欠部(通水手段)、22は化粧
カバー、23、24は水案内部、23a、24aは水流
出部、25、26は張出部(壁面流下ガイド部)、27
は蒸気抜き通路部、28は突出部、29は張出部(壁面
流下ガイド部)、30は洗浄機構、35は食器かご、3
6は突起部、38は位置決め部材、41は接触凸部(壁
面流下ガイド部)、42は水案内部、42aは水流出
部、43は通水路(通水手段)、44は通水孔部、45
は張出部(壁面流下ガイド部)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 15/00 - 15/42 A47B 77/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 槽本体の上端部に上部枠を装着して全体
    として上面開口形に形成され、その上部枠が流し台キャ
    ビネットの天板に接合されて該流し台キャビネットに組
    み込まれる洗浄槽と、 この洗浄槽の内部で食器類を洗浄する洗浄機構と、 前記洗浄槽の開口部を開閉すべく設けられた蓋と、 前記洗浄槽の開口部と前記蓋との間に、前記流し台キャ
    ビネットが備えたワークトップと前記洗浄槽内部とを該
    蓋の閉塞状態で連通して該ワークトップの水を受入れる
    通水手段と この通水手段に対応する部位に設けられ該通水手段から
    の水を食器類が存在しない部分に案内して流下させる水
    案内部と、 この水案内部下方に設けられ、この水案内部から流下す
    る水を前記槽本体の内壁面に伝わらせる壁面流下ガイド
    部と を備えてなることを特徴とする食器洗浄機。
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