JP3179641U - フライヤー - Google Patents

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Abstract

【課題】調理物を揚げ調理している領域の広範囲に渡って電場を形成することができ、揚げ調理した揚げ調理物の品質にムラが生じず、短時間で効率良く調理物を揚げ調理することができるフライヤーを提供する。
【解決手段】調理物を揚げ調理する際に用いられ、食用油を貯留する油槽タンクと、電圧を印加することによって電場を発生する電場発生部2とから成り、食用油を貯留した油槽タンク1内に配設した電場発生部2に電圧を印加し食油中に電場を形成するように構成したフライヤーにおいて、電場発生部2を、開孔率40%〜60%の多孔板3で五面若しくは六面の箱状体に形成して調理物を収容し得るように構成すると共にセラミックス及びフッ素樹脂をコーティングした構成としたフライヤー。
【選択図】図1

Description

本考案は、天ぷらや揚物など調理物を揚げ調理する際に用いるフライヤーに関するものである。
フライヤーを用いて天ぷらや揚物など調理物を揚げ調理する際、フライヤーの油槽タンク内に貯留した食用油中に電場を形成しながら揚げ調理すると、食用油の劣化が抑制され食用油の寿命が延びたり、調理時間の短縮が図られたり、或いは、揚げ調理した調理物の品質が向上することが知られている。
この食用油中に電場を形成しながら揚げ調理することができるフライヤーは、食用油を貯留した油槽タンク内に配設した電極板に高電圧を印加してこの電極板から電場を発生させるように構成したものであり、従来、特許文献1や特許文献2に示すようなものが提案されている。
特開平11−113761号公報 特開2001−046247号公報
しかしながら、上記の従来のフライヤーは、食用油中に形成される電場の領域が狭く、調理物を揚げ調理している領域に均一に電場形成による効果が及ばない場合があり、電場効果が及ぶ領域と及ばない領域で差が生じてしまい、これにより揚げ調理時間がばらついたり品質(揚げ具合)にムラが生じたりすることがあった。
本考案は、上述のような現状に鑑みなされたもので、調理物を揚げ調理している領域の広範囲に渡って電場を形成することができ、揚げ調理した揚げ調理物の品質にムラが生じず、短時間で効率良く調理物を揚げ調理することができるフライヤーを提供することを目的とする。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
調理物を揚げ調理する際に用いられ、食用油を貯留する油槽タンク1と、電圧を印加することによって電場を発生する電場発生部2とから成り、食用油を貯留した前記油槽タンク1内に配設した前記電場発生部2に電圧を印加し前記食油中に電場を形成するように構成したフライヤーにおいて、前記電場発生部2を、開孔率40%〜60%の多孔板3で五面若しくは六面の箱状体に形成して前記調理物を収容し得るように構成すると共にセラミックス及びフッ素樹脂をコーティングした構成としたことを特徴とするフライヤーに係るものである。
また、前記電場発生部2は、前記油槽タンク1の壁面1Aから25mm以上離間してこの油槽タンク1内に配設したことを特徴とする請求項1記載のフライヤーに係るものである。
また、前記電場発生部2に電圧を印加するための電源装置を備えた構成とし、前記電源装置は、交流電源に接続する入力部4と、一次コイル5Aを前記入力部4に接続し二次コイル5Bを出力部6に接続する昇圧用変圧器5と、前記電場発生部2に接続する前記出力部6とを備え、前記昇圧用変圧器5の二次コイル5Bの一端をアースに接続し、他端を抵抗部7を介して前記出力部6に接続するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のフライヤーに係るものである。
また、前記抵抗部7は二つ以上の抵抗体を並列状態に設けた構成としたことを特徴とする請求項3記載のフライヤーに係るものである。
本考案は上述のように構成したから、調理物を揚げ調理している領域の広範囲に渡って電場を形成することができ、揚げ調理した揚げ調理物の品質にムラが生じず、短時間で効率良く調理物を揚げ調理することができる実用性に優れたフライヤーとなる。
即ち、本考案は、電場を発生する電場発生部を五面若しくは六面の箱状体に形成して調理物を収容し得るように構成したので、食用油中に形成される電場は、電場発生部に収容した調理物を囲繞するように形成され、これにより、電場発生部内に収容した全ての調理物に対して略均一に電場効果を作用させることができるようになる。
また、この電場効果が作用した調理物は、調理物内の水分子がクラスター効果により細分化されて電場を形成しない場合に比して早く蒸発し、この水分がより速く蒸発することによって揚げ調理時間が短縮される。
また、電場中の界面動電現象により、電場発生部から放射状に発生する電場(電気力線)の向きに油槽タンク内(電場発生部内)の食用油が流動するので、食用油と調理物との熱交換が効率的に行われて、更に揚げ調理時間が短縮される。
更に、この界面動電現象による食用油の流動によって、揚げ調理の際に害となる極性化合物(水や揚げカス)が調理物から離脱する方向に移動するので、この極性化合物が調理物に付着せず、品質が低下しない。
従って、本考案は、食用油中に電場を形成することによって生じるクラスター効果及び界面動電現象による熱交換の効率化を、揚げ調理するために油槽タンク内に投入した全ての調理物に対して均一に作用させることができるので、高品質な揚げ調理物を安定的且つ効率良く提供することができる実用性に優れた画期的なフライヤーとなる。
しかも、本考案は、電場発生部にセラミックスとフッ素樹脂をコーティングしたので、電場発生部の耐熱性、耐久性が向上し、更に、セラミックスが放射する遠赤外線の効果により調理物を内部(中心部)側からも加熱することができるので、一層短時間で揚げ調理することができ、また、フッ素樹脂によって、電場発生部に付着した汚れが容易に除去できるので、洗浄作業も容易となる極めて実用性に優れた画期的なフライヤーとなる。
また、請求項2記載の考案においては、電場発生部に印加した電圧が油槽タンク側へリークすることを可及的に低減し、より効率良くに電場発生部に電場を発生させることができる実用性に優れたフライヤーとなる。
また、請求項3記載の考案においては、抵抗部により流れる電流が制限されるので、作業者の感電防止効果を発揮すると共に、万が一、出力部側がショートしても昇圧用変圧器の破損を防ぐことができ、しかも、昇圧用変圧器の二次コイルの一端をアースに接続したことによって、出力電圧が安定すると共に効率良く出力される(ロスが少ない)ため、電源装置自体を小型化することができ、これによりフライヤー自体をコンパクト化することができる実用性に優れた画期的なフライヤーとなる。
また、請求項4記載の考案においては、抵抗部の発熱を抑制することができ、故障が起きにくい信頼性の高いフライヤーとなる。
本実施例の電場発生部を示す説明斜視図である。 本実施例の電極接続部及び電極部を示す説明側断面図である。 本実施例を示す説明側断面図である。 本実施例を示す説明平面図である。 本実施例の電源装置の概略回路図である。
好適と考える本考案の実施形態を、図面に基づいて本考案の作用を示して簡単に説明する。
油槽タンク1内に配設しこの油槽タンク1内に貯留した食用油中に浸漬した状態にある電場発生部2に電圧を印加すると、この電場発生部2に電場が発生し、食用油中に電場が形成される。
この際、本考案は、電場を発生する電場発生部2を五面若しくは六面の箱状体に形成したので、従来のフライヤーよりも広範囲に渡って電場が形成されることとなり、具体的には、電場発生部2に収容した調理物を囲繞するように電場が形成されることとなる。
即ち、食用油中に形成する電場を調理物を囲繞するように形成することによって、油槽タンク1内の調理物を揚げ調理する領域全体に電場効果が及び、揚げ調理するために油槽タンク1内に投入した調理物の全てに対して略均一に電場効果が作用することができ、従来のフライヤーのように、電場効果が及ぶ領域と及ばない領域で差が生じてしまうこともなくなるので、油槽タンク1内に投入した調理物の品質(揚げ具合)にムラが生じることもなく、高品質な揚げ調理物を極めて短時間で揚げ調理することができる実用性に優れた画期的なフライヤーとなる。
特に電場発生部2を六面の箱状体に形成した場合は、上部側の開口部を閉蓋する蓋体2Bとしての多孔板3が電場発生部2内に収容した調理物が電場発生部2外に流出することを防止する役割も果たし、より効果的に調理物に電場効果を作用させることができる。
具体的には、電場発生部2で電場を形成した食用油中に調理物を投入すると、調理物内の水分子がクラスター効果により細分化されて電場を形成しない場合に比して早く蒸発し、この水分がより速く蒸発することによって揚げ調理時間が短縮され、更に、電場中の界面動電現象により、電場発生部2から放射状に発生する電場(電気力線)の向きに油槽タンク1内(電場発生部内)の食用油が流動するので、食用油と調理物との熱交換が効率的に行われて、更に揚げ調理時間が短縮されることとなり、より一層揚げ調理時間の短縮化を実現でき、また、この揚げ調理時間が短縮化されることで、食用油の消費量が低減でき、更に調理物が吸収する油量も減少しヘルシーな揚げ調理物を提供することができる。
更に、界面動電現象による食用油の流動によって、揚げ調理の際に害となる極性化合物(水や揚げカス)が調理物から離脱する方向に移動するので、この極性化合物が調理物に付着せず、品質が低下しない。
従って、本考案は、食用油中に電場を形成することによって生じるクラスター効果及び界面動電現象による熱交換の効率化を、揚げ調理するために油槽タンク1内に投入した全ての調理物に対して均一に作用させることができるので、高品質な揚げ調理物を安定的且つ効率良く提供することができる実用性に優れた画期的なフライヤーとなる。
しかも、本考案は、電場発生部2にセラミックスとフッ素樹脂をコーティングしたので、電場発生部2の耐熱性、耐久性が向上し、更に電場発生部2が加熱されることによって、この電場発生部2の表面にコーティングしたセラミックスが遠赤外線を放射し、このセラミックスから放射された遠赤外線により、調理物を内部(中心部)側からも加熱することができるので、電場効果と遠赤外線効果の相乗効果により一層揚げ調理時間を短縮することができ、より一層効率的に揚げ調理することができる実用性に優れた画期的なフライヤーとなる。
また更に、この電場発生部2の表面にコーティングしたフッ素樹脂により、電場発生部2に付着した汚れを容易に除去できるので、電場発生部2の洗浄作業が容易となり、常に電場発生部2を良好な衛生状態に保つことができる実用性に優れたフライヤーとなる。
また、本考案の電場発生部2は多孔板3で形成した構成としており、この多孔板3の開孔率が大きいほうが油槽タンク1内の食用油の循環効率が向上し、この油槽タンク1内に収容した調理物を良好に加熱し効率良く揚げ調理することができるが、多孔板3の開孔率が大きすぎると、電場発生部2電場を発生する板部の面積、即ち実質的な電場発生面積が減少してしまうため、食用油中に形成される電場が弱くなり、また、板部の面積が減少することでセラミックスのコーティング面積も減少し、上述した遠赤外線効果も低下し、更に、電場発生部2自体の強度(耐久性)も低下してしまうという問題が生じてしまう。
この点、本考案はこの多孔板3の開孔率を40%〜60%に設定したので、油槽タンク1内の食用油の循環が良好に行われ、また、電場発生部2の板部の面積も確保でき食用油中に十分な強度で電場を形成することができ、更にセラミックスのコーティング面積も十分確保できるので、電場発生部2が放射する遠赤外線による効果も十分発揮され、これらの相乗効果により、一層効率良く調理物を揚げ調理することができ揚げ調理時間の短縮を図ることができ、また更に、電場発生部2自体の強度も十分確保でき耐久性にも優れた実用性に優れた画期的なフライヤーとなる。
本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、調理物を揚げ調理する際に用いられ、食用油を貯留する油槽タンク1と、電圧を印加することによって電場を発生する電場発生部2とから成り、食用油を貯留した前記油槽タンク1内に配設した前記電場発生部2に電圧を印加し前記食油中に電場を形成するように構成したフライヤーにおいて、前記電場発生部2を、開孔率40%〜60%の多孔板3で五面若しくは六面の箱状体に形成して前記調理物を収容し得るように構成すると共にセラミックス及びフッ素樹脂をコーティングした構成としたフライヤーである。
本実施例について具体的に説明すると、本実施例の電場発生部2は、図1に示すように、多数の油流通孔8を形成した六枚の多孔板3を箱状体に形成した構成とし、具体的には、一枚の方形状の底面用多孔板3とこの底面用多孔板3の各辺に立設する四枚の側面用多孔板3とで構成した上部開口箱状体2Aと、この上部開口箱状体2Aの上部開口部を閉蓋する形状に形成した蓋用多孔板3で構成した蓋体2Bとから成り、この蓋体2Bを上部開口箱状体2Aに起伏回動自在に設けて、この蓋体2Bの手前側を上方に持ち上げることで上部開口箱状体2Aの上部開口部が開口するように構成している。
この多孔板3に形成した油流通孔8は、油槽タンク1内に貯留した食用油、具体的には、箱状体に形成した電場発生部2の内外の食用油の循環効率を向上させるために形成したものである。
この油流通孔8は、総面積、即ち多孔板3に対しての開孔率が大きいほうが食用油の循環効率が向上するので、多孔板3に形成する際は、できるだけ油流通孔8を多くして(或いは大きくして)、多孔板3の開孔率を大きくするほうが好ましい。
しかしながら、多孔板3の開孔率が大きすぎると、電場を発生する電場発生部2の実質的な面積、即ち電場を発生する板部の面積が減少し、食用油中に形成される電場が弱くなったり、電場発生部2自体の強度が低下し破損し易くなってしまう問題が生じてしまう。
そこで、本実施例では、この多孔板3の開孔率を40%〜60%(具体的には50%)となるように油流通孔8を形成し、電場発生部2の内外の食用油の循環が良好に行われると共に、電場発生部2の板部の面積が確保でき食用油中に十分な強度で電場を形成することができ、更に、電場発生部2自体の強度も十分確保することができる構成としている。
また、この電場発生部2を構成する多孔板3は、セラミックスとフッ素樹脂(本実施例では、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン))をコーティングした構成としており、具体的には、多孔板3の表面(内側面と外側面の両面)にセラミックスをコーティングし、このセラミックスを被覆するようにフッ素樹脂をコーティングした構成としている。
即ち、電場発生部2にセラミックスをコーティングすることにより、このセラミックスが食用油中で加熱されることで遠赤外線を放出し、このセラミックスが放出した遠赤外線によって調理物を内部(中心部)からも加熱調理するように構成し、より一層調理物を効率良く加熱すると共に、調理物の内部側と外部側とを均一に加熱し、より高品質な揚げ調理物を作ることができるように構成すると共に、フッ素樹脂をこのセラミックス上にコーティングすることにより、セラミックス表面に形成されている多数のピンホールを封孔状態にし、食用油がこのセラミックス表面のピンホールに吸着し残存しないように構成して、電場発生部2の劣化を防止するように構成している。
更に、本実施例の電場発生部2は、このフッ素樹脂コーティングにより、脆性破壊し易いセラミックスを保護し電場発生部2の耐久性を向上させると共に、この電場発生部2に付着した汚れが容易に除去でき良好な衛生状態を保持することができるように構成している。
尚、上述したセラミックスコーティングとフッ素樹脂コーティングは、電場発生部2の上部開口箱状体2A及び蓋体2Bの全ての面に施すことが好ましいが、上部開口箱状体2A側のみに施す構成としても良い。
また、本実施例の電場発生部2は、図2に示すように、この電場発生部2に高電圧を印加するための電源装置と接続する電極接続部9を電場発生部2の上部開口箱状体2Aに設けた構成とし、この電極接続部9を介して電場発生部2全体に電圧が印加されて、この電場発生部2全体に電場が発生するように構成している。
具体的には、電極接続部9は、後述する油槽タンク1内に設けた電極部10を介して電源装置と接続する構成としている。
より具体的には、本実施例の電極接続部9は、L字状に形成した構成とし、先端部の下方に向けて垂設した係止爪部9Aを前記電極部10の係止接続孔10Aに挿入係止し、この電極部10を介して後述する電源装置の出力部6と接続する構成としている。
また、上述のように構成した電場発生部2を配設する油槽タンク1は、図3,図4に示すように金属板(ステンレス鋼板)から成る上部が開口した箱状に形成すると共に、この上部開口部を閉蓋する開閉蓋11を備えた構成としている。
具体的には、油槽タンク1は、開閉蓋11を油槽タンク1の左右両側の壁面1Aの上端部に起伏回動自在に枢着して、この開閉蓋11の手前側を持ち上げて起動回動させて開蓋することによって油槽タンク1の上部開口部が開口状態となるように構成している。
また、この油槽タンク1は、油槽タンク1内に食用油を加熱するための加熱部12を配設した構成とし、この油槽タンク1内に配設する加熱部12は、出力が大きい主加熱部12Aとこの主加熱部12Aよりも出力が小さい補助加熱部12Bとから成り、主加熱部12Aは、油槽タンク1内の底部側に配設し、補助加熱部12Bは、油槽タンク1内の左右両側の壁面1A及び奥側の壁面1Aの夫々に沿設状態に配設した構成としている。
また、本実施例では、この加熱部12を退避可動自在に構成して、油槽タンク1内を洗浄する際、油槽タンク1内が洗浄し易くなるようにこの加熱部12を油槽タンク1内から退避させることができるように構成しており、具体的には、この加熱部12に加熱部退避操作ハンドル13を連結し、この加熱部退避操作ハンドル13を起動操作すると、加熱部12が起動回動して油槽タンク1内から退避するように構成している。
更に、この油槽タンク1は、電場発生部2を油槽タンク1内に配設した際、この電場発生部2に設けた電極接続部9と接続する電極部10を備えた構成とし、この電極部10は、図2に示すように、電極接続部9の先端部の係止爪部9Aを挿入係止し得る係止接続孔10Aを備え、この油槽タンク1内の奥側(後面板側)に設けた絶縁体から成る電極取付部14に設けた構成としている。
また更に、この油槽タンク1は、この油槽タンク1内に電場発生部2を配設する際に、この電場発生部2を支持する電場発生部支持脚部15を設けた構成とし、具体的には、この電場発生部支持脚部15は、絶縁体である合成樹脂(本実施例では、フッ素樹脂を採用)で構成し、油槽タンク1の手前側の前面板内面に設けた構成とし、本実施例では、油槽タンク1内に配設した電場発生部2を、この電場発生部支持脚部15と前述した電極部10の三点で支持する構成としている。
この油槽タンク1内に電場発生部2を配設した際、電場発生部2と油槽タンク1の壁面1Aが近すぎると、電場発生部2に印加した電圧が油槽タンク1側にリークして電場発生効率が低下してしまうおそれがあるため、本実施例では、この電場発生部2を支持する電極部10(電極取付部14)及び電場発生部支持脚部15を、油槽タンク1内に電場発生部2を配設した際に、この電場発生部2が油槽タンク1の壁面1Aから25mm以上離間して配設されるように、この油槽タンク1内に配設した構成としている。
具体的には、電場発生部2が、油槽タンク1の手前側壁面1A、油槽タンク1内の底面側に配設した主加熱部12A及び油槽タンク1内の左右両側に配設した補助加熱部12Bに対して25mm以上離間し、油槽タンク1内の奥側に配設した補助加熱部12Bに対して45mm以上離間するように、電極部10(電極取付部14)及び電場発生部支持脚部15を油槽タンク1内の所定の位置に配設した構成としている。
また、本実施例は、電場発生部2に電圧を印加するための電源装置を備えた構成とし、この電源装置は、図5の回路図に示すように、交流電源に接続する入力部4と、一次コイル5Aを入力部4に接続し二次コイル5Bを出力部6に接続する昇圧用変圧器5と、電場発生部2に接続する出力部6とを備え、昇圧用変圧器5の二次コイル5Bの一端をアースに接続し、他端を抵抗部7を介して出力部6に接続する構成としている。
具体的には、昇圧用変圧器5の二次コイル5Bの巻き始め側をアースに接続し、巻き終わり側を抵抗部7を介して出力部6に接続する構成とし、このように電源装置を構成することにより、抵抗部7によって流れる電流が制限されるため出力部6側でショートしても昇圧用変圧器5の破損を防止することができ、更に、アースに接続したことによって出力電位が安定して昇圧用変圧器5の出力電圧が安定的且つ効率良く出力されることで、電源装置自体を小型化することができ、この電源装置を小型化することでフライヤー自体もコンパクト化することができるように構成している。
また、本実施例の抵抗部7は、二つ以上(本実施例では、二つ)の抵抗体を並列状態に設けて抵抗部7の発熱を抑えた構成として、電源装置が故障しにくい構成としている。
また、図中符号16は漏電ブレーカー、符号17はヒューズ、符号18はリレーである。
尚、本考案は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 油槽タンク
1A 壁面
2 電場発生部
3 多孔板
4 入力部
5 昇圧用変圧器
5A 一次コイル
5B 二次コイル
6 出力部
7 抵抗部

Claims (4)

  1. 調理物を揚げ調理する際に用いられ、食用油を貯留する油槽タンクと、電圧を印加することによって電場を発生する電場発生部とから成り、食用油を貯留した前記油槽タンク内に配設した前記電場発生部に電圧を印加し前記食油中に電場を形成するように構成したフライヤーにおいて、前記電場発生部を、開孔率40%〜60%の多孔板で五面若しくは六面の箱状体に形成して前記調理物を収容し得るように構成すると共にセラミックス及びフッ素樹脂をコーティングした構成としたことを特徴とするフライヤー。
  2. 前記電場発生部は、前記油槽タンクの壁面から25mm以上離間してこの油槽タンク内に配設したことを特徴とする請求項1記載のフライヤー。
  3. 前記電場発生部に電圧を印加するための電源装置を備えた構成とし、前記電源装置は、交流電源に接続する入力部と、一次コイルを前記入力部に接続し二次コイルを出力部に接続する昇圧用変圧器と、前記電場発生部に接続する前記出力部とを備え、前記昇圧用変圧器の二次コイルの一端をアースに接続し、他端を抵抗部を介して前記出力部に接続するように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のフライヤー。
  4. 前記抵抗部は二つ以上の抵抗体を並列状態に設けた構成としたことを特徴とする請求項3記載のフライヤー。
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