JP6219469B2 - 電磁誘導加熱フライヤー - Google Patents
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Description
インダクションレンジに用いられるインダクションヒーティングコイルは、複数本(3本)の銅線を撚り合わせた銅撚線を円板の上に丸く巻いた形状を有する。このため、交流電気を流すと磁力線が発生され、磁力線の中心には渦電流が発生する。
これを磁気誘導発熱と称し、このような磁気誘導方式により発熱される磁力線誘導技術を用いたインダクション電子レンジは燃焼炎がなく、速やかに発熱されるという特徴を有しているため、既存の調理器に比べて安定性及び清浄性を有する将来型電子調理器具であるといえる。
また、本発明は、揚げ油及び揚げ物材料が入れられる揚げ容器を韓国の食品医薬品安全処において認める材質を用いながら、揚げ容器の外側面に加熱部材を設けて電磁誘導加熱が速やかに伝導されるようにする電磁誘導加熱フライヤーを提供する。
更に、本発明は、セラミックから遠赤外線波長が発生して揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して内部及び外部が均一に加熱されるようにし、揚げ物材料の新鮮度を維持するとともに、表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部は柔らかく揚げられるようにすることを目的とする電磁誘導加熱フライヤーを提供する。
本発明の前記誘導加熱部は、複数の揚げ容器の外側に設ける金属材質の加熱部材と、複数の揚げ容器の外側に固定されて所定の間隔を隔てて設ける複数のブラケットと、ブラケットに設けられて誘導電流を発生させるようにコントローラー部と電気的に接続されるコイルと、コイルの外側に設けられて磁力を発生させる磁石と、磁石をコイルの一方の側に固定する磁石固定部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の誘導加熱部は、コイルにより電磁気誘導現象が円滑に起こって揚げ容器の内部に入れられた揚げ油の温度を速やかに上昇させて揚げ物材料の揚げ調理が手軽に行えるように複数の揚げ容器の外側面に金属材質を粉体塗装方式を用いてコーティングして金属コーティング層を形成することを特徴とする。
本発明の高周波発生部は、揚げ容器の内部に配設されて揚げ物材料が揚げ油で揚げられるように揚げ物材料が入れられる揚げかごと、前記揚げかごの上部に密着されるように蓋体の一方の側に配設されるかごカバーと、前記かごカバーが揚げかごの上部に弾性作用により強固に密着されるようにかごカバーの一方の側に係合して蓋体の一方の側に固定するカバー支持体と、前記揚げかごに印加される高周波の漏れを防ぐために前記カバー支持体が設けられた蓋体に設ける絶縁体と、前記コントローラー部と連結されて蓋体の内側を介して蓋体の一方の側に設けたかごカバーに高周波が供給可能なようにかごカバーと連結される高周波供給線と、を備えることを特徴とする。
本発明の揚げかごは、その下部及び上部の側面にセラミック材質の下部支持部材及び側面支持部材をそれぞれ設けて揚げ容器から所定の距離だけ隔たるようにするとともに、セラミックから遠赤外線波長が発生して揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして内部及び外部が均一に加熱されるようにすることを特徴とする。
本発明のかごカバーは、その一方の側にセラミック材質のセラミックバーを設けて揚げかごの内側に位置させてセラミックから発せられる遠赤外線波長が電磁誘導熱を伝えて揚げ物材料の内部及び外部が均一に加熱されて表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部は柔らかく揚げられた揚げ物の新鮮度を保つことを特徴とする。
また、本発明は、揚げ油及び揚げ物材料が存在する空間の揚げ容器の材質として韓国の食品医薬品安全処において認めるものを用いることから、健康な食べ物を提供することができる。
更に、本発明は、揚げ容器の外側に加熱部材を設けて電磁誘導加熱が速やかに起こることから、揚げ物材料が揚げられる温度を適正に保ち易いという効果がある。
更にまた、本発明は、セラミックから遠赤外線波長が発生して揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして内部及び外部が均一に加熱されるようにして食感に優れた揚げ物を提供できるという効果がある。
図1は、本発明による電磁誘導加熱フライヤーの構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1の電磁誘導加熱フライヤーの係合状態を示す斜視図であり、図3は、図2の電磁誘導加熱フライヤーの係合構成を示す断面図であり、図4は、図2の揚げ容器に配設される誘導加熱部の係合構成を抜粋して示す構成図であり、図5は、本発明による電磁誘導加熱フライヤーのかごの構成を示す構成図であり、図6は、本発明による電磁誘導加熱フライヤーのコントローラー部の構成を示す図である。
前記揚げ容器120に入れられる揚げ油が排出し易いように排水トラップ130が設けられ、前記揚げ本体100の一方の側に排出可能なように排水トラップ130及び排水管131が連絡される。前記排水管131の一方の側にはドレーン弁132を設けて揚げ容器120に入れられた揚げ油を選択的に排出可能にする。
前記誘導加熱部200の加熱部材210は、上述したようにリング状に形成することに何等限定されない。コイル230により電磁気誘導現象が円滑に起こって揚げ容器120の内部に入れられた揚げ油の温度を速やかに上昇させて揚げ物材料を揚げるように複数の揚げ容器120の外側に粉体塗装により金属材質をコーティングする金属コーティング層を形成する。
前記密着突起321は、揚げかご310の上部に密着されてかごカバー320を介して高周波が印加されるようにする。また、前記密着突起321は、カバー支持体330の弾性により揚げかご310の上部に強固に密着されて高周波の供給が円滑に行われる。
セラミックから発生する遠赤外線波長が揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして内部及び外部が均一に煮込まれるようにする。前記セラミックバー360は、揚げ物材料を揚げた後に蓋体110を開くと、油蒸により結ばれる揚げ油が揚げ容器120に流下可能なようにする役割を果たす。
前記入力部410は、揚げ本体100の上部に設けた揚げ容器120に誘導電流を発生させるように電源をオン/オフにする電源ボタン411と、揚げ容器120に入れられた揚げ油により揚げ物材料が揚げられる温度を設定する温度調節ボタン412と、揚げ容器120に入れられた揚げ物材料が揚げられる時間を設定する時間調節ボタン413と、を備える。
前記マイコン420は、入力部410において設定した温度及び時間に基づいて、揚げ容器120に入れられた揚げ物材料が電磁誘導加熱方式により揚げられるように誘導加熱部200を制御し、これと同時に、揚げられる揚げ物材料に高周波が印加可能なように制御する。前記チェック部450を介して入力される信号により揚げ油の温度を一定に保つとともに、揚げ容器120に入れられた揚げ油の量をチェックして常に一定の量の揚げ油が保たれるようにする。
また、前記表示部440は、揚げ本体100に設けた揚げ容器の数と同じ数で形成して、それぞれの揚げ容器120に入れられた揚げ油の温度が確認可能なようにする。
前記電源部460は、マイコン420の制御を受けて誘導加熱部200と、高周波揚げ部300と、入力部410と、マイコン420と、出力部430と、表示部440及びチェック部450が必要とする電源を供給する。
図7は、本発明による揚げ容器の他の実施形態を示す断面図である。
図7を参照すると、前記揚げ容器120は、底面及び側面を全て3重構造に形成し、最外郭及び揚げ油が入れられる部分にはステンレス材質を用いる。
また、誘導加熱部200の電磁誘導現象が円滑に起こるというメリットにより揚げ温度が非常に設定し易い。なお、ステンレス材質の揚げ容器120において揚げ油で揚げられる揚げ物材料は、揚げ容器120の側面又は底面に焼き付いたり焦げたりすることを防ぐ。
図8は、本発明の揚げ容器に入れられた揚げ油の排出構造の他の実施形態を示す構成図である。
また、前記ホースが排水管131に連結されて揚げ本体100の外側に位置するように揚げ本体100に揚げ油の排出扉(図示せず)を形成することが好ましい。
図9を参照すると、前記揚げ容器120の底面には揚げ油を排出する排水トラップ130を設け、ユーザーが揚げ油を交換するときに排水トラップ130を介して揚げ油が排出可能なように前記排水トラップ130に栓130−1を設ける。
前記繋ぎ紐130−2の一方の側には固定体130−3を形成し、前記固定体130−3は、繋ぎ紐130−2が揚げ容器120の内側に引き込まれることを防ぐ。前記固定体130−3は、磁石により構成されて揚げ本体100に取り付けられることが好ましい。
また、前記揚げ本体100には揚げ油の排出扉(図示せず)を更に形成し、揚げ油の排出に際して揚げ油の排出扉を介してホースを排水トラップ130に繋いで用いる。
図10は、本発明のかごカバーの他の実施形態を示す構成図である。
図10を参照すると、本発明のかごカバーには、複数の油蒸案内突起322を形成し、前記油蒸案内突起322は、同図に示すように、断面が三角形状を呈する。前記油蒸案内突起322の断面は三角形状に何等限定されるものではなく、油蒸が流下し易い構造であれば、いかなる構造であっても構わない。
前記揚げ物材料を揚げるときに発生する油蒸を揚げ容器120に落下させて、揚げ本体100の上部が油蒸により汚れることを防ぐので、常に清潔な状態で揚げ調理が行えるというメリットがある。
まず、揚げ本体100のコントローラー部400と連結された電源コード(図示せず)を介して商用電源が印加可能なようにコンセント(図示せず)に差し込む。また、ユーザーは、揚げ物材料の量又は揚げ物材料の性質に応じて揚げられるように複数の揚げ容器120のうちいずれの揚げ容器を用いるかを選択する。
前記ユーザーが温度を設定すると、マイコン420に信号が印加され、前記マイコン420においては、誘導加熱部200のコイル230に電源を印加して磁石240とともに電磁誘導現象により揚げ容器120の外側に設けた加熱部材210が発熱されるようにする。
前記揚げ容器120に伝わる熱により揚げ油が加熱され、加熱される揚げ油の現在の温度がどれ位であるかを揚げ容器120に設けた温度センサー451においてチェックし、これをマイコン420に印加する。
前記マイコン420においては、リアルタイムにて伝わる揚げ油の温度を判断して、電源を供給し続けるか、或いは、電源を遮断するかを判断して、揚げ油の温度が適正に保たれるようにする。
前記かごカバー320が揚げかご310に密着されるとき、前記カバー支持体330の弾性力によりかごカバー320が揚げかご310の上部を押しながら密着される。
更に、揚げ終わった状態でユーザーがコントローラー部400の電源ボタン411を押して電源をオフにすると、誘導加熱部200及び高周波揚げ部300に印加されていた電源が遮断される。
前記蓋体110を開いた状態でユーザーはトングなどを用いて揚げ容器120の内部に配設された揚げかご310を取り出して揚げられた揚げ物材料を消費者に提供する。
101・・・載置孔、
110・・・蓋体、
120・・・揚げ容器、
130・・・排水トラップ、
131・・・排水管、
132・・・ドレーン弁、
133・・・ボール弁、
200・・・誘導加熱部、
210・・・加熱部材、
220・・・ブラケット、
230・・・コイル、
240・・・磁石、
250・・・磁石固定部材、
300・・・高周波揚げ部、
310・・・揚げかご、
311・・・下部支持部材、
312・・・側面支持部材、
320・・・かごカバー、
321・・・密着突起、
322・・・油蒸案内突起、
330・・・カバー支持体、
340・・・絶縁体、
350・・・高周波供給線、
360・・・セラミックバー、
400・・・コントローラー部、
410・・・入力部、
411・・・電源ボタン、
412・・・温度調節ボタン、
413・・・時間調節ボタン、
420・・・マイコン、
430・・・出力部、
440・・・表示部、
450・・・チェック部、
451・・・温度センサー、
452・・・レベルセンサー、
460・・・電源部。
Claims (6)
- 電磁誘導加熱フライヤーにおいて、
上部に開閉可能に蓋体(110)を設け、揚げ物材料の量又は揚げ物材料の性質に応じてそれぞれ異なるように揚げるように複数の揚げ容器(120)が配設される揚げ本体(100)と、
誘導電流を発生させて揚げ容器(120)の内部に入れられた揚げ油の温度を上昇及び維持するように揚げ容器(120)の外側に配設される誘導加熱部(200)と、
揚げ容器(120)において揚げ物材料の表面はカリッ、サクッとした食感を有し、且つ、内部はしっとりした食感を有するように揚げられるように揚げ容器(120)の内部に配設されて蓋体(110)に設けられたかごカバー(320)を介して高周波が印加される揚げかご(310)と、
揚げかご(310)の上部に密着されるように蓋体(110)の一方の側に配備されるかごカバー(320)と、かごカバー(320)が揚げかご(310)の上部に弾性力により密着されるようにかごカバー(320)と係合して蓋体(110)に固定されるカバー支持体(330)と、かごカバー(320)を介して揚げかご(310)に印加される高周波が漏れることを防ぐために蓋体(110)に設ける絶縁体(340)と、コントローラー部(400)と連結されて揚げかご(310)に高周波が供給可能なようにかごカバー(320)と連結される高周波供給線(350)及び遠赤外線波長が揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして内部及び外部が均一に煮込まれるようにかごカバー(320)の一方の側に配設されるセラミック材質のセラミックバー(360)を有する高周波揚げ部(300)と、
誘導加熱部(200)及び高周波揚げ部(300)を制御して揚げ容器(120)の内部に入れられた揚げ油の温度が維持可能なように、且つ、揚げ物材料の揚げ時間が制御可能なように揚げ本体(100)に設けるコントローラー部(400)と、
を備えることを特徴とする電磁誘導加熱フライヤー。 - 前記誘導加熱部(200)は、
電磁誘導加熱により発熱可能なように複数の揚げ容器(120)の外側に設ける金属材質の加熱部材(210)と、
複数の揚げ容器(120)の外側に固定されて所定の間隔を隔てて設ける複数のブラケット(220)と、
ブラケット(220)に設けられて誘導電流を発生させるようにコントローラー部(400)と電気的に接続されるコイル(230)と、
コイル(230)の外側に配設される磁石(240)と、
磁石(240)をコイル(230)の一方の側に固定する磁石固定部材(250)と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱フライヤー。 - 前記誘導加熱部(200)は、
コイル(230)により電磁気誘導現象が円滑に起こって揚げ容器(120)の内部に入れられた揚げ油の温度を速やかに上昇させて揚げ調理が手軽に行われるように複数の揚げ容器(120)の外側面に粉体塗装により塗装が行われる金属材質の金属コーティング層を形成することを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱フライヤー。 - 前記揚げかご(310)は、
その下部及び上部の側面にセラミック材質の下部支持部材(311)及び側面支持部材(312)をそれぞれ設けて揚げ容器(120)から所定の距離だけ隔てるとともに、セラミックから遠赤外線波長が発生して揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして内部及び外部が均一に加熱されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱フライヤー。 - 前記かごカバー(320)は、
その一方の側にセラミック材質のセラミックバー(360)を設けて揚げかご(310)の内側に位置させてセラミックから発生する遠赤外線波長が揚げられる揚げ物材料の内部の深くに浸透して深部において発熱を引き起こして内部及び外部が均一に加熱されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱フライヤー。 - 前記かごカバー(320)は、
前記蓋体(110)を開くと、かごカバー(320)に結ばれた油蒸が揚げ容器(120)から流入可能なように複数の油蒸案内突起(322)を形成することを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱フライヤー。
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