JP3111795U - フライヤー用プレート - Google Patents

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美奈子 青木
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富士電子工業株式会社
株式会社インパルス
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Abstract

【課題】 従来は、電極部となる金属製プレートには対流を阻害しないようにパンチングなどして得るストレートな穴を穿っているだけであって、その穴の占める比率(面積)や形態については格別の考慮が払われていなかった。。
【解決手段】 フライヤーの油槽の熱源上に、油槽内側壁と離しかつ絶縁して配置する揚げ種或いは生地の受けと高電圧微弱電流を油に作用させる電極板をかねる取り外し自在な金属製プレートを、表面側の開口面積が20%以上となるように多数の小穴を穿ち、これらの小穴は表面から裏面に向かって末広がりで、小穴の表面側の開口面積と裏面側の開口面積では2倍以上の差となるように構成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、主として天麩羅店、唐揚料理店(串揚げ店)その他の飲食店の厨房や揚げ菓子製造ライン等に設置されるフライヤー(揚げ物機)の、油槽中に沈めて配置されるフライヤー用プレートに関するものである。
フライヤーの油槽の底にはガス、電気などの熱源により加熱手段が設けられ、加熱手段上の油槽内には調理する揚げ種・生地などの受けとなり、また、別途電源装置に繋ぎ揚げ油に高電圧微弱電流を作用させるようにした電極部をかねる金属製プレートを絶縁して取り外し自在に配置するようにしたものが知られている。
これは、電極部となる金属製プレートから電圧を印加することで、アースに接続された油槽との間に絶縁体である油を介して電場を形成することにより、熱伝導度がよくなり、水分の蒸発速度が早まり、フライに要する温度の低下と揚げ時間の短縮を齎し、油の酸化、劣化を抑え、衣がからっと揚がり食感が優れたものとなることが知られている。
そして、電極部となる金属製プレートは、加熱手段による揚げ油の対流を阻止しないように、特許文献1及び特許文献2に提示するように一般的には複数の穴を穿ってパンチングプレートとしたり、特許文献3に示されるように開口をもうけている。
特許第3437165号公報 特開平11−18959号公報 特開2002−204754号公報
これまでの電極部となる金属製プレートには、対流を阻害しないようにパンチングなどして得るストレートな穴を穿っているだけであって、その穴の占める比率(面積)や形態については格別の考慮が払われていなかった。
浸漬する揚げ種(生地)は金属製プレート上で揚げられるので金属製プレートの下で対流して温度が上がっても揚げ物には関係がないことになる。
考案者は、この電極部となる金属製プレートの穴に着目し、粘性のある揚げ油の温度を速やかに上げるには、油槽の底で加熱された揚げ油を金属製プレート上に流速を上げて導くようにすれば、対流を促進することになるとの確信を得た。
請求項1の考案は、フライヤーの油槽の熱源上に、油槽内側壁と離しかつ絶縁して配置する揚げ種或いは生地の受けと高電圧微弱電流を油に作用させる電極板をかねる取り外し自在な金属製プレートであって、開口面積が表面側で20%以上となるように多数の小穴を穿ち、これらの小穴は表面から裏面に向かって末広がりで、小穴の表面側の開口面積と裏面側の開口面積では2倍以上の差となるように構成したことを特徴とするものである。
請求項2の考案に関わるフライヤー用プレートは、金属製プレートを油槽内側壁と15mmは離すような大きさにしたことを特徴とする。
請求項3の考案に関わるフライヤー用プレートは、金属製プレートを1.5乃至2mmの肉厚のステンレス鋼板により構成したことを特徴とする。
請求項1の考案では、開口面積が20%以上となるように小穴を多数穿ち、この小穴の形態が表面から裏面に向かって末広がりで、表面側と裏面側では開口面積が2倍以上の差となるようにした金属製プレートを採用したことで、熱せられ上昇する揚げ油はこの小穴を通るときに絞られてから開放されるのでプレート表面から流速を上げて噴出するように上昇し、対流が進み、所定の温度に速やかに到達することになる。このように、揚げ油への加熱時間の短縮と高電圧静電場による油の劣化、酸化の抑制効果が相乗して、揚げ油の劣化、酸化を更に抑制することができたのである。
請求項2の考案では、金属製プレートを油槽内壁面より15mm離す大きさとしているので金属製プレート上に噴出する揚げ油が周囲から速やかに沈み込み結果として対流が促進されることになる。
請求項3の考案では、小穴を表面から末広がりに広くするには金属性プレートの厚みがある程度必要となることから1.5乃至2mmとしたもので、肉薄すぎると加工できず、
厚すぎると重くなって取り扱いが不便となる。
図1は、電源装置Dの出力部から接続線により電極部としての金属製プレート10につなげて、フライヤー装置Fの油槽1内に配置する様子を示す。
電源装置Dは詳細な図示は省略するが、交流電源に接続される入力部と、一次コイルが前記入力部に接続された昇圧用の変圧器と、該変圧器の二次コイルに接続された出力部を含み、前記変圧器の二次側は,一方の極をコンデンサを介し前記出力部に接続し、他方の極を抵抗を介して一時側に接続するようにしたものである。(出願人の特開2004−8041号参照)この電源装置Dにより出力部に高電圧微弱電流を供給する。
フライヤー装置Fは、ステンレス鋼板にて油槽1が構成され、底部には電気やガスによる加熱装置2を備え、アース3に接続してある。
揚げ油は、各種のてんぷら油、菜種油、オリーブ油、コーン油、紅花油などを用いることができる。
油槽1の内部に配置される金属製プレート10は、加熱装置2上に油槽1内壁面より15mm開けて底部に配置するもので、油槽1の形状に合わせて長方形状としてある。この金属製プレート10の四隅にはブロック型の耐熱絶縁材11をビス11a止めし、油槽1内に置くようにして油槽1内面に設置したときに接触しないようにしてある。この金属製プレート10は図示しないが、フォーク状器具にて取り外すものとする。
金属製プレート10の厚さは強度、重量、耐熱、熱効率の面より1.5mm〜2.0mm厚のステンレス鋼板を用いるようにする。
この金属製プレート10には、表面側で開口面積が20%以上となるように多数の小穴12を穿ち、これらの小穴12は表面から裏面に向かって末広がりで、小穴12の表面側の開口面積S1と裏面側の開口面積S2では2倍以上の差となるようにする。そのためには開口の傾斜縁の角度を120°とすればよい。
電極部としての金属製プレート10は、ステンレス鋼板に代えてセラミック、カーボンにて構成することも考えられるが、食品衛生、耐熱、熱効率の理由からステンレス鋼板を用いることが好ましい。
小穴12の配置は、加熱装置2としての例えば、ヒーターパイプの本数、位置により、その上部に集中するように設定する。
一槽のフライヤー装置Fで、サイズはW400・H400・D600の油槽1内に、大きさ370×290の電極部を兼ねる金属製プレート10、101を配置し、揚げ油20リットルを注いで効果を確認した。
従来のストレートな穴を穿った金属製プレート101は、小穴121の直径10mm、数284個、表面積に対する比率21%とした。
本考案に関わる金属製プレート10は、小穴12の表面の直径10mm、裏面の直径16mm、数284個 プレートの表面積に対する比率21%、表面と裏面の小穴12の開口面積の差2.5倍として比較したところ15%から20%の効果が得られることがわかった。
常温から設定温度を180℃として、この温度に達するまでの時間は、従来の金属製プレートは14分50秒で、本考案による金属製プレートでは11分40秒であり、21%
熱効率がよくなった。
揚げ作業中に冷凍物を投入して油温が下がってから設定温度(180℃)に達するまで
では、従来の金属製プレート101では3分、本考案による金属製プレートでは2分30秒を要し、17%の効率の向上が見られた。
てんぷら料理店、唐揚料理店、一般食堂、とんかつ店などの揚げ料理を提供する店舗のみでなく、製造小売の惣菜店、弁当屋、菓子店などのフライヤーに好適である。
さらには、料理、揚げパンを製造する食品メーカーのコンベヤによる運行型自動フライヤーについても適用することができる。更には、家庭用の揚げ物用鍋についても用いることができる。
フライヤーに取り付ける金属製プレートの使用状態の斜視図である。 金属製プレートの平面図である。 金属製プレートの要部断面図である。 他の金属製プレートの使用状態の平面図である。 従来の金属製プレートaと実施例の金属製プレートbの要部断面図である。
符号の説明
F フライヤー
1 油槽
2 加熱装置
3 アース
10 金属製プレート
11 耐熱絶縁材
12 小穴

Claims (3)

  1. フライヤーの油槽の熱源上に、油槽内側壁と離しかつ絶縁して配置する揚げ種或いは生地の受けと高電圧微弱電流を油に作用させる電極板をかねる取り外し自在な金属プレートであって、表面側の開口面積が20%以上となるように小穴を多数穿ち、この小穴の形態が表面から裏面に向かって末広がりで、表面側と裏面側では開口面積が2倍以上の差となるようにしたことを特徴とするフライヤー用プレート。
  2. 金属プレートを油槽内側壁と15mmは離すようにしたことを特徴とする請求項1記載のフライヤー用プレート。
  3. 金属プレートをステンレス製の1.5乃至2mmの肉厚のステンレス鋼板により構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のフライヤー用プレート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06307168A (ja) * 1993-04-20 1994-11-01 Y K K Architect Prod Kk 緊急脱出扉付き浴室ドア
JP2015123367A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 真一 土田 揚げカスの付き難い揚バスケット

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