JP2017113250A - 食品加熱加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】均一な加熱を行い、揚げ滓に起因する焦げ付き、発煙、発火の問題を防止することができる電場処理加熱加工装置を提供する。
【解決手段】加熱処理の熱源を外部容器11の側面に配置する。熱源は、シーズヒータ18a〜18d、適宜な面ヒータ、電磁誘導ヒータを使用する。熱源は1個あるいは複数個配置する。電磁誘導ヒータは、面上の渦巻き(スパイラル)形状あるいは筒状の螺旋(ヘリカル)形状の誘導コイルを使用する。熱源が揚げ滓が溜まる底部にないため、揚げ滓が焦げ付くことがなく手入れが容易であり、煙の発生がなく、空気の汚染が少なく、発火の危険性もない。また、外部容器全体を加熱するため、熱効率が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、食品を油により加熱加工するフライヤー、特に食品を電場処理して加熱調理を行う電場処理加熱加工装置に関する。
食品を油により加熱加工するフライヤーに、外部電極として機能し食用油等の加熱媒体が収容される金属等から成る外部容器、外部容器の内部に絶縁体を介して配置され食用油等の加熱媒体が透過可能な内部電極として機能する金属等から成る内部容器から構成され。外部電極と内部電極との間に高電圧交流を印加し、シーズヒータ等の加熱装置により油等の加熱媒体を加熱して、食品の電場加熱加工を行う電場処理加熱加工装置がある。
電場処理加熱加工では、高圧交番電圧により生じた電界により被処理食物を構成する分子を電気力線方向に沿って分極させ、分極した分子を電気力線方向に配向整列させることを繰り返し、分子の配列を次第に規則正しく整列させることにより、被処理食物を改質する。
本発明者は、WO2004/110179号公報に電場処理加熱加工装置を開示した。
図1を用いて、WO2004/110179号公報に記載された電場処理加熱加工装置の概要を説明する。
図1において、(a)は先行技術の電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
また、(c)は電場発生用電源である。
図1において、1は上部が開放された有底直方体形状で、食用油等の加熱媒体が収容されるステンレス板等で構成された外部容器であり、電場処理の外部電極として機能する。
2は上部が開放された直方体形状であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器でり、電場処理の内部電極として機能する。
内部容器12は外部容器11の内部に間隔を開けて収納され、外部容器11と内部容器12とは絶縁体13により電気的に分離されている。
外部容器1及び内部容器2に各々対応する外蓋4及び内蓋5が設けられ、外蓋4と打ち蓋5との間には絶縁体6が介挿されている。
外蓋4は、外部容器1と同様にステンレス板等で構成され、内蓋5は内部容器2と同様に金網あるいは有孔金属板で構成されている。
電場処理加熱加工中は外蓋4及び内蓋5は閉じられ、そのとき外蓋4は外部容器2に、内蓋5は内部容器2に電気的に接続される。
外部電極1と内部電極2との間に(c)に例示した電源装置により、商用電源から変圧器10で2〜6kV、50Hzに昇圧された高電圧交流が供給される。
外部電極1の底部外側に面状のシーズヒータ等の熱源8が配置されている。
シーズヒータは、金属製のヒータパイプの中にニクロム線ヒータが収納され、ニクロム線ヒータとヒータパイプが電気的に絶縁されるように酸化マグネシウム等の絶縁粉末がヒータパイプ内に充填され、両端が絶縁体で封止されている。
WO2004/110179号公報
加熱媒体を使用する加熱加工では対流を利用するため、熱源は外部容器の底近くに配置される。
加熱媒体を使用して加熱加工を行うと、フライ食品の衣あるいはフライ食品その物から揚げ滓が生じ、外部容器の底に沈澱物9が滞積する。
沈澱物9は熱源8の近くに滞積しているため、加熱され続け、焦げ付き、煙の発生、最悪の場合には発火することがある。
この出願においては、均一な加熱を行い、焦げ付き、発煙、発火の問題を防止することができる電場処理加熱加工装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段として、この出願においてはシーズヒータ等の面状熱源を外部容器の側面に配置した電場処理加熱加工装置を提供する。
面状のシーズヒータは、1面につき1個配置する他に、1面に複数個配置する。
もちろん、従来の装置と同様に外部容器の底近くに配置することもできるが、その場合は発熱量を少なくする。
熱源は、シーズヒータの他に、適宜な面ヒータ、電磁誘導ヒータを用いる。
フライヤーの外部容器はステンレス板であるので、電磁誘導加熱を利用すると容器の自己発熱によって熱源を得るため有用である。
電磁誘導ヒータの電磁誘導コイルとして、渦巻き(スパイラル)形状の電磁誘導コイルあるいは螺旋(ヘリカル)形状の誘導コイルを使用する。
渦巻き(スパイラル)コイルは板状であるため、配置する場所の形状に適応する任意形状として配置する。
螺旋(ヘリカル)形状の電磁誘導コイルは筒状であるため、発熱体となる容器に巻き付ける形で取り付ける。
電磁誘導コイルは、1面につき1個配置する他に、1面に複数個配置する。
もちろん、従来の装置と同様に外部容器の底近くに配置することもできるが、その場合は発熱量を少なくする。
この出願の発明の構成によれば、熱源が揚げ滓が溜まる底部にないため、揚げ滓が焦げ付くことがないため外部容器の手入れが容易であり、煙の発生もないため、空気の汚染が少なく、発火の危険性もなくなる。
また、外部容器全体を加熱するため、熱効率が向上する。
先行技術の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例1の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例2の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例3の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例4の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例5の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例6の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例7の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例8の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。 本発明実施例9の電場処理加熱加工装置の正面断面図及び上面断面図。
以下、この出願に係る発明の実施例を説明する。
図2に、実施例1の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この実施例では、上部が開放された有底直方体形状の側面毎に1個のシーズヒータを配置する。
図2において、11は上部が開放された有底直方体形状で、食用油等の加熱媒体が収容されるステンレス板等で構成された外部容器であり、電場処理の外部電極として機能する。
12は上部が開放された直方体形状で、食用油等の加熱媒体が透過可能なようにステンレス金網又はステンレスパンチングメタルで構成された構成された内部容器であり、電場処理の内部電極として機能する。
内部容器12は外部容器11の内部に間隔を開けて収納され、外部容器11と内部容器12とは絶縁体13により電気的に分離されている。
外部容器11及び内部容器12に各々対応する外蓋14及び内蓋15が設けられ、外蓋14と内蓋15との間には絶縁体16が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋14及び内蓋15は閉じられ、そのとき外蓋14は外部容器12に、内蓋15は内部容器12に電気的に接続される。
外部電極11と内部電極12との間に2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が電場生成用電源17から供給される。
直方体形状である外部容器11の4個の側面に密接して、平面状のシーズヒータ18a,18b,18c,18dが電気加熱源として配置されている。
シーズヒータは、必ずしも全ての面に配置する必要はなく、また、必要ならば底部近くに配置することもできる。
シーズヒータの形状、大きさ、配置位置は装置の使用状況に対応して、適宜決定される。
なお、シーズヒータは、必要ならば底部近くに配置することもできる。
なお、電気加熱源はシーズヒータ以外の適宜な面状の電気加熱源が使用可能である。
収容された食用油は外部容器11の側面に近接して配置された平面状のシーズヒータ18a,18b,18c,18dにより加熱されるが、沈澱物9が滞積している底近くにはシーズヒータが配置されていないため、沈澱物9が過熱することによる、焦げ付き、煙の発生、発火はない。
図3に、実施例2の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この実施例では、上部が開放された有底直方体形状の各側面に複数のシーズヒータを配置する。
図3において、21は上部が開放された有底直方体形状で、収容される食用油等の加熱媒体が不透過であるステンレス板からなる外部容器であり、外部電極として機能する。
22は上部が開放された有底直方体形状で、収容される食用油等の加熱媒体が透過するようにステンレス金網又はステンレスパンチングメタルで構成された内部容器であり、内部電極として機能する。
内部容器22は外部容器21の内部に間隔を開けて収納され、外部容器21と内部容器22とは絶縁体23により電気的に分離されている。
外部容器21及び内部容器22に各々対応する外蓋24及び内蓋25が設けられ、外蓋24と内蓋25との間には絶縁体26が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋24及び内蓋25は閉じられ、そのとき外蓋24は外部容器22に、内蓋25は内部容器22に電気的に接続される。
外部電極21と内部電極22との間に、2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が実施例1と同様な図示省略の電場生成用電源から供給される。
直方体形状である外部容器11の4個の側面に密接して、各々2組のシーズヒータ28a,28e,28b,28f,28c,28g,28d,28hが配置されている。
シーズヒータは、必ずしも全ての面に配置する必要はなく、また、必要ならば底部近くに配置することもできる。
この図に示したシーズヒータ28a,28bは2組であるが、2組以上とすることも可能である。
また、形状、大きさ、配置位置は装置の使用状況に対応して、適宜決定される。
複数組のシーズヒータを使用することにより、形状、大きさ、配置位置及び加熱温度を個々に設定することが可能になる。
なお、シーズヒータは、必要ならば底部近くに配置することもできる。
なお、電気加熱源はシーズヒータ以外の適宜な面状の電気加熱源が使用可能である。
図4に、実施例3の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この実施例では、外部容器と内部容器が有底円筒形状であり、外部容器の円筒側面に複数のシーズヒータを配置する。
図4において、31は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が不透過であるステンレス板からなる外部容器であり、電場処理加工装置の外部電極として機能する。
32は上部が開放された有底直方体形状で、収容される食用油等の加熱媒体が透過するようにステンレス金網又はステンレスパンチングメタルで構成された内部容器であり、内部電極として機能する。
内部容器32は外部容器31の内部に間隔を開けて収納され、外部容器31と内部容器32とは絶縁体33により電気的に分離されている。
外部容器31及び内部容器32に各々対応する外蓋34及び内蓋35が設けられ、外蓋34と内蓋35との間には絶縁体36が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋34及び内蓋35は閉じられ、そのとき外蓋34は外部容器32に、内蓋35は内部容器32に電気的に接続される。
外部電極31と内部電極32との間に、2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が実施例1と同様な図示省略の電場生成用電源から供給される。
有底円筒形状である外部容器31の側面に近接して、複数、図に示した例では12個のシーズヒータ38a〜38lが配置されている。
シーズヒータの数は、外部容器31の円筒状側面に適合するように、大きさ、数が選択され、製造が可能ならば円筒形状あるいは半円筒形状とすることもできる。
なお、シーズヒータは、必要ならば底部近くに配置することもできる。
なお、電気加熱源はシーズヒータ以外の適宜な面状の電気加熱源が使用可能である。
実施例1〜3に示した電場処理加熱加工装置では、熱源としてシーズヒータを用いている。
電場処理加熱加工装置にはこの他に熱源として電磁誘導コイルを利用することができる。
電磁誘導コイルは、高周波電源から供給された200kHz超の高周波電流をコイルに供給し、コイルに近接して配置された導体中に誘導電流を発生させ、その誘導電流により導体自体が発熱するため、熱効率が高い。
電場処理加熱加工装置は、容器としてステンレス等の導体を用いるため、外部容器に近接して電磁誘導コイルを配置し、電磁誘導コイルに高周波電流を供給すると、外部容器自体が熱源となる。
電磁誘導コイルを利用し外部容器自体が熱源とすることにより、先に示した実施例1〜3のシーズヒータを利用するよりも熱効率がさらに向上する。
電磁誘導過熱で使用されるコイルの形状には、平面状の渦巻き状(スパイラル)コイルと筒状の螺旋状(ヘリカル)がある。
初めに、渦巻き状(スパイラル)コイルを使用する実施例を説明する。
図5に、有底直方体形状の外部容器の平面状側面の各々に1個のスパイラルコイルを配置した実施例4の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この図において、41は上部が開放された有底直方体形状で、食用油等の加熱媒体が収容されるステンレス板等で構成された外部容器であり、外部電極として機能する。
42は上部が開放された直方体形状であり、食用油等の加熱媒体が透過可能なように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器であり、内部電極として機能する。
内部容器42は外部容器41の内部に間隔を開けて収納され、外部容器41と内部容器42とは絶縁体43により電気的に分離されている。
外部容器41及び内部容器42に各々対応する外蓋44及び内蓋45が設けられ、外蓋44と内蓋45との間には絶縁体46が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋44及び内蓋45は閉じられ、そのとき外蓋44は外部容器42に、内蓋45は内部容器42に電気的に接続される。
外部電極41と内部電極42との間に2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が電場生成用電源47から供給される。
直方体形状である外部容器41の4個の側面に密接して、平面状の電磁誘導スパイラルコイル48a,48b,48c,48dが配置されている。
電磁誘導スパイラルコイルは、必ずしも全ての面に配置する必要はなく、また、必要ならば底部近くに配置することもできる。
数100kHzの高周波電流を供給する電磁誘導用電源50が各々の電磁誘導スパイラルコイル48a,48b,48c,48dに接続されている。
電磁誘導スパイラルコイル48a,48b,48c,48dに電磁誘導用電源50から供給されると、外部容器41の近接した部分が誘導された電流により発熱し、収容された食用油を加熱することにより、電場処理加熱加工が行われる。
外部容器自体が熱源であるため、良好な熱効率がえられ、沈澱物49が滞積している底近くに電磁誘導スパイラルコイルを配置しなければ、沈澱物49が過熱することによる、焦げ付き、煙の発生、発火はない。
なお、電磁誘導スパイラルコイル自体あるいは電磁誘導スパイラルコイルに供給する高周波電力を適切にせっていすることにより、底近くに電磁誘導スパイラルコイルを配置して、さらに良好な電場処理加熱加工を行うこともできる。
図6に、有底直方体形状の外部容器の平面状側面の各々に複数個のスパイラルコイルを配置した実施例5の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
図6において、51は上部が開放された直方体形状で、収容される食用油等の加熱媒体が不透過である外部容器であり、電場処理の外部電極として機能する。
22は上部が開放された直方体形状で、収容される食用油等の加熱媒体が透過するように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器であり、電場処理の内部電極として機能する。
内部容器52は外部容器51の内部に間隔を開けて収納され、外部容器51と内部容器52とは絶縁体53により電気的に分離されている。
外部容器51及び内部容器52に各々対応する外蓋54及び内蓋55が設けられ、外蓋54と内蓋55との間には絶縁体56が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋54及び内蓋55は閉じられ、そのとき外蓋55は外部容器52に、内蓋55は内部容器52に電気的に接続される。
外部電極51と内部電極52との間に、2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が実施例4と同様な図示省略の電場生成用電源から供給される。
直方体形状である外部容器51の4個の側面に各々密接して、複数、この実施例の場合2個、平面状の電磁誘導スパイラルコイル58a,58e,58b,58f、58c,58g,58d,58hが配置されている。
電磁誘導スパイラルコイルは、必ずしも全ての面に配置する必要はなく、また、必要ならば底部近くに配置することもできる。
数100kHzの高周波電流を供給する実施例4と同様な電磁誘導用電源が、各々の電磁誘導スパイラルコイル58a,58e,58b,58f、58c,58g,58d,58hに接続される。
外部容器51の各面に配置する電磁誘導スパイラルコイルの数を増やすことにより、加熱が均一化し、複数の電磁誘導スパイラルコイルを個別に制御することにより、加熱はより均一化する。
図7に、実施例6の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この実施例では、外部容器と内部容器が有底円筒形状であり、外部容器の円筒側面に2個の半円等形状の電磁誘導スパイラルコイルを配置する。
図7において、61は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が不透過である外部容器であり、電場処理加工装置の外部電極として機能する。
62は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が透過するように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器であり、電場処理加工装置の内部電極として機能する。
内部容器62は外部容器61の内部に間隔を開けて収納され、外部容器61と内部容器62とは絶縁体63により電気的に分離されている。
外部容器61及び内部容器62に各々対応する外蓋64及び内蓋65が設けられ、外蓋64と内蓋65との間には絶縁体66が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋64及び内蓋65は閉じられ、そのとき外蓋64は外部容器62に、内蓋65は内部容器62に電気的に接続される。
外部電極61と内部電極62との間に、2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が電場生成用電源67から供給される。
有底円筒形状である外部容器61の側面に密接して、2個の半円筒状電磁誘導スパイラルコイル68a,68bが配置されている。
電磁誘導スパイラルコイルは、必要ならば底部近くに平板状のものを配置することもできる。
数100kHzの高周波電流を供給する電磁誘導用電源69が、各々の電磁誘導スパイラルコイル68a,68bに接続されている。
電磁誘導スパイラルコイル68a,68bに電磁誘導用電源69から高周波電流が供給されると、外部容器61の近接した部分が誘起された電流により発熱し、収容された食用油を加熱することにより、電場処理加熱加工が行われる。
外部容器自体が熱源であるため、良好な熱効率がえられ、沈澱物が滞積している底近くに強力な電磁誘導スパイラルコイルを配置しなければ、沈澱物が過熱することによる、焦げ付き、煙の発生、発火はない。
なお、電磁誘導スパイラルコイル自体あるいは電磁誘導スパイラルコイルに供給する高周波電力を適切にせっていすることにより、底近くに電磁誘導スパイラルコイルを配置して、さらに良好な電場処理加熱加工を行うこともできる。
図8に、実施例7の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この実施例では、外部容器と内部容器が有底円筒形状であり、外部容器の円筒側面に複数の電磁誘導スパイラルコイルを配置する。
図8において、71は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が不透過である外部容器であり、電場処理加工装置の外部電極として機能する。
72は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が透過するように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器であり、電場処理加工装置の内部電極として機能する。
内部容器72は外部容器71の内部に間隔を開けて収納され、外部容器71と内部容器72とは絶縁体73により電気的に分離されている。
外部容器71及び内部容器72に各々対応する外蓋74及び内蓋75が設けられ、外蓋74と内蓋75との間には絶縁体76が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋74及び内蓋75は閉じられ、そのとき外蓋74は外部容器72に、内蓋75は内部容器72に電気的に接続される。
外部電極71と内部電極72との間に、2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が図示省略の電場生成用電源から供給される。
有底円筒形状である外部容器71の側面に密接して、複数個。この実施例の場合には12個の分割円筒状電磁誘導スパイラルコイル78a〜78lが配置されている。
電磁誘導スパイラルコイルは、必要ならば底部近くに平板状のものを配置することもできる。
数100kHzの高周波電流を供給する図示省略の電磁誘導用電源が、各々の電磁誘導スパイラルコイル78a〜78lに接続されている。
電磁誘導スパイラルコイル78a〜78lに電磁誘導用電源から高周波電流が供給されると、外部容器71の近接した部分が誘起された電流により発熱し、収容された食用油を加熱することにより、電場処理加熱加工が行われる。
螺旋状(ヘリカル)コイルを使用する実施例を説明する。
図9に、実施例8の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この実施例では、外部容器と内部容器が有底円筒形状であり、外部容器の円筒側面に円等形状の電磁誘導ヘリカルコイルを配置する。
図9において、81は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が不透過である外部容器であり、電場処理加工装置の外部電極として機能する。
82は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が透過するように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器であり、電場処理加工装置の内部電極として機能する。
内部容器82は外部容器81の内部に間隔を開けて収納され、外部容器81と内部容器82とは絶縁体83により電気的に分離されている。
外部容器81及び内部容器82に各々対応する外蓋84及び内蓋85が設けられ、外蓋84と内蓋85との間には絶縁体86が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋84及び内蓋85は閉じられ、そのとき外蓋84は外部容器82に、内蓋85は内部容器82に電気的に接続される。
外部電極81と内部電極82との間に、2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が図示省略の電場生成用電源から供給される。
有底円筒形状である外部容器81の側面に密接して、円筒状電磁誘導ヘリカルコイル88が配置されている。
電磁誘導コイルは、必要ならば底部近くに平板状のスパイラルコイルを配置することもできる。
この実施例では外部容器、内部容器及びヘリカルコイルが円筒形状であるが、楕円筒形状、角筒形状等とすることも可能である。
数100kHzの高周波電流を供給する電磁誘導用電源89が、円筒状電磁誘導ヘリカルコイル88に接続されている。
円筒状電磁誘導ヘリカル88に電磁誘導用電源89から高周波電流が供給されると、外部容器81の近接した部分が誘導された電流により発熱し、収容された食用油を加熱することにより、電場処理加熱加工が行われる。
外部容器自体が熱源であるため、良好な熱効率がえられ、沈澱物が滞積している底近くに強力な電磁誘導スパイラルコイルを配置しなければ、沈澱物が過熱することによる、焦げ付き、煙の発生、発火はない。
なお、電磁誘導スパイラルコイル自体あるいは電磁誘導スパイラルコイルに供給する高周波電力を適切にせっていすることにより、底近くに電磁誘導スパイラルコイルを配置して、さらに良好な電場処理加熱加工を行うこともできる。
螺旋状(ヘリカル)コイルを使用する実施例を説明する。
図10に、実施例9の電場処理加熱加工装置の概要構成を模式的に示す。
この図において、(a)は電場処理加熱加工装置の正面断面図、(b)は同上面断面図である。
この実施例では、外部容器と内部容器が有底円筒形状であり、外部容器の円筒側面に複数の円等形状の電磁誘導ヘリカルコイルを配置する。
図10において、91は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が不透過である外部容器であり、電場処理加工装置の外部電極として機能する。
92は上部が開放された有底円筒形状で、収容される食用油等の加熱媒体が透過するように金網又はパンチングメタルで構成された内部容器であり、電場処理加工装置の内部電極として機能する。
内部容器92は外部容器91の内部に間隔を開けて収納され、外部容器91と内部容器92とは絶縁体93により電気的に分離されている。
外部容器91及び内部容器92に各々対応する外蓋94及び内蓋95が設けられ、外蓋94と内蓋95との間には絶縁体96が介挿されている。加熱処理加工中は外蓋94及び内蓋95は閉じられ、そのとき外蓋94は外部容器92に、内蓋95は内部容器92に電気的に接続される。
外部電極91と内部電極92との間に、2〜6kV、50Hzの商用高電圧交流が図示省略の電場生成用電源から供給される。
有底円筒形状である外部容器91の側面に密接して、複数、この実施例の場合3個、の円筒状電磁誘導ヘリカルコイル98a、98b、98cが配置されている。
電磁誘導コイルは、必要ならば底部近くに平板状のスパイラルコイルを配置することもできる。
この実施例では外部容器、内部容器及びヘリカルコイルが円筒形状であるが、楕円筒形状、角筒形状等とすることも可能である。
数100kHzの高周波電流を供給する図示省略の電磁誘導用電源が、各々の円筒状電磁誘導ヘリカルコイル98a、98b、98cに接続されている。
電磁誘導用電源への電磁誘導ヘリカルコイルの接続は、並列、直列の何れも可能である。
円筒状電磁誘導ヘリカル8898a、98b、98cに電磁誘導用電源から高周波電流が供給されると、外部容器91の近接した部分が誘導された電流により発熱し、収容された食用油を加熱することにより、電場処理加熱加工が行われる。
外部容器自体が熱源であるため、良好な熱効率がえられ、沈澱物が滞積している底近くに強力な電磁誘導スパイラルコイルを配置しなければ、沈澱物が過熱することによる、焦げ付き、煙の発生、発火はない。
なお、電磁誘導スパイラルコイル自体あるいは電磁誘導スパイラルコイルに供給する高周波電力を適切にせっていすることにより、底近くに電磁誘導スパイラルコイルを配置して、さらに良好な電場処理加熱加工を行うこともできる。
本発明に係る電場処理加熱加工装置は、電場処理と共に電磁誘導により容器自体が発熱するため、良好な加熱処理効果と共に省電力化を実現できる。
1,11,21,31,41,51,61,71,81,91 外部容器
2、12,22,32,42,52,62,72,82,92 内部容器
3,13,23,33,43,53,63,73,83,93 絶縁体
4,14,24,34,44,54,64,74,84,94 外蓋
5,15,25,35,45,55,65,75,85,95 内蓋
6,16,26,36,46,56,66,76,86,96 絶縁体
7、17,27,47,67 電場生成用電源
8,18a〜18d,28a〜28h,38a〜38h シーズヒータ
48a〜48d,58a〜58h,68a,68b,78s〜78l,88,98a〜98c 電磁誘導コイル
69,89 電磁誘導加熱用電源

Claims (5)

  1. 収容される加熱媒体が透過不可能な金属製外部容器、
    前記金属製外部容器の中に収納される加熱媒体が透過可能な金属製内部容器、
    前記金属製外部容器と前記金属製内部容器との間に介挿され、前記金属製外部容器と前記金属製内部容器とを電気的に絶縁する絶縁体、
    前記金属製外部容器と前記金属製内部容器との間に交流高電圧を印可する電源、
    前記金属製外部容器に収容された加熱媒体を加熱する熱源を有し、
    前記金属製外部容器に収容された加熱媒体に投入された食品を加熱加工する
    電場処理加熱加工装置であって、
    前記熱源が前記金属製外部容器の側面に取り付けられていることを特徴とする、
    電場処理加熱加工装置
  2. 前記熱源がシーズヒータであることを特徴とする請求項1の電場処理加熱加工装置。
  3. 前記熱源が電磁誘導コイルであることを特徴とする請求項1の電場処理加熱加工装置。
  4. 前記電磁誘導コイルが面状のスパイラルコイルであることを特徴とする請求項3の電場処理加熱加工装置。
  5. 前記電磁誘導コイルが筒状のヘリカルコイルであることを特徴とする請求項3の電場処理加熱加工装置。
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