JP3168127B2 - シート積載装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート積載装置及び画像形成装置Info
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Description
クシミリ等の画像形成装置に装備されるシート積載装置
に係り、特に複数のシートを積載収容したシート収容手
段からシートを1枚ずつ分離給送するシート積載装置に
関するものである。尚、上記シートとしては、転写紙,
感光紙,感熱紙,静電記録紙,印刷紙,原稿,カード,
封筒等の枚葉紙(カットシート)が適用され、材質は紙
に限らない。
成装置においては、容器内に複数のシートを積載収納し
て、装置本体に着脱可能に装着するシート積載装置が装
備されている。上記シート積載装置のうち、筐体状の給
紙カセットを用いる場合、該カセットの底部にはシート
を積載する中板が設けられている。この中板はカセット
のシート給送方向後端側を支点として上下方向に回動可
能に取り付けられており、裏面側よりコイルスプリング
等の加圧手段によって上方に付勢されて、該中板に積載
されたシート束を給送ローラ等の給送手段に所定の圧力
で押圧している。上記給送手段を駆動させることにより
シート束よりシートを1枚ずつ次工程にむけて分離給送
するように構成されている。
止するため、シート束のシート給送方向先端側のカセッ
ト両端に分離爪を設け、シートが給送される時にその先
端部に若干の撓みループを作りつつ分離爪を乗り越える
動作によって最上側のシートをその下側のシート束より
分離させて1枚のみが給送される爪分離方式が広く一般
に用いられている。
の要部を示す。51はシートを積載する中板であり、52は
該中板51を裏面側より持ち上げ付勢しているバネであ
る。上記中板51上には所定サイズのシートP(カットシ
ート,用紙等)が積載されている。53は給紙ローラであ
り、上記中板51に積載されたシート束のシート給送方向
先端よりの上面は、バネ52による持ち上げ力によって、
給紙ローラ53に押圧されている。54は給紙カセットのシ
ート給送方向先端の左右両隅角部の上面に設けた分離爪
である。この分離爪54は、軸54aを中心に上下方向に揺
動可能に取り付けられており、シート束の先端両隅角部
上に自重により係止している。
れると、シート束のうち最上側のシートPが摩擦力によ
って矢印方向に送り出される。このとき、最上側のシー
トPは、前進しようとするが先端の左右両隅角部が分離
爪54に突き当たって移動が阻止されている。このため、
給紙ローラ53の回転に伴い最上側のシートPに分離爪54
と給紙ローラ53との間に、該シートPのこしの強さに抗
してたわみAが生じる。
ると、基に戻ろうとする反発力によりシートPの分離爪
54によって抑えされている左右両隅角部が分離爪54の下
面側より上面側に自然に抜け外れて、分離爪54を乗り越
える。即ち、シート束のうち最上側のシートPのみがた
わみAの形成により分離爪54の拘束から解放されて分離
給送される。
分離性能を維持するためには、シートPに対する分離爪
54の掛かり量を常に一定に保つ必要がある。即ち、カセ
ット内に収容されたシートPの量に関係なく満載時から
最後の1枚までシートPにたいする分離爪54の掛かり量
が一定でなければならない。
に対する要望が強まっており、カセットの大容量化が盛
んに行なわれている。このためカセットケースの形状も
底が深いものとなる。このような給紙カセットにおいて
は、中板の先端の回転に伴う前後方向の変動を極力抑え
るという配慮から中板の回動支点は、カセットの深さの
ほぼ中央付近に設けられている。しかし、カセットの底
が深いために中板の回動範囲は大きくなり、このためシ
ートに対する分離爪の掛かり量を均一に保つことが困難
になる。
Pが満載時,中載時,少載時にシートPに対する分離爪
54の掛かり量を均一に保った状態を示す。Pu(a)〜
Pu(c)は、カセット内のシートPが満載時,中載
時,少載時におけるシート後端を示す。小容量のカセッ
トにおいては、シートの後端位置を規制する後端規制板
等の後端規制手段をカセットケースに固定して設ける方
法が一般に用いられている。この方法を大容量のカセッ
トにも適用すると後端規制板はシート満載時のシート後
端位置bに固定しなければならず、図13(b)(c)に
示すようにシート中載時或いはシート少載時のシート後
端位置との間に隙間aが生じてしまう。しかも中板51の
回動範囲が大きくなったために、少載時における中板51
の傾きも大きく、シートPは上記隙間a分だけ後端側に
ずり落ちてしまう。上記隙間aは500 枚程度の容量のカ
セットでは、最大5〜6mm程度となる。このため、シ
ート先端方向での分離爪54のシートPに対する掛かり量
が均一に保てなくなり、分離不良等を起こして分離性能
を低下させるおそれがあった。
ために、図14(a)に示すように、後端規制板56を、中
板51を収納するカセットケース55の底部に回動自在に枢
着して中板51に穿孔した切り穴51aを貫通するように配
置し、シート積載量に応じて中板51が回動支点51bを中
心に回動する際に切り穴51aの幅方向の一辺により後端
規制板56を連れ動くようにしてシートPの積載量の変化
によるシート相互間のずれを防止する技術が提案されて
いる(実公昭55−17715号公報参照)。
に示すように、後端規制板57をカセット58内に収容され
るシートPの長手方向にスライド可能に取り付け、図示
しない加圧手段によって中板59が回動支点59aを中心に
上方に回動する際に連結具60によって中板59と後端規制
板57を連結させ、中板59の回動に連動させて後端規制板
57をスライドさせてシート後端に生ずる隙間を補正する
技術が提案されている(特公昭62−6029号公報参
照)。
セットの大容量化に加えてユニバーサル化も要求される
ようになっており、後端規制板は任意の位置で定型時と
同一の機能を満たすことが必要となってくる。
制板56の中板51に対する角度は、該後端規制板56を案内
する切り穴51aの一辺によって決まるが、後端規制板56
の下端はカセットケース55に枢着されているため、中板
51の回動範囲を確保するためには回動支点51bはカセッ
トケース55の最下部、即ち底部に配置しなければならな
い。しかしながら、前述したように大容量カセットにお
いては、中板51の先端部の前後方向の変位を極力抑える
ために、中板51の回動支点51bをカセットケース55の深
さ方向のほぼ中央付近に設ける方が分離性能を維持する
上が有効である。そこで、図14(b)に示すように中板
51の回動支点51bをカセットケース55の深さ方向の中央
付近に配置した場合、中板51の上方への回動に伴って切
り穴51aの長さ方向の一辺により後端規制板56が前方に
押されて傾いてしまう。このため、後端規制板56の上部
では必要以上にシートPを前方に押し出してしまい、シ
ートPが分離爪に突き当たって該分離爪の自由な上下動
を妨げて給紙不良を生ずるおそれがあった。またカセッ
トケース55の前面にシートPが突き当たってシートPの
上昇が妨げられ、最上側のシートPが給紙ローラと接触
せずに空回りして不送り等を生ずるおそれがあった。
板59の回動支点59a付近に後端規制板57がある場合には
有効であるが、図15(b)に示すように後端規制板57が
回動支点59aよりも前方に位置する場合、例えばA5サ
イズのような短尺のシートではシート後端に対して後端
規制板57が前に出すぎてしまう。即ち、後端規制板57が
シート後端を必要以上に押してしまい、前記従来例
(1)と同様に給紙不良や不送り等を生ずるおそれがあ
った。
の動作にある程度の遊びを許可することが考えられる
が、その場合分離爪の掛かり量に対してもある程度のば
らつきを認めることとなり、後端規制板の本来の目的を
達成できなくなる。
決し、シート積載量の変化に係わらずシートの後端位置
を常に適正に規制できるシート積載装置を提供すること
にある。
に述べる実施例に適用される本発明の代表的なシート積
載装置の構成は、装置本体に装着され、シート給送手段
により送り出されるシートを収容するシート積載装置に
おいて、複数のシートを積載収納するシート収容手段
と、前記シート収容手段に回動可能に支持されたシート
積載手段と、前記シート積載手段に積載されているシー
トを前記シート給送手段が送り出す時にシートを一枚ず
つ分離するための分離爪と、前記シート積載手段に積載
されたシートの後端位置を規制するための後端規制手段
と、前記シート積載手段の所定位置に設けられ前記後端
規制手段をガイドするガイド手段とを有し、前記ガイド
手段は、前記シート積載手段の所定位置に形成された穴
に該ガイド手段の脚部を嵌め込むことにより固定され、
前記後端規制手段は、該後端規制手段の下部に設けたガ
イド片を前記シート収容手段の底板に設けたスリットに
嵌合させることにより該シート収納手段にスライド自在
でかつ揺動自在に取り付けられ、前記シート積載手段に
形成された切欠部を通して且つ前記ガイド手段に緩く嵌
合させることにより、前記シート積載手段のシートを支
持する支持面に対して常に垂直に維持されるよう構成し
たことを特徴とする。
回動するガイド手段にて後端規制手段を前記シート積載
手段のシートを支持する支持面に対して常に垂直となる
ようにガイドし、後端規制手段をシート収容手段の底板
にスライド自在で且つ揺動自在に取り付けたことによ
り、後端規制板の上端が上方へ突出してしまうことを防
ぐことができる。
について、図面を参照して説明する。本実施例は画像形
成装置としてファクシミリ装置を用い、該ファクシミリ
装置に装備されるシート積載装置について説明する。図
1はファクシミリ装置の概略構成を示す断面説明図、図
2は上記ファクシミリ装置の外観構成を示す斜視説明
図、図3は給紙カセットの平面図、図4は給紙カセット
の正面図、図5は給紙カセットの縦断面図、図6は給紙
カセットの横断面図、図7及び図8は後端規制板の着脱
状態を示す説明図、図9は後端規制板の動きを示す説明
図である。
装置の概略構成について説明する。図1において、1は
ファクシミリ装置本体であり、その上面カバーは原稿S
を複数枚積載可能な原稿載置台2を兼用している。3は
光学読取系であり、上記原稿載置台2より供給された原
稿Sの画像を読み取る。上記光学読取系3の下部には、
レーザービームプリンタからなる記録系4が配置されて
いる。また図2に示すように、装置本体1の上面には操
作パネル5や電話機6等が設けられている。
と、原稿載置台2に原稿面を下側にして積載した原稿束
を予備搬送押圧片3aと予備搬送ローラ3bによって最
下側より順次送り出して先端部をくさび状にして、次い
で分離押圧片3c及び分離ローラ3dによって1枚ずつ
分離搬送を行なう。そして原稿Sは主搬送ローラ3fと
これに圧接する給紙コロ3eによって読取位置に配置さ
れたコンタクトセンサ(密着型センサ)7に搬送され、
押圧手段8によってコンタクトセンサ7に密着されなが
ら原稿画像が読み取られる。原稿Sは画像が読み取られ
ると、原稿排紙ローラ3hとこれに圧接する排紙コロ3
gによって搬送されて、原稿排紙トレイ9に排出され
る。
と、前記コンタクトセンサ7の画像信号に基づいてレー
ザビーム発振機10aより変調信号を発振して、変調ビー
ムをポリゴンミラー10bによって画像形成部11の感光体
ドラム11aに走査光を照射して潜像を形成する。この潜
像は現像手段によって現像され、後述する給紙部から給
送された記録シートPが感光体ドラム11aと転写ローラ
11bとの間を通過する際に現像像が転写される。上記感
光体ドラム11a及びその周囲に設けた現像手段を含む作
像手段は記録カートリッジ11c内に装備されており、該
記録カートリッジ11cは、開閉蓋12を開くことによって
装置本体1外に引き出して交換できるように構成されて
いる。また上記開閉蓋12は前記記録カートリッジ11cに
設けたドラム感光防止シャッタ11dと連動するように構
成されており、上記開閉蓋12を開いた時にドラム感光防
止シャッタ11dは閉じ、開閉蓋12を閉じた時にドラム感
光防止シャッタ11dが開くようになっている。
ートPに転写された画像を定着させるための定着装置で
あり、21は画像定着後の記録シートPを記録シート排出
トレイ13に排出するための排出ローラ対である。
に形成されており、この開閉蓋12には、記録シート排出
トレイ13及び手差し用の記録シート積載トレイ14が取り
付けられている。上記記録シート積載トレイ14は開閉蓋
12に開閉可能に取り付けられており、この記録シート積
載トレイ14を図に示すように倒すことにより、手差し口
14aを開口して記録シートPを給送することか可能とな
る。即ち、記録シート積載トレイ14上に記録シートPを
積載して手差し口14aに差し込むと、搬送ローラ15が駆
動され、記録シートPが該搬送ローラ15とこれに圧接し
ている分離パッド14bとの間で1枚ずつ分離給送され、
前記記録系4に向かって搬送される。
1の底部には記録シートPを積載収容した給紙カセット
16が前面側より引き出し可能に装着されている(フロン
トローディング)。この給紙カセット16に積載された記
録シートPは、カセット上方に配置された給送ローラ17
によって1枚ずつ分離給送される。分離給送された記録
シートPは、停止しているレジストローラ対18に搬送さ
れて斜行が補正された後、前記感光体ドラム11aに形成
された現像像と同期取りを行なって搬送される。そして
感光体ドラム11aと転写ローラ11bとの間を通過する際
に現像像が転写される。
ット16の装着部には、開口部19が形成されている。この
開口部19の内部には、左右側壁及び奥壁によって形成さ
れたカセット収納用の空間部Cが形成されている。給紙
カセット16は、その外壁に形成されたフランジ部を左右
側壁に形成されたレール部19a,19bに沿って移動させ
ることにより着脱することができる。本実施例におい
て、給紙カセット16は装置前面より装着可能なフロント
ローディング方式を採用しており、記録シート給送方向
(図の矢印X方向)はカセット着脱方向に対して直交し
ている。
ラ17が設けられており、左側壁面には、給紙カセット16
より給送ローラ17によって給送された記録シートPをレ
ジストローラ対18に導くためのシートガイド19cが形成
されている。また上記給送ローラ17は、給紙カセット16
が非装着状態或いは給送待機状態では、円弧面17aが上
方をむき切欠面17bが下方を向いて空間部Cに突出しな
いように待機しており、給紙カセット16の着脱時の障害
にならないように配慮されている。
の構成について具体的に説明する。先ず図3において、
給紙カセット16は、上面を開放した筐体状の本体ケース
22を装備している。この本体ケース22には、前面壁22
a、左右側壁22b,22c、後面壁22d、底板22e、シー
ト先端突き当て壁22f等が形成されている。上記本体ケ
ース22の前面側には図4に示すように把手部23が形成さ
れている。また上記左右側壁22b,22cには、細長フラ
ンジ24L,24Rが夫々上辺に沿って外側に出っ張るよう
に形成されている。この細長フランジ24L,24Rを、前
記開口部19の左右両壁に形成したレール部19a,19bに
係合させることにより、給紙カセット16を開口部19より
装着することができる。また上記本体ケース22、把手部
23、細長フランジ24L,24Rは樹脂モールド成形により
一体的に形成されている。
シート給送方向後端側の支点25aを中心に先端辺25b側
が上下方向に回動可能に取り付けられている。記録シー
トPは上記中板25上に積載されて本体ケース22内に収納
される。26はカセット底蓋であり、図6に示すように本
体ケース22の底板22eに設けられた穴22gに着脱自在に
嵌め込まれている。27は中板25とカセット底蓋26との間
に配置された加圧バネである。この加圧バネ27は、カセ
ット底蓋26を穴22gに嵌め込むことによって該カセット
底蓋26上に支持され、中板25に積載された記録シートP
が給送ローラ17に所定の圧力で接するように中板25を上
方に付勢している。
給送方向(矢印X方向)に対して左右対称に2箇所に切
欠部25c,25dが形成されている。また上記中板25の中
央付近には切欠部25e及び切り穴25f,25gが夫々設け
られている。上記中板25の左右の切欠部25c,25dが形
成されて幅狭となっている幅狭部25h,25iは、最小幅
サイズの記録シート幅よりも狭くなっており、幅広部の
幅は最大幅サイズの記録シート幅より広くなっている。
また本体ケース22の底板22eには、中板25に積載された
記録シートPを幅方向の位置を規制するサイド規制板28
a,28bがシート給送方向の左右両側に移動可能に取り
付けられている。上記サイド規制板28a,28bは、幅方
向に移動する際に前記切欠部25c,25dに入り込んで小
サイズの記録シートPの両側面を挟み込むように規制す
る。
dは使用する記録シートPの後端部に位置しないように
形成されている。本実施例では最小サイズであるA5サ
イズの記録シートPの後端部より給送方向前側に切欠部
25c、B5サイズの記録シートPの後端より後方でレタ
ーサイズの記録シートPの後端より給送方向前側に切欠
部25dを形成している。そして、全てのサイズの記録シ
ートPの後端を中板25によって支持して、記録シート後
端部が中板25より垂れ下がってカールしたり、しわにな
るのを防止している。
は、図示しない位置決め用の突起が設けてあり、本体ケ
ース22の底板22eに挿入されて位置決めされている。上
記サイド規制板28a,28bは、記録シートPのサイズ毎
に幅方向の位置を切り換えることで、異なるサイズの記
録シートPに対しても側面を規制できるように構成され
ている。
制板28bに記録シートPの側面に対向するように取り付
けられている。30は上記サイド押さえ29を記録シートP
の側面に適度に押圧するように付勢する付勢バネであ
る。本実施例においては、上記サイド押さえ29をサイド
規制板28bのシート給送方向に前後に2箇所に設けてあ
り、B4,A4サイズ等の長尺の記録シートPに対して
は前後両方のサイド押さえ29が作用し、A5,B5サイ
ズ等の短尺の記録シートPに対しては前方のサイド押さ
え29のみが作用するように構成されている。また図6に
示すように、サイド規制板28a,28bのほぼ中央部分に
は抜き穴部28cが夫々形成されており、小サイズの記録
シートPの側面を規制する際に、中板25の幅広部と干渉
しないように構成されている。
規制板28a,28bに支軸28d,28eを中心に上下方向に
揺動可能に取り付けられたレバー32L,32Rの先端部に
夫々形成されている。上記左右一対の分離爪31L,31R
は、本体ケース22内の中板25上に積載された記録シート
Pをサイド規制板28a,28bによって側面を規制する際
に、最上側の記録シート先端辺側の左右隅角部に位置す
るように構成されている。
板であり、前記中板25上に積載された記録シートPの後
端位置を規制する。この後端規制板33の左右両側には、
リブ状の突出部33aが左右両側に張り出すように設けら
れている。34は後端規制板ガイドであり、上記後端規制
板33の突出部33aに溝部34aを介して緩く嵌合して、後
端規制板33を中板25に対して常に垂直な状態にガイドす
るものである。上記後端規制板ガイド34は図3,図7に
示すように中板25上の所定位置に形成された穴h1 〜h
5 に脚部34bを嵌め込むことにより垂直方向に固定され
ており、該中板25と一体となって回動するように構成さ
れている。
Pのサイズに合わせて中板25の切欠部25e或いは切り穴
25f,25gの何れかを通して配置される。上記後端規制
板33の下部にはガイド片33bが形成されており、底板22
eの中央部にシート給送方向に設けられたスリット22h
に上記ガイド片33bを前後方向に揺動自在に嵌合させて
いる。尚、図7,図8に後端規制板33と該後端規制板ガ
イド34との組み付け前と組み付け後の状態を示してい
る。このように構成することにより、記録シートPの積
載量が増減して中板25が回動しても、該中板25に垂直に
固定された後端規制板ガイド34にガイドされる後端規制
板33は、常に中板25に対して垂直な状態に維持される。
16における記録シートPの給紙動作について説明する。
図1において、装置本体1に給紙カセット16が完全に装
着された状態で、装置本体1のコンソール部で記録シー
トPの給送を行なうモードが選択され、図示しない制御
回路に画像形成スタート信号が入力されると、給送ロー
ラ17に駆動を伝達する図示しない1回転バネクラッチが
ONとなり、給送ローラ17が図の時計回り方向に1回転
駆動される。この時、給送ローラ17の円弧面17aが中板
25上に積載されたシート束の最上側の記録シートPに接
触して給送力が作用し、分離爪31L,31Rにより最上側
の1枚のみが分離されて本体ケース22の前面壁22a方向
に向かって繰り出される。
ガイド19cによって案内されて一時的に停止しているレ
ジストローラ対18のニップ部に先端部が突き当てられ
て、斜行が補正される。そして、図示しない、所定のタ
イミングで電磁クラッチに通電がなされることによっ
て、レジストローラ対18に駆動が伝達され、記録シート
Pは画像形成部11に搬送される。上述のように給送ロー
ラ17の1回転駆動されるたびに給紙カセット16内に積載
収納された記録シートPが1枚ずつ画像形成部11に送り
込まれ、公知の電子写真プロセスによる画像形成動作が
順次行なわれる。
少に伴い、中板25は加圧バネ27の付勢力により支点25a
を中心に時計回り方向に回転して上昇する。この時、従
来例における図10に示したように、分離爪31L,31Rに
対する記録シートPの掛かり量を一定に保った場合に
は、記録シート後端に隙間aが生じて記録シートPがず
れ落ちてしまい、分離爪31L,31Rの掛かり量が減少し
て分離性能が不安定となる。
固定された後端規制板ガイド34によって後端規制板33が
中板25に対して常に垂直な状態になるようにガイドする
ことによって、記録シートP後端と後端規制板33との隙
間の発生を防止することができ、分離爪31L,31Rの掛
かり量を一定に保って分離性能を維持することができ
る。給紙カセット16内に積載収納した記録シートPが満
載時,中載時,少載時の中板25、後端規制板33、及び後
端規制板ガイド34の動作を図9(a)〜(c)に示す。
記録シートPの積載量が減少するにつれて、中板25は加
圧バネ27の付勢力により支点25aを中心に時計回り方向
に回転して上昇し、この時後端規制板ガイド34も中板25
に対して垂直方向を維持しながら一体となって上昇す
る。上記中板25の回転により、底板22e上に立設された
後端規制板33は記録シートPの後端を前方に押し出すよ
うになるが、該後端規制板33はガイド片33bがスリット
22hに緩く嵌合しており、しかも突出部33aが後端規制
板ガイド34に保持されているため、該後端規制板ガイド
34と共に中板25に対して垂直方向となるように微調整が
行なわれる。
が変化しても後端規制板33による記録シートPの後端を
押し出す力は加わらず、分離爪31L,31Rに対する記録
シートPの掛かり量を一定に保って分離性能を維持する
ことができる。また中板25の回動位置に係わらず後端規
制板33を常に垂直に配置することができるため、給紙カ
セット16のユニバーサル化に容易に対応させることがで
きる。また、後端規制板33は底板22eに取り付けられて
いるため、中板25に固定されている場合と異なり、中板
25が回動しても上端が上方へ突出してしまうことがな
く、給紙カセット16の装着位置の上方に空間が必要な
く、装置の小型化を図ることができる。
トPの先端を規制するシート先端突き当て壁22fは、中
板25が回動するときにその先端が干渉しないようにする
ために前側にθ1 °傾斜させて逃げている。このため、
記録シートPと分離爪31L,31Rとの掛かり量が少し変
化するおそれがある。そこで、図10(b)に示すよう
に、後端規制板33の記録シートPを規制する面も、前側
にθ2 °傾斜させるようにすれば、掛かり量をより完全
に一定にすることができる。尚、上記傾斜角θ1°とθ
2 °は同じ角度としても良い。
バーサルカセットで、異なるサイズの記録シートPに対
しても給送可能であるために、給紙圧(記録シートPと
給送ローラ17との圧接力)を安定させる必要があり、こ
のために加圧バネ27を交換することができるようになっ
ている。この加圧バネ27を交換する場合、上記サイド規
制板28a,28b及び中板25を取り外して加圧バネ27を交
換すると作業効率が低下する。
の底板22eに設けられた穴22gに嵌め込まれているカセ
ット底蓋26を開けることによって加圧バネ27を取り出し
て交換することができる。これにより、加圧バネ27の交
換に伴う作業の煩雑さを解消でき、給紙カセット16のユ
ニバーサル化にも容易に対応させることができる。尚、
交換して使用しなくなった加圧バネ27は、給紙カセット
16の把手部23内に設けられた保管室23aに保管され、紛
失等を防止できる(図3参照)。
ファクシミリ装置に限らず、複写機プリンタ等、他の装
置に適用することも可能である。
段と一体的に回動するガイド手段にて後端規制手段を前
記シート積載手段のシートを支持する支持面に対して常
に垂直となるようにガイドし、後端規制手段をシート収
容手段の底板にスライド自在で且つ揺動自在に取り付け
たことにより、後端規制板の上端が上方へ突出してしま
うことを確実に防ぐことができるため、シート収容手段
の装着位置の上方に空間が必要なく、装置の小型化を図
ることができる。
である。
である。
図である。
る。
断面図である。
説明図である。
載量の変化によるシート後端位置の変化を示す説明図で
ある。
明する説明図である。
明する説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 装置本体に装着され、シート給送手段に
より送り出されるシートを収容するシート積載装置にお
いて、 複数のシートを積載収納するシート収容手段と、 前記シート収容手段に回動可能に支持されたシート積載
手段と、 前記シート積載手段に積載されているシートを前記シー
ト給送手段が送り出す時にシートを一枚ずつ分離するた
めの分離爪と、 前記シート積載手段に積載されたシートの後端位置を規
制するための後端規制手段と、 前記シート積載手段の所定位置に設けられ前記後端規制
手段をガイドするガイド手段とを有し、前記ガイド手段は、前記シート積載手段の所定位置に形
成された穴に該ガイド手段の脚部を嵌め込むことにより
固定され 、 前記後端規制手段は、該後端規制手段の下部に設けたガ
イド片を前記シート収容手段の底板に設けたスリットに
嵌合させることにより該シート収納手段にスライド自在
でかつ揺動自在に取り付けられ、前記シート積載手段に
形成された切欠部を通して且つ前記ガイド手段に緩く嵌
合させることにより、前記シート積載手段のシートを支
持する支持面に対して常に垂直に維持されるよう構成し
たことを特徴とするシート積載装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のシート積載装置と、 前記シート積載装置に積載されたシートを給送するシー
ト給送手段と、 前記シート給送手段により給送されたシートに画像を形
成するための画像形成手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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