JP3163946B2 - リードフレームの製造方法 - Google Patents

リードフレームの製造方法

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JP3163946B2
JP3163946B2 JP12823895A JP12823895A JP3163946B2 JP 3163946 B2 JP3163946 B2 JP 3163946B2 JP 12823895 A JP12823895 A JP 12823895A JP 12823895 A JP12823895 A JP 12823895A JP 3163946 B2 JP3163946 B2 JP 3163946B2
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cutting
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cut
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歩留り、量産性等の向上
を図ったリードフレームの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、TRS(トランジスタ)リード
フレームは、図2に示すように互いに対向して配設され
た一対のサイドレール1と、各サイドレール1間に連続
して配設された各リード部2とから概略構成されてい
る。
【0003】このTRSリードフレームはプレス加工に
より連続した長い帯状に成形される。そして、各サイド
レール1を一定長さで切断することにより、このリード
フレームが一定長さの短冊状に切断される。この切断手
段としては、サイドレール1の幅の制限からシャー切断
が行えず、抜き切断が用いられる。即ち、サイドレール
1を抜き切断によって切り落とすことで、曲げの入るT
RSリードフレームが切断される。
【0004】この抜き切断により一定長さに切断された
TRSリードフレームには樹脂モールドが施される。こ
のモールド作業は、一定長さに切断されたTRSリード
フレームがそのサイドレール1の長さに合せて金型に位
置決めされることにより行われる。このため、TRSリ
ードフレームの切断、即ちサイドレール1の一定長さで
の切断を正確に行わなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、サイドレール1の切断は抜き切断であり、その切断
部は図3に示すようにサイドレール1をその横方向にス
トレートに切断していた。さらに、この抜き切断の場合
は一定幅の切断代4が必要なため、一定長さのサイドレ
ール1を切断したときは、サイドレール1の切断された
側、即ち図3においてサイドレールaの部分を切り取っ
た場合に、切り取られた残りの部分bにおいて切断代4
が生じてしまう。
【0006】このため、切断代4の部分を取り除かねけ
ればならないが、従来はこの切断代4を取り除くため、
切断代5と共に1ピース以上を不良部分6として落と
し、サイドレール1の一定長さを確保していた。この結
果、歩留りが低下するという問題点があった。
【0007】また、歩留りの低下を最小にするため金型
のピッチを1ピッチ送りにしなければならず、プレス加
工の作業性、量産性が悪いという問題点があった。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は不良部分の発生をなくすことにより歩留
り率の向上及び送りピッチを多くすることによりプレス
作業性、量産性の向上を図ったリードフレームの製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、リードフレームのサイドレールを一定長さ
で抜き切断によって切り落とす際に、切断部分を境とし
てその一方側を切断する側、他方側を切断される側とし
た場合において、一定幅を有するサイドレールの切断部
分の切断代を、切断する側と切断される側との両側に位
置するように分割して設け、各リードフレームにつき
定寸法を確保して切断することを特徴とする。
【0010】
【作用】各リードフレームを所定寸法を確保して切断
し、不良部分が発生しないため、1ピースも無駄になら
ず、歩留り率が向上する。さらに、不良部分が発生しな
いため送りピッチ数を多ピッチ化することができ、プレ
ス作業性、量産性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。
【0012】本実施例に係るTRSリードフレームの構
成は図2に示す従来技術のTRSリードフレームと同様
である。さらに、サイドレール1の切断手段も抜き切断
である。
【0013】ただし、本実施例における抜き切断では、
図1に示すようにサイドレール1の切断部分において、
その切断代11を、切断するサイドレール側aと切断さ
れるサイドレール側bとの両側にそれぞれ位置するよう
に(図中の切断代11a、11bのように)分割してカ
ギ状に設定する。これにより、切断するサイドレール1
の寸法は、例えば図中のサイドレール1aにおいてその
両側の切断代11a,11bを含んだ長さとなり、不良
ピースを出すことなく、一定長さを確保することができ
る。
【0014】以上の抜き切断機能を有する本実施例のリ
ードフレームの製造方法は次のようになる。なお、この
製造方法の概略は前述した従来技術の製造方法とほぼ同
様である。
【0015】即ち、プレス加工により連続的な長い帯状
のTRSリードフレームを成形し、このリードフレーム
の各サイドレール1を本実施例の抜き切断によって、切
断代11a、11bを含む一定長さで切断して短冊状の
リードフレームを成形する。次いで、リードフレーム
を、一定長さが確保された各サイドレール1の長さを基
準にモールド金型に位置決めさせ、樹脂モールドを施
す。
【0016】このとき、モールド金型へのリードフレー
ムの位置決めは各サイドレール1の両側端部によってな
されるが、この場合位置決めに寄与するのは切断代11
a、11bを除く部分であり、切断代11a、11bに
よる支障はない。これにより、モールド金型でのTRS
リードフレームフレームの位置決めは正確にかつ確実に
行われる。
【0017】また、リードフレーム切断時の送りピッチ
は、不良部分を考慮する必要がないため、切断する長さ
に合せたピッチ数に設定される。
【0018】以上により、従来フレーム寸法を出すため
に最低1ピース無駄にしていたのに対して、本実施例の
方法によれば、切断部の形状をカギ状にすることによ
り、製品を1ピースも無駄にすることなくすべて利用で
きると共にモールド金型に対応したフレーム寸法を確保
することができるようになる。これによって歩留り率の
大幅な向上が図られる。
【0019】また、リードフレーム切断時の送りピッチ
も不良部分を気にせず多ピッチ化できるため、プレスの
作業性及び量産性を飛躍的に向上させることができる。
【0020】なお、前記実施例では、サイドレール1の
各切断代11a、11bを同一長さ、即ち1:1の割合
に設定したが、本発明はこれに限らず、他の割合でもよ
い。さらに、切断代11a、11bは切断されるサイド
レール1の両側にそれぞれ1つずつ設けた形状とした
が、互いに噛合する櫛状等、サイドレール1の一定長さ
を確保できる形状である限り、いかなる形状でもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のリードフレ
ームの製造方法によれば、以下の効果を奏する。
【0022】(1) 従来、フレーム寸法を出すために
最低1ピースは無駄にしていたのに対して、本発明の方
法によれば、リードフレームのサイドレールを一定長さ
で抜き切断によって切り落とす際に、切断部分を境とし
てその一方側を切断する側、他方側を切断される側とし
た場合において、サイドレールの切断部分の切断代を、
切断する側と切断される側との両側に位置するように分
して設けることにより、製品を1ピースも無駄にする
ことなく所定寸法を確保することができ、切断したすべ
てのフレームを利用できると共にモールド金型に位置決
めするためのフレーム寸法を確保できる。これによって
歩留り率の大幅な向上が図られる。
【0023】(2) プレスの送りピッチを、不良部分
を気にせず多ピッチ化することができるため、プレスの
作業性及び量産性を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリードフレームの抜き切断による
カギ状の切断代を示す要部拡大図である。
【図2】短冊状に切断したTRSリードフレームを示す
平面図である。
【図3】従来のリードフレームの抜き切断による切断代
を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1 サイドレール 2 リード部 11a,11b 切断代

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームのサイドレールを一定長
    さで抜き切断によって切り落とす際に、切断部分を境と
    してその一方側を切断する側、他方側を切断される側と
    した場合において、一定幅を有するサイドレールの切断
    部分の切断代を、切断する側と切断される側との両側に
    位置するように分割して設け、各リードフレームにつき
    所定寸法を確保して切断することを特徴とするリードフ
    レームの製造方法。
JP12823895A 1995-05-26 1995-05-26 リードフレームの製造方法 Expired - Fee Related JP3163946B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101816839B1 (ko) * 2016-09-09 2018-01-09 권오정 신재생 에너지 직접 연계형 수소 발생 장치를 위한 복합 전력회로 및 이의 제어 방법
KR102637207B1 (ko) * 2022-02-24 2024-02-19 주식회사 선한테크 데이터 센터를 위한 에너지 솔루션 시스템

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101816839B1 (ko) * 2016-09-09 2018-01-09 권오정 신재생 에너지 직접 연계형 수소 발생 장치를 위한 복합 전력회로 및 이의 제어 방법
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