JP2563201Y2 - ダムバーカットパンチ - Google Patents

ダムバーカットパンチ

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JP2563201Y2
JP2563201Y2 JP1992029918U JP2991892U JP2563201Y2 JP 2563201 Y2 JP2563201 Y2 JP 2563201Y2 JP 1992029918 U JP1992029918 U JP 1992029918U JP 2991892 U JP2991892 U JP 2991892U JP 2563201 Y2 JP2563201 Y2 JP 2563201Y2
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英樹 祖山
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はダムバーカットパンチに
関し、一層詳細には対応するリードフレームのダムバー
をカットすべく、先端に多数のパンチ刃が櫛歯状に形成
されて成るダムバーカットパンチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対応するリードフレームのダムバ
ーをカットすべく、先端に多数のパンチ刃が櫛歯状に形
成されて成るダムバーカットパンチとしては、本願出願
人が先に出願し、特開平3−268824号公報に開示
される技術がある。このダムバーカットパンチは、リー
ドフレームの一辺に対応するダム部分と略同じ長さの幅
を有するパンチ本体を設け、パンチ本体の下端部にはカ
ットしようとするダムバーに対応する多数のパンチ刃が
櫛歯状に配設されている。リードフレームのダムバーを
カットする際には、パンチガイドにガイドされたダムバ
ーカットパンチが下動し、一度に全ダムバーをパンチ刃
でカットする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のダムバーカットパンチは、多数のダムバーを一度
にカットする点では効果が有るものの、次のような課題
がある。1個のパンチ本体に多数のパンチ刃が設けられ
ているため、たった1個のパンチ刃が欠けた場合であっ
てもパンチ全体を交換しなければならないため、不経済
である。特に、最近はリードフレームの多ピン化が要求
され、それに伴いダムバーカットパンチのパンチ刃の数
も多くなり、パンチの単価も高くなる。そこで、たった
1個の不良パンチ刃のために高価なパンチ全体を交換す
るのは製造コスト上昇の原因にもなる。従って、本考案
はランニングコストを低減可能なダムバーカットパンチ
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次の構成を備える。すなわち、リードフレ
ームのダムバーに対応して先端に櫛歯状のパンチ刃が形
成された複数のサブパンチと、前記サブパンチの取付長
さを調整するため金型の嵌合部に嵌め込まれる再研磨用
ライナと、前記再研磨用ライナと共に収容され、前記サ
ブパンチをがたつくことなく前記金型の嵌合部に嵌め込
むスペーサと、前記スペーサに重ね合わせられて、一端
が前記サブパンチに形成した嵌合溝に係止して前記サブ
パンチの抜け落ちるのを防止する抜け止板とを有し、前
記複数のサブパンチを前記金型の嵌合部に前記再研磨用
ライナ及び前記スペーサにより位置決めし、かつ前記抜
け止板により抜け落ちを防止した状態で、ボルトにより
前記抜け止板、前記スペーサ、前記再研磨用ライナを前
記金型に締付け、前記複数のサブパンチを金型に一体に
保持させたことを特徴とする。 尚、前記再研磨用ライ
ナ、前記スペーサ及び前記抜け止板は、前記各サブパン
チ毎に設けられており、該各サブパンチ毎に長手方向に
ボルトで締付け固定されていても良い。
【0005】
【作用】ダムバーカットパンチの多数のパンチ刃のう
ち、例えば1個が損傷した場合、ボルトを緩めて抜け止
め板を取り外し、その損傷したパンチ刃を含むサブパン
や必要に応じて再研磨用ライナを交換して取付長さを
調整し、ボルト締めにより再び一体化すれば足りるの
で、高価なダムバーカットパンチ全体を交換する必要が
なく当該ダムバーカットパンチを再度使用することが可
能となる。特に、前記各サブパンチ毎に前記再研磨用ラ
イナ、前記スペーサ及び前記抜け止板を設けた場合に
は、交換作業が容易であり、作業性が極めて良い。
た、いずれかの前記サブパンチが磨耗した場合に、これ
を再研磨して再研磨用ライナを交換して他のサブパンチ
との取付長さの調整を行って再度取り付けて使用するこ
とも可能である。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1に本実施例のダムバーカットパ
ンチ10の正面図を示す。ダムバーカットパンチ10は
多数のダムバーを一度にカットするタイプのパンチであ
る。従って、ダムバーカットパンチ10の下部には、カ
ットするダムバー(不図示)と同数のパンチ刃12が櫛
歯状に設けられている。パンチ刃12同士のピッチはカ
ットするダムバーのピッチと同一に設定されている。
【0007】1個のダムバーカットパンチ10は、複数
のサブパンチ14a、14b、・・・に分割されてい
る。各サブパンチ14a、14b、・・・の下端部に複
数のパンチ刃12が櫛歯状に配設されている。隣接する
サブパンチ、例えばサブパンチ14aと14bについて
みると、サブパンチ14aの両端のパンチ刃12の配設
位置はサブパンチ14aの両側面と面一になる位置に配
設されている。一方、サブパンチ14bの両端のパンチ
刃12の配設位置はサブパンチ14bの両側面の位置か
ら1ピッチ分それぞれ内側に偏倚した位置に配設されて
いる。このパンチ刃12の配設位置関係によりサブパン
チ14aの右端のパンチ刃12とサブパンチ14bの左
端のパンチ刃12との間に所定のピッチ間隔を設けるこ
とが可能になる。16は保持手段の一例である抜止板で
あり、複数のサブパンチ14a、14b、・・・を密着
して並設させると共に、一体に保持する。抜止板16は
ダムバーカットパンチ10と略同幅に形成され、、詳し
くは後述するが、各サブパンチ14a、14b、・・・
に形成され、サブパンチ14a、14b、・・・が一体
に保持された際には(図1の状態)1本の溝を形成する
嵌合溝18内に嵌合して複数のサブパンチ14a、14
b、・・・を一体に保持する。
【0008】次に、このように構成されるダムバーカッ
トパンチ10のプレス用金型への取付について図2〜図
4と共に説明する。図2のダムバーカットパンチ10
は、プレス用金型を構成する上型20に凹設されている
嵌合部22内に取付られている。ダムバーカットパンチ
10の高さ位置は、再研磨用ライナ24の厚さで調整可
能になっている。ダムバーカットパンチ10の嵌合部2
2内での左右方向へのがたつきはスペーサ26を嵌合部
22内へ配設することにより防止可能になっている。ダ
ムバーカットパンチ10、抜止板16、スペーサ26、
再研磨用ライナ24は、保持手段の一例を構成するボル
ト28で上型20へ固定されている。なお、ダムバーカ
ットパンチ10の図2の紙面に対して垂直方向のがたつ
きは嵌合部22の同方向の側壁(不図示)によって抑制
されている。ダムバーカットパンチ10を嵌合部22か
ら外した状態の部分正面図を図3に示し、その側面図を
図4に示す。本実施例において、抜止板16、スペーサ
26、再研磨用ライナ24は各々1個の部材で形成され
ているが、サブパンチ14a、14b、・・・に対応し
て分割してもよい(図3および図4の2点鎖線X参
照)。
【0009】なお、再研磨用ライナ24はダムバーカッ
トパンチ10の長さを補填する部材である。例えばパン
チ刃12の切れが悪くなった場合、パンチ刃12の先端
を削って再使用することがある。その場合、ダムバーカ
ットパンチ10の長さが短くなってしまうが、その短く
なった分を、適宜な厚さの再研磨用ライナ24を嵌め込
むことにより補填するために設けられている。再研磨用
ライナ24の厚さを変えることにより、ダムバーカット
パンチ10の長さの補填だけでなく、ダムバーカットパ
ンチ全体を変えた際の調整も可能になっている。上型2
0が下動することによりダムバーカットパンチ10が下
降し、リードフレーム(不図示)のダムバーをカット可
能になる。
【0010】続いて図5〜図7と共にダムバーカットパ
ンチ10の動作をガイドするためのパンチガイド30に
ついて説明する。パンチガイド30は図5に示す断面形
状を有し、ダムバーをカットされるリードフレーム(不
図示)の上にセットされる。各樹脂封止部にダムバーカ
ットパンチ10を対応させてダムバーカットを行う。ダ
ムバーカットパンチ10の上下動はガイド溝34aによ
りガイドされる。一方、パンチ刃12の上下動はさらに
ガイド孔30aにガイドされる。ダムバーカットパンチ
10の内側面のガイドについては、図6および図7に示
す第1のガイド部32の両外側端面でガイドしている。
また、ダムバーカットパンチ10の外側面は、パンチガ
イド30に入れ子状に固定されている第2のガイド部4
0の内側端面でガイドしている。第2のガイド部40は
パンチガイド30とは別個に形成されている。第2のガ
イド部40は断面が矩形状に形成され、パンチガイド3
0のダムバーカットパンチ10が挿入される挿入孔の上
部内壁部に設けた段差部に固定される。従って、ダムバ
ーカットパンチ10の内側側面は第1のガイド部32
に、外側側面は第2のガイド部40に摺接して精度の高
い位置決めを行うことができる。
【0011】以上のように構成されたダムバーカットパ
ンチ10において、仮に1個のサブパンチ14aのパン
チ刃12のうち一本が損傷した場合、ボルト28および
抜止板16を外してサブパンチ14aのみを同一規格品
と交換すれば、他のサブパンチ14b、・・・は交換す
る必要がない。再び抜止板16をセットし、ボルト28
を締めれば直ちにダムバーカットを再開可能になる。ま
た、本考案のように、1個のダムバーカットパンチ10
を複数のサブパンチ14a、14b、・・・に分割する
際、ピッチの異なるサブパンチを種々用意しておくと、
適宜なサブパンチを組み合わせ、例えば樹脂封止部の樹
脂収縮により生じるダムバー残り等を除去することも可
能になる。以上、本考案の好適な実施例について種々述
べてきたが、本考案は上述の実施例に限定されるのでは
なく、考案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し
得るのはもちろんである。
【0012】
【考案の効果】本考案に係るダムバーカットパンチを用
いると、多数のパンチ刃のうち、例えば1個が損傷した
場合、その損傷したパンチ刃を含むサブパンチや必要に
応じて再研磨用ライナを交換して取付長さを調整し、ボ
ルト締めにより再び一体化すれば他のサブパンチを交換
することなく当該ダムバーカットパンチを再度使用する
ことが可能となるので、高価なダムバーカットパンチを
丸々1個交換することなく、サブパンチ1個を交換する
だけで済むので、ランニングコストを低減可能となる等
の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るダムバーカットパンチの実施例を
示した正面図。
【図2】図1のダムバーカットパンチを上型へ取り付け
た状態を示した部分断面図。
【図3】金型の嵌合部から外したダムバーカットパンチ
の部分正面図。
【図4】図3のダムバーカットパンチの側面図。
【図5】パンチガイドの実施例を示した断面図。
【図6】図5のパンチガイドの平面図。
【図7】図5のパンチガイドのガイド部近傍を示した部
分断面図。
【符号の説明】
10 ダムバーカットパン
チ 12 パンチ刃 14a、14b、14c、14d サブパンチ 16 抜止板 18 嵌合溝 20 上型 22 嵌合部 28 ボルト

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームのダムバーに対応して先
    端に櫛歯状のパンチ刃が形成された複数のサブパンチ
    と、 前記サブパンチの取付長さを調整するため金型の嵌合部
    に嵌め込まれる再研磨用ライナと、 前記再研磨用ライナと共に収容され、前記サブパンチを
    がたつくことなく前記金型の嵌合部に嵌め込むスペーサ
    と、 前記スペーサに重ね合わせられて、一端が前記サブパン
    チに形成した嵌合溝に係止して前記サブパンチの抜け落
    ちるのを防止する抜け止板とを有し、 前記複数のサブパンチを前記金型の嵌合部に前記再研磨
    用ライナ及び前記スペーサにより位置決めし、かつ前記
    抜け止板により抜け落ちを防止した状態で、ボルトによ
    り前記抜け止板、前記スペーサ、前記再研磨用ライナを
    前記金型に締付け、前記複数のサブパンチを金型に一体
    に保持させたことを特徴とするダムバーカットパンチ。
  2. 【請求項2】 前記再研磨用ライナ、前記スペーサ及び
    前記抜け止板は、前記各サブパンチ毎に設けられてお
    り、該各サブパンチ毎に長手方向にボルトで締付け固定
    されていることを特徴とする請求項1記載のダムバーカ
    ットパンチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4996583U (ja) * 1972-12-11 1974-08-20
JPS62106654A (ja) * 1985-11-05 1987-05-18 Mitsubishi Electric Corp タイバ−カツトパンチの破損検知装置

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