JP3162560B2 - 雀球遊技機 - Google Patents

雀球遊技機

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JP3162560B2
JP3162560B2 JP29918893A JP29918893A JP3162560B2 JP 3162560 B2 JP3162560 B2 JP 3162560B2 JP 29918893 A JP29918893 A JP 29918893A JP 29918893 A JP29918893 A JP 29918893A JP 3162560 B2 JP3162560 B2 JP 3162560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雀球遊技機に関し、特
に麻雀知識の乏しい初心者であっても麻雀遊技を楽しめ
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の雀球遊技機においては、
遊技部内に麻雀牌の種類に対応する複数の入球口が設け
てあり、この入球口に打球が入球すると、対応する麻雀
牌が表示装置に表示されて、この表示された麻雀牌が麻
雀遊技における自摸牌となる。遊技者は、予め定められ
た和了役が完成するように、各麻雀牌に対応した入球口
を狙い、できるだけ高得点の和了役となるように打球発
射装置を操作する。
【0003】そして、予め定められた和了役が完成する
と、その和了役の得点に対応するメダルが賞として払い
出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の雀球遊技機で遊技を行うには、麻雀に関する知識が必
要であり、麻雀に関する知識が全くなかったり、または
知識が曖昧な初心者にあっては、せっかく和了役が完成
していたりあるいは完成する可能性があるにもかかわら
ず、その事実に気が付かないで、得られるべき利益を失
ってしまう等、遊技の興趣が損なわれることとなってい
た。
【0005】そこで、本発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑み提案されたものであり、その目的と
するところは、遊技者の麻雀知識の程度にかかわらず、
全ての遊技者が公平に遊技の興趣を満喫することができ
る雀球遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、現在の手牌の組み合わせが、予め定めた複数の和了
役のうちのどの和了役が完成する可能性が高いかを判断
し、目標和了役を決定する和了役判断手段(351)と、該
和了役判断手段(351)の判断結果に基づいて、次にどの
種類の麻雀牌に対応する入球口(60)に入球させると当該
和了役が完成に近づくかを判断する自摸牌判断手段(35
2)と、上記和了役判断手段(351)の判断結果に基づい
て、現在の手牌の中から次にどの種類の麻雀牌を捨てる
と当該和了役が完成に近づくかを判断する捨牌判断手段
(353)と、上記自摸牌判断手段(352)または捨牌判断手段
(353)における判断結果を表示する遊技手順表示手段
(例えば液晶表示装置30)と、該遊技手順表示手段(30)
に上記自摸牌判断手段(352)または捨牌判断手段(353)に
おける判断結果の表示を指示するための遊技手順表示指
示手段(ヘルプスイッチ160)とからなり、上記遊技手
順表示手段(353)は、前記目標和了役が残存する発射可
能な打球数では和了不能なことを条件に、その旨を表示
するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によれば、遊技者が遊技部
(20)内に打球を発射し、この打球が入球した入球口(60)
に対応する麻雀牌が自摸牌として表示装置(30)に表示さ
れる。そして、和了役判断手段(351)において、現在の
手牌の組み合わせが、予め定めた複数の和了役のうちの
どの和了役が完成する可能性が高いかを判断して、目標
和了役を決定するとともに、当該目標和了役が残存する
発射可能な打球数で和了可能か否かを判断する
【0008】そして、自摸牌判断手段(352)において、
和了役判断手段(351)で判断して決定した目標和了役を
完成に近づけるためには、どの種類の麻雀牌を自摸れば
よいか、すなわちどの入球口(60)に入球させればよいか
を判断して、目標自摸牌を決定する。また、捨牌判断手
段(353)において、和了役判断手段(351)で判断して決定
した目標和了役を完成に近づけるためには、現在の手牌
の中から次にどの種類の麻雀牌を捨てればよいかを判断
して、目標捨牌を決定する。
【0009】ここで、遊技者が、遊技手順表示指示手段
(例えばヘルプスイッチ160)を操作すると、遊技手順
表示手段(例えば液晶表示装置30)に、自摸牌判断手段
(352)の判断結果である目標自摸牌、または捨牌判断手
段(353)における判断結果である目標捨牌を表示する。
また、遊技者が、遊技手順表示指示手段(60)を操作す
ると、前記目標和了役が残存する発射可能な打球数では
和了不能なことを条件に、遊技手順表示手段(30)に
の旨を表示するしたがって、遊技者は、遊技手順表示手
段30に表示された遊技手順に従って遊技を行えばよいの
で、麻雀遊技を全く知らなかったりあるいは麻雀知識が
乏しい初心者であっても、雀球遊技機における遊技を楽
しむことができ、遊技の興趣を損なうことがない。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜6は、本発明の一実施例を示すものであ
り、図1は雀球遊技機の遊技盤の正面図、図2は雀球遊
技機の操作部の正面図、図3は液晶表示装置の表示の説
明図、図4は本発明の概略構成を示したブロック図、図
5は本発明の雀球遊技機における処理手順の一部を示し
たフローチャート、図6は液晶表示装置に表示される遊
技手順表示の説明図を各々示す。
【0011】図1中、10は、例えば雀球遊技機の前面に
取り付けた遊技盤を示すものであり、この遊技盤10は、
ガイドレール11で囲まれた遊技部20が設けられている。
また、この遊技部20内には、ほぼ中央に手牌等の表示を
行うための表示装置である液晶表示装置30を設け、液晶
表示装置30の上方には特別入賞装置40を設け、特別入賞
装置40の左右にはそれぞれ打球が通過可能な特別入賞装
置始動口50を設け、液晶表示装置30の周囲及び下方に
は、複数種類の牌にそれぞれ対応した入球口60…が設け
てあり、その他の遊技部20内には風車70、サイドランプ
80等が設けてある。
【0012】上記した入球口60はそれぞれ麻雀牌に対応
しており、液晶表示装置30の左側の入球口60が「白」
に、液晶表示装置30の右側の入球口60が「中」に、特別
入賞装置40の上方の入球口60が「発」に、液晶表示装置
30の下部に設けた入球口60が9種類の「万子」及び9種
類の「筒子」に、左サイドランプの下方の入球口60が
「東」「南」「一索」に、右サイドランプの下方の入球
口60が「西」「北」「九索」に、それぞれ対応してい
る。
【0013】また、特別入賞装置40は、いわゆるアタッ
カーを備え、常には特別入賞装置40内に打球を受け入れ
ない状態となっており、特別入賞装置40が作動する条件
が整うと、アタッカーが開いて特別入賞装置40内に打球
を受け入れ可能な状態に変換する。そして、この特別入
賞装置40に入球した場合には、上記した牌の種類の中か
ら任意の牌を選択することができる。
【0014】遊技盤の下方の雀球遊技機の表面には、図
2に示す操作部90が設けてある。この操作部90は、右側
にメダル投入口100と、メダル返却ボタン110とを並設
し、左側には各入球口60にそれぞれ対応する複数種類の
牌のうちから一つの牌を選択するための複数の牌選択ボ
タン120…が左右に並設してあり、この牌選択ボタン120
の下方には、貯留メダル投入ボタン130、貯留メダル払
出ボタン140、精算ボタン150、遊技手順表示指示手段で
あるヘルプスイッチ160、リーチボタン170、自摸切ボタ
ン180が左右に並設してある。
【0015】液晶表示装置30は、STNタイプやTFT
タイプの液晶ディスプレイからなり、図3に示すよう
に、表示面に種々の表示部190〜300が設けてある。この
表示面の表示部を更に詳しく説明する。表示面の左側に
は、上からメダル貯留枚数表示部190、得点表示部200、
特別入賞装置作動回数表示部210、捨牌表示部220が上下
に並設してあり、中央には、上からビッグチャンス和了
役表示部230、チャンス和了役表示部240が上下に並設し
てあり、右側には、上から遊技球表示部250、風牌表示
部260と表ドラ表示部270、裏ドラ表示部280が上下に並
設してあり、最下段には手牌表示部290と自摸牌表示部3
00が左右に並設してある。上記した表示面の表示部190
〜300は、通常遊技時に表示されるもので、後に詳述す
るヘルプ情報表示時には、ヘルプ画面に切り替わり、遊
技手順表示手段として機能する。
【0016】雀球遊技機内の適宜箇所には、雀球遊技機
の遊技を電気的に制御するための電気的制御装置310が
設けてある。この電気的制御装置310は、CPU(中央
演算装置)、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM
(ランダムアクセスメモリ)等を有するマイクロコンピ
ュータからなり、入出力制御手段を介して各機器と電気
的に連絡している。
【0017】この電気的制御装置310は、全般的な遊技
制御を行う主制御部320と、主制御部320からの制御情報
に基づき液晶表示装置30の表示制御を行う表示制御部33
0とからなる。また、表示制御部330は、液晶表示装置30
と電気的に連絡して画面制御を行う画面制御部340と、
この画面制御部340に連絡して遊技手順のヘルプ制御を
行うヘルプ機能制御部350とを主な構成要素とする。さ
らに、ヘルプ機能制御部350は、現在の手牌の組み合わ
せが予め定めた複数の和了役のうちのどの和了役が完成
する可能性が高いかを判断する和了役判断手段351と、
和了役判断手段351の判断結果に基づいて、次にどの種
類の牌に対応する入球口60に打球を入球させると当該和
了役が完成に近づくかを判断する自摸牌判断手段352
と、和了役判断手段351の判断結果に基づいて、現在の
手牌の中から次にどの種類の牌を捨てると当該和了役が
完成に近づくかを判断する捨牌判断手段353とからな
る。そして、主制御部320に電気的に連絡した遊技手順
表示指示手段であるヘルプスイッチ160が操作される
と、主制御部320から送信される制御情報に基づき、液
晶表示装置30にヘルプ表示を行う。
【0018】以下、上記した雀球遊技機における遊技手
順を説明するとともに、図5のフローチャートに基づき
ヘルプ機能制御の手順を説明する。メダル投入口100に
メダルが投入されると、遊技が開始し、打球発射装置
(図示せず)により遊技部20内に打球を発射できる状態
となる。1遊技において、発射できる球数は24個であ
る。このとき、液晶表示装置30に表示されていた遊技の
デモンストレーション画面が遊技用画面に切り替わり、
遊技開始条件が整ったことを遊技者に知らせる。
【0019】遊技開始条件が整うと、遊技者は、打球発
射装置を操作して遊技部20内に打球を発射する。遊技部
20内には、牌の種類に対応した複数の入球口60…が設け
てあり、打球は入球口60…のどれか一つに入球する。そ
して、13球目までは、打球が入球した入球口60に対応
する牌が手牌表示部290に表示され、14球目の打球が
入球した入球口60に対応する牌は自摸牌表示部300に表
示される。このとき、表示される牌は、ソートされて並
び替えられる。並び替える順序は、例えば、左から万子
牌、筒子牌、索子牌、風牌、三元牌の順になり、それぞ
れの種類の牌の中では、昇順に並び替えられる。尚、各
種類の牌は3個まで表示することができ、ある牌が4個
表示されている場合に、その牌と同一の牌に対応する入
球口60に打球が入球しても、その打球は失格球となる。
例えば、「一万」「一万」「一万」「一万」が表示され
ている場合に、「一万」に対応する入球口60に打球が入
球したとしても、液晶表示装置30の手牌表示部290に5
個目の「一万」を表示することができず、当該打球は失
格球となるのである。
【0020】また、液晶表示装置30のメダル貯留枚数表
示部190には雀球遊技機内に貯留されているメダル枚数
が、得点表示部200には現在の得点が、捨牌表示部220に
は捨牌及びリーチ棒が、ビッグチャンス和了役表示部23
0にはビッグチャンスとなる和了役が1種類、チャンス
和了役表示部240にはチャンスとなる和了役が3種類、
遊技球表示部250には残りの遊技球数が、表ドラ表示部2
70には表ドラが、風牌表示部260には現在の風牌が、そ
れぞれ表示される。
【0021】手牌表示部290に14牌すべてが表示され
た時点で配牌が完了したことになり、手牌表示部290に
表示された牌の中のどれか1牌に対応する牌選択ボタン
120を操作して当該牌を捨てるか、自摸切ボタン180を操
作して、自摸牌表示部300に表示された牌を自摸切りす
ると、次の打球を発射できる状態となる。その後、発射
された打球が入球口60に入球すると、遊技球表示部250
の表示から「1」が減算されて表示されるとともに、打
球が入球した入球口60に対応する牌が自摸牌表示部300
に表示される。
【0022】遊技中には、聴牌状態であり、かつ遊技球
表示部250に「1」以上の表示がある場合で、牌を捨て
る以前には、リーチボタン170を操作してリーチをかけ
ることができる。リーチボタン170を操作した後、牌選
択ボタン120を操作して手牌中から牌を捨てるか、自摸
切ボタン180を操作して自摸切りを行うと、捨牌表示部2
20に捨牌及びリーチ棒が表示される。このとき、裏ドラ
表示部280には、裏ドラが表示される。
【0023】全ての打球、すなわち24球の打球を打ち
終わって遊技が終了するまでの間に、予め定めた和了役
となる牌の組み合わせが完成した場合には、ビッグチャ
ンス和了役表示部230及びチャンス和了役表示部240の表
示が和了役の説明表示に変わり、その時点における得点
が得点表示部200に表示される。この和了役の説明表示
は、例えば、和了役の種類とドラ及び裏ドラの数等であ
る。尚、本実施例では、1遊技で獲得できる得点は10
点までである。
【0024】ここで、和了役が2種類以上同時に成立し
た場合には、それぞれの和了役に与えられるべき得点が
加算されて与えられる。また、手牌中に予め定めた表ド
ラ及び裏ドラと同一の牌がある場合には、そのドラ牌に
対しても得点が加算される。一方、遊技が終了するまで
の間に、予め定めた和了役の組み合わせが完成しない場
合には、上記した和了役の説明表示を行う位置に「ゲー
ムオーバー」である旨の表示がなされる。
【0025】和了役及び和了役に対して与えられる得点
は、例えば、1点役として、「平上がり」、「平和」、
「タンヤオ」、「一盃口」、「混一色」、「三暗刻」、
「白」、「発」、「中」、「東西南北の風牌」の10種
類があり、2点役として、「清一色」「七対子」、「四
暗刻」、「リーチ一発」の4種類があり、3点役とし
て、「チャンタ」、「二盃口」、「三連刻」の3種類が
あり、5点役として、「小三元」、「純チャンタ」の2
種類があり、10点役として、「一気通貫」、「大三
元」、「小四喜」、「大四喜」、「字一色」、「国士無
双」、「九連宝燈」、「清老頭」の8種類がある。ま
た、表ドラ及び裏ドラには、それぞれ1個につき1点が
与えられる。この得点の1点がメダル1枚に該当する。
【0026】また、入賞に係る和了役が完成した場合で
あっても、遊技球表示部250の表示がが「1」以上であ
る場合には、自摸切ボタン180あるいは牌選択ボタン120
を操作すると、和了役の説明表示及び得点表示が消え
て、ビッグチャンス和了役表示部230及びチャンス和了
役表示部240における表示が再開され、遊技を続行する
ことができる。
【0027】和了役の説明表示がなされている状態で精
算ボタン150または貯留メダル投入ボタン130を操作する
と、得点表示部200に表示されていた得点が、メダル貯
留枚数表示部190の表示得点に加算されて表示される。
そして、貯留メダル投入ボタン130を操作した場合に
は、自動的に次の遊技に移行する。遊技が終了するまで
の間に、チャンス和了役表示部240に表示された和了役
と同一の和了役が完成すると、表示面には和了役の説明
表示とチャンス条件成立表示が交互に表示されてチャン
ス条件が成立したことを遊技者に知らせるとともに、次
回の遊技において、特別入賞装置40を1回作動させるこ
とができる。
【0028】このチャンス条件が成立している間に、特
別入賞装置始動口50を打球が通過すると、特別入賞装置
40が作動して特別入賞装置40内に打球を受け入れやすい
状態に変換する。そして、特別入賞装置40内に打球が5
個入球するか、あるいは当該遊技が終了すると、特別入
賞装置40は、通常状態、すなわち特別入賞装置40内に打
球を受け入れ難い状態に変換する。
【0029】そして、特別入賞装置40内に打球が入球す
ると、自摸牌表示部300に「?」が表示され、この状態
で牌選択ボタン120を操作すると、遊技者が所望する任
意の牌を選択することができ、遊技者が牌を選択する
と、自摸牌表示部300の「?」が選択した牌の表示に変
わる。遊技が終了するまでの間に、ビッグチャンス和了
役表示部230に表示された和了役と同一の和了役が完成
すると、表示部には和了役の説明表示とビッグチャンス
条件成立表示が交互に表示されてビッグチャンス条件が
成立したことを遊技者に知らせるとともに、次回の遊技
において、特別入賞装置40を最高14回作動させること
ができる。
【0030】このビッグチャンス条件が成立している間
に、特別入賞装置始動口50を打球が通過すると、特別入
賞装置40が作動して特別入賞装置40内に打球を受け入れ
やすい状態に変換する。そして、特別入賞装置40内に打
球が5個入球するか、あるいは当該遊技が終了すると、
特別入賞装置40は、通常状態、すなわち特別入賞装置40
内に打球を受け入れ難い状態に変換する。この状態が、
最高14回繰り返されるのであるが、ビッグチャンス成
立条件が整っている場合であっても、1回の遊技終了時
に予め定めた和了役を完成させることができなかった場
合には、ビッグチャンス成立条件は無効となる。したが
って、ビッグチャンス成立条件が整っていて、毎遊技に
おいて予め定めた和了役を完成させることができれば、
特別入賞装置40を最高14回作動させることができるの
である。
【0031】ビッグチャンス条件成立時においてもチャ
ンス条件成立時と同様に、特別入賞装置40内に打球が入
球すると、自摸牌表示部300に「?」が表示され、この
状態で牌選択ボタン120を操作すると、遊技者が所望す
る任意の牌を選択することができ、遊技者が牌を選択す
ると、自摸牌表示部300の「?」が選択した牌の表示に
変わる。
【0032】したがって、チャンス条件成立時またはビ
ッグチャンス条件成立時においては、全遊技球である2
4球中5球までを遊技者が所望する任意の牌として扱う
ことができるため、遊技者は所望の和了役を完成させ易
くなり、遊技者にとって有利な状態となる。上記したビ
ッグチャンス和了役としてビッグチャンス和了役表示部
230に表示される和了役は、例えば、「一気通貫」「九
連宝燈」「清老頭」のうちのどれか1種類の和了役であ
り、チャンス和了役としてチャンス和了役表示部240に
表示される和了役は、例えば、「一気通貫」、「九連宝
燈」、「清老頭」、「国士無双」、「字一色」、「小三
元」、「七対子」、「平和」、「タンヤオ」のうちのど
れか3種類の和了役である。尚、ビッグチャンス和了役
とチャンス和了役には重複した和了役があるが、両和了
役として同時に表示されることはない。すなわち、ビッ
グチャンス和了役に選択された和了役はチャンス和了役
としては選択されず、反対にチャンス和了役に選択され
た和了役はビッグチャンス和了役としては選択されない
のである。
【0033】遊技を終了して貯留メダルの払い出しを受
けたい場合には、貯留メダル払出ボタン140を操作する
と、メダル貯留枚数表示部190に表示された枚数のメダ
ルが、払い出される。また、遊技中に貯留枚数が10枚
を超えた場合には、自動的に10枚を超えた数のメダル
が払い出される。遊技中に、和了役が完成する見込みが
無くなる等、当該遊技を終了して次の遊技を開始したい
場合には、手牌表示部290及び自摸牌表示部300に合計1
4牌が表示されている状態で、貯留メダル投入ボタン13
0を操作すればよい。この場合、メダル貯留枚数表示部1
90に「1」以上の表示がある場合には、自動的に次の遊
技に進む。
【0034】一般的な遊技処理は、上記した通りである
が、配牌が完了した後以降、遊技終了までは、遊技手順
のヘルプ機能を使用することができる。図5のフローチ
ャートに基づきこのヘルプ制御の手順を説明する。この
ヘルプ制御処理においては、まず、14球の打球が発射
されて配牌が完了したかどうかが判断され、配牌が完了
すると、和了役判断手段351において現在の手牌がビッ
グチャンス和了役あるいはチャンス和了役のうちのどの
和了役が完成する可能性が高いかが判断され、目標和了
役を決定する。この和了役判断手段351における判断
は、現在の手牌が、ビッグチャンス和了役あるいはチャ
ンス和了役の牌の組み合わせと何牌相違しているかを点
数化し、その点数の最も低い和了役、すなわち相違して
いる牌数の最も少ない和了役を目標和了役とする。
【0035】そして、牌選択ボタン120を操作して捨て
牌を行うか、自摸切ボタン180を操作して自摸切りを行
う以前に、遊技手順表示指示手段であるヘルプスイッチ
160が操作されると、捨牌判断手段353により、目標和了
役を完成に近づけるためにはどの牌を捨てたらよいかが
判断されて、この目標捨牌が遊技手順表示手段である液
晶表示装置30に表示される。液晶表示装置30に表示され
る目標捨牌は、例えば、図6(a)に示すように「三
万」「六万」の2種類の牌であり、遊技者はこの目標捨
牌指示に従い牌選択ボタン120を操作して捨て牌を行う
か、自摸切ボタン180を操作して自摸切りを行えばよ
い。
【0036】また、捨て牌または自摸切りを行って、未
だ次の打球を発射していない状態でヘルプスイッチ160
を操作すると、自摸牌判断手段352により、目標和了役
を完成に近づけるためにはどの牌を自摸ったらよいかが
判断されて、この目標自摸牌が遊技手順表示手段である
液晶表示装置30に表示される。液晶表示装置30に表示さ
れる目標自摸牌は、例えば、図6(b)に示すように
「四万」「七万」の2種類の牌であり、遊技者はこの目
標自摸牌指示に従い、打球発射装置を操作して所望の入
球口60を狙うか、特別入賞装置40に入賞した場合には所
望の牌選択ボタン120を操作すればよい。
【0037】そして、自摸数が10牌に達した場合には
ヘルプ制御処理を終了する。ここで自摸数が10牌に達
したかどうかを判断するのは、、遊技者に与えられる打
球数は、24球であり、最初の配牌に14球を使用する
ため、遊技者がその後に発射できる打球数、すなわち、
自摸可能な牌数が10牌だからである。上記した和了役
判断手段351における目標和了役決定において、残りの
自摸牌数以内、すなわち発射できる打球数以内では和了
役が完成できる可能性が無い場合にヘルプスイッチ160
を操作すると、液晶表示装置30には和了できない旨の表
示を行うようにしてもよい。
【0038】尚、上記した実施例では、和了役判断処理
において、現在の手牌が、ビッグチャンス和了役あるい
はチャンス和了役の牌の組み合わせと何牌相違している
かを点数化しているが、これを何牌一致しているかを点
数化して、その点数の最も高い和了役、すなわち一致し
ている牌数の最も多い和了役を目標和了役としてもよ
い。また、遊技者が液晶表示装置30に表示されたヘルプ
指示に従わなくても、遊技には影響を与えない。
【0039】また、現在の手牌が、ビッグチャンス和了
役あるいはチャンス和了役の牌の組み合わせと何牌相違
しているか又は何牌一致しているかを点数化すること
で、和了役の判断処理の判断要素としているが、この判
断要素に加え、例えば入球口60の位置や遊技部20内に配
置された釘の位置によって生じる、入球口60への入球の
困難性を定数化して判断要素に加えてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、和了役判断手段により現在の手牌
の組み合わせが、予め定めた複数の和了役のうちのどの
和了役が完成する可能性が高いかを判断して、自摸牌判
断手段において、和了役判断手段で判断して決定した目
標和了役を完成に近づけるためには、どの種類の麻雀牌
を自摸ればよいかを判断し、また、捨牌判断手段におい
て、目標和了役を完成に近づけるためには、現在の手牌
の中から次にどの種類の麻雀牌を捨てればよいかを判断
している。そして、遊技手順表示指示手段が操作される
と、遊技手順表示手段に自摸牌判断手段または捨牌判断
手段における判断結果が表示される。
【0041】したがって、遊技者は、遊技手順表示手段
に表示された遊技手順に従って遊技を行えばよいので、
麻雀遊技を全く知らなかったりあるいは麻雀知識が乏し
い初心者であっても、雀球遊技機における遊技を楽しむ
ことができる。さらに、遊技者間の麻雀に対する熟練度
の相違に基づく不公平を解消でき、遊技の興趣を高める
ことができる。また、前記目標和了役が、残存する発射
可能な打球数では和了不能な場合には、遊技手順表示手
段は、一定の条件の下に、その旨を表示するようにした
ことから、遊技者は、和了する見込みのないことを早い
段階で知徳することが可能になり、和了する見込みのな
い無駄な遊技に不必要に没頭することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雀球遊技機の遊技盤の正面図であ
る。
【図2】本発明に係る雀球遊技機の操作部の正面図であ
る。
【図3】液晶表示装置の表示の説明図である。
【図4】本発明の概略構成を示したブロック図である。
【図5】本発明の雀球遊技機における処理手順の一部を
示したフローチャートである。
【図6】液晶表示装置に表示される遊技手順表示の説明
図である。
【符号の説明】
10 ガイドレール 20 遊技部 30 液晶表示装置 40 特別入賞
装置 50 特別入賞装置始動口 60 入球口 70 風車 80 サイドラ
ンプ 90 操作部 100 メダル投
入口 110 メダル返却ボタン 120 牌選択
ボタン 130 貯留メダル投入ボタン 140 貯留メ
ダル払出ボタン 150 精算ボタン 160 ヘルプ
スイッチ 170 リーチボタン 180 自摸切
ボタン 190 メダル貯留枚数表示部 200 得点表
示部 210 特別入賞装置作動回数表示部 220 捨牌表
示部 230 ビッグチャンス和了役表示部 240 チャン
ス和了役表示部 250 遊技球表示部 260 風牌表
示部 270 表ドラ表示部 280 裏ドラ
表示部 290 手牌表示部 300 自摸牌
表示部 310 電気的制御装置 320 主制御
部 330 表示制御部 340 画面制
御部 350 ヘルプ機能制御部 351 和了役
判断手段 352 自摸牌判断手段 353 捨牌判
断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機の表面に設けた遊技部内に、複数種
    類の麻雀牌にそれぞれ対応した入球口と、打球が入球し
    た各入球口に対応する麻雀牌を表示する表示装置とを有
    し、前記遊技部内に発射可能な打球数が遊技単位で予め
    定められている雀球遊技機において、 現在の手牌の組み合わせが、予め定めた複数の和了役の
    うちのどの和了役が完成する可能性が高いかを判断し、
    完成する可能性の高い役を目標和了役として決定すると
    ともに、当該目標和了役が残存する発射可能な打球数で
    和了可能か否かを判断する和了役判断手段と、 該和了役判断手段の判断結果に基づいて、次にどの種類
    の麻雀牌に対応する入球口に打球を入球させると当該和
    了役が完成に近づくかを判断する自摸牌判断手段と、 上記和了役判断手段の判断結果に基づいて、現在の手牌
    の中から次にどの種類の麻雀牌を捨てると当該和了役が
    完成に近づくかを判断する捨牌判断手段と、 上記自摸牌判断手段または捨牌判断手段における判断結
    果を表示する遊技手順表示手段と、 該遊技手順表示手段に上記自摸牌判断手段または捨牌判
    断手段における判断結果の表示を指示するための遊技手
    順表示指示手段とからなり、 上記遊技手順表示手段は、前記目標和了役が残存する発
    射可能な打球数では和了不能なことを条件に、その旨を
    表示するようにした ことを特徴とする雀球遊技機。
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