JP3161456B2 - ドアヒンジ - Google Patents

ドアヒンジ

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JP3161456B2
JP3161456B2 JP14767699A JP14767699A JP3161456B2 JP 3161456 B2 JP3161456 B2 JP 3161456B2 JP 14767699 A JP14767699 A JP 14767699A JP 14767699 A JP14767699 A JP 14767699A JP 3161456 B2 JP3161456 B2 JP 3161456B2
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孝行 宮原
敏郎 五十嵐
博 前川
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のラ
ゲージコンパートメントドアやボンネットなど、その開
閉の中心となる揺動軸の軸方向で湾曲したドアを揺動支
持するドアヒンジに関し、特に外付け用のドアヒンジに
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボンネットやラゲージコンパー
トメントドア(以下、「ラゲージドア」という)などの
ドアヒンジは、通常は内側に設けられ外からは見えない
ように構成される。しかし、一方で外付けすることによ
って外観にアクセントを付け、意匠的に特徴を与えるよ
うにしたものがある。そこで、外付け用のドアヒンジに
ついて図面を示して説明する。図4はトランクに設けら
れたラゲージドア160に外付け用のヒンジ101,1
02を用いた自動車を示し、図3は、この外付け用のヒ
ンジを示した外観斜視図である。ヒンジ101(ヒンジ
102も同様)は、ボディ本体側に固定されるヒメール
110と、ヒメール110に連結されるとともにラゲー
ジドア160側に固定されるメール120と、これらを
それぞれに覆うヒンジカバー130,140とから構成
されている。
【0003】ヒメール110は、底壁111と、その左
右両端より起立した側壁112,113と、両側壁11
2,113間に架設された支軸114とで構成されてい
る。底壁111の中央にはボディ170へ固定するため
の貫通孔115が穿設されている。そして底壁111お
よび側壁112,113には、ヒンジカバー130に形
成された爪131,132,133を引っかけるための
爪受け116,117,118が形成されている。一方
メール120は、短冊状の板材を段付き形状としたメー
ル本体121と、ヒメール110の支軸114にはめ込
まれる円筒状の支持管122とから構成され、そのメー
ル本体121が、支軸114の軸方向に平行になるよう
に支持管122の外周面にアーク溶接で固着されてい
る。そして、メール本体121には固定のための貫通孔
123、及びヒンジカバー140を取り付けるための貫
通孔124とが穿設され、ヒンジカバー140に形成さ
れた爪141を引っかけるための爪受け125が形成さ
れている。また、メール120側のヒンジカバー140
には、貫通孔124を通ったネジによってネジ止めされ
る突起142が内側に突設されている。なお両ヒンジ1
01,102を構成する各部品は共通である。
【0004】このような構成のヒンジ101,102
は、それぞれヒメール110がボディ170へ、各メー
ル120はラゲージドア160へと固定される。ここ
で、図5は、ヒンジ101(ヒンジ102も同様)を取
り付けた状態を示した断面図である。ヒメール110
は、底壁111とボディ170の座面との間にパッド1
72を挟み込み、底壁111の貫通孔115にボルト1
51を通し、パッド172、座面171を貫通させたボ
ルト151にボディ170の裏側からナット152で締
め付け固定されている。一方、メール120は、メール
本体121とラゲージドア160の座面161との間に
パッド162を挟み込み、メール本体121の貫通孔1
23、パッド162、座面161を貫通したボルト15
3を、ラゲージドア160の裏側に固定されたナット1
53に締め付けて固定されている。そして、このように
固定されたヒメール110及びメール120には、それ
ぞれヒンジカバー130,140が取り付けられる。従
って、ラゲージドア160は、ヒンジ101,102に
よってボデー本体に開閉可能に支持され、実線で示すよ
うに閉じた状態から破線で示すように開けることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ラゲージド
ア160は、開閉の中心となる揺動軸の軸方向で所定の
曲率をもって湾曲した形状をなしている(ボディ側も同
様に湾曲している)。ここに、図5における矢印Aの方
向から見たヒメール110の取付状態を図6に模式的に
示す。図4に示すように2箇所に設けられたヒンジ10
1,102は、それぞれの揺動軸、即ち支軸114の軸
線が同軸上になければならない。そのため、ヒンジ10
1,102をそれぞれ取り付ける場合、湾曲したラゲー
ジドア160及びボディ170に対し、支軸114の軸
線Sが両方のヒンジ101,102で一致するように、
図5に示すような座面161,171を設ける必要があ
った。
【0006】そして、近年曲線を基調としてデザインさ
れた曲率の大きい曲面を有する自動車があるが、このよ
うにボディ161及びラゲージドア160の曲率が大き
くなれば、ラゲージドア160のヒンジ101,102
取り付け位置の面の傾きが大きくなり、それに伴って座
面161,171の高さや幅が大きくなり見栄えが悪く
なるという問題があった。また、ラゲージドア160の
ヒンジ101,102取り付け位置の面の傾きに合わせ
て、メール120のメール本体121の形状を設定する
ことによりラゲージドア160側の座面をなくすことも
可能であるが、各ヒンジ101,102でメール本体1
21の形状が異なり部品を共通化できなくなるためコス
トアップになるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、支軸の軸方向で大きく
湾曲したドアにも見栄えを損うことなく取り付けること
ができる、かつこれを低コストで実現できるドアヒンジ
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のドアヒンジは、
支軸を備えるヒメールと、その支軸に回動可能にはめら
れる支持管に対してメール本体の端面が固着されてなる
メールとを有し、ヒメールを固定体に固定するとともに
メールをドアに固定し、そのドアを固定体に対して開閉
させるものであって、支持管の外側に前記支軸の軸方向
に沿った所定幅の平坦な接合面を形成し、前記メール本
を前記支軸の軸方向に対し所定角度傾けて当該メール
本体の端面を前記接合面に固着させたことを特徴とす
る。特に、前記支軸の軸方向で湾曲したドアの、前記
ール固定面の傾きに合わせて当該メール本体を傾斜さ
せ、前記支持管の接合面に前記メール本体の端面を固着
させることが望ましい。よって、本発明のドアヒンジで
は、支軸の軸方向で湾曲したドアに用いる場合でも、
ール本体をドアの揺動板固定面の傾きに合わせて傾斜さ
せることができるため、ドアに前記支軸の軸方向と平行
な座面を形成することなく揺動側部材をドアに固定する
ことができ、ドアの曲率が大きい場合にでも、見栄えを
損うことがない。また、ドアヒンジを複数用いる場合で
も、各ドアヒンジのメールは、支持管に固着する揺動板
の傾きを変えるだけで製造できるため共通の支持管及び
揺動板を使用することができ、コストアップをまねかな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るヒンジ構造の
一実施の形態について図面を参照して説明する。図1
は、ラゲージドアに取り付けられる左右一対のヒンジを
示した斜視図である。即ち、図4に示すように、自動車
のトランクに設けられたラゲージドア160用のヒンジ
1,2である。ヒンジ1,2は、共に従来と同様に、ボ
ディ170に取り付けられるヒメール10とラゲージド
ア160に取り付けられるメール20と、これらをそれ
ぞれ覆う不図示のヒンジカバーとで構成されている。
【0010】ヒメール10は、従来のものと同様に構成
されたものである。底壁11と、その左右両端より起立
した側壁12,13と、両側壁12,13間に架設され
た支軸14とで構成されている。底壁11の中央には固
定のための貫通孔15が穿設されている。一方メール2
0は、短冊状の板材を段付き形状としたメール本体21
と、ヒメール20の支軸14にはめ込まれる円筒状の支
持管22とから構成され、そのメール本体21の端面が
支持管22の外周面にアーク溶接で固着されている。そ
のメール本体21には、反接合側の端面が下がるように
して段差が形成され、その低くなった固定部分21aに
ラゲージドア160に固定するための貫通孔23が穿設
されている。そして、本実施の形態では、このメール本
体21を支持管22に支軸14の軸方向に対し傾かせて
接合させる点に特徴を有する。そのため、支持管22に
は、その外周面に支軸14の軸方向に沿って一定幅の平
面をなす接合面24が形成され、その接合面24に対し
てメール本体21が傾けられてアーク溶接されている。
接合面24の幅は、メール本体21を傾けたときに、そ
のメール本体21の端面がはみ出さないだけの寸法であ
る。
【0011】ここで、図2は、ヒンジ1,2を図1のB
方向から見た図であり、実際に取り付けた状態の位置関
係を示している。ヒンジ1,2のヒメール10,10
は、支軸14,14の軸線Sを一致させるため、不図示
の座面によって、図示するように水平な状態でボディへ
と取り付けられる。そうした場合、従来のヒンジではメ
ール本体も水平であったが、本実施の形態では、図示す
るように支持管22に対して傾斜させた左右一対のメー
ル本体21,21がハの字に傾く。この傾きは、ラゲー
ジドア160のヒンジ取り付け位置の面の傾きに合わせ
られ、固定部21,21がラゲージドア160のヒンジ
取り付け位置の面とほぼ平行になる角度である。座面を
介してボディ170へ固定されたヒメール1に対し、メ
ール2は、メール本体21の固定部分21aが座面を介
さずにパッドを挟み込んでラゲージドア160へと固定
される。そして、このヒンジ1,2で取り付けたラゲー
ジドア160(図4参照)は、図2に示すヒメール1
0,10の支軸14,14の軸線Sを中心にして開閉す
る。
【0012】従って、本実施の形態のヒンジ構造によれ
ば、ラゲージドア160へは座面を設けることなく取り
付けることができ、ラゲージボードの曲率が大きい場合
にでも、従来のように座面の拡大をしたり、これに伴い
ヒンジカバーを大きくする必要がなくなったため、見栄
えを損なうことがない。また、このような効果を奏する
メールの構成は、従来と同様にメール本体21を支持管
22に固着させたものであり、ただその接合方法に特長
を有するだけである。よって、例えば前記ラゲージドア
160に用いる場合のように、左右でメール本体の傾き
が違っても、構成部品に変わりはなく共通であるため、
コストを上げることなく前記効果が得られる。このこと
は、3以上の複数の箇所でドアを揺動支持する場合にも
同様である。
【0013】なお、本発明は、前記実施の形態のものに
限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で
様々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態で
は、に用いた場合を示して説明したが、その他ボンネッ
トやサイドドア、或いは自動車に限らず湾曲したドアに
用いることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、支持管の外周面に支軸の軸方
向に沿った所定幅の平坦な接合面を形成し、メール本体
を支軸の軸方向に対し所定角度傾けて端面を接合面に固
着させた構成としたので、支軸の軸方向で大きく湾曲し
たドアにも見栄えを損なうことなく取り付けることが、
かつこれを低コストで実現できるドアヒンジを提供する
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアヒンジの一実施の形態を示し
た斜視図である。
【図2】図1のB方向から見たドアヒンジを示す図であ
る。
【図3】従来のドアヒンジを示した外観斜視図である。
【図4】外付けのヒンジを用いた自動車を示した図であ
る。
【図5】従来のドアヒンジの取り付け状態を示した断面
図である。
【図6】図5のA方向から見たヒメール110の取付状
態を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1,2 ヒンジ 10 ヒメール 11 底壁 20 メール 21 メール本体 22 支持管 24 接合面
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−127667(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支軸を備えるヒメールと、その支軸に回
    動可能にはめられる支持管に対してメール本体の端面が
    固着されてなるメールとを有し、ヒメールを固定体に固
    定するとともにメールをドアに固定し、そのドアを固定
    体に対して開閉させるドアヒンジにおいて、 前記支持管の外周面に前記支軸の軸方向に沿った所定幅
    の平坦な接合面を形成し、前記メール本体を前記支軸の
    軸方向に対し所定角度傾けて当該メール本体の端面を前
    記接合面に固着させたものであって、 前記支軸の軸方向で湾曲したドアの前記メール固定面
    傾きに合わせて当該メール本体を傾斜させ、前記支持管
    の接合面に前記メール本体の端面を固着させることを特
    徴とするドアヒンジ。
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