JP3154923B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
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  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係
り、特に、室内ユニット内に配置される電気部品箱構成
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】普通用いられる空気調和機は、被空調室
に取付けられる室内ユニットと、建屋外部に据付けられ
る室外ユニットとから構成され、各ユニット間を冷媒管
や電気配線等を介して接続してなる。
【0003】上記室内ユニットは、前面パネルに設けら
れる吸込み口から被空調室空気がユニット本体内へ吸込
まれ、この内部に配置される熱交換器を通過して熱交換
をなし、前面下部に設けられる吹出し口から再び被空調
室へ吹出されるようになっている。
【0004】室内ユニットには、遠隔操作盤(リモコン
と呼ばれる)が付属されていて、送風機や圧縮機ほかの
冷凍サイクル構成部品は、上記遠隔操作盤からの指示信
号を受けて設定された空調条件を得るよう、電気的に制
御される。
【0005】またユニット本体内には、上記電気的制御
をなす電気制御部品が備えられ、これらは全て制御基板
(PC板)に一括して実装される。そして制御基板は、
電気部品箱に収容される。
【0006】ユニット本体を構成する前面パネルを取り
外すと、電気部品箱前面が露出する。従来、この電気部
品箱は、電気制御部品の故障時における交換など必要な
作業が行えるよう、作業者の対向面である前面側が開閉
可能である。すなわち、電気部品箱の前面側は開口部で
あり、この開口部に蓋体が開閉自在に取着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、室内ユニッ
トの設計にあたっては、ユニット本体の大型化、特に幅
寸法を抑制するために、電気部品箱の配置スペースとし
ては、熱交換器の側方部位にわずかの幅寸法のスペース
しか確保していない。したがって、ここに配置される電
気部品箱は、幅寸法が薄く、高さ寸法のある薄箱型に形
成される。
【0008】一方、上記電気制御部品は、全て制御基板
(PC板)に実装されており、その必要上、制御基板の
面積はある程度は大きくなければならない。制御基板面
積は電気部品箱の前面開口部面積よりもかなり大とな
り、電気部品箱の背面部に制御基板を取付けることがで
きない。そのため、電気部品箱の側面部に制御基板が取
付けられる。
【0009】ところが、電気部品箱の前面開口部および
これを閉成する前面蓋体は、幅の狭い寸法であるから、
電気制御部品の交換やメンテナンス作業時に前面蓋体を
取外して開口部を開口しても、ここから手を差し込んで
必要な作業をなすのはきわめて面倒なものとなる。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、電気部品箱の幅寸法を
極力抑制しつつ、内部に収容される制御基板および、こ
の制御基板に実装される電気制御部品に対する取扱いを
容易化して、作業性の向上を図れる電気部品箱を備えた
空気調和機を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
第1の発明の空気調和機は、請求項1として、熱交換器
および、この熱交換器に対向して配置される送風機を収
容するユニット本体と、このユニット本体内の上記熱交
換器および送風機の側方部位に配置される電気部品箱と
を備えた空気調和機において、上記電気部品箱は、上記
熱交換器および送風機側の側面部が開口し、この側面開
口部以外の上面部と、側面部と、前面部と、背面部と、
下面部を備えた部品箱本体と、この部品箱本体の側面開
口部と対向する上記側面部に取着され、電気制御部品が
実装される制御基板と、上記部品箱本体の側面開口部を
開閉自在に閉成する側面蓋体とを具備したことを特徴と
する。
【0012】請求項2として、請求項1記載の上記部品
箱本体および上記側面蓋体は、板金加工により形成さ
れ、上記部品箱本体の上面部と下面部の側面部近傍部位
に係止用孔が設けられ、この部品箱本体の係止用孔に掛
合する係止爪を有し、部品箱本体に着脱自在に取付けら
れる、絶縁部材からなるボード押えを備え、上記制御基
板は、上記ボード押えに取着されることを特徴とする。
【0013】請求項3として、上記ボード押えは、樹脂
モールド材からなり、この端縁部に上記制御基板を着脱
自在に係止する係止爪が設けられることを特徴とする。
請求項4として、請求項1記載の上記制御基板は、ここ
に実装される電気制御部品の高さ制限を、制御基板のほ
ぼ半分に相当する一方の領域を他方の領域よりも大きく
し、その一方の領域には背の高い電気制御部品が集中し
て実装され、かつ他方の領域には背の低い電気部品が集
中して実装され、上記側面蓋体は、電気制御部品の背の
高さに合致した凹凸状をなし、上記送風機は、上記側面
蓋体の凹部に対向して配置されることを特徴とする。
【0014】請求項5として、請求項1記載の上記部品
箱本体は、板金加工により形成され、ここにアース端子
を備えたことを特徴とする。請求項6として、請求項1
記載の上記部品箱本体および上記側面蓋体は、板金加工
により形成され、上記部品箱本体の前面部に、樹脂モー
ルド材からなる前面板体が取着され、この前面板体に、
配線用コネクタを支持するコネクタ支持部を備えたこと
を特徴とする。
【0015】請求項7として、請求項6記載の上記コネ
クタ支持部は、その一辺部が上記前面板体に回動自在に
軸支されることを特徴とする。請求項8として、請求項
7記載の上記コネクタ支持部が重なり合う前面板体部位
に、温度ヒューズ取付け部を設けたことを特徴とする。
【0016】請求項9として、請求項1記載の上記部品
箱本体は、開口部が設けられ、この開口部に上記制御基
板の側辺一部が対向され、上記開口部と対向する制御基
板の側辺部に室温センサや熱交換器センサ等のコネクタ
受け部を一列に配置したことを特徴とする。
【0017】請求項10として、請求項2記載の上記部
品箱本体の下面部は、側面部から一体に折曲形成され、
かつ下面部の前面側端縁は前面部と後方に所定間隔を存
し、その端縁は下方に折曲げられ、一部に突出幅が小さ
い切りっ放し状態の切りっ放し部が形成される突出片部
が設けられ、上記ボード押えに、上記突出片部における
切りっ放し部の前面側に位置し、その面積が切りっ放し
部よりも大に形成されて、その端縁が切りっ放し部端縁
よりも外方へ突出するガード片部が設けられることを特
徴とする。
【0018】請求項11として、請求項6記載の上記前
面板体は、部品箱本体前面部の裏面側から固定具によっ
て取付固定され、固定具は、電源コードを固定するコー
ド固定部材を部品箱本体前面部裏面側に同時に取付固定
することを特徴とする。
【0019】以上のような課題を解決するための手段を
備えることにより、請求項1の発明では、制御基板の面
積を十分確保して電気制御部品の実装に何らの支障も生
じないとともに、これらのメンテナンス作業など部品箱
本体側面の大きな開口面積を介して行えるので、作業し
易い。
【0020】請求項2の発明では、板金加工の電気部品
箱と側面蓋体であるから、製作が容易化し、制御基板は
絶縁材からなるボード押えを介して取着したので、制御
基板に対する絶縁性が確保される。
【0021】請求項3の発明では、樹脂モールド材のボ
ード押えに係止爪を設け、制御基板を着脱自在に係止す
るようにしたので、制御基板の着脱が容易になり、サー
ビス性がよい。
【0022】請求項4の発明では、制御基板に実装する
電気制御部品の高低を揃えて実装し、かつこれに合わせ
て側面蓋体を凹凸状にして、凹部に対向して送風機を配
置し、ユニット本体の幅寸法を可能な限り抑制して、大
型化を避ける。
【0023】請求項5の発明では、アース端子の取付け
範囲が拡大し、メンテナンス作業時におけるアース線の
着脱が容易になる。請求項6の発明では、配線用コネク
タを支持するコネクタ支持部を、部品箱本体の前面板体
に取着したので、コネクタに対する作業がユニット本体
の前面側から行えることとなり作業性がよい。
【0024】請求項7の発明では、コネクタ支持部を回
動自在に軸支したので、ユニット本体を被空調室の高所
に配置した状態で、コネクタを見易い状態にでき、作業
性がよい。
【0025】請求項8の発明では、コネクタ支持部が重
なり合う前面板体のスペースを有効利用して、温度ヒュ
ーズの取付けをなす。請求項9の発明では、室温センサ
や熱交換器センサ等のコネクタ受け部に対する電気的接
続が容易に行える。
【0026】請求項10の発明では、ボード押えに設け
られるガード片部を、部品箱本体の突出片部の一部に形
成される切りっ放し部の前面側に位置させ、かつガード
片部の端縁を切りっ放し部の端縁の外方へ突出するよう
形成したので、電気配線が板金の切断部分に直接当たら
ずにすみ、電気配線の絶縁被膜が破れることがなく、板
金加工による部品箱本体に対する安全性を確保する。
【0027】請求項11の発明では、固定具で前面板体
を部品箱本体に取付固定するとともに電源コード固定用
のコード固定部材を取付固定するので、部品数の削減と
取付作業の簡単化を得る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1に、空気調和機を構成する
室内ユニットを示す。ユニット本体1は、前面パネル2
と、この前面パネルが嵌め込まれる後板3とから構成さ
れる。
【0029】上記前面パネル2には、前部吸込み口を備
えたグリル2aと、上部吸込み口を備えたグリル2bが
設けられる。さらに、下面部には吹出し口4が設けら
れ、この吹出し口の一側部には図示しない遠隔操作盤か
ら発信される設定信号を受ける受信部と運転状態を表示
する表示部を一括する受信・表示部5が設けられる。
【0030】図2は、上記前面パネル2を取り外した状
態を示す。先に説明した後板3に熱交換器6が配置され
る。この熱交換器6は、いわゆるフィンドチューブタイ
プのものであり、成形にあたって、熱交換パイプをフィ
ンに貫通固着した後、フィン所定位置を折り曲げて、逆
V字状に形成されたものであり、前部吸込みグリル2a
および上部吸込みグリル2bに対向する熱交換面を有す
る。
【0031】このような逆V字状の熱交換器6間には、
ここでは図示しない送風機が配置されている。この送風
機は、ブラシレス直流駆動モータと、この駆動モータの
回転軸に嵌着され、軸方向が熱交換器の幅方向に沿って
延出する横流ファンとから構成される。
【0032】上記熱交換器6の下端部には前ドレンパン
7が配置されていて、さらにこの下方部位である上記吹
出し口4に対向する部位には、風向案内板8が設けられ
る。風向案内板8は、ここでは上下方向の風向案内用の
上下ルーバーを図示し、左右方向の風向を案内する左右
ルーバーは省略してある。
【0033】上記熱交換器7および送風機の側方部位に
は、後述する電気部品箱10が配置される。つぎに、上
記電気部品箱10の構成を説明する。同図に示すよう
に、電気部品箱10の前面には前面板11が取着されて
おり、この前面板11の取付けねじ12を取外しした状
態を、図3および図4に示す。
【0034】この電気部品箱10は、互いに板金加工に
より成形される部品箱本体13および側面蓋体14と、
上記部品箱本体13の前面側に取着される樹脂モールド
材からなる前面板体15とから構成される。
【0035】はじめに、部品箱本体13から説明する
と、前面上部が斜めに傾斜する側面部13aを基本とし
て、この前面側に折曲形成される図6にも示すような前
面部13bと、上面側に折曲形成される上面部13c、
この上面部13cと一体に折曲され、かつその端縁は側
面部13aの傾斜辺に沿う傾斜部13dと、側面部13
aの背面側に折曲形成される図7および図10にのみ示
す背面部13eおよび下面側に折曲形成される下面部1
3fとからなる。
【0036】図3および図4に示すように、上記側面部
13aの上部で、前面部13bとの折曲げ側に近い部分
には、小さな矩形状の係止用孔16が設けられる。図4
にのみ示すように、前面部13bには、切欠き孔17a
が上記係止用孔16と連設される。さらにこの切欠き孔
17aの側縁に爪部17bが一体に折曲形成されてい
る。
【0037】図4、図6および図7に示すように、上記
切欠き孔17aの下部には、この下端縁近傍まで細長い
矩形状の開口部18が設けられる。この開口部18は、
側面部13aにもまたがって切り込まれる。
【0038】そして、前面部13bの側面部13a折曲
側とは反対側の側辺上部には、端部が半円状に形成され
る切欠部19が設けられており、この切欠部の下部側端
縁は側方に突出する折曲げ爪20となっている。
【0039】上記開口部18の上下方向ほぼ中間部で、
この側部に隣接して、丸孔の透孔21が設けられ、この
透孔の側部にL字状の補助係止用孔22が設けられる。
この補助係止用孔22の上端部は矩形鍵状をなし、屈曲
形成される下端先端部は円形鍵状をなす。
【0040】上記透孔21の下方部位で、かつ補助係止
用孔22の側部にはバーリング加工による突出部が設け
られ、この内周面にねじ孔加工されたねじ孔部23が設
けられる。
【0041】また、前面部13bの最下端縁一部には半
円状の取付け部24aが突設され、この中心位置にもね
じ孔部24bが設けられる。このような前面部13b
は、折曲げ爪20の下部から上記開口部18側部に亘る
部分を上端縁とし、前面部13b側縁から斜め下方に傾
斜して補助係止用孔22上端に亘る部分および補助係止
用孔22側部と開口部18側部に亘る部分を下端縁とす
る凹陥部25が設けられる。
【0042】したがって、開口部18の側縁一部と、補
助係止用孔22の一部は凹陥部25にかかって段状に形
成され、透孔21は完全に凹陥部25内に位置すること
となる。
【0043】図6、図7および図10にも示すように、
凹陥部25の突部側に位置する補助係止用孔22側方の
端縁は、背面側に折曲形成されていて、位置決め片部2
5aとなっている。
【0044】部品箱本体13の上面部13cは、上記傾
斜部13dが前面部13bと同一の幅寸法を有している
のに対して、傾斜部13dの幅寸法のほぼ半分程度の幅
寸法でしかない。上面部13cの背面側端縁は背面部1
3eとは所定の間隔を存するよう欠落される。
【0045】上面部13cは、傾斜部13dと近い位置
に矩形状の係止用孔26を備え、背面部13eと近い位
置にL字状の係止用孔27を備えている。この係止用孔
27近傍の側辺には係止爪28が切り起こし形成され
る。
【0046】図7および図10に示すように、背面部1
3eは、この上端縁が上面部13c端縁と所定間隔を存
するように欠落される。その折曲げ幅は、ほぼ上半分が
上面部13cと同一であり、残り下半分はこれよりも狭
い幅に形成される。
【0047】これら上半分の側縁と、下半分の側縁に、
それぞれ係止爪29,30が一体に切り起こし加工され
る。下面部13fは、側面部13aの下端縁に沿って一
体に折曲形成されていて、その折曲げ幅は上面部13c
および背面部13e上半分とほぼ同一である。図7にの
み示すように、下面部13fの折曲縁に沿い、所定間隔
を存して矩形状の係止用孔31,31が設けられる。
【0048】図7および図10に示すように、下面部1
3f端部には、所定間隔を存して、その一方が矩形状、
他方が円形状の膨出部32a,32bが下方に突出形成
される。下面部13fの前面側端縁は、前面部13bと
後方に所定間隔を存しているとともに、その端縁
下方に折曲げられた突出片部33が設けられる。
【0049】図8および図9に拡大して示すように、突
出片部33側面部13aに隣接する部位33aは突出
寸法が小であり、先端は突出寸法が大であって、かつ
下端は半円状に形成される。この中心部には取付け用孔
34が設けられ、図示しない取付け具が挿通して突出片
部33を所定の取付け部位に取付けるようになってい
る。
【0050】なお、図7に示すように、上面部13cと
背面部13eおよび下面部13fの先端縁は、係止爪2
8,29,30および膨出部32a,32bが設けられ
る部分を除いて、可能な限り折り返し形成(丸め返し、
とも言う)され、切りっ放し状態になっていない。すな
わち、これら端縁は尖鋭状になっておらず、危険から保
護している。
【0051】ただし、下面部13fの先端に設けられる
突出片部33の側面部13aに隣接する部位33aの
縁は、突出幅が小さいので、折り返し加工が不可能であ
り、切りっ放しの状態となる。以下、この部位を切りっ
放し部33aと呼ぶ。つぎに、図4、図6、図10およ
び,図11にもとづいて、上記側面蓋体14を説明す
る。
【0052】この側面蓋体14は、いわゆる前面部は存
在しない。凹凸形成される側面部14aと、この側面部
と一体に折曲形成される傾斜部14b,上面部14c、
背面部14dおよび下面部14eとから構成される。
【0053】上記側面部14aは、上記部品箱本体13
を構成する側面部13aとほぼ同一の面積を有してい
る。側面部14aの前面上部に形成される傾斜部14b
は、部品箱本体傾斜部13dよりも緩やかな傾斜角度で
あって、特に図6に示すように、側面蓋体14を部品箱
本体13に組み込んだ状態で、部品箱本体傾斜部13d
側縁とある程度の隙間が存するよう形成される。
【0054】そして、上記各図に示すように、側面部1
4aは、この下端縁から下面部14eに亘って切欠部3
5が設けられる。側面部14aは、左右幅が切欠部35
から背面部14dに亘り、かつ上下幅が上下方向ほぼ中
間部から下面部14eに亘る、隅部分が最も突出量の低
い低段部36aとなっている。
【0055】これに対して、左右幅が側面部14a前端
縁上部から上記傾斜部14bを介して前後方向のほぼ中
間部に亘り、かつ上下幅が上面部14cから傾斜部14
bを介して所定寸法に亘る、最も突出量の大きい高膨出
部36bが形成される。
【0056】図4および図10に示すように、この高膨
出部36bの前端縁から下方は、傾斜膨出部36cを介
して中間膨出部36dに連設される。この中間膨出部3
6dの前端縁は高膨出部36bの前端縁と平行であり、
かつ奥行き寸法はほんのわずかでしかない。
【0057】上記傾斜膨出部36cは、高膨出部36b
と低段部36aとの間、中間膨出部36dと低段部36
aとの間、および高膨出部36bと背面部14dとの間
に一体に介設される。したがって、傾斜段部36cの傾
斜角度は、その部位において異なり、一様ではない。
【0058】上面部14cは、その前端縁が上記傾斜部
14b端縁と連設されているところから、側面部14a
前端縁から後退した部位にある。そして、側面部14a
の高膨出部36bの形状に合わせて、この前側ほぼ半分
の部分の幅寸法が大であり、ここから背面部14dに亘
って順次幅寸法が小さくなる。
【0059】背面部14dは、傾斜膨出部36cと低段
部36aとに合わせて、上部の幅寸法が最も大、下部の
幅寸法が最も小、これらの間はそれぞれに連設するよう
斜めに形成される。
【0060】図4にのみ示すように、下面部14eは、
背面部14d下部の幅寸法よりもわずかに大きな幅寸法
に折曲される。そして、所定間隔を存して矩形状と丸孔
状のの係止用孔37a,37bが設けられる。
【0061】なお、このような側面蓋体14の上面部1
4cと背面部14dおよび下面部14eのそれぞれ端縁
は、外側に折り返し折曲された折曲部14fが形成され
ていて、ここでも安全を確保している。
【0062】図6および図11は、部品箱本体13に側
面蓋体14を組み込んで、部品箱本体の側面開口部を閉
成した状態を示す。すなわち、図4,図10に示す側面
蓋体14の上面部14cと背面部14dおよび下面部1
4eが、部品箱本体13のそれぞれ対向する面部13
c,13e,13fの外面に重なり合って嵌合される。
【0063】そして、部品箱本体13の上面部13cと
背面部13eに切り起こし形成される係止爪28,2
9,30は側面蓋体14の上面部14cおよび背面部1
4dの折曲部14fに係止され、それぞれの爪先端と各
折曲部14fとで側面蓋体14を挟持する。
【0064】また、側面蓋体下面部14eに設けられる
係止用孔37a,37bには、部品箱本体下面部13f
に突出形成される膨出部32a,32bが係合される。
そして、部品箱本体前面部13b側縁に設けられる係止
爪20は、側面蓋体側面部14aの前端縁一部で、外面
側に係止される。
【0065】側面蓋体側面部14aにおいて、傾斜膨出
部36cの前端縁は、部品箱本体前面部13bに形成さ
れる凹陥部25の側縁から補助係止用孔22に亘る傾斜
段部22aに掛合する。
【0066】上記傾斜膨出部36cから下部側の中間膨
出部36dの前端縁は、前面部13bの上記補助係止用
孔22の一側端縁に沿って掛合される。さらに中間膨出
部36dの前端縁は、補助係止用孔22の下部側に形成
される屈曲した開口部分を横断し、下端縁は前面部13
b下端縁とほぼ一致する。
【0067】このように、部品箱本体10の側面に形成
される開口部を側面蓋体14が閉成し、かつ側面蓋体1
4側の形状によって全体的に変形した箱状をなす。そし
て、部品箱本体傾斜部13dと側面蓋体傾斜部14bと
の傾斜角度の相違および、側面蓋体上面部14c前端縁
の寸法設定から、これら相互間にある程度の隙間が形成
される。
【0068】そして、部品箱本体前面部13b下端縁と
下面部突出片部33との間の間隙は、側面蓋体14を組
み込んでも閉成されない。そればかりか、側面蓋体14
の側面部14a下端と下面部14e前端縁とに形成され
る切欠部35が同じ位置に対向することによって、より
大きな間隙が形成されることとなる。
【0069】つぎに、上記前面板体15を、図3ないし
図5にもとづいて説明する。この前面板体15は、上記
部品箱本体前面部13bに取着されるベース部40と、
このベース部40の上端部に一体に設けられ、ベース部
の側方へ突出するセンサ支持腕41およびベース部40
の前面部にその上辺部が回動自在に軸支されるコネクタ
支持部42とから構成される。
【0070】上記ベース部40は、その裏面側一側縁上
部に係止爪43が突設され、この下方部位に側縁に沿っ
て突出する係止片44が一体に設けられる。この係止片
44に沿って、矩形状の開口部45が設けられる。この
開口部45の係止片44とは反対側の側辺に沿う裏面側
に、係止突部46が突設される。
【0071】ベース部40の上端左側部であるセンサ支
持腕41の基端部は、斜め上方に突出する傾斜片部47
となっており、この下部側には傾斜片部47と一体に連
設され、かつ下端がコネクタ支持部42に対して開口す
るコード案内部48が設けられる。
【0072】上記コネクタ支持部42は、その上端部が
コード案内部48の下端開口に対向して設けられてい
て、この両側には、コネクタ支持部42を軸支する左右
一対の軸受け部49が突設される。
【0073】上記開口部45の下部側方には、コネクタ
支持部42の下端部に係止する係止爪50が突設され
る。この係止爪50の側部には、図4にのみ示すねじ孔
部51が設けられ、さらにこの側部に上端が半円状の透
孔部52が設けられる。
【0074】これらの下部側に、ベース部40の前後面
に突出し、かつその端面が開口するコード案内用の筒部
53と、ビス挿通用の筒部54とが左右に隣接して設け
られる。
【0075】また、図5に示すように、上記コネクタ支
持部42を回動してはじめて露出するベース部40の部
位、すなわちコネクタ支持部42と重なり合う部分に
は、SLコネクタ66の温度上昇を感知する温度ヒュー
ズHを着脱自在に取付ける温度ヒューズ取付け部85お
よび前面側に突出するボス部55が互いに隣接する位置
に設けられる。
【0076】なお、本実施例では温度ヒューズHをベー
スぶ20に設けているが、コネクタ支持部42の背面に
取付けるようにした構成でもよく、このような構成では
コネクタ支持部42の回動後、元に戻したときに温度ヒ
ューズHとSLコネクタ66がずれることがない。
【0077】上記温度ヒューズ取付け部85は、小円筒
体である温度ヒューズHを、その軸方向に沿って挿脱自
在な空間スペースを備えるとともに、この空間スペース
上部に温度ヒューズHを弾性的に押圧固定する押え爪部
85aを備えている。
【0078】上記ベース部40のセンサ支持腕41が設
けられる左側辺部は、前面側に突出する片部56が設け
られる。この突出片部56は、上記コネクタ支持部42
の側縁と掛合することによって、コネクタ支持部42の
左右方向の位置ズレを規制するようになっている。
【0079】このほかベース部40には、図4に一部の
み図示するが、ベース部40の板厚分だけ裏面側に突出
する突出部57aが設けられる。裏面側には、図7にの
み示すように、垂直方向に長く、かつ一対の平行な突出
片57bや、水平方向に長い突出片57cおよび一方の
軸受け部49の内側に平行に突出片57d等が設けられ
る。
【0080】上記センサ支持腕41は上下方向に小さな
幅であり、かつベース部40側縁からの延出長さは大で
ある。その先端部は、温度センサ(図示しない)を取付
ける取付け部58となっていて、長手方向に沿って折り
曲げ形成されるとともに、この上下端部に亘って前面側
にほぼ半円状に突出曲成されるカバー杆59が設けられ
る。
【0081】上記取付け部58からベース部40側に、
凹部、押さえ爪、長手方向に沿って平行な一対のリブお
よび水平方向と垂直方向に離間した一対づつのピン、押
さえ爪が順次設けられている。
【0082】上記コネクタ支持部42は、その上端部両
側に、上記軸受け部49に軸支される支軸60が突設さ
れる。そして、両側部が手前側に突出していて、断面コ
字状に形成される。
【0083】コネクタ支持部42の右側辺部と平行に位
置決め用片部61が突設されていて、この中間部に係止
爪62が設けられる。これと対向するコネクタ支持部4
2の左側辺部にも係止爪63が設けられる。左側片部の
上端と、位置決め用片部61の上端はそれぞれ内側に突
出する突部64となっている。
【0084】また、コネクタ支持部42の下端部に、図
2に示した上記前面板11の取付けねじ12が螺挿する
ねじ孔部65が設けられている。このようなコネクタ支
持部42に、SLコネクタ66が取付けられる。すなわ
ち、SLコネクタ66の上端部は左右内側に突出する突
部64に掛合され、コネクタ66の両側部は係止爪6
2,63に掛合されており、コネクタ支持部42を回動
しても少しの位置ズレもなく確実に取付けられる。
【0085】なお、上記SLコネクタ66上部から延出
される図示しないリード線は、ベース部40の上部に設
けられるコード案内部48内に挿通され、さらに部品箱
本体前面部13b側端部に設けられる切欠部19を介し
て部品箱本体13内に延出されるようになっている。
【0086】たとえば配線作業等、必要に応じてSLコ
ネクタ66に図示しない配線コードを接続する際には、
図4および図5に示すように、コネクタ支持部42を回
動して下端部を手前側に引き出す。
【0087】上記SLコネクタ66の下端面に開口する
接続用孔が見易い状態になり、ここに配線コードを接続
する。すなわち、接続用孔を覗きこむ必要がなく、接続
作業が容易になる。
【0088】このようにして構成された前面板体15を
部品箱本体前面部13bに取付けるには、前面板体15
の一側縁裏面側に突設される係止爪43および係止片4
4を部品箱本体前面部13bの係止用孔16および開口
部18側縁に係合する。
【0089】この状態で、図8(同図は、側面蓋体14
を部品箱本体13から取外している)に示すように、前
面板体15の側縁裏面側に突設される突出片57dが側
面蓋体側面部14a前端縁に係止されるとともに、下部
裏面側に突設される上下方向に長い一対の突出片57b
が、上記開口部18に嵌挿され、かつその内側突出片が
側面蓋体中間膨出部36dの前端縁に係止される。さら
に、この下部に突設される水平方向に長い突出片57c
が、部品箱本体前面部13b下端縁および側面蓋体切欠
部35端縁に係止される。
【0090】前面板体15の下端部に設けられる筒部5
4は、部品箱本体下面部13fの突出片部33に密着状
態となり、かつ互いの取付け用孔は対向する。そしてま
た、この状態で部品箱本体前面部13bに設けられる開
口部18下端の円形状鍵穴部分に、前面板体15の裏面
側に突設されるねじ孔部51(図示しない)が嵌挿され
る。
【0091】そこで、部品箱本体前面部13bから裏面
側に突出するここでは図示しないねじ孔部51に矩形駒
状のコード固定部材68を対向しておき、固定具である
固定ねじ69を挿通し、ねじ孔部51に螺挿する。
【0092】このとき、コード固定部材68と部品箱本
体前面部13b裏面側との間に、商用(AC)電源に接
続される電源コード70を介在させる。そのあと、固定
ねじ69を螺挿して、コード固定部材68で上記電源コ
ード70を押圧固定するとともに、前面板体15を部品
箱本体13に確実に取付固定できる。
【0093】そしてさらに、コネクタ支持部42を回動
してベース部40面を露出する。図4にのみ示すよう
に、アース線aに接続するアース端子bに取付けねじc
を係合し、ベース部40に設けられるボス部55に挿通
する。
【0094】このボス部55は、部品箱本体前面部13
bに設けられるねじ孔部23に対向していて、ここに上
記取付けねじcを螺挿する。すなわち、アース端子bは
板金加工される部品箱本体13に接続され、特にアース
端子接続用の金具を備える必要がない。 図7に示すよ
うに、上記部品箱本体13の側面部13a内面側には絶
縁部材であるボード押え71が着脱自在に取付けられ、
このボード押え71に後述する電気制御部品を実装する
制御基板(PC板)Pが着脱自在に取付けられる。
【0095】上記ボード押え71は、部品箱本体13お
よび側面蓋体14が板金加工されるのに対して、前面板
体15と同様、樹脂モールド材から構成される。その面
積形状は部品箱本体側面部13aと同一形状をなし、周
縁部に沿って、一部を除いて折曲形成される。
【0096】ボード押え71の上面部71aには、所定
間隔を存して、爪部が外方へ突出する一対の外側係止爪
72が設けられ、これら外側係止爪72の内側には、爪
部が内方へ突出する内側係止爪73が設けられる。
【0097】この上面部71aと背面部71bとのなす
隅部には、三角状突出部74が突設される。下面部71
cの外面側には、図8および図9に示すように、一対の
突片75が所定間隔を存して突設される。
【0098】図7、図8および図9に示すように、ボー
ド押え71の下面部71cにおける前面側端縁には、
面部71d下端と所定間隔を存して下方に一体に垂設さ
れるガード片部76が形成される。このガード片部76
は、後述するように、その面積を、部品箱本体下面部1
3fに垂設される突出片部33における切りっ放し部3
3aの面積よりも大になるよう設定してある。
【0099】図7のみに示すように、前面部71dは折
曲幅寸法が小さい片部から形成されていて、この上部に
は、側面部71eに亘る矩形状の切欠き部77が設けら
れる。そして、この切欠き部77の上部のみ、前面部7
1dを形成する片部の前面側に平行に、折曲幅の大きな
位置決め用片部78が設けられる。
【0100】傾斜部71fの折曲幅は、前面部71dと
同一である。そして、これらと同一の折曲幅の受け部7
9が、上面部71aの内外係止爪72,73相互間を除
いて上面部71aと背面部71bの側片内側に沿って連
設される。
【0101】下面部71cには、側面部71eと所定間
隙を存して平行に、かつ内方へ突出する矩形状の押さえ
片部80が設けられ、この両側部には側面部71eとの
間に一対の突条81が設けられる。上記押さえ片部80
と突条81は、下面部71cに離間して2組設けられて
いる。
【0102】このようなボード押え71を部品箱本体側
面部13aに挿入する。すなわち、上面部71aの外側
係止爪72が部品箱本体上面部13cに設けられる矩形
状とL字状の係止用孔26,27に掛合される。
【0103】図10および図11に示すように、上面部
71aと背面部71bとの隅部に設けられる三角状突部
74は、部品箱本体13の上面部13cと背面部13e
とのなす切欠部分に掛合し、ここから突出する。
【0104】再び図8および図9に示すように、下面部
71cの突片75は、部品箱本体下面部13fの係止用
孔31に掛合する。これらは全て着脱自在に掛合される
ところから、ボード押え71は部品箱本体側面部13a
に着脱自在に取付けられることとなる。
【0105】この状態で、ボード押え下面部71cに設
けられるガード片部76は、部品箱本体下面部13fに
垂設される突出片部33のうちの、特に、切りっ放し部
33aの前面側に密着する。そして、ガード片部76の
面積を切りっ放し部33aの面積よりも大になるよう設
定しているので、ガード片部76の端縁が切りっ放し部
33aの端縁よりも外方へ突出する。しかも、ガード片
部76が切りっ放し部33aの前面側に位置するところ
から、作業者の手指が直接切りっ放し部33aに接触し
たり、電源コード70が抵触することがなく、したがっ
て安全性が確保される。
【0106】このようなボード押え71に、制御基板
(PC板)Pが取付けられる。すなわち、制御基板Pを
傾斜した状態で、この下端部をボード押え下面部71c
の押さえ片部80内側に挿入し、下端縁を突条81上に
載せる。
【0107】そして、制御基板Pの上端部をボード押え
側面部71eに合わせるよう回動する。制御基板Pの上
端縁は内側係止爪73の先端に接触して、これを弾性変
形させ、かつ乗り越える。
【0108】制御基板Pは、その周端部が受け部79と
前面部71dに載る。左右両側面は側面部71bと前面
部71dの位置決め用片部76に位置決めされ、上端部
には内側係止爪73が、かつ下端部は押さえ片部80が
それぞれ係止する。
【0109】このことから、制御基板Pはボード押え7
1に確実に取付けられる。そして、メンテナンス時など
必要に応じて、ボード押え71から容易に取外し可能で
ある。
【0110】図10に示すように、この制御基板Pに
は、多数の背の高い電気制御部品(パワーリレー、電解
コンデンサ、スイッチングトランジスタ、ラインフィル
ター等。全高寸法平均30〜35mm)Kaと、背の低い
電気部品(マイクロコンピュータ、コンデンサ、抵抗
類、コネクタ等。全高寸法平均15mm)Kbが実装され
る。
【0111】すなわち制御基板Pは、ほぼ半分に相当す
る一方の領域を他方の領域よりも大きく確保している。
その一方の領域に、上記背の高い電気制御部品Kaが集
中して実装され、かつ他方の領域に背の低い電気部品K
bが集中して実装される。
【0112】特に、背の低い電気部品Kbのうちで、室
温センサや熱交換器センサ等のコネクタ受け部Kb1は、
制御基板Pの側辺部に一列に配置される。このようにし
て、実装される電気制御部品Ka,Kbの高さ制限をな
した制御基板Pを、ボード押え71を介して部品箱本体
側面部13aに収容し、この側面開口部を側面蓋体14
で閉成する。
【0113】この側面蓋体14は、上記電気制御部品K
a,Kbの高低に合致した凹凸状をなしている。すなわ
ち、側面蓋体14は、背の低い電気制御部品Kbが実装
される領域に、面積が小さい低段部36aが対向するよ
う構成され、背の高い電気制御部品Kaが実装される領
域に、面積の大きな高膨出部36bおよび傾斜膨出部3
6cが対向するよう構成される。
【0114】このことから、側面蓋体14と電気制御部
品Ka、Kb頭部との間には狭小の空間スペースしかな
く、したがって電気部品箱10内部には余分な空間スペ
ースが全く存在しない。
【0115】図4および図6に示すように、制御基板P
の側辺部に一列に配置される室温センサや熱交換器セン
サ等のコネクタ受け部Kb1は、部品箱本体13の前面部
13bに設けられる開口部18に対向する。
【0116】そして、上記開口部18は、図3に示すよ
うに部品箱本体前面部13bに前面板体15を取付けた
状態で、ベース部40に設けられる開口部45に対向す
る。結局、同図に示すように、電気部品箱10から前面
板11を取外した状態で、この前面側に室温センサや熱
交換器センサ等のコネクタ受け部Kb1が露出することと
なり、電気的接続作業が容易に行える。
【0117】図11に示すように、完全に組み立てられ
た電気部品箱10をユニット本体1内の所定位置であ
る、送風機90の側方部位に配置する。この状態で、送
風機90を構成するファンモータ91が側面蓋体14の
低段部36aと狭小の間隙sを存して対向する。
【0118】なお説明すれば、ファンモータ91は、そ
の一部が、前面視で、側面蓋体14の傾斜膨出部36c
や部品箱本体前面部13bの裏面側にラップする位置に
ある。ファンモータ91と電気部品箱10とは接近して
配置され、互いに無駄なスペースがない。このことか
ら、電気部品箱10や送風機90を収容するユニット本
体1の幅寸法を極限的に抑制して小型化を得る。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、制御基板を部品箱本体の側面部に取付け、この
対向面を開口部として側面蓋体で開閉自在としたので、
制御基板の面積を十分確保して電気制御部品の実装に何
らの支障も生じないとともに、これらのメンテナンス作
業など側面の大きな開口面積を介して行えるので、作業
性の向上を図れるなどの効果を奏する。
【0120】請求項2の発明によれば、電気部品箱と側
面蓋体を板金加工したので、製作が容易化する。そし
て、この部品箱本体に絶縁部材からなるボード押えを介
して制御基板を取着したので、制御基板に対する絶縁性
が確保される。
【0121】請求項3の発明によれば、ボード押えを樹
脂モールド材から形成し、ここに係止爪を設け、制御基
板を着脱自在に係止するようにしたので、制御基板の着
脱が容易になり、サービス性がよい。
【0122】請求項4の発明によれば、電気制御部品の
高さ寸法を揃えた領域を制御基板に設定し、これに合わ
せて側面蓋体を凹凸状にして、この凹部に送風機を対向
して配置したので、ユニット本体の幅寸法を可能な限り
抑制して、この大型化を避けることができる。
【0123】請求項5の発明によれば、部品箱本体を板
金加工し、アース端子を備えたので、アース端子の取付
け範囲が拡大し、メンテナンス作業時におけるアース線
の着脱が容易になる。
【0124】請求項6の発明によれば、配線用コネクタ
を支持するコネクタ支持部を、部品箱本体の前面板体に
取着したので、コネクタに対する作業がユニット本体の
前面側から行えることとなり作業性がよい。
【0125】請求項7の発明によれば、コネクタ支持部
を回動自在に軸支したので、ユニット本体を被空調室の
高所に配置した状態で、コネクタを見易い状態にでき、
作業性がよい。
【0126】請求項8の発明によれば、コネクタ支持部
が重なり合う前面板体部位を利用して温度ヒューズの取
付けをなすようにしたので、スペースの有効利用を図れ
ることとなる。
【0127】請求項9の発明では、室温センサや熱交換
器センサ等のコネクタ受け部が電気部品箱表面に露出す
るので、これらに対する電気的接続が容易に行える。請
求項10の発明では、ボード押えのガード片部端縁を部
品箱本体の突出片部に形成される切りっ放し部端縁より
外方へ突出させたので、電気配線板金の切断部分に直
接当たらずにすみ、電気配線の絶縁被膜が破れることが
なく、板金加工による部品箱本体に対する安全性を確保
する。
【0128】請求項11の発明によれば、固定具で前面
板体を部品箱本体に取付固定するとともに電源コード固
定用のコード固定部材を取付固定するので、部品数の削
減と取付作業の簡単化を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、空気調和機の室内
ユニットの斜視図。
【図2】同実施の形態を示す、室内ユニットの前面パネ
ルを取外した状態の斜視図。
【図3】同実施の形態を示す、電気部品箱の前面蓋体を
取外した斜視図。
【図4】同実施の形態を示す、電気部品箱を構成する部
品箱本体と、側面蓋体および前面板体を分解して示す斜
視図。
【図5】同実施の形態を示す、前面板体の一部を省略し
た側面図。
【図6】同実施の形態を示す、部品箱本体に側面蓋体を
取付けた状態の斜視図。
【図7】同実施の形態を示す、部品箱本体とボード押え
との分解した斜視図。
【図8】同実施の形態を示す、電気部品箱として組立て
られた状態の一部を裏面側から示す斜視図。
【図9】同実施の形態を示す、部品箱本体とボード押え
との一部分解した斜視図。
【図10】同実施の形態を示す、電気部品箱としての側
面蓋体を分解した斜視図。
【図11】同実施の形態を示す、電気部品箱と送風機の
配置関係を示す斜視図。
【符号の説明】
6…熱交換器、90…送風機、1…ユニット本体、10
…電気部品箱、13…部品箱本体、13a…側面部、K
a,Kb…電気制御部品、P…制御基板、14…側面蓋
体、71…絶縁部材(ボード押え)、73…内側係止
爪、b…アース端子、4…前面板体、66…配線用コネ
クタ(SLコネクタ)、42…コネクタ支持部、H…温
度ヒューズ、85…温度ヒューズ取付け部、Kb1…コネ
クタ受け部、33…突出片部、76…ガード片部、69
…固定具(固定ねじ)、70…電源コード、68…コー
ド固定部材。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器および、この熱交換器に対向して
    配置される送風機を収容するユニット本体と、 このユニット本体内の上記熱交換器および送風機の側方
    部位に配置される電気部品箱とを備えた空気調和機にお
    いて、 上記電気部品箱は、 上記熱交換器および送風機側の側面部が開口し、この側
    面開口部以外の上面部と、側面部と、前面部と、背面部
    と、下面部を備えた部品箱本体と、 この部品箱本体の側面開口部と対向する上記側面部に取
    着され、電気制御部品が実装される制御基板と、 上記部品箱本体の側面開口部を開閉自在に閉成する側面
    蓋体とを具備したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】上記部品箱本体および上記側面蓋体は、板
    金加工により形成され、上記部品箱本体の上面部と下面部の側面部近傍部位に係
    止用孔が設けられ、 この部品箱本体の係止用孔に掛合する係止爪を有し、部
    品箱本体に着脱自在に取付けられる、絶縁部材からなる
    ボード押えを備え、 上記制御基板は、上記ボード押えに取着されることを特
    徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】上記ボード押えは、樹脂モールド材からな
    り、この端縁部に上記制御基板を着脱自在に係止する係
    止爪が設けられることを特徴とする請求項2記載の空気
    調和機。
  4. 【請求項4】上記制御基板は、ここに実装される電気制
    御部品の高さ制限を、制御基板のほぼ半分に相当する一
    方の領域を他方の領域よりも大きくし、その一方の領域
    には背の高い電気制御部品が集中して実装され、かつ他
    方の領域には背の低い電気部品が集中して実装され、 上記側面蓋体は、電気制御部品の背の高さに合致した凹
    凸状をなし、 上記送風機は、上記側面蓋体の凹部に対向して配置され
    ることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】上記部品箱本体は、板金加工により形成さ
    れ、ここにアース端子を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】上記部品箱本体および上記側面蓋体は、板
    金加工により形成され、 上記部品箱本体の前面部に、樹脂モールド材からなる前
    面板体が取着され、 この前面板体に、配線用コネクタを支持するコネクタ支
    持部を備えたことを特徴とする請求項1記載の空気調和
    機。
  7. 【請求項7】上記コネクタ支持部は、その一辺部が上記
    前面板体に回動自在に軸支され、前面板体の一部に重な
    り合うことを特徴とする請求項6記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】上記コネクタ支持部が重なり合う前面板体
    部位に、温度ヒューズ取付け部を設けたことを特徴とす
    る請求項7記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】上記部品箱本体は、開口部が設けられ、 この開口部に上記制御基板の側辺一部が対向され、 上記開口部と対向する制御基板の側辺部に室温センサや
    熱交換器センサ等のコネクタ受け部を一列に配置したこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】上記部品箱本体の下面部は、側面部から
    一体に折曲形成され、かつ下面部の前面側端縁は前面部
    と後方に所定間隔を存し、その端縁は下方に折曲げら
    れ、一部に突出幅が小さい切りっ放し状態の切りっ放し
    部が形成される突出片部が設けられ、 上記ボード押えに、上記突出片部における切りっ放し部
    の前面側に位置し、その面積が切りっ放し部よりも大に
    形成されて、その端縁が切りっ放し部端縁より も外方へ
    突出するガード片部が設けられることを特徴とする請求
    項2記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】上記前面板体は、上記部品箱本体前面部
    の裏面側から固定具によって取付固定され、 上記固定具は、電源コードを固定するコード固定部材を
    部品箱本体前面部裏面側に同時に取付固定することを特
    徴とする請求項6記載の空気調和機。
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