JP5173403B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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本発明は、空気調和機の室内機に係り、特に室内機内部に用いられる電気部品箱カバーのアース構造に関する。
一般的に用いられる空気調和機は、室内に取付けられる室内機と、建造物外部に据付けられる室外機と、を有しており、これら室内機と室外機との間を冷媒管や電気配線等を介して接続されることで構成されている。このような空気調和機は、リモコン等の遠隔操作機から送風量や送風方向、及び、温度等の空調条件の指示信号を受けて、圧縮機、送風機及び冷凍サイクル構成部品等を電気的に制御する機能を有している。
この電気的制御をおこなうために、空気調和機の室内機には、電気制御部品が設けられており、制御基板(PC板)に一括して実装されるとともに、PC板が電気部品箱に収納されているが知られている(例えば特許文献1参照)。
このような電気部品箱は、側面が開口する部品箱本体(基板ベース)と、部品箱本体の側面を閉塞し、熱交換器側に配置される側面蓋体(部品カバー)と、前面に設けられるサブカバーにより構成されている。このような電気部品箱は、その内部にPC板を収納しているため、雷等のサージ電流から電気部品を保護するため、建造物の電源ボックス等に設けられたアース部にアース線を介して接続されることとなる。このように、アースを取る場合には、電気部品箱内部にサブカバーに螺子等により固定させるアース板を設け、PC板及び部品カバーを接触させることで、電気部品箱とアース部とを導通させるものが知られている。
特開平09−060918号公報
上述した空気調和機の室内機では次のような問題があった。即ち、アース板及び部品カバーの一部を接触するように配置させた電気部品箱では、製造時に、アース板と部品カバーとが確実に接触されているかの可視確認が出来なかった。また、製造過程での製品の寸法精度のばらつき等が発生しても接触が確実におこなわれるように管理しなければならない。また、製造後、一台一台、テスター等により、アース板と部品カバーとが接触しているかの確認試験を行なわなければならず、製造工程の増大及び製造コストの増大となる。
そこで本発明は、電気部品箱の一部とアース板とを接触固定させるとともに、アース取りを目視可能とすることで、アースを確実に行なうことが可能な空気調和機の室内機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の空気調和機の室内機は次のように構成されている。
室内機本体に収納された熱交換器の側部と、前記室内機本体の内側部との間に介在する電気部品箱を備えた空気調和機の室内機において、前記電気部品箱は、前記室内機本体の側部に沿って設けられ電気制御部品実装用の制御基板を取り付け可能に樹脂材により成型された基板ベースと、前記室内機本体の前面側に設けられ、アース端子接続用開口部が形成されたサブベースと、前記熱交換器及び前記基板ベースの間に設けられ、前記基板ベース及び前記サブベースと係合する、金属材により形成された部品カバーと前記部品カバーの外側に突出して設けられ、螺子を挿入可能、且つ、前記螺子の径よりもその内径が大に形成された挿入孔を有するアース板固定部と、前記挿入孔に挿入される前記螺子が挿入される螺子孔、及び、前記アース端子接続用開口部より露出可能に形成されたアース線のアース端子を螺子固定する螺子が挿入される螺子孔を有し、前記サブベースの内側面にその端面が当接して配置されるアース板と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電気部品箱の一部とアース板とを接触固定させ、アース取りの目視可能が可能となり、アースを確実に行なうことが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る空気調和機の室内機について詳細に説明する。
図1は本発明の位置実施の形態に係る室内機本体1の構成を示す分解斜視図、図2は同室内機本体1内部の構成の一部を模式的に示す斜視図、図3は同室内機本体1に用いられる電気部品箱23の構成を示す斜視図、図4は同電気部品箱23の構成を示す斜視図、図5は同電気部品箱23の構成を示す分解斜視図、図6は同電気部品箱23の構成を示す分解斜視図を示している。なお、図1〜6中Aはサブベース32の側辺部を、Bは基板ベース30の側辺部を、S1は螺子をそれぞれ示している。
図1、2に示すように、空気調和機の室内機である室内機本体1は、前面パネル10と、前面パネルが嵌め込まれる後板20とから構成される。
前面パネル10には、上面部に吸込口12が、下面部には吹出口13が夫々設けられており、この吹出口13の一側部にはリモコン等の遠隔操作盤から発信される信号を受ける受信部と運転状態を表示する表示部を一括する受信・表示部14が設けられる。
後板20には、後板20の長手方向に延設された熱交換器21と、熱交換器21の下方の吹出口13に設けられた風向案内板22と、熱交換器21の一端側に設けられた電気部品箱23と、前記受信・表示部14の裏側に位置する熱交換器21と吹出口13風向案内板22との間に表示部ケース14bが設けられている。なお、図1に示すように、室内機本体1を正面視した場合、電気部品箱23が右側端部に設けられており、これ以降、前後、左右及び上下の方向については、室内機本体1を正面視した場合の方向とする。
熱交換器21は、例えば、所謂フィンドチューブタイプのものが用いられ、熱交換パイプをフィンに貫通固着した後、フィンの所定部位を折り曲げて、逆V字状に形成するものである。
このような逆V字状の熱交換器21間には、送風機(図示せず)の横流ファンが配置されている。
上述にもあるように、電気部品箱23は、室内機本体1の右側部と、熱交換器21及び送風機の側部との間には配置されている。図3〜6に示すように、電気部品箱23は、基板ベース30と、基板ベース30と対向するとともに、熱交換器21及び送風機に隣接する電気部品を覆う部品カバー31と、基板ベース30及び部品カバー31に取付られるサブベース32と、を備えている。
また、電気部品箱23には、他端側が建造物の電源ボックス等に設けられたアース部などに接続されたアース線のアース端子が螺子固定されるアース板60が設けられている。
基板ベース30は、電気的な絶縁性を有する合成樹脂により成型され、電気部品箱23の一側部、即ち正面視で右側に配置されている。基板ベース30は、室内機本体1の後板20に取付けられた状態で、後板20の側面部と狭小の間隙を存して対向する位置にある。基板ベース30の側面部33は平板状に形成されていて、この側面部33の内面側に電気制御部品を実装する制御基板(PC板)34が取付けられている。
部品カバー31は、電気部品箱23の側面部、且つ、熱交換器21が配置される側に配置される。また、部品カバー31は、冷凍サイクル運転により熱交換器21から発生する熱の影響が電気部品箱23内部に及ぶことがないよう、遮熱性を有する金属板体により形成されている。部品カバー31は、送風機と対向する部位に、電気部品箱23内側へ凹む凹部35を有しており、送風機に用いられる送風機モータと電気部品箱23とが干渉しないように形成されている。また、部品カバー31は、凹部35が設けられた端部、且つ、正面視で左端側(熱交換器21側)であって、アース板60の主面と平行となる方向に突起し、アース板60と螺子S1により接続可能なアース板固定部70を備えている。
サブベース32は、電気部品箱23の前面部を構成しており、サブベース32の前面には螺子S2により前面板36が固定されている。サブベース32は、図3に示す前面板36を取り外すことにより、前面側に露出する。サブベース32には、コネクタ端子や他の電気部品が取り付けら、室外機及び受信・表示部14から延出される電源線や信号線が接続可能に形成されている。
サブベース32は、電気的な絶縁性を有する合成樹脂材により成型され、前面板36を取付け可能なねじ孔を備えた複数のボス部37を有している。
アース板60は、基板ベース30、部品カバー31及びサブベース32により電気部品箱23が形成された状態で、少なくとも部品カバー31と基板ベース30に設けられた制御基板34のアース回路に接触可能に形成されている。
このような基板ベース30、部品カバー31及びサブベース32を組合せて電気部品箱23とした状態で、基板ベース30、部品カバー31及びサブベース32の互いの側辺部が密に接して、密閉箱状に形成される。
特に、基板ベース30の上面部で、部品カバー31の上面部と接する側辺部には、リブ38が一体に立上り形成される。すなわち、電気部品箱23として組立てられた状態で、基板ベース30のリブ38上端縁が部品カバー31の上面部内面に沿って密着する。
したがって、熱交換器21から飛散し、もしくは上部吸込口12から室内機本体1内部へ浸入する水滴があっても、少なくとも基板ベース30と部品カバー31との上面部においてはリブ38の存在によって電気部品箱23内部への水滴の浸入を確実に阻止可能に形成されている。
つぎに、上記基板ベース30に対するサブベース32の組立て構造の詳細について説明する。
図5に示すように、サブベース32の図5における右側の側辺部Aの上部に、サブベース32の板面とは直交する方向である奥側に一体に折曲された状態で、矩形状の縦爪部40が設けられる。この縦爪部40の下方部位で、サブベース32の前面部には矩形状の開口部41が設けられ、開口部41と側端縁と間の残された部分を係合杆部42と呼ぶ。
これら開口部41と係合杆部42のさらに下部側に、縦爪部40と同様、サブベース32の板面とは直交する方向である奥側へ一体に突出する抑え片部43が設けられる。この抑え片部43は、サブベース32の幅方向に沿う所定幅を有し、先端縁は下方に折曲形成される。
サブベース32の上端縁で、図5における左側辺部よりもある程度内側の位置に、サブベース32の板面とは直交する方向である奥側へ一体に突出する係止爪部44が設けられる。この係止爪部44はサブベース32の幅方向に沿う所定幅を有している。
基板ベース30は上記制御基板取付け用の平板状をなす側面部33の上部側で、側面部33の板面とは直交する方向、即ち電気部品箱23の前面部と平行に形成される前面部45と、側面部33の上端から水平に一体に折曲され前面部45と一体に連設される上面部46及び、前面部45と上面部46との間に介設される斜め前面部47を備えている。先に説明したリブ38は、上面部46の端縁に沿って一体に立上り形成されるものである。
このような基板ベース30の側面部33と前面部45との角部で、かつ上部には矩形状の係合孔部48が設けられる。この係合孔部48は、基板ベース30に対してサブベース32を組立てる状態で、サブベース32に設けられる縦爪部40と対向する位置にある。係合孔部48の縦方向長さは、縦爪部40の縦方向長さよりも僅かに大に形成される。
基板ベース30の下端部において、側面部33とは直交する方向である前面側に一体に爪支持片49が設けられていて、この爪支持片49の前面部には受け爪部50が一体に設けられている。この受け爪部50は、基板ベース30に対してサブベース32を組立てる状態で、サブベース32に設けられる開口部41と対向する位置にある。そして、受け爪部50は開口部41に隣接して設けられる係合杆部42に係合可能な寸法構造をなしている。
爪支持片49の近傍部位で、かつ基板ベース30の側面部33下端には、ストッパ片部51が一体に突設される。このストッパ片部51は基板ベース30の側面視で逆台形状をなし、基板ベース30に対してサブベース32を組立てる状態で、サブベース32に設けられる抑え片部43と対向する位置にある。
さらに、基板ベース30の前面部45と上面部46との間に形成される斜め前面部47において、この端縁部には切欠きからなる係合溝部52が設けられる。この係合溝部52は、基板ベース30に対してサブベース32を組立てる状態で、サブベース32に設けられる係止爪部44と対向する位置にある。
部品カバー31は、アース板固定部70が、側面部33とは直交する方向、且つ、正面視で左側へ突出して設けられ、その中央に螺子S1が挿入可能な挿入孔71を有している。また、アース板固定部70は、部品カバー31から左側の外側へ突出する長さは、サブベース32と組み合わせた際には、サブベース32の側面から突出しない長さに形成されている。なお、挿入孔71の内径は、挿入される螺子S1の径よりも大に形成されており、螺子S1の座面よりも小さく形成されていればよい。
アース板60は、正面視で左側下方に裏面から螺子S1が挿入される螺子孔61を有し、サブベース32の後部左側の内側面32aにその左側端面が当接して配置される。また、アース板60は、螺子孔61の下方位置にアース線のアース端子を表面に当接させ螺子固定するため、表面側から螺子(図示せず)が挿入される螺子孔62を有し、この螺子孔62は、前面に配置されるサブベース32に形成するアース端子接続用開口部39より露出するように構成している。したがって、アース線のアース端子は、サブベース32を装着された状態で、電源配線の接続と同様に、前面側から、アース板60の螺子孔62部分に螺子固定することが出来る。
また、アース板60は、基板ベース30及び部品カバー31側に対向する面に、アース取り重ね代部63が設けられている。このアース取り重ね代部63は、サブベース32と接触させる補助的なものである。また、部品カバーのアース板固定部70がアース板60に固定された場合に、アース板固定部70の左側端面とアース板60の左側端面とは、面位置が同一となる。
即ち、部品カバー31とアース板60とは、螺子S1が挿入孔71を介して螺子孔61に螺合されることで、アース板固定部70とアース板60とが固定されるとともに、これらアース板固定部70とアース板60の一部が外部に露出することとなる。また、電気部品箱23を組み立てた際に、アース板固定部70及びアース板60の左側面は、サブベース32に内側面32aに接触(又は近接)することで、サブベース32の左側外面から突出しない。
つぎに、上記電気部品箱23の組立工程について説明する。
電気部品箱23を組立てるにあたって、はじめに基板ベース30に対してサブベース32を仮組立てする。
まず、例えば、作業者は一方の手で基板ベース30を保持し、他方の手でサブベース32を持って、基板ベース30の側辺部Bとサブベース32の側辺部Aを近接させるとともに、基板ベース30に対してサブベース32を90°以上開いた状態とし、基板ベース30とサブベース32の内面側を見易くして対向する。
そして、サブベース32の縦爪部40を基板ベース30の係合孔部48に挿入し係合するとともに、サブベース32の開口部41を基板ベース30の受け爪部50に介挿し、かつ係合杆部42を受け爪部50に係合する。この状態で、基板ベース30とサブベース32とが仮組立てされる。
したがって、作業者は基板ベース30を保持していれば、サブベース32から手を離しても、サブベース32が基板ベース30から脱落することはない。あるいは、その逆にサブベース32を保持していれば、基板ベース30から手を離しても、基板ベース30がサブベース32から脱落することはない。
サブベース32の縦爪部40を基板ベース30の係合孔部48に係合し、サブベース32の係合杆部42を基板ベース30の受け爪部50に係合したので、これら縦爪部40と係合杆部42が設けられるサブベース32の右側の側辺部Aは基板ベース30の側辺部Bに対して回動自在に支持される。なお、このときは基板ベース30に対してサブベース32を90°以上開いた状態としているので、基板ベース30のストッパ片部51に対してサブベース32の抑え片部43が離間している。
つぎの作業として、基板ベース30の係合孔部48と受け爪部50が設けられる側辺部Bを支軸として、基板ベース30に対してサブベース32を回動付勢する。このことにより、サブベース32に設けられる係止爪部44が基板ベース30に設けられる係合溝部52に挿入され、互いに係止される。すなわち、基板ベース30に対するサブベース32の組立てが完了する。
次に、サブベース32の縦爪部40を基板ベース30の係合孔部48に係合し、サブベース32の係合杆部42を基板ベース30の受け爪部50に係合して、基板ベース30に対するサブベース32の仮組立てをなし、サブベース32と基板ベース30の一側辺部A,Bを支軸として回動すれば、サブベース32の係止爪部44が基板ベース30の係合溝部52に係止される。
サブベース32の側辺部Aが基板ベース30の側辺部Bに沿って密着し、かつサブベース32の上部が基板ベース30の前面部45と斜め前面部47のそれぞれ一部に密接する。そして、サブベース32の抑え片部43が基板ベース30のストッパ片部51に密接して、それ以上のサブベース32の回動が規制される。
次に、部品カバー31のアース板固定部70とアース板60の螺子孔61とは、アース板固定部70の前面とアース板60の後面とを当接し、螺子S1により仮固定される。アース板60が仮固定された部品カバー31の側辺部を、基板ベース30及びサブベース32の対向する側辺部に沿って係合させる。このとき、アース板60を制御基板34のアース回路と、サブベース32の内側面32aとに当接(接触)させて、螺子S1をさらに螺合させることで、部品カバー31とアース板60と当接させ、固定する。
また、サブベース32の前面に、前面板36を配置させ、螺子S2をボス部37に螺合させることで、前面板36がサブベース32に固定される。このように組み立てをおこなうことで、図3,4に示すように電気部品箱23の組立てが完了する。そして、この電気部品箱23を図1,2に示すように熱交換器21と後板20側面部との間に介在させることにより、電気部品箱23の室内機本体1に対する取付けが完了する。
このような構成の室内機本体1とすることで、電気部品箱23の構成部品の数を少なくし、各部位にて係合することで組立可能とすることで、組立を容易とし、作業性の向上となる。また、これら構成品は、樹脂成型及び鋳造等により形成可能であり、製造コストの低減にもなる。
また、部品カバー31のアース板固定部70と、アース板60とを、螺子S1により固定させることで、接触による導通でなく、機械的に接続することが可能となる。機械的に接続させることで、確実に部品カバー31のアース取りが可能となる。また、アース板60は、サブベース32に螺子S2を介して固定されるため、部品カバー31もサブベース32に機械的に固定することが可能となる。これにより、空気調和機の運転における振動により、電子部品箱23との離間等も防止することが可能となる。
さらに、アース取りが成されているか否かの確認は、アース板固定部70とアース板60とを螺子S1の締付け具合を確認するだけでも可能となる。このため、電気部品箱23の製造工程を低減させることが可能となる。
また、アース板固定部70の挿入孔71を介して、挿入孔71の内径よりも径の小さな螺子S1を螺子孔61に螺合させる構成とすることで、各構成品の寸法誤差や製造誤差が生じても、挿入孔71に螺子S1を挿入して螺子孔61に螺合することができる。これにより、製造時の寸法誤差があっても、確実に部品カバー31とアース板60とを接続(接触)させることが可能となり、製造性及び安全性を向上させることが可能となり、信頼性の向上にもなる。
さらに、アース板固定部70及び挿入孔71が電気部品箱23の外部に露出(配置)される構成としたことで、螺子S1を挿入する際に発生する金属粉(金屑)等が電気部品箱23内に進入することがない。これにより、金属粉の電気部品箱23内への進入によるショート等を防止することも可能となり、信頼性の向上にもなる。
なお、上記実施の形態においては、上述した電子部品箱23は、サブベース32に縦爪部40と係合杆部42及び係止爪部44を設け、基板ベース30にはそれぞれに係合する係合孔部48と受け爪部50及び係合溝部52を設けたが、これに限定されるものではなく、サブベース32に係合孔部48と受け爪部50及び係合溝部52を設け、基板ベース30にそれぞれに係合する縦爪部40と係合杆部42及び係止爪部44を設けてもよい。
すなわち、基板ベース30の側辺部Bに対してサブベース32の側辺部Aを回動自在に係合し、かつサブベース32を基板ベース30に対して回動した状態で、サブベース32と基板ベース30の他側辺部が係合できる構成であればよい。
また、上述したアース板60は、アース取り重ね代部63を有する構成としたが、アース取り重ね代部63は設けなくてもよい。即ち、アース取り重ね代部63を有するアース板60は、従来、接触により部品カバー31とアース板60とのアースを取るものに用いられていたアース板60である。このようなアース板60に、螺子孔61を加工により追加することで、従来の部品の流用を可能としている。なお、電気部品箱23では、アース板60とアース板固定部70とを、螺子S1により固定させるため、アース取り重ね代部63を有さなくても良い。即ち、アース板60のアース取り重ね代部63を有さない形状とすることで、アース板60の形状が単純化し、金型等の製作コストを低減させるとともに、不良製品の防止にもなる。
また、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 室内機本体に収納された熱交換器の側部と、前記室内機本体の内側部との間に介在する電気部品箱を備えた空気調和機の室内機において、
前記電気部品箱は、
前記室内機本体の側部に沿って設けられ電気制御部品実装用の制御基板を取り付け可能に樹脂材により成型された基板ベースと、
前記室内機本体の前面側に設けられたサブベースと、
前記熱交換器及び前記基板ベースの間に設けられ、前記基板ベース及び前記サブベースと係合する部品カバーと、
前記サブベースの後部に固定されるアース板と、を備え、
前記部品カバーは、この部品カバーの外側に突出して設けられ、前記アース板に前記サブベースと螺子により固定が可能なアース板固定部を具備することを特徴とする空気調和機の室内機。
本発明の位置実施の形態に係る室内機本体の構成を示す分解斜視図。 同室内機本体内部の構成の一部を模式的に示す斜視図。 同空調機本体に用いられる電気部品箱の構成を示す斜視図。 同電気部品箱の構成を示す斜視図。 同電気部品箱の構成を示す分解斜視図。 同電気部品箱の構成を示す分解斜視図。
符号の説明
1…室内機本体、10…前面パネル、12…吸込口、13…吹出口、14…受信・表示部、14b…表示部ケース、20…後板、21…熱交換器、22…風向案内板、23…電気部品箱、30…基板ベース、31…部品カバー、32…サブベース、32a…後部左側の内側面、33…側面部、34…制御基板(PC板)、35…凹部、36…前面板、37…複数のボス部、38…リブ、39…アース端子接続用開口部、40…縦爪部(サブベース32)、41…開口部(サブベース32)、42…係合杆部、43…抑え片部、44…係止爪部(サブベース32)、45…前面部(基板ベース30)、46…上面部、47…斜め前面部、48…矩形状の係合孔部、49…爪支持片、50…受け爪部、51…ストッパ片部、52…係合溝部、60…アース板、61…螺子孔(部品カバー31アース用)、62…螺子孔(アース端子用)、63…アース取り重ね代部、70…アース板固定部、71…挿入孔、S1…螺子(部品カバー固定用)、S2…螺子(前面板固定用)。

Claims (1)

  1. 室内機本体に収納された熱交換器の側部と、前記室内機本体の内側部との間に介在する電気部品箱を備えた空気調和機の室内機において、
    前記電気部品箱は、
    前記室内機本体の側部に沿って設けられ電気制御部品実装用の制御基板を取り付け可能に樹脂材により成型された基板ベースと、
    前記室内機本体の前面側に設けられ、アース端子接続用開口部が形成されたサブベースと、
    前記熱交換器及び前記基板ベースの間に設けられ、前記基板ベース及び前記サブベースと係合する、金属材により形成された部品カバーと
    前記部品カバーの外側に突出して設けられ、螺子を挿入可能、且つ、前記螺子の径よりもその内径が大に形成された挿入孔を有するアース板固定部と、
    前記挿入孔に挿入される前記螺子が挿入される螺子孔、及び、前記アース端子接続用開口部より露出可能に形成されたアース線のアース端子を螺子固定する螺子が挿入される螺子孔を有し、前記サブベースの内側面にその端面が当接して配置されるとともに、その端面が前記アース板固定部の端面と面位置が同一となるアース板と、
    を備えることを特徴とする空気調和機の室内機。
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