JP3152635B2 - マスタスライス方式の基本セル、半導体集積回路装置、フリップフロップ回路、排他的論理和回路、マルチプレクサ及び加算器 - Google Patents

マスタスライス方式の基本セル、半導体集積回路装置、フリップフロップ回路、排他的論理和回路、マルチプレクサ及び加算器

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JP3152635B2 JP20927297A JP20927297A JP3152635B2 JP 3152635 B2 JP3152635 B2 JP 3152635B2 JP 20927297 A JP20927297 A JP 20927297A JP 20927297 A JP20927297 A JP 20927297A JP 3152635 B2 JP3152635 B2 JP 3152635B2
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタスライス方
式の基本セル、半導体集積回路装置、フリップフロップ
回路、排他的論理和回路、マルチプレクサ及び加算器に
係り、特に、マスタスライス方式の半導体集積回路及び
それを構成する基本セルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、顧客からの要求に迅速に対処
するために、LSIの設計から拡散処理までを画一的に
処理しておき、その後の回路配線のみを品種毎に行うマ
スタスライス方式がよく知られている。このマスタスラ
イス方式は、開発期間の短縮化、開発費用の低減など少
量多品種の生産に適した利点を有している。
【0003】このマスタスライス方式の半導体集積回路
装置は、マトリクス状又は一方向に配列された複数の基
本セルを、完成品の仕様に合わせて結線する事により実
現される。
【0004】例えば、特開平5−63046号に記載さ
れているようなマスタスライス方式半導体集積回路装置
に搭載されている一般的な基本セル100の構造は、図
16に示す通り、P型MOSトランジスタのゲート電極
101と102、P型MOSトランジスタのドレイン端
子又はソース端子となるP型不純物拡散領域103、N
型MOSトランジスタのゲート電極104と105、N
型MOSトランジスタのドレイン端子又はソース端子と
なるN型不純物拡散領域106及び二本の電源配線10
7、108から構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図17は、例えばレジ
スタの一記憶素子として用いられる遅延型フリップフロ
ップ回路(Delayed Flip Flop :以下、DFF回路とい
う)109を表した回路図である。
【0006】図において、DFF回路109は2段のラ
ッチ回路113,117と、クロック回路120とから
なる。ラッチ回路113はインバータ110、NAND
回路111及びトランスファーゲート112からなる。
ラッチ回路117はインバータ114、NAND回路1
15及びトランスファーゲート116からなる。最終段
のラッチ回路117から信号Qとその反転信号QNが出
力される。入力端子Dとラッチ回路113との間及びラ
ッチ回路113とラッチ回路117との間は、それぞれ
トランスファーゲート118,119によって開閉され
る。各トランスファーゲート112,116,118,
119は、クロック回路120からのクロック信号CK
2、CKNによって開閉される。クロック回路120
は、インバータ121,122を2段に接続することに
より構成され、クロック信号CK2とその反転信号CK
Nを出力する。
【0007】図16に示す従来の基本セル100は、イ
ンバータや2入力NAND、NORといった素子数の少
ない回路を実現するには適している。ところが、図17
に示すDFF回路109のようにラッチ回路、トランス
ファーゲート、インバータなどの複数種類の回路が混在
するセル、その他複合ゲートセルや高駆動能力セルなど
のようなチップ占有面積が大きく素子数の多いセルを実
現するには次のような問題が生じる。
【0008】(1)例えば、図17に示すようなDFF
回路109には、比較的小さな駆動能力でよいトランス
ファーゲート112,116,118,119やクロッ
ク回路120と、大きな駆動能力を要する出力回路(イ
ンバータ114やNAND回路115)とが混在してい
る。ところが、従来の基本セル100の構成であると、
トランジスタのサイズが全て同じであるため、基本セル
100のトランジスタをトランスファーゲートやクロッ
ク回路に対応できるだけのサイズに設定すると、出力回
路を構成する際に、多くのトランジスタを並列接続しな
ければならず、セル面積が増大し、結果、チップ面積も
大きくなる。
【0009】一方、基本セル100のトランジスタを出
力回路に対応できるだけのサイズに設定すると、本来な
ら小さなサイズでよいトランスファーゲートやクロック
回路にまで大きなサイズのトランジスタを使用しなけれ
ばならず、やはりセル面積の増大は免れない。
【0010】図18に、前記基本セル100を横方向に
8個配列した後、各端子を結線し、図17に示すDFF
回路109を実現した例を示す。 (2)本来なら小さなサイズのトランジスタで構成すれ
ばよいトランスファーゲートやクロック回路に大きなサ
イズのトランジスタを用いると、入力容量の増大を招
き、結果として高い駆動能力を持つ外部回路が必要とな
り、その分だけ消費電力が増大する。
【0011】(3)簡素な構造の基本セルを多数組み合
わせる方式であるため、回路配線がトランジスタを跨い
で結線される確率が高くなる。これは、必然的に、トラ
ンジスタと回路配線とのコンタクト領域を減少させ、ド
レインやソースとのコンタクト抵抗が増加する。これに
よって、個々のトランジスタの駆動能力が低下し、その
低下分を補うために更にトランジスタを追加する必要が
生じ、結果として回路配線の複雑化、セル面積の増大を
招く。
【0012】本発明は、マスタスライス方式の基本セ
、半導体集積回路装置、フリップフロップ回路、排他
的論理和回路、マルチプレクサ及び加算器に関し、斯か
る問題点を解消せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1のマスタスライ
ス方式の基本セルは、基板上に、第1導電型トランジス
タとこれに隣接する第2導電型トランジスタとを有する
第1デバイス領域と、第1導電型トランジスタとこれに
隣接する第2導電型トランジスタとを有する第2デバイ
ス領域とを有し、前記第2デバイス領域の少なくとも一
方のトランジスタのサイズが前記第1デバイス領域にお
ける同じ導電型のトランジスタのサイズと異なり、且つ
前記第1デバイス領域の各トランジスタの向きと前記第
2デバイス領域の各トランジスタの向きとが異なること
をその要旨とする。
【0014】請求項2のマスタスライス方式の基本セル
は、基板上に、第1導電型トランジスタとこれに隣接す
る第2導電型トランジスタとを有する第1デバイス領域
と、第1導電型トランジスタとこれに隣接する第2導電
型トランジスタとを有する第2デバイス領域とを有し、
前記第2デバイス領域のトランジスタのサイズが前記第
1デバイス領域における同じ導電型のトランジスタのサ
イズと異なり、且つ前記第1デバイス領域の各トランジ
スタの向きと前記第2デバイス領域の各トランジスタの
向きとが異なることをその要旨とする。
【0015】請求項3のマスタスライス方式の基本セル
は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1デ
バイス領域および第2デバイス領域において、前記第1
導電型トランジスタおよび第2導電型トランジスタを複
数設けたことをその要旨とする。 請求項4のマスタスラ
イス方式の基本セルは、請求項1〜3のいずれか1項に
記載の発明において、第1導電型トランジスタと第2導
電型トランジスタとを有する第3デバイス領域を更に備
え、前記第3デバイス領域の少なくとも一方のトランジ
スタのサイズが前記第1および第2デバイス領域におけ
る同じ導電型のトランジスタのサイズと異なることをそ
の要旨とする。
【0016】請求項5のマスタスライス方式の基本セル
は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明におい
て、第1導電型トランジスタと第2導電型トランジスタ
とを有する第3デバイス領域を更に備え、前記第3デバ
イス領域において、第1導電型トランジスタ及び第2導
電型トランジスタからなるデバイスを少なくとも2組有
し、このデバイス群のうちの少なくとも2組のデバイス
における一方のデバイスの第1導電型トランジスタと他
方のデバイスの第2導電型トランジスタとがほぼ上下又
は左右方向に位置するように配列した構造を有すること
をその要旨とする。
【0017】請求項6のマスタスライス方式の基本セル
は、基板上に、ゲートラインが共通化された第1導電型
トランジスタ及び第2導電型トランジスタからなるデバ
イスを少なくとも2組有し、このデバイス群のうちの少
なくとも2組のデバイスにおける一方のデバイスの第1
導電型トランジスタと他方のデバイスの第2導電型トラ
ンジスタとがほぼ上下又は左右方向に位置するように配
列した構造を有することをその要旨とする。
【0018】請求項7のマスタスライス方式の基本セル
は、請求項5又は6に記載の発明において、前記少なく
とも2組の第1導電型トランジスタは、3つのP型ソー
ス・ドレイン領域と、3つのP型ソース・ドレイン領域
の内、互いに隣接する2つのP型ソース・ドレイン領域
間に設けられ、平行に延びる一対の第1および第2ゲー
ト電極とを含み、前記少なくとも2組の第2導電型トラ
ンジスタは、3つのN型ソース・ドレイン領域と、3つ
のN型ソース・ドレイン領域の内、互いに隣接する2つ
のN型ソース・ドレイン領域間に設けられ、平行に延び
る一対の第1および第2ゲート電極とを含み、前記第1
導電型トランジスタの第1ゲート電極は、第2導電型ト
ランジスタの第2ゲート電極と接続され、前記第1導電
型トランジスタの第2ゲート電極は、第2導電型トラン
ジスタの第1ゲート電極と接続され、前記第1導電型ト
ランジスタの第1ゲート電極は、第2導電型トランジス
タの第1ゲート電極とほぼ同一直線上に配置され、前記
第1導電型トランジスタの第2ゲート電極は、第2導電
型トランジスタの第2ゲート電極とほぼ同一直線上に配
置されていることをその要旨とする。
【0019】請求項8のマスタスライス方式の基本セル
は、請求項1〜5,7のいずれか1項に記載の発明にお
いて、前記第1導電型トランジスタ及び第2導電型トラ
ンジスタのゲートラインを共通化したことをその要旨と
する。請求項9のマスタスライス方式の基本セルは、請
求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、前記
第1導電型トランジスタはP型であり、第2導電型トラ
ンジスタはN型であり、第1導電型トランジスタのサイ
ズが第2導電型トランジスタのサイズよりも大きいこと
をその要旨とする。
【0020】請求項10のマスタスライス方式の基本セ
ルは、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明におい
て、前記基板の空隙部に配線ラインを形成したことをそ
の要旨とする。 請求項11のマスタスライス方式の基本
セルは、請求項1〜10のいずれか1項に記載の発明に
おいて、水平端と垂直端とに電源ラインを設けたことを
その要旨とする。
【0021】請求項12のマスタスライス方式の基本セ
ルは、請求項11に記載の発明において、前記各電源ラ
インを設ける位置を2層に分け、一方の電源ラインを1
層目に、他方の電源ラインを2層目に位置させたことを
その要旨とする。 請求項13のマスタスライス方式の基
本セルは、請求項1〜12のいずれか1項に記載の発明
において、前記トランジスタのゲートにコンタクト部形
成可能な幅広部を設けたことをその要旨とする。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】請求項14の半導体集積回路装置は、請求
1〜13のいずれか1項に記載のマスタスライス方式
の基本セルを1又は複数配列した状態で、前記基本セル
のトランジスタを、素子の駆動能力に応じて結線するこ
とにより構成したことをその要旨とする。
【0026】請求項15の半導体集積回路装置は、請求
14に記載の発明において、水平方向に延びる電源ラ
インと垂直方向に延びる電源ラインとを設けたことをそ
の要旨とする。請求項16の半導体集積回路装置は、請
求項15に記載の発明において、各トランジスタを結ぶ
配線、水平方向に延びる電源ライン及び垂直方向に延び
る電源ラインを設ける位置を2層に分け、各トランジス
タを結ぶ配線及び一方の方向に延びる電源ラインが1層
目に、他方の方向に延びる電源ラインが2層目に位置す
るように構成したことをその要旨とする。
【0027】請求項17のフリップフロップ回路は、基
板に、第1導電型トランジスタと第2導電型トランジス
タとからなる第1のデバイスを複数平行に配列し、前記
第1のデバイスの少なくとも一方のトランジスタのサイ
ズを異ならせた第2のデバイスを複数平行に、且つ前記
第1のデバイスに対し向きを異ならせて配列し、基板の
空き領域に、前記第1のデバイスの少なくとも一方のト
ランジスタのサイズを前記第2のデバイスのトランジス
タのサイズよりも更に異ならせた第3のデバイスを複数
配列し、これを基本セルとして、この基本セルを複数配
列した状態で各基本セルのトランジスタを、素子の駆動
能力に応じて結線することにより構成したことをその要
旨とする。
【0028】請求項18の排他的論理和回路は、基板
に、第1導電型トランジスタと第2導電型トランジスタ
とからなる第1のデバイスを複数平行に配列し、前記第
1のデバイスの少なくとも一方のトランジスタのサイズ
を異ならせた第2のデバイスを複数平行に、且つ前記第
1のデバイスに対し向きを異ならせて配列し、基板の空
き領域に、前記第1のデバイスの少なくとも一方のトラ
ンジスタのサイズを前記第2のデバイスのトランジスタ
のサイズよりも更に異ならせた第3のデバイスを複数配
列し、これを基本セルとして、この基本セルのトランジ
スタを、素子の駆動能力に応じて結線することにより構
成したことをその要旨とする。
【0029】請求項19マルチプレクサは、基板に、第
1導電型トランジスタと第2導電型トランジスタとから
なる第1のデバイスを複数平行に配列し、前記第1のデ
バイスの少なくとも一方のトランジスタのサイズを異な
らせた第2のデバイスを複数平行に、且つ前記第1のデ
バイスに対し向きを異ならせて配列し、基板の空き領域
に、前記第1のデバイスの少なくとも一方のトランジス
タのサイズを前記第2のデバイスのトランジスタのサイ
ズよりも更に異ならせた第3のデバイスを複数配列し、
これを基本セルとして、この基本セルのトランジスタ
を、素子の駆動能力に応じて結線することにより構成し
たことをその要旨とする。
【0030】請求項20の加算器は、基板に、第1導電
型トランジスタと第2導電型トランジスタとからなる第
1のデバイスを複数平行に配列し、前記第1のデバイス
の少なくとも一方のトランジスタのサイズを異ならせた
第2のデバイスを複数平行に、且つ前記第1のデバイス
に対し向きを異ならせて配列し、基板の空き領域に、前
記第1のデバイスの少なくとも一方のトランジスタのサ
イズを前記第2のデバイスのトランジスタのサイズより
も更に異ならせた第3のデバイスを複数配列し、これを
基本セルとして、この基本セルを複数配列した状態で各
基本セルのトランジスタを、素子の駆動能力に応じて結
線することにより構成したことをその要旨とする。
【0031】尚、本発明において、電源ラインとは、G
ND、VDD、VSS、VCCなどのラインのことをい
う。すなわち、請求項1〜5のマスタスライス方式の基
本セルにあっては、トランジスタのサイズを異ならせて
あるので、回路の大きさに応じたサイズのトランジスタ
を自由に選定することができる。
【0032】更には、トランジスタを配列する向きを異
ならせてあるので、結線方向の自由度が増す。また、
求項5又は6の発明にあっては、例えば、P型トランジ
スタとN型トランジスタとからなるトランスファーゲー
トを形成する場合、P型トランジスタとN型トランジス
タとを接続する配線がクロスしない。
【0033】従って、P型トランジスタとN型トランジ
スタとを接続する配線の長さが最短になる。また、請求
項8の発明にあっては、第1導電型トランジスタと第2
導電型トランジスタとのゲート電極を共有させているの
で、結線時に金属配線を用いて接続する必要がなく、そ
の分配線領域に自由度が生じる。
【0034】また、請求項10の発明にあっては、結線
時に配線ラインを使用することにより、金属配線を用い
て接続する必要がなくなり、その分配線領域に自由度が
生じる。
【0035】また、請求項11の発明にあっては、従来
のように、水平方向ばかりではなく、垂直方向にも電源
ラインを設けたので、トランジスタの配列向きが異なる
ものにおいては、電源ラインと各トランジスタとを接続
する配線の長さを最短化できる。
【0036】また、請求項12の発明にあっては、各電
源ラインを設ける位置を2層に分け、一方の電源ライン
が1層目に、他方の電源ラインが2層目に位置するよう
にすることにより、各トランジスタを結ぶ配線を基板の
多くの箇所から引き出すことができ、配線の自由度が高
くなる。
【0037】また、請求項13の発明にあっては、各ゲ
ート電極の中央部や端部にコンタクト用幅広部を設けて
いるので、セル内の空き領域を有効に活用しつつ、結線
位置の自由度が増す。特に、各ゲート電極の中央部にも
幅広部を設けることにより、従来にも増してコンタクト
の選択枝が広がる。
【0038】また、請求項18又は19の発明にあって
は、配線が簡素で面積の小さな半導体集積回路装置を提
供できる。また、請求項20の発明にあっては、各トラ
ンジスタを結ぶ配線、水平方向に延びる電源ライン及び
垂直方向に延びる電源ラインを設ける位置を2層に分
け、各トランジスタを結ぶ配線及び一方の方向に延びる
電源ラインが1層目に、他方の方向に延びる電源ライン
が2層目に位置するように構成している。これにより、
前記各トランジスタを結ぶ配線(例えば、基本セル間を
接続する配線)が、他方の方向に延びる電源ラインをク
ロスする場合でも、この電源ラインの下を通すことがで
き、配線の自由度が高くなる。
【0039】また、請求項21の発明にあっては、チッ
プの中でも比較的大きな面積を占めるフリップフロップ
回路が省面積化され、チップの小型化に寄与できる。ま
た、請求項22の発明にあっては、チップの中でも比較
的大きな面積を占める排他的論理和回路が省面積化さ
れ、チップの小型化に寄与できる。
【0040】また、請求項23の発明にあっては、チッ
プの中でも比較的大きな面積を占めるマルチプレクサが
省面積化され、チップの小型化に寄与できる。また、請
求項24の発明にあっては、チップの中でも比較的大き
な面積を占める加算器が省面積化され、チップの小型化
に寄与できる。
【0041】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明を具体化した第1の実施形態を
図1〜5に基づいて説明する。
【0042】図1は本第1実施形態における基本セル1
の構造を示したものである。この基本セル1は、方形状
のセル基板2と、このセル基板2の上部約3分の1の面
積を占める第1デバイス領域3と、セル基板2の左下約
4分の1の面積を占める第2デバイス領域4と、セル基
板2の右下約3分の1の面積を占める第3デバイス領域
5と、第1デバイス領域3と第3デバイス領域5との間
の空隙部に設けられた配線パターン6とから構成されて
いる。配線パターン6は例えばタングステンポリサイド
からなる。
【0043】前記第1デバイス領域3には、第1P型ト
ランジスタ群9と第1N型トランジスタ群10とが設け
られている。第1P型トランジスタ群9は、互いに平行
に図の左右方向に延びるポリシリコン製の第1及び第2
ゲート電極11,12と、第1,第2及び第3P型ソー
ス・ドレイン領域13,14,15とを備える。第1,
第2及び第3P型ソース・ドレイン領域13,14,1
5は第1及び第2ゲート電極11,12の左側領域部分
によって互いに上下方向に隔てられている。
【0044】また、第1N型トランジスタ群10は、前
記第1及び第2ゲート電極11,12と、第1,第2及
び第3N型ソース・ドレイン領域16,17,18とを
備える。第1,第2及び第3N型ソース・ドレイン領域
16,17,18は、第1及び第2ゲート電極11,1
2の右側領域部分によって互いに上下方向に隔てられて
いる。
【0045】すなわち、第1P型トランジスタ群9の2
個のP型トランジスタと第1N型トランジスタ群10の
2個のN型トランジスタとは、それぞれ1対1の関係で
第1ゲート電極11又は第2ゲート電極12を共有して
いる。
【0046】更に、前記第1デバイス領域3の空隙部を
有効利用するために、前記第1及び第2ゲート電極1
1,12の中央部や端部の適宜な箇所を拡張することに
よりコンタクト部を形成可能な幅広部19,20,21
を形成している。
【0047】前記第2デバイス領域4には、第2P型ト
ランジスタ群22と第2N型トランジスタ群23とが設
けられている。第1P型トランジスタ群22は、互いに
平行に図の上下方向に延びるポリシリコン製の第3,第
4及び第5ゲート電極24,25,26と、第4,第
5,第6及び第7P型ソース・ドレイン領域27,2
8,29,30とを備える。第4,第5,第6及び第7
P型ソース・ドレイン領域27,28,29,30は、
第3〜第5ゲート電極24〜26の上側領域部分によっ
て互いに左右方向に隔てられている。
【0048】また、第1N型トランジスタ群23は、前
記第3〜第5ゲート電極24〜26と、第4,第5,第
6及び第7N型ソース・ドレイン領域31,32,3
3,34とを備える。第4,第5,第6及び第7N型ソ
ース・ドレイン領域31,32,33,34は、第3〜
第5ゲート電極24〜26の下側領域部分によって互い
に左右方向に隔てられている。
【0049】すなわち、第2P型トランジスタ群22の
3個のP型トランジスタと第2N型トランジスタ群23
の3個のN型トランジスタとは、それぞれ1対1の関係
で第3ゲート電極24、第4ゲート電極25又は第5ゲ
ート電極26を共有している。
【0050】更に、前記第2デバイス領域4の空隙部を
有効利用するために、前記第3〜第5ゲート電極24〜
26の中央部や端部の適宜な箇所を拡張することにより
コンタクト部を形成可能な幅広部35,36,37,3
8,39を形成している。
【0051】前記第3デバイス領域5は、ポリシリコン
製の第6,第7及び第8ゲート電極40,41,42を
備える。第6ゲート電極40は、鉤状に複数箇所で屈曲
しながら延びる。第7ゲート電極41は、同じく鉤状に
複数箇所で屈曲しながら延び、第6ゲート電極40との
間に隘路を構成するように設けられている。第8ゲート
電極42は、この第7ゲート電極41の端部から更にセ
ル基板2の右端に沿って図の上下方向に延びている。
【0052】前記第6ゲート電極40の一端部40aと
前記第7ゲート電極41の他端部41bとは互いに平行
に図の上下方向に延びている。前記第6ゲート電極40
の他端部40bと前記第7ゲート電極41の一端部41
aとは互いに平行に図の上下方向に延びている。前記第
6及び第7ゲート電極40,41の各一端部40a,4
1a同士及び各他端部40b,41b同士は、左右方向
に若干ずれる程度で、ほぼ上下方向直線上に位置するよ
うに配置されている。
【0053】更に、第3デバイス領域5は、第8,第9
及び第10P型ソース・ドレイン領域43,44,45
と、第8,第9及び第10N型ソース・ドレイン領域4
6,47,48と、第11及び第12P型ソース・ドレ
イン領域49,50と、第11及び第12N型ソース・
ドレイン領域51,52とを有する。第8,第9及び第
10P型ソース・ドレイン領域43,44,45は、前
記第6ゲート電極40の他端部40bと前記第7ゲート
電極41の一端部41aとによって互いに図の左右方向
に隔てられている。第8,第9及び第10N型ソース・
ドレイン領域46,47,48は、前記第6ゲート電極
40の一端部40aと前記第7ゲート電極41の他端部
41bとによって互いに図の左右方向に隔てられてい
る。第11及び第12P型ソース・ドレイン領域49,
50は、前記第8ゲート電極42の一端部42aによっ
て隔てられている。第11及び第12N型ソース・ドレ
イン領域51,52は、前記第8ゲート電極42の他端
部42bによって隔てられている。
【0054】そして、第6ゲート電極40の他端部40
bと、第7ゲート電極41の一端部41aと、第8,第
9及び第10P型ソース・ドレイン領域43,44,4
5と、第8ゲート電極42の一端部42aと、第11及
び第12P型ソース・ドレイン領域49,50とにより
第3P型トランジスタ群53が構成されている。また、
第6ゲート電極40の一端部40aと、第7ゲート電極
41の他端部41bと、第8,第9及び第10N型ソー
ス・ドレイン領域46,47,48と、第8ゲート電極
42の他端部42bと、第11及び第12N型ソース・
ドレイン領域51,52とにより第3N型トランジスタ
群54が構成されている。
【0055】更に、前記第3デバイス領域5の空隙部を
有効利用するために、前記第6〜第8ゲート電極40〜
42の中央部や端部の適宜な箇所を拡張することにより
コンタクト部を形成可能な幅広部55,56,57を形
成している。
【0056】そして、本実施形態における基本セル1に
あっては、前記第1〜第3P型ソース・ドレイン領域1
3〜15の幅W1(すなわち第1P型トランジスタ群9
のゲート幅)と、前記第4〜第7P型ソース・ドレイン
領域27〜30の幅W2(すなわち第2P型トランジス
タ群22のゲート幅)と、前記第8〜第12P型ソース
・ドレイン領域43〜45,49,50の幅W3(すな
わち第3P型トランジスタ群53のゲート幅)との比
(W1:W2:W3)が6:3:2になるように設定さ
れている。
【0057】また、前記第1〜第3N型ソース・ドレイ
ン領域16〜18の幅W4(すなわち第1N型トランジ
スタ群10のゲート幅)と、前記第4〜第7N型ソース
・ドレイン領域31〜34の幅W5(すなわち第2N型
トランジスタ群23のゲート幅)と、前記第8〜第12
N型ソース・ドレイン領域46〜48,51,52の幅
W6(すなわち第3N型トランジスタ群54のゲート
幅)との比(W4:W5:W6)が10:4:3になる
ように設定されている。
【0058】さらに、本実施形態における基本セル1に
あっては、第1P型トランジスタ群9のゲート幅W1と
第1N型トランジスタ群10のゲート幅W4との比が
6:5になるように設定され、第2P型トランジスタ群
22のゲート幅W2と第2N型トランジスタ群23のゲ
ート幅W5との比が3:2になるように設定され、さら
に第3P型トランジスタ群53のゲート幅W3と第3N
型トランジスタ群54のゲート幅W6との比が4:3に
なるように設定されている。
【0059】すなわち、本実施形態にあっては、セル基
板1上の第1,第2,第3P型トランジスタ群9,2
2,53のサイズを個々に異ならせ、且つ、第1,第
2,第3N型トランジスタ群10,23,54のサイズ
を個々に異ならせている。
【0060】図2に示すように、基本セル1は半導体基
板上にマトリックス状に配置される。この際、互いに隣
接する基本セル1はミラー配置される。図4は、図1に
示す基本セル1を用いて、図17に示すDFF回路10
9を構成した場合の実体回路図であり、図5は、その内
の配線部分を太い実線で表したものである。各トランジ
スタを接続する配線は金属配線層の1層目に形成されて
いる。図中の■印はコンタクト部を示している。
【0061】基本セル1は左右にミラー配置されてお
り、大きな駆動能力を要するインバータ110やNAN
D回路115には、第1デバイス領域3の大きなサイズ
のトランジスタを選定し、これらの回路よりも小さな駆
動能力でよいNAND回路111やインバータ114に
は、第2デバイス領域4の中位のサイズのトランジスタ
を選定し、小さな駆動能力でよいトランスファーゲート
112,116,118,119やクロック回路120
には、第3デバイス領域5の小さなサイズのトランジス
タを選定し、DFF回路109を構成するように各トラ
ンジスタを相互に接続する。
【0062】また、セル基板2の下端部には図の左右方
向に延びるようにGND配線7(以下、水平配線7とい
う)が設けられ、セル基板2の側端部には図の上下方向
に延びるようにVDD配線8(以下、垂直配線8とい
う)が設けられる。水平配線7は金属配線層の1層目
設けられ、垂直配線8は金属配線層の2層目に設けられ
る。更に、右方の基本セル1の側端部には図の上下方向
に延びるように金属配線層の2層目に垂直配線58が設
けられ、同垂直配線58は1層のGND配線7に接続さ
れる。そして、水平配線7及び垂直配線58,8と各ト
ランジスタとを結線している。
【0063】本実施形態における基本セル1は、以下の
通りの特徴を有する。 a)第1〜第3デバイス領域3〜5におけるトランジス
タのサイズを異ならせてあるので、インバータ、NAN
D回路等の各論理回路の駆動能力の大きさに応じたサイ
ズのトランジスタを自由に選定することができる。
【0064】b)第1デバイス領域3のトランジスタ群
9,10の配列方向と、第2デバイス領域4のトランジ
スタ群22,23の配列方向とを異ならせてある(特
に、配列方向が90度異なるように設定している)。従
って、トランジスタ領域を跨がないように各トランジス
タを結線する際に配線層を変更しないで済み、配線効率
を向上できるとともに、配線長を短くすることができ
る。
【0065】すなわち、図3(b)は従来の基本セルの
概念図を示し、2つの基本セル130を隣接して配置し
た概念図を示す。基本セル130は、サイズの異なる2
つのMOSトランジスタ131,132の配置の向きを
同一にしている。この場合、各トランジスタ131,1
32のトランジスタ領域を跨がないように各トランジス
タを結線する際には6つの配線経路(破線で示す)があ
る。
【0066】これに対し、図3(a)は本実施形態の基
本セルの概念図を示し、2つの基本セル90を隣接して
配置した概念図を示す。基本セル90は、サイズの異な
る2つのMOSトランジスタ91,92の配置の向きを
直交するようにしている。この場合、各トランジスタ9
1,92のトランジスタ領域を跨がないように各トラン
ジスタを結線する際には7つの配線経路(破線で示す)
がある。これは、MOSトランジスタ91,92を直交
するように配置することにより、一対のMOSトランジ
スタ91の2つのトランジスタ領域が対向する。その結
果、配線経路が増加し、結線方向の自由度を増加させる
ことができる。
【0067】c)第3デバイス領域5において、第6ゲ
ート電極40の他端部40bをゲート電極とするP型ト
ランジスタと第7ゲート電極41の他端部41bをゲー
ト電極とするN型トランジスタとが上下方向の直線上に
ほぼずれることなく位置し、更には、第6ゲート電極4
0の一端部40aをゲート電極とするN型トランジスタ
と第7ゲート電極41の一端部41aをゲート電極とす
るP型トランジスタとが上下方向の直線上にほぼずれる
ことなく位置するように、第6及び第7ゲート電極4
0,41を屈曲させている。従って、この部分を用いて
トランスファーゲートを形成する場合、P型トランジス
タのソース・ドレイン領域とN型トランジスタのソース
・ドレイン領域とを接続する各配線がクロスしない。
【0068】従って、P型トランジスタとN型トランジ
スタとを接続する配線を1層に形成できるとともに、こ
れらの配線の長さが最短になり、トランスファーゲート
自身の回路面積を縮小でき、半導体集積回路の省面積化
に寄与できる。
【0069】d)配線ライン6を設けたり、各ゲート電
極の中央部や端部にコンタクト用幅広部を設けているの
で、セル内の空き領域を有効に活用しつつ、結線位置の
自由度が増す。
【0070】特に、各ゲート電極の中央部に幅広部1
9,20,35〜37,56を設けることにより、従来
にも増してコンタクトの選択枝が広がる。 e)第1〜第3デバイス領域3〜5の各領域において、
P型トランジスタとN型トランジスタとのゲート電極を
共有させているので、結線時に金属配線を用いて接続す
る必要がなく、その分配線領域に自由度が生じる。
【0071】f)従来のように、水平方向ばかりではな
く、水平配線7と垂直配線58,8とでGND,VDD
用の配線を構成している。従って、本実施形態のように
トランジスタの向きが90度異なる基本セル1にあって
は、水平配線7又は垂直配線58,8と各トランジスタ
とを接続する配線の長さを最短化できる。
【0072】g)各配線を設ける位置を、絶縁膜を介し
た2層に分け、前記各トランジスタを結ぶ配線及び水平
配線7が1層目に、垂直配線58,8が2層目に位置す
るように構成している。これにより、前記各トランジス
タを結ぶ配線(例えば、基本セル間を接続する配線)
が、垂直配線58,8をクロスする場合でも、これら垂
直配線58,8の下を通すことができ、配線の自由度が
高くなる。
【0073】h)回路として使用しないゲート電極は、
そのまま配線の一部として使用することができる。以上
のことより、本実施形態の基本セル1を用いて構成した
DFF回路109は、図5から明らかなように、配線が
クロスしたり、トランジスタのコンタクト領域を跨いだ
りする率が非常に小さく、総配線距離が短くなる上にソ
ース・ドレイン領域でのコンタクト数が多い。しかも、
回路の駆動能力に応じたトランジスタを選定できてい
る。従って、DFF回路としての高速化、低消費電力化
を実現できる。
【0074】特に、DFF回路は、一般に、半導体チッ
プの中でも大きな面積を占めるため、このDFF回路を
省面積化することは、半導体チップの小型化に大いに寄
与するものである。
【0075】しかも、DFF回路の面積も、図18の回
路の面積が1630.89μm2(=58.08×2
8.08μm)であるのに対し、図4(図5)の回路の
面積は766.66μm2(=38.72×19.80
μm)と従来の約47%に縮小できる。
【0076】また、入力容量の比較として、クロック回
路に用いるトランジスタのゲート幅を比較すると、従来
の基本セル100のP型トランジスタのゲート幅が9.
28μm、N型トランジスタのゲート幅が5.0μmと
すると、本実施形態の基本セル1では、ゲート幅(W
3)2.0μmの第3P型トランジスタ群53のトラン
ジスタ及びゲート幅(W6)1.5μmの第3N型トラ
ンジスタ群54のトランジスタを選定することができ、
従来の約4分の1の入力容量で済む。
【0077】尚、上記実施形態は以下のように変更して
もよく、その場合でも同様の作用および効果を得ること
ができる。 (1)第1実施形態の基本セル1には、GND配線7と
VDD配線8とを設けていないが、第2実施形態とし
て、図6のように、基本セル1の状態から、セル基板2
の下端部に図の左右方向に延びるようにGND配線7を
設け、セル基板2の左端部に図の上下方向に延びるよう
にVDD配線8を設ける。
【0078】そして、この場合、第1実施形態と同様
に、各配線を設ける位置を、絶縁膜を介した2層に分
け、一方の配線が1層目に、他方の配線が2層目に位置
するようにすることにより、各トランジスタを結ぶ配線
を基本セル1の下端部以外の3辺から引き出すことがで
き、配線の自由度が高くなる。
【0079】尚、この第2実施形態において、GND配
線7及びVDD配線8を設ける位置は、それぞれセルの
下端部や左端部に限定されるものではなく、上端部や右
端部であってもよく、要は、両者の延びる向きが異なっ
て(好ましくは90度)いればよい。
【0080】(2)第3実施形態として、図7は第2デ
バイス領域4のゲート電極を2本に減らしたものであ
り、図8は第1デバイス領域3にゲート電極Aを増やし
て3本にしたものである。このように各デバイス領域の
ゲート電極の本数を、その基本セルを用いて構成する集
積回路の種類に応じて調整する。例えば、図7に示す基
本セル1は、DFF回路だけでなく、インバータ、AN
D回路、OR回路、NAND回路、NOR回路、複合ゲ
ートなどの中でも、4入力までの単純ゲート回路におい
て基本セル面積が1ゲート分減少できるため、省面積化
が可能である。図8に示す基本セル1は、DFF回路だ
けでなく、インバータ、AND回路、OR回路、NAN
D回路、NOR回路、複合ゲートなどの中でも、6入力
の素子における省面積化が可能で、特に、第1デバイス
領域3の3本のトランジスタを並列接続することで、第
1実施形態の基本セルよりも高い駆動能力を得ることが
できる。
【0081】(3)第4実施形態として、図9に示すよ
うに、基本セル1上において、第1〜第3デバイス領域
3〜5の配置を変更する。この場合、更なる配線パター
ンBを付加できる。
【0082】(4)以上の実施形態では、第1〜第3デ
バイス領域3〜5において、各領域のトランジスタのサ
イズを異ならせたが、各領域内のトランジスタのサイズ
(ゲート幅)の比(W1:W4、W2:W5、W3:W
6)をそれぞれ任意の値に変更しても良い。
【0083】(5)以上の実施形態では、トランジスタ
のサイズを異ならせる手段として、トランジスタのゲー
ト幅Wを変化させたが、ゲート長Lを変化させても良
く、また、双方を変化させても良い。
【0084】(6)以上の実施形態では、基本セル1を
用いてDFF回路を構成した例を示したが、これに限定
するものではなく、以上の実施形態で説明した基本セル
1を1又は複数配列することにより、DFF以外にも、
例えば、インバータ、バッファ、NAND回路、NOR
回路、AND回路、OR回路、AND−NOR回路、O
R−NAND回路、排他的論理和回路(Exclusive-OR 回
路) 、排他的否定論理和回路(Exclusive-NOR回路) 、マ
ルチプレクサ、加算器(Adder) 、半加算器(Half-Adde
r)、デコーダ、ラッチ回路などの回路を実現することが
できる。
【0085】図10は、排他的論理和回路60を表した
回路図である。図において、排他的論理和回路60は3
つのインバータ61,62,64と、2つのトランスフ
ァーゲートからなるゲート部63とからなる。最終段の
インバータ64から信号Yが出力される。ゲート部63
の各トランスファーゲートは、入力信号A及びその反転
信号によって開閉される。
【0086】図11は、図1に示す基本セル1を用い
て、図10に示す排他的論理和回路60を構成した場合
の実体回路図であり、その内の配線部分を太い実線で表
したものである。各トランジスタを接続する配線は金属
配線層の1層目に形成されている。図中の■印はコンタ
クト部を示している。この排他的論理和回路60は1つ
の基本セル1を使用して構成されている。
【0087】図11に示す排他的論理和回路60におい
ては、チップの中でも比較的大きな面積を占める排他的
論理和回路60を省面積化でき、チップの小型化に寄与
できる。また、排他的論理和回路60は、基本セル1の
領域66を配線領域として使用できるため、さらなる省
面積化を実現することができ、回路規模によっては1層
配線も可能である。
【0088】図12は、マルチプレクサ70を表した回
路図である。図において、マルチプレクサ70は3つの
インバータ71,73,74と、2つのトランスファー
ゲートからなるゲート部72とからなる。最終段のイン
バータ74から信号Yが出力され、その前段のインバー
タ73から反転信号YNが出力される。ゲート部72の
各トランスファーゲートは、選択信号S及びその反転信
号によって開閉され、データ信号D0,D1のいずれか
一方が出力信号Yとして出力される。
【0089】図13は、図1に示す基本セル1を用い
て、図12に示すマルチプレクサ70を構成した場合の
実体回路図であり、その内の配線部分を太い実線で表し
たものである。各トランジスタを接続する配線は金属配
線層の1層目に形成されている。図中の■印はコンタク
ト部を示している。このマルチプレクサ70は1つの基
本セル1を使用して構成されている。
【0090】図13に示すマルチプレクサ70において
は、チップの中でも比較的大きな面積を占めるマルチプ
レクサ70を省面積化でき、チップの小型化に寄与でき
る。また、マルチプレクサ70は、基本セル1の領域6
6を配線領域として使用できるため、さらなる省面積化
を実現することができ、回路規模によっては1層配線も
可能である。
【0091】図14は、加算器80を表した回路図であ
る。図において、加算器80は排他的論理和回路81
と、4つのインバータ82,84,86,87と、2つ
の選択回路部83,85とからなる。各選択回路部8
3,85は1つのインバータと2つのトランスファーゲ
ートとを有する。インバータ84からキャリ信号C0が
出力され、インバータ87から加算値信号Yが出力され
る。選択回路部83,85の各トランスファーゲート
は、排他的論理和回路81の出力信号及びその反転信号
によって開閉される。
【0092】図15は、図1に示す基本セル1を用い
て、図14に示す加算器80を構成した場合の実体回路
図であり、その内の配線部分を太い実線で表したもので
ある。各トランジスタを接続する配線は金属配線層の1
層目に形成されている。図中の■印はコンタクト部を示
している。この加算器80は、左右にミラー配置された
3つの基本セル1を使用して構成されている。本形態に
おいても、チップの中でも比較的大きな面積を占める加
算器80を省面積化でき、チップの小型化に寄与でき
る。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のマスタスラ
イス方式の基本セルは、集積回路化したときの設計の自
由度が高く、配線が容易で、且つ配線効率も良い。
【0094】そして、本発明のマスタスライス方式の基
本セルを用いて構成した半導体集積回路装置、フリップ
フロップ回路、排他的論理和回路、マルチプレクサ及び
加算器は、回路面積が小さく、且つ高速化、低消費電力
化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における基本セルの構造
を示した平面図
【図2】本発明の第1実施形態における基本セルの構造
を示した平面図
【図3】本発明の第1実施形態における基本セルの構造
を示した平面図
【図4】図1に示す基本セルを用いて図17に示すDF
F回路を構成した場合の実体回路図
【図5】図4の配線部を簡略化した回路図
【図6】第2実施形態における基本セルの構造を示した
平面図
【図7】第3実施形態における基本セルの構造を示した
平面図
【図8】第3実施形態における基本セルの構造を示した
平面図
【図9】第4実施形態における基本セルの構造を示した
平面図
【図10】排他的論理和回路を示す回路図
【図11】図1に示す基本セルを用いて図10に示す排
他的論理和回路を構成した場合の実体回路図
【図12】マルチプレクサを示す回路図
【図13】図1に示す基本セルを用いて図12に示すマ
ルチプレクサを構成した場合の実体回路図
【図14】加算回路を示す回路図
【図15】図1に示す基本セルを用いて図14に示す加
算回路を構成した場合の実体回路図
【図16】従来例における基本セルの構造を示した平面
【図17】DFF回路を示す回路図
【図18】図16に示す基本セルを用いて図17に示す
DFF回路を構成した場合の実体回路図
【符号の説明】
1…基本セル 2…セル基板 6…配線パターン(配線ライン) 9,22,53…第1,第2,第3P型トランジスタ群 10,23,54…第1,第2,第3N型トランジスタ
群 11,12,24〜26,40〜42…ゲート電極 60…排他的論理和回路 70…マルチプレクサ 80…加算器 109…DFF回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−45565(JP,A) 特開 平2−181949(JP,A) 特開 平5−48050(JP,A) 特開 平3−8357(JP,A) 特開 平2−181949(JP,A) 特開 平4−10468(JP,A) 特開 昭63−314847(JP,A) 特表 平6−501813(JP,A) 欧州特許出願公開72188(EP,A2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/118 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、第1導電型トランジスタとこ
    れに隣接する第2導電型トランジスタとを有する第1デ
    バイス領域と、 第1導電型トランジスタとこれに隣接する第2導電型ト
    ランジスタとを有する第2デバイス領域とを有し、 前記第2デバイス領域の少なくとも一方のトランジスタ
    のサイズが前記第1デバイス領域における同じ導電型の
    トランジスタのサイズと異なり、且つ前記第1デバイス
    領域の各トランジスタの向きと前記第2デバイス領域の
    各トランジスタの向きとが異なることを特徴としたマス
    タスライス方式の基本セル。
  2. 【請求項2】 基板上に、第1導電型トランジスタとこ
    れに隣接する第2導電型トランジスタとを有する第1デ
    バイス領域と、 第1導電型トランジスタとこれに隣接する第2導電型ト
    ランジスタとを有する第2デバイス領域とを有し、 前記第2デバイス領域のトランジスタのサイズが前記第
    1デバイス領域における同じ導電型のトランジスタのサ
    イズと異なり、且つ前記第1デバイス領域の各トランジ
    スタの向きと前記第2デバイス領域の各トランジスタの
    向きとが異なることを特徴としたマスタスライス方式の
    基本セル。
  3. 【請求項3】 前記第1デバイス領域および第2デバイ
    ス領域において、前記第1導電型トランジスタおよび第
    2導電型トランジスタを複数設けたことを特徴とした請
    求項1又は2に記載のマスタスライス方式の基本セル。
  4. 【請求項4】 第1導電型トランジスタと第2導電型ト
    ランジスタとを有する第3デバイス領域を更に備え、前
    記第3デバイス領域の少なくとも一方のトランジスタの
    サイズが前記第1および第2デバイス領域における同じ
    導電型のトランジスタのサイズと異なることを特徴とし
    た請求項1〜3のいずれか1項に記載のマスタスライス
    方式の基本セル。
  5. 【請求項5】 第1導電型トランジスタと第2導電型ト
    ランジスタとを有する第3デバイス領域を更に備え、前
    記第3デバイス領域において、第1導電型トランジスタ
    及び第2導電型トランジスタからなるデバイスを少なく
    とも2組有し、このデバイス群のうちの少なくとも2組
    のデバイスにおける一方のデバイスの第1導電型トラン
    ジスタと他方のデバイスの第2導電型トランジスタとが
    ほぼ上下又は左右方向に位置するように配列した構造を
    有することを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のマスタスライス方式の基本セル。
  6. 【請求項6】 基板上に、ゲートラインが共通化された
    第1導電型トランジスタ及び第2導電型トランジスタか
    らなるデバイスを少なくとも2組有し、このデバイス群
    のうちの少なくとも2組のデバイスにおける一方のデバ
    イスの第1導電型トランジスタと他方のデバイスの第2
    導電型トランジスタとがほぼ上下又は左右方向に位置す
    るように配列した構造を有することを特徴としたマスタ
    スライス方式の基本セル。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも2組の第1導電型トラン
    ジスタは、3つのP型ソース・ドレイン領域と、3つの
    P型ソース・ドレイン領域の内、互いに隣接する2つの
    P型ソース・ドレイン領域間に設けられ、平行に延びる
    一対の第1および第2ゲート電極とを含み、 前記少なくとも2組の第2導電型トランジスタは、3つ
    のN型ソース・ドレイン領域と、3つのN型ソース・ド
    レイン領域の内、互いに隣接する2つのN型ソース・ド
    レイン領域間に設けられ、平行に延びる一対の第1およ
    び第2ゲート電極とを含み、 前記第1導電型トランジスタの第1ゲート電極は、第2
    導電型トランジスタの第2ゲート電極と接続され、前記
    第1導電型トランジスタの第2ゲート電極は、第2導電
    型トランジスタの第1ゲート電極と接続され、 前記第1導電型トランジスタの第1ゲート電極は、第2
    導電型トランジスタの第1ゲート電極とほぼ同一直線上
    に配置され、前記第1導電型トランジスタの第2ゲート
    電極は、第2導電型トランジスタの第2ゲート電極とほ
    ぼ同一直線上に配置されていることを特徴とした請求項
    5又は6に記載のマスタスライス方式の基本セル。
  8. 【請求項8】 前記第1導電型トランジスタ及び第2導
    電型トランジスタのゲートラインを共通化したことを特
    徴とする請求項1〜5,7のいずれか1項に記載のマス
    タスライス方式の基本セル。
  9. 【請求項9】 前記第1導電型トランジスタはP型であ
    り、第2導電型トランジスタはN型であり、第1導電型
    トランジスタのサイズが第2導電型トランジスタのサイ
    ズよりも大きいことを特徴とした請求項1乃至8のいず
    れか1項に記載のマスタスライス方式の基本セル。
  10. 【請求項10】 前記基板の空隙部に配線ラインを形成
    したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記
    載のマスタスライス方式の基本セル。
  11. 【請求項11】 水平端と垂直端とに電源ラインを設け
    たことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記
    載のマスタスライス方式の基本セル。
  12. 【請求項12】 前記各電源ラインを設ける位置を2層
    に分け、一方の電源ラインを1層目に、他方の電源ライ
    ンを2層目に位置させたことを特徴とする請求項11に
    記載のマスタスライス方式の基本セル。
  13. 【請求項13】 前記トランジスタのゲートにコンタク
    ト部形成可能な幅広部を設けたことを特徴とする請求項
    1〜12のいずれか1項に記載のマスタスライス方式の
    基本セル。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1項に記載
    のマスタスライス方式の基本セルを1又は複数配列した
    状態で、前記基本セルのトランジスタを、素子の駆動能
    力に応じて結線することにより構成したことを特徴とし
    た半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 水平方向に延びる電源ラインと垂直方
    向に延びる電源ラインとを設けたことを特徴とする請求
    14に記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 各トランジスタを結ぶ配線、水平方向
    に延びる電源ライン及び垂直方向に延びる電源ラインを
    設ける位置を2層に分け、各トランジスタを結ぶ配線及
    び一方の方向に延びる電源ラインが1層目に、他方の方
    向に延びる電源ラインが2層目に位置するように構成し
    たことを特徴とする請求項15に記載の半導体集積回路
    装置。
  17. 【請求項17】 基板に、第1導電型トランジスタと第
    2導電型トランジスタとからなる第1のデバイスを複数
    平行に配列し、前記第1のデバイスの少なくとも一方の
    トランジスタのサイズを異ならせた第2のデバイスを複
    数平行に、且つ前記第1のデバイスに対し向きを異なら
    せて配列し、基板の空き領域に、前記第1のデバイスの
    少なくとも一方のトランジスタのサイズを前記第2のデ
    バイスのトランジスタのサイズよりも更に異ならせた第
    3のデバイスを複数配列し、これを基本セルとして、こ
    の基本セルを複数配列した状態で各基本セルのトランジ
    スタを、素子の駆動能力に応じて結線することにより構
    成したフリップフロップ回路。
  18. 【請求項18】 基板に、第1導電型トランジスタと第
    2導電型トランジスタとからなる第1のデバイスを複数
    平行に配列し、前記第1のデバイスの少なくとも一方の
    トランジスタのサイズを異ならせた第2のデバイスを複
    数平行に、且つ前記第1のデバイスに対し向きを異なら
    せて配列し、基板の空き領域に、前記第1のデバイスの
    少なくとも一方のトランジスタのサイズを前記第2のデ
    バイスのトランジスタのサイズよりも更に異ならせた第
    3のデバイスを複数配列し、これを基本セルとして、こ
    の基本セルのトランジスタを、素子の駆動能力に応じて
    結線することにより構成した排他的論理和回路。
  19. 【請求項19】 基板に、第1導電型トランジスタと第
    2導電型トランジスタとからなる第1のデバイスを複数
    平行に配列し、前記第1のデバイスの少なくとも一方の
    トランジスタのサイズを異ならせた第2のデバイスを複
    数平行に、且つ前記第1のデバイスに対し向きを異なら
    せて配列し、基板の空き領域に、前記第1のデバイスの
    少なくとも一方のトランジスタのサイズを前記第2のデ
    バイスのトランジスタのサイズよりも更に異ならせた第
    3のデバイスを複数配列し、これを基本セルとして、こ
    の基本セルのトランジスタを、素子の駆動能力に応じて
    結線することにより構成したマルチプレクサ。
  20. 【請求項20】 基板に、第1導電型トランジスタと第
    2導電型トランジスタとからなる第1のデバイスを複数
    平行に配列し、前記第1のデバイスの少なくとも一方の
    トランジスタのサイズを異ならせた第2のデバイスを複
    数平行に、且つ前記第1のデバイスに対し向きを異なら
    せて配列し、基板の空き領域に、前記第1のデバイスの
    少なくとも一方のトランジスタのサイズを前記第2のデ
    バイスのトランジスタのサイズよりも更に異ならせた第
    3のデバイスを複数配列し、これを基本セルとして、こ
    の基本セルを複数配列した状態で各基本セルのトランジ
    スタを、素子の駆動能力に応じて結線することにより構
    成した加算器。
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