JP3147523B2 - 留守録音機能付きファクシミリ装置 - Google Patents

留守録音機能付きファクシミリ装置

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JP3147523B2
JP3147523B2 JP23204192A JP23204192A JP3147523B2 JP 3147523 B2 JP3147523 B2 JP 3147523B2 JP 23204192 A JP23204192 A JP 23204192A JP 23204192 A JP23204192 A JP 23204192A JP 3147523 B2 JP3147523 B2 JP 3147523B2
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亨 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音声の送受信動作と
画データの送受信動作とが切り換え可能な制御モード、
及び発信側からの音声メッセージの録音動作と画データ
の送受信動作とが切り換え可能な制御モードを有する留
守録音機能付きファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の留守録音機能付きファクシミリ
装置は、相手側との間で画データの送受信、即ちファク
シミリ動作を行うためのファクシミリ装置本体と、相手
側との間で音声の送受信、即ち電話動作を行うための付
属電話機とを有している。又、付属電話機には、発信側
からの音声メッセージの録音動作を行うための録音装置
が設けられている。
【0003】そして、このファクシミリ装置には、電話
動作とファクシミリ動作とが切り換え可能な制御モード
(在宅電話/FAXモード)、及び録音動作とファクシ
ミリ動作とが切り換え可能な制御モード(留守電話/F
AXモード)が設けられている。即ち、在宅電話/FA
Xモードに設定されている状態では、相手側が電話機の
場合は、相手側との間で通話を行うことができ、相手側
がファクシミリ装置の場合は、相手側との間で画データ
の送受信を行うことができる。又、留守電話/FAXモ
ードに設定されている状態では、発信側が電話機の場合
において、着信が検出されると、発信側からの音声メッ
セージを録音することができ、相手側がファクシミリ装
置の場合は、相手側との間で画データの送受信を行うこ
とができる。
【0004】そして、従来のファクシミリ装置において
は、前記2つの制御モードの切り換え設定を行うための
設定キーが設けられ、この設定キーの操作により、装置
の制御モードが在宅電話/FAXモードから留守電話/
FAXモードへ、或いはその逆へ切り換えられるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
ファクシミリ装置においては、同装置上に設けられてい
る設定キーの操作により、制御モードの切り換えが行わ
れるようになっているので、外出した後に、制御モード
の切り換えを行うことは不可能であった。従って、留守
電話/FAXモードが設定できるにもかかわらず、在宅
電話/FAXモードの状態のまま外出してしまうと、電
話がかかってきても、発信側からの音声メッセージを録
音することができないという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、録音動作が行われない制御モードの状
態のまま外出しても、外出先より、録音動作が行われる
制御モードへ切り換えることができ、発信側からの音声
メッセージを確実に録音することができる留守録音機能
付きファクシミリ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、音声の送受信動作と画データの送
受信動作とが切り換え可能な第1制御モードで着信を検
出した後に、所定時間以内に発信側からのファクシミリ
信号が受信されず、かつ、前記所定時間以内に付属電話
機或いは子電話機がオフフックされない場合は、装置の
制御モードを、発信側からの音声メッセージの録音動作
と画データの送受信動作とが切り換え可能な第2制御モ
ードへ切り換え設定する設定手段と、回線との接続を制
御する制御手段とを設け、設定手段は、第1制御モード
で着信を検出した後に、所定時間以内に発信側からのフ
ァクシミリ信号が受信されず、かつ、前記所定時間以内
に付属電話機或いは子電話機がオフフックされない場合
は、制御手段に回線を切断させるとともに、装置の制御
モードを、第1制御モードから第2制御モードへ切り換
え設定するものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された留守録音機能付きファ
クシミリ装置において、音声の送受信動作と画データの
送受信動作とが切り換え可能な第1制御モードが設定さ
れた状態のまま外出した場合には、外出先より電話をか
ける。すると、装置では着信が検出された後、発信側か
らのファクシミリ信号が待たれる。そして、所定時間以
内にファクシミリ信号が受信されず、かつ、前記所定時
間以内に付属電話機或いは子電話機がオフフックされな
い場合は、回線切断後、設定手段により、装置の制御モ
ードが、録音動作と画データの送受信動作とが切り換え
可能な第2制御モードへ切り換え設定される。即ち、外
出先より電話をかけて、所定時間その状態で待っている
だけで、制御モードの切り換え設定が自動的に行われ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明を具体化した留守録音機能付
きファクシミリ装置の一実施例を、図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1に示すように、このファクシミリ装置
1は、ファクシミリ装置本体2と、録音装置3を有する
付属電話機4と、NCU(ネットワークコントロールユ
ニット)6とを有している。ファクシミリ装置本体2
は、相手側との間で画データの送受信、即ちファクシミ
リ動作を行う。録音装置3は、発信側からの音声メッセ
ージの録音動作を行う。付属電話機4は、相手側との間
で音声の送受信、即ち電話動作を行う。NCU6は、電
話回線5との接続を制御する。
【0011】ここで、前記ファクシミリ装置本体2につ
いて説明する。設定手段としてのCPU(中央処理装
置)7には、ファクシミリ装置本体2全体の動作及びN
CU6の動作を制御するためのプログラムを記憶したR
OM(リードオンリメモリ)8、及び各種情報を一時的
に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)9が接続
されている。モデム10は送受信データの変調、復調を
行うとともに、相手先の電話番号に対応したプッシュト
ーン(DTMF)信号や、デジタル命令信号(DCS)
及びデジタル識別信号(DIS)等の発生、検出を行
う。
【0012】又、モデム10内には、トーン発生回路1
1及びトーン検出回路12が設けられ、トーン発生回路
11は1100Hzの呼出し音(CNG)、2100H
zの被呼局識別信号(CED)、及び後述する疑似リン
グバックトーン等を発生する。そして、トーン検出回路
12はそれらCNG信号やCED信号の検出を行う。
尚、このトーン検出回路12は、相手側から送出されて
くる各種トーン信号を検出すると、その信号の周波数や
レベルをデジタルデータとしてCPU7に出力する。そ
して、CPU7は、入力されたデータに基づいて、CN
G信号、CED信号、無音状態等を判断する。
【0013】又、前記CPU7には、原稿上の画像を読
み取るための読取部13、受信された画データ等に基づ
いて記録紙上に印刷を行うための記録部14、タイマ1
5、及び各種情報を表示するための表示部16が接続さ
れている。更に、このCPU7には、後述する機能キー
17、及びファクシミリ動作を開始させるためのスター
トキー等の操作キー(図示しない)が接続されるととも
に、ブザー音を発生して、操作者に発信側からの着信を
知らせるためのブザー18が接続されている。
【0014】次に、前記付属電話機4について説明す
る。付属電話機4には、録音装置3を除いた電話機4全
体の動作を制御するためのダイヤルCPU21が設けら
れている。そのダイヤルCPU21には電話番号等を入
力するためのダイヤルキー22等の操作キーが接続され
ている。又、付属電話機4にはハンドセット23が接続
されている。
【0015】前記録音装置3には、同装置3全体の動作
を制御するためのCPU24が設けられ、付属電話機4
の留守録音に関連する動作は、このCPU24によって
制御される。又、CPU24はフォトカプラ25を介し
て前記ダイヤルCPU21に接続されるとともに、シリ
アル通信を行うためのバス(シリアルバス)26を介し
て前記ファクシミリ装置本体2のCPU7に接続されて
いる。そして、録音装置3のCPU24と、付属電話機
4のダイヤルCPU21及びファクシミリ装置本体2の
CPU7との間では、シリアル通信が行われるようにな
っている。
【0016】DSP(デジタルシグナルプロセッサー)
27は音声信号をデジタル処理するためのものであり、
アドレスバス28及びデータバス29を介して前記CP
U24に接続されている。このDSP27は、音声デー
タを符号化した状態で記憶するRAM30、及び音声デ
ータを符号化、復号化するための符号・復号化回路31
を有している。又、この録音装置3のCPU24には、
後述する留守キー32、及びRAM30内に記憶された
音声データを再生するための再生キー(図示しない)等
の各種操作キーが接続されている。
【0017】次に、前記NCU6について説明する。C
MLリレー36は電話回線5を、前記ファクシミリ装置
本体2のモデム10側と電話機4,37側とに選択的に
接続するために設けられている。尚、この電話機として
は、ファクシミリ装置1に一体的に設けられている前記
付属電話機4の他に、図示しないケーブルを介してファ
クシミリ装置1に接続可能な子電話機37が設けられて
いる。そして、ファクシミリ装置本体2のCPU7の制
御により、CMLリレー36がa接点側に切り換えられ
たときには、電話回線5が電話機4,37側に接続され
る。一方、CMLリレー36がb接点側に切り換えられ
たときには、電話回線5がトランス38を介してモデム
10側に接続される。
【0018】着信検出回路39はホトカプラから構成さ
れ、LED39aは前記CMLリレー36のa接点側に
接続され、ホトトランジスタ39bはファクシミリ装置
本体2のCPU7に接続される。そして、CPU7はホ
トトランジスタ39bのオン/オフを監視し、電話回線
5上の16Hzの呼出信号の有無を検出する。第1及び
第2のオフフック検出回路40,41は前記付属電話機
4及び子電話機37に接続され、各電話機4,37のオ
フフック状態(ハンドセットを取り上げた状態)を検出
して、その検出結果をファクシミリ装置本体2のCPU
7に出力する。尚、付属電話機4側の第1のオフフック
検出回路40からの検出結果は、付属電話機4のダイヤ
ルCPU21にも出力される。
【0019】直流電圧発生回路42は、電話機4,37
のオフフックを検出するために、同電話機4,37に所
定電流を供給するためのものであり、入力電圧として+
24Vが付与されている。即ち、電話機4,37がオフ
フックされると、同電話機4,37に供給される電流の
変化が前記オフフック検出回路40,41により検出さ
れる。そして、そのオフフック検出回路40,41によ
る電流検出に基づいて、ファクシミリ装置本体2のCP
U7及び付属電話機4のダイヤルCPU21は、オフフ
ック状態を認識する。
【0020】又、この直流電圧発生回路42は、電話機
4,37に対し、TELリレー43を介して電話回線5
と切換可能に接続されている。そして、ファクシミリ装
置本体2のCPU7の制御により、TELリレー43が
a接点側に接続されたときには、電話機4,37が電話
回線5側に接続される。一方、TELリレー43がb接
点側に接続されたときには、電話機4,37が直流電圧
発生回路42側に接続される。トランス44は電話機
4,37に接続され、その出力側は前記モデム10に接
続されている。
【0021】次に、前記機能キー17及び留守キー32
について説明する。先ず、機能キー17は各種機能を設
定するためのものであり、この機能キー17を操作する
と、各種設定メニューが表示部16に順次表示される。
尚、これらの設定メニューは、ファクシミリ装置本体2
のROM8内に記憶されている。又、この設定メニュー
の中には、電話モードと電話/FAXモードとを切り換
え設定するためのメニューが設けられている。そして、
この設定メニューが表示されている状態で、所定のキー
操作が行われると、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、電話モードと電話/FAXモードとの切り換え設定
を行う。
【0022】又、留守キー32は、在宅モードと留守モ
ードとを切り換え設定するためのものである。即ち、留
守キー32が操作されると、録音装置3のCPU24
は、ファクシミリ装置本体2のCPU7に、在宅設定信
号或いは留守設定信号を送出して、在宅モード或いは留
守モードであることを知らせる。この時、前記機能キー
17の操作により電話モードが設定されていると、ファ
クシミリ装置本体2のCPU7は、装置の制御モード
を、在宅電話モード或いは留守電話モードに切り換え設
定する。又、機能キー17の操作により電話/FAXモ
ードが設定されていると、ファクシミリ装置本体2のC
PU7は、装置の制御モードを、第1制御モードとして
の在宅電話/FAXモード或いは第2制御モードとして
の留守電話/FAXモードに切り換え設定する。
【0023】即ち、このファクシミリ装置1では、機能
キー17及び留守キー32の操作により、在宅電話モー
ド、留守電話モード、在宅電話/FAXモード、及び留
守電話/FAXモードの4つの制御モードのうち何れか
が設定される。尚、何れの制御モードにおいても、装置
の待機状態では、CMLリレー36及びTELリレー4
3がa接点側に切り換え配置されている。
【0024】ここで、前記各制御モードについて順次説
明する。先ず、在宅電話モードは、一般的な電話動作を
行う制御モードである。この在宅電話モードが設定され
ている状態で、発信側から16Hzの呼出信号が送出さ
れてくると、付属電話機4及び子電話機37が鳴動され
る。そして、その鳴動に基づいて、付属電話機4或いは
子電話機37がオフフックされると、発信側が電話機の
場合は通話が可能となる。尚、CMLリレー36及びT
ELリレー43は、共にa接点側に接続された状態であ
る。
【0025】又、発信側がファクシミリ装置である場合
や、通話の後にファクシミリ受信動作を行う場合には、
オフフック状態のまま、操作者がファクシミリ装置本体
2に設けられた図示しないスタートキーを操作する。す
ると、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、CMLリ
レー36をb接点側に切り換えて、所定のファクシミリ
手順に従ったファクシミリ動作を開始させる。尚、オフ
フックされない場合は、発信側が電話機の場合は通話が
不可能なのは勿論、発信側がファクシミリ装置の場合で
も、受信を行うことができない。
【0026】次に、留守電話モードは、録音動作を行う
制御モードである。この留守電話モードが設定されてい
る状態で、発信側から16Hzの呼出信号が送出されて
くると、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、その呼
出信号を着信検出回路39を介して検出する。そして、
CPU7は、その呼出信号を所定回数(本実施例では2
回)検出すると、録音装置3のCPU24に着信指令信
号を送出して、同CPU24に着信を知らせる。する
と、録音装置3のCPU24はDSP27を作動させ
て、RAM30内に予め録音されて記憶保持されている
音声応答メッセージのデータを読み出させる。そして、
DSP27は、その音声応答メッセージのデータを符号
・復号化回路31にて復号化して、NCU6及び電話回
線5を介して発信側に送出する。
【0027】その後、音声応答メッセージの読み出しが
終了すると、録音装置3のCPU24は、DSP27の
録音動作を開始させる。そして、発信側から音声メッセ
ージが送信されてくると、DSP27はその音声メッセ
ージのデータを符号・復号化回路31にて符号化して、
RAM30内に記憶する。尚、CMLリレー36及びT
ELリレー43は、共にa接点側に接続された状態であ
る。又、発信側がファクシミリ装置の場合は、前記在宅
電話モードの場合と同じく、付属電話機4或いは子電話
機37がオフフックされ、スタートキーが操作されない
と、受信を行うことができない。
【0028】又、この実施例では、前記在宅電話モード
設定時において、発信側から呼出信号が送出されてくる
と、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、着信検出回
路39を介して、発信側からの呼出信号の回数を計数す
る。そして、CPU7は、その呼出信号の回数が20回
に達すると、装置の制御モードを、在宅電話モードから
留守電話モードへ切り換え設定する。
【0029】そして、ファクシミリ装置本体2のCPU
7は、録音装置3のCPU24に留守設定要求信号を送
出し、同CPU24は録音装置3を留守録音待機状態に
させる。又、同時に、CPU7は、録音装置3のCPU
24に着信指令信号を送出して、同CPU24に着信を
知らせる。従って、録音装置3のCPU24は、前述し
た留守電話モードの場合と同じく、DSP27を作動さ
せて、音声応答メッセージの送出、及び発信側からの音
声メッセージの録音を行わせる。そして、以後、装置の
制御モードは留守電話モードに設定保持される。
【0030】次に、留守電話/FAXモードは、録音動
作とファクシミリ動作とが切り換え可能な第2制御モー
ドである。この留守電話/FAXモードが設定されてい
る状態で、発信側から16Hzの呼出信号が送出されて
くると、前記留守電話モードの場合の手順と同様にし
て、発信側への音声応答メッセージの送出、及び発信側
からの音声メッセージの録音が行われる。
【0031】又、この留守電話/FAXモードにおいて
は、録音動作の開始後に、トーン検出回路12によっ
て、発信側からのCNG信号が2回検出されたり、無音
状態が6秒間連続して検出されたりすると、ファクシミ
リ装置本体2のCPU7は、CMLリレー36をa接点
側からb接点側に切り換える。即ち、ファクシミリ装置
本体2のCPU7は、発信側がファクシミリ装置である
と判断して、電話回線5との接続を電話機4,37側か
らモデム10側に切り換えて、所定のファクシミリ手順
に従ったファクシミリ動作を開始させる。そして、ファ
クシミリ装置本体2のCPU7は、ファクシミリ動作へ
の移行と同時に、録音装置3のCPU24に録音終了命
令信号を送出する。録音装置3のCPU24は、録音終
了命令信号を入力すると、DSP27の音声メッセージ
の録音動作を停止させる。
【0032】尚、CNG信号は、3秒の間隔をおいて
0.5秒間ずつ規則正しく、発信側から送出されてくる
ものである。そして、前述のCNG信号を2回検出する
とは、CNG信号を3秒の間隔をおいて連続して2回検
出するということである。即ち、CNG信号の周波数は
1100Hzであり、人の音声の周波数帯域はその11
00Hzの周波数を含む帯域である。従って、CNG信
号を1回検出しただけでは、それが人の音声の信号かC
NG信号かを確実に判断することができない。しかし、
CNG信号は3秒の間隔をおいて0.5秒間ずつ規則正
しく送出されてくるものであるのに対し、音声信号はラ
ンダムに送出されてくる。従って、1100Hzの信号
が3秒の間隔をおいて連続して2回検出されたら、この
信号は間違いなくCNG信号であり、発信側がファクシ
ミリ装置であると確実に判断できるので、ファクシミリ
動作に移行される。そして、1100Hzの信号の1回
目の検出から2回目の検出までの時間が、2.5〜6秒
の範囲外であると、この信号はCNG信号と判断されず
に、ファクシミリ動作に移行されない。
【0033】又、発信側で手動送信によりファクシミリ
通信が行われた場合には、CNG信号が送出されてこな
い。そのため、このような場合でもファクシミリ受信で
きるように、6秒間の連続した無音状態が検出された
ら、発信側からの音声メッセージが無かったか、或いは
音声メッセージの送出が終了したと判断するとともに、
発信側が手動送信かもしれないと判断して、ファクシミ
リ動作に移行するようにしている。
【0034】次に、在宅電話/FAXモードは、電話動
作とファクシミリ動作とが切り換え可能な第1制御モー
ドである。この在宅電話/FAXモードが設定されてい
る状態で、発信側から16Hzの呼出信号が送出されて
くると、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、その呼
出信号を着信検出回路39を介して検出する。尚、この
在宅電話/FAXモード設定時には、発信側からの呼出
信号により電話機4,37が鳴動されないようになって
いる。
【0035】そして、ファクシミリ装置本体2のCPU
7は、その呼出信号を2回検出すると、CMLリレー3
6及びTELリレー43をb接点側に切り換える。そし
て、CPU7は、モデム10内のトーン発生回路11を
作動させて、発信側に疑似リングバックトーンを所定回
数(本実施例では12回)送出させるとともに、トーン
検出回路12による発信側からのCNG信号の検出を開
始する。そして、CPU7は、CNG信号を検出する
と、発信側がファクシミリ装置であると判断して、所定
のファクシミリ手順に従ったファクシミリ動作を開始さ
せる。
【0036】尚、前述の疑似リングバックトーンとは、
発信側に対して疑似的に送出されるリングバックトーン
のことである。即ち、図2に示すように、発信側から1
6Hzの呼出信号(リングトーン)が2回送出されてき
た時点で、ファクシミリ装置本体2は着信を検出して発
信側との間の回線を接続させるが、例えば発信側が電話
機の場合、本機ではまだオフフックされておらず、実際
には発信側との間の回線が接続されていない状態と同じ
である。従って、このような場合に、発信側の電話機で
は、呼出信号が2回で停止されてしまうにもかかわら
ず、本機からの応答がない状態というのは不自然であ
る。そのため、発信側から呼出信号が2回送出されてき
て着信を検出した時点で、発信側に疑似リングバックト
ーンを送出することにより、その不自然さを解消するよ
うにしている。
【0037】尚、この疑似リングバックトーンは、2秒
の間隔をおいて1秒間ずつ12回送出されるようになっ
ており、着信時からほぼ40秒弱の間送出される。そし
て、疑似リングバックトーンが送出されている間は、ト
ーン検出回路12によりCNG信号を検出することがで
きないので、前述のCNG信号の検出は、疑似リングバ
ックトーンが送出されていない2秒の間に行われる。即
ち、疑似リングバックトーンの送出と、CNG信号の検
出とは、交互に行われる。
【0038】又、疑似リングバックトーンの送出を4回
行った時点で、未だCNG信号が検出されない場合は、
ファクシミリ装置本体2のCPU7は、発信側が手動送
信でファクシミリ通信を行ったか、或いは発信側が電話
機であるかもしれないと判断する。そして、同CPU7
は、ブザー18を作動させてブザー音を所定回数(本実
施例では9回)発生させる。即ち、この在宅電話/FA
Xモードでは、発信側からの呼出信号により電話機4,
37が鳴動されないので、代わりに自機でブザー音を発
生して、操作者に発信側からの着信を知らせるようにし
ている。
【0039】そして、このブザー音に基づいて、付属電
話機4或いは子電話機37がオフフックされると、第1
或いは第2のオフフック検出回路40,41は、オフフ
ック検出信号をファクシミリ装置本体2のCPU7に出
力する。すると、CPU7は、CMLリレー36及びT
ELリレー43をa接点側に切り換えて、電話回線5を
電話機4,37側に接続させ、通話可能状態にする。従
って、発信側が電話機の場合は通話が可能となる。尚、
発信側がファクシミリ装置である場合にオフフックされ
ると、その後、発信側からCNG信号が送出されてきた
り、スタートキーが操作されたりすると、ファクシミリ
動作に移行する。
【0040】又、前記疑似リングバックトーンが12回
送出されるとともに、ブザー音が9回発生される間、即
ちほぼ40秒弱の間に、CNG信号やオフフックが検出
されなかった場合には、ファクシミリ装置本体2のCP
U7は、ファクシミリ動作を開始させる。即ち、前述し
たように、発信側で手動送信によりファクシミリ通信が
行われた場合には、CNG信号が送出されてこない。そ
のため、このような場合でも、オフフックすることなく
ファクシミリ受信できるように、着信から40秒弱の間
にCNG信号が検出されなかったら、発信側が手動送信
かもしれないと判断して、ファクシミリ動作に移行する
ようにしている。
【0041】又、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、このファクシミリ動作の開始と同時に、タイマ15
を作動させて40秒の計測を行わせる。そして、同CP
U7は、モデム10及びその内部のトーン発生回路11
を作動させて、CED信号及びDIS信号の発生を行わ
せ、発信側に送出させる。そして、CPU7は、タイマ
15による40秒の計測の間、DIS信号の送出を所定
周期で続行させて、その間に発信側からのDCS信号が
受信された場合は、発信側がファクシミリ装置であると
判断して、所定のファクシミリ手順に従って画データの
受信を行う。
【0042】又、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、この在宅電話/FAXモード時において、着信が検
出された後に、所定時間(80秒弱=40秒弱+40
秒)以内に発信側からのCNG信号やDCS信号等のフ
ァクシミリ信号が受信されず、かつ、前記所定時間以内
に付属電話機4或いは子電話機37がオフフックされな
い場合は、回線切断後、装置の制御モードを、留守電話
/FAXモードへ切り換え設定する。
【0043】即ち、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、着信検出後、先ず40秒弱の間、発信側からのCN
G信号を待つ。そして、CNG信号が受信されない場合
は、ファクシミリ動作を開始させ、前述のように40秒
の間、発信側からのDCS信号を待つ。そして、CNG
信号だけでなく、DCS信号も受信されない場合は、発
信側がファクシミリ装置でなくて電話機であると判断す
る。しかも、着信検出後から80秒弱もの間、本機から
何ら応答がないにもかかわらず、オンフックせずに回線
を接続させたままということは、任意にオフフック状態
を保持していると判断して、回線断した後に、装置の制
御モードを留守電話/FAXモードに切り換え設定す
る。そして、CPU7は、録音装置3のCPU24に留
守設定要求信号を出力し、録音装置3のCPU24は、
同録音装置3を留守録音待機状態にさせる。
【0044】次に、前記のように構成された留守録音機
能付きファクシミリ装置の作用を、図2のタイミングチ
ャート及び図3〜図6のフローチャートに従って説明す
る。さて、このファクシミリ装置1の受信時には、ファ
クシミリ装置本体2のCPU7の制御のもとで、図3〜
図6のフローチャートに示すような動作が行われる。即
ち、機能キー17の操作により、電話/FAXモードが
設定されていない場合、即ち電話モードが設定されてい
る場合には、留守キー32により留守モードが設定され
ているか否かが判断される(ステップS1〜S2)。そ
して、留守モードが設定されている場合には、装置の制
御モードが留守電話モードに設定され、留守モードが設
定されていない場合には、装置の制御モードが在宅電話
モードに設定される(ステップS3〜S4)。
【0045】そして、留守電話モードに設定されている
状態で、発信側から電話回線5を介して16Hzの呼出
信号が送出されてきて、CPU7によりその呼出信号が
2回検出されると、録音装置3のCPU24に着信指令
信号が送出される(ステップS5〜S6)。すると、録
音装置3が作動されて、発信側へ音声応答メッセージが
送出された後、発信側から送出されてくる音声メッセー
ジが録音され、その後、回線断されて待機状態に戻る。
【0046】又、在宅電話モードに設定されている状態
で、発信側から16Hzの呼出信号が送出されてくる
と、付属電話機4及び子電話機37が鳴動される(ステ
ップS7〜S8)。そして、この呼出信号の回数(鳴動
回数)が20回に達する前に、付属電話機4或いは子電
話機37がオフフックされると、発信側が電話機の場合
は通話が可能となる(ステップS9〜S11)。尚、フ
ローチャートには示さないが、呼出信号の回数が20回
に達する前に、発信側で回線断されると、待機状態に戻
る。
【0047】そして、オフフックが検出されずに、呼出
信号の回数が20回に達すると、装置の制御モードが、
在宅電話モードから留守電話モードへ切り換え設定され
る(ステップS12)。そして、録音装置3のCPU2
4に留守設定要求信号が送出され、録音装置3は留守録
音待機状態となる(ステップS13)。又、同時に、前
記ステップS6に移行して、録音装置3のCPU24に
着信指令信号が送出され、前述した留守電話モードの場
合と同じく、音声応答メッセージの送出、及び発信側か
らの音声メッセージの録音が行われる。そして、以後、
装置の制御モードは留守電話モードに設定保持される。
【0048】従って、在宅電話モードが設定された状態
のまま外出した場合でも、外出先より電話をかけて、呼
出信号音が20回鳴るのを待てば、装置の制御モード
を、在宅電話モードから留守電話モードへ容易に切り換
え設定することができる。そのため、その後、電話がか
かってきても、発信側からの音声メッセージを確実に録
音することができる。又、留守電話モードに切り換える
ために、外出先から戻って、留守キー32を操作すると
いう煩雑さを回避することができる。
【0049】一方、前記ステップS1において、電話/
FAXモードが設定されている場合には、留守キー32
により留守モードが設定されているか否かが判断される
(ステップS14)。そして、留守モードが設定されて
いる場合には、装置の制御モードが留守電話/FAXモ
ードに設定され、留守モードが設定されていない場合に
は、装置の制御モードが在宅電話/FAXモードに設定
される(ステップS15〜S16)。
【0050】そして、留守電話/FAXモードに設定さ
れている状態で、発信側から呼出信号が送出されてき
て、CPU7によりその呼出信号が2回検出されると、
録音装置3のCPU24に着信指令信号が送出される
(ステップS17〜S18)。すると、録音装置3が作
動されて、発信側へ音声応答メッセージが送出された
後、発信側から送出されてくる音声メッセージが録音さ
れる。
【0051】又、録音装置3の録音動作の開始後に、ト
ーン検出回路12によって、発信側からのCNG信号が
2回検出されたりすると、前記録音装置3の録音動作が
停止されるとともに、ファクシミリ受信動作が開始さ
れ、発信側から送信されてくる画データの受信が行われ
る(ステップS19〜S20)。その後、回線断されて
待機状態に戻る。
【0052】又、在宅電話/FAXモードに設定されて
いる状態で、発信側から呼出信号が送出されてきて、C
PU7によりその呼出信号が2回検出されると、CML
リレー36及びTELリレー43がb接点側に切り換え
られ、回線が接続される(ステップS21〜S22)。
そして、これらリレー36,43の切り換えから、疑似
リングバックトーンが12回送出されるとともに、ブザ
ー音が9回発生されるほぼ40秒弱の間には、図5に示
すような判断動作が行われる。即ち、CNG信号の受信
の有無、電話機4,37のオフフックの有無、及び後述
する停止キーの操作の有無の判断動作が行われる(ステ
ップS23〜S29)。
【0053】以下、前述の判断動作を順に説明する。先
ず、CNG信号が受信されたか否かが判断され(ステッ
プS23)、受信された場合には、発信側がファクシミ
リ装置であると判断される。そしてファクシミリ受信動
作が開始され、発信側から送信されてくる画データの受
信が行われる(ステップS30)。その後、CMLリレ
ー36及びTELリレー43がa接点側に切り換えら
れ、回線断されて待機状態に戻る。
【0054】又、前記ステップS23において、CNG
信号が受信されない場合には、オフフック検出回路4
0,41から電話機4,37のオフフックの検出信号が
入力されたか否かが判断される(ステップS24)。そ
して、オフフック検出信号が入力された場合は、通話可
能状態となり、発信側が電話機の場合は通話が行われる
(ステップS31)。尚、発信側がファクシミリ装置で
ある場合は、その後、発信側からCNG信号が送出され
てきたり、スタートキーが操作されたりすると、ファク
シミリ動作に移行される。そして、通話やファクシミリ
通信が行われた後、回線断されて待機状態に戻る。
【0055】又、前記ステップS24において、オフフ
ック検出信号が入力されない場合は、図示しない停止キ
ーが操作されたか否かが判断される(ステップS2
5)。尚、この停止キーはファクシミリ装置本体2のC
PU7に接続されているものであり、ファクシミリ動作
等を停止させるためのものである。そして、停止キーが
操作されると、回線断されて、待機状態に戻る。
【0056】又、前記ステップS25において、停止キ
ーが操作されない場合は、疑似リングバックトーンの送
出回数が12回に達したか否かが判断され、12回に達
していない場合は、疑似リングバックトーンが発信側に
送出される(ステップS26〜S27)。その後、この
疑似リングバックトーンの送出回数が4回以上になった
か否かが判断され、4回以上になった場合にのみ、ブザ
ー18が作動されてブザー音が発生される(ステップS
28〜S29)。
【0057】即ち、疑似リングバックトーンの送出が4
回行われた時点で、未だCNG信号が検出されない場合
は、発信側が手動送信でファクシミリ通信を行ったか、
或いは発信側が電話機であるかもしれないので、人を呼
び出す必要があり、そのため、ブザー音が発生される。
【0058】その後、プログラムが前記ステップS23
に戻って、ステップS23〜S29の動作が繰り返し行
われる。そして、CNG信号やオフフック等が検出され
ない状態で、ステップS26において、疑似リングバッ
クトーンの送出回数が12回に達した場合は、ファクシ
ミリ受信動作が開始される(ステップS32)。
【0059】即ち、図2に示すように、着信検出後に、
疑似リングバックトーンが12回送出されると共に、ブ
ザー音が9回発生され、その40秒弱の間、発信側から
のCNG信号が待たれる。従って、在宅電話/FAXモ
ードが設定された状態のまま外出した際に、外出先より
電話をかけてオフフック状態を保持していると、着信か
らほぼ40秒弱の間、疑似リングバックトーンを12回
確認することができ、その後、ファクシミリ受信動作が
開始される。
【0060】次に、前記ステップS32におけるファク
シミリ受信動作のサブルーチンについて説明する。図6
に示すように、先ず、タイマ15が作動されて40秒の
計測が開始される(ステップS35)。そして、発信側
にCED信号が送出されるとともに、DIS信号が送出
される(ステップS36〜S37)。
【0061】その後、発信側からのDCS信号が受信さ
れたか否かが判断され(ステップS38)、DCS信号
が受信された場合には、発信側がファクシミリ装置であ
ると判断される。そして、モデムトレーニング等が行わ
れた後に、記録部14が作動され、発信側からの画デー
タが記録紙上に印刷される(ステップS39)。その
後、CMLリレー36及びTELリレー43がa接点側
に切り換えられて、回線断され(ステップS40)、待
機状態に戻る。
【0062】又、前記ステップS38において、DCS
信号が受信されない場合には、タイマで15による40
秒の計測の間、DIS信号の送出が所定周期で続行され
るとともに、DCS信号の受信が待たれる(ステップS
41,S37〜S38)。尚、フローチャートには示し
ていないが、この40秒の間に、停止キーが操作された
場合には、前記ステップS25の場合と同様に、回線断
され、待機状態に戻る。
【0063】そして、DCS信号が受信されない状態
で、40秒間が経過すると、発信側がファクシミリ装置
ではなくて電話機であると判断され、CMLリレー36
及びTELリレー43がa接点側に切り換えられて、回
線断される(ステップS42)。そして、その後、装置
の制御モードが、在宅電話/FAXモードから留守電話
/FAXモードに切り換え設定され、録音装置3のCP
U24に留守設定要求信号が出力されて、録音装置3が
留守録音待機状態となる(ステップS43〜S44)。
そして、この留守電話/FAXモードの状態で、待機状
態に戻る。
【0064】以上のように、この実施例の留守録音機能
付きファクシミリ装置では、着信検出後、先ず40秒弱
の間、発信側からのCNG信号が待たれる。そして、C
NG信号が受信されない場合は、ファクシミリ動作が開
始され、40秒の間、発信側からのDCS信号が待たれ
る。そして、CNG信号だけでなくDCS信号も受信さ
れない場合は、発信側がファクシミリ装置でなくて電話
機であると判断される。しかも、着信検出後から80秒
弱もの間、本機から何ら応答がないにもかかわらず、オ
ンフックせずに回線を接続させたままということは、任
意にオフフック状態を保持していると判断されて、回線
断された後に、装置の制御モードが留守電話/FAXモ
ードに切り換え設定される。
【0065】従って、在宅電話/FAXモードが設定さ
れた状態のまま外出した場合に、装置の制御モードを留
守電話/FAXモードに切り換えたい場合には、外出先
より電話をかける。そして、着信からほぼ40秒弱の
間、疑似リングバックトーンを12回確認した後、更に
40秒間、オフフック状態を保持する。すると、装置側
では回線断され、留守電話/FAXモードに自動的に切
り換え設定される。即ち、着信が検出された後に、所定
時間(80秒弱=40秒弱+40秒)以内に発信側から
のCNG信号やDCS信号等のファクシミリ信号が受信
されず、かつ、前記所定時間以内に付属電話機4或いは
子電話機37がオフフックされない場合は、装置側では
回線断され、留守電話/FAXモードに自動的に切り換
え設定される。
【0066】従って、外出先からの電話操作により、装
置の制御モードを留守電話/FAXモードに容易に切り
換えることができるので、その後、電話がかかってきて
も、発信側からの音声メッセージを確実に録音すること
ができる。又、留守電話/FAXモードに切り換えるた
めに、外出先から戻って、留守キー32を操作するとい
う煩雑さを回避することができる。さらに、着信検出後
から80秒弱もの間、本機から何ら応答がない場合に
は、電話回線5を切断した後、装置の制御モードを在宅
電話/FAXモードから留守電話/FAXモードへ切り
換えている。従って、装置の制御モードを迅速に切り換
えることができる。ちなみに、着信が検出された後に、
所定時間(80秒弱=40秒弱+40秒)以内に発信側
からのCNG信号やDCS信号等のファクシミリ信号が
受信されず、かつ、前記所定時間以内に付属電話機4或
いは子電話機37がオフフックされた場合は、外出先の
外出者と付属電話機4或いは子電話機37をオフフック
した在宅者との間で通話が行われる。そして、外出者が
在宅者に対して装置の制御モードを在宅電話/FAXモ
ードから留守電話/FAXモードへ切り換える旨を指示
し、在宅者が切り換え動作を実行すると、装置の制御モ
ードが在宅電話/FAXモードから留守電話/FAXモ
ードに切り換え設定される。
【0067】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば以下のような態様で具体化
することも可能である。 (1)疑似リングバックトーンの送出回数を変更、即ち
着信からファクシミリ動作が開始されるまでの間の時間
を変更すること。 (2)タイマ15による計測時間を40秒以外の時間に
変更すること。 (3)ブザー音を発生するブザー18を設けずに、16
Hzの呼出信号の代わりに、擬似的にベル信号を発生し
て電話機4,37を鳴動させるベル信号発生回路を設け
ること。 (4)呼出信号の回数が20回に達すると、装置の制御
モードが、在宅電話モードから留守電話/FAXモード
へ切り換わるように構成すること。
【0068】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、録音動作が行われない制御モードの状態
のまま外出しても、外出先から電話操作により、録音動
作が行われる制御モードへ切り換えることができ、発信
側からの音声メッセージを確実に録音することができる
という優れた効果を奏する。又、留守録音機能付きファ
クシミリ装置の制御モードを迅速に切り換えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した留守録音機能付きファク
シミリ装置の一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】そのファクシミリ装置の受信動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】ファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】ファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】ファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】図5のフローチャートにおけるファクシミリ受
信動作のサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2…ファクシミリ装置本体、3…録音装置、4…付属電
話機、5…回線としての電話回線、6…制御手段として
NCU、7…設定手段としてのCPU、10…モデ
ム、12…トーン検出回路、15…タイマ、39…着信
検出回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声の送受信動作と画データの送受信動
    作とが切り換え可能な第1制御モードで着信を検出した
    後に、所定時間以内に発信側からのファクシミリ信号が
    受信されず、かつ、前記所定時間以内に付属電話機或い
    は子電話機がオフフックされない場合は、装置の制御モ
    ードを、発信側からの音声メッセージの録音動作と画デ
    ータの送受信動作とが切り換え可能な第2制御モードへ
    切り換え設定する設定手段と、回線との接続を制御する
    制御手段とを設け、設定手段は、第1制御モードで着信
    を検出した後に、所定時間以内に発信側からのファクシ
    ミリ信号が受信されず、かつ、前記所定時間以内に付属
    電話機或いは子電話機がオフフックされない場合は、制
    御手段に回線を切断させるとともに、装置の制御モード
    を、第1制御モードから第2制御モードへ切り換え設定
    する留守録音機能付きファクシミリ装置。
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