JPH0685900A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JPH0685900A
JPH0685900A JP23492692A JP23492692A JPH0685900A JP H0685900 A JPH0685900 A JP H0685900A JP 23492692 A JP23492692 A JP 23492692A JP 23492692 A JP23492692 A JP 23492692A JP H0685900 A JPH0685900 A JP H0685900A
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JP
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signal
cpu
telephone
recording
dial
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JP23492692A
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Inventor
Toru Onishi
亨 大西
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 録音動作の終了後にポケットベル等に発呼す
る動作を行うか否かを、外出先より設定することができ
るようにする。 【構成】 着信後に、「♯」のダイヤル信号を受信する
と、録音装置3のCPU24は、リモート動作を開始さ
せる。このリモート動作の状態で、所定のダイヤル信号
が受信されると、録音装置3のCPU24は、転送設定
信号或いは転送解除信号をファクシミリ装置本体2のC
PU7に送出する。すると、ファクシミリ装置本体2の
CPU7は、ポケットベル45の呼出モードを設定或い
は解除する。そして、呼出モードが設定されている場合
には、録音装置3による発信側からの音声メッセージの
録音動作が終了されて回線断されると、ファクシミリ装
置本体2のCPU7、録音装置3のCPU24、及び付
属電話機4のダイヤルCPU21は、ポケットベル45
への発呼動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発信側からの音声メッ
セージを録音するための録音装置を有する電話機、いわ
ゆる留守番電話機に係るものである。詳しくは、本発明
は、録音動作の終了後に、ポケットベル等に発呼して、
使用者に音声メッセージの録音があったことを知らせる
ことができる電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の留守番電話機においては、録音
動作の終了後に、ポケットベルに発呼して、使用者に音
声メッセージの録音があったことを知らせることができ
るものが知られている。そして、ポケットベルの呼出し
があったときに、外出先より電話をかけて、所定のダイ
ヤルキー操作を行うことにより、前記録音された音声メ
ッセージを再生して、ハンドセットを介して聞くことが
できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、留守録
音が行われる度に、ポケットベルの呼出しが行われるこ
とは、場合によっては迷惑なこともある。しかし、ポケ
ットベルのスイッチを切ってしまうと、他者からの電話
による呼出しも受けることができなくなってしまうの
で、不都合が生じる。そのため、留守録音の終了後にポ
ケットベルの呼出しを行うか否かを、使用者が任意に設
定できるようにし、しかもその設定を外出先から行うこ
とができるようにすることが望まれている。
【0004】本発明の目的は、録音動作の終了後にポケ
ットベル等に発呼する動作を行うか否かを、外出先より
設定することができる電話機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、発信側からの音声メッセージを録
音するための録音装置を有し、その録音装置の録音動作
終了後に、ポケットベル又は電話機等の所定の他の通信
装置に発呼する発呼手段を設けた電話機において、着信
後に、所定のダイヤル信号の受信に基づいて、前記発呼
手段の発呼動作を行うか否かを設定する設定手段を設け
たものである。
【0006】
【作用】従って、本発明によれば、外出先より電話をか
けると、装置に着信し、その後、外出先の電話機の所定
のダイヤルキーを操作すると、そのダイヤル信号が装置
で受信される。すると、設定手段により、発呼手段の発
呼動作を行うか否かが設定される。従って、発呼手段の
発呼動作を行うように設定した場合には、発信側からの
音声メッセージが録音された後に、発呼手段により、ポ
ケットベル又は電話機等の所定の他の通信装置に発呼さ
れる。そのため、外出している使用者に、音声メッセー
ジの録音があったことを直ちに知らせることができる。
又、発呼手段の発呼動作を行わないように設定した場合
には、発信側からの音声メッセージが録音されても、発
呼手段による発呼動作は行われない。
【0007】
【実施例】以下、この発明の電話機を留守録音機能付き
ファクシミリ装置に具体化した一実施例を、図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、このファクシミリ装置
1は、ファクシミリ装置本体2と、録音装置3を設けた
付属電話機4と、NCU(ネットワークコントロールユ
ニット)6とを有している。ファクシミリ装置本体2
は、相手側との間で画データの送受信、即ちファクシミ
リ動作を行う。録音装置3は、発信側からの音声メッセ
ージの録音動作を行う。付属電話機4は、相手側との間
で音声データの送受信、即ち電話動作を行う。NCU6
は、電話回線5との接続を制御する。
【0009】ここで、前記ファクシミリ装置本体2につ
いて説明する。CPU(中央処理装置)7には、ファク
シミリ装置本体2全体の動作及びNCU6の動作を制御
するためのプログラムを記憶したROM(リードオンリ
メモリ)8、及び各種情報を一時的に記憶するRAM
(ランダムアクセスメモリ)9が接続されている。モデ
ム10は送受信データの変調、復調を行うとともに、相
手先の電話番号に対応したプッシュトーン信号(DTM
F)や、デジタル命令信号(DCS)及びデジタル識別
信号(DIS)等の発生、検出を行う。
【0010】又、モデム10内には、トーン発生回路1
1及びトーン検出回路12が設けられ、トーン発生回路
11は1100Hzの呼出し音(CNG)及び2100
Hzの被呼局識別信号(CED)等を発生する。そし
て、トーン検出回路12は、図示しないバンドパスフィ
ルタ、ゼロクロス検出回路、レベル検出回路より構成さ
れ、相手側からのCNG信号やCED信号の検出を行
う。尚、このトーン検出回路12は、相手側から送出さ
れてくる各種トーン信号を検出すると、その信号の周波
数やレベルをデジタルデータとしてCPU7に出力す
る。そして、CPU7は、入力されたデータに基づい
て、CNG信号、CED信号、無音状態等を判断する。
【0011】又、前記CPU7には、原稿上の画像を読
み取るための読取部13、受信された画データ等に基づ
いて記録紙上に印刷を行うための記録部14、タイマ1
5、及び各種情報を表示するための表示部16が接続さ
れている。更に、このCPU7には、ブザー音を発生し
て、操作者に発信側からの着信を知らせるためのブザー
17や、図7に示すポケットベル45の呼出モードを設
定、解除するための呼出設定キー18や、ファクシミリ
動作を開始させるためのスタートキー等の操作キー(図
示しない)が接続されている。尚、呼出設定キー18及
び同設定キー18により設定、解除される呼出モードに
ついては、後に詳述する。
【0012】次に、前記付属電話機4について説明す
る。付属電話機4には、録音装置3を除いた電話機4全
体の動作を制御するためのダイヤルCPU21が設けら
れている。ダイヤルCPU21は記憶部21aを有し、
その記憶部21aには複数の電話番号データが短縮コー
ドに対応して記憶される。又、ダイヤルCPU21には
電話番号等を入力するためのダイヤルキー22等が接続
されている。又、付属電話機4にはハンドセット23が
接続されている。尚、図示しないが、付属電話機4に
は、電話番号の入力に基づいてダイヤルパルスを発生す
るパルス発生回路が設けられている。
【0013】前記録音装置3には、同装置3全体の動作
を制御するためのCPU24が設けられ、付属電話機4
の留守録音に関連する動作は、このCPU24によって
制御される。又、CPU24はフォトカプラ25を介し
て前記ダイヤルCPU21に接続されるとともに、シリ
アル通信を行うためのバス(シリアルバス)26を介し
て前記ファクシミリ装置本体2のCPU7に接続されて
いる。そして、録音装置3のCPU24と、付属電話機
4のダイヤルCPU21及びファクシミリ装置本体2の
CPU7との間では、シリアル通信が行われるようにな
っている。
【0014】DSP(デジタルシグナルプロセッサー)
27は音声信号をデジタル処理するためのものであり、
アドレスバス28及びデータバス29を介して前記CP
U24に接続されている。このDSP27は、音声デー
タを符号化した状態で記憶するRAM30、及び音声デ
ータを符号化、復号化するための符号・復号化回路31
を有している。又、DSP27は、相手側で回線断され
たときに送出されてくるビジートーンの検出も行う。
【0015】又、この録音装置3のCPU24には、留
守/FAXモードと電話/FAXモード(共に後述す
る)とを切り換え設定するための留守キー32や、RA
M30内に記憶された音声データを再生するための再生
キー(図示しない)等の各種操作キーが接続されてい
る。
【0016】次に、前記NCU6について説明する。C
MLリレー36は電話回線5を、前記ファクシミリ装置
本体2のモデム10側と電話機4,37側とに選択的に
接続するために設けられている。尚、この電話機として
は、ファクシミリ装置1に一体的に設けられている前記
付属電話機4の他に、図示しないケーブルを介してファ
クシミリ装置1に接続可能な子電話機37が設けられて
いる。そして、ファクシミリ装置本体2のCPU7の制
御により、CMLリレー36がa接点側に切り換えられ
たときには、電話回線5が電話機4,37側に接続され
る。一方、CMLリレー36がb接点側に切り換えられ
たときには、電話回線5がトランス38を介してモデム
10側に接続される。
【0017】着信検出回路39はホトカプラを有し、L
ED39aは前記CMLリレー36のa接点側に接続さ
れ、ホトトランジスタ39bはファクシミリ装置本体2
のCPU7に接続される。そして、CPU7は、ホトト
ランジスタ39bのオン/オフを監視し、電話回線5上
の16Hzの呼出信号の有無を検出する。第1及び第2
のオフフック検出回路40,41は前記付属電話機4及
び子電話機37に接続され、各電話機4,37のオフフ
ック状態(ハンドセットを取り上げた状態、及び付属電
話機4の場合は録音装置3の作動状態も含む)を検出し
て、その検出結果をファクシミリ装置本体2のCPU7
に出力する。尚、付属電話機4側の第1のオフフック検
出回路40からの検出結果は、付属電話機4のダイヤル
CPU21にも出力される。
【0018】直流電圧発生回路42は、電話機4,37
のオフフックを検出するために、同電話機4,37に所
定電流を供給するためのものであり、入力電圧として+
24Vが付与されている。即ち、電話機4,37がオフ
フックされると、同電話機4,37に供給される電流の
変化が前記オフフック検出回路40,41により検出さ
れる。そして、そのオフフック検出回路40,41によ
る電流検出に基づいて、ファクシミリ装置本体2のCP
U7及び付属電話機4のダイヤルCPU21は、オフフ
ック状態を認識する。
【0019】又、この直流電圧発生回路42は、電話機
4,37に対し、TELリレー43を介して電話回線5
と切換可能に接続されている。そして、ファクシミリ装
置本体2のCPU7の制御により、TELリレー43が
a接点側に接続されたときには、電話機4,37が電話
回線5側に接続される。一方、TELリレー43がb接
点側に接続されたときには、電話機4,37が直流電圧
発生回路42側に接続される。トランス44は電話機
4,37に接続され、その出力側は前記モデム10に接
続されている。
【0020】前述したように、このファクシミリ装置1
では、留守キー32の操作により、留守/FAXモード
と電話/FAXモードとの切り換え設定が行われる。即
ち、留守キー32が操作されると、録音装置3のCPU
24は、ファクシミリ装置本体2のCPU7に、留守設
定信号或いは在宅設定信号を送出する。そして、ファク
シミリ装置本体2のCPU7は、留守設定信号を入力す
ると、装置の動作モードを留守/FAXモードに切り換
え設定し、在宅設定信号を入力すると、装置の動作モー
ドを電話/FAXモードに切り換え設定する。
【0021】そして、留守/FAXモード設定時におい
て、発信側から呼出信号が送出されてくると、ファクシ
ミリ装置本体2のCPU7は、その呼出信号を着信検出
回路39を介して検出する。そして、CPU7は、その
呼出信号を所定回数(本実施例では2回)検出すると、
録音装置3のCPU24に着信指令信号を出力して、同
CPU24に着信を知らせる。すると、録音装置3のC
PU24はDSP27を作動させて、RAM30内に予
め録音されて記憶保持されている音声応答メッセージの
データを読み出させる。そして、DSP27は、その音
声応答メッセージのデータを符号・復号化回路31にて
復号化して、NCU6を介して電話回線5に送出する。
【0022】その後、音声応答メッセージの読み出しが
終了すると、録音装置3のCPU24は、DSP27の
録音動作を開始させるとともに、ファクシミリ装置本体
2のCPU7に録音開始信号を送出して、同CPU7に
録音開始を知らせる。そして、発信側から音声メッセー
ジが送信されてくると、DSP27はその音声メッセー
ジのデータを符号・復号化回路31にて符号化して、R
AM30内に記憶する。
【0023】尚、この実施例では、RAM30の最大録
音可能時間は20分となっており、1回の録音動作にお
ける最大録音時間は5分に設定されている。そして、発
信側からの音声メッセージのデータは、録音動作毎にR
AM30内に順次蓄積される。従って、1回の録音動作
における録音時間が短いほど、発信側からの音声メッセ
ージを録音できる回数が多くなる。
【0024】又、図2に示すように、録音動作の開始後
に、トーン検出回路12を介して、発信側からのCNG
信号が2回検出されたり、無音状態が6秒間連続して検
出されたりすると、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、CMLリレー36をa接点側からb接点側に切り換
える。即ち、ファクシミリ装置本体2のCPU7は、発
信側がファクシミリ装置であると判断して、電話回線5
との接続を電話機4,37側からモデム10側に切り換
えて、所定のファクシミリ手順に従ったファクシミリ動
作を開始させる。そして、ファクシミリ装置本体2のC
PU7は、ファクシミリ動作への移行と同時に、録音装
置3のCPU24に録音終了命令信号を送出する。録音
装置3のCPU24は、録音終了命令信号を入力する
と、DSP27の録音動作を停止させる。
【0025】尚、CNG信号は、3秒の間隔をおいて
0.5秒間ずつ規則正しく、発信側から送出されてくる
ものである。そして、前述のCNG信号を2回検出する
とは、CNG信号を3秒の間隔をおいて連続して2回検
出するということである。即ち、CNG信号の周波数は
1100Hzであり、人の音声の周波数帯域はその11
00Hzの周波数を含む帯域である。従って、CNG信
号を1回検出しただけでは、それが人の音声の信号かC
NG信号かを確実に判断することができない。しかし、
CNG信号は3秒の間隔をおいて0.5秒間ずつ規則正
しく送出されてくるものであるのに対し、音声信号はラ
ンダムに送出されてくる。従って、1100Hzの信号
が3秒の間隔をおいて連続して2回検出されたら、この
信号は間違いなくCNG信号であり、発信側がファクシ
ミリ装置であると確実に判断できるので、ファクシミリ
動作に移行される。そして、1100Hzの信号の1回
目の検出から2回目の検出までの時間が、2.5〜6秒
の範囲外であると、この信号はCNG信号と判断されず
に、ファクシミリ動作に移行されない。
【0026】又、発信側で手動送信によりファクシミリ
通信が行われた場合には、CNG信号が送出されてこな
い。そのため、このような場合でもファクシミリ受信で
きるように、6秒間の連続した無音状態が検出された
ら、発信側からの音声メッセージの送出が終了された
か、或いは音声メッセージが無かったと判断するととも
に、発信側が手動送信かもしれないと判断して、ファク
シミリ動作に移行するようにしている。尚、このファク
シミリ動作への移行は、無音状態の検出時期が、録音動
作が開始されてから70秒以内の場合に限り、70秒を
経過している場合は、発信側では音声メッセージのみで
ファクシミリ通信が行われなかったと判断して、回線断
する。
【0027】次に、前記呼出設定キー18について説明
する。この呼出設定キー18は、発信側からの音声メッ
セージの録音動作が終了した後に、図7に示すポケット
ベル45の呼出しを行うか否かを設定するためのもので
ある。即ち、留守キー32により留守/FAXモードを
設定するとともに、この呼出設定キー18を操作して、
ポケットベル45の呼出モードを設定する。そして、発
信側から呼出信号が送出されてきて、その発信側からの
音声メッセージがある場合には、前述のようにして、音
声メッセージの録音動作が行われるとともに、その後フ
ァクシミリ通信が行われる場合は、録音動作に続いてフ
ァクシミリ動作が行われる。
【0028】そして、本実施例では、ファクシミリ装置
本体2のCPU7、録音装置3のCPU24、及び付属
電話機4のダイヤルCPU21により、発呼手段が構成
されている。即ち、前記録音動作やファクシミリ動作が
終了して回線断されると、ファクシミリ装置本体2のC
PU7は、ポケットベル45への発呼動作を促すための
転送要求信号を、録音装置3のCPU24に送出する。
すると、録音装置3のCPU24は、ダイヤル命令信号
を、付属電話機4のダイヤルCPU21に送出する。
【0029】尚、ダイヤルCPU21の記憶部21aに
は、予め所定の短縮コードに対応して、ポケットベル4
5の電話番号のデータが記憶されている。そして、ダイ
ヤルCPU21は、録音装置3のCPU24からダイヤ
ル命令信号を入力すると、そのポケットベル45の電話
番号データを記憶部21aから読み出して、その電話番
号に対応したダイヤルパルスの発信を行ってポケットベ
ル45に送出する。そして、そのダイヤルパルスの送出
後、回線が接続されると、録音装置3のCPU24は、
例えば「ピーッ、ピーッ、・・・」という発呼音を所定
時間(本実施例では40秒間)発信して、ポケットベル
45に発呼する。尚、呼出設定キー18により、ポケッ
トベル45の呼出モードが解除されていると、前述のよ
うなポケットベル45への発呼動作は行われない。
【0030】又、この実施例では、この留守/FAXモ
ード設定時において、外出先からの電話機による操作に
よって、録音装置3に記憶された発信側からの音声メッ
セージを再生したりする、いわゆるリモート操作を行う
ことができる。即ち、前記ポケットベル45の呼出し等
に基づいて、外出先から電話をかけると、前述のように
して、録音装置3が作動されて、音声応答メッセージの
送出動作及び音声メッセージの録音動作が行われる。こ
の時、外出先の電話機(発信側)の所定のダイヤルキー
(本実施例では「♯」)が操作されると、録音装置3の
CPU24は、その「♯」のダイヤル信号(本実施例で
はプッシュトーン回線用のDTMF信号)を受信する。
そして、録音装置3のCPU24は、「♯」のダイヤル
信号を受信すると、録音装置3の動作を停止させて、リ
モート動作に移行するとともに、ファクシミリ装置本体
2のCPU7にリモート動作信号を送出して、リモート
動作の開始を知らせる。
【0031】尚、ファクシミリ装置本体2のRAM9内
には、予め4桁の数字よりなる暗証コードのデータが記
憶されており、その暗証コードのデータは、着信時に録
音装置3のCPU24に送出される着信指令信号に続い
て、同CPU24に送出される。そして、発信側で、前
記「♯」のダイヤルキーの操作に続いて、その暗証コー
ドに対応するダイヤルキー及び「♯」のダイヤルキーが
操作されると、録音装置3のCPU24は、リモート動
作状態で待機する。その後、発信側で所定のダイヤルキ
ー(本実施例では「4」「0」「♯」)が操作される
と、録音装置3のCPU24は、RAM30内に記憶さ
れている音声メッセージのデータを読み出させて発信側
に送出させる。尚、発信側で暗証コードに対応するダイ
ヤルキーが操作されない場合は、録音装置3のCPU2
4は、リモート動作を中断して回線断する。
【0032】又、本実施例では、ファクシミリ装置本体
2のCPU7、及び録音装置3のCPU24により、設
定手段が構成されている。即ち、前記リモート動作の状
態で、発信側で所定のダイヤルキー(本実施例では
「6」「0」「♯」)が操作されると、録音装置3のC
PU24は、転送設定信号をファクシミリ装置本体2の
CPU7に送出する。すると、ファクシミリ装置本体2
のCPU7は、ポケットベル45の呼出モードを設定す
る。又、発信側で所定のダイヤルキー(本実施例では
「6」「1」「♯」)が操作されると、録音装置3のC
PU24は、転送解除信号をファクシミリ装置本体2の
CPU7に送出する。すると、ファクシミリ装置本体2
のCPU7は、ポケットベル45の呼出モードを解除す
る。
【0033】即ち、この実施例では、ポケットベル45
の呼出モードの設定及び解除を、前記呼出設定キー18
による操作だけでなく、外出先からの電話機による操作
によっても行うことができる。
【0034】尚、ダイヤルCPU21の記憶部21a内
に、前記所定の短縮コードに対応して、ポケットベル4
5の電話番号データではなくて、所定の外出先の電話機
46(図7に示す)の電話番号データが記憶されている
場合について説明する。録音装置3による録音動作が終
了して回線断されると、前述のようにして、ダイヤルC
PU21は、所定の外出先の電話機46の電話番号デー
タを記憶部21aから読み出して、その電話番号に対応
したダイヤルパルスの発信を行って、外出先の電話機4
6に送出する。すると、そのダイヤルパルスの着信に基
づいて、電話機46が鳴動される。そして、その電話機
46がオフフックされて回線が接続されると、録音装置
3のCPU24は、前述と同じく「ピーッ、ピーッ、・
・・」という発呼音を送信する。従って、使用者は、外
出先の電話機46のハンドセットから聞こえる発呼音に
基づいて、留守録音が行われたことを知ることができ
る。又、この発呼音が送信されてくる40秒の間に、前
述のように、「♯」のダイヤルキーを操作すると、リモ
ート動作に移行する。
【0035】尚、詳細には説明しないが、電話/FAX
モードに設定されている場合について説明する。ファク
シミリ装置本体2のCPU7は、発信側からの呼出信号
を着信検出回路39を介して2回検出すると、CMLリ
レー36をb接点側に切り換え、発信側に疑似リングバ
ックトーンを送出するとともに、発信側からのCNG信
号の検出を開始する。そして、CNG信号が検出され
て、発信側がファクシミリ装置であると判断された場合
には、国際電信電話諮問委員会(CCITT)勧告T.
30による手順に従ったファクシミリ動作に移行する。
【0036】又、疑似リングバックトーンの送出を所定
回行った時点で、未だCNG信号が検出されない場合
は、発信側が電話機であるかもしれないので、CPU7
はブザー17を作動させて、ブザー音を発生させる。そ
して、このブザー音に基づいて、付属電話機4或いは子
電話機37がオフフックされると、CMLリレー36が
a接点側に切り換えられて、発信側が電話機の場合は通
話が可能となる。尚、発信側がファクシミリ装置である
場合にオフフックされても、その後、発信側からCNG
信号又はDCS信号が送出されてくると、ファクシミリ
動作に移行する。又、オフフックされない場合も、所定
時間後にファクシミリ動作に移行する。
【0037】次に、前記のように構成された留守録音機
能付きファクシミリ装置の作用を、図2のタイミングチ
ャート及び図3〜図10のフローチャートに従って説明
する。
【0038】さて、この留守録音機能付きファクシミリ
装置の受信時において、ファクシミリ装置本体2では、
CPU7の制御のもとで、図3〜図5のフローチャート
に示すような動作が行われる。尚、装置の制御モードは
留守/FAXモードに設定されており、この状態では、
CMLリレー36及びTELリレー43が図1に示すよ
うにa接点側に切り換え配置されている。又、この図3
〜図5のプログラムと、後述する図6及び図7のプログ
ラムとは、相互に関連して並行的に進行する。
【0039】図3に示すように、発信側から電話回線5
を介して16Hzの呼出信号が送出されてきて、その呼
出信号が着信検出回路39を介して2回検出されると、
録音装置3のCPU24に対して、シリアルバス26を
介して着信指令信号が送出され、着信が知らされる(ス
テップS1〜S2)。続いて、RAM9内に設定されて
いる暗証コードのデータが録音装置3のCPU24に送
出され、同CPU24に暗証コードが知らされる(ステ
ップS3)。
【0040】その後、録音装置3による音声応答メッセ
ージの送出が終了して、録音装置3のCPU24から録
音動作開始を示す録音開始信号(図6のステップS38
に示す)が入力されるのが待たれる(ステップS4)。
そして、この録音開始信号が入力されるまでの間に、発
信側で「♯」のダイヤルキーが操作されて、録音装置3
のCPU24からリモート動作の開始を示すリモート動
作信号が入力されると、後述するリモート動作に移行す
る(ステップS5〜S6)。尚、フローチャートには示
していないが、録音装置3のCPU24から録音開始信
号が入力されるまでの間に、付属電話機4又は子電話機
37がオフフックされると、録音装置3の動作が停止さ
れて、通話可能状態となる。
【0041】そして、前記ステップS4において、録音
装置3のCPU24から録音開始信号が入力されると、
その入力から、第1のオフフック検出回路40により録
音装置3のオンフックが検出されるまでの間には、図3
及び図4に示す以下のような判断動作が行われる。即
ち、録音装置3が録音動作されている間、CNG信号の
2回検出の有無、6秒間の連続した無音状態の有無、子
電話機37及び付属電話機4(ハンドセット23)のオ
フフックの有無、停止キー(後述する)の操作の有無、
リモート動作信号の有無、及び第1のオフフック検出回
路40による録音装置3のオンフックの検出の有無の判
断動作がCPU7で行われる(ステップS7〜S1
3)。
【0042】以下、前述の判断動作を順に説明する。図
3に示すように、先ず、CNG信号が2回検出されたか
否かが判断され、CNG信号が2回検出された場合に
は、発信側がファクシミリ装置であると判断されて、録
音装置3のCPU24に録音終了命令信号が送出される
(ステップS7,S14)。そして、CMLリレー36
がb接点側に切り換えられて、電話回線5がモデム10
側に接続され、所定のファクシミリ手順に従って、発信
側からの画データを受信するファクシミリ動作が開始さ
れる(ステップS15)。ファクシミリ受信動作が終了
されると、回線断され(ステップS16)、図5に示す
次のステップに移行される。
【0043】又、前記ステップS7において、CNG信
号が2回検出されない場合には、6秒間の連続した無音
状態が検出されたか否かが判断される(ステップS
8)。この判断結果がイエスの場合には、無音状態の検
出時期が、録音装置3のCPU24から録音開始信号が
入力されてから70秒以内か否かが判断される(ステッ
プS17)。そして、70秒以内の場合には、前記ステ
ップS14に移行して、録音終了命令信号の送出、及び
ファクシミリ受信動作が行われる。又、無音状態の検出
時期が、録音開始信号の入力から70秒を経過している
場合には、録音装置3のCPU24に録音終了命令信号
が送出され(ステップS18)、ファクシミリ受信動作
が行われることなく、回線断される(ステップS1
6)。
【0044】又、前記ステップS8において、無音状態
が検出されない場合には、図4に示すように、第2のオ
フフック検出回路41から子電話機37のオフフックの
検出信号が入力されたか否かが判断される(ステップS
9)。そして、オフフック検出信号が入力された場合
は、録音装置3のCPU24に録音終了命令信号が送出
されるとともに、通話可能状態となる(ステップS19
〜S20)。又、付属電話機4のハンドセット23がオ
フフックされた場合には、録音終了命令信号が送出され
ることなく、通話可能状態となる(ステップS10,S
20)。
【0045】尚、ファクシミリ装置本体2のCPU7
は、第1のオフフック検出回路40からの検出信号に基
づいて、付属電話機4のオフフック状態を認識する。し
かし、第1のオフフック検出回路40は、ハンドセット
23が実際にオフフックされている状態だけでなく、録
音装置3が作動されている状態も、オフフック状態とし
て検出する。従って、ファクシミリ装置本体2のCPU
7では、その検出されたオフフック状態が、ハンドセッ
ト23のオフフックなのか録音装置3の作動によるオフ
フックなのか判断できない。
【0046】ここで、ハンドセット23のオン・オフフ
ック状態は、図示しないハンドセット置き部に設けられ
たフックスイッチのオン・オフに基づいて、ダイヤルC
PU21が検出して、録音装置3のCPU24に知らせ
るようになっている。そして、録音装置3のCPU24
は、ハンドセット23が取り上げられて、フックスイッ
チがオフされたことを知らされると、録音動作を停止さ
せ、その後通話可能状態となる。
【0047】従って、ステップS10のハンドセット2
3がオフフックされたか否かの判断動作は、実際は録音
装置3のCPU24で行われ、ファクシミリ装置本体2
のCPU7では行われないが、便宜上、このステップS
10で説明する。
【0048】そして、前記ステップS20において、発
信側が電話機の場合は、両者間で通話が行われ、その通
話終了後にファクシミリ通信を行いたい場合は、図示し
ないスタートキーを操作することにより、ファクシミリ
動作に移行される。又、発信側がファクシミリ装置の場
合は、CNG信号等のファクシミリ信号が送出されてく
ると、ファクシミリ動作に移行される。そして、通話や
ファクシミリ通信が行われた後、回線断されて(ステッ
プS21)、図5に示す次のステップに移行される。
【0049】又、ステップS9及びS10において、オ
フフックが検出されない場合には、図示しない停止キー
が操作されたか否かが判断される(ステップS11)。
尚、この停止キーはファクシミリ装置本体2のCPU7
に接続されているものであり、ファクシミリ動作等を停
止させるためのものである。そして、停止キーが操作さ
れると、録音装置3のCPU24に録音終了命令信号が
送出され(ステップS22)、その後回線断されて(ス
テップS21)、図5に示す次のステップに移行され
る。
【0050】又、前記ステップS11において、停止キ
ーが操作されない場合には、発信側で「♯」のダイヤル
キーが操作されて、録音装置3のCPU24からリモー
ト動作の開始を示すリモート動作信号が入力されたか否
かが判断される(ステップS12)。そして、リモート
動作信号が入力された場合には、前記ステップS6に移
行して、後述するリモート動作が開始される。
【0051】そして、前記ステップS7〜S13におい
て、CNG信号、無音状態、電話機37,4のオフフッ
ク状態、停止キーの操作、及びリモート動作信号が検出
されない状態で、第1のオフフック検出回路40により
録音装置3のオンフックが検出されると、回線断されて
(ステップS21)、図5に示す次のステップに移行さ
れる。例えば、録音動作中に、録音装置3側でビジート
ーンが検出されたり或いは最大録音時間の5分が経過す
ると、録音装置3はオンフックされる。そして、この録
音装置3のオンフックが第1のオフフック検出回路40
で検出されると、ステップS13の判定がイエスとな
り、ステップS21に移行される。
【0052】続いて、前記ステップS16及びS21に
おいて回線断されると、図5に示すように、ポケットベ
ル45の呼出モードが設定されており、かつ新しく用件
録音があったか否かが判断される(ステップS23)。
そして、呼出モードが設定されていない場合、又は呼出
モードが設定されていても新しく用件録音がない場合に
は、録音装置3のCPU24に、留守設定要求信号が送
出される(ステップS24)。
【0053】即ち、前述しなかったが、この実施例のフ
ァクシミリ装置では、録音動作が開始されてから10秒
以内にファクシミリ手順に移行されると、その録音内容
が消去されるようになっている。つまり、前述の新しく
用件録音がない場合というのは、録音動作が開始されて
から10秒以内にファクシミリ手順に移行されてその録
音内容が消去された場合のことである。
【0054】その後、録音装置3のCPU24から留守
設定信号が入力され(ステップS25)、続いて、RA
M30の録音可能な残り時間や録音されている用件数等
の各種データが入力され(ステップS26)、待機状態
に戻る。尚、これらのデータは表示部16に表示され
る。
【0055】又、前記ステップS23において、ポケッ
トベル45の呼出モードが設定されており、かつ新しく
用件録音があった場合には、ポケットベル45への発呼
動作を促すための転送要求信号が、録音装置3のCPU
24に送出される(ステップS27)。その後、相手側
で「♯」のダイヤルキーが操作されて、録音装置3のC
PU24からリモート動作信号が入力されるのが待たれ
(ステップS28)、リモート動作信号が入力される
と、前記ステップS6に移行して、後述するリモート動
作が開始される。又、リモート動作信号が入力されず
に、付属電話機4側で回線断されて、第1のオフフック
検出回路40により付属電話機4のオンフックが検出さ
れると、前記ステップS24に移行する(ステップS2
9)。
【0056】一方、前記ファクシミリ装置本体2の動作
に対応して、録音装置3では、CPU24の制御のもと
で、図6及び図7のフローチャートに示すような動作が
行われる。即ち、図6に示すように、ファクシミリ装置
本体2のCPU7から着信指令信号が入力されると(ス
テップS31)、DSP27が作動されて、RAM30
内の音声応答メッセージのデータが読み出される。そし
て、その音声応答メッセージのデータは符号・復号化回
路31にて復号化されて、NCU6及び電話回線5を介
して発信側に送出される(ステップS32)。
【0057】そして、この音声応答メッセージの送出中
に、発信側で「♯」のダイヤルキーが操作されて、その
「♯」のダイヤル信号が受信されると(ステップS33
〜S34)、音声応答メッセージの送出が停止される。
そして、ファクシミリ装置本体2のCPU7に、リモー
ト動作の開始を示すリモート動作信号が送出され、後述
する図8〜図10のリモート動作に移行される(ステッ
プS35〜S36)。尚、フローチャートには示さない
が、この音声応答メッセージの送出中に、付属電話機4
又は子電話機37がオフフックされると、DSP27の
音声応答メッセージの送出動作が停止され、待機状態に
戻る。
【0058】又、RAM30内には、前述の音声応答メ
ッセージのデータの他に、別の音声応答メッセージのデ
ータが予め録音されて記憶されている。即ち、この別の
音声応答メッセージは、RAM30内の記憶可能領域が
少なくなって、発信側からの音声メッセージを録音不可
能になった場合に送出されるものである。そして、フロ
ーチャートには示さないが、この音声応答メッセージが
送出された場合には、同メッセージの送出終了後、10
秒以内に、発信側から「♯」のダイヤル信号が受信され
ると、後述する図8〜図10のリモート動作に移行され
る。
【0059】又、前記ステップS33において、「♯」
のダイヤル信号が受信されない状態で、音声応答メッセ
ージの送出が終了されると、DSP27の録音動作が開
始されるとともに、ファクシミリ装置本体2のCPU7
に録音開始信号が送出される(ステップS37〜S3
8)。そして、発信側から音声メッセージが送出されて
くると、その音声メッセージのデータが符号・復号化回
路31にて符号化されて、RAM30内に記憶される。
【0060】そして、録音動作開始から最大録音時間の
5分が経過する間に、ファクシミリ装置本体2のCPU
7から録音終了命令信号が入力されると、DSP27の
録音動作が停止される(ステップS39〜S41)。そ
の後、回線断されて(ステップS42)、図7に示す次
のステップに移行される。
【0061】又、前記5分が経過する前に、付属電話機
4のハンドセット23のオフフックがダイヤルCPU2
1を介して検出されると、DSP27の録音動作が停止
され、通話可能状態となる(ステップS43〜S4
5)。その後、回線断されて(ステップS42)、図7
に示す次のステップに移行される。
【0062】又、前記5分が経過する前に、DSP27
によりビジートーンが検出されると、録音動作が停止さ
れ(ステップS46〜S47)、その後回線断されて
(ステップS42)、図7に示す次のステップに移行さ
れる。
【0063】又、前記5分が経過する前において、録音
動作開始から10秒以内に、発信側で「♯」のダイヤル
キーが操作されて、その「♯」のダイヤル信号が受信さ
れると、DSP27の録音動作が停止される(ステップ
S48〜S49)。尚、この場合には、録音内容が消去
される。そして、前記ステップS35に移行して、ファ
クシミリ装置本体2のCPU7にリモート動作信号が送
出され、後述する図8〜図10のリモート動作に移行さ
れる。従って、録音動作開始から10秒を経過すると、
「♯」のダイヤル信号が受信されても、リモート動作に
移行されない。
【0064】そして、録音終了命令信号の入力、ハンド
セット23のオフフックの検出、ビジートーンの検出、
或いは「♯」のダイヤル信号の受信が行われることな
く、5分が経過すると、DSP27の録音動作が停止さ
れる(ステップS39,S50)。その後、回線断され
て(ステップS42)、図7に示す次のステップに移行
される。
【0065】続いて、前記ステップS42において回線
断されると、図7に示すように、ファクシミリ装置本体
2のCPU7からポケットベル45への発呼動作を促す
ための転送要求信号が入力されるのが待たれる(ステッ
プS51)。そして、ファクシミリ装置本体2側でポケ
ットベル45の呼出モードが設定されていない、又は呼
出モードが設定されていても新しく用件録音がなくて、
同本体2のCPU7から転送要求信号が入力されずに、
留守設定要求信号が入力されると、ファクシミリ装置本
体2のCPU7に留守設定信号が送出される(ステップ
S52〜S53)。続いて、RAM30の録音可能な残
り時間や録音されている用件数等の各種データが送出さ
れ(ステップS54)、待機状態に戻る。
【0066】又、前記ステップS51において、ファク
シミリ装置本体2側でポケットベル45の呼出モードが
設定されていて、かつ新しく用件録音があって、同本体
2のCPU7から転送要求信号が入力されると、ダイヤ
ルCPU21にダイヤル命令信号が送出される(ステッ
プS55)。すると、ダイヤルCPU21によって、ポ
ケットベル45の電話番号に対応したダイヤルパルスの
発信が行われて、ポケットベル45に送出される。そし
て、そのダイヤルパルスの送出後、回線が接続される
と、「ピーッ、ピーッ、・・・」という発呼音が40秒
間送信されて、ポケットベル45に発呼される(ステッ
プS56〜S57,S59)。
【0067】尚、ダイヤルCPU21によって、所定の
外出先の電話機46の電話番号に対応したダイヤルパル
スの発信が行われた場合には、そのダイヤルパルスの着
信に基づいて、外出先の電話機46が鳴動される。そし
て、その電話機46がオフフックされて回線が接続され
ると、前記と同じく「ピーッ、ピーッ、・・・」という
発呼音が40秒間送信される(ステップS56〜S5
7,S59)。そして、この発呼音が送信されている4
0秒の間に、電話機46側で「♯」のダイヤルキーが操
作されて、「♯」のダイヤル信号が受信されると(ステ
ップS58)、前記ステップS35に移行して、リモー
ト動作信号が送出され、後述する図8〜図10のリモー
ト動作が開始される。
【0068】又、前記ステップS59において、「♯」
のダイヤル信号が受信されない状態で、40秒経過する
と、付属電話機4がオンフックされて回線断され、前記
ステップS52に移行する(ステップS60)。次に、
前記図6に示すステップS36のリモート動作のサブル
ーチンを、図8〜図10のフローチャートに従って説明
する。尚、このステップS36のリモート動作は、録音
装置3のCPU24の制御のもとで行われるものであ
る。即ち、リモート動作は、主に録音装置3のCPU2
4の制御のもとで行われるものであり、ファクシミリ装
置本体2のCPU7は、その録音装置3のCPU24か
ら送出されてくる信号に基づいてリモート動作の制御を
行う。従って、ファクシミリ装置本体2のCPU7の制
御のもとで行われるリモート動作は、特にフローチャー
トには示すことなく、この図8〜図10のフローチャー
トの説明とともに並行的に説明する。
【0069】先ず、図8に示すように、相手側で、暗証
コードに対応するダイヤルキー及び「♯」のダイヤルキ
ーの操作が行われて、その暗証コードに対応するダイヤ
ル信号及び「♯」のダイヤル信号の受信が待たれる(ス
テップS61)。尚、60秒間ダイヤル信号の受信がな
い場合は、付属電話機4がオンフックされて回線断され
る(ステップS62〜S63)。そして、暗証コード及
び「♯」のダイヤル信号が受信されると、受信された暗
証コードがRAM9に登録されている暗証コードと一致
するか否かが判断される(ステップS64)。
【0070】そして、暗証コードが一致しない場合は、
例えば「ピピピ」というエラー音が送信され、エラー回
数が3回目か否かが判断される(ステップS65〜S6
6)。そして、エラー回数が3回目に達していない場合
は、前記ステップS61に戻って、再び暗証コード及び
「♯」のダイヤル信号の受信が待たれる。又、エラー回
数が3回目に達すると、付属電話機4がオンフックされ
て回線断される(ステップS67)。
【0071】そして、前記ステップS64において、暗
証コードが一致する場合は、例えば「ピー」という信号
音が送信され、相手側に正しくリモート動作に入ったこ
とが知らされる(ステップS68)。続いて、RAM3
0内に音声メッセージが録音されているか否かが判断さ
れる(ステップS69)。そして、音声メッセージが録
音されている場合には、録音されている用件数に対応す
る数の信号音が送信され(ステップS70)、リモート
動作の待機状態になって、図9に示す次のステップに移
行される。例えば、録音されている用件数が4件の場合
は、「ピピピピ」と、信号音が4回送信される。尚、信
号音は最大10回しか送信されないようになっており、
録音されている用件数が10件以上の場合には、信号音
は10回送信される。
【0072】続いて、図9に示すように、リモート動作
の待機状態において、発信側で「1」「♯」のダイヤル
キーが操作されて、その「1」「♯」のダイヤル信号が
受信されると、ルームモニタが開始される(ステップS
71〜S72)。尚、ルームモニタとは、ファクシミリ
装置1に設けられた図示しないマイクを介して、ファク
シミリ装置1が設置されている室内の音声を集音して、
相手側の電話機に送信する機能である。従って、相手側
では、電話機のハンドセットを介して、ファクシミリ装
置1が設置されている室内の音声を聞くことができる。
そして、このルームモニタが行われている状態で、再び
「1」「♯」のダイヤル信号が受信されると、ルームモ
ニタが終了されて、リモート動作の待機状態に戻る。
【0073】又、リモート動作の待機状態において、発
信側で「4」「0」「♯」のダイヤルキーが操作され
て、その「4」「0」「♯」のダイヤル信号が受信され
ると、RAM30内に記憶されている音声メッセージの
再生動作が開始される(ステップS73〜S74)。従
って、相手側では、電話機のハンドセットを介して、R
AM30内に記憶されている音声メッセージを聞くこと
ができる。そして、この再生動作が行われている状態
で、再び「4」「0」「♯」のダイヤル信号が受信され
ると、再生動作が終了されて、リモート動作の待機状態
に戻る。
【0074】又、リモート動作の待機状態において、
「4」「2」「♯」のダイヤル信号が受信されると、R
AM30内に記憶されている音声メッセージのデータが
全て消去される(ステップS75〜S76)。尚、音声
応答メッセージは消去されない。従って、外出先からの
電話機の操作により、前記のようにして音声メッセージ
を再生して聞いた後に、この音声メッセージを消去すれ
ば、外出中にRAM30内の記憶可能領域が少なくなっ
て、録音動作が行われなくなるというおそれがない。
【0075】又、リモート動作の待機状態において、
「6」「0」「♯」のダイヤル信号が受信されると、ダ
イヤルCPU21の記憶部21a内に、所定の短縮コー
ドに対応して、ポケットベル45或いは所定の外出先の
電話機46の電話番号データが登録されているか否かが
判断される(ステップS77〜S78)。そして、電話
番号データが登録されている場合には、ファクシミリ装
置本体2のCPU7に、転送設定信号が送出される(ス
テップS79)。すると、ファクシミリ装置本体2のC
PU7は、ポケットベル45の呼出モードを設定する。
尚、ダイヤルCPU21の記憶部21a内に電話番号デ
ータが登録されていない場合には、転送設定信号が送出
されることなく、リモート動作の待機状態に戻るため、
呼出モードを設定することができない。
【0076】又、リモート動作の待機状態において、
「6」「1」「♯」のダイヤル信号が受信されると、フ
ァクシミリ装置本体2のCPU7に、転送解除信号が送
出される(ステップS80〜S81)。すると、ファク
シミリ装置本体2のCPU7は、ポケットベル45の呼
出モードを解除する。
【0077】又、リモート動作の待機状態において、
「0」「♯」のダイヤル信号が受信されると、ファクシ
ミリ装置本体2のCPU7に、在宅設定信号が送出され
る(ステップS82〜S83)。すると、ファクシミリ
装置本体2のCPU7は、装置の動作モードを留守/F
AXモードから電話/FAXモードへ切り換え設定す
る。
【0078】又、図10に示すように、リモート動作の
待機状態において、60秒間ダイヤル信号の受信がない
場合や、相手側で回線断されてビジートーンが検出され
た場合には、リモート動作が終了され、付属電話機4が
オンフックされて回線断される(ステップS84〜S8
6)。更に、付属電話機4或いは子電話機37のハンド
セットがオフフックされた場合には、リモート動作が終
了されて、相手側との間で通話が行われ(ステップS8
7〜S88)、その後回線断される。
【0079】そして、図8の前記ステップS63,S6
7及び図10のステップS86において回線断される
と、ファクシミリ装置本体2のCPU7から、留守設定
要求信号或いは在宅設定要求信号が入力されるのが待た
れる(ステップS89〜S90)。そして、図9の前記
ステップS82において、「0」「♯」のダイヤル信号
が受信されなかった場合には、装置の動作モードが留守
/FAXモードの状態であるので、ファクシミリ装置本
体2のCPU7から留守設定要求信号が入力される(ス
テップS89)。又、前記ステップS82において、
「0」「♯」のダイヤル信号が受信された場合には、装
置の動作モードが電話/FAXモードへ切り換え設定さ
れるので、ファクシミリ装置本体2のCPU7から在宅
設定要求信号が入力される(ステップS90)。
【0080】そして、留守設定要求信号が入力された場
合には、ファクシミリ装置本体2のCPU7に、留守設
定信号が送出され(ステップS91)、在宅設定要求信
号が入力された場合には、在宅設定信号が送出される
(ステップS92)。続いて、ファクシミリ装置本体2
のCPU7に、RAM30の録音可能な残り時間や録音
されている用件数等の各種データが送出され(ステップ
S93)、待機状態に戻る。
【0081】さて、この実施例の留守録音機能付きファ
クシミリ装置では、留守/FAXモードの状態で着信が
あると、録音装置3によって、発信側からの音声メッセ
ージが録音される。そして、その録音動作が終了して回
線断されると、ポケットベル45への発呼動作が開始さ
れ、ポケットベル45の呼出しが行われる。従って、使
用者は、外出している場合でも、ポケットベル45の呼
出しに基づいて、音声メッセージの録音があったことを
直ちに知ることができる。
【0082】又、使用者が、このポケットベル45の呼
出し等に基づいて、外出先から電話をかけて、所定のダ
イヤルキーを操作すると、ファクシミリ装置1側ではリ
モート動作が開始される。そして、このリモート動作の
状態で、外出先の電話機より、所定のダイヤルキーを操
作すると、録音装置3により録音された発信側からの音
声メッセージが再生され、外出先の電話機で、録音され
た音声メッセージを聞くことができる。
【0083】又、前記リモート動作の状態で、外出先の
電話機より、所定のダイヤルキーを操作すると、呼出モ
ードの設定及び解除が自動的に行われる。従って、使用
者は、外出している場合でも、その外出先からの電話操
作により、呼出モードの設定及び解除を任意に行うこと
ができる。
【0084】そのため、呼出モードが設定されていて、
留守録音が行われる度にポケットベル45の呼出しが行
われて迷惑な場合でも、外出先より呼出モードを容易に
解除することができる。従って、ポケットベル45の呼
出しが行われないように、ポケットベル45のスイッチ
を切る必要がなく、他者からの電話による呼出しも受け
ることができなくなってしまうという不都合が生じるこ
ともない。そして、その後、ポケットベル45の呼出し
が必要になった場合でも、外出先より呼出モードを容易
に設定することができる。又、呼出モードを設定及び解
除するために、外出先から戻って、呼出設定キー18を
操作するという煩雑さを回避することができる。
【0085】尚、この発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば呼出モードを設定及び解除す
るために操作されるダイヤルキーの番号を変更したり、
リモート操作の手順を適宜変更したり、この発明をファ
クシミリ機能を有しない単なる留守番電話機に具体化し
たりするなど、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各
部の構成を任意に変更して具体化することも可能であ
る。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、録
音動作の終了後にポケットベル等に発呼する動作を行う
か否かを、外出先より設定することができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話機を留守録音機能付きファクシミ
リ装置に具体化した一実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図2】そのファクシミリ装置の受信動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】ファクシミリ装置の受信時における、ファクシ
ミリ装置本体の動作を示すフローチャートである。
【図4】ファクシミリ装置の受信時における、ファクシ
ミリ装置本体の動作を示すフローチャートである。
【図5】ファクシミリ装置の受信時における、ファクシ
ミリ装置本体の動作を示すフローチャートである。
【図6】ファクシミリ装置の受信時における、録音装置
の動作を示すフローチャートである。
【図7】ファクシミリ装置の受信時における、録音装置
の動作を示すフローチャートである。
【図8】図6のフローチャートにおけるリモート動作の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】同じくリモート動作のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図10】同じくリモート動作のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】 2…ファクシミリ装置本体、3…録音装置、4…付属電
話機、6…NCU、7…発呼手段及び設定手段を構成す
るCPU、21…発呼手段を構成するダイヤルCPU、
24…発呼手段及び設定手段を構成するCPU、27…
DSP、30…RAM、39…着信検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信側からの音声メッセージを録音する
    ための録音装置を有し、その録音装置の録音動作終了後
    に、ポケットベル又は電話機等の所定の他の通信装置に
    発呼する発呼手段を設けた電話機において、着信後に、
    所定のダイヤル信号の受信に基づいて、前記発呼手段の
    発呼動作を行うか否かを設定する設定手段を設けた電話
    機。
JP23492692A 1992-09-02 1992-09-02 電話機 Pending JPH0685900A (ja)

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