JP3144672B2 - プローブ装置及びプローブ針の研磨方法 - Google Patents

プローブ装置及びプローブ針の研磨方法

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JP3144672B2 JP02313397A JP2313397A JP3144672B2 JP 3144672 B2 JP3144672 B2 JP 3144672B2 JP 02313397 A JP02313397 A JP 02313397A JP 2313397 A JP2313397 A JP 2313397A JP 3144672 B2 JP3144672 B2 JP 3144672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のプローブ装置10は、例えば半導
体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と称す。)に形成され
た個々のICチップの電気的検査を行う際に用いられる
装置で、例えば図6及び図7に示すように構成されてい
る。このプローブ装置10は、各図に示すように、カセ
ットC内に収納されたウエハWを載置するカセット載置
部11及びこのカセット載置部11のウエハWを搬送す
るローダ部12と、このローダ部12内に配設された搬
送機構(図示せず)を介して搬送されたウエハWを検査
するプローバ部13と、このプローバ部13及びローダ
部12を制御するコントローラ14と、このコントロー
ラ14を操作する操作パネルを兼ねる表示装置15とを
備えて構成されている。
【0003】また、上記ローダ部12にはサブチャック
(図示せず)が配設され、このサブチャックを介してオ
リエンテーションフラットを基準にしたウエハWのプリ
アライメントを行い、搬送機構を介してプリアライメン
ト後のウエハWをプローバ部13へ搬送するようになっ
ている。
【0004】また、プローバ部13には、ウエハWを載
置するX、Y、Z及びθ方向に移動可能なメインチャッ
ク16と、このメインチャック16上に載置されたウエ
ハWを検査位置に正確にアライメントするアライメント
ブリッジ17A等を有するアライメント機構17と、ア
ライメント機構17によりアライメントされたウエハW
の電気的検査を行うためのプローブ針18Aを有するプ
ローブカード18とが配設されている。そして、プロー
ブカード18はプローバ部13の天面に対して開閉可能
なヘッドプレート19の中央の開口部にインサートリン
グ19Aを介して固定されている。また、プローバ部1
3にはテストヘッド20が旋回可能に配設され、プロー
バ部13上に旋回したテストヘッド20を介してプロー
ブカード18とテスタ(図示せず)間を電気的に接続
し、テスタからの所定の信号をプローブカード18を介
してメインチャック16上のウエハWにおいて授受し、
ウエハWに形成された複数のICチップの電気的検査を
テスタによって順次行うようにしている。
【0005】また、上記プローバ部13の正面にはカー
ドホルダー付きのプローブカード18をヘッドプレート
19のインサートリング19Aの真下まで搬送するカー
ド搬送アーム(図示せず)が設けられている。このカー
ド搬送アームは、普段はプローバ部13正面のカバー2
1内に収納されている。そして、プローブカード18を
交換する時には、カバーを下方へ下げた状態でカード搬
送アームを水平に起こし、インサートリング19Aの真
下まで旋回させ、ここでインサートリング19Aから自
動的に外れるプローブカード18を受け取り、プローバ
部13の正面まで搬送してくるようにしてある。次い
で、新規のプローブカード18をカード搬送アーム上に
載せ、再びカード搬送アームがインサートリング19A
の真下までプローブカード18を搬送し、ここでプロー
ブカード18を自動的に交換するようにしてある。
【0006】ところで、ウエハWの検査を行う時には、
例えばXYテーブル20等の駆動機構を介してメインチ
ャック16上のウエハWとプローブ針18Aとのアライ
メントを行った後、メインチャック16に上方へのオー
バドライブを掛け、ウエハWの電極パッド(例えばアル
ミニウムによって形成されている)表面に形成された自
然酸化膜(酸化アルミニウムからなる)等をプローブ針
18Aによって削り取り、プローブ針18Aと電極パッ
ドとを確実に電気的に接触させてウエハWの検査を行う
ようにしている。このような検査を繰り返していると、
プローブ針18Aには絶縁性を有する酸化アルミニウム
が付着し、あるいはプローブ針18A先端が摩耗し、そ
の後の検査に支障を来すことがある。
【0007】そこで、例えば従来からメインチャック1
6の一部に研磨板を取り付け、プローブ針18Aに研磨
板を接触させ、メインチャック16を上下動させてプロ
ーブ針18Aを研磨し、常に安定した検査を行えるよう
にしている。そして、従来は、研磨板を半永久的に使用
し、研磨板を交換することが殆どなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プローブ装置10の場合には、研磨板を半永久的に使用
し、研磨板を殆ど交換することがなく、研磨板をメイン
チャック16の外周の一部に固定されているため、研磨
板を交換する時には、テストヘッド20をプローブ装置
10の本体から退避させ、ヘッドプレート19を開いて
プローバ部13を開放しなければ研磨板を交換すること
ができなかった。しかも、研磨板はネジ等をメインチャ
ック16に対して取り付けなくてはならず、その交換作
業が極めて煩雑で、交換に多大な時間が必要であるとい
う課題があった。一方、従来のように研磨板を繰り返し
使用していると、研磨板から削り屑を吸引除去している
とは云え、その除去は完全とは云えず、研磨板上に削り
屑が残存し、メインチャック16の移動に伴って削り屑
がパーティクルとして浮遊し、このパーティクルが検査
に悪影響を及ぼす虞があった。特に、ICチップが超微
細化する連れ、パーティクルの影響が深刻になってい
る。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、一度使用した部分は二度と使用しない使い
切りの研磨板であっても研磨体を短時間で効率良く自動
的に交換することができ、信頼性の高い検査を行うこと
ができるプローブ装置を提供することを目的としてい
る。また、プローブ装置のプローブ針をその種類に即し
て高精度に研磨し、ひいては高精度の検査に供すること
ができるプローブ針の研磨方法を併せて提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のプローブ装置は、装置本体内で被検査体を載置しX、
Y、Z及びθ方向に移動する載置台と、この載置台の上
方に配置されたプローブ針と、このプローブ針を研磨す
るために上記載置台と一体に形成された研磨用領域に配
置された研磨体とを備え、上記載置台の移動により上記
研磨体と接触する上記プローブ針を研磨するプローブ装
置において、上記研磨体を自動交換する自動交換装置を
設け、上記自動交換装置は、使用前後の研磨体を収納す
る収納機構と、この収納機構から使用前の研磨体を一つ
ずつ受け取って上記載置台へ搬送すると共に使用後の研
磨体を上記載置台から受け取って上記収納機構へ搬送す
る搬送機構と備えたことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項2に記載のプローブ
装置は、請求項1に記載の発明において、上記研磨用領
域を2箇所に設けたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項3に記載のプローブ
装置は、請求項1または請求項2に記載の発明におい
て、上記収納機構は、使用前の研磨体を複数収納する第
1収納箱と、使用後の研磨体を複数収納する第2収納箱
と、第1、第2収納箱を固定する固定機構と、この固定
機構を支持する支持機構とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0013】また、本発明の請求項4に記載のプローブ
装置は、請求項3に記載の発明において、第1収納箱の
底面に形成された開口部から使用前の研磨体を押し上げ
る押上機構を上記収納機構に設けたことを特徴とするも
のである。
【0014】また、本発明の請求項5に記載のプローブ
装置は、請求項3または請求項4に記載の発明におい
て、第1収納箱に2種類の研磨板を交互に積層して収納
することを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の請求項6に記載のプローブ
装置は、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の発
明において、上記搬送機構として上記研磨体を第1収納
箱から上記載置台へ搬送する第1搬送機構を設けると共
に使用後の研磨体を上記載置台から第2収納箱へ搬送す
る第2搬送機構を設け、第1、第2搬送機構は、上記研
磨体を真空吸着する保持体と、この保持体を支持するア
ームと、このアームを搬送路に従って往復移動させる駆
動機構とを有することを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の請求項7に記載のプローブ
針の研磨方法は、装置本体内でX、Y、Z及びθ方向に
移動する載置台と一体に形成された2箇所の研磨用領域
それぞれに同一の研磨板を配置する工程と、上記載置台
を移動させていずれか一方の研磨板とその上方のプロー
ブ針とを接触させた後、上記載置台を水平方向に移動さ
せて上記プローブ針を研磨する工程と、上記載置台を移
動させて他方の研磨板とその上方のプローブ針とを接触
させた後、上記載置台を水平方向に移動させて上記プロ
ーブ針を研磨する工程と、使用後の上記各研磨板は次の
研磨に備えて上記自動交換装置を用いて使用前の研磨板
とそれぞれ交換しておく工程とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0017】また、本発明の請求項8に記載のプローブ
針の研磨方法は、装置本体内でX、Y、Z及びθ方向に
移動する載置台と一体に形成された2箇所の研磨用領域
それぞれに表面粗さが異なる2種類の研磨板を配置する
工程と、上記載置台を移動させて表面の粗い研磨板とそ
の上方のプローブ針とを接触させた後、上記載置台を水
平方向に移動させて上記プローブ針を粗研磨する工程
と、上記載置台を移動させて表面の細かい研磨板とその
上方のプローブ針とを接触させた後、上記載置台を水平
方向に移動させて上記プローブ針を仕上げ研磨する工程
と、使用後の上記各研磨板は次の研磨に備えて上記自動
交換装置を用いて使用前の研磨板とそれぞれ交換してお
く工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の請求項9に記載のプローブ
針の研磨方法は、装置本体内でX、Y、Z及びθ方向に
移動する載置台と一体に形成された2箇所の研磨用領域
それぞれに研磨板及び金プレートを配置する工程と、上
記載置台を移動させて上記研磨板とその上方のプローブ
針とを接触させた後、上記載置台を水平方向に移動させ
て上記プローブ針を研磨する工程と、上記載置台を移動
させて金プレートとその上方のプローブ針とを接触さ
せ、上記金プレートを介して研磨後のプローブ針の接触
抵抗を測定する工程と、使用後の上記研磨板は次の研磨
に備えて上記自動交換装置を用いて使用前の研磨板とそ
れぞれ交換しておく工程とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0019】また、本発明の請求項10に記載のプロー
ブ針の研磨方法は、請求項9に記載の発明において、上
記プローブ針の研磨を行う前に、上記プローブ針を上記
金プレートと上記プローブ針とを接触させ、上記金プレ
ートを介して上記プローブ針の接触抵抗を測定する工程
を備えたことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に示す実施形態
に基づいて従来と同一または相当部分には同一符号を附
して本発明の特徴を中心にして説明する。
【0021】本実施形態のプローブ装置10は従来と同
様に構成されたローダ部及びプローバ部を備えている。
そして、図1、図2に示すようにローダ部13の正面に
はプローブ針18A(図5の(b)参照)の針先を研磨
する研磨板31を自動的に交換する自動交換装置30が
設けられている。この自動交換装置30は、使用前後の
研磨板31、31Aを収納する収納機構32と、使用前
の研磨板31を収納機構32から取り出してメインチャ
ック16へ搬送すると共に使用後の研磨板31Aをメイ
ンチャック16から受け取って収納機構32へ搬送する
搬送機構33(図2参照)とを備えている。また、例え
ば研磨板31の表面の中心にはアライメント用のマーク
(例えば、+マーク)が記されており、ウエハをアライ
メントする要領でメインチャック16をX、Y方向で移
動させてアライメント機構(図7参照)によってアライ
メント用のマークを検出し、研磨板31をアライメント
するようにしてある。
【0022】上記収納機構32は、図1に示すように、
使用前の研磨板31を上下に複数枚(例えば、50枚)
重ねて収納する矩形状の第1収納箱34と、使用後の研
磨板31を順次収納する第2収納箱35と、これら両者
34、35を固定する細長形状の固定機構36と、この
固定機構36を支持する支持機構37とを備えている。
【0023】上記第1収納箱34は、例えば図1の
(a)に示すように、略正方形の筒状に形成されてい
る。そして、第1収納箱34の底面には円形状の開口部
34Aが形成され、この開口部34Aから後述する押上
機構により使用前の研磨板31を押し上げるようにして
ある。また、この収納箱34の下端にはフランジ部34
Bが形成されていると共にフランジ部34Bの各側面に
凹部34Cが2箇所ずつ形成され、このフランジ部34
B及びその凹部34Cを介して第1収納箱34を後述の
ように固定機構36に対してワンタッチで固定できるよ
うにしてある。この第1収納箱34上端には切欠部34
Dが形成され、この切欠部34Dの両側方には後述する
研磨板検出センサが配設され、このj研磨板検出センサ
により押上機構により研磨板31が第1収納箱34の切
欠部34Dまで持ち上げられたか否かを検出するように
してある。また、第2収納箱35は第1収納箱34より
やや大きく形成され、その上端にテーパ面がガイド面3
5Aとして形成され、このガイド面35A上から使用後
の研磨板31Aを落とせば、研磨板31Aが第2収納箱
35内に確実に収納されるようにしてある。
【0024】また、上記固定機構36には図1の(a)
に示すように第1、第2収納箱34、35を長手方向で
前後して固定するようにしてある。この固定機構36
は、第1、第2収納箱34、35を前後して載置する載
置板36Aと、載置板36Aの前方で第1収納箱34を
前後のフランジ部34Bで載置板36A上に固定する一
対の第1、第2固定部材36B、36Cと、第1収納箱
34の後方で第2収納箱35を載置板36A上に固定す
る第3固定部材36Dと、載置板36Aを支持機構37
に対して出し入れ操作するハンドル36Eとを備えてい
る。
【0025】第1、第2固定部材36B、36Cは互い
に対向する面がL字状に形成され、このL字状の面と載
置板36Aとで第1収納箱34のフランジ部34Bを挟
むようにしてある。更に、第1、第2固定部材36B、
36Cには図1の(b)に示すようにフランジ部34B
の各凹部34Cに対応する一対のボールプランジャー3
6Fが埋め込まれている。従って、第1収納箱34を載
置板36A上に固定する時には、第1収納箱34を第
1、第2固定部材36B、36Cの間から両者間に差し
込むだけで各ボールプランジャー36Fの先端が凹部3
4Cに嵌入して第1収納箱34を載置板36A上に固定
することができる。尚、第2収納箱35寄りの第2固定
部材36Cは後述するように第2収納箱35を固定する
固定部材を兼ねている。
【0026】第3固定部材36Dは上半分が外側に開く
ガイド面を有する板バネから形成され、第2収納箱35
の三面を挟むように載置板36A上にコ字状に立設され
ている。第2収納箱35の残りの一面を挟む位置には上
記第2固定部材36Cが固定され、この第2固定部材3
6Cにも第1固定部材36Dのガイド面に相当する面が
形成されている。従って、第2収納箱35を載置板36
A上に固定する時には、第3固定部材36Dの上方から
これらの間に差し込むだけでガイド面に案内されて第3
固定部材36D内に容易に装着でき、しかも板バネの弾
力で第2収納箱35を載置板36A上に固定することが
できる。
【0027】上記支持機構37は、L字状の支持基板3
7Aと、この支持基板37Aの垂直面の中程から水平に
張り出した第1支持板37Bと、第1支持板37B上に
プローブ装置10の正面側から背面側方向に配設された
第1リニアガイド37Cと、第1リニアガイド37Cに
従って往復移動する第2支持板37Dと、第2支持板3
7D上に第1リニアガイド37Cと同一方向に配設され
た第2リニアガイド37Eとを有している。そして、第
2リニアガイド37Eには固定機構36が載置板36A
下面の係合部材(図示せず)を介して係合し、第2リニ
アガイド37Eに従ってスライドするようにしてある。
従って、固定機構36はハンドル操作により第1、第2
リニアガイド37C、37Eを介して2段階で第1支持
板37Bから引き出せるようにしてある。
【0028】また、上記収納機構32には第1収納箱3
4内に収納された使用前の研磨板31を第1収納箱34
の底面の開口部34Aから押し上げる押上機構38が配
設されている。この押上機構38は、支持基板37Aの
水平面に配設されたステッピングモータ38Aと、ステ
ッピングモータ38Aによって回転駆動する歯車機構3
8Bと、この歯車機構38Bのピニオンと噛合し且つ支
持機構37の水平面に形成された開口部を垂直に貫通す
るラック38Cと、ラック38Cと一体化したリニアガ
イド38Dとを備え、ステッピングモータ38Aが駆動
し、歯車機構38Bを介してラック38C上端の押上部
材38Eを介して研磨板31を真空パッド32Aに接触
するまで押し上げるようにしてある。また、ステッピン
グモータ38Aの回転量はエンコーダ38F(図4参
照)により検出し、この検出信号の基づいてコントロー
ラの中央演算処理装置により押上距離を求めるようにし
てある。そして、リニアガイド38Dは支持基板37A
の水平面に立設された係合部材38Gに従ってラック3
8Cと一体に上下動するようにしてある。
【0029】また、上記搬送機構31は、図1の
(a)、図2に示すように、使用前の研磨板31を第1
収納箱34から1枚ずつ受け取ってY方向で移動してメ
インチャック16へ搬送するロード用の第1搬送機構3
9と、使用後の研磨板31Aをメインチャック16から
受け取ってY方向で移動して第2収納箱35へ搬送する
アンロード用の第2搬送機構40と、第1、第2搬送機
構39、40がそれぞれ配設された移動体41と、この
移動体41をリニアガイド42に従って往復移動させる
エアシリンダ43とを備え、2段階で研磨板31、31
Aを搬送するようにしてある。即ち、第1段階ではエア
シリンダ43が駆動し、移動体41を介して第1、第2
搬送機構39、40がY方向で一体になって例えば全搬
送距離の半分を移動し、残りの半分の距離を第2段階で
第1、第2搬送機構39、40が駆動して移動するよう
にしてある。このように2段階で研磨板31、31Aを
搬送するのはスペース上の制約によるもので、スペース
的に余裕があれば1段階で搬送するようにしても良いこ
とは云うまでもない。そして、搬送機構31は図2に示
すように支持枠44上に配設されている。尚、図2にお
いて、45は上記搬送機構31全体を昇降させるエアシ
リンダで、このエアシリンダ45はカード搬送アームが
プローブカード18を搬送する際に、カード搬送アーム
と干渉しない位置へ搬送機構31を退避させる時に用い
られる。
【0030】第1、第2搬送機構39、40は略同一構
成を有し、それぞれの真空パッド39A、40Aによっ
て研磨板31、31Aを真空吸着して搬送するようにし
てある。各真空パッド39A、40Aの吸着パッドはい
ずれも例えば軟質ゴムによって形成され、各吸着パッド
が研磨板31、31Aに軽く接触し、吸着段階で圧縮変
形して研磨板31、31Aと密着するようになってい
る。
【0031】第1搬送機構39は、図2に示すように、
真空パッド39Aと、この真空パッド39Aの上端部に
先端部で連結されてX方向に延びるアーム39Bと、こ
のアーム39Aの基端部に連結された係合部材39C
と、この係合部材39Cと係合し且つアーム39Aと直
交するY方向に配置されたリニアガイド39Dと、この
リニアガイド39Dに従って真空パッド39Aを往復さ
せるエアシリンダ39Eとを備えている。また、第2搬
送機構40は、同図に示すように第1搬送機構39と同
様に、真空パッド40A、真空パッド40A、アーム4
0B、係合部材40C、リニアガイド40D及びエアシ
リンダ40Eを備えている。そして、第1搬送機構39
は移動体41の裏面側に配置され、第2搬送機構40は
移動体41の表面側に配置されている。
【0032】また、図3、図4に示すように、第1収納
箱34の下方には反射型センサが研磨板有無センサ51
として配設され、この研磨板有無センサ51によって第
1収納箱34内の研磨板31の有無を下方から検出し、
研磨板31を検出しない時にはその旨を警報灯等によっ
て警告するようにしてある。従って、研磨板有無センサ
51は、第1収納箱34の開口部34Aを通して第1収
納箱34内の研磨板31を検出することができ、しかも
押上部材38Eが開口部34Aから第1収納箱34へ侵
入する際に押上部材38Eと干渉しない位置に配置され
ている。また、第1収納箱34の下方には上限センサ5
2、原点センサ53及び下限センサ54がそれぞれ配設
されている。原点センサ53は押上部材38Eのロッド
に付されたマーク38Hを押上部材38Eの原点位置と
して検出し、上限センサ52は押上部材38Eの上限位
置を検出し、下限センサ54は押上部材38Eの下限位
置を検出するようにしてある。また、第1収納箱34の
切欠部34Dの側方には研磨板検出センサ55が配設さ
れ、押上部材38Eによって押し上げられて来る第1収
納箱34内の研磨板31を切欠部34Dから検出するよ
うにしてある。研磨板検出センサ55で研磨板31を検
出すると、ある一定の距離(量)だけ研磨板31を押し
上げ、真空パッド39Aで研磨板31を吸着可能な状態
にする。そして、押上機構38によって研磨板31を押
し上げている時、万一何らかの原因で押上機構38が停
止し、押上部材38Eが下降するようなことがあれば、
ブレーキ38I(図1の(a)参照)が作動して研磨板
31の落下を防止するようにしてある。
【0033】また、図1及び図5の(a)に示すように
上記メインチャック16には研磨板31を載置する研磨
用領域16Aが2箇所設けられ、この研磨用領域16A
の内部には同図の(b)に示すように真空排気路16B
が形成されている。この真空排気路16Bは研磨用領域
16Aの表面の複数箇所で開口し、排気口にはコネクタ
を介して真空排気管16Cが接続されている。そして、
この真空排気管16Cにはバキュームセンサ16D及び
ソレノイドバルブ16Eがそれぞれ取り付けられてい
る。従って、研磨用領域16A上に研磨板31が搬送さ
れて来ると、ソレノイドバルブ16Eが開き、研磨板3
1を真空吸着する。バキュームセンサ16Dは研磨用領
域16A上に研磨板31が配置されていることを確認す
るためのセンサで、バキュームセンサ16Dは研磨板3
1が研磨用領域16A上に配置されていなければ所定の
真空度に達しないようになっている。その後、メインチ
ャック16がZ方向に下降すると共に、搬送機構39は
元の位置に戻るようにしてある。
【0034】ところで、2箇所の研磨用領域16Aには
それぞれ同一種類の研磨板31を配置しても良いし、互
いに種類を異にする研磨板31を配置しても良い。同一
の研磨板31を配置した場合には、2枚の研磨板31で
別々のプローブ針18Aを研磨しても良いし、同一のプ
ローブ針18Aを連続して研磨しても良い。また、2種
類の研磨板31を配置する場合には、表面粗さが異なる
研磨板31を配置し、一方を粗研磨用として用い、他方
を仕上げ研磨用として用いることで、粗研磨を行った
後、引き続き仕上げ研磨をすることができる。また、2
箇所の研磨用領域16Aの一方の研磨用領域16Aには
研磨板31を配置し、他方の研磨用領域16Aには導通
チェック用の金プレートを配置し、研磨板31でプロー
ブ針18Aを研磨した後、引き続き、研磨後のプローブ
針18Aを金プレートに接触させ、金プレートを介して
プローブ針18Aの接触抵抗を測定するようにしても良
い。また、金プレートを配置した場合には、プローブ針
18Aを研磨する前に、このプローブ針18Aを金プレ
ートに接触させて接触抵抗を測定することにより、プロ
ーブ針18Aを研磨するタイミングを決めることができ
る。尚、2種類の研磨板31を使用する場合には、例え
ば第1収納箱34内に2種類の研磨板31を交互に積層
しておけば良い。
【0035】次に、上記プローブ装置を用いた本発明の
プローブ針の研磨方法の一実施態様について説明する。
自動交換装置30に研磨板31を収納する時には、ハン
ドル36Eを掴んで固定機構36を支持機構37から引
き出す。そして、50枚の研磨板31を収納した第1収
納箱34を固定機構36の第1、第2固定部材36B、
36C間に差し込むだけでボールプランジャー36Fが
機能し、第1収納箱34を載置板36A上に固定するこ
とができる。また、第2収納箱35は第3固定部材36
Dに挿入するだけで載置板36A上に固定することがで
きる。第1、第2収納箱34、35を固定したら固定機
構36を押し込んで支持機構37内に装着する。この
時、押上機構38の押上部材38Eは下限センサ54が
作動する最下位置にある。
【0036】その後、予め設定されている個数のICチ
ップの検査を行うと、所定の研磨用のプログラムに従っ
てメインチャック16が自動的に駆動する。即ち、所定
のプログラムに従ってメインチャック16が駆動し、研
磨用領域16Aがプローブカード18の下方に達する。
引き続き、メインチャック16が上昇してオーバードラ
イブするとプローブ針18Aと研磨板31とが圧接す
る。この状態でメインチャック16が図5の(c)の矢
印で示すように研磨板31の隅から水平方向にジグザグ
に移動してプローブ針18Aを研磨し、プローブ針18
Aに付着した酸化アルミニウム等の絶縁物質を除去す
る。研磨時のメインチャック16の移動パターンはプロ
グラムにより種々のパターンを設定することができる。
また、研磨サイクル、回数等は検査内容に応じてプログ
ラム上で適宜設定することができる。
【0037】上述の研磨により研磨板31を全面使い終
えたら研磨板31を新しいものと交換する。尚、研磨板
31は二度と同じ場所を使用することはない。この交換
操作の場合には、操作パネルのスイッチ操作により自動
交換装置30は例えば以下のようにして駆動する。即
ち、まず研磨板有無センサ51が第1収納箱34内の研
磨板31を検出する。研磨板有無センサ51が第1収納
箱34内の研磨板31の存在を検出すると、この検出信
号に基づいて押上機構38のステッピングモータ38A
が駆動する。これにより歯車機構38B、ラック38C
が駆動し、押上部材38Eが上昇する。そして、押上部
材28Eが上昇する間にロッドのマーク38Hを検出
し、この検出信号に基づいて検出位置を押上部材38E
の原点位置としてコントローラ14の記憶装置に記憶す
る。更に、押上部材38Eは第1収納機構34底面の開
口部34Aを通り抜けて研磨板31を押し上げる。この
ようにして研磨板31を押し上げ、研磨板検出センサ5
5が研磨板31を検出すると、この検出信号も基づいて
押上部材38Eが一旦停止する。引き続き押上部材38
Eがコントローラ14の記憶装置に予め設定された距離
だけ研磨板31を押し上げ、研磨板31が真空パッド3
9Aで吸着できる位置に達すると、真空パッド39Aの
スイッチがプログラムに従って自動的に作動して研磨板
31を吸着する。
【0038】真空パッド39Aで研磨板31を吸着し、
その吸着力(真空パッドの真空度)が所定値に達すると
ステッピングモータ38Aの逆回転により押上部材38
Eが元の位置へ戻り、下限センサ54が押上部材38E
の下限を検出し、この検出信号に基づいて押上機構38
が停止すると共に、エアシリンダ40E、43がそれぞ
れ同時にあるいは時間差を持って駆動する。これにより
移動体41がリニアガイド42に従ってメインチャック
16に向けて進出すると共に第1、第2搬送機構39、
40が移動体41上のリニアガイド40Dに従ってメイ
ンチャック16に向けてそれぞれ進出する。
【0039】そして、エアシリンダ40A、43が進出
端に達し、それぞれのセンサの検出信号に基づいてエア
シリンダ40A、43が停止する。この時点でメインチ
ャック16が上述したように真空パッド40Aの真下へ
移動して待機している。これにより、メインチャック1
6が真空パッド40Aで研磨板31を吸着することがで
きる位置まで上昇して停止する。そして、ソレノイドバ
ルブ16Eが解除され、引き続き真空パッド40Aが吸
着作業に入る。真空パッド40Aの吸着力が所定値に達
すると、メインチャック16は下降する。この時エアシ
リンダ40Eが駆動してメインチャック16から後退す
ると共に第1搬送機構39のエアシリンダ39Eが駆動
して研磨板31を吸着した真空パッド39Aが進出す
る。真空パッド39Aが進出端に達するとエアシリンダ
39Eがセンサを介してメインチャック16の研磨用領
域16Aの真下で停止する。この時点で研磨用領域16
Aは真空パッド39Aの真下で待機している。そして、
メインチャック16が上昇して研磨用領域16Aが研磨
板31の裏面に接する位置で停止する。次いで、真空パ
ッド39Aのスイッチが働いて吸着力が低下して研磨板
31を解放すると共に真空排気装置を駆動させて研磨用
領域16Aでの吸着が開始する。これにより研磨用領域
16Aで研磨板31が吸着される。研磨板31が研磨用
領域16A上に吸着されると、メインチャック16が下
降して研磨用領域16Aが真空パッド39Aから離れ
る。
【0040】研磨板31を解放する際に真空パッド39
Aのスイッチ及び研磨用領域16に接続された真空排気
管16Cのバキュームセンサ16Dの信号に基づいてエ
アシリンダ39E、43が逆方向へ駆動してメインチャ
ック16から後退する。そして、エアシリンダ39E、
43が後退端に達するとそれぞれのセンサの検出信号に
基づいて初期の位置で停止すると共に第2搬送機構40
の真空パッド40Aのスイッチが働き、使用後の研磨板
31Aを解放し、第2収納箱35内へ廃棄する。その
後、使用後の研磨板31Aを交換する時にはプログラム
に従って自動的に上述した動作を繰り返す。このように
研磨板31を自動交換しても研磨板31が研磨用領域1
6Aの一定の位置に吸着されているとは限らない。その
ため、アライメント機構が作動して研磨板31の基準位
置からのずれ量を検出し、現在の研磨板31の位置を正
確に検出し、その位置をコントローラ14において基準
位置と比較してずれ量を算出し、交換後の研磨板31で
プローブ針18Aを研磨する位置を求める。これにより
研磨板31でプローブ針18Aを研磨する時に、プロー
ブ針18Aを研磨板31の一定の初期位置で確実に接触
させることができる。
【0041】以上説明したように本実施形態によれば、
使用前後の研磨板31を収納する収納機構32と、この
収納機構32から使用前の研磨板31を1枚ずつ受け取
ってメインチャック16の研磨用領域16Aへ搬送する
と共に使用後の研磨板31Aを研磨用領域16Aから受
け取って収納機構32へ搬送する搬送機構33からなる
自動交換装置30を設けたため、一度使用した部分は二
度と使用しない使い切りの研磨板31であっても、ある
いはプローブ針18Aに応じて2種類の研磨板31を使
用しても搬送機構33により使用前後の研磨板31、3
1Aをを短時間で効率良く自動的に交換することがで
き、信頼性の高い検査を行うことができる。
【0042】また、収納機構32は、使用前の研磨板3
1を複数収納する第1収納箱34と、使用後の研磨板3
1Aを収納する第2収納箱35と、第1、第2収納箱3
4、35を固定する固定機構36と、この固定機構36
を支持する支持機構37と、第1収納箱34の底面に形
成された開口部34Aから使用前の研磨板31を押し上
げる押上機構38を有するため、使用前後の研磨板3
1、31Aを整理して収納することができ、使用前後の
研磨板31、3Aを過誤なく交換することができる。従
って、使用後の研磨板31を確実に廃棄することがで
き、一度使用した研磨板31Aを二度と使用する虞がな
く、信頼性の高い検査に対応することができる。
【0043】更に、搬送機構33として使用前の研磨板
31Aを第1収納箱34からメインチャック16の研磨
用領域16Aへ搬送するロード用の第1搬送機構39を
設けると共に使用後の研磨板31Aを研磨用領域16A
から第2収納箱35へ搬送するアンロード用の第2搬送
機構40を設け、第1、第2搬送機構39、40は、使
用前後の研磨板31、31Aを真空吸着する真空パッド
39A、40Aと、この真空パッド39A、40Aを支
持するアーム39B、40Bと、このアーム39B、4
10Bをリニアガイド39D、40Dに従って往復移動
させるステッピングモータ39E、40Eとを有するた
め、ロード用の第1搬送機構39とアンロード用の第2
搬送機構40を同時に駆動させて使用前後の研磨板3
1、31Aを短時間で効率良く交換することができる。
【0044】また、本発明のプローブ針の研磨方法の他
の実施態様として研磨板の自動交換装置30を用いて載
置台16の2箇所の研磨用領域16Aに表面粗さの異な
る2種類の研磨板31を配置した後、プローブ針18A
を研磨する方法がある。この方法の場合には、自動交換
装置30を用いて上記実施態様と同一の要領で第1収納
箱31内に交互に積層された2種類の研磨板31を第1
収納箱31から順次取り出して2箇所の研磨用領域16
Aへ搬送して配置する。その後、表面の粗い研磨板31
でプローブ針18Aを粗研磨した後、引き続き表面の細
かい研磨板31でプローブ針18Aを仕上げ研磨する。
一連の研磨作業により各研磨板31が消耗し、新たな研
磨板31と交換する時には、やはり上記実施態様と同一
要領で使用後の各研磨板31Aを使用前の各研磨板31
と交換する。この実施態様の場合には、プローブ針18
Aの針先をより滑らかに研磨することができ、プローブ
針18Aと電極パッドとの接触の度合いを高めることが
でき、より高精度の検査を行うことができる。
【0045】また、研磨板の自動交換装置30を用いて
2箇所の研磨用領域16Aのうち、一方に研磨板31を
配置し、他方の研磨用領域16Aに金プレート(図示せ
ず)を配置した後、プローブ針18Aを研磨する方法が
ある。この方法の場合には、研磨板3でプローブ針18
Aを研磨し、研磨後のプローブ針18Aを他方の研磨用
領域16Aの金プレートに接触させることにより、研磨
後のプローブ針18Aの接触抵抗を測定することが可能
になり、プローブ針18Aの研磨の善し悪しを知ること
ができる。また、プローブ針18Aを研磨する前に研磨
前のプローブ針18Aを金プレートに接触させてその接
触抵抗を測定し、接触抵抗値を知ることにより、プロー
ブ針18Aを研磨するタイミングを事前に判断すること
ができ、ひいては常に安定した検査を行うことができ
る。
【0046】尚、本発明のプローブ針の研磨方法は、研
磨板の自動交換装置30を用いて研磨板(及び金プレー
ト)を配置した後にプローブ針18Aを研磨しあるいは
プローブ針の接触抵抗を測定した場合について説明した
が、自動交換装置30を用いることなく、各研磨用領域
16Aに研磨板(及び金プレート)を配置してプローブ
針18Aを研磨する方法であっても良い。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項6に記載の発
明によれば、一度使用した部分は二度と使用しない使い
切りの研磨板であっても研磨体を短時間で効率良く自動
的に交換することができ、信頼性の高い検査を行うこと
ができるプローブ装置を提供することができる。
【0048】また、本発明の請求項7〜請求項9に記載
の発明によれば、プローブ装置のプローブ針をその種類
に即して高精度に研磨し、ひいては高精度の検査に供す
ることができるプローブ針の研磨方法を提供することが
できる。
【0049】また、本発明の請求項10に記載の発明に
よれば、請求項9の発明において、プローブ装置のプロ
ーブ針を研磨するタイミングを正確に知ることができる
プローブ針の研磨方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプローブ装置の一実施形態の要部を示
す図で、(a)は収納機構を中心に示す斜視図、(b)
は第1収納箱とその固定機構との関係を示す部分断面図
である。
【図2】図1に示すプローブ装置の搬送機構を示す正面
図である。
【図3】図1に示す収納機構の第1収納箱から研磨体を
取り出す動作を説明するための説明図である。
【図4】図1に示すプローブ装置に用いられた自動交換
装置の制御系のブロック図である。
【図5】図1に示すプローブ装置のメインチャックを取
り出して示す図で、(a)はその全体斜視図、(b)は
メインチャックの研磨用領域の断面図、(c)はプロー
ブ針に対する研磨板の移動方向を示す説明図である。
【図6】従来のプローブ装置の一例の外観を示す斜視図
である。
【図7】図6に示すプローブ装置のプローバ部内を中心
に示す正面図である。
【符号の説明】
10 プローブ装置 16 メインチャック(載置台) 16A 研磨用領域 18 プローブカード 18A プローブ針 30 自動交換装置(研磨板の) 31 使用前の研磨板 31A 使用後の研磨板 32 収納機構 33 搬送機構 34 第1収納箱 35 第2収納箱 36 固定機構 37 支持機構 38 押上機構 39 第1搬送機構 39A 真空パッド(保持体) 39B アーム 39D リニアガイド(搬送路) 39E エアシリンダ(駆動機構) 40 第2搬送機構 40A 真空パッド(保持体) 40B アーム 40D リニアガイド(搬送路) 40E エアシリンダ(駆動機構) 42 リニアガイド(搬送路) 43 エアシリンダ(駆動機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−234545(JP,A) 特開 平5−175286(JP,A) 特開 平4−177849(JP,A) 特開 平4−96342(JP,A) 特開 平1−123175(JP,A) 特開 昭64−55835(JP,A) 特開 平2−2939(JP,A) 特開 昭63−170933(JP,A) 特開 平5−166893(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 G01R 31/28

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内で被検査体を載置しX、Y、
    Z及びθ方向に移動する載置台と、この載置台の上方に
    配置されたプローブ針と、このプローブ針を研磨するた
    めに上記載置台と一体に形成された研磨用領域に配置さ
    れた研磨体とを備え、上記載置台の移動により上記研磨
    体と接触する上記プローブ針を研磨するプローブ装置に
    おいて、上記研磨体を自動交換する自動交換装置を設
    け、上記自動交換装置は、使用前後の研磨体を収納する
    収納機構と、この収納機構から使用前の研磨体を一つず
    つ受け取って上記載置台へ搬送すると共に使用後の研磨
    体を上記載置台から受け取って上記収納機構へ搬送する
    搬送機構と備えたことを特徴とするプローブ装置。
  2. 【請求項2】 上記研磨用領域を2箇所に設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のプローブ装置。
  3. 【請求項3】 上記収納機構は、使用前の研磨体を複数
    収納する第1収納箱と、使用後の研磨体を複数収納する
    第2収納箱と、第1、第2収納箱を固定する固定機構
    と、この固定機構を支持する支持機構とを備えたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のプローブ装
    置。
  4. 【請求項4】 第1収納箱の底面に形成された開口部か
    ら使用前の研磨体を押し上げる押上機構を上記収納機構
    に設けたことを特徴とする請求項3に記載のプローブ装
    置。
  5. 【請求項5】 第1収納箱に2種類の研磨板を交互に積
    層して収納することを特徴とする請求項3または請求項
    4に記載のプローブ装置。
  6. 【請求項6】 上記搬送機構として上記研磨体を第1収
    納箱から上記載置台へ搬送する第1搬送機構を設けると
    共に使用後の研磨体を上記載置台から第2収納箱へ搬送
    する第2搬送機構を設け、第1、第2搬送機構は、上記
    研磨体を真空吸着する保持体と、この保持体を支持する
    アームと、このアームを搬送路に従って往復移動させる
    駆動機構とを有することを特徴とする請求項3〜請求項
    5のいずれか1項に記載のプローブ装置。
  7. 【請求項7】 装置本体内でX、Y、Z及びθ方向に移
    動する載置台と一体に形成された2箇所の研磨用領域そ
    れぞれに同一の研磨板を配置する工程と、上記載置台を
    移動させていずれか一方の研磨板とその上方のプローブ
    針とを接触させた後、上記載置台を水平方向に移動させ
    て上記プローブ針を研磨する工程と、上記載置台を移動
    させて他方の研磨板とその上方のプローブ針とを接触さ
    せた後、上記載置台を水平方向に移動させて上記プロー
    ブ針を研磨する工程と、使用後の上記各研磨板は次の研
    磨に備えて上記自動交換装置を用いて使用前の研磨板と
    それぞれ交換しておく工程とを備えたことを特徴とする
    プローブ針の研磨方法。
  8. 【請求項8】 装置本体内でX、Y、Z及びθ方向に移
    動する載置台と一体に形成された2箇所の研磨用領域そ
    れぞれに表面粗さが異なる2種類の研磨板を配置する工
    程と、上記載置台を移動させて表面の粗い研磨板とその
    上方のプローブ針とを接触させた後、上記載置台を水平
    方向に移動させて上記プローブ針を粗研磨する工程と、
    上記載置台を移動させて表面の細かい研磨板とその上方
    のプローブ針とを接触させた後、上記載置台を水平方向
    に移動させて上記プローブ針を仕上げ研磨する工程と、
    使用後の上記各研磨板は次の研磨に備えて上記自動交換
    装置を用いて使用前の研磨板とそれぞれ交換しておく工
    程とを備えたことを特徴とするプローブ針の研磨方法。
  9. 【請求項9】 装置本体内でX、Y、Z及びθ方向に移
    動する載置台と一体に形成された2箇所の研磨用領域そ
    れぞれに研磨板及び金プレートを配置する工程と、上記
    載置台を移動させて上記研磨板とその上方のプローブ針
    とを接触させた後、上記載置台を水平方向に移動させて
    上記プローブ針を研磨する工程と、上記載置台を移動さ
    せて金プレートとその上方のプローブ針とを接触させ、
    上記金プレートを介して研磨後のプローブ針の接触抵抗
    を測定する工程と、使用後の上記研磨板は次の研磨に備
    えて上記自動交換装置を用いて使用前の研磨板とそれぞ
    れ交換しておく工程とを備えたことを特徴とするプロー
    ブ針の研磨方法。
  10. 【請求項10】 上記プローブ針の研磨を行う前に、上
    記プローブ針を上記金プレートと上記プローブ針とを接
    触させ、上記金プレートを介して上記プローブ針の接触
    抵抗を測定する工程を備えたことを特徴とする請求項8
    に記載のプローブ針の研磨方法。
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