JP2004172480A - ウェハ検査装置 - Google Patents

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徹 秋葉
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Abstract

【課題】フットプリントの増大を招くことのない効率的な構成を実現できるとともに、精度の高いウェハ検査を行うことができるウェハ検査装置を提供する。
【解決手段】カセット部2と、顕微鏡6およびウェハ10移動させるXYステージ7を有するウェハ検査部3を備え、カセット部2は、ウェハ10を保持するカセット4とエレベータ装置5を有し、ウェハ検査部3は、XYステージ7上にカセット4の開口方向に直線移動可能で、カセット4内のウェハ10の間に挿入可能なアーム片181,182によりウェハ10を出し入れする搬送アーム18、XYステージ7上に垂直方向に移動可能で、垂直方向の移動により搬送アーム18に対するウェハの受け渡しを行うウェハ回転載置台22を有し、ウェハ10の中心をウェハ回転載置台22の回転中心に合致させるセンタリングとウェハのオリエンテーションを検出する機能を有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェハの外観検査や膜厚検査などに用いられるウェハ検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体ウェハなどの外観検査、膜厚検査あるいは欠陥検査などに用いられるウェハ検査装置には、XYステージを有する顕微鏡と、ウェハを搬送する搬送ロボットと、ウェハを収容するカセットを載置するカセット台の組合せにより構成されるものが多く用いられている。
【0003】
このような装置では、基本的に、顕微鏡、搬送ロボットおよびカセット台をそれぞれ独立したユニットで構成しており、これらを組合せてシステム化することにより、各ユニットの配置や機種の選択に自由度をもたせることができるなど、優れた効果を得られるようにしている。
【0004】
図4は、特許文献1に開示される第1の従来例を示すもので、ここでは、液晶ガラス基板を被検体としたものを示している。この場合、搬送装置101の搬送アーム102は、紙面に対して上下方向、回転方向および1軸方向に水平移動可能に構成されていて、固定カセット台103上に位置決め固定されたカセット104からガラス基板を取り出して顕微鏡105のXYステージ106上に移送する。この移送の後、搬送アーム102はガラス基板の検査中、XYステージ106の移動に支障をきたさない位置に停止している。そして、顕微鏡105による基板検査の終了後、搬送アーム102は、再びXYステージ106の方向に移動し、ガラス基板の真下に侵入する。この後、搬送アーム102は上方に移動することによって、ガラス基板をXYステージ106の上方に持ち上げ、結果、搬送アーム102上に移される。次に、搬送アーム102はXYステージ106から離れ、カセット104の方向に移動、回転しながら近づいて、カセット104内にガラス基板を挿入する。ガラス基板挿入後、搬送アーム102は下方に僅かに移動する。これにより、ガラス基板はカセット104内の基板受け部(図示しない)上に載置収納される。この後、搬送アーム102は、一旦、カセット104から離れて、次に取り出すべきガラス基板の高さにまで上昇した後、再び、カセット104内に侵入する。そして、次のガラス基板を基板受け部から持ち上げ、カセット104から取り出し、顕微鏡105のXYステージ106方向に移送する。このような工程を順次繰り返しすことによりガラス基板の自動搬送および検査が行われる。
【0005】
ところが、このような第1の従来例のものは、顕微鏡105(XYステージ106)、搬送ロボットとしての搬送アーム102、カセット台としての固定カセット台103は、それぞれ独立したユニットで構成されるため、各ユニットの配置や機種の選択に自由度をもたせることができるが、その反面で、装置の占有面積、所謂フットプリントが大きくなり、また、個々のユニットが単独装置であることから、価格的に高価なものになるという問題が生じる。
【0006】
そこで、それぞれ独立したユニットの一部を共用するようにした考えのものがある。
【0007】
図5は、同じく特許文献1に開示される第2の従来例を示すものである。
【0008】
この第2の従来例は、顕微鏡105のXYステージ106のXステージ106aに搬送アーム102が併設されたものを示している。この場合、カセット104は、ステップモータで上下する図示しないエレベータ装置に載置されている。また、搬送アーム102と別な搬送アーム107がカセット104と基板一時載置台108の間を1軸方向に移動するようになっている。そして、ガラス基板の受け取りは、まずエレベータを上昇して、カセット104内の検査対象基板と、その直ぐ下の基板の中間に搬送アーム107が同位置になったとき、エレベータを停止する。その後、搬送アーム107がカセット104内に侵入する。搬送アーム107がカセット104に入るとエレベータが下降し、ガラス基板を搬送アーム107上に載置する。このとき搬送アーム107に取り付けられた真空吸着装置が働き、搬送アーム107上にガラス基板が固定される。この状態で搬送アーム107が基板一時載置台108上まで移動する。この基板一時載置台108は上下方向にのみ動くようになっており、搬送アーム107がガラス基板をカセット104から引き出した後、基板一時載置台108が上方に動き、ガラス基板を受け取り一時載置する。次に、XYステージ106のXステージ106aの搬送アーム102が基板一時載置台108の下方に入り込み、基板一時載置台108が下方に移動することでガラス基板を受け取り、その後、搬送アーム102を移動してガラス基板をXステージ104a上に載置させ、検査を実行する。
【0009】
ところが、このようにしても、新たに搬送アーム107を設けたり、カセット台としてエレベータ装置を設けるようになるため、フットプリントを小さくできることにならず、単独装置の価格的な低減にもならない。
【0010】
そこで、第2の従来例の装置において、Xステージ106aを直接カセット104に入り込めるような構成とすることで、搬送アーム107と基板一時載置台108を省略することも考えられる。
【0011】
ところが、このようにすると、例えば、ガラス基板に代えて半導体ウェハを取り扱うような場合を考えると、測定ヘッド(ここでは顕微鏡の対物レンズ)に対し安定してウェハを保持するのに十分なXステージの厚さ寸法を確保するのが難しくなる。つまり、カセット104でのウェハとウェハの間隔は、6インチカセットで4.7mm、8インチカセットで6.3mm程度である。これにより、これらウェハの隙間に入り込み、ウェハと干渉しないようにするには、Xステージ106aの厚さは2〜3mm程度と極めて薄いものとなる。また、Yステージ上のガイドレールに対するXステージ106aの連結部は、Xステージ106aを最大に突出させた時の基端部側のみとなり、所謂片持ち状態となる。これらの理由からXステージ106aの姿勢を水平状態に保つのが難しく、実際にウェハをXステージ106aに載置して測定ヘッドまで移送した場合、特に、測定ヘッドとして焦点深度の小さい高倍対物レンズが用いられる場合は、その都度ピント合わせが必要となり、操作上の問題が出てくる。
【0012】
このため、カセット104から基板を取り出すのに、搬送アーム102と107を有する搬送用ロボットが別途必要となってしまい、フットプリントを小さくできることにならない。
【0013】
また、このようにした第1および第2の従来例の装置は、ウェハを取り扱うような場合、回転装置がないため、つまり、ウェハのオリフラ検出機能(ここで、オリフラとはオリエンテーションフラットの略称で、ウェハのパターン方向を決める基準である。以下、オリフラと呼ぶ)やステージに対するウェハの整列機能がなく、実際の検査は不便なものになってしまう。
【0014】
ここで、液晶ガラス基板とウェハとの場合のステージ上での芯出しアライメントの違いについて簡単に説明する。
【0015】
液晶ガラス基板は、一般に透明な長方形であり、ウェハは不透明な円形の円周にオリエンテーションとしてオリフラやノッチ(ウェハ円周に加工されたICパターンの方向を決めるV溝)が形成されている。これらの被検物をステージに載置する場合、表面のパターンが観察し易いように、ステージの所定の位置に、かつ所定の方向で置かれるが、ここでは所定の位置に置くことを「芯出し」、所定の方向に置くことを「アライメント」と称する。液晶ガラス基板の場合、最も簡単には、カセット内での基板の収納方向は一致しており、芯出し、アライメント共にステージ上にステージの走り方向(XY移動方向)に合わせた当てつけ板を直交させて2個取付け、ガラス基板が搬送され、ステージ上に置かれたときに、直交する2辺を片側から当てつけ板にシリンダ等で押し付ければよい。これに対してウェハはカセット内でのオリフラの方向、位置が共に決まっておらず、その都度、オリフラの位置出し方向の検出(アライメント)を行わなければならない。
【0016】
このようなオリフラの位置出し方向の検出方法として、例えば図6に示すようにしたものがある。この場合、搬送アームによってカセットから引き出されたウェハ201をウェハ回転載置台202に載置する。次に、ウェハ201と回転載置台202の中心を一致させる一対のブロック203、204を動かし、ウェハ201を両側から挟み付けることによりウェハ201の芯出しを行う。この後、ウェハ201が回転する。そして、ウェハ201の周縁部を上下方向から挟むように取付けられた発光部/受光部からなるセンサ205により、ウェハ201外周縁の形状をセンシングしてオリフラ201aを検知し、その後、オリフラ201aの位置情報をもって図示しないステージの走り方向に対してウェハ201上のICパターンが平行となるように回転載置台202を回転し、アライメントを終了する。
【0017】
ここで、ウェハの芯出しとアライメント作業では、芯出しが先に行われる。この理由は、ウェハがカセット内にあるときウェハの中心は所定の位置に対して、一般的にカセットの開口方向に±5mm、その直交方向に±2mm程度偏芯して置かれる。カセットの開口方向に±5mm偏芯している理由は、ウェハはカセット開口方向に対して自由な位置が取れるが、ウェハがカセットより大きく飛び出さないようにセンサが配置されているからで、また、その直交方向に±2mm程度偏芯しているのは、カセットの開口幅が、ウェハの径より2mm程度広いことによる。しかし、このままの状況でウェハを回転載置台に載せて回転すると、偏芯が大きくなるため、センサによるオリフラの検出範囲が狭いことから位置検出ができないことがある。このことから、一般には、所定の位置に対する偏芯量は、1mm程度以内としていることが多い。
【0018】
また、最近では、カセット開口付近にセンサを配置して、ウェハがアームで引き出されるときに、その中心を求め、ウェハを回転載置台に置く非接触の芯出し方法も実用化されている。
【0019】
いずれにしても、ウェハの場合は、オリフラを検出するための回転載置台とセンサが必要であり、また、ウェハの場合、一般的に不透明なことから透過観察のような検査がないことから、回転載置台そのものがステージのウェハ載置部を兼ねることも特徴である。
【0020】
次に、ウェハを対象とした装置として、特許文献2に開示される第3の従来例について説明する。
【0021】
この第3の従来例では、XYステージの上側軸板(ここではXステージ)の片側にカセットとエレベータ装置が装備されるとともに、搬送アームが取り付けられている。また、顕微鏡の対物レンズの下方には回転載置台が上下移動可能に設けられている。ウェハの搬送は、搬送アームの高さにカセット内のウェハとウェハの中間位置が合致するようにエレベータが上下し、停止する。次に、搬送アームがカセットに入り込み停止し、エレベータが降下してウェハを搬送アーム上に移し替える。ウェハが搬送アームに取り付けられた真空吸着装置により固定されると、搬送アームはカセットから退出し、回転載置台上に停止する、その後、回転載置台が上昇しウェハを受け取り真空吸着してウェハを固定するようにしている。
【0022】
このようにすれば、ステージが移動可能範囲のどこにあっても、カセットと搬送アームの位置が変わらないので、ウェハを取り出すことができるようになる。
【0023】
しかし、このような第3の従来例のものは、重量の大きいカセットとエレベータ装置をステージ上に載せているため、例えばスプリングでステージを釣るなどの重量対策を施さねばならない。つまり、最近の8インチ、12インチ、あるいはウェハダイシング用のフレームに貼り付けられたウェハのように重量的にかなり重いものを対象とすると、XYステージのX軸板に重いエレベータ装置とカセットが装着されることになるため、大掛かりな重量対策を必要とすると共に、ステージ操作が重くなり使い勝手の悪いものになるという問題を生じる。
【0024】
このような第1乃至第3の従来例を改良したものとして、Xステージに搬送アームとウェハ載置台を設けるだけで、カセットエレベータはステージと分離独立させものがある。
【0025】
図7は、特許文献1に開示される第4の従来例を示すものである。
【0026】
この第4の従来例では、ステージの重量対策をエレベータ部のステージからの分離により解消している。この場合、搬送アーム301は、台車301aとの間にパンタグラフ機構300をもっており、図示しないシリンダまたはモータで上下動可能になっている。台車301aは、図示しないXYステージの上板、つまりX軸板上に配置されたガイドレールに沿って移動自在に設けられていて、図示しないモータにより、水平移動が可能になっている。一方、カセット302は、図示しないエレベータユニットに載置され、上下方向に移動可能になっている。エレベータユニットはXYステージと独立し、装置全体を載せるベース板に取り付けられる。また、ウェハ載置台303は、回転可能にXYステージのX軸板に取り付けられている。
【0027】
このような構成において、搬送アーム301がパンタグラフ機構300により上点位置まで動いたとき、カセットエレベータはカセット302のウェハ304とウェハ304の中間位置が搬送アーム301の位置と同じくなるように上下動して停止する。この状態で、台車301aがカセット302の方向に動き、搬送アーム301がカセット内の定位置に来たときに停止する。その後、エレベータが下降して、ウェハ304をカセット302から搬送アーム301に移し替える。ウェハ304が搬送アーム301に載置されると、搬送アーム301上の図示しない真空吸着装置が働き、ウェハ304が搬送アーム301に固定される。その後、台車301aが動いてウェハ304をカセット302から引き出し、ウェハ載置台303の真上で停止する。このとき、パンタグラフ機構300により搬送アーム301を下降させて、ウェハ304をウェハ載置台303上に移し替える。ここで、ウェハ304は、ウェハ載置台303上の図示しない真空吸着装置で固定され、かつ、ウェハ載置台303とともに一体に回転させられる。回転するウェハ304の外周部には、図示しないオリフラを検出するセンサが配置されており、このセンサがオリフラを検出すると、オリフラの方向をXYステージの動きの方向に対して指定された位置関係にしてウェハ載置台303の回転を停止させる。この後、ウェハ載置台303上の対物レンズとXYステージの操作でウェハ304に対する検査が行われる。また、対物レンズがウェハ載置台303より離れて位置している場合はウェハ載置台303の吸着を解除した後、搬送アーム301がパンタグラフ機構300によって、持ち上げられ、対物レンズ下の、他のウェハ載置台に載せ換えられ、他の検査が行われる。これらの検査の後、ウェハ304は、これまで述べたと逆の手順でカセット302に収納される。
【0028】
【特許文献1】
特開平6−229934号公報
【0029】
【特許文献2】
特公昭56−50410号公報
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような第4の従来例のものは、ウェハ独特の検査装置としては、以下述べるような不具合がある。つまり、ウェハ304のオリフラ検出は、ウェハ外周部に配置されたセンサで行われるが、このためにはウェハ304とウェハ載置台303の中心を一致させておく必要がある。ところが、第4の従来例のものには、オリフラ検出に必須の芯出し機構が存在していない。このため、例え、芯出しなしにオリフラを検出できたとしても、ウェハ304の中心がずれているため、ウェハ304上の同一ポイントを繰り返して観察しようとした場合、指定ポイントを探すのに時間がかかることになる。一般に、ウェハ検査では、アライメントマークなど、全てのウェハの同一箇所を繰り返して観察することが多く、このための作業能率に多大な悪影響を与えることになる。また、搬送アーム301がパンタグラフ機構300で上下することから、ウェハ304をウェハ載置台303上に載せるために下降するとき、搬送アーム301は斜めに下降するようになるので、ウェハ304をウェハ載置台303上に載置する際の位置精度が悪くなり、その後の検査の精度にも悪影響を与えるという問題も生じる。
【0031】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、フットプリントの増大を招くことのない効率的な構成を実現できるとともに、精度の高いウェハ検査を行うことができるウェハ検査装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明によれば、ウェハを収容するカセット部と、ウェハ面を観察する光学観察手段および該光学観察手段に対してウェハを直交する2方向に移動させるステージを有するウェハ検査部とを備え、前記カセット部は、ウェハを積層方向に多数保持するカセットと、該カセットを前記ウェハの積層方向に移動させるエレベータ手段と、を具備し、前記ウェハ検査部は、前記ステージ上に、前記カセットの開口方向に直線移動可能に設けられるとともに、前記カセット内のウェハの間に挿入可能なウェハ保持部を有し、該ウェハ保持部に保持されたウェハを前記カセットから出し入れするため搬送する搬送手段と、前記ステージ上に、前記搬送手段の下方から上方まで垂直方向に移動可能に設けられ、前記垂直方向の移動により前記搬送手段に対する前記ウェハの受け渡しを可能にしたウェハ回転載置台と、前記ウェハの中心を前記ウェハ回転載置台の回転中心に合致させるセンタリング手段と、前記ウェハ回転載置台に載置されたウェハのオリエンテーションを検出する検出手段と、を具備したことを特徴としている。
【0033】
請求項2記載の発明は、ウェハを収容するカセット部と、ウェハ面を観察する光学観察手段および該光学観察手段に対してウェハを直交する2方向に移動させるステージを有するウェハ検査部とを備え、前記カセット部は、ウェハを積層方向に多数保持するカセットと、該カセットを前記ウェハの積層方向に移動させるエレベータ手段と、を具備し、前記ウェハ検査部は、前記ステージ上に設けられたウェハ回転載置台と、前記ステージ上に、前記カセットの開口方向に直線移動可能に設けられるとともに、前記カセット内のウェハの間に挿入可能なウェハ保持部を有し、該ウェハ保持部に保持されたウェハを前記カセットから出し入れするため搬送し、且つ前記ウェハ回転載置台の下方から上方まで垂直方向に移動可能に設けられ、前記垂直方向の移動により前記ウェハ回転載置台に対する前記ウェハの受け渡しを可能にした搬送手段と、前記ウェハの中心を前記ウェハ回転載置台の回転中心に合致させるセンタリング手段と、前記ウェハ回転載置台に載置されたウェハのオリエンテーションを検出する検出手段と、を具備したことを特徴としている。
【0034】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記センタリング手段は、前記搬送手段側に設けられた2個のピンと、前記搬送手段の移動により前記ピントとともに前記ウエハを挟み込むことで前記ウェハの中心を前記ウェハ回転載置台の回転中心に合致させる芯出し用ピンとからなることを特徴としている。
【0035】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記搬送手段は、前記ステージ上に設けられた基端部と、この基端部から水平方向に平行に突出した一対のアーム片を有し、前記アーム片を前記カセット内のウェハの間に挿入可能な厚み寸法に形成したことを特徴としている。
【0036】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記ウェハ回転載置台は、前記搬送手段の一対のアーム片の間に配置され、前記ウェハの直径より僅かに小さい直径の円形状をなすとともに、周縁部に前記アーム片を避けるような切欠きが形成されていることを特徴としている。
【0037】
この結果、本発明によれば、装置のフットプリントの増大を招くことのない効率的な構成を実現でき、しかも、ウェハの芯出しとアライメント機能を持ち合わせることにより、精度の高いウェハ検査を行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従い説明する。
【0039】
図1は、本発明が適用されるウェハ検査装置の概略構成で、(a)は正面図、(b)は上面図を示している。
【0040】
図において、1は装置本体で、この装置本体1には、基板として後述するウェハ10を収納するカセット部2とウェハ10を検査するためのウェハ検査部3が設けられている。
【0041】
カセット部2には、複数のウェハ10を収納するカセット4が設けられている。このカセット4には、エレベータ装置5が設けられ、エレベータ装置5によりカセット4全体を上下方向に移動できるようになっている。
【0042】
ウェハ検査部3には、ウェハ10に対して光学的な観察を行うための光学観察手段としての顕微鏡6とウェハ10を載置してXY軸方向に移動可能にしたXYステージ7が設けられている。
【0043】
顕微鏡6には、対物レンズ6aと鏡筒6bが設けられている。対物レンズ6aは、所定位置に移動されたXYステージ7上のウェハ10表面の像を拡大するものである。鏡筒6bは、対物レンズ6aによって拡大された観察像を装置本体1の前面まで導く光学系(不図示)を有するとともに、この観察像(ウェハ表面の像)を接眼レンズ6cを介して観察者が目視観察できるようにしている。
【0044】
なお、図面中8は、操作部で、この操作部8は、観察者が装置全体を操作するための各種のスイッチ類が設けられている。
【0045】
図2は、カセット部2とウェハ検査部3を、さらに詳細に説明するためのものである。図において、11はベース板で、このベース板11上には、カセット部2とウェハ検査部3が並べて設けられている。
【0046】
カセット部2には、カセット4が設けられている。このカセット4は、対峙する1対の側壁4a、4bを有している。これら側壁4a、4bの対向する面には、水平方向に沿ったスロット4cが上下方向に多数形成され、これら側壁4a、4bの相対向して位置されるスロット4cによりウェハ10を積層方向に多数保持するようになっている。
【0047】
カセット4には、エレベータ手段として、エレベータ装置5が設けられている。このエレベータ装置5は、コントローラにより制御されるモータ(ともに不図示)により位置決めされるとともに、ウェハ10を積層方向に上下動される。この場合、エレベータ装置5は、カセット4を各スロット4c間のピッチで上下動させることができるようになっている。
【0048】
一方、ウェハ検査部3には、XYステージ7が設けられている。このXYステージ7は、Yステージ71と上板としてのXステージ72を有している。Yステージ71は、カセット4からのウェハ10の引き出し方向(カセット4の開口方向)に沿って細長い矩形板状をなすもので、ベース板11上にウェハ10の引き出し方向(カセット4の開口方向)と直交する方向(図示Y軸方向)に配置されたリニアガイド12に沿って移動可能になっている。この場合、Yステージ71は、図示しないコントローラで制御されるモータ13により回転されるボールネジ14を介して直線移動される。
【0049】
Yステージ71上には、Xステージ72が設けられている。Xステージ72は、Yステージ71上にウェハ10の引き出し方向(カセット4の開口方向)、つまり図示X軸方向に配置されたリニアガイド15に沿って移動可能になっている。この場合、Xステージ72は、図示しないコントローラで制御されるモータ16(Yステージ71上に設けられている。)により回転されるボールネジ17を介して直線移動される。
【0050】
Xステージ72上には、搬送手段として搬送アーム18が設けられている。搬送アーム18は、Xステージ72上に取り付けられた基端部180と、この基端部180から水平方向に平行に突出したウェハ保持部としての一対のアーム片181、182が設けられたものである。この場合、アーム片181、182は、カセット4内に積層保持されたウェハ10の間に挿入できる程度の厚み寸法からなっている。また、アーム片181、182には、ウェハ10を載せて吸着保持するための複数(それぞれ2個ずつ)の吸着パッド19が設けられている。さらに、アーム片181、182の基端部180への付け根には、ウェハ10の芯出しを行うセンタリング手段を構成するノックピン211、212が設けられている。
【0051】
そして、このような搬送アーム18は、Xステージ72上にウェハ10の引き出し方向(X軸方向)に配置されたリニアガイド21に沿って移動可能になっている。この場合、搬送アーム18は、図示しないコントローラで制御されるモータとタイミングベルト(ともに不図示)により直線移動される。
【0052】
これにより、搬送アーム18は、Xステージ72がカセット4の開口方向に限界位置まで移動した状態で、さらに、カセット4内に向かう方向に移動することで、アーム片181、182がカセット4内に挿入されるようになる。
【0053】
Xステージ72上には、ウェハ回転載置台22が設けられている。このウェハ回転載置台22は、搬送アーム18のアーム片181、182の間に配置され、ウェハ10の直径より僅かに小さい直径の円形状をなすとともに、周縁部にアーム片181、182を避けるような切欠き221、222が形成されている。また、ウェハ回転載置台22は、搬送アーム18の下方から上方まで垂直方向に移動可能になっていて、搬送アーム18上でウェハ10の芯出しが行われた後、搬送アーム18面の上方まで移動することで、ウェハ10を載置し、一方、搬送アーム18の上方から下方までの移動により、載置しているウェハ10を搬送アーム18側に移し替えるようになっている。つまり、垂直方向の移動により搬送アーム18に対するウェハ10の受け渡しを可能にしている。さらに、ウェハ回転載置台22は、ウェハ10の載置面に複数の吸着パッドまたは吸着用の同心円状の溝(ともに不図示)が設けられ、ウェハ10を固定し、この状態で回転するようになっている。この場合、ウェハ回転載置台22は、搬送アーム18の上方で回転しても、搬送アーム18と干渉しない高さになるように図示しないコントローラで制御されている。
【0054】
ベース板11上には、搬送アーム18のノックピン211、212とともにセンタリング手段を構成するウェハ10の芯出し用のピン23が設けられている。このピン23は、搬送アーム18によるウェハ10の搬送時は、搬送アーム18の下方に位置し、ウェハ10がウェハ回転載置台22上まで移動すると、ノックピン211、212と同じ高さになるまで上昇し停止する。そして、搬送アーム18のノックピン211、212とともに、ウェハ10を挟み込むようにして、ウェハ回転載置台22の回転中心にウェハ10の中心を合致させ芯出しを行うようにしている。この芯出し後は、ピン23は、上述と逆の手順で元の位置に戻るようになっている。
【0055】
Xステージ72上には、ウェハ10のオリエンテーション、ここではオリフラの位置を検出する検出手段としての反射型のセンサ24が設けられている。このセンサ24は、ウェハ回転載置台22上に載置されたウェハ10の周縁部に光を当てて、その反射光を検出するもので、反射光が検出されない状態でオリフラを検出するものである。
【0056】
なお、ベース板11上には、上述した顕微鏡6、エレベータ装置5の他に、各種コントローラの電装部品が配置される。
【0057】
次に、このように構成した実施の形態の動作を説明する。
【0058】
まず、ウェハ検査の前処理を指示すると、エレベータ装置5によりカセット4が上方向または下方向に移動し、検査対象のウェハ10とその真下ウェハ10の中間位置が搬送アーム18の高さに一致したところで停止する。
【0059】
エレベータ装置5が停止すると、搬送アーム18は、リニアガイド21に沿ってカセット4の方向に移動し、アーム片181、182をカセット4内の検査対象のウェハ10とその真下ウェハ10の間に挿入し、ウェハ10を受け取る所定位置に停止する。
【0060】
ウェハ10がカセット4から飛び出している場合は、搬送アーム18のノックピン211、212がウェハ10をカセット4内の受け渡し位置へ戻す。
【0061】
この後、エレベータ装置5によりカセット4がスロット4cの1ピッチ分だけ降下し停止する。これにより、ウェハ10は、搬送アーム18のアーム片181、182上に載せ替えられる。また、アーム片181、182の吸着パッド19が吸着を開始して、ウェハ10をアーム片181、182上に固定する。
【0062】
この後、搬送アーム18は、ウェハ10を保持した状態で、リニアガイド21に沿って後退し、ウェハ10をウェハ回転載置台22上に位置させる。
【0063】
次に、アーム片181、182の吸着パッド19による吸着をオフにする。そして、芯出し用のピン23を搬送アーム18のノックピン211、212と同じ高さまで上昇させ、これらピン23とノックピン211、212によりウェハ10を挟み込んで、ウェハ回転載置台22の中心にウェハ10の中心を合致させる。この場合、ピン23とノックピン211、212によりウェハ10の挟み込みは、搬送アーム18を僅かにカセット4方向に動かし、ノックピン211、212によりウェハ10をピン23に押し付けることで、ウェハ10の芯出しを精度よく行うことができる。ウェハ10の芯出し動作後は、ピン23は、上述と逆の手順で元に位置に戻る。
【0064】
搬送アーム18上でウェハ10の芯出し動作が終了すると、ウェハ回転載置台22が搬送アーム18の上方まで上昇し、搬送アーム18に代わってウェハ10を載置する。この場合、ウェハ10のウェハ回転載置台22への移し替えを終えた搬送アーム18は、ウェハ10とノックピン211、212との干渉を避けるため数ミリ、例えば5mm程度ウェハ回転載置台22から離れる方向に移動して停止する。
【0065】
ウェハ回転載置台22は、吸着パッドの吸着をオンして、ウェハ10を載置面に固定する。次に、ウェハ回転載置台22とともにウェハ10を回転させ、反射型のセンサ24によりオリフラ位置を検出する。この場合、センサ24は、常時、ウェハ10の周縁部に光を当て、その反射光を検出していて、反射光が検出されないことでオリフラを検出する。
【0066】
そして、センサ24によりオリフラが検出されると、この検出データに基づいてウェハ回転載置台22を回転して、ウェハ10のオリフラ位置が所定の位置に来るようにして停止する。
【0067】
以上で、ウェハ10の検査前処理が完了し、実際のウェハ10の検査が開始される。この場合、XYステージ7のYステージ71とXステージ72を操作して、ウェハ10上の検査したい部位を顕微鏡6の対物レンズ6aに対応する位置まで移動させることにより、対物レンズ6aによって拡大された観察像(ウェハ表面の像)を接眼レンズ6cを介して目視観察するなどすることで検査を行う。
【0068】
その後、ウェハ10の検査が完了すると、ウェハ10はこれまで述べてきた逆の手順でカセット4内まで送り返され、以下、カセット4内の全てのウェハ10に対し上述した動作が繰り返し実行される。
【0069】
従って、このようにすれば、XYステージ7の上方に顕微鏡6の対物レンズ6a(測定ヘッド)を配置するとともに、XYステージ7のXステージ72上にカセット4のウェハ10を搬送するための搬送アーム18を設け、この搬送アーム18をエレベータ装置5により上下動されるカセット4の開口部に対して直進移動させる構成とすることにより、第1の従来例で述べた顕微鏡(XYステージ)、搬送アーム、固定カセット台をそれぞれ独立したユニットで構成したものと比べ、効率的な構成が実現でき、装置の占有面積、所謂フットプリントの増大を防ぐことができるとともに、価格的に安価にできる。
【0070】
また、搬送アーム18は、ウェハ10の搬送のみを担うようにしたので、第2の従来例で述べたXステージにウェハ搬送手段を兼ねて直接カセット内に入り込ませるため、Xステージを薄型に形成するとともに、片持ち構造にしたものと比べ、搬送アーム18で搬送してXステージ72のウェハ回転載置台22上に載置されるウェハ10を安定した姿勢で保持することができ、精度の高いウェハ検査を行うことができる。
【0071】
さらに、ウェハ検査部3のXYステージ7とカセット部2のエレベータ装置5とを切り離し、それぞれ独立して配置するようにしたので、第3の従来例で述べたステージ上に搬送アームとエレベータ装置を配置したものと比べ、XYステージ7の重さ対策を緩和することができるとともに、ステージ操作もスムーズに行うことができ、使い勝手も改善できる。
【0072】
さらに、搬送アーム18側に設けたノックピン211、212とベース板11上に設けた芯出し用のピン23の作用によりウェハ10の正確な芯出しが行われ、この状態で、搬送アーム18からウェハ回転載置台22上へウェハ10の移し替えが行われるようになるので、第4の従来例で述べたウェハの中心と回転載置台の回転中心を一致さることができないものと比べて、精度の高いウェハ検査を実現することができる。
【0073】
さらに、従来の回転載置台はウェハの中心部分のみを保持する比較的面積の小さいものであったが、ウェハ回転載置台22は、ウェハ10の載置面積を大きくした構成としている。つまり、ウェハ回転載置台22は、搬送アーム18のアーム片181、182の間に配置され、ウェハ10の直径より僅かに小さい直径の円形状をなすとともに、周縁部にアーム片181、182を避けるような切欠き221、222を形成した、所謂小判形形状をしている。このようにウェハ10の載置面積を大きくすると、IC製造のフォトリソ工程、所謂、前工程ではウェハ裏面へのチリの付着などから嫌われることがあるが、チリをあまり気にしない最終外観工程では好適である。なぜなら、ウェハの最終外観検査工程では、ウェハが薄く削られていることが多く、このためウェハが自重により反り易くなっており、中心部だけの支持ではウェハを水平に保持するのが難しい。このことは、顕微鏡などでウェハ表面を検査する場合に、その都度ピント合わせをする必要があったり、例えばNGチップにインクを打つ場合に、インクノズルとウェハの距離が変わってしまい、インクマークの大きさが不揃いになるなどの不具合が生じる。また、ウェハをチップに切断する場合、例えば、図3(a)(b)に示すようにウェハ10をダイシングフレーム31に薄い樹脂シート32により接着しているが、こうしたものについても、フレーム31とウェハ10を同一平面内に保った状態でウェハ回転載置台22に支持することができるので、この状態でのウェハ検査も確実に行うことができる。
【0074】
さらに、搬送アーム18上には、2本のノックピン211、212が設けられており、これらのノックピン211、212とともにウェハ10を押し付けるピン23との間でウェハ10の芯出しを行うようにしたので、従来のウェハ回転台の両側方向から1対のブロックによりウェハを挟み込むように構成し、2個のブロックを必要とするものと比べ、搬送アーム18にもウェハの芯出しを担うことにより、構成が簡単で精度の高い芯出し機構とすることができる。
【0075】
搬送アーム18は、ウェハ回転載置台22と干渉しない、水平方向に平行に突出した一対のアーム片181、182を形成しており、これらアーム片181、182をカセット4のスロット4c側に近付けて挿入してウェハ10の周縁部を載置するようにしているので、特に、薄いウェハがカセット4に収納されているような場合、ウェハの中心部のそりにより、各ウェハ間の隙間が小さくなった場合も、アーム片181、182を安定してウェハ間に挿入することができる。
【0076】
上述では、搬送アーム18のノックピン211、212とベース板11上の芯出し用のピン23によりウェハ10の芯出しを行うようにしたが、例えば、カセットの開口部にウェハのエッジを検出する複数のセンサを配置して、これらセンサからのデータからウェハの中心を算出し、回転載置台の中心位置上に載置するようにした、所謂非接触式のプリアライメント装置を採用してもよい。
【0077】
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0078】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0079】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、フットプリントの増大を招くことのない効率的な構成を実現できるとともに、精度の高いウェハ検査を行うことができるウェハ検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態が適用されるウェハ検査装置の概略構成で、(a)は正面図、(b)は上面図を示す図。
【図2】一実施の形態に用いられるセット部とウェハ検査部の概略構成を示す図。
【図3】一実施の形態に適用されるウェハをダイシングフレームに薄い樹脂シートにより接着したものを示す図。
【図4】第1の従来例を説明する概略構成を示す図。
【図5】第2の従来例を説明する概略構成を示す図。
【図6】第3の従来例を説明する概略構成を示す図。
【図7】第4の従来例を説明する概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…装置本体
2…カセット部
3…ウェハ検査部
4…カセット
4a.4b…側壁
4c…スロット
5…エレベータ装置
6…顕微鏡
6a…対物レンズ
6b…鏡筒
6c…接眼レンズ
7…XYステージ
71…Yステージ
72…Xステージ
8…操作部
10…ウェハ
11…ベース板
12…リニアガイド
13…モータ
14…ボールネジ
15…リニアガイド
16…モータ
17…ボールネジ
18…搬送アーム
180…基端部
181、182…アーム片
19…吸着パッド
21…リニアガイド
211.212…ノックピン
22…ウェハ回転載置台
23…ピン
24…センサ
31…ダイシングフレーム
32…樹脂シート

Claims (5)

  1. ウェハを収容するカセット部と、ウェハ面を観察する光学観察手段および該光学観察手段に対してウェハを直交する2方向に移動させるステージを有するウェハ検査部とを備え、
    前記カセット部は、
    ウェハを積層方向に多数保持するカセットと、該カセットを前記ウェハの積層方向に移動させるエレベータ手段と、を具備し、
    前記ウェハ検査部は、
    前記ステージ上に、前記カセットの開口方向に直線移動可能に設けられるとともに、前記カセット内のウェハの間に挿入可能なウェハ保持部を有し、該ウェハ保持部に保持されたウェハを前記カセットから出し入れするため搬送する搬送手段と、
    前記ステージ上に、前記搬送手段の下方から上方まで垂直方向に移動可能に設けられ、前記垂直方向の移動により前記搬送手段に対する前記ウェハの受け渡しを可能にしたウェハ回転載置台と、
    前記ウェハの中心を前記ウェハ回転載置台の回転中心に合致させるセンタリング手段と、
    前記ウェハ回転載置台に載置されたウェハのオリエンテーションを検出する検出手段と、を具備したことを特徴とするウェハ検査装置。
  2. ウェハを収容するカセット部と、ウェハ面を観察する光学観察手段および該光学観察手段に対してウェハを直交する2方向に移動させるステージを有するウェハ検査部とを備え、
    前記カセット部は、
    ウェハを積層方向に多数保持するカセットと、該カセットを前記ウェハの積層方向に移動させるエレベータ手段と、を具備し、
    前記ウェハ検査部は、
    前記ステージ上に設けられたウェハ回転載置台と、
    前記ステージ上に、前記カセットの開口方向に直線移動可能に設けられるとともに、前記カセット内のウェハの間に挿入可能なウェハ保持部を有し、該ウェハ保持部に保持されたウェハを前記カセットから出し入れするため搬送し、且つ前記ウェハ回転載置台の下方から上方まで垂直方向に移動可能に設けられ、前記垂直方向の移動により前記ウェハ回転載置台に対する前記ウェハの受け渡しを可能にした搬送手段と、
    前記ウェハの中心を前記ウェハ回転載置台の回転中心に合致させるセンタリング手段と、
    前記ウェハ回転載置台に載置されたウェハのオリエンテーションを検出する検出手段と、を具備したことを特徴とするウェハ検査装置。
  3. 前記センタリング手段は、前記搬送手段側に設けられた2個のピンと、前記搬送手段の移動により前記ピントとともに前記ウエハを挟み込むことで前記ウェハの中心を前記ウェハ回転載置台の回転中心に合致させる芯出し用ピンとからなることを特徴とする請求項1または2記載のウェハ検査装置。
  4. 前記搬送手段は、前記ステージ上に設けられた基端部と、この基端部から水平方向に平行に突出した一対のアーム片を有し、前記アーム片を前記カセット内のウェハの間に挿入可能な厚み寸法に形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のウェハ検査装置。
  5. 前記ウェハ回転載置台は、前記搬送手段の一対のアーム片の間に配置され、前記ウェハの直径より僅かに小さい直径の円形状をなすとともに、周縁部に前記アーム片を避けるような切欠きが形成されていることを特徴とする請求項4記載のウェハ検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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