JP3139053B2 - コンクリート即時脱型ブロック表面加工方法及び同用セメント水和反応遅延剤 - Google Patents

コンクリート即時脱型ブロック表面加工方法及び同用セメント水和反応遅延剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセメントコンクリート系
のプレス成型、振動成型、振動プレス成型、などの即時
脱型ブロックの表面洗い出しなどの加工方法及びその方
法において使用するセメント水和反応遅延剤の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセメントコンクリート系ブロック
の表面洗い出し加工方法とその問題点は、次のとおりで
ある。 1. セメントコンクリートの打設後、水の噴射および
ブラシなどにより、ブロック表面のセメントモルタルを
洗い落す方法は、打設から洗い出し加工に要する時間的
タイミングが難しく、ブロック全体が、未硬化の状態で
取り扱われるため、ひび割れ、角欠けなどの破損が多い
ことはもとより、洗い出しの仕上がりに斑が出来やす
く、安定した品質を得ることは困難であつた。 2. セメントコンクリートの打設、脱型、硬化後、希
塩酸などの無機酸類により、中和反応を利用し、表面の
セメントモルタルを洗い落す方法は、有毒ガスの発生、
洗浄液の飛散など安全衛生上問題があった。また、非常
に作業性が悪く、コンクリート強度の低下の原因にもな
っていた。 3. 主として、流し込み成型用に用いられる方法は、
オキシカルボン酸とその誘導体、あるいはリグニンスル
フォン酸とその誘導体などを主体とした溶液をセメント
コンクリート型枠にあらかじめ塗布するものであるが、
コンクリートの打設前に塗布液を乾燥させる必要があり
時間を要するという問題があった。
【0003】また、コンクリートを投入することで塗布
膜の破損がおきやすく、コンクリート投入の難易程度に
より、ブロックの形状にかなりの制約があり、まして、
固練りコンクリートを使用する即時脱型ブロックの洗い
出し仕上げには、使用することはできなかった。 4. 上記遅延成分を、紙または不織布などに含浸させ
たものをコンクリート型枠の形状にカットして設置し、
コンクリートを打設する方法は、洗い出し面が平面に限
定され、円形、円錐形、球形などの異形状には使用不可
能であった。
【0004】以上いずれも、打設から洗い出し加工まで
の養生時間、および養生温度に制約があり、生産性には
大きな問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】セメントコンクリート
の即時脱型ブロックは、一般にコンクリートの混練水が
少なく、ゼロスランプ、あるいはバサバサの状態のコン
クリート材料をプレス、もしくは振動などで締め固めて
成型するため、その配合や成型方法によって、充填率が
小さいか、あるいは空隙率が大きくなり、その程度も大
きく異なる。
【0006】このようなブロック表面を洗い出し仕上げ
するには、表面より一定の深さでセメントの硬化反応を
遅らせる必要があり、遅延剤の浸透をその深さでコント
ロールしなければならない。しかし、充填率が小さい
か、あるいは空隙率が大きいブロック表面では浸透力が
大きく、しかも、部分的な吸い込み斑が多く、遅延剤の
浸透量を一定の深さでコントロールすることが出来なか
った。
【0007】一方洗い出し仕上げの後、その表面に露出
する骨材(種石)の種類、形状、粒径などによって、洗
い深さをコントロールすることが難しく、特に自動化に
問題があった。また、型枠面に遅延剤をコートする方
法、あるいは型枠面に遅延紙、遅延布をセットする方法
はセメントコンクリートの即時脱型成型法では実用化し
にくい。かろうじて、表層コンクリートに軟練りコンク
リートを使用し、裏層コンクリートに固練りコンクリー
トを使用したプレス成型か振動成型、または振動プレス
成型などで、一体成型してつくるコンクリートブロック
で実用化されているが、洗い出し加工面が平面に限定さ
れ、平面以外の異形面、および異形面の組合せなどの異
形ブロックの洗い出し加工には利用出来ない。
【0008】これらの洗い出し加工方法は、打設から洗
い出し仕上げ工程迄の養生時間と養生温度に制限があ
り、夏季にはコンクリートブロックが硬化しすぎて洗浄
出来なかったり、蒸気養生のコントロールが難しいなど
の問題があり、まして、連日稼働の場合はまだしも、非
稼働日の前日、あるいは、連続非稼働日の前日などは打
設出来ず、生産性に大きな問題を残している。
【0009】そこで、これらの問題点を解決するよう
な、セメントコンクリートの水和反応の速度を制御でき
る遅延剤とその遅延剤を使用した洗い出し加工方法が要
望されうようになった。本発明は、この要望に応えよう
とするものであり、その目的はセメントコンクリートの
即時脱型ブロックのような空隙の大きく異なる表面で
も、骨材(種石)の種類、形状粒径が異なっても、打設
から洗い出し仕上げ工程までの養生時間、養生温度が変
化しても、ブロックの形状および面が複雑な形状をして
いても、一定の洗い出し深さが任意にコントロール出来
る洗い出し加工方法及びその方法に特に適したセメント
水和反応遅延剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は混合糖類を主成分とするセ
メント水和反応遅延剤を即時脱型直後のブロック表面に
塗布することにある。開発した好ましい遅延剤及びその
遅延剤を使用した洗い出し加工方法は次のとおりであ
る。 1. 開発した遅延剤は、グルコースなどの単糖類10
〜90重量部、マルトースなどの二糖類10〜90重量
部、マルトトリオースなどの三糖類0〜40重量部、テ
トラオースなどの四糖類以上の多糖類0〜40重量部、
に配合された水溶液をさらに、0.05〜45重量パー
セントに希釈したものである。この遅延剤を規定量塗布
することで、その水溶液がセメントコンクリー表面より
一定の深さに浸透し、その部分のセメントの硬化反応を
遅延する。 2. 空隙の大きい、即時脱型コンクリートブロックに
塗布した遅延剤の浸透深さを節する手段として水溶性高
分子を配合する。この水溶性高分子には、チルセルロ
ース0.01〜5%、またはヒドロキシエチルセルロー
ス0.01〜5%、またはポリビニルアルコール1〜2
0%、などが効果的である。
【0011】また、炭酸カルシウム、硅酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、硫酸バリウムなどの粉粒体をフィラ
ーとし、その配合比は0〜40%である。他にはパルプ
繊維などのカットファイバー0〜10%が有用である。 3. セメントコンクリートの洗い出し加工で、露出す
る骨材(種石)の種類、形状、粒径などにより、ブロッ
ク表面より洗い出す深さの設定(0.1〜5mm)、お
よびコンクリートの打設塗布後より洗い出し工程までの
養生時間の設定(1〜120時間)とその時の養生温度
の設定(5〜90℃)の条件に適用した遅延剤は混合糖
類の濃度により容易に調整出来る。 4. セメントコンクリートの即時脱型成型直後のブロ
ック表面に上記条件に調整した遅延剤を一流体または二
流体のスプレー方式、あるいはローラー、ブラシ、コテ
によるコート方式、フローコート方式などにより、塗布
量を0.05〜0.8(kg/m2)範囲で塗布し、所
定の温度、所定の時間で養生する。ただし、養生時にブ
ロック表面の乾燥を促進したり、水分を過剰に供給する
ことは避けなければなならない。 5. 遅延剤を塗布した部分以外のコンクリートの硬化
が十分進行した、養生後の洗い出し工程としては高圧水
噴射方式、あるいはブラシによる水洗い方式、あるい
は、両方式の併用で行なわれる。高圧水噴射方式では、
たとえば、水圧30〜120(kg/cm2)、水量2
0〜300(L/min)である。ブラシによる水洗い
方式で、合成樹脂性、または動植物性ブラシで繊維長が
20〜150mm、繊維径φ0.1〜3mmで往復、あ
るいは円運動によりブロック表面を擦る。この時の水量
は10〜150(L/min)となる。
【0012】
【作用】この洗い出し加工工程は、遅延剤を塗布した部
分以外のコンクリートが十分硬化しているので、取り扱
いによるブロックの破損が皆無となり、洗浄の強さによ
る洗い斑が無くなる。洗浄後には、加工終了となるが、
洗い出し表面の水切りを良くするために、エアーブロー
工程を加えると、一層きれいに仕上がる。
【0013】上記養生条件(時間、温度)と、設定した
洗い出し深さなどにおいて、開発した遅延剤を即時脱型
直後のブロック表面に塗布し、その設定養生後に所定の
洗浄をすると、仕上げ面は洗い斑が無く、均一な洗い出
し深さの加工となる。遅延剤のなかの混合糖の濃度をコ
ントロールすることで、ブロック表面の塗布量を固定す
ることが出来る。これは、自動化を容易にする要因であ
る。
【0014】
【実施例】次に実施例について述べる。 [実施例1]図1に示すように、コンクリート裏層10
の上に表層20を設けて、プレス成形によりコンクリー
ト平板を成形した。その成型直後に表層表面に配合A、
B、Cの三種の遅延剤を二流体スプレーで塗布する。こ
の時に塗布量は0.1(kg/m2)である。養生はA
が24時間、Bは48時間、Cは72時間加湿状態に置
いた。この時の温度は50℃であった。表層及び裏層の
組成並びに遅延剤A、B、Cの成分は下表のとおりであ
る。 裏層 表層 部数 部数 砕石砂 1050 御影砕石4分 1250 砕石砂利(小) 380 硅砂 350 玉砂利(小) 450 セメント 420 セメント 400 水 230 水 130 遅延剤 A B C (部数) 水溶性樹脂 0.5 0.5 0.5 フィラー 10 10 10 添加剤 3 3 3 水 80 80 80 混合糖類 4 5 6 養生時間の経過後、高圧水噴射により、洗い出し加工を
行なった結果、養生時間が変化したにもかかわらず、い
ずれも同一の洗い深さであり、均一な仕上がりが得られ
た。 [実施例2]実施例1と同様プレス成形したコンクリー
ト平板で、表層材の骨材(種石)をイ、ロ、ハ、ニの四
種類を使って成形した直後、配合A、D、E、Fの遅延
剤を同様に塗布する。この時イに対してA、ロに対し
D、ハに対しE、ニに対しFの組合せとした。
【0015】この時の塗布量は0.1(kg/m2)で
ある。養生は24時間加湿状態で温度は50℃であっ
た。表層の組成及び遅延剤の成分は下表のとおりであ
る。 表層 部数 骨材(種石)の種類 砕石砂イ、ロ、ハ、ニ 1250 イ は金華石5分 硅砂 380 ロ は金華石3分 セメント 420 ハ は金華石2分 水 230 ニ は金華石1分 遅延剤 A D E F(部数) 水溶性樹脂 0.5 0.5 0.5 0.5 フィラー 10 10 10 10 添加剤 3 3 3 3 水 80 80 80 80 混合糖類 4 3 2 1.5 養生時間の経過後、高圧水噴射により、洗い出し加工を
行なった結果、洗い出しの平均深さが、イは4.5m
m、ロは3.3mm、ハは2.1mm、ニは0.8mm
それぞれ洗い落され、しかも、全面均一な外観を呈して
いる。すなわち、混合糖類の濃度を変化させることで、
洗い出し深さの調整が可能となり、骨材(種石)の種
類、形状、粒径に適応して、洗い出し仕上げができる。 [実施例3]プレス成型と振動成型と振動プレス成型の
三種類の即時脱型成型方法により図2ないし図4に示す
コンクリートブロックを成型した。
【0016】コンクリート配合は下表のとおりであり、
プレス成型ではホ、振動成型はヘ、振動プレス成型では
トである。三者とも洗い出し仕上げを施す前の成形物の
表面は、実施例1及び2のものより空隙率は大きく、そ
れにともない遅延剤の吸い込み量も大きい。吸い込み量
の差はトが最大で、ホ、ヘの順となり、これに適応した
遅延剤としてホにはG、ヘにはH、トにはIを塗布し
た。各遅延剤の成分は下表のとおりである。
【0017】この時の塗布量は0.1(kg/m2)で
ある。養生は24時間加湿状態で温度は50℃である。 コンクリート ホ ヘ ト (部数) 御影砕石2分 1600 550 1300 硅砂 100 900 290 セメント 360 560 430 水 110 160 110 遅延剤 G H I (部数) フィラー 12 12 12 添加剤 5 5 5 水 78 78 78 混合糖類 4 4 4 水溶性樹脂 1.8 1.4 2.4 養生時間の経過後、高圧水噴射により、洗い出し加工を
行なった結果、三者とも空隙が大きいにもかかわらず、
洗い斑も無く、均一な仕上がり表面が得られた。
【0018】このことは、遅延剤の浸透力を調整するこ
とによって空隙の大きいコンクリートブロックに適応出
来る。すなわち、本発明は流し込み成型のような打設直
後の比較的水量の多いブロックはもとより、あらゆる即
時脱型方式で成型されるポーラスブロックまで、適用可
能である。
【0019】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の方法は従来のセ
メント水和反応遅延剤を型枠に塗布するか、又は型枠に
敷く紙又は不織布に塗布していたものとは異なり、コン
クリートブロック表面に直接混合糖類を主成分とするセ
メント水和反応遅延剤を塗布するから、ブロックの異形
状、骨材(種石)の種類の変化、ブロックの空隙率の変
動、打設塗布から洗い加工までの養生時間の変動、養生
時の設定温度、洗い深さなどの変化に自在に適応するこ
とが可能であり、このことは加工の自動化が容易であ
り、生産性の改善に寄与するという優れた効果をもたら
す。
【0020】特に、開発した好ましいセメント水和反応
遅延剤を用いると、濃度を調整して他の条件を一定にす
ることができるから、自動化は一層容易に実現すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は裏層と表層とからなるプレス成型によるコン
クリート平板で、裏層は硬練り、表層は軟練りコンクリ
ートを使用したもので、塗布した遅延剤の浸透状態を模
式的に示す断面図であり、洗い出し加工後の状態を示
す。
【図2】は裏層と表層とからなるプレス成型によるコン
クリート平板で、裏層、表層は共に硬練りコンクリート
を使用したもので、塗布した遅延剤の浸透状態を示す斜
視図である。
【図3】は裏層と表層とからなる振動成型によるコンク
リート歩道ブロックで裏層、表層は共に硬練りコンクリ
ートを使用したもので、塗布した遅延剤の浸透状態を模
式的に示す斜視図である。
【図4】は裏層と表層とからなる振動成型による境界ブ
ロックで、裏層、表層は共に硬練りコンクリートを使用
したもので、塗布した遅延剤の浸透状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10:裏層コンクリート 20:表層コンクリート 21:御影砕石2分(種石) 22:セメントモルタル 23:遅延剤の浸透範囲
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C04B 103:20 (56)参考文献 特開 昭54−141020(JP,A) 特開 平1−275483(JP,A) 特開 昭62−119148(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 11/08 C04B 24/10 C04B 103:20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメントコンクリートのプレス成型法、振
    動成型法、および振動プレス成型法などによる即時脱型
    直後のブロック表面に混合糖類を主成分とするセメント
    水和反応遅延剤を塗布して表面を水洗いする方法であっ
    て、前記遅延剤はグルコースなどの単糖類10〜90重
    量部、マルトースなどの二糖類10〜90重量部、マル
    トトリオースなどの三糖類1〜40重量部、テトラオー
    スなどの四糖類以上の多糖類1〜40重量部、の範囲の
    混合糖類を主成分とし、この混合糖を0.05〜45重
    量部、水溶性樹脂0.01〜15重量部、水55〜99
    重量部、フィラー0.01〜40重量部、その他添加剤
    0〜6重量部、の範囲で調整してなることを特徴とする
    コンクリート即時脱型ブロック表面加工方法。
  2. 【請求項2】蒸気養生などで遅延剤の塗布していない部
    分のコンクリートを十分硬化させた後、遅延剤を塗布し
    たブロック表面を高圧水噴射又は、ブラシ水洗により、
    未硬化のセメントモルタルを洗い落としてコンクリート
    に混入している骨材(種石)を露出させる方法であっ
    て、前記遅延剤はグルコースなどの単糖類10〜90重
    量部、マルトースなどの二糖類10〜90重量部、マル
    トトリオースなどの三糖類1〜40重量部、テトラオー
    スなどの四糖類以上の多糖類1〜40重量部、の範囲の
    混合糖類を主成分とし、この混合糖を0.05〜45重
    量部、水溶性樹脂0.01〜15重量部、水55〜99
    重量部、フィラー0.01〜40重量部、その他添加剤
    0〜6重量部、の範囲で調整してなることを特徴とする
    請求項1記載のコンクリート即時脱型ブロック表面加工
    方法。
  3. 【請求項3】グルコースなどの単糖類10〜90重量
    部、マルトースなどの二糖類10〜90重量部、マルト
    トリオースなどの三糖類〜40重量部、テトラオース
    などの四糖類以上の多糖類〜40重量部、の範囲の混
    合糖類を主成分とし、この混合糖を0.05〜45重量
    部、水溶性樹脂0.01〜15重量部、水55〜99重
    量部、フィラー0.01〜40重量部、その他添加剤0
    〜6重量部、の範囲で調整してなることを特徴とするコ
    ンクリート即時脱型ブロック表面加工方法用セメント水
    和反応遅延剤。
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