JP3129826U - 寝具用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 本体部分のみならず、縫製部分も伸縮性に富む寝具用カバーを提供すること。
【解決手段】 寝具用カバーであって、その少なくとも一部がカバード糸製の編物で製造されてなり、縫製によって結合される二つの部分のいずれもが当該カバード糸製の編物である個所は、伸度が20乃至60%の縫製糸で縫製されていることを特徴とする寝具用カバーを使用する。ここで、伸度が20乃至60%の縫製糸での縫製は、好ましくは、縫製の際の裏面又は表裏両面に縫製糸がジグザグ模様を含む模様で存在するようなステッチとなるような縫製である。
【選択図】 図8

Description

本考案は、伸縮性に優れる寝具用カバーに関する。
現在、ホテルでは、ベッドメーキングにあたり、一枚の布製のシーツを用い、ベッド用マットレスを包み込んでいる。また、一般家庭においても、従来はホテルで行われている方法に倣ってベッドメーキングが行われていた。しかし、この方法は非常に手間がかかる。そのような中、底のない箱型でその外周(側面の底部)にゴムを縫いつけたシーツが考案され、現在では、一般家庭用のベッド用シーツとしては、この箱型のものが主流となっている。
ところで、現代社会においては、生活習慣が多様であり、人の身長等も様々であることに加え、住宅事情の問題も考慮して、様々の大きさのベッド及びベッド用マットレスが販売されている。一例として、シングルサイズのベッド用マットレスのサイズについて述べると、日本において団地サイズと呼称されているものは、そのサイズが90cm×195cm×18cm程度であるが、ゆったりとした就寝生活を求める人のために提供されているシングルワイドロングサイズと呼称されているものは、そのサイズが110cm×215cm×18cm程度とかなり大きい。このように、シングルサイズのベッド用マットレスの範疇に入るものでも、大きいものと小さいものとでは、幅で20cm、長さで20cmもの差がある。また、ベッド用マットレスの高さにしても、クッション性を求める人のために提供されている商品の中には、その高さが40cm程度のものさえある。このように、様々なベッド用マットレスのサイズに合わせ、様々なサイズのベッド用シーツを揃えることは、家具店、寝装具店や寝装具売り場にとっては負担であるし、一方、消費者は、サイズの合わないものを誤って購入する虞がある。
現在は、ベッド用マットレスのみならず、布団も様々なサイズのものが販売されている。そのような様々な布団のサイズに合わせ、様々なサイズの包布等を揃えることは、寝装具店や寝装具売り場にとっては負担であるし、一方、消費者は、サイズの合わないものを誤って購入する虞がある。また、包布の場合、それが例えば木綿製のものであると、洗濯によって縮み、長さが不足し、使用できなくなることがある。
また、近年においては、質のよい睡眠を取ることに関心が寄せられるようになってきている。質のよい睡眠を取るためには、枕の大きさ、高さ、形状が重要であるとされ、人間工学の面から検討された特定の曲線形状を有する枕が市販され、あるいはオーダーメードで作られるようになってきている。しかし、通常の織物(布)を使用したのでは、このような曲線形状を有する枕にフィットするピローケース(又は枕カバー)の製造は困難であり、箱型のピローケースで代用しているという現状がある。
上記の実情に鑑みてなされた発明として、伸縮性に優れるカバード糸を使用して製造された、様々なサイズや形状の寝具に使用可能な寝具用カバーが知られている(特許文献1)。
WO2006/082725
特許文献1に記載の寝具用カバーは、伸縮性に優れるものである。しかし、この発明においては、縫製部分の伸縮性までは考慮されていなかった。そのため、寝具への装着に際し、本体部分を伸張させただけでは不十分な場合に、縫製部分を無理に引っ張ると、縫製糸又は本体部分(布等)が切れる虞があった。
本考案は、本体部分のみならず、縫製部分も伸縮性を有する寝具用カバーを提供することを目的とする。
本考案者らは、上記目的を達成するために鋭意研究し、本考案を完成させた。
即ち、本考案は、寝具用カバーであって、その少なくとも一部がカバード糸製の編物で製造されてなり、縫製によって結合される二つの部分のいずれもが当該カバード糸製の編物である個所は、伸度が20乃至60%の縫製糸で縫製されていることを特徴とする寝具用カバーに関する。
この寝具用カバーは、以下の(1)乃至(5)の態様の中のいずれか又はそれらの中の二つ以上を組み合わせた態様であってよい。
(1)カバード糸は、ポリウレタン繊維製の芯部を有し、被覆材は、木綿、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ポリプロピレン、羊毛、麻及びナイロンからなる群から選択される一種以上の繊維製である上記寝具用カバー。
(2)寝具用カバー全体が、カバード糸製の編物で構成されている上記寝具用カバー。
(3)縫製糸がウーリー糸又はレジロン糸である上記寝具用カバー。
(4)伸度が20乃至60%の縫製糸で縫製された個所のステッチが、縫製の際の裏面又は表裏両面に縫製糸がジグザグ模様を含む模様で存在するものである上記寝具用カバー。
(5)寝具用カバーが、ベッド用シーツ、ピローケース、敷布団の包布、敷布団用シーツ及び枕カバーからなる群から選択される一種以上である上記寝具用カバー。
本考案により、縫製部分も伸縮性を有する、様々なサイズの寝具に対して使用できる寝具用カバーが提供される。
また、本考案により、洗濯での縮みによって使用出来なくなるという問題が解決された寝具用カバーが提供される。
さらに、本考案により、曲線形状を有する寝具、特に枕、にフィットする寝具用カバーが提供される。
以下に、本考案について詳細に説明する。
本考案において、寝具用カバーとは、寝具(即ち、ベッド用マットレスや布団や枕)を覆うために使用されるもの全てを指す。その具体例としては、ベッド用シーツ、ピローケース、敷布団の包布、敷布団用シーツ及び枕カバー等が挙げられる。
カバード糸とは、弾性又は伸縮性繊維製の芯部が、芯部に使用したものとは異なる素材で構成される被覆材で覆われてなるものである。
芯部を構成する弾性又は伸縮性繊維の例としては、ポリウレタン繊維及びポリウレタン系繊維(ポリウレタンと他の素材との混繊維)が挙げられる。その代表例は、スパンデックス(商標)と呼称されているポリウレタン繊維である。芯部は、例えばポリウレタン繊維製の糸である。
芯部の周りを覆う被覆材、具体例としては糸や繊維、の素材は、芯部に使用したものとは異なる素材である限り、特に限定されない。その例としては、木綿、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ポリプロピレン、羊毛、麻及びナイロンが挙げられる。これらの素材は、単独で使用しても、2種以上を混合して使用してもよい。なお、「混合して使用」とは、例えば、混紡糸としての使用、混繊維としての使用、2種以上の互いに異なる素材の糸の使用等を包含する概念である。この芯部の周りを覆う被覆材の風合いが、カバード糸の風合いとして認識される。
カバード糸の代表例として、図1に示すシングルカバード糸10、図2に示すダブルカバード糸20、及び図3に示すコアスパン糸30が挙げられる。
シングルカバード糸10は、例えば、ポリウレタン繊維製の芯部1の周りに、木綿糸3が一重巻きにされているものであり、ダブルカバード糸20は、例えば、ポリウレタン繊維製の芯部1の周りに、ポリエステル糸3が巻かれ、その更に外側に、木綿糸5が巻かれているものである。なお、芯部1の周りに二重に巻かれる糸は、同じ素材のものであってもよい。
コアスパン糸30は、例えば綿や羊毛の短繊維7の紡績工程で、ポリウレタン糸1を芯に入れて紡績糸としたものである。本考案の寝具用カバーの全部又は一部に、コアスパン糸を使用することが好ましい。
このようなカバード糸は、芯部の素材が弾性又は伸縮性繊維であるため、このカバード糸を用いて製造された編物は、弾性や伸縮性を示す。
本考案で使用するカバード糸は、芯部がカバード糸の全重量の、好ましくは1乃至20%、更に好ましくは2乃至15%、更により好ましくは4乃至12%、特に好ましくは6乃至10%である。このような割合であると、芯部の弾性や伸縮性が発揮され、且つ、芯部を覆う糸又は繊維の風合いが認識される。
編物の強度や耐久性を考慮すると、本考案の寝具用カバーの少なくとも一部を構成するカバード糸製編物の単位重量は、120g/m乃至360g/mであることが好ましく、150g/m乃至300g/mであることがさらに好ましく、180g/m乃至250g/mであることが特に好ましい。
このような編物の例として、メリヤス編み、ガーター編み、かのこ編みの編物が挙げられる。
また、カバード糸製の編物として、その単位重量が、好ましくは250g/m超且つ500g/m以下、さらに好ましくは300g/m超且つ500g/m以下、特に好ましくは360g/m超且つ500g/m以下のもの、例えばパイル編みの編物を使用することも出来る。
本考案の寝具用カバーは、その少なくとも一部が、上記カバード糸製の編物で製造されてなるものである。
「その少なくとも一部」とは、寝具カバーの一部分又は全部をいう。寝具カバーの一部分が上記カバード糸製の編物で製造されてなるものの例は、以下のとおりである。
(1)図4及び図5に示す敷布団用包布であって、その四辺の中の2辺に接する一部41(図4)又は3辺に接する一部43(図5)がカバード糸製の編物で製造されてなり、その他の個所45は、綿ブロードで製造されてなるもの、(2)図6に示す円筒形の枕カバーであって、その1/2(その円周方向に1/2)の部分51がカバード糸製の編物で製造されてなり、残部53が綿織物で製造されてなるもの、及び(3)図7中(A)に示す箱型ベッド用シーツ60であって、上蓋部65がキルティング製であり、それ以外の個所(箱の側面に相当する個所)63が、カバード糸製の編物で製造されてなるもの。なお、このような箱型ベッド用シーツ60において、キルティング製上蓋部65は、ベッド用マットレス表面の硬さを和らげ、吸汗性を高めるベッドパッドとしての役割を果たす。
もちろん、寝具カバーの全部を、上記カバード糸製の編物で製造してもよい。
本考案の寝具用カバーは、縫製によって結合される二つの部分のいずれも(即ち、両者)が前記カバード糸製の編物である(換言すれば、伸縮性がある)個所の、縫製に使用される糸に特徴を有する。「縫製によって結合される二つの部分」には、二枚の編物に由来する二つの部分は勿論のこと、一枚の編物中の二個所も包含される。後者の例としては、端のしまつのための折り返し部分(この縫製部分は三重となっているが、「縫製によって結合される二つの部分」が二つあると考える)が挙げられる。
伸縮性部分の縫製に使用される糸の特徴は、伸度が20乃至60%、好ましくは20乃至50%、更に好ましくは24乃至40%、特に好ましくは30乃至40%であることである。このような伸度を有する糸の例として、ウーリー糸(ナイロン・ウーリー糸の伸度の例:31乃至35%;ポリエステル・ウーリー糸の伸度の例:24乃至30%)やレジロン糸(伸度の例:30%)が挙げられる。
カバード糸製の編物同士の縫製に伸縮性のある糸を使用することにより、縫製個所もカバード糸製の本体部分の伸びに追随できる。なお、一方がカバード糸製の編物であり、他方が織布や他の編物である個所や、織布や他の編物同士の個所の縫製に使用する糸は、特に限定されない。
本考案の寝具用カバーを製造する際の縫製方法は限定されないが、縫製の際のステッチ模様を工夫すると、縫製個所も、より広範なカバード糸製の本体部分の伸びに追随できるようになる。即ち、カバード糸製の本体部分の伸びが大であっても、縫製個所もそれに追随して十分に伸びるようになる。
好ましい縫製方法の例としては、単環縫い、二重環縫い、そして、縫製の際の裏面又は表裏両面に縫製糸がジグザグ模様を含む模様で存在するような縫製方法が挙げられる。縫製の際には、糸、特に下糸にはあまりテンションをかけず、少々緩みがあるような仕上りとなるようにするのがよい。
ここで、縫製の際の裏面に縫製糸がジグザグ模様を含む模様で存在するためのステッチとは、例えば、2本針上飾りなしステッチ、3本針上飾りなしステッチ等である。また、縫製の際の表裏両面に縫製糸がジグザグ模様を含む模様で存在するための縫製とは、例えば、2本針上飾り付きステッチ、3本針上飾り付きステッチ、二点千鳥、三点千鳥、四点千鳥である。
図8及び図9に、3本針上飾りなしステッチの模式図を示す。糸a,b,cは、3本針のそれぞれに通された糸、即ち上糸であり、dは下糸である。図8(A)は、縫製の際の表面であり、本縫いと同様のステッチ模様である。図8(B)は、縫製の際の裏面を示す。図9は、裏面における糸の絡み方を示している。なお、図9においては、上糸a,b,cの太さやそれらの裏面側への突出を、実際よりも誇張して記載した。また、2本針上飾りなしステッチは、図8において、縦方向の糸の列が二列となっているものである。
このように、糸自体の伸度に加え、糸が縦(図8における縦方向)に引っ張られた場合には横に掛け渡されている部分から、糸が横(図8における横方向)に引っ張られた場合には縦や斜目に掛け渡されている部分から、糸が繰り出されるので、縦横共に、糸自身の伸度以上の伸びに追随できる。
以下に、実施例により、本考案を具体的に説明する。
スパンデックス(商標)製の芯部(8重量%)の周りを木綿繊維(92重量%)で被覆してなるカバード糸(コアスパン糸)であって、糸番手#40のニット糸にて、単位重量が190g/mとなるように丸編みをし、得られた編物を切り開いて幅が155cmの編物を得た。なお、この編物を引張ったところ、その最大伸び率は、縦40%、横70%であった。
この編物を用い、図7中(B)に示す箱型ベッド用シーツ70を製造した。なお、編物の幅方向が、シーツの幅方向となるように使用した。また、縫製には、ナイロンウーリー糸(東洋紡ミシン糸株式会社製;伸度:31.0%)を用い、3本針上飾りなしステッチで行った。出来上がり寸法は、幅90cm、長さ170cm、側面の高さ25cmであった。
このシーツで、以下の5種類のサイズのベッド用マットレスを被覆したところ、縫製個所も十分に伸張し、いずれのマットレスにもフィットした。
使用したベッド用マットレスのサイズ(幅×長さ×高さ):
100cm×200cm×25cm、110cm×200cm×30cm、120cm×210cm×30cm、140cm×200cm×30cm
スパンデックス製(商標)の芯部(7重量%)の周りを木綿繊維(93重量%)で被覆してなるカバード糸(コアスパン糸)であって、糸番手#40のニット糸にて、単位重量が180g/mとなるように丸編みをし、得られた編物を切り開いて幅が155cmの編物を得た。なお、この編物を引張ったところ、その最大伸び率は、縦40%、横70%であった。
この編物を用い、図7中(B)に示す箱型ベッド用シーツ70を製造した。なお、編物の幅方向が、シーツの幅方向となるように使用した。また、縫製は、ポリエステルウーリー糸(東洋紡ミシン糸株式会社製;伸度:24.0%)を用い、3本針上飾りなしステッチで行った。出来上がり寸法は、幅90cm、長さ170cm、側面の高さ25cmであった。
このシーツで、実施例1に記載されたものと同様の5種類のサイズのベッド用マットレスを被覆したところ、縫製個所も十分に伸張し、いずれのマットレスにもフィットした。
表地及び裏地が木綿100%の編物製であり、中綿はポリエステル製(100%)で300g/mからなるキルティングを用意した。このキルティングのサイズは、97cm×197cmであった。このキルティングの周囲に、実施例1で使用したものと同様の編物であって幅が25cmのものを縫いつけ、図7中(A)に示す箱型ベッド用シーツ60を製造した。キルティングと実施例1で使用したものと同様の編物とを縫い合わせる縫製個所を含むすべての縫製個所を、ナイロンウーリー糸(東洋紡ミシン糸株式会社製;伸度:31.0%)を用い、3本針上飾りなしステッチで縫製した。なお、キルティング側の縫い代は、各1cmとした。出来上がり寸法は、幅95cm、長さ195cm、側面の高さ23cmであった。
このシーツで、以下の3種類のサイズのベッド用マットレスを被覆したところ、縫製個所も十分に伸張し、いずれのマットレスにもフィットした。
使用したベッド用マットレスのサイズ(幅×長さ×高さ):
100cm×200cm×25cm、110cm×200cm×30cm、100cm×200cm×35cm
実施例1で使用したものと同様の編物を用い、図10中(A)に示す形状及び大きさのピローケース80を製造した。縫製は、ナイロンウーリー糸(東洋紡ミシン糸株式会社製;伸度:31.0%)を用い、3本針上飾りなしステッチで行った。
このピローケース80を、図10中(B)に示す形状で、以下の表1に示すサイズ(全6種)のテンピュール(登録商標)ミレニアムピロー90に装着させたところ、縫製個所も十分に伸張し、いずれのサイズの枕にも装着することが出来た。
Figure 0003129826
実施例2で使用したものと同様の編物を用意した。また、木綿糸(糸番手#30)を縦76本/インチ、横110本/インチで用いて製造した織物を用意した。
これらの編物と織物を用い、円筒形枕カバー(幅40cm、円周50cm)3種を製造した。その一つ(枕カバーx)は、図6中(A)に示すように、その1/2(40cm×25cm)の部分51を実施例2で使用したものと同様の編物で、残部(40cm×25cm)53を綿織物で製造したもの、2番目(枕カバーy)は、全てを実施例2で使用したものと同様の編物で製造したもの、他の一つ(枕カバーz)は、全てを綿織物で製造したものであった。なお、編物の幅方向を、枕カバーの円周方向として使用した。また、縫製は、枕カバーx及びyについては、ナイロンウーリー糸(東洋紡ミシン糸株式会社製;伸度:31.0%)を用い、3本針上飾りなしステッチで行い、枕カバーzについては、木綿糸(糸番手#60の3本撚り)を用い、本縫いで行った。
これらの枕カバーx、y及びzを、幅42cm、枕中央部の円周の長さが48cmの円筒形枕に装着したところ、丁度よく被覆することができた。
これらの枕カバーx、y及びzを、家庭用洗濯機で洗濯し、電気乾燥機で乾燥させた。これを合計10回繰り返した。その後、前記円筒形枕に装着しようとしたところ、枕カバーx及びyは、縫製個所も十分に伸張し、装着することができたが、枕カバーzは縮んで装着することが出来なかった。
カバード糸の一例(シングルカバード糸)を示す模式図である。 カバード糸の他の例(ダブルカバード糸)を示す模式図である。 カバード糸の更に他の例(コアスパン糸)を示す模式図である。 本考案の寝具用カバーの一例である敷布団用包布を示す模式図である。 本考案の寝具用カバーの他の一例である敷布団用包布を示す模式図である。 本考案の寝具用カバーの更に他の一例である円筒形枕カバーを示す模式図である。 本考案の寝具用カバーの更に他の例である箱型ベッド用シーツを示す模式図である。 3本針上飾りなしステッチを示す模式図である。 3本針上飾りなしステッチを示す模式図である。 本考案の寝具用カバーの一例であるピローケースと、そのピローケースが装着されるピローとを示す模式図である。
符号の説明
1 ポリウレタン糸
3 ポリエステル糸
5 木綿糸
7 短繊維
10 シングルカバード糸
20 ダブルカバード糸
30 コアスパン糸
40 敷布団の包布
50 枕カバー
60 箱型ベッド用シーツ
70 箱型ベッド用シーツ
80 ピローケース
90 テンピュール(登録商標)ミレニアムピロー
a,b,c,d 糸

Claims (6)

  1. 寝具用カバーであって、その少なくとも一部がカバード糸製の編物で製造されてなり、縫製によって結合される二つの部分のいずれもが当該カバード糸製の編物である個所は、伸度が20乃至60%の縫製糸で縫製されていることを特徴とする寝具用カバー。
  2. カバード糸は、ポリウレタン繊維製の芯部を有し、被覆材は、木綿、ポリエステル、アクリル、レーヨン、ポリプロピレン、羊毛、麻及びナイロンからなる群から選択される一種以上の繊維製である、請求項1に記載の寝具用カバー。
  3. 寝具用カバー全体が、カバード糸製の編物で構成されている、請求項1又は2に記載の寝具用カバー。
  4. 縫製糸がウーリー糸又はレジロン糸である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の寝具用カバー。
  5. 伸度が20乃至60%の縫製糸で縫製された個所のステッチが、縫製の際の裏面又は表裏両面に縫製糸がジグザグ模様を含む模様で存在するものである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の寝具用カバー。
  6. 寝具用カバーが、ベッド用シーツ、ピローケース、敷布団の包布、敷布団用シーツ及び枕カバーからなる群から選択される一種以上である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の寝具用カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010084300A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Suminoe Textile Co Ltd 意匠性の付与されたフェルトヤーンおよびその製造方法ならびにそのフェルトヤーンを使用したカーペット。
JP2010275651A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Kawanishi Boeki Kk 衣類およびその製造方法

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