JP3129646U - 多層構造の寝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に夏季の使用に適する寝具であって、体熱を逃がすことができ、また、発汗しても蒸れない掛布団やベッドパッドを提供すること。
【解決手段】 表面層、裏面層及びそれらの層の間に位置する二層以上の内層とを有する多層構造の寝具であって、表面層及び裏面層は、いずれもが織布又は編物製であり且つそれらの中の少なくとも一方は麻を25%以上含み、前記二層以上の内層の中、少なくとも一層であって前記麻を25%以上含む層と接する層は、織布、不織布及び編物の中のいずれかで構成されており、そして、表面層と裏面層とは、少なくとも外周部において直接又は間接的に結合されていることを特徴とする多層構造の寝具を使用する。
【選択図】 図2

Description

本考案は、肌掛布団、敷パッドやベッドパッドとして使用される多層構造の寝具に関する。本発明の寝具は、特に夏季の使用に適するものである。
夏季用の寝具に要求される性能は、冬用の寝具において最も重視される性能、即ち保温性とは大きく異なり、暑くなく、また、発汗があっても蒸れないことである。
夏季用の寝具に関する発明の例を挙げると、タオル地の上に薄手のレース地を重ね合わせたもの、及び、タオル地の表面に中綿層を介在させてガーゼ地を重ね合わせ、その上にレース地を重ね合わせたもの(以上、特許文献1参照)や、高脱脂、無添加の綿ガーゼを5枚重ねして一緒に縫い合わせたもの(特許文献2参照)がある。
ところで、夏季用の衣服やシーツ等においては、従来より、麻が使用されてきた。麻織物は、さらっとした感触があり、また、その熱伝導率は一般的繊維の中では最も高いので、繊維を通じて体熱を外部に伝える力が大きいからである。さらに、麻は、吸湿又は吸汗性と、放湿又は発散性に優れるので、麻織物を使用すれば、発汗があっても蒸れないからである。
従って、夏季用の寝具要求される性能を充足するためには、側生地として、麻織物を使用するのがよいということができる。しかし、シーツや布団カバーとは異なり、寝具の場合には、側生地として麻を使用するのみでは、上記要求性能は必ずしも充足されない。上記要求性能の充足度を高めるためには、綿等の充填物の材料や寝具そのものの構造も工夫する必要がある。
特開2000−107000号公報 特開2002−282107号公報
本考案は、特に夏季の使用に適する寝具であって、体熱を逃がすことができ、また、発汗しても蒸れないもの、具体的には肌掛布団、敷パッド、ベッドパッド等の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案者は鋭意検討し、以下の考案を完成させた。
即ち、本考案は、表面層、裏面層及びそれらの層の間に位置する二層以上の内層とを有する多層構造の寝具であって、表面層及び裏面層は、いずれもが織布又は編物製であり且つそれらの中の少なくとも一方は麻を25%以上含み、前記二層以上の内層の中、少なくとも一層であって前記麻を25%以上含む層と接する層は、織布、不織布及び編物の中のいずれかで構成されており、そして、表面層と裏面層とは、少なくとも外周部において直接又は間接的に結合されていることを特徴とする多層構造の寝具に関する。
本考案の多層構造の寝具は、以下の(1)乃至(7)の態様の中のいずれかまたはそれらの中の二つ以上を組み合わせた態様であってよい。
(1)すべての内層が、各々、織布、不織布及び編物の中のいずれかで構成されている、上記多層構造の寝具。
(2)内層を構成する織布、不織布及び編物が、木綿、ラミー、リネン及びレーヨンからなる群から選択される少なくとも一つを材料とする繊維から製造されたものである、上記多層構造の寝具。
(3)内層を構成する織布、不織布及び編物が、通気性に優れるものである、上記多層構造の寝具。
(4)表面層と裏面層の両者が麻を25%以上含む織布又は編物製である、多層構造の寝具。
(5)表面層及び/又は裏面層が織布製であり、好ましくはガーゼ織物製である、上記多層構造の寝具。
(6)すべての層の外周部が一体に縫製されてなる、上記多層構造の寝具。
(7)寝具が、掛布団、肌掛布団、敷布団、敷パッド及びベッドパッドからなる群から選択される少なくとも一種である、上記多層構造の寝具。
本考案の寝具を使用すれば、夏季において寝苦しさから開放される。
以下に、本考案の好的例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案のベッドパッド100の層構成の一例を示す断面図である。このベッドパッド100は、表面層1、裏面層3、及び表面層1と裏面層3との間に位置する二層の内層5,7とを有する。
図1において、各層は互いに接触しているが、各層は互いに完全に接触している必要はなく、層間に空間のある個所があってもよい。例えば、本考案の寝具の外周部の一例を示す断面図である図4に記載されている例のように、表面層1と内層5、裏面層3と内層7との間に空間があってもよい。
表面層1と裏面層3は、いずれもが織布又は編物製である。また、これらの中の少なくとも一方は、麻を25%以上含む。内層5,7は、いずれもが織布、不織布及び編物の中のいずれかであるか、又は、麻を25%以上含む織物と接する一方の層は、織布、不織布及び編物の中のいずれかであり、他方は織布、不織布及び編物以外の材料である。即ち、本考案の四層構造のベッドパッド100における各層の材料の組合せは、表1に示すとおりである。なお、表面層1と裏面層3に関しては、説明の便宜上このように名称及び符号をつけているが、表面層と裏面層とは入れ替わってもよい。
Figure 0003129646
本考案の寝具において、表面層1と裏面層3の中の少なくとも一方に使用される織布又は編物は、麻を25%以上含有するものである。表面層1と裏面層3の両者が、麻を25%以上含有する織布又は編物であることが好ましい。麻の含有量を25%以上としたのは、麻の性質、即ち、体熱を外部に伝える性質、吸湿又は吸汗性、放湿又は発散性を生かすためである。麻の含有量は、30%以上であることが好ましく、50%以上であることが更に好ましく、80%以上であることが更により好ましく、100%であることが最も好ましい。また、麻として、ラミーとリネンの何れも使用することができる。
表面層1と裏面層3の両方又はいずれかに使用される「麻を25%以上含む織布又は編物」は、麻100%の織布や編物のみならず、麻を25%以上含有するという条件の下、麻を含む二種以上の繊維が使用されてなる織布や編物も包含する。このような「二種以上の繊維の使用」には、織布や編物において二種以上の繊維を紡いでなる混繊糸を使用すること、経糸と緯糸とで異なる繊維製の糸を使用すること(交織)、二種以上の異なる繊維製の糸を使用して編むこと(交編物)等が包含される。麻100%ではない場合に、麻と共に使用される他の繊維は、特に限定されないが、その例としては、木綿、レーヨン、ポリエステル及びナイロンが挙げられる。
表面層1及び裏面層3は、少なくとも一方が織布製であることが好ましく、両者が織布製であることがさらに好ましい。また、織布として、ガーゼ織物が特に好ましい。「ガーゼ織物」とは、使用する糸は20乃至40番手であり、打ち込み本数は、経糸が25乃至50本/インチ、緯糸が25乃至50本/インチ程度の、無撚又は甘撚り糸で目を粗く織った平織りの織物をいう。また、ガーゼ織物の材料繊維としては、麻及び木綿が好ましい。
内層に使用される「織布、不織布及び編物」とは、各種繊維を用いて製造された織布(布)、不織布及び編物すべてを包含する。織り方(織布の場合)、製造方法(不織布の場合)、編み方(編物の場合)は、特に限定されない。また、「各種繊維」には、すべての繊維、即ち、天然繊維、半合成繊維、再生繊維、合成繊維等が包含される。織布、不織布、編物の製造に使用される繊維や繊維を紡績してなる糸は、その材料として、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。ここで、「二種以上」とは、例えば、織布や編物において、二種以上の繊維を紡いでなる混繊糸を使用すること、経糸と緯糸とに異なる繊維製の糸を使用すること(交織)、二種以上の異なる繊維製の糸を使用して編むこと(交編物)、不織布を二種以上の繊維を使用して製造すること等をいう。
織布製造の際の織り方の例としては、平織り、綾織り等が挙げられる。不織布の例としては、ケミカルボンド、サーマルボンド、エアレイド、スパンボンド、メルトブロー、スパンレース、ニードルパンチ、ステッチボンド等がある。また、不織布に各種加工を施したもの、例えば、薬剤や樹脂でコーティングしたものや、不織布と他素材とを複合化させた複合不織布も使用することができる。編物製造の際の編み方の例としては、ラグラン編み、縦編み、丸編み、横編み等が挙げられる。
「織布、不織布及び編物」の製造に使用される材料繊維は、特に限定されないが、その例としては、ポリエステル、ナイロン、アクリル等の化学繊維、木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維が挙げられる。材料繊維として、体熱の伝達性に優れる、木綿、ラミー、リネン及びレーヨンからなる群から選択される一種以上を使用することが好ましい。
また、特に夏季用の寝具の場合には、材料繊維と、織り方(織布の場合)、製造方法(不織布の場合)又は編み方(編物の場合)との組合せで、通気性に優れるものを選択し、それらを使用することが好ましい。通気性に優れるものの例として、ガーゼ織物が挙げられ、特に麻又は木綿のガーゼ織物が好ましい。
二層以上の内層の中、少なくとも一層であって前記麻を25%以上含む層と接する層は、織布、不織布又は編物であるが、これ以外の内層に関しては、材料に限定はない。即ち、「織布、不織布及び編物以外の材料」も用いることができる。内層に使用される「織布、不織布及び編物以外の材料」とは、織布、不織布、編物以外であって、寝具材料として使用されるものすべてを包含する。具体例としては、綿、パンヤ、フェルト、ウレタン・スポンジ又はゴム、ウレタン加工品等が挙げられる。綿やパンヤの材料は、例えば、木綿、カポック、羊毛、及びポリエステル、アクリル、ポリプロピレン等の各種化学繊維である。フェルトの材料は、羊毛等の天然の毛やアクリルである。ウレタン・スポンジ又はゴムは、ポリウレタン製の層状材料である。ウレタン加工品とは、基布にポリウレタンの溶液又はエマルジョンを含浸させ、固化させたもの(ウレタン含浸加工品)や、基布上にポリウレタンの溶液又はエマルジョンを塗布し乾燥させたもの(ウレタン・コーティング加工品)である。
綿、パンヤ、フェルト、ウレタン・スポンジ又はゴム、ウレタン加工品等は、寝具にクッション性を付与するのに有用である。従って、敷パッドやベッドパッド等の敷寝具において使用される場合が多い。なお、内層に「織布、不織布及び編物以外の材料」が使用される場合は、本考案の寝具における通気性、吸湿又は吸汗性、放湿又は発散性をなるべく妨げないよう、一般的には少量(即ち、厚みが小さい状態)で使用される。あるいは、通気性が保たれるように加工されたものが使用される。また、「織布、不織布及び編物以外の材料」は、本考案においては、表面層と裏面層の中の少なくとも一方の麻を25%以上含む織布又は編物の層に接触する内層には使用しない。当該麻を含む層は、体熱の放散のために、寝具の使用時に人体に接する側として使用されるからである。
本考案の寝具として、内層すべてが、織布、不織布及び編物の中のいずれかであるものが好ましい。即ち、先に表1に示したものの中では、例A及び例Cのものが好ましい。また、例Cの場合には、裏面層3は、麻(リネン、ラミー)、木綿及びレーヨンからなる群から選択された一種以上を材料繊維とする織布又は編物であることが好ましい(但し、麻含有量は25%未満である)。
本考案の寝具において、内層に不織布を使用する場合には、通気性が良好な多穴不織布や、吸水分散性を高めたもの、抗菌防臭・防ダニ性を付与したもの等の機能性不織布を使用することが好ましい。「多穴不織布」とは、織布の目のような穴が規則的にあいている不織布、例えばスパンレース不織布である。
図1と表1には、内層が二層である例を示したが、内層は、二層以上あればよく、その数は限定されない。なお、内層の数は、通常は2乃至5であり、2乃至4が好ましく、2又は3が特に好ましい。寝具の用途(例えば、掛布団であるとか、ベッドパッドであるというような用途)毎の要求性能を充足するように、層の数や、各内層を構成する材料、材質を選択すればよい。
本考案の寝具は、表面層と裏面層とが少なくともその外周部において直接又は間接的に結合されている。「表面層と裏面層とが外周部において直接結合されている」とは、例えば、表面層と裏面層の外周部が縫製されて表面層と裏面層とが一体化されており、内層は表面層と裏面層との間に充填されているような態様をいい、「表面層と裏面層とが外周部において間接的に結合されている」とは、例えば、表面層と裏面層との間に内層のすべて又は一部が存在する状態で、外周部が一体に縫製されてなる態様をいう。また、「少なくとも外周部において」であるから、外周部以外の個所も、縫製等によって結合されていてもよい。外周部において、すべての層が一体に縫製されていることが好ましい。
図2は、本考案の寝具の外周部の一例を示す断面図である。寝具の外周部には、表面層1、内層5、内層7及び裏面層3の切り放しの端部を包む別布20が存在し、これらの四層と、別布20に由来する四層(表面層1上に、折り返された別布20の二層が存在し、裏面層3の下に、折り返された別布20の二層が存在する)とが、糸30で一体に縫製されている。図2に示された端部の処理は、「ヘム巻き仕上げ」と呼称される。これは、「表面層と裏面層とが外周部において間接的に結合されている」例である。
他の、「表面層と裏面層とが外周部において間接的に結合されている」例として、図3に示すように、外周部において、内層5は表面層1と裏面層3との間に存在するが、内層7は表面層1と裏面層3との間に存在しない状態で、表面層1、内層5と裏面層3が縫製されているものが挙げられる。一方、「表面層と裏面層とが外周部において直接結合されている」例には、図4に示すように、外周部には内層5,7が存在せず、表面層1と裏面層3のみが縫製されているものが挙げられる。
表面層1、内層5、内層7及び裏面層3の切り放しの端部を露出させない方法は、これらに限定されず、例えば、表面層1と内層5、内層7と裏面層3とをそれぞれ一単位とする袋縫いであってもよい。
本考案の寝具の各層は、外周部以外の個所においても、縫製、一体化されていることが好ましい。図5は、本考案の夏用肌掛布団200の一例を示す平面図である。この例では、
外周部以外の個所においても、すべての層が糸40で一体に縫製、即ち、キルティング加工されている。このようにすると、内層がずれたりよれたりすることがない。
以下に、実施例により、本考案の寝具をさらに具体的に説明する。
[五層式夏用肌掛布団の製造]
(1)材料
表面層及び裏面層: 中国湖南省岳陽市の湖南洞庭苧麻紡織印染广製の麻(ラミー100%)ガーゼ;経糸、緯糸共に21番手の単糸で、打込み本数は、経糸40本/インチ、緯糸30本/インチ;布幅は155cm
内層(三層いずれも): 中国山東省華州市の和盛織布有限公司製の綿(100%)ガーゼ;経糸、緯糸共に32番手の単糸で、打込み本数は、経糸42本/インチ、緯糸32本/インチ;布幅は154cm
(2)製造方法
麻ガーゼ、綿ガーゼ、綿ガーゼ、綿ガーゼ、麻ガーゼの順に、ガーゼ五枚を重ねた。これに、多針キルトで幅4インチのストライプ・キルティング加工を施した。ガーゼの端部(外周部)は、綿(100%)ブロード製のバイアス・テープ(打ち込み本数190本;50mm幅)を用い、ヘム巻き仕上げした(図2参照)。このようにして、図5に示す夏用肌掛布団を製造した。製品サイズは、150cm×200cmであった。
[五層式べッドパッドの製造]
(1)材料
表面層及び裏面層: 中国湖南省岳陽市の湖南洞庭苧麻紡織印染广製の麻(ラミー100%)ガーゼ;経糸、緯糸共に21番手の単糸で、打込み本数は、経糸40本/インチ、緯糸30本/インチ;布幅は105cm
内層(三層いずれも): 中国浙江省の杭州航民非織造布有限公司製の多穴不織布(レーヨン100%);密度は45g/m;幅は105cm
(2)製造方法
麻ガーゼ、不織布、不織布、不織布、麻ガーゼの順に、ガーゼと不織布とを重ねた。これに、多針キルトで幅2インチのストライプ・キルティング加工を施した。ガーゼ及び不織布の端部(外周部)は、綿(100%)ブロード製のバイアス・テープ(打ち込み本数190本;50mm幅)を用い、ヘム巻き仕上げした(図2参照)。このようにして、五層式べッドパッドを製造した。製品サイズは、100cm×200cmであった。
[四層式敷パッドの製造]
(1)材料
表面層: 中国湖南省岳陽市の湖南洞庭苧麻紡織印染广製の麻(ラミー100%)ガーゼ;経糸、緯糸共に21番手の単糸で、打込み本数は、経糸40本/インチ、緯糸30本/インチ;布幅は105cm
内層1: 中国山東省華州市の和盛織布有限公司製の綿(100%)ガーゼ;経糸、緯糸共に32番手の単糸で、打込み本数は、経糸42本/インチ、緯糸32本/インチ;布幅は105cm
内層2: 中国浙江省の杭州航民非織造布有限公司製の多穴不織布(レーヨン100%);密度は45g/m;幅は105cm
裏面層: 中国山東省華州市の和盛織布有限公司製の綿布(綿100%);経糸、緯糸共に、32番手の単糸で、打込み本数は、経糸、緯糸共に68本/インチ;布幅は105cm
(2)製造方法
綿布の上に多穴不織布を重ね、その上に綿ガーゼを重ね、さらにその上に麻ガーゼを重ねた。これに、多針キルトで幅2インチのストライプ・キルティング加工を施した。綿布、不織布、綿ガーゼ及び麻ガーゼの端部(外周部)は、綿(100%)ブロード製のバイアス・テープ(打ち込み本数190本;50mm幅)を用い、ヘム巻き仕上げした(図2参照)。このようにして、四層式敷パッドを製造した。製品サイズは、100cm×200cmであった。
本考案のベッドパッド100の層構成の一例を示す断面図である。 本考案の寝具の外周部の一例を示す断面図である。 本考案の寝具の外周部の他の例を示す断面図である。 本考案の寝具の外周部のさらに他の例を示す断面図である。 本考案の夏用肌掛布団200の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 表面層
3 裏面層
5 内層
7 内層
20 別布
30 糸
40 糸
100 ベッドパッド
200 夏用肌掛布団

Claims (8)

  1. 表面層、裏面層及びそれらの層の間に位置する二層以上の内層とを有する多層構造の寝具であって、表面層及び裏面層は、いずれもが織布又は編物製であり且つそれらの中の少なくとも一方は麻を25%以上含み、前記二層以上の内層の中、少なくとも一層であって前記麻を25%以上含む層と接する層は、織布、不織布及び編物の中のいずれかで構成されており、そして、表面層と裏面層とは、少なくとも外周部において直接又は間接的に結合されていることを特徴とする多層構造の寝具。
  2. すべての内層が、各々、織布、不織布及び編物の中のいずれかで構成されている、請求項1に記載の多層構造の寝具。
  3. 内層を構成する織布、不織布及び編物が、木綿、ラミー、リネン及びレーヨンからなる群から選択される少なくとも一つを材料とする繊維から製造されたものである、請求項1又は2に記載の多層構造の寝具。
  4. 内層を構成する織布、不織布及び編物が、通気性に優れるものである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の多層構造の寝具。
  5. 表面層と裏面層の両者が麻を25%以上含む織布又は編物製である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の多層構造の寝具。
  6. 表面層及び/又は裏面層が織布製である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の多層構造の寝具。
  7. 織布がガーゼ織物である、請求項6に記載の多層構造の寝具。
  8. すべての層の外周部が一体に縫製されてなる、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の多層構造の寝具。
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