JP3182497U - クッション材及びクッション性製品 - Google Patents

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【課題】 立体構造編物をその必須構成部材とするクッション材であって、立体構造編物の外周部からほころびが生ぜず、外周部も通気性能に優れる上、低コストで製造することが可能なクッション材と、そのようなクッション材を備えてなるクッション性製品を提供すること。
【解決手段】 クッション材であって、その構成部材として少なくとも一枚の立体構造編物を備えており、さらに、当該立体構造編物に縫い付けることが可能な立体構造編物以外の部材をも備えていてもよく、当該立体構造編物はその連結糸が合成繊維製であり、前記クッション材の厚みは5乃至25mmであり、そして、前記クッション材の外周には、かがり幅が5乃至18mmである糸製の縁かがり部を有することを特徴とするクッション材と、そのようなクッション材を備えてなるクッション性製品を用いる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、立体構造編物をその必須構成部材とし、その外周には糸製の縁かがり部を有するクッション材と、そのようなクッション材を備えてなるクッション性製品に関する。
立体構造編物をその必須構成部材とするクッション材は、蒸れ防止性能や体圧分散性能に優れることから、座席等において、また、ベッドパッドやマットレス等の寝具において使用されている。このようなクッション材に使用される立体構造編物は、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
ところで、このような立体構造編物は、編物を製造した後、所望の大きさ、形状に裁断されて使用されるが、その際、切断個所、即ち外周部からほころびが生じ得る。そこで、特許文献3では、立体構造編物の外周部からほころびが生じるのを防ぐために、立体構造編物同士又は立体構造編物と他素材とを、それらの外周部を縁部カバー材で覆って縫合している。
特許文献3には、縁部カバー材として、織物、編物、不織布及び合成皮革が例示されている(段落[0011])が、実用性があるのは織物のみである。より具体的に述べると、縁部カバー材としては、織物をバイアス・カットしたもの(すなわちバイアス・テープ)が用いられているが、これは、製品のコスト高を招いている。
また、特許文献3では、立体編物のモノフィラメント製連結糸の切れ端が、縁部カバー材を突き抜けて飛び出すのを防止するために、縁部カバー材に目潰し加工や合成樹脂のコーティング等を行うことが提案されている(段落[0013])が、これは、製品のさらなるコスト高を招く。
さらに、特許文献3に記載されたクッション材は、蒸れ防止性能に優れるとされているが、少なくとも縁部カバー材の存在する個所は、通気性に優れているとはいえない。
国際公開WO01/044551 特開2004−270079 特許第4001890号
本考案は、上記の従来技術における問題点を解決するものであり、立体構造編物の外周部からほころびが生ぜず、外周部も通気性に優れる上、低コストで製造することが可能な、立体構造編物をその必須構成部材とするクッション材と、そのようなクッション材を備えてなるクッション性製品の提供を目的とする。
本考案者は、上記目的を達成するために鋭意研究し、本考案を完成させた。すなわち、本考案は、クッション材であって、その構成部材として少なくとも一枚の立体構造編物を備えており、さらに、当該立体構造編物に縫い付けることが可能な立体構造編物以外の部材をも備えていてもよく、当該立体構造編物はその連結糸が合成繊維製であり、前記クッション材の厚みは5乃至25mmであり、そして、前記クッション材の外周には、かがり幅が5乃至18mmである糸製の縁かがり部を有することを特徴とするクッション材に関する。
本考案のクッション材は、以下の態様の中、いずれか一つ又は二つ以上の組み合わせを有するものを包含する。
(1)前記合成繊維製連結糸の太さが55.5乃至777デシテックスであるもの、
(2)前記縁かがり部がオーバーロック縫いで形成されたものであるもの、
(3)前記縁かがり部のステッチ間隔が1乃至2mmである(換言すれば、13乃至25ステッチ/インチ)であるもの、
(4)前記縁かがり部を構成する糸が、ナイロン製又はポリエステル製のウーリー糸であり、好ましくは、その太さが110乃至330デシテックスのウーリー糸であるもの、
(5)その構成部材として、少なくとも二枚の立体構造編物を備えているか、又は、少なくとも一枚の立体構造編物と少なくとも一枚の立体構造編物に縫い付けることが可能な立体構造編物以外の部材とを備えているもの、
(6)その構成部材として、立体構造編物のみを備えているもの。
また、本考案は、上記の本考案に係るクッション材を備えてなることを特徴とするクッション性製品に関する。
本考案により、立体構造編物を備えてなるクッション材及びクッション性製品であって、立体構造編物の構成糸(すなわち、表裏(フロント及びバック)の編地の糸及び連結糸)の切れ端が外周部から飛び出すことがなく、耐久性能に優れるとともに、外周部までもが蒸れ防止性能に優れるものが提供される。
本考案のクッション材及びクッション性製品では、立体構造編物の構成糸の切れ端の外周部からの飛び出し防止を、糸による縁かがりによって実現しているため、バイアス・テープ等の縁部カバー材を使用する場合と比べて、外周部の処理に係るコストが約1/5で済む。
本考案に係るクッション材の一例を示す模式的平面図である。 図1に示すクッション材のA−A線における模式的断面図である。 本考案に係る立体構造編物の一例の、拡大平面図である。 本考案に係る立体構造編物の一例の、拡大正面図である。 本考案に係るクッション材における縁かがり部を示す模式的線図である。
以下に、図面を参照しながら、本考案について詳細に説明する。図1は、本考案に係るクッション材の一例を示す模式的平面図であり、図2は、図1に示すクッション材のA−A線における断面の一部の拡大模式図である。
図1及び図2に示すクッション材100は、構成部材として、二枚の立体構造編物1,3を備えている。二枚の立体構造編物1,3は重ねられており、それらの外周に存在する糸製の縁かがり部5によって一体化されている。
図3は、立体構造編物の一例の拡大平面図であり、図4は、その拡大正面図である。立体構造編物1は、その表面(フロント)7a及び裏面(バック)7bと、それらを連結する連結糸7cによって構成されており、その上面からみると、ハニカム模様となっている。
ここで、立体構造編物とは、表裏二面の編地を連結糸で連結してなる、表面、連結糸及び裏面の少なくとも三要素で構成される立体的な編物のことをいう。表裏二面の模様は特に限定されない。例を挙げると、図3に示すようなハニカム柄のほか、格子柄、円柄、楕円柄等がある。
本考案のクッション材の構成部材である立体構造編物において、連結糸は合成繊維製である。使用できる合成繊維は特に限定されないが、その例を挙げると、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維、ポリトリメチレンテレフタレート繊維等のポリエステル系繊維、各種ナイロン等のポリアミド系繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等のポリアルキレン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維等がある。
連結糸が合成繊維製であるため、立体構造編物は良好なクッション性能を示す。また、連結糸は、モノフィラメントであってもマルチフィラメントであってもよい。連結糸の太さは、55.5乃至777デシテックスであることが好ましく、83乃至222デシテックスであることがさらに好ましい。また、連結糸の太さにもよるが、立体構造編物の横断面1cm当たりの連結糸の本数は、300乃至800本程度であることが好ましい。
表面及び裏面の編地に使用する繊維も特に限定されないが、その例を挙げると、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリル系繊維、ポリアルキレン系繊維等の合成繊維、キュプラ、ビスコースレーヨン、リヨセル等の再生繊維、綿、麻、羊毛等の天然繊維がある。
立体構造編物は、例えばダブルラッセル編機やダブル丸編機等の、二列の針列を有する編機で編まれる。また、編みあがった立体構造編物を、熱セット処理に供してもよい。
本考案のクッション材は、その構成部材として少なくとも一枚の立体構造編物を備える。本考案のクッション材が一枚の立体構造編物のみを備えるものである場合には、その外周に糸製の縁かがり部を有する。
前記したように、図1及び図2に示すクッション材100は、構成部材として、二枚の立体構造編物1,3を備えており、それらは外周に存在する糸製の縁かがり部5によって結合されて一体化されている。
本考案のクッション材は、二枚以上の立体構造編物を備えるものであってもよいし、一枚以上の立体構造編物と一枚以上の立体構造編物に縫い付けることが可能な立体構造編物以外の部材とを備えるものであってもよい。これらの部材は、外周に存在する縁かがり部によって結合され、一体化されている。したがって、縁かがり部によって一体化される構成部材同士は、通常は略同一の大きさ及び形状である。
立体構造編物以外の部材とは、例えば、発泡ポリウレタン、スポンジ、織布、不織布、編物等の、立体構造編物に縫い付けることが可能な部材である。なお、本考案のクッション材は、必須構成部材としての立体構造編物、任意構成部材としての立体構造編物に縫い付けることが可能な立体構造編物以外の部材に加え、縫製が可能ではないもの(換言すれば、一部材としての連続性がないもの)、例えば天然及び合成綿を併用してもよい。このような部材は、例えば、二枚の立体構造編物の間に配される。
蒸れ防止性能に重点を置く場合には、本考案のクッション材の構成部材として、立体構造編物のみを用いることが好ましい。また、硬さが求められる場合には、立体構造編物と発泡ポリウレタンとを使用することが好ましい。
本考案のクッション材の特徴は、その外周に糸製の縁かがり部を有する点にある。縁かがり部は、好ましくはオーバーロック縫いで形成されたものである。なお、インターロック縫いを実施した場合も、外周の縁かがり部はオーバーロック縫いで形成されたものと同様となり得る。したがって、本考案における外周の縁かがり部は、インターロック縫いで形成されたもの等、オーバーロック縫い以外の方法で形成されたものも包含する。
図5に、縁かがり部5の模式的線図を示す。図5中、(a)は2本針オーバーロック縫いの基本縫いで形成された縁かがり部の一例を示し、(b)及び(c)は、1本針オーバーロック縫いの基本縫いで形成された縁かがり部の一例を示す。なお、(b)と(c)は、表面と裏面の関係にある。
縁かがり部5におけるかがり幅x(外側端部5aと内側端部5bとの間隔)は、立体構造編物の構成糸の飛び出し(ほつれ)防止性能と経済性との兼ね合いから、5乃至18mmであり、8乃至12mmであることが好ましい。
また、縁かがり部5のかがり糸5cの間隔y(換言すると、縁かがり部5のステッチ間隔y)は、立体構造編物の構成糸の飛び出し(ほつれ)防止性能と経済性との兼ね合いから、1乃至2mm(13乃至25ステッチ/インチ)であることが好ましく、1.2乃至1.6mm(16乃至21ステッチ/インチ)であることがさらに好ましい。
縁かがり部の形成に用いる糸の種類は、特に限定されないが、伸縮性のあるものが好ましい。伸縮性のある糸の例としては、ウーリー糸があげられる。ウーリー糸の素材も特に限定されないが、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリエチレン及びポリプロピレンからなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましく、ナイロン及びポリエステルがさらに好ましい。
縁かがり部の形成に用いる糸の太さも特に限定されないが、ウーリー糸の場合、110乃至330デシテックスであることが好ましく、110乃至220デシテックスであることがさらに好ましい。
本考案のクッション材は、クッション性能及び体圧分散性能の実現のために、その厚みは5乃至25mmであり、5乃至20mmであることがさらに好ましく、7乃至20mmであることが特に好ましい。
本考案のクッション性製品は、本考案のクッション材を備えるものである。クッション材そのものであってもよいし、クッション材を外衣で覆ったものであってもよい。あるいは、クッション材と他の部材とを組み合わせたものであってもよい。クッション性製品の具体例としては、クッション、マット、シート、椅子、敷パッド、炬燵敷等が挙げられる。
以下に、本考案の具体例を示すが、本考案は、以下の例に限定されるものではない。
[実施例1]
六枚筬を装備した28ゲージ、釜間7mmのダブルラッセル機を用い、中間に位置する二枚の筬から、連結糸(パイル糸)として、太さが83.3デシテックス(75デニール)/36f(36f=糸本数が36本であること)のポリエチレンテレフタレート製マルチフィラメント糸を供給し、フロント・バックの地組織を形成する筬ガイドにも、フロント糸及びバック糸として83.3デシテックス(75デニール)/36fのポリエチレンテレフタレート製マルチフィラメント糸を各々の配列で供給した。打ち込み36コース/2.54cmに設定し、表8コースメッシュ、裏2コースメッシュで208cm幅(編み付け幅)の立体構造編物を製編した。
この立体構造編物を80℃にて精錬後、熱セット(185℃)で仕上げ加工し、204cm幅、厚み4mm、性量36コース/2.54cm、26ウェール/2.54cmの立体構造編物を得た。
[実施例2]
六枚筬を装備した28ゲージ、釜間10mmのダブルラッセル機を用い、中間に位置する二枚の筬から連結糸(パイル糸)として83.3デシテックス(75デニール)/36fのポリエチレンテレフタレート製マルチフィラメント糸を供給し、フロント・バックの地組織を形成する筬ガイドにも、フロント糸及びバック糸として83.3デシテックス(75デニール)/36fのポリエチレンテレフタレート製マルチフィラメント糸を各々の配列で供給した。打ち込み36コース/2.54cmに設定し、表2コースメッシュ、裏2コースメッシュで208cm幅の立体構造編物を製編した。
この立体構造編物を80℃にて精錬後、熱セット(185℃)で仕上げ加工し、204cm幅、厚み7mm、性量40コース/2.54cm、26ウェール/2.54cmの立体構造編物を得た。
[実施例3]
六枚筬を装備した18ゲージ、釜間13.5mmのダブルラッセル機を用い、中間に位置する二枚の筬から連結糸(パイル糸)として55.5デシテックス/36fのポリエチレンテレフタレート製モノフィラメント糸を供給し、フロント・バックの地組織を形成する筬ガイドには、フロント糸及びバック糸として83.3デシテックス(75デニール)/36fのポリエチレンテレフタレート製マルチフィラメント糸を各々の配列で供給した。打ち込み36コース/2.54cmに設定し、表8コースメッシュ、裏2コースメッシュで208cm幅の立体構造編物を製編した。
この立体構造編物を80℃にて精錬後、熱セット(185℃)で仕上げ加工し、204cm幅、厚み11mm、性量36コース/2.54cm、18.5ウェール/2.54cmの立体構造編物を得た。
[実施例4]
実施例1で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)と実施例2で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)とを、それらの裏面同士が合わさるように重ねた。これらの立体構造編物を、重ねた状態で、外周を縫製した。具体的には、ジューキ製MO−6914J−CH6−700の極厚地用上下送りオーバーロック・ミシンを用い、ポリエステル(100%)製ウーリー糸(太さ=110デシテックス)で、ステッチ間隔21針/2.54cm(約1.2mm)、かがり幅10mmで縫製し、厚さ11mmのクッション材を得た。これは、敷パッドとして使用できるものである。
[実施例5]
実施例1で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)二枚を、それらの裏面同士が合わさるように重ねた。これらの立体構造編物を、重ねた状態で、外周を縫製した。具体的には、ペガサス製EXT5214H−03の極厚地用上下送りオーバーロック・ミシンを用い、ポリエステル(100%)製ウーリー糸(太さ=110デシテックス)で、ステッチ間隔14針/2.54cm(約1.8mm)、かがり幅10mmで縫製し、厚さ8mmのクッション材を得た。これは、敷パッドとして使用できるものである。
[実施例6]
実施例2で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)一枚を用い、その外周を縫製した。具体的には、ペガサス製EXT5214H−03の極厚地用上下送りオーバーロック・ミシンを用い、ポリエステル(100%)製ウーリー糸(太さ=110デシテックス)で、ステッチ間隔18針/2.54cm(約1.4mm)、かがり幅18mmで縫製し、厚さ7mmのクッション材を得た。これは、敷パッドとして使用できるものである。
[実施例7]
実施例2で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)と実施例3で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)とを、それらの裏面同士が合わさるように重ねた。これらの立体構造編物を、重ねた状態で、外周を縫製した。具体的には、ジューキ製MO−6914J−CH6−700の極厚地用上下送りオーバーロック・ミシンを用い、ポリエステル(100%)製ウーリー糸(太さ=110デシテックス)で、ステッチ間隔24針/2.54cm(約1.06mm)、かがり幅10mmで縫製し、厚さ18mmのクッション材を得た。これは、敷パッドとして使用できるものである。
[実施例8]
実施例3で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)二枚を、それらの裏面同士が合わさるように重ねた。これらの立体構造編物を、重ねた状態で、外周を縫製した。具体的には、ジューキ製MO−6914J−CH6−700の極厚地用上下送りオーバーロック・ミシンを用い、ポリエステル(100%)製ウーリー糸(太さ=110デシテックス)を2本糸通しして、ステッチ間隔16針/2.54cm(約1.59mm)、かがり幅10mmで縫製し、厚さ22mmのクッション材を得た。これは、敷パッドとして使用できるものである。
[実施例9]
ポリエステル(65%)/綿(35%)製生地(打ち込み:110本×76本)(100cm×200cmに切り出したもの)、実施例3で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)及び実施例1で製造した立体構造編物(100cm×200cmに切り出したもの)を、この順に重ね合わせた。この際、実施例3で製造した立体構造編物の裏面と、実施例1で製造した立体構造編物の裏面とが合わさるように重ねた。これらを、キルティング・マシンで一辺が5.08cmのダイヤ格子状となるようにキルティング縫製し、一体化した。
次いで、その外周を、ジューキ製MO−6914J−CH6−700の極厚地用上下送りオーバーロック・ミシンを用い、ポリエステル(100%)製ウーリー糸(太さ=110デシテックス)で、ステッチ間隔24針/2.54cm(約1.06mm)、かがり幅10mmで縫製し、厚さ15mmのクッション材を得た。これは、敷パッドとして使用できるものである。
1,3 立体構造編物
5 縁かがり部
5a 外側端部
5b 内側端部
5c かがり糸
7a 表面
7b 裏面
7c 連結糸
100 クッション材
x かがり幅
y ステッチ間隔

Claims (9)

  1. クッション材であって、その構成部材として少なくとも一枚の立体構造編物を備えており、さらに、当該立体構造編物に縫い付けることが可能な立体構造編物以外の部材をも備えていてもよく、当該立体構造編物はその連結糸が合成繊維製であり、前記クッション材の厚みは5乃至25mmであり、そして、前記クッション材の外周には、かがり幅が5乃至18mmである糸製の縁かがり部を有することを特徴とするクッション材。
  2. 前記連結糸の太さが55.5乃至777デシテックスである、請求項1に記載のクッション材。
  3. 前記縁かがり部がオーバーロック縫いで形成されたものである、請求項1又は2に記載のクッション材。
  4. 前記縁かがり部のステッチ間隔が1乃至2mmである、請求項1乃至3のいずれか一項2に記載のクッション材。
  5. 前記縁かがり部を構成する糸が、ナイロン製又はポリエステル製のウーリー糸である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のクッション材。
  6. 前記ウーリー糸の太さが110乃至330デシテックスである、請求項5に記載のクッション材。
  7. その構成部材として、少なくとも二枚の立体構造編物を備えているか、又は、少なくとも一枚の立体構造編物と少なくとも一枚の立体構造編物に縫い付けることが可能な立体構造編物以外の部材とを備えている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のクッション材。
  8. その構成部材として、立体構造編物のみを備えている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のクッション材。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のクッション材を備えてなることを特徴とするクッション性製品。
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