JP3122580B2 - 中継コネクタ - Google Patents

中継コネクタ

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JP3122580B2
JP3122580B2 JP06175619A JP17561994A JP3122580B2 JP 3122580 B2 JP3122580 B2 JP 3122580B2 JP 06175619 A JP06175619 A JP 06175619A JP 17561994 A JP17561994 A JP 17561994A JP 3122580 B2 JP3122580 B2 JP 3122580B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等に使用されるワ
イヤハーネスと電気機器との接続に使用される中継コネ
クタに関し、特に相互の接続端子のピッチが異なる場合
でも使用可能な汎用性に優れた中継コネクタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車等のワイヤハーネスの配線工程
で、電気部品と電源間の接続には、端子を内蔵したコネ
クタが使用されている。例えば、雌端子を内蔵するハー
ネス側コネクタを、雄端子を内蔵する機器側コネクタに
連結させて電気的接続を行なうのが一般的である。図9
に示すように機器筐体(図示せず)に取付けられた機器
側コネクタ40は、雄端子を内蔵する。一方、ハーネス
46が接続されたハーネス側コネクタ45は雌端子を内
蔵する。このハーネス側コネクタ45を機器側コネクタ
40に差し込み、ハーネス側コネクタ45の雌端子(図
示しない)を機器側コネクタ40の雄端子に結合させる
ことで電気的接続がなされる構成となっている。
【0003】しかし、機器側コネクタ40の雄端子の寸
法や端子間のピッチと、ハーネス側コネクタ45の雌端
子の寸法や端子間のピッチとが合致せず、電気的接続が
できない場合が頻繁にある。この双方の不適合を解決す
るために中継コネクタ41が用いられる。従来の構成に
よる中継コネクタ41は、雄型中継コネクタ41Aと、
雌型中継コネクタ41Bと、及び双方のコネクタ41
A,41Bとを電気的に接続させるリード線44から構
成されている。
【0004】図10に示すように、この雄型中継コネク
タ41A内には、雌端子42が装着され、また雌型中継
コネクタ41B内には、雄端子43が装着されており、
この雌端子42と雄端子43がリード線44で接続され
ている。この雌端子42は形状、寸法ともに、機器側コ
ネクタ40内の雄端子に適合するものが選定されるとと
もに、雄型中継コネクタ41A内に装着される複数個の
雌端子42間のピッチは、機器側コネクタ40内の複数
個の雄端子間のピッチに適合するものが選定される。
【0005】一方、雄端子43は形状、寸法ともにハー
ネス側コネクタ45の雌端子に適合するものが選定され
るとともに、雌型中継コネクタ41B内に装着される複
数個の雄端子43間のピッチは、ハーネス側コネクタ4
5内の複数個の雌端子間のピッチに適合するものが選定
される。このように中継コネクタ41は、雄型中継コネ
クタ41A及び雌型中継コネクタ41Bの2個のコネク
タで構成してリード線44で連結されている。さらに各
コネクタ41A,41Bの構造と寸法及び装着する端子
の形式寸法が、機器側コネクタ40及びハーネス側コネ
クタ45に適合させることで汎用性を確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による中継コネクタでは、リード線の両端にそれぞれ
異なる端子を圧着等で接続し、さらにこれをコネクタ内
に装着させる作業が必要となる。このため工数が増加
し、作業性ならびに歩留まりが改善されず、コストアッ
プにつながるという問題がある。また、部品点数が増加
するため、部品管理が煩雑化するとともに、部品のコス
トアップにつながるという問題点も発生してくる。さら
に、リード線がコネクタ外部に露出されるため、損傷を
受けるおそれがあった。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決するため
になされたものであり、部品点数を削減して作業性の向
上とコスト削減を可能にする中継コネクタを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、雌
型端子の一端と雄型端子片の一端とを直接結合させた少
なくとも1基の結合端子と、結合端子の雌型端子を収容
装着する雌型端子装着部を備えた第1ハウジングと、該
第1ハウジングに連設され、結合端子の雄型端子片を収
容装着する収容室を備えた第2ハウジングとから構成さ
れる中継コネクタであって、雄型端子片の両側に係止腕
を設け、第2ハウジング内壁に少なくとも1個の係止凹
部を設け、第2ハウジング内に嵌挿可能な寸法の側壁
と、雄型端子片の先端部が過不足なく通過可能な挿通孔
を備えた前面壁との一体構成であり、係止凹部に係合す
る係止突起を側壁上に備えた端子ホルダが、第2ハウジ
ングの収容室内に嵌挿されることを特徴とする中継コネ
クタによって達成することができる。
【0009】
【0010】また、本発明の上記目的は、雌型端子の一
端と雄型端子片の一端とを直接結合させた少なくとも1
基の結合端子と、結合端子の雌型端子を収容装着する雌
型端子装着部を備えた第1ハウジングと、結合端子の雄
型端子片を収容装着する収容室を備えた第2ハウジング
とから構成される中継コネクタであって、第1ハウジン
グ後部に係合突起を備えた係合後端部を設け、第2ハウ
ジング前部に係合後端部と係合可能な係合孔を備えた係
合先端部を設けるとともに、第2ハウジングの収容室内
に雄型端子片の先端部が過不足なく通過可能な挿通孔を
備えた支持枠が一体的に形成されたことを特徴とする中
継コネクタによって達成することができる。
【0011】更に、本発明の上記目的は、雌型端子の一
端と雄型端子片の一端とを直接結合させた少なくとも1
基の結合端子と、結合端子の雌型端子を収容装着する雌
型端子装着部を備えた第1ハウジングと、該第1ハウジ
ングに連設され、結合端子の雄型端子片を収容装着する
収容室を備えた第2ハウジングとから構成される中継コ
ネクタであって、結合端子が、雌型端子の後部に軸方向
に延伸する弾性板と、同じく軸方向に延伸する底板とを
並行に設け、弾性板と底板の少なくとも一方の先端部内
側にインデントを設けるとともに、雄型端子片の後端部
に複数の凹部を設け、インデントを雄型端子片の凹部の
内の任意の1つと係合させて形成されることを特徴とす
る中継コネクタによって達成することができる。
【0012】また上記目的は、雌型端子の弾性板と底板
との少なくとも先端部の間隔が、雄型端子片の板厚以下
になるように構成されていることにより達成できる。
【0013】
【作用】本発明に係る中継コネクタにおいては、雌型端
子の一端と雄型端子片の一端とを直接結合させた少なく
とも1基の結合端子と、結合端子の雌型端子を収容装着
する雌型端子装着部を備えた第1ハウジングと、該第1
ハウジングに連設され、結合端子の雄型端子片を収容装
着する収容室を備えた第2ハウジングとから構成される
中継コネクタであって、雄型端子片の両側に係止腕を設
け、第2ハウジング内壁に少なくとも1個の係止凹部を
設け、第2ハウジング内に嵌挿可能な寸法の側壁と、雄
型端子片の先端部が過不足なく通過可能な挿通孔を備え
た前面壁との一体構成であり、係止凹部に係合する係止
突起を側壁上に備えた端子ホルダが、第2ハウジングの
収容室内に嵌挿される。これにより、従来使用されてい
たリード線が不要となり、加工作業が簡易になり工数も
削減され、さらに部品点数が減ることで小型化とコスト
削減が実現される。また、雄型端子片の先端部が確実に
支持されるため、コネクタの嵌合前や嵌合時に端子片の
先端部が位置ズレするようなことはなく、衝撃性に優れ
た中継コネクタが実現できる。
【0014】
【0015】また、本発明に係る中継コネクタにおいて
は、第1ハウジング後部に係合突起を備えた係合後端部
を設け、第2ハウジング前部に係合後端部と係合可能な
係合孔を備えた係合先端部を設けるとともに、第2ハウ
ジングの収容室内に雄型端子片の先端部が過不足なく通
過可能な挿通孔を備えた支持枠が一体的に形成されてい
る。これにより、支持枠の装着作業が不要となり作業性
が向上するとともに、雄型端子片の先端部が確実に支持
されるため、衝撃性に優れた中継コネクタが実現でき
る。
【0016】更に、本発明に係る中継コネクタにおいて
は、結合端子が雌型端子の後部に軸方向に延伸する弾性
板と、同じく軸方向に延伸する底板とを並行に設け、弾
性板と底板の少なくとも一方の先端部内側にインデント
を設けるとともに、雄型端子片の後端部に複数の凹部を
設け、インデントを雄型端子片の凹部の内の任意の1つ
と係合させて形成されている。これにより、結合端子の
一方を構成する雄型端子片の汎用性を増すことができ、
端子間の異なるピッチにも容易に対応することができる
とともに、雌型端子と雄型端子片との結合作業が容易と
なる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の中継コネクタの第1実施例を
図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本発明の中継
コネクタの第1実施例を示す斜視図、図2は図1におけ
る結合端子の分解斜視図、図3は図2における結合され
た状態を示す斜視図である。図1に示すように中継コネ
クタC1は、第1ハウジング1と、この第1ハウジング
1後部に連設される第2ハウジング2と、雌型端子3〜
5と雄型端子片6〜8が直接結合された3個の結合端子
L1から成る。なお、本実施例では結合端子L1が3連
であるが、これに限られるものではなく少なくとも1個
の結合端子L1を備えた構成であればよい。
【0018】この結合端子L1の雌型端子3〜5は、そ
の前面が機器側コネクタ40(図9参照)の雄タブの挿
入部分であり、雌型端子3〜5の後部には加締部3A〜
5Aが形成されている。一方、結合端子L1の雄型端子
片6〜8は、雄タブを形成する端子片先端部6B〜8B
と、比較的細幅の後端部6A〜8Aから構成されてい
る。この後端部6A〜8Aを加締部3A〜5Aで加締め
て連結させると、結合端子L1が形成される。この雌型
端子3〜5が、第1ハウジング1に嵌挿されたとき、雌
型端子3〜5の端子間ピッチXに対して、雄型端子片6
〜8の端子間ピッチYは大きく設定されている。
【0019】第1ハウジング1は、その内部に雌型端子
装着部1Aを備え、結合端子L1の雌型端子3〜5を収
容装着する。この収容装着によって、機器側コネクタ4
0との嵌合が可能になる。即ち、機器側コネクタ40内
の雄型端子の端子間ピッチと雌型端子3〜5の端子間ピ
ッチXとが一致することになる。第1ハウジング1に連
設された第2ハウジング2は、略直方体状を成し、その
内部には雄型端子片6〜8を収容装着する収容室2Aを
備えている。さらに第2ハウジング2背面は、開口部2
Bが形成されており、結合端子L1がこの開口部2Bか
ら両ハウジング内に挿入されることになる。
【0020】上記結合端子L1の雌型端子3〜5が第1
ハウジング1内の雌型端子装着部1Aに収容装着される
ことで、雄型端子片6〜8は第2ハウジング2の収容室
2A内の所定位置に配置される。この状態でハーネス側
コネクタ45(図9参照)の受け入れが可能になる。即
ち、ハーネス側コネクタ45内の雌型端子の端子間ピッ
チと雄型端子片6〜8の端子間ピッチYとが一致するこ
とになる。このように本実施例に係わる中継コネクタC
1は、機器側コネクタ40及びハーネス側コネクタ45
の双方との適合性を成立させるものであるから、規格や
寸法の異なる両コネクタを確実に中継接続することがで
きる。
【0021】上述から明らかなように、本実施例では加
締と挿入作業のみで中継コネクタが製造できるので、製
造工程が簡易になり工数も削減され、さらに部品点数が
減ることで小型化と低コストが実現できる。また、結合
端子L1は全体が両ハウジング1,2内に収容されるの
で、従来使用していたリード線で発生していた外部衝撃
等による断線を完全に防止することができる。
【0022】図2及び図3に示すように結合端子L1
は、雄型端子片6の後端部6Aの中心線6Cと、端子片
先端部6Bの中心線6D間に偏位dを設けた構成として
いる。これにより、適切な偏位dを備えた雄型端子片6
を選択して雌型端子3と結合させることで、端子間のピ
ッチの変更が容易になり、よって端子間の異なるピッチ
の端子が装着されたハーネス側コネクタへの対応が可能
になる。なお、図1で示した雄型端子片8も同様な構成
を備えているものである。
【0023】また、一般的に雌型端子3に弾性を付与さ
せることから、雌型端子3は比較的肉薄の板材で構成さ
れ、雄型端子片6のとりわけ雄タブ6Bは比較的肉厚の
板材で構成されている。したがって結合端子L1は、本
実施例のようにそれぞれ別体による雌型端子3と雄型端
子片6を加締等の手段で直接結合する構成が効果的であ
る。しかし、雌型端子3と雄型端子片6とが同じ肉厚で
構成できる場合には、一体で結合端子L1を構成するこ
とも可能である。
【0024】次に、本発明の中継コネクタの第2実施例
を図4及び図5に基づいて説明する。図4は本発明の中
継コネクタの第2実施例を示す斜視図、図5は図4にお
けるA―A断面図である。図4に示すように中継コネク
タC2は、第1ハウジング1と、この第1ハウジング1
後部に連設される第2ハウジング12と、雌型端子3〜
5及び雄型端子片16〜18が直接結合された3個の結
合端子L2と、直方体状の端子ホルダ10から成る。
【0025】この雄型端子片16〜18は、その両側に
係止腕16B〜18Bを備えている。また第2ハウジン
グ12の収容室12Aの内壁には係止凹部12Cが設け
られている。また、端子ホルダ10は、第2ハウジング
12内に嵌挿可能な寸法の側壁10E〜10Hと前面壁
10Jから構成されている。この前面壁10Jには、雄
型端子片16〜18の先端部が過不足なく通過可能な挿
通孔10B〜10Dが設けられている。さらに、側壁1
0E〜10Hの外面上には係止凹部12Cと係合する係
止突起10Aが設けられている。
【0026】図5に示すように本実施例の中継コネクタ
C2の組み立ては、第2ハウジング12の開口部12B
から結合端子L2を挿入し、その雌型端子3〜5を第1
ハウジング1の所定の雌型端子装着部1Aに装着する。
次に、端子ホルダ10を第2ハウジング12の開口部1
2Bから挿入すると、結合端子L2の雄型端子片16〜
18の先端部が挿通孔10B〜10Dを通過して突出す
る。そして、さらに端子ホルダ10を挿入すると、左右
に張り出した係止腕16B〜18Bが挿通孔10B〜1
0Dの内側縁に当接して、雄型端子片16〜18の動き
が規制される。同時に、端子ホルダ10側壁の係止突起
10Aが第2ハウジング12内壁の係止凹部12Cに係
合して、端子ホルダ10は第2ハウジング12内の所定
位置に固定される。これによって、結合端子L2がハウ
ジング内の所定位置に固定される。
【0027】本実施例は、上述のように端子ホルダ10
が結合端子L2を固定する構成としたので、第1実施例
の効果に加えて、振動や衝撃による結合端子L2の所定
位置からの移動や離脱を効果的に防止でき、電気的接続
状態の劣化を防止することができる。
【0028】次に、本発明の中継コネクタの第3実施例
を図6及び図7に基づいて説明する。図6は本発明の中
継コネクタの第3実施例を示す斜視図、図7は図6にお
けるB―B断面図である。図6に示すように中継コネク
タC3は、第1ハウジング21と、この第1ハウジング
21後部に嵌合される着脱可能な第2ハウジング22
と、雌型端子3〜5及び雄型端子片16〜18が直接結
合された3個の結合端子L2から成る。なお、雌型端子
3,5及び雄型端子片16,18の図面中での記載は、
第2実施例(図4参照)と同じ構成であるため省略し
た。
【0029】また、結合端子L2の雌型端子3,4,5
が装着される第1ハウジング21後部に、係合突起21
Bを備えた係合後端部21Aが突出して設けられてい
る。一方、第2ハウジング22前部に、第1ハウジング
21後部の係合後端部21Aと係合可能で、係合孔22
Bを備えた係合先端部22Aが突出して設けられてい
る。この係合先端部22Aは、第1ハウジング21と第
2ハウジング22の嵌合時に、係合孔22Bが係合突起
21Bと係合することで係合後端部21Aと係合し、両
ハウジング21,22が相互に嵌合結合することにな
る。
【0030】さらに、第2ハウジング22の収容室22
C内部には、支持枠23が一体的に設けられている。こ
の支持枠23には雄型端子片16〜18の先端部が過不
足なく通過可能な挿通孔23A〜23Cが設けられてい
る。
【0031】図7に示すように本実施例の中継コネクタ
C3の組み立ては、第1ハウジング21に結合端子L2
の雌型端子3〜5を装着し、次いで第2ハウジング22
を第1ハウジング21後部に嵌合させると、結合端子L
2の雄型端子片16〜18の先端部が挿通孔23A〜2
3Cを通過する。そして、さらに嵌合がすすむと張り出
した係止腕16B〜18Bが挿通孔23A〜23Cの内
側縁に当接して、雄型端子片16〜18の動きが規制さ
れる。このとき、第2ハウジング22の係合先端部22
Aの係合孔22Bが、第1ハウジング21の係合後端部
21Aの係合突起21Bに係合する。これによって、両
ハウジング21,22が一体化され、結合端子L2がハ
ウジング内の所定位置に固定される。
【0032】本実施例は上述のように第1ハウジング2
1と第2ハウジング22が分離されており、第2ハウジ
ング22内の支持枠23が雄型端子片16〜18を固定
する構成としたので、第1及び第2実施例と同様の効果
に加えて、結合端子L2の装着性が改善され、さらに振
動や衝撃等に対する結合端子L2の保持力が向上され
て、電気的接続状態の劣化を確実に防止することができ
る。
【0033】さらに、本発明の中継コネクタの第4実施
例を図8に基づいて説明する。図8は本発明の中継コネ
クタの第4実施例を示す斜視図である。図8に示すよう
に中継コネクタC4は、第1ハウジング1と、この第1
ハウジング1後部に連設される第2ハウジング2と、雌
型端子31,32,33及び雄型端子片34,35,3
6が直接結合された3個の結合端子L4から成る。な
お、本実施例では結合端子L4が3連であるが、これに
限られるものではなく、少なくとも1個の結合端子L4
を備えた構成であればよい。また、第1ハウジング1と
第2ハウジング2の構成は、図1に示したものと同じも
のである。
【0034】この独立した矩形板状の雄型端子片34,
35,36の内、例えば雄型端子片36について説明す
ると、例えば後端部に横方向に一列の第1凹部36A、
第2凹部36B、第3凹部36Cが形成されている。ま
た、3個の雌型端子31〜33の後部には、軸方向に延
伸する弾性板31A〜33Aと、これに並行して軸方向
に延伸する底板31B〜33Bが設けられている。
【0035】例えば、雌型端子33について説明する
と、その上端面を延長して弾性板33Aが形成され、そ
の下端面を延長して底板33Bが形成されている。即
ち、弾性板33Aと底板33Bとは雌型端子33の上下
面の延長として形成されている。さらに、この弾性板3
3Aの先端部内側には、第1凹部36A、第2凹部36
B、第3凹部36Cのいずれにも係合可能なインデント
33Cが設けられている。また、このインデント33C
が設けられている弾性板33Aと底板33Bの先端部の
間隔は、雄型端子片36の板厚以下であるように構成さ
れている。
【0036】次に、本実施例の中継コネクタC4の組み
立てについて説明する。先ず、結合端子L4の組み立て
については、右端に配設される結合端子L4の雌型端子
31は、弾性板31Aと底板31Bの先端間に雄型端子
片34を挟持する。このとき、インデント31Cを雄型
端子片34の第1凹部34Aに係合させる。これによっ
て、雄型端子片34の中心線は雌型端子31の中心線よ
りも図中左側に偏位する。
【0037】次に、中央に配設される雌型端子32は、
その弾性板32A先端のインデント32Cを雄型端子片
35の中央の第2凹部35Bに係合させて、底板32B
の先端とで雄型端子片35を挟持する。このとき、雄型
端子片35の中心線と雌型端子32の中心線とは略一致
する。次に、右端に配設される結合端子L4の雌型端子
33は、その弾性板33A先端のインデント33Cを雄
型端子片36の左端の第3凹部36Cに係合させて、底
板33Bの先端とで雄型端子片36を挟持する。これに
よって、雄型端子片36の中心線は雌型端子33の中心
線よりも図中右側に偏位する。
【0038】これによって、雌型端子31,32,33
が第1ハウジング1内の所定の雌型端子装着部1Aに装
着されると、これら雌型端子31,32,33間のピッ
チに対して雄型端子片34,35,36間のピッチをハ
ーネス側コネクタ(図示せず)に適合した大きなピッチ
にすることができる。しかも、インデント31C,32
C,33Cを雄型端子片34,35,36のいずれの凹
部に係合させるのも容易であるので、適宜係合させる凹
部を選択することで、種々の寸法規格のハーネス側コネ
クタへの適合を容易に実現することができる。また、い
ずれの雌型端子31,32,33及び雄型端子片34,
35,36も同一構成となるため、部品種類を少なくで
き、よって部品コストの削減が可能になる。また加え
て、誤部品装着を解消して作業性を向上させることがで
きる。
【0039】なお、本実施例ではインデントが弾性板の
先端部内側に設けられた構成を示したが、これに限るこ
となく、インデントが底板の先端部内側に設けられた構
成も可能である。また或いは、インデントを弾性板と底
板の両方の先端部内側に設けた構成とすることも可能で
ある。また、底板に弾性を有する部材を用いて構成した
り、或いは底板を別の弾性板で構成することも可能であ
る。更に、弾性板と底板を雌型端子と一体に形成させた
構成の他にも、雌型端子と別体で形成し、ビス留めや溶
接等既知手段で雌型端子に取付けた構成も可能である。
また、弾性板と底板を雌型端子の左右両側部に設ける構
成も可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る中継コ
ネクタは、雌型端子の一端と雄型端子片の一端とを直接
結合させた少なくとも1基の結合端子と、結合端子の雌
型端子を収容装着する雌型端子装着部を備えた第1ハウ
ジングと、該第1ハウジングに連設され、結合端子の雄
型端子片を収容装着する収容室を備えた第2ハウジング
とから構成される中継コネクタであって、雄型端子片の
両側に係止腕を設け、第2ハウジング内壁に少なくとも
1個の係止凹部を設け、第2ハウジング内に嵌挿可能な
寸法の側壁と、雄型端子片の先端部が過不足なく通過可
能な挿通孔を備えた前面壁との一体構成であり、係止凹
部に係合する係止突起を側壁上に備えた端子ホルダが、
第2ハウジングの収容室内に嵌挿される。よって、従来
使用されていたリード線が不要となり、加工作業が簡易
になり、工数も削減され、さらに部品点数が減ることで
小型化とコスト削減が実現される。また、雄型端子片の
先端部が確実に支持されるため、コネクタの嵌合前や嵌
合時に端子片の先端部が位置ズレするようなことはな
く、衝撃性に優れた中継コネクタが実現できる。
【0041】
【0042】また、第1ハウジングと第2ハウジングと
を着脱可能とし、第2ハウジング内部に雄型端子片の先
端部が過不足なく通過可能な挿通孔を有する支持枠を設
けて構成した。よって、結合端子の装着性が向上し、さ
らに衝撃性に優れた中継コネクタが可能になる。
【0043】さらに、複数個の凹部を備えた矩形板状の
雄型端子片を、後端部に延伸する弾性板と底板とを並行
に設け、少なくともいずれか一方にインデントを設けた
雌型端子に係合させて一体化する構成であり、弾性板と
底板の間隔を雄型端子片の板厚以下になるように構成さ
れている。よって、雄型端子片の種類を大幅に削減で
き、しかも端子間の異なるピッチにも容易に対応でき
る。以上述べたように本発明の中継コネクタは、衝撃性
に優れ、部品点数削減と作業性の向上によるコスト削減
と小型化が可能であり、しかも安価な中継コネクタを実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中継コネクタの第1実施例を示す
分解斜視図である。
【図2】図1における結合端子の分解斜視図である。
【図3】図2における結合端子の結合後の斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る中継コネクタの第2実施例を示す
分解斜視図である。
【図5】図4におけるA―A断面図である。
【図6】本発明に係る中継コネクタの第3実施例を示す
分解斜視図である。
【図7】図6におけるB―B断面図である。
【図8】本発明に係る中継コネクタの第4実施例を示す
分解斜視図である。
【図9】従来の中継コネクタの斜視図である。
【図10】図9におけるリード線を備えた端子部分の斜
視図である。
【符号の説明】
C1 中継コネクタ(第1実施例) C2 中継コネクタ(第2実施例) C3 中継コネクタ(第3実施例) C4 中継コネクタ(第4実施例) L1 結合端子(第1実施例) L2 結合端子(第2,3実施例) L4 結合端子(第4実施例) X 雌型端子のピッチ Y 雄型端子片のピッチ 1 第1ハウジング 1A 雌型端子装着部 2 第2ハウジング(第1,4実施例) 2A 収容室 2B 開口部 3〜5 雌型端子 3A〜5A 加締部 6〜8 雄型端子片(第1実施例) 6A〜8A 後端部 6B〜8B 端子片先端部 10 端子ホルダ 10B〜10D 挿通孔 10E〜10H 側壁 10J 前面壁 12 第2ハウジング(第2実施例) 12C 係止凹部 16〜18 雄型端子片(第2,3実施例) 16B〜18B 係止腕 21 第1ハウジング(第3実施例) 21A 係合後端部 21B 係合突起 22 第2ハウジング(第3実施例) 22A 係合先端部 22B 係合孔 23 支持枠 23A〜23C 挿通孔 31〜33 雌型端子(第4実施例) 31A〜33A 弾性板 31B〜33B 底板 31C〜33C インデント 34〜36 雄型端子片(第4実施例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 31/06 H01R 13/35

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型端子の一端と雄型端子片の一端とを
    直接結合させた少なくとも1基の結合端子と、前記結合
    端子の前記雌型端子を収容装着する雌型端子装着部を備
    えた第1ハウジングと、該第1ハウジングに連設され、
    前記結合端子の前記雄型端子片を収容装着する収容室を
    備えた第2ハウジングとから構成される中継コネクタで
    あって、前記雄型端子片の両側に係止腕を設け、第2ハウジング
    内壁に少なくとも1個の係止凹部を設け、第2ハウジン
    グ内に嵌挿可能な寸法の側壁と、前記雄型端子片の先端
    部が過不足なく通過可能な挿通孔を備えた前面壁との一
    体構成であり、前記係止凹部に係合する係止突起を前記
    側壁上に備えた端子ホルダが、前記第2ハウジングの収
    容室内に嵌挿される ことを特徴とする中継コネクタ。
  2. 【請求項2】 雌型端子の一端と雄型端子片の一端とを
    直接結合させた少なくとも1基の結合端子と、前記結合
    端子の雌型端子を収容装着する雌型端子装着部を備えた
    第1ハウジングと、前記結合端子の雄型端子片を収容装
    着する収容室を備えた第2ハウジングとから構成される
    中継コネクタであって、前記第1ハウジング後部に係合突起を備えた係合後端部
    を設け、第2ハウジング前部に前記係合後端部と係合可
    能な係合孔を備えた係合先端部を設けるとともに、第2
    ハウジングの収容室内に前記雄型端子片の先端部が過不
    足なく通過可能な挿通孔を備えた支持枠が一体的に形成
    された ことを特徴とする中継コネクタ。
  3. 【請求項3】 雌型端子の一端と雄型端子片の一端とを
    直接結合させた少なくとも1基の結合端子と、前記結合
    端子の雌型端子を収容装着する雌型端子装着部を備えた
    第1ハウジングと、該第1ハウジングに連設され、前記
    結合端子の雄型端子片を収容装着する収容室を備えた第
    2ハウジングとから構成される中継コネクタであって、前記結合端子が、前記雌型端子の後部に軸方向に延伸す
    る弾性板と、同じく軸方向に延伸する底板とを並行に設
    け、前記弾性板と前記底板の少なくとも一方の先端部内
    側にインデントを設けるとともに、前記雄型端子片の後
    端部に複数の凹部を設け、前記インデントを前記雄型端
    子片の凹部の内の任意の1つと係合させて形成される
    とを特徴とする中継コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記雌型端子の前記弾性板と前記底板と
    の少なくとも先端部の間隔が、前記雄型端子片の板厚以
    下になるように構成されていることを特徴とする請求項
    3記載の中継コネクタ。
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