JP3879057B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両に搭載されるジョイントコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アースライン等の共通の回路系統に使用される各電線をそれぞれ接続するために、例えば特開平8−306451号公報に記載のジョイントコネクタが提案されている。このものは、図11に示すように、コネクタハウジング50の端子収容室51内に端子52が収容されている。
コネクタハウジング50は内部に4段の端子収容室51を備えており、かつ上下に開口して各端子収容室51を連通させている。各端子収容室51の前部は挿入口51aとして開口している。一方、接続用の端子52は上部に第1弾性接触片53が突出し、内部には第2弾性片54が、さらに下部には接続部55を有する構成となっている。
【0003】
そして、その接続用端子52をコネクタハウジング50へ収容させた状態では、下方の端子52bの第1弾性接触片53が上方の端子52aの接続部55と当接することで、上下の端子52a,52bを電気的に接続するようにしている。また、挿入口51aより相手側の雄端子56を挿入すれば、端子52の第2弾性接触片54とも接触するため、ジョイント本数の増加の要請にも応えうるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、こうしたジョイントコネクタであっても、コネクタハウジング50内の端子収容室51の部屋数によってジョイント本数に自ずと制約を受ける。このため、回路形態に応じてある程度の種類数のコネクタハウジング50を準備せざるを得なかった。また、上下に位置する端子52a,52b同士は必ずジョイントされてしまうため、回路的に接続を要しない場合に上記のコネクタハウジング50は不適となる。よって、ジョイントコネクタの汎用性が低い。
【0005】
しかも、コネクタハウジング50を車両に搭載し、同コネクタハウジング50を車両に固定する際には、例えば各端子52に接続される電線Wと被取付部とを結束バンドによって結束するなどの必要がある。このため、コネクタハウジング50を車両に固定する作業が煩雑となり、作業性が悪い。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、汎用性を向上させるとともに、被取付部に対する固定作業を容易かつ確実に行うことができるジョイントコネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
求項1の発明は、それぞれ電線の端末に取着された複数の接続端子を収容する端子収容部を有する複数のコネクタハウジングを、前記接続端子のうちの少なくとも1つが他のコネクタハウジングに収容された接続端子に接続された状態で連結して構成した連結コネクタと、被取付部に対して取着可能な取着部を有し前記連結コネクタに連結される固定部材と備えられ、前記各コネクタハウジングの一面には凹状部、その面と反対側の面には前記凹状部に対してスライド嵌合可能な凸状部がそれぞれ設けられるとともに、前記固定部材には、前記凸状部または前記凹状部からなる連結部が設けられ、その連結部を前記コネクタハウジングの凹状部または凸状部にスライド嵌合させることにより同固定部材が前記連結コネクタに連結されており、かつ、前記端子収容部は、前記接続端子のうちの少なくとも1つに設けられたジョイント部を前記コネクタハウジングの一面から露出させた状態で収容し、前記各コネクタハウジングの連結時には、前記ジョイント部が他のコネクタハウジングに収容された接続端子に接続されるようになっていて、前記各コネクタハウジングは、互いに連結した際に一致して直線状に延びた状態となるガイド部を外壁面に有するとともに、前記ガイド部に対してスライド嵌合する嵌合部と、前記ガイド部に対する前記嵌合部の嵌合時に前記各コネクタハウジングにおいて前記ジョイント部が露出する面を覆う被覆面と、前記各コネクタハウジングに対する挿抜方向とは異なる方向から前記固定部材と係合する第1係合部とを有するカバー部材が備えられ、前記固定部材には、前記第1係合部と係合する第2係合部が設けられているところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1係合部は、前記カバー部材の前記被覆面における前記各コネクタハウジングへの挿入端近辺に設けられた孔部によって構成され、前記第2係合部は、前記固定部材をコネクタハウジングに取り付けた状態で前記各コネクタハウジングにおける前記接続端子が露出する面から突出する前記固定部材に設けた突部によって構成されているところに特徴を有する。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記固定部材には、連なった前記ガイド部の一方の端部を塞いで前記カバー部材の嵌合部の嵌合を阻止する嵌合阻止部が設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記固定部材の外形寸法が、前記コネクタハウジングにおけるこの固定部材と密接する面の外形寸法とほぼ一致して形成されることにより前記嵌合阻止部が構成されているところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
各コネクタハウジングは、凹状部と凸状部とのスライド嵌合により連結される。このため、接続端子の必要数に応じてコネクタハウジングの連結数を決定することができる。よって、ジョイント本数の増加の要請に確実に応じることができ、汎用性が向上する。また、各コネクタハウジング同士を連結すると、接続端子のジョイント部が他のコネクタハウジングに収容された接続端子に接続した状態となる。このため、ジョイント部が設けられた接続端子と、同ジョイント部が設けられていない接続端子とを選択的に用いることにより、所望の接続端子同士を電気的に接続することが可能となる。
しかも、固定部材にも凸状部または凹状部が設けられているため、固定部材をコネクタハウジングに対して容易に連結させることができる。そして、この固定部材の取着部を被取付部に取着することにより、ジョイントコネクタを被取付部に対して容易に固定することができる。
すなわち、汎用性を向上させるとともに、被取付部に対する固定作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0011】
また、各コネクタハウジングにおいて接続端子のジョイント部が露出する面はカバー部材によって被覆される。すなわち、外部に露出するジョイント部がカバー部材によって被覆される。このため、ジョイント部に水や埃等が付着して電流リークを生じたり、腐食したりすることが確実に防止される。
しかも、カバー部材の第1係合部は、固定部材の第2係合部に対して、各コネクタハウジングに対するカバー部材の挿抜方向とは異なる方向から係合する。このため、カバー部材に対して挿抜方向からの外力が加わっても、該係合が解除されてしまうことはない。また、第2係合部は、固定部材に設けられている。このため、各コネクタハウジングに第2係合部を設ける必要がなく、各コネクタハウジングの構造を単純化することができる。カバー部材の脱離を確実に防止することができる。
<請求項の発明>
カバー部材の挿抜方向に外力が加わることに起因する各コネクタハウジング及び固定部材からのカバー部材の脱離を、簡単な構成で防止することができる。
【0012】
<請求項の発明>
連なったガイド部のうちの固定部材が装着された側の端部が嵌合阻止部で塞がれることにより、カバー部材の嵌合部は、ガイド部における反対の端部側からしかスライド嵌合できない。カバー部材の挿入方向が規制され、言い換えると誤挿入が未然に防止され、ひいてはカバー部材のロックを確実に行うことが可能となる。
<請求項の発明>
固定部材の外形寸法をコネクタハウジングのそれとほぼ一致した設定とするだけで、嵌合阻止部を自ずから構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図10に基づいて説明する。
図1に示すように、ジョイントコネクタ1は、複数(ここでは8個)のコネクタハウジング11によって構成された連結コネクタ2、固定部材3及びカバー部材4を備えている。
図1〜図3に示すように、各コネクタハウジング11は、合成樹脂によって構成され、それぞれ同形同大の略直方体状をなしている。各コネクタハウジング11は、1列状に設けられた複数(ここでは12個)の端子収容室12を備え、接続端子31を収容可能となっている。詳しくは、図3に示すように、コネクタハウジング11には、端子収容室12に接続端子31を挿入するための端子挿入口12aが設けられている。また、端子挿入口12aと対向する面には、2つの貫通孔12b,12cが透設されている。
【0014】
図1及び図2に示すように、コネクタハウジング11の壁面11aには、一対の凹状部13が設けられている。これらの凹状部13は、端子収容室12に対する接続端子31の挿入方向と平行に設けられた凹溝によって構成され、開口側よりも底部側が幅広をなす略鉤状に設けられている。また、壁面11aにおいて各凹状部13よりも端子挿入口12a側には、それぞれ突部14が形成されている。
一方、図2及び図3に示すように、壁面11aと対向する側の壁面11bには、一対の凸状部15が形成されている。これら凸状部15は、各凹状部13と対応して形成された突条によって構成され、その断面形状が凹状部13の断面形状と一致する鉤状をなしている。また、壁面11bにおいて各凸状部15よりも端子挿入口12a側には、それぞれ前記凸状部15と係合可能な係合片16が形成されている。
【0015】
このため、図2に矢印で示すように、一方のコネクタハウジング11の凹状部13に対して他方のコネクタハウジング11の凸状部15を適合させてスライドさせれば、2つのコネクタハウジング11同士を密接させた状態で連結することができる。そして、各コネクタハウジング11同士の連結完了時には、各突部14と各係合片16とが係合し、各コネクタハウジング11同士は分離不能に保持され、連結コネクタ2が構成される。なお、図1及び図2に示すように、各凸状部15の延長線上における貫通孔12b,12c側の端縁には、それぞれ凹所37が設けられている。
【0016】
また、図1及び図2に示すように、コネクタハウジング11の各側面11cには、それぞれ複数(ここでは5つ)のガイド突起17が突設されている。これらガイド突起17は、側面11cの長手方向に沿って一列に形成されている。同じく、各側面11cにおける貫通孔12b,12c側の端縁付近には、同側面11cの長手方向と直交する方向に延びるガイド部としての溝部18が設けられている。この溝部18は、コネクタハウジング11同士を連結したときに一致して、側面11cの長手方向と直交する方向に直線状に延びた状態となるように設けられている。また、各側面11cにおける端子挿入口12a側の端縁には、フランジ部19が突設されている。
【0017】
図3に示すように、接続端子31は、導電性の金属板を折り曲げ加工することによって形成されている。そして、接続端子31の基端側には、被覆電線Wに圧接され、同電線Wの芯線と電気的に接続する圧接部32が形成されている。また、接続端子31の先端側には、ジョイント相手となる端子との接続のための接続端子部33が形成されている。この接続端子部33は略角筒状に形成され、先端及び基端側に開口している。接続端子部33の壁部33a,33bは二重構造となっており、内側に位置する壁部33aには、先端縁から基端に向かって内向きかつ略山形上に折り返された弾性接触片34が形成されている。
また、外側の壁部33bには、弾性変形可能なランス35が形成されている。このランス35は、接続端子31を端子収容室12内に収容した際に、コネクタハウジング11に設けられた係合部20に係合するようになっている。すなわち、このランス35の係合により、接続端子31が端子収容室12から抜け出てしまうことを規制する。
【0018】
さらに、外側の壁部33bには、先端方向に向かって突出するジョイント部36が延設されている。そして、このジョイント部36は、端子収容室12内に接続端子31が収容されたときに、前記貫通孔12cから外方へ突出した状態となる。本実施形態においてジョイント部36は、一枚板によって形成された基端部36aと、二枚板によって形成された先端部36bとによって構成されている。そして、基端部36aの付け根部分と先端部36bの付け根部分とでそれぞれ直角曲げされている。これにより、ジョイント部36の先端部36bは、コネクタハウジング11の外側において、同コネクタハウジング11の壁面11bと平行に延びた状態となっている。
【0019】
そして、図3に示すように、これら先端部36bは、コネクタハウジング11同士を組み付けた際に、他方のコネクタハウジング11の貫通孔12b内に挿入され、弾性接触片34と接触した状態となる。すなわち、各コネクタハウジング11同士の組み付けに伴って、異なるコネクタハウジング11に収容された接続端子31同士が電気的に接続する。なお、ここでは、全ての接続端子31にジョイント部36が設けられているものの、接続端子31間の電気的な接続が不要な箇所については、このジョイント部36を削除した接続端子31が用いられるようになっている。
【0020】
図1及び図4に示すように、固定部材3は長方形状をなす合成樹脂製の板状物によって構成され、その外形寸法が、コネクタハウジング11の壁面11aの外形寸法と一致するように形成されている。そして、図1に示すように、固定部材3の第1面3aには、被取付部に対して取着可能な取着部21及び補強リブ22が形成されている。取着部21は、第1面3aの略中央に形成されている。補強リブ22は、第1面3aの短辺側の両側縁に沿って形成されるとともに、両短辺側の側縁の略中央箇所から長辺と平行に延設されている。
【0021】
また、図4及び図6に示すように、固定部材3の第2面3bにおける短辺側の両側縁の近傍には、同短辺に沿って延びる連結部としての一対の凸状部23が形成されている。これら凸状部23は、前記コネクタハウジング11の凹状部13と対応して形成された突条によって構成され、その断面形状が凹状部13の断面形状と一致する鉤状をなしている。このため、これら凸状部23をコネクタハウジング11の凹状部13にスライド嵌合させることにより、固定部材3をコネクタハウジング11に連結させることが可能となっている。
【0022】
そして、固定部材3におけるコネクタハウジング11への装着方向側の端縁には、コネクタハウジング11の各突部14と係合可能な孔部24がそれぞれ透設されている。また、凸状部23における凹状部13への挿入先端側の端縁には、テーパ部23aが形成されている。このため、凹状部13に対して凸状部23を容易に挿入可能となっている。一方、凸状部23における凹状部13への挿入基端側の端縁には、第2面3bの外側縁から突出する第2係合部としての突部25が形成されている。この突部25には、第2面3bに近づくにつれて突出量が多くなる斜状部25aが形成されている。
【0023】
このように構成された固定部材3は、コネクタハウジング11の壁面11aに密接した状態で装着される。詳しくは、各コネクタハウジング11同士の連結と同様に、固定部材3の凸状部23をコネクタハウジング11の凹状部13にスライド挿入し(図6の矢印H方向)、固定部材3の孔部24をコネクタハウジング11の突部14に係合させる。これにより、図7にも示すように、固定部材3の外側縁とコネクタハウジング11における壁面11aの外側縁とが一致した状態で、固定部材3がコネクタハウジング11に分離不能に保持される。
このことは併せて、固定部材3における挿入方向の後端側の左右両側が、コネクタハウジング11の側面11cに形成されたガイド部としての溝部18を塞ぐことを意味しており、この部分が、本発明の嵌合阻止部47となっている。
また、固定部材3の突部25がコネクタハウジング11において接続端子31のジョイント部36が露出する面から突出した状態となる。
【0024】
また、図1及び図5等に示すように、カバー部材4は、連結コネクタ2において前記接続端子31のジョイント部36が露出する面よりもやや大きめに形成された合成樹脂製の板状物からなる被覆部41を備えている。
図5に示すように、被覆部41における3つの側縁には、同被覆部41に対して直角に屈曲されたフランジ部42が形成されている。そして、対向する2つのフランジ部42aの内側面側における先端縁には、被覆部41と平行に延びる突条43がそれぞれ形成されている。
【0025】
これらの突条43は、図1に示すようにカバー部材4を連結コネクタ2にスライド装着する際に、各コネクタハウジング11の溝部18に挿入されるように形成されている。すなわち、突条43は、溝部18に対してスライド可能に嵌まり合う嵌合部として機能する。また、残る他のフランジ部43bの内側面には、前記コネクタハウジング11の凹所37に仮嵌合可能な仮嵌合突起44が形成されている。
また、被覆部41のフランジ部42が形成されていない側の側縁において、各フランジ部42aと近接する箇所には、第1係合部としての孔部45が透設されている。より詳しくは各孔部45は、固定部材3及びカバー部材4を連結コネクタ2に装着した際に、固定部材3の各突部25と係合可能に設けられている。
【0026】
このように構成されたカバー部材4は、コネクタハウジング11に対して固定部材3が装着された後に、図6及び図8の矢印Vに示すように、固定部材3が装着された側とは反対側から、連結コネクタ2に対して装着される。詳しくは、カバー部材4の突条43を各コネクタハウジング11の溝部18に挿入した状態で、図9(a)に矢印Tで示すように、カバー部材4を連結コネクタ2にスライド装着する。すると、同図(b)に示すように、カバー部材4の挿入端が固定部材3の突部25の斜状部25aに案内され、同図に矢印Fで示すように撓む。そしてそのままカバー部材4を装着すると、同図(c)に示すように、固定部材3の突部25とカバー部材4の孔部45とが係合するとともに、カバー部材4の仮嵌合突起44がコネクタハウジング11の凹所37に仮嵌合した状態となる。
これにより、図10に示すように、ジョイントコネクタ1の組み立てが完了する。このとき、カバー部材4は、連結コネクタ2に対する挿抜方向とは異なる方向から固定部材3と係合する。よって、カバー部材4は、被覆部41によって連結コネクタ2におけるジョイント部36が露出する面を被覆した状態で、同連結コネクタ2に分離不能に装着される。
【0027】
なお、カバー部材4を装着する際に、図8の鎖線に示すように、誤って固定部材3が装着された側から装着しようとする場合があり得る。
しかしながらこの実施形態では、図7に示すように、連結コネクタ2の側面において一直線に連なった溝部18のうちの、固定部材3が装着された側の端部が嵌合阻止部47で塞がれた状態にあるから、カバー部材4を装着しようとしても突条43が嵌合阻止部47に突き当たることで、これが阻止される。すなわち、カバー部材4は、上記したように、固定部材3が装着された側とは反対側からの正規方向にしか装着することができない。
【0028】
本実施形態によれば、以下のような数々の効果を得ることができる。
各コネクタハウジング11は、凹状部13と凸状部15とのスライド嵌合により連結される。このため、接続端子31の必要数に応じてコネクタハウジング11の連結数を決定することができる。よって、ジョイント本数の増加の要請に確実に応じることができ、ジョイントコネクタ1の汎用性を向上させることができる。また、各コネクタハウジング11同士を連結すると、接続端子31のジョイント部36が他のコネクタハウジング11に収容された接続端子31に接続した状態となる。このため、ジョイント部36が設けられた接続端子31と、同ジョイント部36が設けられていない接続端子31とを選択的に用いることにより、所望の接続端子31同士を電気的に接続することができる。よって、ジョイントコネクタ1の汎用性をより向上させることができる。
しかも、固定部材3にもコネクタハウジング11の凹状部13とスライド嵌合可能な凸状部23が設けられているため、固定部材3をコネクタハウジング11に対して容易に連結させることができる。そして、この固定部材3の取着部21を被取付部に取着することにより、ジョイントコネクタ1を被取付部に対して容易に固定することができる。
【0029】
各コネクタハウジング11において接続端子31のジョイント部36が露出する面がカバー部材4によって被覆される。すなわち、外部に露出するジョイント部36がカバー部材4によって被覆される。このため、ジョイント部36に水や埃等が付着して電流リークを生じたり、腐食したりするのを確実に防止することができる。
しかも、カバー部材4の孔部45は、連結コネクタ2に対するカバー部材4の挿抜方向とは異なる方向から固定部材3の突部25に係合する。このため、カバー部材4に対して挿抜方向からの外力が加わっても、該係合が解除されてしまうことはない。また、第2係合部としての突部25は、固定部材3に設けられている。このため、各コネクタハウジング11に第2係合部を設ける必要がなく、各コネクタハウジング11の構造を単純化することができる。
また、該孔部45と該突部25との係合といった簡単な構成で、カバー部材4の挿抜方向に外力が加わることに起因する各コネクタ及び固定部材3からのカバー部材4の脱離を確実に防止することができる。
【0030】
連結コネクタ2において、一直線に連なった溝部18(ガイド部)のうちの固定部材3が装着された側の端部を嵌合阻止部47で塞ぐ構造としたから、カバー部材4の突条43(嵌合部)は、固定部材3が装着された側とは反対側からの正規方向にしか装着することができない。カバー部材4の挿入方向が規制され、言い換えると誤挿入が未然に防止され、ひいてはカバー部材4のロックを確実に行うことが可能となる。
しかも、固定部材3の外形寸法をコネクタハウジング11のそれと一致させるといった簡単な構造でもって、嵌合阻止部47が自ずから構成される。
【0031】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、固定部材3の第2面3bに凸状部23を設け、この凸状部23をコネクタハウジング11の凹状部13にスライド嵌合させることにより、固定部材3をコネクタハウジング11に連結するようになっている。しかし、この凸状部23を、コネクタハウジング11の凸状部15にスライド嵌合可能な凹状部に変更してもよい。つまり、固定部材3の第2面3bに、コネクタハウジング11の凹状部13と同等の凹状部を設けてもよい。
【0032】
(2)前記実施形態では、カバー部材4に仮嵌合突起44が設けられている。しかし、この仮嵌合突起44を省略するとともに、各コネクタハウジング11の凹所37を省略してもよい。このようにすれば、カバー部材4及びコネクタハウジング11の構造をより単純化することができる。
(3)連結コネクタ2を構成するコネクタハウジング11の数は、8個に限らず、7個以下や9個以上であってもよい。
(4)取着部21の形状は、図1に示した形状に限らず、被取付部の形状に応じて適宜変更してもよい。すなわち、取着部21は、被取付部に係合可能な形状であれば、どのような形状であってもよい。
(5)また、取着部自体は、上記実施形態に例示したカセット形式に限らず、例えば被取付部に弾性的に係止するロックアームのようなものもこれに含まれる
【0033】
(6)次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
▲1▼一面に凹状部を有し、その面と対向する面に前記凹状部に対してスライド可能に嵌まり合う凸状部を有するとともに、それぞれ電線の端末に取着された複数の接続端子のうち、少なくとも1つに設けられたジョイント部を一面から露出させた状態で収容する端子収容部を有する複数のコネクタによって構成され、それらコネクタの凹状部と凸状部とを互いに嵌合させることにより、前記ジョイント部が他のコネクタに収容された接続端子に接続した状態で連結する連結コネクタと、前記凸状部または前記凹状部、及び被取付部に対して取着可能な取着部を有する固定部材とを備えることを特徴とするジョイントコネクタ。
【0034】
▲2▼それぞれ電線の先端に取着された接続端子を複数個収容可能な端子収容部を有するとともに、一面に凹状部が設けられ、その面と対向する側の面に前記凹状部にスライド可能に嵌まり合う凸状部が設けられた複数のコネクタと、前記凸状部または凹状部、及び被取付部に対して取着可能な取着部を有する固定部材とを備えることを特徴とするジョイントコネクタ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図
【図2】コネクタハウジングの結合動作を示す斜視図
【図3】図1のA−A線断面図
【図4】固定部材の斜視図
【図5】カバー部材の斜視図
【図6】固定部材とカバー部材の装着動作を示す上下反転させた分解斜視図
【図7】固定部材が装着された状態を示す一部切欠平面図
【図8】カバー部材の装着動作を示す上下反転させた側面図
【図9】カバー部材の取付態様を示す図1のB−B線断面図
【図10】組立完了状態のジョイントコネクタの上下反転させた斜視図
【図11】従来のジョイントコネクタの断面図
【符号の説明】
1…ジョイントコネクタ
2…連結コネクタ
3…固定部材
4…カバー部材
11…コネクタハウジング
12…端子収容室
13…凹状部
15…凸状部
18…溝部(ガイド部)
21…取着部
23…凸状部(連結部)
25…突部(第2係合部)
31…接続端子
36…ジョイント部
41…被覆部
43…突条(嵌合部)
44…仮嵌合突起
45…孔部(第1係合部)
47…嵌合阻止部

Claims (4)

  1. それぞれ電線の端末に取着された複数の接続端子を収容する端子収容部を有する複数のコネクタハウジングを、前記接続端子のうちの少なくとも1つが他のコネクタハウジングに収容された接続端子に接続された状態で連結して構成した連結コネクタと、
    被取付部に対して取着可能な取着部を有し前記連結コネクタに連結される固定部材と備えられ
    前記各コネクタハウジングの一面には凹状部、その面と反対側の面には前記凹状部に対してスライド嵌合可能な凸状部がそれぞれ設けられるとともに、前記固定部材には、前記凸状部または前記凹状部からなる連結部が設けられ、その連結部を前記コネクタハウジングの凹状部または凸状部にスライド嵌合させることにより同固定部材が前記連結コネクタに連結されており、
    かつ、前記端子収容部は、前記接続端子のうちの少なくとも1つに設けられたジョイント部を前記コネクタハウジングの一面から露出させた状態で収容し、前記各コネクタハウジングの連結時には、前記ジョイント部が他のコネクタハウジングに収容された接続端子に接続されるようになっていて、
    前記各コネクタハウジングは、互いに連結した際に一致して直線状に延びた状態となるガイド部を外壁面に有するとともに、
    前記ガイド部に対してスライド嵌合する嵌合部と、前記ガイド部に対する前記嵌合部の嵌合時に前記各コネクタハウジングにおいて前記ジョイント部が露出する面を覆う被覆面と、前記各コネクタハウジングに対する挿抜方向とは異なる方向から前記固定部材と係合する第1係合部とを有するカバー部材が備えられ、
    前記固定部材には、前記第1係合部と係合する第2係合部が設けられていることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記第1係合部は、前記カバー部材の前記被覆面における前記各コネクタハウジングへの挿入端近辺に設けられた孔部によって構成され、
    前記第2係合部は、前記固定部材をコネクタハウジングに取り付けた状態で前記各コネクタハウジングにおける前記接続端子が露出する面から突出する前記固定部材に設けた突部によって構成されていることを特徴とする請求項記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記固定部材には、連なった前記ガイド部の一方の端部を塞いで前記カバー部材の嵌合部の嵌合を阻止する嵌合阻止部が設けられていることを特徴とする請求項または請求項記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記固定部材の外形寸法が、前記コネクタハウジングにおけるこの固定部材と密接する面の外形寸法とほぼ一致して形成されることにより前記嵌合阻止部が構成されていることを特徴とする請求項記載のジョイントコネクタ。
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