JP2987539B2 - バスバー付コネクタ - Google Patents

バスバー付コネクタ

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JP2987539B2
JP2987539B2 JP5114250A JP11425093A JP2987539B2 JP 2987539 B2 JP2987539 B2 JP 2987539B2 JP 5114250 A JP5114250 A JP 5114250A JP 11425093 A JP11425093 A JP 11425093A JP 2987539 B2 JP2987539 B2 JP 2987539B2
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車における組電線
(ワイヤーハーネス)の配線等に於いて、複雑な分岐回
路の形成を簡素化して達成できるバスバー付コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分岐回路の形成には、例えば幹線
の中間部に適用された共通端子を介して分岐線が接続さ
れる圧接ジョイント型コネクタを用いるか、分岐回路を
形成するバスバーが内蔵されたジョイントボックスを用
いることが一般的である。図6はこのような分岐手段を
用いた従来のワイヤーハーネスのジョイント処理形態の
1例を示すものである。図において、ワイヤーハーネス
1は、電線Aと電線Bとが例えば自動車パネル2を介し
てコネクタ3接続され、フロワ側電線(図中、パネルの
右側)Aが幹線Jに対して圧接ジョイント型コネクタ4
を介して分岐線H、Iを接続し、インストルメント側電
線(図中、パネルの左側)Bがジョイントボックス5と
接合されたコネクタ6を介して分岐線G、F、E、Dを
接続して構成されている。係るジョイント処理形態によ
って、例えば自動車の高機能化に伴って益々複雑化され
るワイヤーハーネスに対応した分岐回路を容易に形成す
ることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たワイヤーハーネスのジョイント処理形態にあっては、
複数の分岐手段或いはコネクタが多数個使用されてお
り、特にジョイントボックスは、その採用がコスト増加
を招くと共に、高機能化に伴って増大する設置スペース
の確保が困難になることや、コネクタ接合での半嵌合が
生じ易いなどの問題を有していた。また、圧接ジョイン
ト型コネクタに於いても、作業処理工数の増加や、太径
のワイヤーハーネスに対する対応などが問題となってい
た。本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、複
雑化して錯綜するワイヤーハーネスの分岐回路を簡素化
でき、また、ワイヤーハーネスの生産性の向上も図れる
バスバー付コネクタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、端
子を並設された複数の端子収容室内に挿入可能にしかつ
該端子収容室の並設方向に沿って透設されたスペーサ嵌
合部より露出するハウジング本体と、前記スペーサ嵌合
部に嵌着されて、前記複数の端子収容室内で前記端子と
弾性力を持って当接し該端子を導通接続させると共に、
前端部が前記端子の後端部と係合するバスバーを一体的
に設けたスペーサとからなるバスバー付コネクタにより
達成される。
【0005】
【作用】この発明は、コネクタの一部を形成するスペー
サに、端子収容室内で複数の端子と当接する共通のバス
バーを取付けてあるので、このスペーサをハウジング本
体に嵌合させるだけでコネクタによる分岐回路を簡単に
形成できる。また、分岐接続の変更に伴う接続電線の変
更は、バスバーの長さを変えることにより容易に行うこ
とができる。更に、電線と電線とを接続するためのコネ
クタが、分岐接続も行うことができるので、例えばジョ
イントボックス数を減少させてワイヤーハーネス形態を
簡素化できる。更に、本発明の特長的事項は、スペーサ
に固着されたバスバーがその前端部を端子の後端部と係
合させる構成を有することにより、従前の端子を保持す
るために端子収容室に設けられる端子係止手段に加え
て、該端子を二重係止できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1乃至図4は本発明の一実施例を示しており、
図1は本発明によるコネクタの外観斜視図であって、後
述するバスバーを取付けたスペーサがハウジング本体に
嵌着された状態を示し、図2は前記スペーサがハウジン
グ本体から取り外された分解斜視図を示している。ま
た、図3は前記スペーサの分解斜視図を示し、図4は前
記スペーサがハウジング本体に嵌着された、図2のC−
C断面図を示している。なお、本発明によるバスバー付
コネクタは、雄雌コネクタハウジングの対構造によって
達成されるものであるが、相手コネクタハウジングは従
来構造と同様に構成されるのでここでの説明を省略す
る。
【0007】図に於いて、コネクタ10は、複数の端子
収容室11が2段に並設された構造の略矩形体のハウジ
ング本体12と、該ハウジング本体12と一体化構造の
スペーサ13とから構成される。尚、このハウジング本
体12は、本実施例では、雌端子を収容した雄コネクタ
ハウジングとして構成されている。ハウジング本体12
は、図2に示すように、上下側壁12aが略中央部から
後端近傍に及ぶ範囲で、前記端子収容室11の並設方向
に沿って透設され、該端子収容室11内に収容される雌
端子14を部分的に露出させることができるスペーサ嵌
合部15に形成されており、前記上下側壁12aの後端
部にはスペーサ固定部16が突設されている。また、前
記スペーサ固定部16の両端側には、スペーサ固定用係
合孔17が透設されている。
【0008】前記スペーサ13は、図3も併せて参照し
説明すると、ハウジング本体12と一体化され、前記ス
ペーサ嵌合部15に嵌合して該嵌合部15を塞ぐ平板状
の蓋体13aと、後端寄りにズレた形で前記蓋体13a
と一体化されたスペーサ係止片13bとから構成されて
いる。前記スペーサ係止片13bは前記蓋体13aより
幅狭に形成されており、その両端部の背面には、前記蓋
体13aに向かって突出した係止突起18が設けられて
いる。前記係止突起18は前記スペーサ固定用係合孔1
7に外嵌されることにより、前記蓋体13aをスペーサ
嵌合部15へ嵌着させることができる。尚、前記スペー
サ13は前記ハウジング本体12に装着する際、前記係
止突起18をハウジング本体12の後方から前記スペー
サ固定用係合孔17に挿入させながら、同時に、前記蓋
体13aを前記スペーサ嵌合部15に嵌入して行うが、
この装着作業を行い易くするために、前記蓋体13aの
後端部およびこの後端部に対応するスペーサ嵌合部15
の端部は、互いに一致する傾斜面13c,15aに形成
されている。
【0009】一方、前記蓋体13aの背面には、導電性
金属板により形成される異なる長さの二つのバスバー1
9a,19bが取付られている。前記バスバー19は、
平板の一部をそれぞれ折り曲げて板ばね状に形成されて
おり、その一面に穿設した複数のバスバー取付孔20
に、蓋体13aの背面に突設したバスバー係止手段とな
るバスバー固定用クリップ21(図4参照)を嵌入させ
ることにより、該蓋体13aにそれぞれ固着される。そ
して、前記バスバー19は、前記スペーサ13が前記ス
ペーサ嵌合部15に嵌着されることにより、端子収容室
11内に収容した複数の雌端子14と接触してこの特定
端子間を各々導通接続する。すなわち、図4に示すよう
に、電線22を接続した複数の雌端子14は、それぞれ
端子収容室11に挿入されかつ、該端子収容室11内の
係止ランス23と係止して前記端子収容室11に収容さ
れている。一方、前記スペーサ13は、既述したように
前記係止突起18がスペーサ固定用係合孔17に係合さ
れかつ、蓋体13aが前記スペーサ嵌合部15に嵌着さ
れており、これにより、前記バスバー19a,19bは
端子収容室11内に入り込み、その屈曲された前端近傍
が上下側壁12aの内壁面に当接してスペーサ13のス
ペーサ嵌合部15からの抜け出しを阻止している。
【0010】係る状態に於いて、バスバー19a,19
bは、前端部が雌端子14の後端部に相当する段部14
aと係合し、また折り返されて可撓性を有する接触部1
9cが分岐接続される対応の特定端子の中央部に弾接さ
れる。その結果、前記バスバー19a,19bは、端子
収容室11内の係止ランス23と共に作用して端子の後
ろ抜けを防止する二重係止構造を形成すると共に、接触
する雌端子間に於いて電気的接続を図っている。そし
て、コネクタ10は、図5に示すようにパネル24の位
置に於いて、フロア側ワイヤーハーネスAと接続した雌
コネクタ25と接合して、インストルメント側ワイヤー
ハーネスBに於いて分岐回路26を構成できる。
【0011】すなわち、このバスバー付コネクタは、全
体として図6に示した従来例と比較して、その接続回路
が大幅に簡素化される。なお、バスバーはスペーサと、
クリップにより脱着可能に設けられているので、各種パ
ターンを用意することで、使用されるワイヤーハーネス
の仕様に合わせた分岐回路を構成することができる。ま
た、このコネクタは、バスバーと同形状の樹脂部材をス
ペーサに取付けることにより、通常のジョイントコネク
タとして使用することも可能である。また、上記実施例
は、インパネ側雌コネクタに奮起回路を形成する構成に
ついて述べたが、本発明はこの実施例に限定されるもの
でなく、例えばフロワ側コネクタを同様に構成して対応
することもできる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハウジング本体の一部をなすスペーサにバスバーを取付
け、端子と接触させる構成としたことにより、例えばジ
ョイントボックスやジョイントコネクタなどを使用する
ことなく、電線と電線とを接続させるコネクタを利用し
て分岐接続を行っているので、しかも、分岐処理を1カ
所に集中させて行っているので、ジョイント作業やジョ
イントコネクタ使用の低減によるコストの低減およびワ
イヤハーネス生産性の向上が図れる。更に、端子収容室
内の端子は、従前の端子係止手段と、スペーサに取付ら
れたバスバーとの係合とによる二重係止構造により、そ
の後抜けが強固に防止されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にによるコネクタの一実施例を示す外観
斜視図である。
【図2】図1のコネクタの分解斜視図である。
【図3】図2に示すスペーサの分解斜視図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】本発明によるバスバー付コネクタを利用した回
路構成図である。
【図6】従来例における回路構成図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 11 端子収容室 12 ハウジング本体 13 スペーサ 13a 蓋体 13b スペーサ係止片 14 雌端子 14a 段部 15 スペーサ嵌合部 16 スペーサ固定部 17 スペーサ固定用係合孔 18 係止突起 19a,19b バスバー 20 バスバー取付孔 21 バスバー固定用クリップ 22 電線 23 係止ランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 4/00 H01R 4/58 H01R 31/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を並設された複数の端子収容室内に
    挿入可能にしかつ該端子収容室の並設方向に沿って透設
    されたスペーサ嵌合部より露出するハウジング本体と、
    前記スペーサ嵌合部に嵌着されて、前記複数の端子収容
    室内で前記端子と弾性力を持って当接し該端子を導通接
    続させると共に、前端部が前記端子の後端部と係合する
    バスバーを一体的に設けたスペーサとからなるバスバー
    付コネクタ。
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