JP2005347007A - モータ用コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ外周部分の省スペース化を図ることができ、モータ自体も小型化が可能となるモータ用コネクタ装置を提供する。
【解決手段】 モータ2、3の背面4、5側から突設された第1、第2電極6、7、8、9と外部電源とを接続するモータ用コネクタ装置1において、コネクタ装置1が、モータ2、3の背面4、5側に装着されて第1、第2電極6、7、8、9と接続される雌コネクタ10と、外部電源と接続されて雌コネクタ10にモータ2、3の外周側から嵌合されて外部電源と第1、第2電極6、7、8、9とを接続する雄コネクタ11とからなることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータから突設された電極と外部電源とを接続するモータ用コネクタ装置に関する。
モータと外部電源とを接続する際に、モータから突出した電極にコネクタハウジングを形成し、このコネクタハウジングと、外部電源から引き出された電線端末のコネクタとを嵌合するようにしたモータ用コネクタ装置が特許文献1に記載されている。
ところが、特許文献1に記載されたモータ用コネクタ装置では、モータの外周にモータから突出した電極を収容するハウジングが突出しているのでモータ外周の周囲にスペースを必要とする。このモータが、例えばドアミラーを駆動する際に用いられる場合には、ドアミラー内でモータの外周部分にコネクタハウジングを収容するスペースが必要になるので、ドアミラーの設計の自由度を損ねる。また、コネクタハウジングの分だけ重量が重くなる。
そこで、モータ内に電極を設けてモータ外周のコネクタハウジングを廃止し、外部電源から引き出された電線端末のコネクタをモータの外周に直接嵌合させるモータ用コネクタ装置が提案されている。このコネクタ装置によれば、モータ外周にコネクタハウジングを設けていないのでモータの外周部分のスペースを小さくでき、ドアミラーに搭載される場合には、ドアミラーの大型化を防止することができ、軽量化を実現することができる。
特開平9−35772号公報
ところが、モータの外周からコネクタハウジングを無くしたとしても、ドアミラー内にモータを搭載する場合、ドアミラー内で電線端末のコネクタをモータの外周部分に嵌合させるための作業スペースを設けなければならない。このため、ドアミラーをより小型にするのを阻害していた。
また、モータ内に電極を設ける場合には、モータ内に電極として接続バネ部を設けるため、モータ自体も大きくなってしまうという課題を有している。
そこで、本発明は、モータ外周部分の省スペース化を図ることができ、モータ自体も小型化が可能となるモータ用コネクタ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、モータの背面側から突設された第1、第2電極と外部電源とを接続するモータ用コネクタ装置であって、前記コネクタ装置が、前記モータの背面側に装着されて前記第1、第2電極と接続される雌コネクタと、前記外部電源と接続されて前記雄コネクタに前記モータの外周側から嵌合されて前記外部電源と前記第1、第2電極とを接続する雄コネクタとからなることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、モータの背面側から突設された第1、第2電極と雌コネクタとを接続し、モータの背面側の雌コネクタと雄コネクタとをモータの背面側で嵌合することで外部電源と第1、第2電極とを接続する。この場合、モータの外周部分に雌コネクタが存在しないのでその分モータ外周の省スペース化が図れる。また、モータの外周部分で雌コネクタと雄コネクタとを嵌合させないので、モータの外周部分に嵌合用の作業スペースを設ける必要がなくなる。さらに、モータの背面側に第1、第2電極を突設することにより、モータ内に接続用バネを設けないのでモータ自体の小型化を図ることができる。また、モータの背面側で雌雄のコネクタを嵌合させるので、例えばモータをドアミラー内に搭載する場合には、モータの背面側をドアミラーの開口側にしておけばドアミラー内の限られたスペース内で嵌合作業を容易に行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1記載のモータ用コネクタ装置であって、前記雌コネクタが雌コネクタ本体と、この雌コネクタ本体に設けられた第1、第2端子収容部と、前記第1端子収容部に収容されて前記第1電極と接続される第1電極接触部及び相手端子と接触する相手端子接触部を有する第1端子部材と、前記第2端子収容部に収容されて前記第2電極と接続される第2電極接触部及び相手端子と接触する相手端子接触部を有する第2端子部材とで形成され、前記雄コネクタが雄コネクタ本体と、この雄コネクタ本体に設けられた相手端子収容部と、前記外部電源と接続され電線端末に接続されて前記相手端子収容部に収容され前記第1、第2端子部材の相手端子接触部と接触する相手端子とで形成されていることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、モータの背面側に雌コネクタ本体を装着すると、雌コネクタ本体の第1端子収容部に収容されている第1端子部材の第1電極接触部に第1電極が接続され、第2端子収容部に収容されている第2端子部材の第2電極接触部に第2電極が接続される。そして、モータの背面側に装着された雌コネクタに外部電源と接続されている雄コネクタを嵌合すると、第1、第2端子部材の相手端子接触部に、雄コネクタに収容された相手端子が接続される。
このように、モータの背面側に雌コネクタを装着することにより、モータの外周部分に雌コネクタを収容するためのスペースを必要とすることがない。また、モータの背面側で雌コネクタに雄コネクタを嵌合できるので、モータの外周部分に嵌合用の作業スペースを設ける必要がなくなる。
請求項3の発明は、請求項2記載のモータ用コネクタ装置であって、前記第1端子収容部が前記第1端子部材の相手端子接触部が収容されると共に相手端子が挿入されて第1端子部材の相手端子接触部と相手端子とが接続される相手端子接続部と、前記第1端子部材の第1電極接触部が収容されると共に前記モータの第1電極が挿入されて前記第1端子部材の第1電極接触部と第1電極とが接続される第1電極接続部とからなり、前記第2端子収容部が前記第2端子部材の相手端子接触部が収容されると共に相手端子が挿入されて第2端子部材の相手端子接触部と相手端子とが接続される相手端子接続部と、前記第2端子部材の第2電極接触部が収容されると共に前記モータの第2電極が挿入されて前記第2端子部材の第2電極接触部と第2電極とが接続される第2電極接続部とからなることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、モータの背面側に雌コネクタ本体を装着すると、雌コネクタ本体の第1端子収容部の第1電極接続部に収容されている第1端子部材の第1電極接触部に第1電極が接続され、第2端子収容部の第2電極接続部に収容されている第2端子部材の第2電極接触部に第2電極が接続される。そして、モータの背面側に装着された雌コネクタに外部電源と接続されている雄コネクタを嵌合すると、第1、第2端子部材の相手端子接触部に、雄コネクタに収容された相手端子がそれぞれ接続される。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のモータ用コネクタ装置であって、前記雌コネクタは前記第1端子収容部と前記第2端子収容部とがそれぞれ左右対称に一対づつ設けられ、前記雄コネクタは前記相手端子収容部が前記第1、第2端子収容部に対応して左右対称に一対づつ設けられていることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、2つのモータを並列に配置して、それぞれのモータの背面側に雌コネクタを装着することで、左右対称に設けた第1収容部、第2収容部の各第1端子部材、第2端子部材と、各モータの第1電極、第2電極が接続される。この雌コネクタに、外部電源と接続された雄コネクタを嵌合させることにより、第2端子部材、第2端子部材を介して2つのモータの第1電極、第2電極がそれぞれ雄コネクタに収容された相手端子と接続され、外部電源と接続される。
請求項5の発明は、請求項4記載のモータ用コネクタ装置であって、前記左右一対の第1端子収容部が連通され、該第1端子収容部に収容される第1端子部材が、一対の第1電極接触部と、一つの相手端子接触部とで形成されていることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、2つのモータを並列に配置して、それぞれのモータの背面側に雌コネクタを装着し、雄コネクタを雌コネクタに嵌合することで、各モータの第1電極、第2電極と外部電源とが接続される。この場合、第1端子部材が一対の第1電極接触部と、一つの相手端子接触部とで形成されているので、第1端子部材を各モータごとに設ける必要がなく、一つの第1端子部材で相手端子と各モータの第1電極を接続することができる。
請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載のモータ用コネクタ装置であって、前記第1端子部材と前記第2端子部材とが、一側に同形状の第1、第2電極接触部がそれぞれ形成され、他側に同形状の相手端子接触部がそれぞれ形成され、前記第1、第2電極接触部と前記相手端子接触部とが同形状に形成されていることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、第1端子部材と第2端子部材とが同形状に形成されているので、第1端子部材と第2端子部材とを共用することができる。
請求項7の発明は、請求項6記載のモータ用コネクタ装置であって、前記第1、第2電極接触部が、端子本体と、この端子本体の端部に設けられた一対の接続バネ片とで形成されていることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、一対の接続バネ片間に、第1、第2電極、相手端子が3方向から挿入することが可能となり、汎用性が向上する。
請求項8の発明は、請求項2乃至請求項7のいずれか一項に記載のモータ用コネクタ装置であって、前記第1端子部材と前記第2端子部材の第1、第2電極接触部、相手端子接触部が前記モータの背面側に沿って配置されていることを特徴とする。
このモータ用コネクタ装置では、モータの背面に沿って、第1、第2電極接触部、相手端子接触部が配置されているので、モータ用コネクタ装置を含めた装置全体の小型化が可能となる。
請求項1の発明によれば、モータの外周部分に雌コネクタが存在しないのでその分モータ外周の省スペース化が図れる。また、モータの外周部分で雌コネクタと雄コネクタとを嵌合させないので、モータの外周部分に嵌合用の作業スペースを設ける必要がなくなる。さらに、モータの背面側に第1、第2電極を突設することにより、モータ内に接続用バネを設けないのでモータ自体の小型化を図ることができる。また、モータの背面側で雌雄のコネクタを嵌合させるので、例えばモータをドアミラー内に搭載する場合には、ドアミラー内の限られたスペース内で嵌合作業を行うことができる。
請求項2、3の発明によれば、請求項1の発明と同等の作用、効果が得られる。
請求項4の発明によれば、2つのモータを並列に配置した場合に、一つの雌コネクタと雄コネクタとで、各モータの第1電極、第2電極と外部電源とを容易に接続することができる。
請求項5の発明によれば、第1端子部材が一対の第1電極接触部と、一つの相手端子接触部とで形成されているので、第1端子部材を各モータごとに設ける必要がなく、一つの第1端子部材で相手端子と各モータの第1電極を接続することができ、部品点数の削減を図ることができる。
請求項6の発明によれば、第1端子部材と第2端子部材とが同形状に形成されているので、第1端子部材と第2端子部材とを共用することができ、端子部材を製造するための金型数を削減することができ、製造コストを低減することが可能となる。
請求項7の発明によれば、一対の接続バネ片間に、第1、第2電極、相手端子が3方向から挿入することが可能となり、汎用性が向上する。
請求項8の発明によれば、モータの背面に沿って、第1、第2電極接触部、相手端子接触部が配置されているので、モータ用コネクタ装置を含めた装置全体の小型化が可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態のモータ用コネクタ装置(以下「コネクタ装置」という)1を示す分解斜視図、図2は図1の反対側から見た斜視図、図3はコネクタ装置1の雌雄のコネクタ10、11を示す斜視図、図4はコネクタ装置1の第1、第2端子部材、相手端子を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のコネクタ装置1は、モータ2、3の背面4、5側に装着されて第1、第2電極6、7、8、9と接続される雌コネクタ10と、外部電源(不図示)と接続されて雌コネクタ10にモータ2、3の背面側で嵌合されて外部電源と第1、第2電極6、7、8、9とを接続する雄コネクタ11とから形成されている。そして、モータ2、3の背面4、5側から突設された第1、第2電極6、7、8、9と外部電源とを接続する。なお、本実施形態のコネクタ装置1は、2つのモータ2、3をケース12内に並列に配置した状態で、2つのモータ2、3、を外部電源とそれぞれ接続することができる。
雌コネクタ10は、雌コネクタ本体13と、この雌コネクタ本体13に設けられた第1端子収容部14に収容されて第1電極6、7と接続される第1端子部材18と、第2端子収容部15に収容されて第2電極8、9と接続される第2端子部材21とで形成されている。
雌コネクタ本体13は、図3に示すように、薄板状でA本体部22とB本体部23とが左右対称に一体に形成されている。A本体部22はモータ6の背面4側に位置し、B本体部23はモータ3の背面5側に位置する。A本体部22とB本体部23の間には、雄コネクタ11の嵌合凸部38が嵌合する嵌合凹部24が設けられている。また、A本体部22とB本体部23の外側部分には、雄コネクタ11の外周部分にそれぞれ設けられたガイド39が嵌合するガイドレール部25がそれぞれ設けられている。
さらに、A、B本体部22、23には、略中心部にそれぞれ貫通孔34、34が形成されている。これらの貫通孔34、34内には、モータ2、3の背面4、5側からそれぞれ突設された円筒突部2a、3aが嵌合する。また、A本体部22には、モータ2の第1電極6に対応したL字状の第1端子収容部14と、第2電極8に対応したL字状の第2端子収容部15とが貫通孔34を挟んで点対称位置に設けられている。同様に、B本体部23にも、貫通孔34を挟んで点対称位置に、第1端子収容部14と、第2端子収容部15とが設けられている。
A本体部22の第1端子収容部14は、図5に示すように、L字状の溝の一側に第1電極接続部26が設けられ、他側に相手端子接続部27が設けられている。第1電極接続部26には、雌コネクタ本体13の厚み方向に貫通した挿通孔(図2参照)28が形成されており、この挿通孔28内を挿通してモータ2の第1電極6が第1電極接続部26に挿入される。また、相手端子接続部27は、嵌合凹部24側に向けて開口した挿通孔29が形成されており、この挿通孔29を挿通して相手端子36が相手端子接続部27に挿入される。また、第2端子収容部15にも、L字状の溝の一側に第2電極接続部30が設けられ、他側に相手端子接続部31が設けられている。さらに、第2電極接続部30には、雌コネクタ本体13の厚み方向に貫通した挿通孔32が設けられ、この挿通孔を挿通してモータ3の第2電極9が第2電極接続部30に挿入される。また、相手端子接続部31は、上面側及び上方側(雄コネクタ11の嵌合方向)側が開口している。
B本体部23の第1端子収容部14にも、第1電極接続部26と相手端子接続部27とが形成され、第2端子収容部15にも、第2電極接続部30と相手端子接続部31とが形成されている。A本体部22,B本体部23の第1端子収容部14、14には、それぞれ第1端子部材18が収容され、第2端子収容部15、15には、第2端子部材21がそれぞれ収容される。
第1端子部材18は、図4(b)に示すように、L字状で一側に相手端子接触部17が形成され、他側に第1電極接触部16が形成されている。相手端子接触部17と第1電極接触部16とは同形状に形成され、端子本体53と、この端子本体53の端部に折り曲げ形成された一対の接続バネ片33、33で形成されている。第2端子部材21は、第1端子部材18と同形状で同様にL字状に形成されている。一対の接続バネ片33、33は、第1、第2電極、相手端子が3方向から挿入可能に形成されており、汎用性が向上されている。
そして、第1端子収容部14に第1端子部材18が収容された状態では、第1電極接続部26に第1電極接触部16が収容され、相手端子接続部27に相手端子接触部17が収容される。また、第2端子収容部15に第2端子部材21が収容された状態では、第2電極接続部30に第2電極接触部19が収容され、相手端子接続部27に相手端子接触部20が収容される。この雌コネクタ本体13は、外部電源と接続された雄コネクタ11と嵌合される。
雄コネクタ11は、図3に示すように薄板状の雄コネクタ本体35と、この雄コネクタ本体35に収容された相手端子36とで構成されている。雄コネクタ本体35は、コネクタ本体37の中間部に嵌合凹部24に嵌合する嵌合凸部38が設けられ、この嵌合凸部38の両側にガイドレール部25と嵌合するガイド39、39が一体に設けられている。嵌合凸部38には、2つの端子収容部40、40が設けられ、ガイド39、39にはそれぞれ1つの端子収容部41、41が設けられている。これらの端子収容部40、40、41、41内には、上記した相手端子36がそれぞれ収容されている。相手端子36は、外部電源から引き出された電線44の端末に加締め接続されている。そして、端子収容部40、40、41、41内に相手端子36が収容された状態では、相手端子36の接触部42が、嵌合凸部38から突出し、ガイド39、39に平行に突出している。なお、相手端子36は、図4(a)に示すように、電線端末に加締め接続される一般的な端子であって、一側に上記接触部42が設けられ、他側に電線加締め部43が一体に形成されている。
次に、コネクタ装置1をモータ2、3に組み付け、雌雄のコネクタ10、11を嵌合してモータ2、3と外部電源とを接続する手順について説明する。
図7、8に示すように、ケース12内に並列に固定された状態で、雌コネクタ10をモータ2、3の背面側からモータ2、3へ押し付け、貫通孔34、34内に円筒突部2a、3aを嵌合すると共に、第1電極6、7、第2電極8、9を第1端子収容部14、第2端子収容部15の第1電極接続部26、26第2電極接続部30、30内に挿入する。これにより、モータ2、3の第1電極6、7、第2電極8、9が第1端子部材18の第1電極接触部16、第2端子部材21の第2電極接触部19と接続され、モータ2、3の背面4、5側に雌コネクタ10を取り付けることができる。
次に、図9、10に示すように、外部電源からの電線44の端末に加締め接続された相手端子36が収容された雄コネクタ11を雌コネクタ10に、背面4、5の上部から嵌合する。このとき、嵌合凸部38が嵌合凹部24に挿入されることにより、相手端子36の接触部42が第1、第2端子収容部14、15の相手端子接続部27、31内に挿入され、第1端子部材18、第2端子部材21の相手端子接触部17、20と接続する。またガイド39、39はガイドレール部25、25と嵌合し、相手端子36が第1、第2端子収容部14、15の相手端子接続部27、31内に挿入され、第1端子部材18、第2端子部材21の相手端子接触部17、20と接続する。
これにより、モータ2、3の第1、第2電極6、7、8、9が第1端子部材18、第2端子部材21を介して相手端子36と接続され、電線44を介して外部電源と接続される。
本実施形態によれば、モータ2、3の背面4、5側から突設された第1、第2電極6、7、8、9と雌コネクタ10とを接続し、モータ2、3の背面4、5側の雌コネクタ10と雄コネクタ11とをモータ2、3の背面4、5側から嵌合することで外部電源と第1、第2電極6、7、8、9を接続するので、モータ2、3の外周部分に雌コネクタ10が存在することがなく、その分モータ2、3外周の省スペース化が図れる。
また、モータ2、3の外周部分で雌コネクタ10と雄コネクタ11とを嵌合させないので、モータ2、3の外周部分に嵌合用の作業スペースを設ける必要がなくなる。さらに、モータ2、3の背面4、5側に第1、第2電極6、7、8、9を突設することにより、モータ2、3内に接続用バネを設けないのでモータ自体の小型化を図ることができる。また、モータ2、3の背面側で雌雄のコネクタ10、11を嵌合させるので、例えばモータ2、3をドアミラー内に搭載する場合には、ドアミラー内の限られたスペース内で嵌合作業を行うことができる。
また、本実施形態では、第1端子部材18と第2端子部材21とが同形状に形成されているので、第1端子部材18と第2端子部材21とを共用することができ、端子部材を製造するための金型数を削減することができ、製造コストを低減することが可能となる。
また、一対の接続バネ片333,33間に、第1、第2電極6、7、8、9、相手端子36が3方向から挿入することが可能となり、汎用性が向上する。
さらに、モータ2、3の背面4、5に沿って、第1、第2電極接触部16、19、相手端子接触部17、20が配置されているので、モータ用コネクタ装置1を含めた装置全体の小型化が可能となる。
次に、図11乃至図15に示す第2実施形態のコネクタ装置45について説明する。上記第1実施形態と同構成部分については図面に同符号を付して説明する。
本実施形態のコネクタ装置45は、第1実施形態の雌コネクタ10の、左右一対の第1端子収容部14、14が連通されてT字状の溝で形成されて第1端子共用収容部46が形成されている。この第1端子共用収容部46は、両側に第1電極接続部47、48が形成され、嵌合凹部24側に一つの相手端子接続部49が設けられている。第1電極接続部47、48内には、モータ2、3の第1電極6、7が挿入され、相手端子接続部49内には、雄コネクタ11に収容された一つの相手端子36が挿入される。また、この第1端子共用収容部46に収容される第1共用端子部材50は、一対の第1電極接触部51、51と、一つの相手端子接触部52とでT字状に形成されている。
本実施形態によれば、第1共用端子部材50が一対の第1電極接触部51、51と、一つの相手端子接触部52とで形成されているので、第1共用端子部材50を各モータ2、3ごとに設ける必要がなく、一つの第1共用端子部材50で相手端子36と各モータ2、3の第1電極6、7を接続することができ、部品点数の削減を図ることができる。
第1実施形態のコネクタ装置を示す斜視図である。 第1実施形態のコネクタ装置を図1の反対側から見た斜視図である。 (a)は雄コネクタ本体を示す斜視図、(b)は雌コネクタ本体を示す斜視図である。 (a)は相手端子を示す斜視図、(b)は第1、第2端子を示す斜視図である。 嵌合前の雄コネクタと雌コネクタとを示す断面図である。 嵌合した状態の雄コネクタと雌コネクタとを示す断面図である。 モータの背面側に雌コネクタを取り付け、ケースに固定した状態を示す斜視図である。 モータの背面側に雌コネクタを取り付け、ケースに固定した状態を示し図7の反対側から見た斜視図である。 ケースに固定したモータの背面側で雌雄のコネクタを嵌合した状態を示す斜視図である。 ケースに固定したモータの背面側で雌雄のコネクタを嵌合した状態を示し図9の反対側から見た斜視図である。 第2実施形態のコネクタ装置を示す斜視図である。 第2実施形態の雌コネクタを示す断面図である。 図12のA−A線に沿って切断した断面図である。 モータと雄コネクタを上方から見た平面図である 図14のB−B線に沿って切断した断面図である。
符号の説明
1 モータ用コネクタ装置
2、3 モータ
4、5 背面
6、7 第1電極
8、9 第2電極
10 雌コネクタ
11 雄コネクタ

Claims (8)

  1. モータの背面側から突設された第1、第2電極と外部電源とを接続するモータ用コネクタ装置であって、
    前記モータの背面側に装着されて前記第1、第2電極と接続される雌コネクタと、前記外部電源と接続されて前記雌コネクタに前記モータの背面側で嵌合されて前記外部電源と前記第1、第2電極とを接続する雄コネクタとからなることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
  2. 請求項1記載のモータ用コネクタ装置であって、前記雌コネクタが雌コネクタ本体と、この雌コネクタ本体に設けられた第1端子収容部に収容されて前記第1電極と接続される第1電極接触部及び相手端子と接触する相手端子接触部を有する第1端子部材と、前記雌コネクタ本体に設けられた第2端子収容部に収容されて前記第2電極と接続される第2電極接触部及び相手端子と接触する相手端子接触部を有する第2端子部材とで形成され、
    前記雄コネクタが雄コネクタ本体と、この雄コネクタ本体に設けられた相手端子収容部に収容され、前記外部電源からの電線の端末に接続されて前記第1、第2端子部材の相手端子接触部と接触する相手端子とで形成されていることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
  3. 請求項2記載のモータ用コネクタ装置であって、前記第1端子収容部が前記第1端子部材の相手端子接触部が収容されると共に相手端子が挿入されて第1端子部材の相手端子接触部と相手端子とが接続される相手端子接続部と、前記第1端子部材の第1電極接触部が収容されると共に前記モータの第1電極が挿入されて前記第1端子部材の第1電極接触部と第1電極とが接続される第1電極接続部とからなり、
    前記第2端子収容部が前記第2端子部材の相手端子接触部が収容されると共に相手端子が挿入されて第2端子部材の相手端子接触部と相手端子とが接続される相手端子接続部と、前記第2端子部材の第2電極接触部が収容されると共に前記モータの第2電極が挿入されて前記第2端子部材の第2電極接触部と第2電極とが接続される第2電極接続部とからなることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のモータ用コネクタ装置であって、前記雌コネクタは前記第1端子収容部と前記第2端子収容部とがそれぞれ左右対称に一対づつ設けられ、前記雄コネクタは前記相手端子収容部が前記第1、第2端子収容部に対応して左右対称に一対づつ設けられていることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
  5. 請求項4記載のモータ用コネクタ装置であって、前記左右一対の第1端子収容部が連通されて第1端子共用収容部が形成され、該第1端子共用収容部に収容される第1端子部材が、一対の第1電極接触部と、一つの相手端子接触部とで形成されていることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
  6. 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載のモータ用コネクタ装置であって、
    前記第1端子部材と前記第2端子部材とが、一側に同形状の第1、第2電極接触部がそれぞれ形成され、他側に同形状の相手端子接触部がそれぞれ形成され、前記第1、第2電極接触部と前記相手端子接触部とが同形状に形成されていることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
  7. 請求項6記載のモータ用コネクタ装置であって、前記第1、第2電極接触部が、端子本体と、この端子本体の端部に設けられた一対の接続バネ片とで形成されていることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
  8. 請求項2乃至請求項7のいずれか一項に記載のモータ用コネクタ装置であって、
    前記第1端子部材と前記第2端子部材の第1、第2電極接触部、相手端子接触部が前記モータの背面側に沿って配置されていることを特徴とするモータ用コネクタ装置。
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