JP7412122B2 - コネクタ、コネクタ対及び電子機器 - Google Patents

コネクタ、コネクタ対及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7412122B2
JP7412122B2 JP2019187151A JP2019187151A JP7412122B2 JP 7412122 B2 JP7412122 B2 JP 7412122B2 JP 2019187151 A JP2019187151 A JP 2019187151A JP 2019187151 A JP2019187151 A JP 2019187151A JP 7412122 B2 JP7412122 B2 JP 7412122B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
terminal
section
connector
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019187151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021064466A (ja
Inventor
孝徳 木全
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iriso Electronics Co Ltd
Original Assignee
Iriso Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iriso Electronics Co Ltd filed Critical Iriso Electronics Co Ltd
Priority to JP2019187151A priority Critical patent/JP7412122B2/ja
Publication of JP2021064466A publication Critical patent/JP2021064466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7412122B2 publication Critical patent/JP7412122B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、コネクタ、コネクタ対及び電子機器に関する。
下記特許文献1の図6~図9には、電子機器の裏面側のパネル等に取り付けられる機器取付用接続器具(以下、「コネクタ」と略す)に関する技術が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、コネクタは、パネルの取付開口に取り付けられた後に、その端子部に機器内部のリード線の一端部が半田付けされる。また、リード線の他端部は、機器内部の配線板に半田付け等によって接続される。
特開昭62-123680号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、リード線をコネクタに半田付けすることが難しく、作業性の点で改善の余地がある。また、電子機器の内部構成に応じてコネクタ全体をその都度設計するとコスト面等で不利となる。
本発明は、上記事実を考慮して、組付作業性が良好でかつ電子機器内のコネクタ接続位置の変更に容易に対応することができるコネクタ、コネクタ対及び電子機器を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明のコネクタは、電子機器の筐体の壁部に形成された取付開口に装着されることで前記筐体内の内部導体に接続されるコネクタであって、前記取付開口を塞ぐハウジング部と、前記ハウジング部に保持され、第一端子部と、前記第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えた端子部と、を有し、前記第一端子部は、前記電子機器の外側に配置される外部機器が前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って接続される外部接続端子部と、前記外部接続端子部と繋がる第一中継接続部と、を備え、前記第二端子部は、前記内部導体に接続される内部接続端子部と、前記内部接続端子部と繋がると共に前記第一中継接続部に取り付けられることで接続された第二中継接続部と、を備える。
上記構成によれば、コネクタは、電子機器の筐体の壁部に形成された取付開口に装着されることで筐体内の内部導体に接続されるものであり、ハウジング部と端子部とを有している。ハウジング部は、電子機器の筐体の取付開口を塞ぎ、端子部は、第一端子部と、第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えてハウジング部に保持されている。
第一端子部の外部接続端子部には、電子機器の外側に配置される外部機器が取付開口に対するハウジング部の装着方向に沿って接続され、第一端子部の第一中継接続部は、外部接続端子部と繋がっている。これに対して、第二端子部の内部接続端子部は内部導体に接続され、第二端子部の第二中継接続部は、内部接続端子部と繋がると共に第一中継接続部に取り付けられることで接続されている。このため、内部導体の形状、配置位置等の変更がある場合、それに合わせた形状の第二端子部を第一端子部に取り付けることで、第一端子部の形状を変更しないで対応することができる。
請求項2に記載する本発明のコネクタ対は、電子機器の筐体の壁部に形成された取付開口に装着されるコネクタと、前記筐体内に設けられて前記コネクタの相手側コネクタとされた内部導体と、を有するコネクタ対であって、前記コネクタは、前記取付開口を塞ぐハウジング部と、前記ハウジング部に保持され、第一端子部と、前記第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えた端子部と、を有し、前記第一端子部は、前記電子機器の外側に配置される外部機器が前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って接続される外部接続端子部と、前記外部接続端子部と繋がる第一中継接続部と、を備え、前記第二端子部は、前記内部導体に接続される内部接続端子部と、前記内部接続端子部と繋がると共に前記第一中継接続部に取り付けられることで接続された第二中継接続部と、を備え、前記ハウジング部が前記取付開口に装着されることで前記内部接続端子部が前記内部導体と接続されるように設定されている。
上記構成によれば、電子機器の筐体の壁部に形成された取付開口にコネクタが装着され、電子機器の筐体内にコネクタの相手側コネクタとされた内部導体が設けられている。コネクタはハウジング部と端子部とを有している。ハウジング部は、電子機器の筐体の取付開口を塞ぎ、端子部は、第一端子部と、第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えてハウジング部に保持されている。
第一端子部の外部接続端子部には、電子機器の外側に配置される外部機器が取付開口に対するハウジング部の装着方向に沿って接続され、第一端子部の第一中継接続部は、外部接続端子部と繋がっている。これに対して、第二端子部の内部接続端子部は、内部導体に接続され、第二端子部の第二中継接続部は、内部接続端子部と繋がると共に第一中継接続部に取り付けられることで接続されている。このため、内部導体の形状、配置位置等の変更がある場合、それに合わせた形状の第二端子部を第一端子部に取り付けることで、第一端子部の形状を変更しないで対応することができる。また、ハウジング部が電子機器の筐体の取付開口に装着されることで内部接続端子部が内部導体と接続されるように設定されているので、組付作業性が良い。
請求項3に記載する本発明の電子機器は、取付開口が壁部に形成された筐体と、前記取付開口に装着されるコネクタと、前記筐体内に設けられて前記コネクタの相手側コネクタとされた内部導体と、を有する電子機器であって、前記コネクタは、前記取付開口を塞ぐハウジング部と、前記ハウジング部に保持され、第一端子部と、前記第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えた端子部と、を有し、前記第一端子部は、前記筐体の外側から外部機器が前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って接続される外部接続端子部と、前記外部接続端子部と繋がる第一中継接続部と、を備え、前記第二端子部は、前記内部導体に接続される内部接続端子部と、前記内部接続端子部と繋がると共に前記第一中継接続部に取り付けられることで接続された第二中継接続部と、を備え、前記ハウジング部が前記取付開口に装着されることで前記内部接続端子部が前記内部導体と接続されるように設定されている。
上記構成によれば、筐体の壁部に形成された取付開口にコネクタが装着され、筐体内にコネクタの相手側コネクタとされた内部導体が設けられている。コネクタはハウジング部と端子部とを有している。ハウジング部は、筐体の取付開口を塞ぐ部分であり、端子部は、第一端子部と、第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えてハウジング部に保持されている。
第一端子部の外部接続端子部には、筐体の外側から外部機器が取付開口に対するハウジング部の装着方向に沿って接続され、第一端子部の第一中継接続部は、外部接続端子部と繋がっている。これに対して、第二端子部の内部接続端子部は、内部導体に接続され、第二端子部の第二中継接続部は、内部接続端子部と繋がると共に第一中継接続部に取り付けられることで接続されている。このため、内部導体の形状、配置位置等の変更がある場合、それに合わせた形状の第二端子部を第一端子部に取り付けることで、第一端子部の形状を変更しないで対応することができる。また、ハウジング部が筐体の取付開口に装着されることで内部接続端子部が内部導体と接続されるように設定されているので、組付作業性が良い。
請求項4に記載する本発明の電子機器は、請求項3に記載の構成において、前記ハウジング部は、前記第一端子部を保持する第一ハウジング部と、前記第一ハウジング部に組み付けられ、前記第二端子部を保持する第二ハウジング部と、前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部に設けられ、前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向と直交する方向に沿って前記第一ハウジング部と前記第二ハウジング部とが互いに相対移動するのを抑制する相対移動抑制機構と、を有する。
上記構成によれば、ハウジング部は、第一ハウジング部と、第一ハウジング部に組み付けられる第二ハウジング部と、を有している。第一ハウジング部は第一端子部を保持する。これに対して、第二ハウジング部は第二端子部を保持する。そして、第一ハウジング部及び第二ハウジング部に設けられた相対移動抑制機構は、筐体の取付開口に対するハウジング部の装着方向と直交する方向に沿って第一ハウジング部と第二ハウジング部とが互いに相対移動するのを抑制する。このため、第一中継接続部と第二中継接続部との接続部分の分断が効果的に抑えられる。
請求項5に記載する本発明の電子機器は、請求項4に記載の構成において、前記相対移動抑制機構は、前記第一ハウジング部に前記第二ハウジング部を組み付ける場合に前記第二中継接続部が前記第一中継接続部との接続位置に向かう方向に、前記第二ハウジング部を案内する案内部を兼ねている。
上記構成によれば、第一ハウジング部に第二ハウジング部を組み付ける場合に、第二ハウジング部は、案内部を兼ねる相対移動抑制機構によって、第二中継接続部が第一中継接続部との接続位置に向かう方向に案内される。このため、第二中継接続部と第一中継接続部との接続を容易かつ確実に行うことができる。
請求項6に記載する本発明の電子機器は、請求項4又は請求項5に記載の構成において、前記相対移動抑制機構は、前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部の一方に形成されて前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部の他方の側に凸とされた凸部と、前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部の前記他方において前記凸部に嵌合するように形成された凹部と、を有する。
上記構成によれば、相対移動抑制機構は凸部に凹部が嵌合する構造となっている。このため、簡易な構成で相対移動抑制機構を形成することができる。
請求項7に記載する本発明の電子機器は、請求項3~請求項6のいずれか一項に記載の構成において、前記第一端子部、前記第二中継接続部及び前記内部接続端子部がそれぞれ前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って延在され、前記第二端子部は、前記装着方向に見た場合の前記第二中継接続部の位置と前記内部接続端子部の位置とを異ならせるように前記第二中継接続部と前記内部接続端子部との間に設けられた中継部を有する。
上記構成によれば、第二端子部の中継部は、取付開口に対するハウジング部の装着方向に見た場合の第二中継接続部の位置と内部接続端子部の位置とを異ならせるように第二中継接続部と内部接続端子部との間に設けられている。このため、第一端子部、第二中継接続部及び内部接続端子部がそれぞれ前記装着方向に沿って延在されていても、前記装着方向に見た場合の外部接続端子部の位置と内部接続端子部の位置とがずらされる。よって、取付開口に対する内部導体の配置位置の自由度を高めることに寄与し得る。
請求項8に記載する本発明の電子機器は、請求項4~請求項6のいずれか一項を引用する請求項7に記載の構成において、前記第二ハウジング部には、前記中継部に対して前記装着方向とは反対側に配置されて前記ハウジング部を前記取付開口に装着させることで前記内部接続端子部を前記内部導体と接続させるときに前記中継部に当接するように構成された当接部が形成されている。
上記構成によれば、ハウジング部を取付開口に装着させることで内部接続端子部を内部導体と接続させるときに、第二端子部の中継部に対して第二ハウジング部の当接部が前記装着方向とは反対側から当接する。このため、内部接続端子部と内部導体との接続時に第二端子部に対して抵抗力が作用しても第二端子部の変形が当接部によって抑えられる。
請求項9に記載する本発明の電子機器は、請求項3~請求項8のいずれか一項に記載の構成において、前記第二端子部は、前記第二中継接続部と前記内部接続端子部との間に設けられて前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に見て前記第二中継接続部と前記内部接続端子部との相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能な弾性部を有する。
上記構成によれば、第二中継接続部と内部接続端子部との間に設けられた弾性部は、取付開口に対するハウジング部の装着方向に見て第二中継接続部と内部接続端子部との相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能となっている。このため、仮に製造公差等の影響で内部接続端子部と内部導体との位置関係が若干ずれていたとしても、そのずれを弾性部の弾性変形で吸収することができる。
請求項10に記載する本発明の電子機器は、請求項7を引用する請求項9、又は、請求項8を引用する請求項9に記載の構成において、前記弾性部は、前記中継部に形成されている。
上記構成によれば、中継部が弾性部を兼ねているので、第二端子部に弾性部を設けても、第二端子部の大型化を抑えることができる。
請求項11に記載する本発明の電子機器は、請求項3~請求項10のいずれか一項に記載の構成において、前記端子部は複数設けられ、前記外部接続端子部同士の離間距離が前記内部接続端子部同士の離間距離よりも短く設定されている。
上記構成によれば、外部接続端子部に接続される外部機器を小型化することができると共に、電子機器において外部機器が接続される部分を小型化することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、組付作業性が良好でかつ電子機器内のコネクタ接続位置の変更に容易に対応することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る電子機器の一部を示す斜視図である。 図1の電子機器の一部の組付途中の状態を示す斜視図である。 図2のコネクタを図2の矢印3A方向から見た状態で示す正面図である。 図2のコネクタを図2の矢印3B方向から見た状態で示す背面図である。 図2のコネクタのうち第一ハウジング部側の構成部を示す斜視図である。 図2のコネクタのうち第二ハウジング部側の構成部を示す斜視図である。 図2のコネクタの第二端子部の一本を拡大した状態で示す斜視図である。 図2のコネクタから第二ハウジング部を取り外した状態を示す斜視図である。 図4Aの第一ハウジング部に図4Bの第二ハウジング部を組み付けようとしている状態を示す斜視図である。 図7Aの第一ハウジング部に第二ハウジング部を組み付けた状態を示す斜視図である。 図2の第二ハウジング部側を上にした状態でコネクタの一部を示す斜視図である。 図8Aの第二ハウジング部を拡大してかつ若干向きを変えて示す拡大斜視図である。 第二端子部の変形例を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係るコネクタ、コネクタ対及び電子機器について図1~図8を用いて説明する。なお、説明の便宜上、各図中に適宜記す矢印UPを電子機器10の上方側である機器上方側とする。この方向は、電子機器10の使用状態での方向とは無関係である。また、各図においては、図面を見易くする関係から、一部の符号を省略している場合がある。
(電子機器10の全体構成)
図1には、本実施形態に係る電子機器10の一部が斜視図で示されている。また、図2には、電子機器10の一部の組付途中の状態が斜視図で示されている。
電子機器10は筐体12を有する。なお、図1及び図2では、筐体12の一部が示されている。筐体12は、例えば合成樹脂等の絶縁性材料によって製造されたものである。図2に示されるように、筐体12の壁部14には取付開口16が形成されている。この取付開口16には、コネクタ30が装着されている(図1参照)。
なお、説明の便宜上、筐体12の取付開口16に対するコネクタ30のハウジング部32(詳細後述)の装着方向をコネクタ装着方向(矢印X1参照)といい、その反対方向をコネクタ取外方向(矢印X2参照)という。コネクタ装着方向(矢印X1参照)は、本実施形態では、コネクタ30において外部機器100(模式的に示す図1参照)と接続される側からコネクタ30において内部導体22と接続される側へ向かう方向をも意味するものとする。また、コネクタ取外方向(矢印X2参照)は、本実施形態ではコネクタ30において内部導体22と接続される側からコネクタ30において外部機器100と接続される側へ向かう方向をも意味するものとする。
一方、筐体12内には、コネクタ30の相手側コネクタとされた内部導体22が一対で設けられている。コネクタ30と内部導体22とでコネクタ対20が構成されている。内部導体22は、筐体12内において箱状の支持部18(図中では外形線のみを二点鎖線で図示)に収容されている。支持部18は、例えば合成樹脂等の絶縁性材料によって製造されたものであり、筐体12内において取付開口16に臨む所定位置に固定配置されている。この支持部18の収容口(図示省略)は機器上方側へ向けられている。
支持部18に収容された内部導体22は、屈曲板状の導電性金属からなり、取付開口16側から見て機器上方側が開放された略U字状に曲げられている。内部導体22の一対の上端部22Aは、機器上方側から見て取付開口16側が開放された略U字状に曲げられている。一対の上端部22Aにおいて互いに近接配置された部分は、接続部24とされ、コネクタ30の内部接続端子部44A(後述)が挿入されるように構成されている(図1参照)。また、内部導体22には、その下端部22C側から上下方向中間部22Bにかけてスリット26が形成されている。このスリット26には、電子機器10の内部の電線28(図中では外形線のみを二点鎖線で図示)の端部が挿入されて取り付けられている。これにより、電線28と内部導体22とが導通接続される。
(コネクタ30の構成)
次に、コネクタ30の構成について具体的に説明する。
コネクタ30は、筐体12の取付開口16を塞ぐハウジング部32を備えている。ハウジング部32は、その主要な部分を構成する第一ハウジング部34と、第一ハウジング部34に組み付けられて筐体12の内側に配置される第二ハウジング部36と、を備えている。第一ハウジング部34及び第二ハウジング部36は、例えば合成樹脂等の絶縁性材料によって製造されたものである。
第一ハウジング部34は、筐体12の壁部14への固定用とされたフランジ部34Fを備える。フランジ部34Fは、筐体12の外側に配置され、壁部14に面接触された状態で一例としてボルト及びナットを用いて固定される。なお、図中では図示を省略するが、フランジ部34Fには、ボルトを挿通させるためのボルト挿通孔がフランジ部34Fの四隅に形成されている。
また、第一ハウジング部34には、フランジ部34Fの中央部側からコネクタ取外方向(矢印X2参照)に突出した円筒部34Aが形成されている。この円筒部34Aの内側には、電子機器10の外側に配置される外部機器100(模式的に示す図1参照)の一部が差し込まれる。
さらに、第一ハウジング部34には、フランジ部34Fの中央部側からコネクタ装着方向(矢印X1参照)に突出した短円柱状部34Bが形成されている。短円柱状部34Bの外径は、筐体12の取付開口16を貫通可能な寸法に設定されている。
図4Aには、コネクタ30のうち第一ハウジング部34部側の構成部が斜視図で示されている。図4Aに示されるように、短円柱状部34Bの突出先端側には段階的に縮径された段状部34Cが形成されている。また、短円柱状部34Bの突出先端面側には、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に突出した(言い換えれば第二ハウジング部36(図2参照)側に凸とされた)凸部34Xが形成されている。凸部34Xは、コネクタ取外方向(矢印X2参照)に見て十字状に形成されている。
一方、図2に示されるように、第二ハウジング部36は、第一ハウジング部34に対して間隔をあけて対向配置される短柱状の先端ブロック部36Aを備えている。図4Bには、コネクタ30のうち第二ハウジング部36側の構成部が斜視図で示されている。図4Bに示されるように、また、第二ハウジング部36には、先端ブロック部36Aからコネクタ取外方向(矢印X2参照)に突出すると共にコネクタ装着方向(矢印X1参照)に見て外側に張り出す計四個の壁状部36Bが形成されている。計四個の壁状部36Bは、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見て、第二ハウジング部36の周方向に等間隔で形成されると共に第二ハウジング部36の中央部側では互いに離れている。
壁状部36Bには、図4Aに示される第一ハウジング部34の十字状の凸部34Xに嵌合するように図4Bに示される凹部36Yが形成されている。図4A及び図4Bに示される凸部34X及び凹部36Yは、コネクタ装着方向(矢印X1参照)と直交する方向に沿って第一ハウジング部34と第二ハウジング部36とが互いに相対移動するのを抑制する相対移動抑制機構38(図7B参照)を構成している。
壁状部36Bにおいて第一ハウジング部34と対向する側となる取付基端側の部位36Cは、外周側の部分がコネクタ取外方向(矢印X2参照)に一段高い段差構造36Dを有している。この段差構造36Dは、第一ハウジング部34の段状部34Cの一部に対応する形状に形成されている(図8A参照)。
図2に示されるように、コネクタ30は、ハウジング部32に保持された端子部40を備えている。端子部40は複数設けられている。なお、本実施形態のコネクタ30は、二本の正規の端子部40の他、後述する二本のダミー端子部50(図6参照)を有している。図3Aには、コネクタ30を図2の矢印3A方向から見た状態の正面図が示され、図3Bには、コネクタ30を図2の矢印3B方向から見た状態の背面図が示されている。端子部40は、図3A及び図4Aに示される第一端子部42と、図3B及び図4Bに示される第二端子部44と、を備えている。図4A及び図4Bに示されるように、第二端子部44は、第一端子部42とは別体で形成されている。
第一端子部42は、第一ハウジング部34によって保持されており、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に沿って延在されている。なお、図4Aに示される第一端子部42が第一ハウジング部34によって保持されている構造体を便宜上、コネクタ第一部品30Aという。第一端子部42は、筐体12(図1参照)の外側から外部機器100が接続される丸棒状の外部接続端子部42Aを備える。外部接続端子部42Aは、第一ハウジング部34の円筒部34Aの内側に配置される。また、第一端子部42は、外部接続端子部42Aと繋がる略角筒状の第一中継接続部42Bを備えている。第一中継接続部42Bは、第一ハウジング部34の短円柱状部34Bからコネクタ装着方向(矢印X1参照)に突出している。この第一中継接続部42Bは、一例として、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に開放された有底の四角筒形状に形成されると共に、側壁の一部に切欠部42Kが形成されている。
図3B及び図4Bに示されるように、第二端子部44は、第二ハウジング部36によって保持されている。なお、図4Bに示される第二端子部44が第二ハウジング部36によって保持されている構造体を便宜上、コネクタ第二部品30Bという。コネクタ第二部品30Bは中継用部品として把握することができる要素である。第二端子部44は、図1に示される内部導体22に接続される丸棒状の内部接続端子部44Aを備えている。そして、ハウジング部32が取付開口16(図2参照)に装着されることで内部接続端子部44Aが内部導体22と接続されるように設定されている。
図5には、第二端子部44の一本が拡大された状態の斜視図で示されている。図5に示されるように、第二端子部44は、中継部44Bを介して内部接続端子部44Aと繋がる角棒状の第二中継接続部44Cを備えている。図4Bに示されるように、第二中継接続部44Cの先端部側の部位は、先端ブロック部36Aからコネクタ取外方向(矢印X2参照)に突出している。
図5に示されるように、第二中継接続部44C及び内部接続端子部44Aは、それぞれコネクタ装着方向(矢印X1参照)に沿って延在されている。これに対して、中継部44Bは、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見た場合の第二中継接続部44Cの位置と内部接続端子部44Aの位置とを異ならせるように第二中継接続部44Cと内部接続端子部44Aとの間に設けられている。本実施形態では、中継部44Bの両端部以外の部分はコネクタ装着方向(矢印X1参照)と直交する方向に沿って延在されている。本実施形態では、中継部44Bは、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見て第二中継接続部44Cと内部接続端子部44Aとの相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能な弾性部とされている。
図6には、コネクタ30から第二ハウジング部36(図4B参照)を取り外した状態の斜視図が示されている。図6に示されるように、第二中継接続部44Cは、第一中継接続部42Bに取り付けられることで接続されている。より具体的に説明すると、第二中継接続部44Cの端部は、第一中継接続部42Bの角筒形状内側に挿入された状態で第一中継接続部42Bに半田付けで(広義には接続構造部によって)接続されている。このように構成される端子部40においては、図3A及び図3Bに示されるように、外部接続端子部42A同士の離間距離L1が内部接続端子部44A同士の離間距離L2よりも短く設定されている。
ここで、図6に示される第一中継接続部42Bへの第二中継接続部44Cの接続について、図7A及び図7Bを参照しながら、補足説明する。図7Aには、第一ハウジング部34に第二ハウジング部36を組み付けようとしている状態の斜視図が示され、図7Bには、第一ハウジング部34に第二ハウジング部36を組み付けた状態の斜視図が示されている。図7A及び図7Bに示されるように、第一ハウジング部34に第二ハウジング部36を組み付ける場合に、前述した第一ハウジング部34の十字状の凸部34X及び第二ハウジング部36の凹部36Y(言い換えれば相対移動抑制機構38(図7B参照))は、第二中継接続部44Cが第一中継接続部42Bとの接続位置に向かう方向に、第二ハウジング部36を案内する案内部を兼ねている。
また、図8A及び図8Bに示されるように、第二ハウジング部36には、中継部44B(図8A参照)に対してコネクタ装着方向(矢印X1参照)とは反対側に配置される当接部36E、36F(図8B参照)が形成されている。当接部36E、36F(図8B参照)は、ハウジング部32を取付開口16(図2参照)に装着させることで内部接続端子部44Aを内部導体22(図1参照)と接続させるときに中継部44B(図8A参照)に当接するように構成されている。
一方、図6に示されるダミー端子部50は、図3Aに示される第一端子部42と実質的に同様の第一ダミー端子部52を備えると共に、図3Bに示される第二端子部44に代えて、第二ダミー端子部54を備えている。図6に示されるように、第二ダミー端子部54は、端子部40の第二端子部44における第二中継接続部44Cと概ね同様に構成されている。この第二ダミー端子部54は内部導体22(図1参照)と接続されない。
図8Aに示されるように、第二ダミー端子部54は、第一ダミー端子部52に取り付けられることで接続されている。より具体的に説明すると、第二ダミー端子部54の端部は、第一ダミー端子部52の端部の角筒形状内側に挿入された状態で第一ダミー端子部52に半田付けで接続されている。第二ダミー端子部54と第一ダミー端子部52とを半田接続させているのは、コネクタ第一部品30Aとコネクタ第二部品30Bとの接続強度を向上させるためである。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図2に示される筐体12の壁部14に形成された取付開口16にコネクタ30が装着される。コネクタ30のハウジング部32は筐体12の取付開口16を塞ぐ。また、このハウジング部32によってコネクタ30の端子部40が保持されている。
ここで、図4A及び図4Bに示されるように、端子部40は、第一端子部42と、第一端子部42とは別体で形成された第二端子部44と、を備えている。図6に示される第一端子部42の外部接続端子部42Aには、外部機器100が接続され、第一端子部42の第一中継接続部42Bは外部接続端子部42Aと繋がっている。これに対して、第二端子部44の内部接続端子部44Aは、内部導体22(図1参照)に接続され、第二端子部44の第二中継接続部44Cは、内部接続端子部44Aと繋がると共に第一中継接続部42Bに取り付けられることで接続されている。このため、例えば、仕様変更等によって内部導体22(図1参照)の形状、配置位置等が変更された場合、それに合わせた形状の第二端子部(44)を第一端子部42に取り付けることで、第一端子部42の形状を変更しないで対応すること(つまり、コネクタ30と内部導体22との導通接続を可能にすること)ができる。
また、本実施形態では、図2に示されるハウジング部32が筐体12の取付開口16に装着されることで、図1に示されるように、内部接続端子部44Aが内部導体22と接続されるように設定されている。このため、例えば、コネクタを取付開口に取り付けてからそのコネクタの端子部に機器内部のリード線の一端部を半田付けする、といった作業が不要となるので、組付作業性が良い。すなわち、コネクタ30と内部導体22とを容易に導通接続することができる。
また、本実施形態では、図4A及び図4Bに示されるように、ハウジング部32は、第一ハウジング部34と第二ハウジング部36とを有する。そして、第二ハウジング部36は、第一ハウジング部34に組み付けられる(図7B参照)。ここで、第一ハウジング部34は第一端子部42を保持し、第一ハウジング部34と第一端子部42とでコネクタ第一部品30Aが形成されている。また、第二ハウジング部36は第二端子部44を保持し、第二ハウジング部36と第二端子部44とでコネクタ第二部品30Bが形成されている。このため、例えば、仕様変更等によって内部導体22(図1参照)の形状、配置位置等が変更された場合、それに合わせた形状の第二端子部(44)を備えたコネクタ第二部品(30B)を既存のコネクタ第一部品30Aに取り付ければ対応することができる。
また、本実施形態では、図7Bに示される相対移動抑制機構38(すなわち、第一ハウジング部34の凸部34X及び第二ハウジング部36の凹部36Y)は、コネクタ装着方向(矢印X1参照)と直交する方向に沿って第一ハウジング部34と第二ハウジング部36とが互いに相対移動するのを抑制する。このため、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見た場合の第一ハウジング部34と第二ハウジング部36との相対位置関係の変化が抑制され、第一中継接続部42Bと第二中継接続部44Cとの接続部分の分断が効果的に抑えられる。また、そのような作用及び効果が、本実施形態では、凹凸嵌合という簡易な構成で実現されている。
また、本実施形態では、図7Aに示される第一ハウジング部34に第二ハウジング部36を組み付ける場合に、第一ハウジング部34の凸部34Xと第二ハウジング部36の凹部36Yによって、第二ハウジング部36は、第二中継接続部44Cが第一中継接続部42Bとの接続位置に向かう方向に案内される。このため、第二中継接続部44Cと第一中継接続部42Bとの接続を容易かつ確実に行うことができる。
また、本実施形態では、図6等に示されるように、第二端子部44の中継部44Bは、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見た場合の第二中継接続部44Cの位置と内部接続端子部44Aの位置とを異ならせるように第二中継接続部44Cと内部接続端子部44Aとの間に設けられている。このため、第一端子部42、第二中継接続部44C及び内部接続端子部44Aがそれぞれコネクタ装着方向(矢印X1参照)に沿って延在されていても、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見た場合の外部接続端子部42Aの位置と内部接続端子部44Aの位置とがずらされる。よって、図2に示される取付開口16に対する内部導体22の配置位置の自由度を高めることに寄与し得る。
また、本実施形態では、ハウジング部32を取付開口16に装着させることで内部接続端子部44Aを内部導体22と接続させるときに図8Aに示される第二端子部44の中継部44Bに対して第二ハウジング部36の当接部36E、36F(図8B参照)がコネクタ装着方向(矢印X1参照)とは反対側から当接する。このため、図2に示される内部接続端子部44Aと内部導体22との接続時に第二端子部44に対して挿入抵抗が作用しても第二端子部44の変形が当接部36E、36F(図8A及び図8B参照)によって抑えられる。
また、本実施形態では、図5に示される第二中継接続部44Cと内部接続端子部44Aとの間に設けられた中継部44Bは、コネクタ装着方向(矢印X1方向)に見て第二中継接続部44Cと内部接続端子部44Aとの相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能となっている。このため、仮に製造公差、組立公差等の影響で図1等に示される内部接続端子部44Aと内部導体22との位置関係が若干ずれていたとしても、そのずれを弾性部である中継部44B(図5参照)の弾性変形で吸収することができる。これにより、内部接続端子部44Aと内部導体22とを容易かつ確実に接続することができる。
また、本実施形態では、上記弾性部を図5に示される中継部44Bが兼ねているので、第二端子部44に弾性部を設けても、第二端子部44の大型化を抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、組付作業性が良好でかつ電子機器10内のコネクタ接続位置の変更に容易に対応することができる。
また、本実施形態では、図3A及び図3Bに示されるように、外部接続端子部42A同士の離間距離L1が内部接続端子部44A同士の離間距離L2よりも短く設定されている。このため、図1に示される外部接続端子部42Aに接続される外部機器100を小型化することができると共に、電子機器10において外部機器100が接続される部分を小型化することが可能となる。
(実施形態の変形例)
なお、上記実施形態の変形例として、図5に示される第二端子部44に代えて、図9に示される第二端子部60が適用されてもよい。図9に示される第二端子部60は、図5に示される第二端子部44の中継部44Bに代えて、中継部60Aを備える点で、図5に示される第二端子部44とは異なる。他の構成は、図5に示される第二端子部44と同様の構成となっている。よって、図5に示される第二端子部44と同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図9に示されるように、中継部60Aは、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見た場合の第二中継接続部44Cの位置と内部接続端子部44Aの位置とを異ならせるように第二中継接続部44Cと内部接続端子部44Aとの間に設けられている。中継部60Aは、その軸心方向中間部に弾性部としてのバネ部60Uを備えている。バネ部60Uは、コネクタ取外方向(矢印X2参照)の側が開放されたU字状に形成されている。バネ部60Uは、コネクタ装着方向(矢印X1参照)に見て第二中継接続部44Cと内部接続端子部44Aとの相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能とされている。
この変形例では、仮に製造公差等の影響で内部接続端子部44Aと内部導体22(図1参照)との位置関係が若干ずれていたとしても、そのずれをバネ部60Uの弾性変形で容易に吸収することができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、図4A及び図4Bに示されるように、ハウジング部32が第一ハウジング部34と第二ハウジング部36とを有しているが、ハウジング部は一部材で構成されてもよい。
また、上記実施形態では、図7Bに示される相対移動抑制機構38を構成する凸部34X及び凹部36Yが案内部を兼ねているが、相対移動抑制機構は、第一ハウジング部に第二ハウジング部を組み付ける場合に第二ハウジング部を案内しないような構成でもよい。
また、上記実施形態では、第一ハウジング部34の凸部34Xと第二ハウジング部36の凹部36Yとが相対移動抑制機構38を構成しているが、相対移動抑制機構は、第二ハウジング部に形成された凸部と、第一ハウジング部において前記凸部に嵌合するように形成された凹部と、によって構成されてもよい。
また、上記実施形態の他の変形例として、相対移動抑制機構は、例えば、図8Aに示される第二ハウジング部36の段差構造36Dの段差面と、第一ハウジング部34の段状部34Cにおいて段差構造36Dの段差面と対面する部分と、のうちの一方にコネクタ装着方向(矢印X参照)に延在された溝部が形成されると共に他方にコネクタ装着方向(矢印X参照)に延在されて前記溝部に嵌まる凸部が形成されたような構造を含んで構成されてもよい。また、他の変形例として、相対移動抑制機構は、例えば、第二ハウジング部36の段差構造36Dの段差面が第一ハウジング部34の段状部34Cの一部に対して強く押し付けられて固定されている構造を含んで構成されてもよい。さらに、他の変形例として、相対移動抑制機構は、例えば、第一ハウジング部34及び第二ハウジング部36の一方に弾性変形可能な係合部(例えばロックバネ)が形成されると共に他方に前記係合部が係合される被係合部が形成される構造を含んで構成されてもよい。
また、上記実施形態では、図8A及び図8Bに示されるように、第二ハウジング部36に当接部36E、36Fが形成されており、このような構成が好ましいが、当接部36E、36Fに相当する構成部を有しない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、図3A及び図3Bに示されるように、外部接続端子部42A同士の離間距離L1が内部接続端子部44A同士の離間距離L2よりも短く設定されているが、このように設定されない構成も採り得る。
また、上記実施形態では、図6等に示される第一中継接続部42Bと第二中継接続部44Cとが半田接続されているが、第一中継接続部(42B)と第二中継接続部(44C)とは、例えば、溶着されてもよいし、両者が接触された状態で接着剤(非導電性であっても可)によって接着されてもよい。また、他の変形例として、第一中継接続部及び第二中継接続部の一方又は両方が、第一中継接続部と第二中継接続部とを当接させる方向に付勢するバネで構成されることで、第一中継接続部と第二中継接続部とが接続されるような構成でもよい。さらに、第一中継接続部と第二中継接続部との間に接続部材(例えばバネ)が介在されることで第一中継接続部と第二中継接続部とが接続されるような構成でもよい。
また、上記実施形態の変形例として、第二中継接続部(44C)と内部接続端子部(44A)との間に弾性部(すなわちコネクタ装着方向(矢印X1参照)に見て第二中継接続部(44C)と内部接続端子部(44A)との相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能な構成部)を有しない構成も採り得る。
また、上記実施形態の変形例として、第二端子部においてコネクタ装着方向(矢印X1参照)に見て第二中継接続部(44C)と内部接続端子部(44A)との相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能な弾性部が、第二中継接続部(44C)と中継部(44B)との間及び内部接続端子部(44A)と中継部(44B)との間に設けられているような構成も採り得る。
また、上記実施形態では、図1に示されるハウジング部32のフランジ部34Fが壁部14にボルト締結されているが、上記実施形態の変形例として、ボルト締結に代えて、接着、溶着等によって、ハウジング部(32)のフランジ部(34F)が壁部(14)に固定される構成が採られてもよい。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 電子機器
12 筐体
14 壁部
16 取付開口
20 コネクタ対
22 内部導体
30 コネクタ
32 ハウジング部
34 第一ハウジング部
34X 凸部
36 第二ハウジング部
36E、36F 当接部
36Y 凹部
38 相対移動抑制機構(案内部)
40 端子部
42 第一端子部
42A 外部接続端子部
42B 第一中継接続部
44 第二端子部
44A 内部接続端子部
44B 中継部(弾性部)
44C 第二中継接続部
60 第二端子部
60A 中継部
60U バネ部(弾性部)
100 外部機器
L1 外部接続端子部同士の離間距離
L2 内部接続端子部同士の離間距離
X1 コネクタ装着方向(取付開口に対するハウジング部の装着方向)

Claims (11)

  1. 電子機器の筐体の壁部に形成された取付開口に装着されることで前記筐体内の内部導体に接続されるコネクタであって、
    前記取付開口を塞ぐハウジング部と、
    前記ハウジング部に保持され、第一端子部と、前記第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えた端子部と、
    を有し、
    前記第一端子部は、前記電子機器の外側に配置される外部機器が前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って接続される外部接続端子部と、前記外部接続端子部と繋がる第一中継接続部と、を備え、
    前記第二端子部は、前記内部導体に接続される内部接続端子部と、前記内部接続端子部と繋がると共に前記第一中継接続部に取り付けられることで接続された第二中継接続部と、を備える、コネクタ。
  2. 電子機器の筐体の壁部に形成された取付開口に装着されるコネクタと、前記筐体内に設けられて前記コネクタの相手側コネクタとされた内部導体と、を有するコネクタ対であって、
    前記コネクタは、
    前記取付開口を塞ぐハウジング部と、
    前記ハウジング部に保持され、第一端子部と、前記第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えた端子部と、
    を有し、
    前記第一端子部は、前記電子機器の外側に配置される外部機器が前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って接続される外部接続端子部と、前記外部接続端子部と繋がる第一中継接続部と、を備え、
    前記第二端子部は、前記内部導体に接続される内部接続端子部と、前記内部接続端子部と繋がると共に前記第一中継接続部に取り付けられることで接続された第二中継接続部と、を備え、
    前記ハウジング部が前記取付開口に装着されることで前記内部接続端子部が前記内部導体と接続されるように設定されている、コネクタ対。
  3. 取付開口が壁部に形成された筐体と、前記取付開口に装着されるコネクタと、前記筐体内に設けられて前記コネクタの相手側コネクタとされた内部導体と、を有する電子機器であって、
    前記コネクタは、
    前記取付開口を塞ぐハウジング部と、
    前記ハウジング部に保持され、第一端子部と、前記第一端子部とは別体で形成された第二端子部と、を備えた端子部と、
    を有し、
    前記第一端子部は、前記筐体の外側から外部機器が前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って接続される外部接続端子部と、前記外部接続端子部と繋がる第一中継接続部と、を備え、
    前記第二端子部は、前記内部導体に接続される内部接続端子部と、前記内部接続端子部と繋がると共に前記第一中継接続部に取り付けられることで接続された第二中継接続部と、を備え、
    前記ハウジング部が前記取付開口に装着されることで前記内部接続端子部が前記内部導体と接続されるように設定されている、電子機器。
  4. 前記ハウジング部は、
    前記第一端子部を保持する第一ハウジング部と、
    前記第一ハウジング部に組み付けられ、前記第二端子部を保持する第二ハウジング部と、
    前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部に設けられ、前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向と直交する方向に沿って前記第一ハウジング部と前記第二ハウジング部とが互いに相対移動するのを抑制する相対移動抑制機構と、
    を有する請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記相対移動抑制機構は、前記第一ハウジング部に前記第二ハウジング部を組み付ける場合に前記第二中継接続部が前記第一中継接続部との接続位置に向かう方向に、前記第二ハウジング部を案内する案内部を兼ねている、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記相対移動抑制機構は、
    前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部の一方に形成されて前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部の他方の側に凸とされた凸部と、
    前記第一ハウジング部及び前記第二ハウジング部の前記他方において前記凸部に嵌合するように形成された凹部と、
    を有する請求項4又は請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記第一端子部、前記第二中継接続部及び前記内部接続端子部がそれぞれ前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に沿って延在され、
    前記第二端子部は、前記装着方向に見た場合の前記第二中継接続部の位置と前記内部接続端子部の位置とを異ならせるように前記第二中継接続部と前記内部接続端子部との間に設けられた中継部を有する請求項3~請求項6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記第二ハウジング部には、前記中継部に対して前記装着方向とは反対側に配置されて前記ハウジング部を前記取付開口に装着させることで前記内部接続端子部を前記内部導体と接続させるときに前記中継部に当接するように構成された当接部が形成されている、請求項4~請求項6のいずれか一項を引用する請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記第二端子部は、前記第二中継接続部と前記内部接続端子部との間に設けられて前記取付開口に対する前記ハウジング部の装着方向に見て前記第二中継接続部と前記内部接続端子部との相対位置を変える方向の荷重が作用した場合に弾性変形可能な弾性部を有する請求項3~請求項8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記弾性部は、前記中継部に形成されている、請求項7を引用する請求項9、又は、請求項8を引用する請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記端子部は複数設けられ、
    前記外部接続端子部同士の離間距離が前記内部接続端子部同士の離間距離よりも短く設定されている、請求項3~請求項10のいずれか一項に記載の電子機器。
JP2019187151A 2019-10-10 2019-10-10 コネクタ、コネクタ対及び電子機器 Active JP7412122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019187151A JP7412122B2 (ja) 2019-10-10 2019-10-10 コネクタ、コネクタ対及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019187151A JP7412122B2 (ja) 2019-10-10 2019-10-10 コネクタ、コネクタ対及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021064466A JP2021064466A (ja) 2021-04-22
JP7412122B2 true JP7412122B2 (ja) 2024-01-12

Family

ID=75486428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019187151A Active JP7412122B2 (ja) 2019-10-10 2019-10-10 コネクタ、コネクタ対及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7412122B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009277556A (ja) 2008-05-15 2009-11-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスの止水構造
JP2013178943A (ja) 2012-02-28 2013-09-09 Tokai Rika Co Ltd 充電インレット
WO2014057958A1 (ja) 2012-10-12 2014-04-17 矢崎総業株式会社 充電インレット装置
JP2016122509A (ja) 2014-12-24 2016-07-07 矢崎総業株式会社 コネクタ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3122580B2 (ja) * 1994-07-27 2001-01-09 矢崎総業株式会社 中継コネクタ
JPH10294157A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho:Kk 携帯電話の中継コネクタ構造
JP3520956B2 (ja) * 1997-05-22 2004-04-19 住友電装株式会社 コネクタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009277556A (ja) 2008-05-15 2009-11-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスの止水構造
JP2013178943A (ja) 2012-02-28 2013-09-09 Tokai Rika Co Ltd 充電インレット
WO2014057958A1 (ja) 2012-10-12 2014-04-17 矢崎総業株式会社 充電インレット装置
JP2016122509A (ja) 2014-12-24 2016-07-07 矢崎総業株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021064466A (ja) 2021-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4889569B2 (ja) 遊動型コネクタ
JP5001740B2 (ja) 電気コネクタ
US7470151B2 (en) Connecting structure of electric wire and electronic-component incorporating unit
US7419386B2 (en) Electrical junction box
KR100383374B1 (ko) 스위치 부착 동축커넥터 및 그 제조 방법
JP4802061B2 (ja) コネクタ
JP5315912B2 (ja) 多連装電気コネクタ
US20190252828A1 (en) Electrical connector
CN114830453A (zh) 连接器及电子设备
JP4097387B2 (ja) ジャンクションボックス
JP6618510B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
EP3751677B1 (en) Electronic component unit
JP7412122B2 (ja) コネクタ、コネクタ対及び電子機器
JP4289606B2 (ja) コネクタ
JPH11251001A (ja) 同軸コネクタ組立体
JP4807312B2 (ja) 多極同軸コネクタ
JP2008098118A (ja) 分岐コネクタ
JP6617119B2 (ja) 電子部品ユニット、ワイヤハーネス、及び、コネクタ固定構造
WO2021215143A1 (ja) コネクタ装置
JPH11191914A (ja) 電気接続箱
JP4044646B2 (ja) 電気コネクタ
KR102148179B1 (ko) 커넥터 어셈블리
CN114389215B (zh) 汇流条及树脂体
CN112470555B (zh) 电子控制装置
JP5608454B2 (ja) 基板の部品固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7412122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150