JP3119635U - コンクリート養生シート - Google Patents

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勝也 奥村
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Abstract

【課題】 コンクリート養生時に使用される養生シートの低コスト化が可能であり、十分な断熱効果、並びに湿潤状態を維持することができる等の養生効果を有し、再使用が可能で、且つ再使用に際しての取り扱いが容易なコンクリート養生シートの提供。
【解決手段】 全面又は一部に空気層を有し、打設されたコンクリート表面を覆う気泡シート14と、該気泡シート14の上面に接着されるポリエチレンシート12とを具備し、前記ポリエチレンシート12と気泡シート14は、それぞれのシートよりも長尺となる部分が形成され、該気泡シートからはみ出た長尺部分の上面側、並びに隣接する養生シートのポリエチレンシートからはみ出た長尺部分の下面側に、該ポリエチレンシートと気泡シート同士を接続する貼着手段を設けてなる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、打設されたコンクリート表面を覆うことによってコンクリートの湿潤状態を維持し、硬化後におけるクラックの発生を防止するのに好適なコンクリート養生シートに関する。
コンクリート床版などは、コンクリートの打設後の表面に、フェルト地、または毛布地などの養生シートを被せて湿潤状態を維持し、コンクリートの急激な乾燥や温度低下を防止することによって、硬化後のコンクリートにクラックが入るのを防止し、且つ適切な硬化強度を得るようにしている。
従来、このような養生シートとして、特開2003−64874号公報(特許文献1)には、面状発熱体の表裏面両面に絶縁フィルムを圧着してなる面状発熱体の発熱シートを備えるとともに、発熱シートの裏面側に防水シートを貼付して積層構造とした養生シートが開示されている。
同発明によれば、寒冷地においても、面状発熱体による発熱効果により、養生シート内を10°C前後に保持できることから、低温下や冬季間であってもコンクリート打設工事を行うことができるとされている。
特開2003−64874号公報
さらに、特開2003−64880号公報(特許文献2)記載の発明は、所定の厚さ、密度を有する板紙の表面側及び裏面側に、プレス加工によって凹部と、凸部とが形成され、これらの凹部と凸部の一部分が、板紙の流れ方向に対して交叉する横幅方向に延出する部分を有していることを特徴としている。同発明は効果として、板紙を材料としているため、使用後における廃棄の際に燃えるゴミとして処理することができ、利便性を有するとされている。
特開2003-64880号公報
しかしながら、前述した特許文献1記載の発明は、養生シートに面状発熱体を組み合わせているために、構造が複雑であり養生シート自体のコスト高を招来する欠点がある。また、使用時においては電気を使用しているために、特に寒冷地において使用した場合には電力の消費量が莫大となり、必然的にランニングコストの高騰を招く。
また、特許文献2記載の発明では板紙を使用していることから、打設された直後のコンクリートの水分を吸湿する恐れがあるとともに、再使用を当初より想定していないため、繰り返し使用することができず、コスト的にも不利となる可能性が多分にある。
本考案は、このような諸事情に対処するために提案されたものであって、コンクリート養生時に使用される養生シートを低コストで提供することが可能であり、十分な断熱効果、並びに湿潤状態を維持するなどの養生効果を十分に有し、再使用が可能であり、且つ再使用に際しての取り扱いが容易なコンクリート養生シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は、少なくとも一部に空気層を有し、打設されたコンクリート表面を覆う気泡シートと、該気泡シートの上面に接着されるポリエチレンシートとを具備することを特徴とする。
請求項2記載の考案は、全面又は一部に空気層を有し、打設されたコンクリート表面を覆う気泡シートと、該気泡シートの上面に接着されるポリエチレンシートとを具備し、該気泡シートとしてエアクッションを使用したことを特徴とする。
請求項3記載の考案は、全面又は一部に空気層を有し、打設されたコンクリート表面を覆う気泡シートと、該気泡シートの上面に接着されるポリエチレンシートとを具備し、前記ポリエチレンシートと気泡シートは、それぞれのシートよりも長尺となる部分が形成され、該気泡シートからはみ出た長尺部分の上面側、並びに隣接する養生シートのポリエチレンシートからはみ出た長尺部分の下面側に、該ポリエチレンシートと気泡シート同士を接続する貼着手段を設けてなることを特徴とする。
上述のように、請求項1乃至3記載の考案によれば、空気層を有する気泡シートと、ポリエチレンシートとの相乗効果により、打設されたコンクリートの湿潤状態を適正な湿度に維持することができるとともに、断熱・保温効果を有するので、寒冷地においても低コストでコンクリート養生を行うことができる。
また、請求項3記載の考案によれば、ポリエチレンシートと気泡シートとに、それぞれのシートよりも長尺となる部分を形成し、各シートからはみ出た長尺部分に、シート同士を接続する貼着手段を設けている。このため、隣接する養生シート同士を接続したり、外したりしながら使用することができ、養生シートを敷きつめる作業並びに、養生シートの回収作業を容易且つ迅速に行うことができる。さらに、再使用に際しての取り扱いが容易となる利点がある。
以下、本考案に係るコンクリート養生シートについて添付図面を参照して説明する。図1は本考案の実施形態に係るコンクリート養生シートの概略斜視図、図2は養生シートの断面図である。
図1に示されるように、本実施形態の養生シート10は、ポリエチレンシート12と、気泡シート14とを主要な構成要素として構成されている。このうち、ポリエチレンシート12は、ポリエチレンを材料とするシートである。ポリエチレンシート12としては、例えば、酒井化学工業株式会社製の「ミナパック」(商品名)や、通称名「ブルーシート」が該当する。
気泡シート14は、ポリエチレンシート12の下面に接着され、少なくとも一部に空気層を有している。気泡シート14としては、二重構造のポリエチレン製のシートが該当し、シート内に空気層を有するように形成された例えば一般名「エアクッション」や、川上産業社製の「プチプチ」(商品名)など、梱包時の緩衝材として利用されている製品が一例として挙げられる。
なお、図2(A)は気泡シート14の側面断面図であり、同図に示されるように、気泡シート14には、平面視円形をなす緩衝部14A(空気層)を有するように形成されている。また、図2(B)に示される気泡シート16のように、空気層16Aをシートの全面に亘って形成してなるシートを用いることも可能である。空気層を有する気泡シート14,16を使用しているのは、空気層によって覆われたコンクリート部分の断熱性を向上させることができるために、コンクリート養生時における保温性が向上し、コンクリートの表面の急激な温度変化を抑制できることから、このような仕様となっている。
図1及び図2に示されるように、ポリエチレンシート12と気泡シート14,16とは各シートよりも長尺となる部分が形成され、両者は長尺部分が端部からそれぞれ延出し、それぞれ互い違いとなるように接着されている。ポリエチレンシート12の延出部12A並びに、気泡シート14の延出部14B,16Bには、貼着手段である面ファスナーが取り付けられており、延出部12Aには、面ファスナーの一方側を構成する係止片18が植設されている。また、気泡シート14の延出部14B,16Bには、面ファスナーの他方側を構成するループ片20が取り付けられている。面ファスナーには、例えば商品名「ベルクロ」、「マジックテープ」(登録商標)などが好適に用いられる。これによってポリエチレンシート12の係止片18と着脱自在に接続することが可能になり、隣接する養生シート10同士を接続したり、外したりしながら使用することができる。
図3は打設されたコンクリートに、本実施形態の2枚のコンクリート養生シート10´,10´´を接続して使用した状態を示した概略図、図4はその側断面図である。
図3に示されるように、まず、打設されたコンクリート22の表面を、コンクリート養生シート10´によって覆った後、その右側に養生シート10´´を被せる。その際、コンクリート養生シート10´のポリエチレンシート12の延出部12´Aに設けられている係止片18を、隣接するコンクリート養生シート10´´の気泡シート14の延出部14´Bのループ片20と貼着させることにより、養生シート10´及び10´´同士が接続される。
このように、隣接する養生シート10´,10´´・・同士をコンクリート打設後に順次、接続していくことが可能なため、養生シート10´,10´´・・を敷いていく作業を容易且つ迅速に、決められた位置に正確に行うことが可能である。また、敷き詰められた養生シート10´、10´´・・を取り外して回収する場合には、延出部12Aの係止片18を、延出部14Bのループ片20から引き離すだけで済むため、養生シート10´、10´・・を取り外す作業を簡単且つ迅速に行うことが可能である。
以上のように、本実施形態によれば、空気層を有する気泡シート14と、ポリエチレンシート12との相乗効果により、打設されたコンクリートの湿潤状態を適正な湿度に維持することができ、断熱・保温効果を有するため、打設されたコンクリートにクラックなどの発生の防止に高い効果を有する。また、コンクリート養生シート10の端部に、貼着手段を設けているので、養生シート10を敷きつめる作業並びに、養生シート10の回収作業を容易且つ迅速に行うことができる。さらに、養生シート10の再使用が容易であり、省資源化に寄与する。
以上説明したように、本考案によれば、打設されたコンクリートの養生に際し、従来の毛布などの養生マットに比較し、軽量化を図ることができるとともに、湿潤状態の維持や断熱効果に優れている。また、養生シートの敷設作業や、取り外し作業を容易且つ迅速に行うことができるとともに、再使用に際しても簡便に行うことが可能であり、省資源化を図ることができる。
本考案の実施形態に係るコンクリート養生シートの概略斜視図である。 同じく、本考案の実施形態に係るコンクリート養生シートの断面図である。 打設されたコンクリートに本実施形態の2枚のコンクリート養生シートを接続して使用した状態を示した概略図である。 打設されたコンクリートに本実施形態の2枚のコンクリート養生シートを接続して使用した状態を示す側断面図である。
符号の説明
10 10´ 10´´ コンクリート養生シート
12 12´ 12´´ ポリエチレンシート
12A 12´A 延出部
14 14´ 14´´ 16 気泡シート
14A 16A 緩衝部(空気層)
14B 14´B 16B 延出部
18 係止片
20 ループ片
22 コンクリート

Claims (3)

  1. 少なくとも一部に空気層を有し、打設されたコンクリート表面を覆う気泡シートと、
    該気泡シートの上面に接着されるポリエチレンシートとを具備することを特徴とするコンクリート養生シート。
  2. 全面又は一部に空気層を有し、打設されたコンクリート表面を覆う気泡シートと、
    該気泡シートの上面に接着されるポリエチレンシートとを具備し、該気泡シートとしてエアクッションを使用したことを特徴とするコンクリート養生シート。
  3. 全面又は一部に空気層を有し、打設されたコンクリート表面を覆う気泡シートと、
    該気泡シートの上面に接着されるポリエチレンシートとを具備し、前記ポリエチレンシートと気泡シートは、それぞれのシートよりも長尺となる部分が形成され、該気泡シートからはみ出た長尺部分の上面側、並びに隣接する養生シートのポリエチレンシートからはみ出た長尺部分の下面側に、該ポリエチレンシートと気泡シート同士を接続する貼着手段を設けてなることを特徴とするコンクリート養生シート。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109722957A (zh) * 2019-03-11 2019-05-07 中南大学 一种充填层自密实混凝土的侧面养护装置

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