JPH0124278Y2 - - Google Patents
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- JPH0124278Y2 JPH0124278Y2 JP8222482U JP8222482U JPH0124278Y2 JP H0124278 Y2 JPH0124278 Y2 JP H0124278Y2 JP 8222482 U JP8222482 U JP 8222482U JP 8222482 U JP8222482 U JP 8222482U JP H0124278 Y2 JPH0124278 Y2 JP H0124278Y2
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は柔道用畳の競技適性の改良に係るもの
で、詳しくは夏場に日光の直射熱で局部的な膨れ
を生じない畳を提供することにある。
で、詳しくは夏場に日光の直射熱で局部的な膨れ
を生じない畳を提供することにある。
現在、最も一般的に使われている柔道用畳は、
藁を圧縮し糸で強く縫合し、天然の畳表または合
成樹脂畳表シートを表層材とする構造を有するも
ので、藁床がクツシヨン層をなすため硬い芯材な
だけに衝撃吸収力に乏しく安全性に問題がある。
さらに重いために持運びが不便であること、吸
湿・腐敗及びチリ発生があるため衛生的でないこ
と、天然物を使用するので品質にバラツキがある
ことなどの欠点を有している。
藁を圧縮し糸で強く縫合し、天然の畳表または合
成樹脂畳表シートを表層材とする構造を有するも
ので、藁床がクツシヨン層をなすため硬い芯材な
だけに衝撃吸収力に乏しく安全性に問題がある。
さらに重いために持運びが不便であること、吸
湿・腐敗及びチリ発生があるため衛生的でないこ
と、天然物を使用するので品質にバラツキがある
ことなどの欠点を有している。
これらの欠点を解決するため、合成樹脂発泡体
を主体にしたもの等が提案されている。
を主体にしたもの等が提案されている。
例えば、実公昭56−17062号には、ウレタンフ
オームとベニヤ板と発泡スチロールを重合し、縫
糸で貫通縫合した柔道畳があり、実開昭54−
36323号にはフエルト又はゴムと板と発泡体を重
合し、針をさし通して積層をなす柔道畳がある。
オームとベニヤ板と発泡スチロールを重合し、縫
糸で貫通縫合した柔道畳があり、実開昭54−
36323号にはフエルト又はゴムと板と発泡体を重
合し、針をさし通して積層をなす柔道畳がある。
これらの畳は、いずれも畳床を縫糸で貫通縫合
してあるため、使用中に大きな衝撃などの打撃が
加えられるときベニヤ等の板材が針穴から針穴に
かけて折損したり破断したりして安全性が著しく
損なわれる欠点がある。また板材の破断や折損等
によつて柔道畳がへなへなに曲がる状態になり、
持運びにも、耐久性にも問題がある畳である。
してあるため、使用中に大きな衝撃などの打撃が
加えられるときベニヤ等の板材が針穴から針穴に
かけて折損したり破断したりして安全性が著しく
損なわれる欠点がある。また板材の破断や折損等
によつて柔道畳がへなへなに曲がる状態になり、
持運びにも、耐久性にも問題がある畳である。
また、これらの畳はさらに、畳床の最上部にウ
レタンやフエルトまたはゴム等の軟らかい材料の
直ぐ上に畳表をかぶせ緊密に接着してないため別
の欠点、即ち競技中に畳表シートが伸びたり、ず
れたりあるいは浮きあがつたり、皺を生ずるなど
畳表シートが単独で動くために柔道の重要な競技
適性である運足性を著しく損なう欠点がある。
レタンやフエルトまたはゴム等の軟らかい材料の
直ぐ上に畳表をかぶせ緊密に接着してないため別
の欠点、即ち競技中に畳表シートが伸びたり、ず
れたりあるいは浮きあがつたり、皺を生ずるなど
畳表シートが単独で動くために柔道の重要な競技
適性である運足性を著しく損なう欠点がある。
これらの欠点を解決するには、例えば特開昭55
−130678号に開示された畳表、上層部発泡体、応
力分散層、下層部合成樹脂発泡体を接着剤で各層
間を緊密に全面接着している柔道用畳がある。
−130678号に開示された畳表、上層部発泡体、応
力分散層、下層部合成樹脂発泡体を接着剤で各層
間を緊密に全面接着している柔道用畳がある。
この柔道畳は、縫糸で貫通縫合しないため、応
力分散板の折損、破断がなく、畳表を含む全層を
緊密に接着していることから運足性が特に優れた
畳である。この畳は、さらに耐久性、衛生性、軽
量性、安全性にも優れた特長を有しているので、
柔道畳として最も適した畳である。しかし極めて
残念なことに、限られた情況下で使用される場
合、即ち外気温が上昇する夏場に於て、直射日光
があたる道場で使用されるとき、その輻射熱、例
えば、畳表の表面温度が約60℃位になると、1つ
の畳において1ないし数箇所が、直径で30cm程度
から60cm程度にわたり、高いところで約5cmの高
さにタイコ状に膨れあがる問題点があることが見
出された。
力分散板の折損、破断がなく、畳表を含む全層を
緊密に接着していることから運足性が特に優れた
畳である。この畳は、さらに耐久性、衛生性、軽
量性、安全性にも優れた特長を有しているので、
柔道畳として最も適した畳である。しかし極めて
残念なことに、限られた情況下で使用される場
合、即ち外気温が上昇する夏場に於て、直射日光
があたる道場で使用されるとき、その輻射熱、例
えば、畳表の表面温度が約60℃位になると、1つ
の畳において1ないし数箇所が、直径で30cm程度
から60cm程度にわたり、高いところで約5cmの高
さにタイコ状に膨れあがる問題点があることが見
出された。
また、この膨れは、主として応力分散板の隆起
を伴なつているため、上から押さえつけた程度で
は、平担さは容易に得られず、中の空気を注射針
等で抜くか、空気の冷却による収縮復元をまたね
ばならず、使用の不自由さはまぬがれない状況に
ある。また、膨れた状態で競技することは、柔道
競技の性格上危険はまぬがれない。
を伴なつているため、上から押さえつけた程度で
は、平担さは容易に得られず、中の空気を注射針
等で抜くか、空気の冷却による収縮復元をまたね
ばならず、使用の不自由さはまぬがれない状況に
ある。また、膨れた状態で競技することは、柔道
競技の性格上危険はまぬがれない。
本考案の目的とするところは、特開昭55−
130678号でいう優れた特性、例えば、競技のしや
すさ、踏圧感、安全性、耐久性、軽量性、衛生性
などの特性を全く損なうことなく兼備した状態
で、前述の欠点即ち、夏場の直射日光による輻射
熱で局部的な膨れが発生しないという改良され
た、実用的な柔道用畳を提供することにある。
130678号でいう優れた特性、例えば、競技のしや
すさ、踏圧感、安全性、耐久性、軽量性、衛生性
などの特性を全く損なうことなく兼備した状態
で、前述の欠点即ち、夏場の直射日光による輻射
熱で局部的な膨れが発生しないという改良され
た、実用的な柔道用畳を提供することにある。
以下図面を用いて本考案を説明する。
第1図は、本考案の実施例の1つを示す柔道用
畳の畳床を示す断面要図で、1は、上部層の合成
樹脂発泡体、2は、応力分散板、3は、下部層の
合成樹脂発泡体、4は、畳床、5は、接着層、6
は、間隔をもつて配した接着層によつて生じた空
気流路(すなわち空気の流通に足りる非接合部)
を示している。
畳の畳床を示す断面要図で、1は、上部層の合成
樹脂発泡体、2は、応力分散板、3は、下部層の
合成樹脂発泡体、4は、畳床、5は、接着層、6
は、間隔をもつて配した接着層によつて生じた空
気流路(すなわち空気の流通に足りる非接合部)
を示している。
第2図a〜hは、本考案の実施例の1部である
応力分散板2の下側片面の接着層配置の態様例を
下側片面を上側にして示した斜視図である。
応力分散板2の下側片面の接着層配置の態様例を
下側片面を上側にして示した斜視図である。
第3図は本考案の実用例の1つを表わす柔道畳
で、一部切欠斜視図で示してある。
で、一部切欠斜視図で示してある。
本考案の主要な要件は、
柔道用畳においてなされていること、
空気の流通に足りる間隔の非接合部をもつた
接着層で接合されていること、 上記の接着層を応力分散板の少なくとも下
側片面に配すること、 の組合わせにある。
接着層で接合されていること、 上記の接着層を応力分散板の少なくとも下
側片面に配すること、 の組合わせにある。
その理由は、これを要約すると、大きな応力が
瞬間的且つ部分的に生じ易い格闘競技で使用され
る柔道畳にあつて認められた、意外な特質を利用
して本考案がなされていることを意味する。
瞬間的且つ部分的に生じ易い格闘競技で使用され
る柔道畳にあつて認められた、意外な特質を利用
して本考案がなされていることを意味する。
即ち、本考案者等の研究によると、先ず、畳が
熱で膨らむ現象は、畳床に掛かる複雑な応力によ
つて生じる部材間の剪断応力が、部材間の接着面
に部分的な剥離を生じせしめ、これが成長を伴な
つて増大し、且つ該部に貯溜した気体が熱膨脹す
る現象と推定される。
熱で膨らむ現象は、畳床に掛かる複雑な応力によ
つて生じる部材間の剪断応力が、部材間の接着面
に部分的な剥離を生じせしめ、これが成長を伴な
つて増大し、且つ該部に貯溜した気体が熱膨脹す
る現象と推定される。
しかもこの現象には、部材間、ことに応力分散
板とその下部にある発泡体との部材間が、或る水
準以上の接合強度さえ満たせば、所定間隔の非接
合部をもつて接着される場合の方が、その全面に
渉つて接着される場合に比べて畳床全体としての
剥離部の発生やその成長を、むしろ、抑制すると
いう全く予想外な特質が存在していて、本考案は
この特質を、初めて柔道畳に応用したことに考案
としての意義がある。
板とその下部にある発泡体との部材間が、或る水
準以上の接合強度さえ満たせば、所定間隔の非接
合部をもつて接着される場合の方が、その全面に
渉つて接着される場合に比べて畳床全体としての
剥離部の発生やその成長を、むしろ、抑制すると
いう全く予想外な特質が存在していて、本考案は
この特質を、初めて柔道畳に応用したことに考案
としての意義がある。
しかも、この特質の利用は、畳床に穴を穿つこ
とや、通気性の高い部材を使用することが、格闘
競技における機械的強度及び緩衝性能上、採用し
難い柔道用畳に於て、特に有効性を発揮するので
ある。
とや、通気性の高い部材を使用することが、格闘
競技における機械的強度及び緩衝性能上、採用し
難い柔道用畳に於て、特に有効性を発揮するので
ある。
そのためには、をどうしてもの条件を満た
して配することが必要になるのである。
して配することが必要になるのである。
先ず、の具体的態様は、第2図のa〜hに示
されている通り、要するに接着層5と非接合部6
とが出来るだけ交互に配されていて、発泡体板に
かかるずれの応力が、接着層5に直接作用せず、
非接合部6で緩和する作用をなす如く配される。
この際、非接合部6は少なくとも空気の流通路と
なり得るに充分な間隔を有していることが必要
で、一般には、30mm以上の幅の間隔で配される。
しかし、非接合部6は、局部に広い幅をもつて配
することは避け、接着層5の中に非接合部6が相
互に連通する形で配した方が、内部の気体の分散
がよくなり、局部の接着層にずれ応力を集中的に
与えたり、膨らみを助成することがない点で優れ
る。
されている通り、要するに接着層5と非接合部6
とが出来るだけ交互に配されていて、発泡体板に
かかるずれの応力が、接着層5に直接作用せず、
非接合部6で緩和する作用をなす如く配される。
この際、非接合部6は少なくとも空気の流通路と
なり得るに充分な間隔を有していることが必要
で、一般には、30mm以上の幅の間隔で配される。
しかし、非接合部6は、局部に広い幅をもつて配
することは避け、接着層5の中に非接合部6が相
互に連通する形で配した方が、内部の気体の分散
がよくなり、局部の接着層にずれ応力を集中的に
与えたり、膨らみを助成することがない点で優れ
る。
第3図の接合態様実用例は、応力分散板2の下
側片面以外を接着剤で全面接着接合した柔道畳を
示すもので、応力分散板2の上側にゴム系板状発
泡体1、下側にプラスチツク板状発泡体3を接合
してなした畳床4の底面に畳裏シート8を接合
し、その上面、側面及び下面Dの一部を畳表シー
ト7で被覆している。
側片面以外を接着剤で全面接着接合した柔道畳を
示すもので、応力分散板2の上側にゴム系板状発
泡体1、下側にプラスチツク板状発泡体3を接合
してなした畳床4の底面に畳裏シート8を接合
し、その上面、側面及び下面Dの一部を畳表シー
ト7で被覆している。
該畳の上部即ち畳表シート7に加わる瞬時の大
きな衝撃応力は、ゴム系板状発泡体1を通つて応
力分散板2に伝播し、応力分散板が、いわゆる応
力を分散するときに板状発泡体3との界面で生ず
るずれ応力を巧みに緩和する作用が、非接合部6
によつてなされるため全面接着で起るような剥離
の発生やその成長が、回避されることになる。ま
た連通している非接合部6は、別の面でも即ち、
気体の貯溜がなくなるために、熱による膨れが全
く発生しない効果を生み出している。
きな衝撃応力は、ゴム系板状発泡体1を通つて応
力分散板2に伝播し、応力分散板が、いわゆる応
力を分散するときに板状発泡体3との界面で生ず
るずれ応力を巧みに緩和する作用が、非接合部6
によつてなされるため全面接着で起るような剥離
の発生やその成長が、回避されることになる。ま
た連通している非接合部6は、別の面でも即ち、
気体の貯溜がなくなるために、熱による膨れが全
く発生しない効果を生み出している。
ここでいう接合部における接着強度と接着面積
は、層間を緊密に接合せしめるに十分であれば良
い。具体的には、接着部分の接着強度は、
JISK6854剥離接着強さ試験法で0.3Kg/25mm以
上、接着面積は接着部分に対する非接合部分の比
が約0.1〜1.5範囲(全体に対して10〜60%)、非
接合部の最大幅は約100mmが望ましい。
は、層間を緊密に接合せしめるに十分であれば良
い。具体的には、接着部分の接着強度は、
JISK6854剥離接着強さ試験法で0.3Kg/25mm以
上、接着面積は接着部分に対する非接合部分の比
が約0.1〜1.5範囲(全体に対して10〜60%)、非
接合部の最大幅は約100mmが望ましい。
本考案によつて得られた改良畳は、本考案の最
も重要な目的であるところの、夏場の気温の高い
ときの直射日光があたる道場で使用されたときで
も全く膨れが生じない畳であり、このような厳し
い状況下でも安全に競技が行なえる畳である。
も重要な目的であるところの、夏場の気温の高い
ときの直射日光があたる道場で使用されたときで
も全く膨れが生じない畳であり、このような厳し
い状況下でも安全に競技が行なえる畳である。
また本考案のもう1つの目的である運足性、耐
久性、衛生性、軽量性、安全性をそのまま保持し
た柔道用畳である。
久性、衛生性、軽量性、安全性をそのまま保持し
た柔道用畳である。
本考案で表現するところの、空気の流通に足り
るに充分な間隔の非接合部分をもつて配した接着
層による接合は、応力分散板2の下側片面A以外
の部分においても、例えば、応力分散板2の上側
片面Bや畳床4の側面部Cや畳表シート7と畳底
面部D等の接合部においても利用できる。
るに充分な間隔の非接合部分をもつて配した接着
層による接合は、応力分散板2の下側片面A以外
の部分においても、例えば、応力分散板2の上側
片面Bや畳床4の側面部Cや畳表シート7と畳底
面部D等の接合部においても利用できる。
また本考案で表現するところの、空気の流通に
足りるに充分な間隔の非接合部分は、第2図に示
される如く、接着層5のまわりを実質的に回流で
きる気体の流通路を意味しており、この流路は、
第1図に示される畳床側面部Cに通じたり、第3
図に示される畳表シート7の外部の大気に通じて
いてもよい。
足りるに充分な間隔の非接合部分は、第2図に示
される如く、接着層5のまわりを実質的に回流で
きる気体の流通路を意味しており、この流路は、
第1図に示される畳床側面部Cに通じたり、第3
図に示される畳表シート7の外部の大気に通じて
いてもよい。
ここでいう外気と連通する空気流路を形成する
場合、その方法はどんな方法でもよい。例えば畳
表シート7に穴を穿つたり、編織して通気性をも
たせた畳表シート7を使用したり、畳表シート7
の底角部Eにナイフで切口を入れるなど、いずれ
の方法でもよいが、経済性や畳表シート7の耐久
性の面から畳表シート7と底面部Dの接着層の1
部に非接合部を設けるのが好ましい。
場合、その方法はどんな方法でもよい。例えば畳
表シート7に穴を穿つたり、編織して通気性をも
たせた畳表シート7を使用したり、畳表シート7
の底角部Eにナイフで切口を入れるなど、いずれ
の方法でもよいが、経済性や畳表シート7の耐久
性の面から畳表シート7と底面部Dの接着層の1
部に非接合部を設けるのが好ましい。
本考案において、畳表シート7と畳床最上面部
Fとの接合は、空気流路をほとんどない程度に緊
密に接着する方が畳表シート7の単体移動や伸び
をおさえられるので、競技適性、即ち、運足性、
踏圧感のよりすぐれた畳が得られる。
Fとの接合は、空気流路をほとんどない程度に緊
密に接着する方が畳表シート7の単体移動や伸び
をおさえられるので、競技適性、即ち、運足性、
踏圧感のよりすぐれた畳が得られる。
本考案で用いる材料等は、以下に示すものであ
る。
る。
使用する接着剤は、溶剤型、ホツトメルト型、
水性エマルジヨン型、エポキシ系、ポリエステル
系等いずれを使用しても良いが、生産性の面から
ホツトメルト系や、溶剤型接着剤が好適である。
水性エマルジヨン型、エポキシ系、ポリエステル
系等いずれを使用しても良いが、生産性の面から
ホツトメルト系や、溶剤型接着剤が好適である。
また接着剤によらないで、両面粘着テープで接
合することもできる。
合することもできる。
使用する畳表シート7は、一般に使用されるも
のなら利用できる。耐久性を保たせるには、
PVC製の畳表レザーシートを使用すると好適で
あり、またPPなどの合成イ草を編んで製した畳
表を使用すれば、より良い緩衝性と使用感が得ら
れる。
のなら利用できる。耐久性を保たせるには、
PVC製の畳表レザーシートを使用すると好適で
あり、またPPなどの合成イ草を編んで製した畳
表を使用すれば、より良い緩衝性と使用感が得ら
れる。
畳表シートには、外気と通ずる空気孔が設けら
れていても、いなくてもいずれも使用できる。
れていても、いなくてもいずれも使用できる。
使用される応力分散板2は、くりかえしの打撃
で、変形・破壊しにくい材料でつくられた板で厚
さが約1〜5mmのものならどれでもよく、例え
ば、プラスチツク板などが好適であり、低発泡シ
ートでも無発泡のシートでも使用できプラスチツ
ク板に布等を貼着したものも使用できる。無機質
を充填したPPやPEなどのシートは、経済性、変
形後の回復性の良さなどの点で好適である。
で、変形・破壊しにくい材料でつくられた板で厚
さが約1〜5mmのものならどれでもよく、例え
ば、プラスチツク板などが好適であり、低発泡シ
ートでも無発泡のシートでも使用できプラスチツ
ク板に布等を貼着したものも使用できる。無機質
を充填したPPやPEなどのシートは、経済性、変
形後の回復性の良さなどの点で好適である。
フエルトや木質繊維ボードや、不織布は変形
(へたりやすく)、破壊しやすく、応力分散が不充
分なので好ましくない。
(へたりやすく)、破壊しやすく、応力分散が不充
分なので好ましくない。
使用される応力分散板の上層部材1はゴムやプ
ラスチツクなどの板状発泡体が使用でき、例えば
ゴム系発泡体、ポリウレタン発泡体、塩化ビニル
系発泡体、ポリオレフイン系樹脂発泡体などのい
わゆる軟質な厚さ約2〜10mmの板状発泡体が使用
できる。発泡体は、独立気泡体でも連続気泡体で
も使用できる。ゴム系や塩ビ系の発泡体は耐久性
が特にすぐれるので好適である。
ラスチツクなどの板状発泡体が使用でき、例えば
ゴム系発泡体、ポリウレタン発泡体、塩化ビニル
系発泡体、ポリオレフイン系樹脂発泡体などのい
わゆる軟質な厚さ約2〜10mmの板状発泡体が使用
できる。発泡体は、独立気泡体でも連続気泡体で
も使用できる。ゴム系や塩ビ系の発泡体は耐久性
が特にすぐれるので好適である。
上層部材1は、その構成は必ずしも単体層であ
る必要はなく、同種又は異種の発泡体を組合せる
こともある。
る必要はなく、同種又は異種の発泡体を組合せる
こともある。
使用される応力分散板の下層部材3は、ゴムや
プラスチツクなどの発泡体が使用でき、例えば、
ゴム系発泡体、ポリウレタン発泡体、塩化ビニル
系発泡体、ポリエステル系発泡体、ポリオレフイ
ン系発泡体、ポリスチレン系発泡体などのいわゆ
る比較的硬質の厚さ約30〜100mmの板状発泡体が
使用できる。発泡体は主として独立気泡体が好ま
しく、ポリエチレン系、ポリプロピレン系等の独
立気泡の発泡体が、クツシヨン性や耐久性に優れ
る。
プラスチツクなどの発泡体が使用でき、例えば、
ゴム系発泡体、ポリウレタン発泡体、塩化ビニル
系発泡体、ポリエステル系発泡体、ポリオレフイ
ン系発泡体、ポリスチレン系発泡体などのいわゆ
る比較的硬質の厚さ約30〜100mmの板状発泡体が
使用できる。発泡体は主として独立気泡体が好ま
しく、ポリエチレン系、ポリプロピレン系等の独
立気泡の発泡体が、クツシヨン性や耐久性に優れ
る。
下層部材3は、その構成は、必ずしも単体層で
ある必要はなく、同種又は異種の発泡体を組合せ
ることもある。
ある必要はなく、同種又は異種の発泡体を組合せ
ることもある。
下層部材3は、応力分散板2の少なくとも隣接
する下面側接合部に空気の回流路を設けてなる形
状のものであれば、どんな形状でも差支えない。
例えば、多少の凸凹を有する形状でも、平坦なも
のでも使用できる。
する下面側接合部に空気の回流路を設けてなる形
状のものであれば、どんな形状でも差支えない。
例えば、多少の凸凹を有する形状でも、平坦なも
のでも使用できる。
畳床の下側に接合する材料8は、一般に使用さ
れる油紙や、紙にプラスチツクフイルムをラミネ
ートした裏シート等が使用できる。また、床板に
滑らない工夫をするには、滑り止め用のゴムシー
ト等が使用できる。
れる油紙や、紙にプラスチツクフイルムをラミネ
ートした裏シート等が使用できる。また、床板に
滑らない工夫をするには、滑り止め用のゴムシー
ト等が使用できる。
また、本考案の目的は、膨れ防止用畳を提供す
ることにあるから、裏シート、ゴムシート等が接
合されない構成の柔道畳でも構わない。
ることにあるから、裏シート、ゴムシート等が接
合されない構成の柔道畳でも構わない。
本考案は、このように構成されてなるので即
ち、競技のしやすさ、踏圧感、運足性、安全性、
耐久性、軽量性、衛生性が優れた畳であり、さら
に、夏物の直射日光による輻射熱で膨れが発生し
ない総合的に最も優れた柔道用の畳であり、柔道
の競技に好適な効果が期待できるものである。
ち、競技のしやすさ、踏圧感、運足性、安全性、
耐久性、軽量性、衛生性が優れた畳であり、さら
に、夏物の直射日光による輻射熱で膨れが発生し
ない総合的に最も優れた柔道用の畳であり、柔道
の競技に好適な効果が期待できるものである。
図面は本実施例の1部を示すもので、第1図は
畳床の断面要図、第2図は、接着層配置の態様例
の斜視図、第3図は、実用例の1つを表わす柔道
畳で一部切欠斜視図である。 図面において、1は、上層部材、2は、応力分
散板、3は、下層部材、4は、畳床、5は、接着
層、6は、非接合部、7は、畳表シート、8は、
裏シートである。
畳床の断面要図、第2図は、接着層配置の態様例
の斜視図、第3図は、実用例の1つを表わす柔道
畳で一部切欠斜視図である。 図面において、1は、上層部材、2は、応力分
散板、3は、下層部材、4は、畳床、5は、接着
層、6は、非接合部、7は、畳表シート、8は、
裏シートである。
Claims (1)
- 応力分散板を介してその両側に発泡体が接着積
層されてなる畳床を用いた柔道用畳において、応
力分散板のすくなくとも下側片面の発泡体との接
合部が、空気の流通に足りるに充分な間隔の非接
合部をもつて配した接着層で接合されていること
を特徴とする柔道用畳。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222482U JPS58186044U (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 柔道用畳 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8222482U JPS58186044U (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 柔道用畳 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58186044U JPS58186044U (ja) | 1983-12-10 |
JPH0124278Y2 true JPH0124278Y2 (ja) | 1989-07-24 |
Family
ID=30091299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8222482U Granted JPS58186044U (ja) | 1982-06-04 | 1982-06-04 | 柔道用畳 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58186044U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008194330A (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-28 | Ishii Kasei Kogyo Kk | 畳寄せ枠 |
JP6899676B2 (ja) * | 2017-03-22 | 2021-07-07 | 積水樹脂株式会社 | 建材 |
-
1982
- 1982-06-04 JP JP8222482U patent/JPS58186044U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58186044U (ja) | 1983-12-10 |
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