JPH09257266A - 床 材 - Google Patents

床 材

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Publication number
JPH09257266A
JPH09257266A JP9313496A JP9313496A JPH09257266A JP H09257266 A JPH09257266 A JP H09257266A JP 9313496 A JP9313496 A JP 9313496A JP 9313496 A JP9313496 A JP 9313496A JP H09257266 A JPH09257266 A JP H09257266A
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JP
Japan
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elastic sheet
floor
grooves
floor material
elastic
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Pending
Application number
JP9313496A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kojima
毅 幸島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirotani Co Ltd
Original Assignee
Hirotani Co Ltd
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Publication date
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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質系等の床表面材を節約して、地球環境の
保護に寄与し、床材に重量物を置いたときの沈下を防止
し、床材の防音性・断熱性・保温性を向上させ、安全で
快適な暖かさを確保する。 【解決手段】 床表面材に比較して非発泡の合成樹脂ま
たはゴム系樹脂からなる弾性シートをなるべく多く使用
し、しかも全体の板厚があまり大きくならないように
し、弾性シートの両面または片面に溝あるいは窪みを設
けて空間を形成し、空気層を挟むようにし、さらに、ヒ
ーターを弾性シートに内蔵したり、上記溝あるいは窪み
の空間の一部または全部に収めたりして、床材自体を加
温し、暖房することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防音性・断熱性
・保温性等に優れ、暖房機能を併せ持った、積層されて
なる床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層されてなる床材は種々あった
が、その中で、防音や断熱や保温効果を得る目的で発泡
樹脂シートを積層したものが数多くあった。〔例えば実
開平4−129250号公報、実開平4−8641号公
報参照〕。また積層されてない単体の床材では、防音等
の効果を得るために板厚を厚くしたものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の床材の
うち、発泡樹脂シートを積層したものでは、発泡体ゆえ
に、重い家具等の重量物を置くと沈下したり、歩行する
とき浮沈が生じて歩き心地が悪くなる問題があった。ま
た、これらの床材の中に、床材自体を温めて暖房するた
めの、シート内へヒーターを通す仕組みを設けたものは
未だ無かった。さらに、板厚の厚い単体の床材は、重量
が大きいという問題もあったし、木質系等の床材の場
合、木材等を多量に使用することになり、天然資源を節
約して地球環境を保護しようという現代の世論に反する
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、床表面材に比較して非発泡の合成樹脂
またはゴム系樹脂からなる弾性シートをなるべく多く使
用し、しかも全体の板厚があまり大きくならないように
し、弾性シートの両面または片面に溝あるいは窪みを設
けて空間を形成し、空気層を挟むようにし、さらに、ヒ
ーターを弾性シートに内蔵したり、上記溝あるいは窪み
の空間の一部または全部に収めたりして、床材自体を加
温し、暖房することとしている。こうして、木質系等の
床表面材を節約して、地球環境の保護に寄与し、従来の
発泡樹脂シートに代わる非発泡の弾性シートにより、床
材に重量物を置いたときの沈下を防止し、空気層が床材
の防音性・断熱性・保温性を向上させ、ヒーターが床材
自体を加温する床暖房により、安全で快適な暖かさを確
保し、ストーブ等の他の暖房器具による火傷等の危険を
防止することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係わる床材は、床表面材
の裏側に、片面または両面に溝あるいは窪みが設けられ
た非発泡の合成樹脂またはゴム系樹脂からなる弾性シー
トを、一枚乃至複数枚積層し空間を形成したものであ
る。また、この床材において、空間の一部または全部に
セラミックヒーターや温水パイプ等のヒーターを収める
か、または、弾性シートにヒーターを内蔵するか、また
は、その両方同時に行って、床自体を加温して暖房でき
るようにしたものである。
【0006】
【実施例】以下この発明を例示図面を参照して詳細説明
する。図1は、この発明の床材の第1実施例を示す断面
図であり、床版(X)の上に張られる床材(1)は、上
から表面材(2)、第1弾性シート(3)、第2弾性シ
ート(4)が順に積層されている。第1弾性シート
(3)や第2弾性シート(4)の片面または両面には溝
または窪みが複数形成され、このうち第1弾性シート
(3)と第2弾性シート(4)の境界面には、両シート
にそれぞれ形成された台形状の溝を合致させた長さ方向
に沿う2本の六角孔(1a)が形成され、第2弾性シー
ト(4)の下面には図5、図6に示される複数の碁盤目
状に整列した窪み(4a)または長さ方向に平行な4本
の溝(4b)が形成されている。また、第1弾性シート
(3)と第2弾性シート(4)には床材(1)の凸実
(1b)と凹実(1c)が形成されている。
【0007】第1弾性シート(3)と第2弾性シート
(4)の境界面の六角孔(1a)を形成する台形状の溝
や、第2弾性シート(4)の下面の窪み(4a)や溝
(4b)に代わり、図7〜図10に示される種々の溝ま
たは窪みやそれら以外の種々の形状を形成しても良い。
例えば、図7には複数の交差する溝(A)が形成され、
図8には複数の板幅方向の溝(B)が形成され、図9に
は複数の細かい窪み(C)が部分的に形成され、図10
には比較的大きな窪み(D)または凸部(E)が部分的
に形成されている。これらの他に、必要に応じて様々な
形状の溝または窪みを施して良い。この実施例では第1
弾性シート(3)の上面は平滑になっているが、この面
にも上記の形状を施して良い。また境界面や第2弾性シ
ート(4)の下面は平滑にしても良い。
【0008】第1弾性シート(3)や第2弾性シート
(4)の材質は、非発泡の合成樹脂または非発泡のゴム
系樹脂であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン、ポリスチレン、塩化ビニール〔PV
C〕、天然ゴム、SBR、ブチルゴム、ニトリルゴム等
の樹脂である。シートの成形方法は、押し出し成形、ロ
ールによる圧延成形、プレス成形等の方法をシートの形
状等に応じて選択する。表面材(2)の材質は、例え
ば、木材単板、合板、パーティクルボード、繊維板、竹
板等である。表面材(2)は場合によっては使用せず直
接カーペット等を貼りつける場合もある。
【0009】表面材(2)の板厚を3〜10mm程度、
弾性シートの板厚の合計を10〜30mm程度にすれ
ば、表面材(2)の材料の木材、竹材等を節約できる。
【0010】この実施例では、図1に示す如く、第1弾
性シート(3)にセラミックヒーター(S)を埋め込ん
で内蔵してあり、第1弾性シート(3)と第2弾性シー
ト(4)の境界面にそれぞれ形成された台形状の溝を合
致させた2本の六角孔(1a)に温水パイプ(P)を収
めてある。セラミックヒーター(S)は、外部の電源へ
接続され、温水パイプ(P)は、外部の温水源に接続さ
れそれぞれ適度に加熱することにより、床材(1)全体
が温められ、心地良い暖房を施すことができる。
【0011】床材(1)の弾性シートに配置するヒータ
ーは、セラミックヒーター(S)単独でも良いし、温水
パイプ(P)単独でも良いし、両方無い場合も考えられ
る。上記したように、種々の空間を形成する窪みや溝を
設けてあるので、それが空気層になり、防音・断熱・保
温等の働きをする。
【0012】図2は、この発明の第2実施例を示す断面
図であり、床版(X)の上に床材(21)が張られ、床
材(21)は上から表面材(22)、第1弾性シート
(23)、第2弾性シート(24)が積層されている、
第1弾性シート(23)、第2弾性シート(24)の境
界に、両シートにそれぞれ形成された浅い矩形状の溝を
合致させた薄い矩形孔(21a)が長さ方向に平行に設
けられ、セラミックヒーター(S)が収めてある。凸実
(1b)、凹実(1c)が形成され、第2弾性シート
(24)の下面には図5、図6に示される窪み(4a)
または溝(4b)が設けられる。
【0013】溝や窪みの形状は、第1実施例中に記載し
た様々な形状をすべて使用できる。材質や板厚も第1実
施例中に記載したことと同様である。成形方法も第1実
施例中に記載したことと同様である。表面材(22)の
代わりに直接カーペットを貼ることもある。セラミック
ヒーター(S)は外部の電源に接続される。
【0014】図3は、この発明の第3実施例を示す断面
図であり、床版(X)の上に床材(31)が張られ、床
材(31)は上から表面材(32)、弾性シート(3
3)、が積層されている、弾性シート(33)の下面に
台形状の溝(31a)が長さ方向に平行に設けられ、そ
の中の一つに床版(X)との間に温水パイプ(P)が収
めてある。
【0015】溝や窪みの形状は、第1実施例中に記載し
た様々な形状をすべて使用できる。材質や板厚も第1実
施例中に記載したことと同様である。成形方法も第1実
施例中に記載したことと同様である。表面材(32)の
代わりに直接カーペットを貼ることもある。温水パイプ
(P)は外部の温水源に接続される。
【0016】図4は、この発明の第4実施例を示す断面
図であり、床版(X)の上に床材(41)が張られ、床
材(41)は上から表面材(42)、第1弾性シート
(43)、第2弾性シート(44)、第3弾性シート
(45)が積層されている。第1弾性シート(43)、
第2弾性シート(44)の境界に、両シートにそれぞれ
形成された半円状の溝を合致させた2本の丸孔(41
a)が長さ方向に平行に設けられ、第2弾性シート(4
4)、第3弾性シート(45)の境界に、両シートにそ
れぞれ形成された矩形状の溝を合致させた3本の矩形孔
(41b)が長さ方向に平行に設けられている。第3弾
性シート(45)の下面は平滑である。第1弾性シート
(43)、第2弾性シート(44)に凸実(1b)と凹
実(1c)が形成されている。
【0017】溝や窪みの形状は、第1実施例中に記載し
た様々な形状をすべて使用できる。表面材や弾性シート
の材質や板厚も第1実施例中に記載したことと同様であ
る。弾性シートの成形方法も第1実施例中に記載したこ
とと同様である。丸孔(41a)や矩形孔(41b)は
空間に空気層を形成し、防音・断熱・保温等の効果を与
える。表面材(42)の代わりに直接カーペットを貼る
こともある。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】床表面材の裏側に、非発泡の合成樹脂また
はゴム系樹脂からなる弾性シートを、一枚乃至複数枚積
層し床表面材に比較して非発泡の弾性シートをなるべく
多く使用し、しかも全体の板厚があまり大きくならない
ようにしたため、木質系等の床表面材を節約して、地球
環境の保護に寄与し、従来の発泡樹脂シートに代わる非
発泡の弾性シートにより、床材に重量物を置いたときの
沈下を防止できる。
【0020】弾性シートの片面または両面に溝または窪
みを設けて空間を形成し、空気層を挟んだため、空気層
が床材の防音性・断熱性・保温性を向上させることがで
きる。
【0021】弾性シートにセラミックヒーターや温水パ
イプ等のヒーターを埋め込んで内蔵するか、または、弾
性シートの片面または両面に設けられた溝あるいは窪み
で形成される空間の一部乃至全部にこれらのヒーターを
収めるか、または、その両方同時に行って、床材自体を
加温できるようにした場合、ヒーターによる床全体の暖
房により、安全で快適な暖かさが確保され、ストーブ等
の他の暖房器具による火傷等の危険を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の床材の第1実施例を示す断面図であ
る。
【図2】同じく、第2実施例を示す断面図である。
【図3】同じく、第3実施例を示す断面図である。
【図4】同じく、第4実施例を示す断面図である。
【図5】同じく、第1実施例の裏面を示す説明図であ
る。
【図6】同じく、第1実施例の裏面を示す説明図であ
る。
【図7】同じく、弾性シートの片面または両面に設ける
溝の例を示す説明図である。
【図8】同じく、弾性シートの片面または両面に設ける
溝の例を示す説明図である。
【図9】同じく、弾性シートの片面または両面に設ける
窪みの例を示す説明図である。
【図10】同じく、弾性シートの片面または両面に設け
る窪みの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 床材 1a 六角孔 1b 凸実 1c 凹実 2 表面材 3 第1弾性シート 4 第2弾性シート 4a 窪み 4b 溝 21 床材 21a 薄い矩形孔 22 表面材 23 第1弾性シート 24 第2弾性シート 31 床材 31a 台形状の溝 32 表面材 33 弾性シート 41 床材 41a 丸孔 41b 矩形孔 42 表面材 43 第1弾性シート 44 第2弾性シート 45 第3弾性シート A 溝 B 溝 C 窪み D 窪み E 凸部 P 温水パイプ S セラミックヒーター X 床版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24D 15/00 F24D 15/00 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床表面材の裏側に、片面または両面に溝
    あるいは窪みが設けられた非発泡の合成樹脂またはゴム
    系樹脂からなる弾性シートを、一枚乃至複数枚積層し空
    間を形成したことを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 上記床材の空間の一部または全部にヒー
    ターを収めた請求項1記載の床材。
  3. 【請求項3】 上記弾性シートにヒーターを内蔵した請
    求項1または請求項2記載の床材。
JP9313496A 1996-03-21 1996-03-21 床 材 Pending JPH09257266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9313496A JPH09257266A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 床 材

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JP9313496A JPH09257266A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 床 材

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JPH09257266A true JPH09257266A (ja) 1997-09-30

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ID=14074061

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JP9313496A Pending JPH09257266A (ja) 1996-03-21 1996-03-21 床 材

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JP (1) JPH09257266A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060025424A (ko) * 2004-09-16 2006-03-21 주식회사 매트릭스 온돌 패널
KR100704740B1 (ko) * 2004-09-09 2007-04-10 주식회사 흙예성 온수파이프 배관용 온돌판재어셈블리
KR101134067B1 (ko) * 2008-05-20 2012-04-13 주식회사 이지테크 천연석을 사용한 바닥 및 벽 마감용 판재

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100704740B1 (ko) * 2004-09-09 2007-04-10 주식회사 흙예성 온수파이프 배관용 온돌판재어셈블리
KR20060025424A (ko) * 2004-09-16 2006-03-21 주식회사 매트릭스 온돌 패널
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