JPH10140805A - 床 材 - Google Patents

床 材

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Publication number
JPH10140805A
JPH10140805A JP31136296A JP31136296A JPH10140805A JP H10140805 A JPH10140805 A JP H10140805A JP 31136296 A JP31136296 A JP 31136296A JP 31136296 A JP31136296 A JP 31136296A JP H10140805 A JPH10140805 A JP H10140805A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
floor
veneer
flooring
aluminum
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31136296A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Ishizaka
憲弘 石坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEKISUI SEIKEI KOGYO KK
Original Assignee
SEKISUI SEIKEI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床暖房用として最適な畳床を提供する。 【解決手段】 表面部材、弾性シート、アルミニウムシ
ートで表裏両面をカバーしたベニヤ板、及びプラスチッ
ク板をこの順に積層し、全体の厚みを13mm以下にし
たもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】部屋の暖房方法は、従来から種々のもの
がある。ガスストーブ、電気ストーブ、電気カーペット
等である。しかし、室内空気の清浄化、部屋内の温度分
布等を考えると、床暖房が最も優れている。これは、床
の下に電気ヒーターや温水のチューブを通すもので、空
気は汚れず、また頭寒足熱にも叶うものである。
【0003】通常は、フローリングと呼ばれる床材の下
部に電気ヒーターや温水チューブを設けて、その熱量を
フローリングを通して室内に導入するものである。フロ
ーリングとは、さねはぎ加工をした幅狭長尺の床板で、
通常は3層以上の断面構成のもので、主として合板を台
板にして表面は塗装まで施した仕上げ済みのものがほと
んどである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
床暖房のフローリングでは、次のような欠点があった。
即ち、フローリング自体が温度によって膨張、収縮し、
特に表裏面の温度差によってソリが生じる。また、湿気
による膨張も大きい。即ち、加熱することにより木材は
平衡水分を失って乾燥し収縮する。また、表面から入る
水分が不均一であることによっても伸縮する。更に、湿
度によってもソリが生じ、フローリングの端部や四隅が
浮き上がってくるのである。勿論、このようなものは使
用できない。そこで前々から本業界では、前記した欠点
を有しない床材が暖房用として待望されていた。
【0005】また、暖房用フローリングとしては、熱伝
導の観点から、できるだけ薄い方が望ましいが、荷重に
よる垂みやそりが発生し易くなるため、限界があった。
【0006】更に、フローリングという天然素材が高価
であることや、また冷たい触感がある等という欠点もあ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような現状に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明床材を完成したも
のであり、その特徴とするところは、表面部材、弾性シ
ート、アルミニウムシートで表裏両面をカバーしたベニ
ヤ板、及びプラスチック板をこの順に積層し、全体の厚
みを13mm以下にした点にある。
【0008】表面部材とは、本発明床材の表面となる部
分であり、通常床材として使用するものを薄くしたもの
ばかりでなく、プラスチックシートの印刷物、リノリウ
ム板、絨毯やクロス等の繊維製品等どのようなものでも
よい。床材として使用されるものとしては、天然木材の
突き板や薄いフローリング等である。また、プラスチッ
クシートの印刷物としては、塩化ビニルシートに天然木
材模様を印刷したものや、フローリング模様を印刷した
もの等が好適であるが、幾何学模様やキャラクター模様
等でもよい。また、プラスチックシートの材質は塩化ビ
ニル、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル
等であり、印刷シートであればどのようなものでもよ
い。
【0009】更に、表面部材にはリノリウムも使用でき
るが、これは、硬面弾性床材の1つで、こうま布(ヘシ
アンクロス)の上に主としてあまに油、コルク粉末、顔
料などよりなるリノリウム質を圧着させた床材である。
【0010】この表面部材は、通常は厚みが0.1〜
0.5mm程度のものでり、主として表面の美装化を目
的とするものである。よって、特別なものである必要は
なく、床材の表面であればよいのである。
【0011】弾性シートとは、床材自体に弾性を持た
せ、その上を歩いた場合の音なりを防止するものであ
る。これが本発明の第一の特徴であり、ゴム板、プラス
チックの発泡体等ある程度の弾性を有するものであれば
よい。厚みは、0.3〜2.0mm程度が好適である
が、弾性体の性能、全体の厚み等によって異なる。
【0012】アルミニウムシートの厚みは特に限定しな
いが、0.1〜0.5mmのものが好適であり、表面に
塗装等の防錆加工を施してもよい。このアルミニウムシ
ートは、水分、湿気が基材部に進入するのを防止する役
目を果たす。プラスチックシートについても、発明者は
実験したが、温度による膨張係数が大きく使用できなか
った。また、他の金属についても、重さ、コスト等の問
題から好ましくなかった。アルミニウムシートは、市販
している程度のものでよく、特別な純度や精度を要する
ものではない。
【0013】このアルミニウムシートによって、基材で
ある後述するベニヤ板に水分、湿気が進入することを防
止するのである。これにより、前記した水分による悪影
響を防止できる。
【0014】更に、このアルミニウムシートをベニヤに
強固に固着しておくと、ベニヤの反りを両面から防止で
きる。よって、単に水分等の進入防止だけでなく、変形
防止の役目も果たすこととなる。なぜならば、板のソリ
は表裏面の線膨張(主として水分に起因する)の差によ
って生じるものであり、表面のアルミニウムが延びなけ
れば、ソリは生じないのである。
【0015】また、ベニヤ等の木材とアルミとの弾性率
の差も大きく、アルミを貼付したものと撓みにくい。実
験によると、10mmのベニヤに0.135mm のアルミを両面
に貼付すると、12mmのベニヤと同等の弾性率であっ
た。即ち、荷重が掛かった場合の撓みが少なくなるとい
うことである。
【0016】固着の方法は、接着等どのような方法でも
よく、アルミニウムシートとベニヤがスライドしないよ
うに両端部を固定するか、全面固定するかすればよい。
接着剤はどのようなものでもよく、ベニヤと金属が強固
に接着できるものでればよい。
【0017】このアルミによる両面カバーを見出した点
が本発明のポイントであり、上記の効果ばかりでなく、
熱伝導を助けるという利点もある。
【0018】ベニヤ板とは、材木を薄い板にし、それを
繊維方向を直角にして複数枚貼り合わせたものを言う。
この厚みも特に限定はしないが、1〜10mm程度が好
適である。このベニヤ板は、本床材の基材となる部分で
ある。ベニヤ板は、繊維が直角に存在するため、湿気や
温度による伸縮が非常に小さい。この伸縮の小さいベニ
ヤ板を用いることと、更にそれへの水分の進入をアルミ
ニウムシートで防止することから、板の繊維方向と直角
の厚み方向の伸縮も抑えられ、環境変化などの外乱で発
生するソリが劇的に減少する。
【0019】ベニヤ板の裏面に固着するプラスチック板
は、ゴム板やプラスチック板等どのようなものでもよ
い。柔軟性を有するものが好適である。これは下地材と
の密着性を確保し、音なりも防止するものである。厚み
としては、2〜6mm程度がよい。
【0020】また、全体の厚みを13mm以下にしてい
るのは、下方からの熱伝導をできるだけ妨げないように
である。
【0021】以上6層(表面部材、弾性シート、アル
ミ、ベニヤ板、アルミ、プラスチック板)の積層方法
は、どのようなものでもよいが、接着剤による接着が最
も簡単である。
【0022】また、敷き詰めた場合のずれ防止として、
本床材の側面に、フローリングと同様のさねはぎ加工を
施してもよい。即ち、本床材の1側面を雌型に加工し、
他方の側面を雄型に加工しておくのである。
【0023】本発明床材は、上記した如く床暖房用に最
適であるが、暖房用に限定するものではなく、通常の板
の間に用いてもよい。また、釘等で完全に固定せず、暖
房用加熱体の上に載置するだけでもよい。更に、本床材
を床暖房と共に用いる場合、通常は加熱装置の上に床材
を敷設する。しかし、この逆でも問題はない。そのよう
な場合には、加熱装置から下への熱伝導を防止するた
め、上記したプラスチック板や弾性シートとして比較的
断熱効果の高いものを使用することが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
き本発明をより詳細に説明する。図1は、本発明床材1
の1例を示す斜視図である。アルミベニヤ部2と表面部
材3(ここでは突き板)、弾性シート4(ここではポリ
エチレンの発泡体)、及びプラスチック板部5から構成
されている。アルミベニヤ部2は、ベニヤ6の両面にア
ルミニウムシート7を接着したもので、プラスチック板
5は、ここではゴム板である。
【0025】図2は、この例の側面部の断面図である。
通常のフローリングのように、さねはぎ加工されている
のが分かる。
【0026】次に、この例と従来の木質置敷用床材との
伸縮変化量を測定した。従来の床材と本発明床材(図1
に示すものと同じもの)を同じ厚み(10mm)にし
て、同じ加熱部(温水循環式)上に載置し、加熱収縮か
ら自然放置への吸湿伸長の全変化量を測定した。室温2
5℃、加熱後の表面温度60℃で、釘等による固定は行
なわず、置いただけである。 このように、従来のものより変化量が非常に少ない。変
化量が3mmにもなると、実際には、敷き詰めることが
多いため、長期の反りにより影響が出ることは間違いな
い。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明では、次のよ
うな大きな効果がある。 床材自体に金属シートを用いているため、熱伝達率
が大きく、床暖房用の床材として使用した場合、熱効率
がよい。よって、熱源温度を低くすることができ、省エ
ネに貢献し、衣服や布団に接した低温度やけどの危険性
も低下する。 ベニヤの表裏をアルミシートでカバーしているた
め、水分や湿気の侵入が防止され、それらによる反りや
伸縮がない。 更に、アルミニウムシートを両面全面固着すると、
水分の侵入を防止するだけでなく、両面のアルミの伸縮
が小さいこととそれがベニヤに滑らないように固着され
ているため、熱その他によるベニヤの全体としての伸縮
や片面の伸縮(反り)が防止される。 裏面にプラスチック板を固着しているため、滑りに
くく、またクッション効果も発揮する。 表面部材として種々のものが採用できるため種々の
部屋に使用できる。 弾性シートが設けられているため、音なりも減少す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明床材の1例を示す部分斜視図である。
【図2】本発明床材の1例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 本発明床材 2 アルミベニヤ部 3 表面部材 4 弾性シート 5 プラスチック板部 6 ベニヤ板 7 アルミニウムシート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面部材、弾性シート、アルミニウムシ
    ートで表裏両面をカバーしたベニヤ板、及びプラスチッ
    ク板をこの順に積層し、全体の厚みを13mm以下にし
    たことを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 表面部材は、プラスチックシートに印刷
    を施したものである請求項1記載の床材。
JP31136296A 1996-11-06 1996-11-06 床 材 Withdrawn JPH10140805A (ja)

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JP31136296A JPH10140805A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 床 材

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JP31136296A JPH10140805A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 床 材

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JPH10140805A true JPH10140805A (ja) 1998-05-26

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ID=18016259

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JP31136296A Withdrawn JPH10140805A (ja) 1996-11-06 1996-11-06 床 材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102061797A (zh) * 2010-12-10 2011-05-18 刘倪军 塑料装饰地板
CN105113443A (zh) * 2015-09-07 2015-12-02 界首市鑫豪塑胶有限公司 一种塑胶地板

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CN102061797A (zh) * 2010-12-10 2011-05-18 刘倪军 塑料装饰地板
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Effective date: 20040106