JPH0352372Y2 - - Google Patents

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JPH0352372Y2
JPH0352372Y2 JP1985048481U JP4848185U JPH0352372Y2 JP H0352372 Y2 JPH0352372 Y2 JP H0352372Y2 JP 1985048481 U JP1985048481 U JP 1985048481U JP 4848185 U JP4848185 U JP 4848185U JP H0352372 Y2 JPH0352372 Y2 JP H0352372Y2
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JP
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laminated
tatami
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tatami floor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は合成樹脂発泡体を芯材に用いた畳床に
関する。
〔従来の技術〕
昨今、板状の合成樹脂発泡体製の芯材を用いた
畳床が普及しており、これらは芯材表面が平滑な
ものを用いている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記芯材を有する畳床を用いて構成した畳は、
人がその上を歩くと耳障りな軋み音が出るという
欠点があつた。
本考案は上記の点に鑑みなされたものであつ
て、人がその上を歩いても軋み音を発生しない畳
床を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案者等は鋭意研
究した結果、これら軋み音は、板状合成樹脂発泡
体製の芯材の表面が平滑であるため、畳上を人が
歩くとき芯材と該芯材に積層される藁や木質ボー
ド等の積層材とが接触面において互いにずれて擦
り合うことにより、発生するものであることをつ
きとめ、芯材の少なくとも一方の表面に凹凸粗面
を形成し、該凹凸粗面に接して積層材を積層する
ことにより上記軋み音の発生を防止することを見
出した。
本考案は合成樹脂発泡体製の芯材2と該芯材2
に積層された積層材3とからなる畳床において、
芯材2の少なくとも一方の表面に非貫通穴が非連
続的に多数設けられた凹凸粗面4を形成し、該凹
凸粗面4に接して積層材3を積層してなることを
特徴とする畳床を要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に基づき説明する。
第1図は本考案畳床の一実施例を示すもので、
図中1は畳床である。該畳床1は合成樹脂発泡体
製の芯材2及び該芯材2の両面に積層された積層
材3,3とから構成されている。
芯材2は第2図に示す如くその両表面に多数の
非貫通穴が非連続的に設けられた凹凸粗面4,4
が形成されている。該凹凸粗面4,4は凸部5に
対する凹部6の比率が面積比で20%〜80%である
ことが好ましい。上記数値が20%未満のものは軋
み音防止に効果的でなく、80%を越えるものは耐
応力に劣る。なお、凸部5に対する凹部6の面積
比を求めるに当たつての凸部5の面積とは、第3
図に示す如くの凸部の最高部7と凹部の最低部8
の高低差dの中間点を通る線Pで切断したときの
凸部5の切断面の面積の総和をいい、また、凹部
6の面積とは、上記切断面によつて囲まれる凹部
6の面積の緩和をいう。
凸部の最高部7と凹部の最低部8の高低差dが
0.3mm〜5mm、特に0.3mm〜3mmであることが好ま
しい。上記数値が0.3mm未満のものは軋み音防止
効果に劣り、5mmを越えるものは耐応力に劣る。
凸部5に対する凹部6の面積比及び凸部の最高
部7と凹部の最低部8の高低差dが上記の範囲内
にある凹凸粗面4は摩擦抵抗を高め、軋み音を防
止する効果に特に優れている。
本実施例に於いて、凹部6を形成する非貫通穴
の各々の形状として平断面形状は円形をなしてお
り、縦断面形状は半円形をなしており、凹凸粗面
4は平面に複数の半球体を埋設した様な状態を示
している。本考案に於いて、非貫通穴の平断面形
状及び縦断面形状は上記実施例のごとき形状に限
られるものではなく円形、半円形、楕円形、半楕
円形、四角形等任意に選択できるが本実施例のよ
うな平断面形状が円形、且つ縦断面形状が半円形
にあるものが耐応力に優れた芯材となり好まし
い。
芯材2を構成する合成樹脂発泡体としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体またはこれらの混合物(1)、ポリスチ
レン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−
アクリロニトリル共重合体またはこれらの混合物
(2)、あるいは上記(1)の少なくとも一種と上記(2)の
少なくとも一種との混合物等のポリマーからなる
合成樹脂発泡体を用いることができる。合成樹脂
発泡体はそれ自体公知の方法によつて製造され、
ビーズ法、押出法のいずれの方法による発泡体で
もよいが、押出法による発泡体が工業的には有利
である。
凹凸粗面4は発泡体成形後または成形中に例え
ばエンボスロールによるエンボス加工等の加工処
理を施すことにより形成される。
尚、本実施例において凹凸粗面4は芯材2の両
方の表面に設けられているがこれに限られるもの
ではなく、第4図、第5図に示す如く芯材2の片
面のみに設けてもよく、特に全体的に規則正しく
まんべんなく配置されたものは軋み音防止に優れ
た効果を発揮する。
積層材3,3は藁、木質ボード等からなるもの
であり、本実施例に於いては芯材2の両面に積層
されているがこれに限られるものではなく、第4
図に示す如く芯材2の片面のみに積層することも
可能である。この際、積層材3が芯材2の凹凸粗
面4と接するように積層されていればよい。
積層材3は一層とは限らず複数層であつてもよ
く、後者の場合、藁、木質ボード、こも、防湿紙
等の通常畳床に用いられる積層材を適宜組合わせ
て用いることができる。
上記の如く構成される畳床1の表面に畳表を縫
着することにより畳が構成される。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は芯材の少なくとも
一方の表面に非貫通穴を非連続的に多数設けた凹
凸粗面を形成し、該凹凸粗面に接して積層材を積
層したので、芯材と積層材との接触面における摩
擦抵抗が上記凹凸粗面により大となり、そのため
畳の上を人が歩いても芯材又は積層材の変位が起
こらず、その結果、両者が擦り合うという現象が
起こらないので、軋み音を発生するおそれはな
い。
従つて、本考案畳床を用いた畳は使用感に優れ
たものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案畳床の一実施例を示す縦断面図、第2図は
本考案畳床に用いられる芯材の斜視図、第3図は
第2図の−線に沿う縦断面図、第4図及び第
5図はそれぞれ本考案畳床の実施例を示す縦断面
図である。 1……畳床、2……芯材、3……積層材、4…
…凹凸粗面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂発泡体製の芯材と該芯材に積層された
    積層材とからなる畳床において、芯材の少なくと
    も一方の表面に非貫通穴が非連続的に多数設けら
    れた凹凸粗面を形成し、該凹凸粗面に接して積層
    材を積層してなることを特徴とする畳床。
JP1985048481U 1985-04-01 1985-04-01 Expired JPH0352372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985048481U JPH0352372Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

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JP1985048481U JPH0352372Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61166035U JPS61166035U (ja) 1986-10-15
JPH0352372Y2 true JPH0352372Y2 (ja) 1991-11-13

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ID=30564779

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237156Y2 (ja) * 1972-05-15 1977-08-24

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Publication number Publication date
JPS61166035U (ja) 1986-10-15

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