JP3107454U - 薄畳 - Google Patents

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幹生 国枝
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Abstract

【課題】 反りの発生を防止することができる薄畳を提供する。
【解決手段】
厚みが15mm以下の薄畳10は、上から下へ順に、保護紙11,上側のプラスチック段ボール板12,インシュレーションボード13,下側のプラスチック段ボール板14及び裏シート16が積層された畳床20を備えている。畳床20は、その長手方向に沿って畳用ミシン等を用いて複数列に縫い付けられる畳糸24によって縫製結合されている。畳床20の表面には、畳表22が積層されている。裏シート16により、畳床20の裏面側に対して反り防止が図られる。
【選択図】 図2

Description

本考案は、家屋の板敷き床や、座敷等に設置して使用する薄畳に関する。
従来から、畳の風合いは人気が高く、家庭の板敷き床等又は展示場や旅館の大広間等に置き畳を設置したり、建物の一室の床面に敷き込み畳を敷き詰めて和室を形成したりすることが行われている。このような置き畳又は敷き込み畳の畳床として適用されるものは、通常、日本工業規格(JISA 5914)により寸法形状が定められた建材畳床である。
又、芯材としての天然藁を束ねた従来式の建材畳床を、気密性が高い鉄筋コンクリート造の建物に長期間設置すると、芯材に湿気が滞留してダニ等の害虫が繁殖する原因となるため、吸湿が起こらない合成樹脂板からなる芯材を有するものも、近年は広く普及している。
前記建材畳床の厚み寸法は5〜6cm程度を有しているため、例えば、板敷き床を施した居間等に隣接する和室に敷き込んだ場合には、板敷き床の表面と畳表との間に5〜6cmの段差が生じることになる。このため、板敷き床と和室の境界に沿って設ける敷居又は上がり框の厚み寸法を5〜6cmに設定する必要があり、これらの敷居又は上がり框が脚の不自由な高齢者や身体障害者等にとって歩行の障害になる。
そこで、芯材を薄くして建材畳床の全体の厚み寸法を抑えることが薄畳が提案されている。なお、薄畳は、建材畳床の厚み寸法が30mm以下のものをいう。このような薄畳は、厚みが薄いため、バリアフリーの要望に応えることができ、床暖房の際にも、厚みが薄いため、床からの熱を効率的に畳表まで伝達することができる。
しかし、このような薄畳の建材畳床は撓剛性が低く、一方、畳床に対しては、畳表が張った状態で、畳床の端部に縫着されるている。このため、畳表を押圧すると、図5(a)の状態から、図5(b)に示すように薄畳100に反りが発生し、長期間使用するに伴って反りが大きくなり、外観の見栄えが悪くなるばかりか、畳縁部が上方に突き上がり、歩行の障害になるという問題があった。
本考案の目的は、反りの発生を防止することができる薄畳を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1の考案は、厚みが30mm以下の薄畳において、畳床の裏面側に対して薄畳の反り防止用の裏シートを積層したことを特徴とする薄畳を要旨とするものである。
請求項2の考案は、請求項1において、前記裏シートは合成樹脂製シートであることを特徴とする。
請求項3の考案は、請求項1又は請求項2において、前記畳床の裏面側の相対する両端下縁に、畳表の縁部を没入する切欠を設け、前記畳表の縁部を、前記畳床の裏面側に巻き返すとともに、該畳表の縁部を畳床の前記切欠に没入したことを特徴とする。
請求項4の考案は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記裏シートは、畳床の裏面に縫着されていることを特徴とする。
請求項5の考案は、請求項3において、前記切欠内に没入された畳表の縁部を、前記裏シートとともに、畳床に対して固定したことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、畳表は畳床に対して張った状態で縫着されているため、薄畳が、表側に反ろうとするが、畳床の裏面に積層された裏シートによりその反りを抑制できる。
請求項2の考案は、合成樹脂製シートにより、請求項1の考案の効果を容易に実現することができる。
請求項3の考案によれば、畳床の裏面側の相対する両端下縁に切欠内に、畳表の縁部を切欠内に没入させているため、薄畳の端縁付近を人間が載る等をして繰り返して押圧しても、薄畳の表面側に凸状に盛り上がることがない。
請求項4の考案によれば、裏シートは、畳床の裏面に縫着されていることにより、堅固に畳床に固着されているため、請求項1の考案の効果を容易に実現することができる。
請求項5の考案によれば、切欠内に没入された畳表の縁部が、裏シートとともに、畳床に対して固定されていることにより、裏シートが切欠内に配置されて固定され、切欠に対応した部位も含めて薄畳の反りを抑制できる。
以下、本考案を、具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
薄畳10は、上から下へ順に、保護紙11,上側のプラスチック段ボール板12,インシュレーションボード13,下側のプラスチック段ボール板14及び裏シート16が積層された畳床20を備えている。畳床20の表面には、畳表22が積層されている。薄畳10の厚みは、本実施形態では、15mmとされている。なお、薄畳10の厚みは、25mm,20mmや、或いはそれ以下の厚みであってもよい。
前記畳床20は、その長手方向に沿って畳用ミシン等を用いて複数列に縫い付けられる畳糸24によって縫製結合されている(図1参照)。前記保護紙11は、畳床20の端部における前記畳表22とプラスチック段ボール板12との間の摩擦を低減化し、畳表22の擦り切れを防止するものである。前記保護紙11としては、炭酸カルシウム含有紙又は押出し発泡ポリスチレンペーパ等を挙げることができる。
前記プラスチック段ボール板12,14は、波形状に形成した合成樹脂製中芯の片面又は両面に合成樹脂製ライナを貼付けてなる独立密閉空気室を有する圧縮強度の比較的高い板材から構成されている。しかし、この構成に限定するものではなく、市販のものであれどのようなものでも良い。前記インシュレーションボード13としては、撓剛性が建材畳床(JIS A5914)と同等以上の強度を有する板材であればよい。前記裏シート16は、ポリプロピレン製のシート材等の合成樹脂製シートが挙げられる。この裏シート16により、薄畳10の反り防止が図られる。
本実施形態では、畳床20から前記保護紙11及び裏シート16を省いたもの(上側のプラスチック段ボール板12,インシュレーションボード13,下側のプラスチック段ボール板14)が、薄畳用芯材として構成されている。
畳床20の相対する両端下縁には、該下縁に沿って前記畳表22の縁部22aを没入する切欠17が形成されている。前記裏シート16は、図1、図2に示すように切欠17内に位置するように、その端部が延出されている。畳表22は、その両縁部22aが前記畳床20の裏面側に巻き返されるとともに、切欠17の内側に畳糸25により、縫着されている(図3参照)。すなわち、切欠17内に没入された畳表22の縁部22aは、切欠17に配置された裏シート16とともに、畳床20に対して固定されている。
なお、縁部22aは切欠17の内側に対して、接着剤あるいは接着テープ,ステープル等を用いて固着してもよい。前記切欠17は、本実施形態では、図2に示すように、前記下側のプラスチック段ボール板14の端部を内方へ例えば30mmになるように形成されている。なお、切欠17は、10〜40mmの範囲で切り欠くことにより形成してもよい。切欠17は前記畳表22の縁部22aを折り返さない場合には、その縁部22aの厚みに応じて厚み方向の切込みを浅くし、前記縁部22aを2重又は3重に折り返す場合には、折り返して形成される厚みに応じて厚み方向の切込みを深くすることにより、前記畳表22の両縁部22aが前記畳床20の下方へ突出するのを防止するのが好ましい。この結果、両縁部22aの折り返しによる厚み段差を低くすることができる。
さて、本実施形態によれば、以下のような特徴がある。
(1) 本実施形態では、厚みが15mmの薄畳10において、畳床20の裏面側に対して薄畳10の反り防止用の裏シート16を積層した。ここで畳表22は、畳床20に対して張った状態で縫着されているため、薄畳10が、表側に反ろうとするが、畳床20の裏面に積層された裏シート16によりその反りを抑制できる。
(2) 又、本実施形態では、畳床20の裏面側の相対する両端下縁に、畳表22の縁部を没入する切欠17を設け、畳表22の縁部22aを、畳床20の裏面側に巻き返すとともに、畳表22の縁部22aを畳床20の切欠17に没入するようにした。
従来は、建材畳床は、図4に示すように、畳床100の表面側に畳表102を積層し、畳床100の裏面側に前記畳表102の縁部103を巻き返すようにしている。このため、上述のように畳床100を薄肉化した場合に、両端縁付近を人間が載る等して繰り返し押圧すると、前記畳表102の縁部103が前記畳床100を相対的に押し上げられることになる。この結果、畳床100の表面側が凸状に盛り上がって框段差Kが生じ、外観の見栄えを損なう上に歩行の障害になるという問題が起こる。特に、畳表102の縁部103の厚みが同じであっても、従来の畳よりも薄畳の方がはるかに影響を受け易く、段差が生じ易い。
これに対して、本実施形態では、切欠17内に、畳表22の縁部22aが没するため、畳床20の表面側が凸状に盛り上がることはなく、外観の見栄えを損なう上に歩行の障害になるという問題は生じない。
(3) 本実施形態では、裏シート16は、畳床20の裏面に縫着されていることにより、堅固に畳床20に固着されているため、上記(1)の効果を容易に実現することができる。
(4) 本実施形態では、切欠17内に没入された畳表22の縁部22aが、裏シート16とともに、畳床20に対して固定した。このことにより、裏シート16が切欠17内に配置されて固定され、切欠17に対応した部位も含めて薄畳10の反りを抑制できる。
なお、本考案は前記実施形態に限定するものではなく下記のように変更してもよい。
○ 前記実施形態では、畳床20から前記保護紙11及び裏シート16を省いたもの(上側のプラスチック段ボール板12,インシュレーションボード13,下側のプラスチック段ボール板14)が、薄畳用芯材として構成されている。この代わりに、この薄畳用芯材として、インシュレーションボード13(JIS A 5905),プラスチック段ボール板12,14及び発泡ウレタンや発泡ポリスチレン等を板状に成型してなる合成樹脂発泡体のいずれか1つ、或いは、インシュレーションボード13,プラスチック段ボール板12,14及び合成樹脂発泡体の内の2つ以上を積層したものでもよい。
本発明を具体化した一実施形態の薄畳の畳床の裏面側から見た一部切欠斜視図。 同じく薄畳の断面図。 同じく薄畳の裏面側から見た斜視図。 建材畳床の一般的な構成の端部断面図。 (a)は、薄畳の反る前の状態を示す概略斜視図、(b)は、薄畳の反った状態の概略側面図。
符号の説明
10…薄畳
16…裏シート
17…切欠
20…畳床
22…畳表
22a…縁部

Claims (5)

  1. 厚みが30mm以下の薄畳において、畳床の裏面側に対して薄畳の反り防止用の裏シートを積層したことを特徴とする薄畳。
  2. 前記裏シートは合成樹脂製シートであることを特徴とする請求項1に記載の薄畳。
  3. 前記畳床の裏面側の相対する両端下縁に、畳表の縁部を没入する切欠を設け、前記畳表の縁部を、前記畳床の裏面側に巻き返すとともに、該畳表の縁部を畳床の前記切欠に没入したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の薄畳。
  4. 前記裏シートは、畳床の裏面に縫着されていることを特徴とする請求項1に記載の薄畳。
  5. 前記切欠内に没入された畳表の縁部を、前記裏シートとともに、畳床に対して固定したことを特徴とする請求項3に記載の薄畳。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115676A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Oda Tatami Shokai:Kk 水洗い可能な畳

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