JP3110424B1 - コンテナ多段積用スプレッダの制御方法およびコンテナ多段積用スプレッダ - Google Patents

コンテナ多段積用スプレッダの制御方法およびコンテナ多段積用スプレッダ

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JP3110424B1 JP11281804A JP28180499A JP3110424B1 JP 3110424 B1 JP3110424 B1 JP 3110424B1 JP 11281804 A JP11281804 A JP 11281804A JP 28180499 A JP28180499 A JP 28180499A JP 3110424 B1 JP3110424 B1 JP 3110424B1
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Abstract

【要約】 【課題】 コンテナを正しく位置決めすることができる
コンテナ多段積用スプレッダの制御方法と該制御方法を
実現するコンテナ多段積用スプレッダを提供することを
目的とする。 【解決手段】 ガイドフリッパを備えたコンテナ多段積
用スプレッダにより段積するコンテナを把持し、該コン
テナ多段積用スプレッダによって前記段積するコンテナ
を他のコンテナ上に段積させる際に、コンテナ減速制御
手段38によって、前記段積するコンテナが前記他のコ
ンテナ上に着床する直前の段積下降速度を減速すること
を特徴とする。また、荷重検出器39は段積するコンテ
ナの重量を検出し、記憶手段37は他のコンテナの重量
を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナヤード等
においてコンテナを多段積する場合に使用されるコンテ
ナ多段積用スプレッダおよびコンテナ多段積用スプレッ
ダの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナ多段積用スプレッダにつ
いて、図3を用いて説明する。コンテナ段積保管ヤード
Aにおいて、段積保管ヤードAを跨ぐクレーン35の移
動トロリー36にコンテナ多段積用スプレッダ1(以
下、スプレッダと呼ぶ)が吊下されている。コンテナ5
0は、幅が一定(8フィート)で、長さ、高さの異なる
ものが使用されている。スプレッダ1は、コンテナ50
をトレーラBのシャーシからコンテナ保管ヤードAに移
動し、または、コンテナ保管ヤードAからトレーラBの
シャーシに積載するためのものである。以下、コンテナ
50をコンテナ保管ヤードAに移動する時のスプレッダ
1の動作について図8、図9を用いて説明する。
【0003】まず、スプレッダ1は、移動トロリー36
によりトレーラBの上方に移動される。この状態を図8
(a)に示した。スプレッダ1を下降させ、コンテナ50
を掴む(図8(b))。このとき、スプレッダ1の四隅に
設けられたガイドフリッパ8がコンテナ50の上面四隅
にガイドされることで、スプレッダ1が位置決めされ
る。続いてスプレッダ1を巻き上げ、コンテナ50をシ
ャーシからつり上げるとともに、ガイドフリッパ8をコ
ンテナ50下部の四隅に下降する(図8(c))。以下、
このコンテナ50を既に段積されているコンテナから区
別して説明するために、その符号を50−3として説明
する。
【0004】つり上げられたコンテナ50−3をコンテ
ナ段積保管ヤードAに段積されている他のコンテナ50
−1、50−2の上方に移動し(図9(a))、コンテナ
50−2の上部に巻下げる(図9(b))。このとき、ガ
イドフリッパ8がコンテナ50−2の上面四隅にガイド
されることで、コンテナ50−3がコンテナ50−2に
対して位置決めされて段積される。その後ガイドフリッ
パ8を上昇させ(図9(c))、さらにコンテナ50−3
とスプレッダ1を分離してスプレッダ1を上昇させる
(図9(d))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンテナ5
0−3をコンテナ50−2に位置決めする際には、上記
のようにガイドフリッパ8が用いられる。具体的には、
図10(a)に示すように、コンテナ50−3はコンテナ
50−2に対して不可避のずれΔxをもって巻下げられ
るが、ガイドフリッパ8がこのずれを補正することによ
りコンテナ50−3の位置が補正され、コンテナ50−
2に対して正しい位置に載置されるようになっている。
【0006】具体的には、図10(a)において、コンテ
ナ50−3が下降すると、ガイドフリッパ8のテーパガ
イド面8aとコンテナ50−2との接触点(作用点)p
において、ガイドフリッパ8がコンテナ50−2から図
面上左向きの力を受け、ガイドフリッパ8と共にコンテ
ナ50−3が左に移動し、そのずれが補正されて同図
(b)のように正しい位置で段積される。
【0007】しかし、図12に示すように、例えばコン
テナ50−3重量が40t、コンテナ50−2が4tで
ある場合、コンテナ50−2がコンテナ50−3よりも
はるかに軽量であるために、ガイドフリッパ8がコンテ
ナ50−2の上部にガイドされる際、コンテナ50−3
の慣性によって、逆にコンテナ50−2の位置がずれて
しまう場合がある。つまり、図10(a)において、作用
点pにおいてコンテナ50−2はガイドフリッパ8から
右向きの反力を受けているが、コンテナ50−3の下降
速度が速いとこの反力が大きくなり、コンテナ50−2
を移動させてしまう。
【0008】このずれは、コンテナを更に何段も段積す
る際にコンテナの落下を引き起こしてしまい安全上問題
があるとともに、隣接するコンテナのとの隙間が狭くな
るため、荷役の妨げともなる。
【0009】上記事情に鑑み、本発明においては、コン
テナを正しく位置決めすることができるコンテナ多段積
用スプレッダの制御方法と該制御方法を実現するコンテ
ナ多段積用スプレッダを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコンテナ多段積
用スプレッダの制御方法においては、スプレッダが把持
したコンテナを他のコンテナ上に着床させる直前にコン
テナの下降速度を十分に減速させることにより、段積先
のコンテナのずれを防止する。一般的に、コンテナの下
降速度は5段階で速度が変えられるようになっており、
下降するにしたがい徐々に下降速度を落とすようになっ
ている。そして、コンテナが段積される直前には、例え
ば100mm/sec程度の定速で下降される。以後、この速度
を段積下降速度と呼ぶ。本発明においては、この段積下
降速度をコンテナの重量に応じて減速制御することを特
徴とする。さて、コンテナのずれを防止するためには段
積下降速度を十分に遅くすればよいが、いかなる場合に
も段積下降速度を遅くするとコンテナが軽量で下降速度
を遅くする必要がない場合でも段積が遅くなってしま
い、作業時間が長くなってしまうという問題がある。こ
のため、コンテナ重量が所定の条件を満たす場合に、段
積下降速度を減速する。
【0011】その条件は、段積するコンテナ及び段積先
のコンテナ(他のコンテナ)の絶対的または相対的な重
量関係に基づいて以下のように定めることができる。す
なわち、(1)段積するコンテナの重量が所定より大き
い場合、(2)他のコンテナの重量が所定より小さい場
合、(3)段積するコンテナの重量が他のコンテナの重
量に比べて所定以上大きい場合、である。これらのうち
のいずれかの条件を満たしている場合に段積下降速度を
減速すればよい。なお、段積下降速度を定速とし、その
速度を(全体的に)減速することとしてもよいし、段積
下降速度を自在に減速することとしてもよい。
【0012】具体的には、段積するコンテナが十分軽け
れば、段積するコンテナは段積先のコンテナに対し位置
決めされるが、段積するコンテナが重ければ逆に他のコ
ンテナが段積するコンテナに対して位置決めされてしま
いその位置がずれてしまう。これを防止するためには、
段積するコンテナが14.5tより重い場合に、該コン
テナの段積下降速度を減速すればよい。また、他のコン
テナが十分に重ければ段積するコンテナが重くとも位置
がずれてしまわないことから、他のコンテナが7.4t
より軽い場合に段積下降速度を減速することとしてもよ
い。さらにまた、段積するコンテナの重量と他のコンテ
ナの重量との関係に基づき、段積するコンテナと該コン
テナを把持する吊具との和が、他のコンテナよりも7.
6倍以上重い場合に段積するコンテナを減速することと
してもよい。なお、ここでいう吊具とは、例えば図3,
図4に示されているように、巻上索4につり下げられて
いる部分をいう。
【0013】これらの数値は、以下のように求められ
る。以下においては、図10を参照して説明する。ま
ず、吊具重量をM1(t)、段積するコンテナ50−3の
重量をM2(t)、段積先のコンテナ50−2の重量をM
3(t)、段積下降速度をV1(m/sec)、フリッパ8の角度
をθ(deg)、コンテナ50−2下面の摩擦係数をμとお
く。まず、上コンテナがV1で下降中にフリッパ8と下
コンテナ50−2とが接触したとする。上コンテナ50
−3は、フリッパ8に沿って下降する。接触してからd
t(sec)後に水平方向にdx、垂直方向にdy移動した
とする。このときの速度は 水平方向Vx=dx/dt 垂直方向Vy=dy/dt また、 dx=dy×tanθ Vy=V1と考えると、 dy=V1×dt dx=V1×dt×tanθ Vx=(V1×dt×tanθ)/dt=V1×tanθ 水平方向の加速度αは、 α=Vx/dt=V1×tanθ/dt となる。 段積時に下のコンテナ50−2が動かないためには、フ
リッパ8による水平力<下コンテナの摩擦力であればよ
い。すなわち、 (M1+M2)×α/9.8<μ×M3
【0014】次に、上記(1)について考える。段積下
降速度V1=0.2m/sec、μ=0.3、吊具重量M1
=16tとする。また、dt=0.3sec後には水平方向
の速度は一定に達したとする。またフリッパ角度θ=3
0degとする。このとき、 α=V1×tanθ/dt=0.2tan30°/0.3=0.
385(m/sec2) となる。下コンテナ50−2が空きコンテナ(M3=4
t)の場合でもずれないための最大の上コンテナ50−
3の重量は、 (M1+M2)×α/9.8<μ×M3 (16+M2)×0.385/9.8<0.3×4 16+M2<30.5 M2<30.5−16 M2=14.5t したがって、上コンテナ50−3の重量が14.5t以
下であれば、下コンテナ50−2が空でもずれることは
ない。
【0015】次に、上記(2)の場合を考える。上コン
テナ50−3が定格コンテナ(M2=40.6t)の場
合でもずれないための最小の下コンテナ50−2の重量
は、 (M1+M2)×α/9.8<μ×M3 (16+40.6)×0.385/9.8<0.3×M
3 M3>7.4t したがって、下コンテナの重量が7.4t以上であれ
ば、上コンテナ50−3が定格コンテナでもずれること
はない。
【0016】次に、上記(3)の場合を考える。下コン
テナがずれないためには、 (M1+M2)×α/9.8<μ×M3 (M1+M2)×0.385/9.8<0.3×M3 (M1+M2)<7.6×M3 したがって、上コンテナ50−3と吊具重量との和が、
下コンテナ50−2の重量より7.6倍以下であれば、
下コンテナ50−2はずれることはない。さらに、吊具
重量M1=16を代入して、 (16+M2)<7.6×M3 M2<7.6×M3−16 の条件であれば下コンテナ50−2はずれない。
【0017】なお、これらの数値は、コンテナ、吊具等
の種々の条件によって定まるものであり、一義的に定ま
るものではない。
【0018】さらに、上記のコンテナ多段積用スプレッ
ダの制御方法を実現するため、本発明に係るコンテナ多
段積用スプレッダは、スプレッダを昇降させるスプレッ
ダ昇降モータと、前記段積するコンテナを他のコンテナ
上に着床させる前にコンテナ下降速度を減速するよう前
記スプレッダ昇降モータを制御するコンテナ減速制御手
段とを備える。
【0019】このコンテナ減速制御手段が、段積するコ
ンテナが14.5tより重い場合、または、他のコンテ
ナが7.4tより軽い場合、または、前記段積するコン
テナと該コンテナを把持する吊具との和が、他のコンテ
ナより7.6倍以上重い場合にスプレッダ昇降モータを
制御して段積するコンテナ下降速度を減速する。
【0020】また、把持したコンテナの重量を検出する
荷重検出手段を設ければ、前記コンテナ減速制御手段は
該荷重検出手段によって検出された段積するコンテナの
重量に基づいて段積するコンテナ下降速度を減速するこ
とができる。この荷重検出手段は、スプレッダに設けて
もよいし、外部、例えばクレーンのトロリ等に設けても
よい。
【0021】さらにまた、段積されているコンテナの重
量と該コンテナの段積先の番地とを記憶する記憶手段と
を設ければ、段積先のコンテナはいかなる重量であるか
を知ることができる。つまり、前記コンテナ減速制御手
段は該記憶手段に記憶されている前記他のコンテナの重
量に基づいて前記段積するコンテナの下降速度を減速す
ることができる。
【0022】さらに上記荷重検出手段と、記憶手段とを
用いることで、前記荷重検出手段により検出された段積
するコンテナと、前記記憶手段に記憶されている前記他
のコンテナの重量とに基づいて前記段積するコンテナ下
降速度を減速することができる。
【0023】上記各場合において、段積するコンテナの
下降速度を減速するのは着床の直前である。具体的に
は、少なくともガイドフリッパが他のコンテナに接触す
るおそれが生ずる距離に近づく前に下降速度を減速す
る。つまり、ガイドフリッパは段積するコンテナ下端か
ら突き出して位置しているが、その突き出し量よりも段
積するコンテナ下端と他のコンテナ上端との距離が短く
なる前に減速する。望ましくは、段積するコンテナ下端
と他のコンテナ上端との距離が500mm以下となった
ところで減速する。
【0024】
【発明の実施の形態】本実施形態に係るコンテナ多段積
用スプレッダについて、図面を用いて説明する。図4に
おいて示したものは、本実施形態に係るコンテナ多段積
用スプレッダであり、左半分の斜視図である。図6は図
4のII-II矢視の正面図、図7は図6のIII-III矢視の断
面図、図5は図6のI-I矢視の断面図である。なお、図
4では、図面上で斜め左上方向をクレーンの前方、斜め
右下方向をクレーンの後方、斜め左下方向をクレーンの
左側、斜め右上方向をクレーンの右側とし、スプレッダ
1の半分のみを斜視図で示している。
【0025】図3において示すように、スプレッダ1
は、コンテナ段積保管ヤードAで、段積保管ヤードAを
跨ぐクレーン35の移動トロリー36に吊下されてい
る。コンテナ50は、幅が一定(8フィート)で、長
さ、高さの異なるものが使用されている。コンテナスプ
レッダ1は、コンテナ50をトレーラBのシャーシから
コンテナ保管ヤードAに移動し、または、コンテナ保管
ヤードAからトレーラBのシャーシに積載するためのも
のである。
【0026】図4に示すように、スプレッダ1は、クレ
ーン35(図3参照)に設けられた移動トロリー36か
ら繰出される巻上索4により4点吊りしたスプレッダ本
体部2と、スプレッダ本体部2内の駆動機構で長手方向
に対称に伸縮されるスプレッダ伸縮部3とを備えてい
る。また、図3に示すように、移動トロリー36にはス
プレッダ昇降モータ36aが設けられ、巻上索4を介し
てスプレッダ1を昇降させる。
【0027】スプレッダ伸縮部3の各突出端にはエンド
ビーム5が形成され、エンドビーム5の両端コラム部内
には、図6に示すように、ツイストロックピン6が設け
られており、このツイストロックピン6をコンテナ50
の上隅金具50aに上から着脱結合してコンテナ50を
吊り又は放すことができる。
【0028】エンドビーム5には、後述するように、フ
リッパビーム7がワイヤ14にて吊り下げられると共に
フリッパビーム7の両端に一対のガイドフリッパ8が対
称に一体固定されて設けられ、更に、ガイドフリッパ8
の垂直側面部にフリッパロックピン着脱手段9が設けら
れている。フリッパロックピン着脱手段9は、図7に示
すフリッパロックピン9aを後述する各フリッパロック
ピン結合部に着脱するためのものである。
【0029】エンドビーム5上の中央には、一対の双胴
ドラム10が相互に隣接して平行に配置されると共に各
双胴ドラム10に互いに噛合する同期ギヤ11が取り付
けられ、更に、一方の双胴ドラム10に駆動モータ12
が接続されている。エンドビーム5の両端コラム部の支
持台15上には各一対のガイドシーブ13が設けられて
いる。
【0030】また、前記一対の双胴ドラム10に、前後
各一対のワイヤ14の一端部が巻付けられ、これらのワ
イヤ14はエンドビーム5両端の各ガイドシーブ13を
通り下方向へ導かれ、その他端部をフリッパビーム7及
びガイドフリッパ8の断面重心を跨ぐ2点位置にそれぞ
れ繋着され、フリッパビーム7を支持している。また、
エンドビーム5の両端コラム部の側面には、前記フリッ
パロックピン着脱手段9と結合する上下2つの結合用開
口5a,5bが設けてある。
【0031】図5に示すように、エンドビーム5上には
双胴ドラム10と連動するロータリエンコーダ23が設
けられている。このロータリエンコーダ23は、双胴ド
ラム10の回転数を検出し、検出されたドラム10の回
転数に基づき、双胴ドラム10から繰り出されるワイヤ
14の長さを算出するために用いる。
【0032】上開口5aはガイドフリッパ8の格納時に
フリッパロックピン9aが結合されるフリッパロックピ
ン結合部、下開口5bはスプレッダ1がコンテナ50を
掴む際にフリッパロックピン9aが結合されるフリッパ
ロックピン結合部である。エンドビーム5の両側部とフ
リッパビーム7の両側部間には、図6に示すように、伸
縮ロッド式のスイング抑制手段17が接続されている。
【0033】スイング抑制手段17は、エンドビーム5
両端の低い取付台15aの内側部にスプレッダ長さ方向
へ傾動可能に水平軸18aにより支持した短い円筒ガイ
ド18と、この円筒ガイド18内に摺動自由に且つ上端
部の抜止めフランジ19aで円筒ガイド18に支持され
る第2円筒ガイド19と、この第2円筒ガイド19内に
摺動自由に且つ上端部の抜止めフランジ20aで第2円
筒ガイド19に支持される伸縮ロッド20と、前記取付
台15a上に傾動可能に設けられ駆動端を円筒ガイド1
8の上部と傾動可能に接続したスイング調節用のシリン
ダ21とで構成されている。
【0034】伸縮ロッド20は、伸縮可能な状態のもと
で、伸縮ロッド20の下端に設けたアイプレート20b
を、ガイドフリッパ8から張出したブラケット8bに軸
20cで接続している。従って、前記シリンダ21の縮
小駆動で円筒ガイド18は、図6中反時計方向へ回動
し、第2円筒ガイド19と伸縮ロッド2bを介して一対
のガイドフリッパ8が、コンテナ端面に押し当てられ、
このとき丁度フリッパロックピン着脱手段9の中心が、
コンテナ50の隅金50a,50bの側面孔の縦中心線
上に一致するように構成している。
【0035】また、前記シリンダ21の伸長駆動で円筒
ガイド18は、図6中時計方向へ回動し、ガイドフリッ
パ8を一定距離コンテナ50の端面から離して、昇降で
きるようにしている。前記フリッパロックピン着脱手段
9の直下には、図7に示すように、一対のガイドフリッ
パ8内に対向方向にコンテナ下端検出用の光電スイッチ
52が設けられている。なお、図7中で8aはガイドフ
リッパ8のテーパガイド面である。
【0036】さらに、図1に示すように、本実施形態で
は、フリッパビーム7の上下位置合わせ制御部30が設
けられている。即ち、位置合わせ制御部30は、上下移
動量検出・監視部31と、フリッパビーム下降制御部3
2と、補正距離算出部33と、補正上昇制御部34とか
ら構成されている。上下移動量検出・監視部31は、光
電スイッチ52およびロータリエンコーダ23から受入
れる信号を基にフリッパビーム7の上下移動量を求め
て、その下降を監視する手段である。
【0037】フリッパビーム下降制御部32は、フリッ
パビーム7が比較的高速で下降するよう、ドラム駆動モ
ータ12を介して双胴ドラム10の巻き出しを制御する
手段である。補正距離算出部33は、上下移動量検出・
監視部31から受入れる信号を基に、フリッパビーム7
が下降停止後に上昇するべき補正距離を求める手段であ
る。
【0038】補正上昇制御部34は、フリッパビーム7
が下降停止後、フリッパビーム7を微速で上昇するよ
う、ドラム駆動モータ12を介して双胴ドラム10の引
き上げを制御する手段である。位置合わせ制御部30
は、一例として、フリッパビーム7の下降を500mm/s
ec程度、補正上昇を50mm/sec程度の移動速度で、それ
ぞれ制御するようにしている。
【0039】さらには、上下移動量検出・監視部31に
より算出されたコンテナ50の高さを記憶する記憶手段
37と、該記憶手段37との間で情報を入出力し、スプ
レッダ昇降モータ36aを制御するスプレッダ上下移動
制御部(コンテナ減速制御手段)38が設けられてい
る。スプレッダ上下移動制御部38は、スプレッダ1の
高さ位置を管理しつつスプレッダ1を上下に移動させ
る。記憶手段37は、上記のように段積すべきコンテナ
50の高さが記憶されるほか、既に段積されてある各コ
ンテナ50の高さと該コンテナ50のコンテナ保管ヤー
ドAにおける番地情報が記憶されている。スプレッダ上
下移動制御部38は、既に段積されてあるコンテナ50
のコンテナ保管ヤードAにおける番地情報と高さの情報
を用いて、段積しようとするコンテナ50の下降量を算
出し、スプレッダ昇降モータ36aを制御するようにな
っている。また、スプレッダ1がつり上げたコンテナ5
0の重量を測定してスプレッダ上下移動制御部38に出
力する荷重検出器(荷重検出手段)39が移動トロリー
36に設けられている。
【0040】上記構成を有する本実施形態のコンテナ多
段積用スプレッダ1は、図2に示すフローチャートに従
い、次のようにコンテナ荷役作業を行う。先ず、コンテ
ナの荷役作業を開始するときには、図6に示すようにガ
イドフリッパ8を格納位置8Aにて収納した状態におい
て、エンドビーム5の上開口5aからフリッパロックピ
ン9aを外し、双胴ドラム10を巻出し駆動して、ガイ
ドフリッパ8のフリッパロックピン9aをエンドビーム
5の下開口5bに結合させて通常の使用位置8Bにセッ
トする(ステップS1)。
【0041】次にスプレッダ1を、吊り上げるべきコン
テナ50上に移動した後に下降させ、ガイドフリッパ8
のガイドでコンテナ50上に嵌合着床させる(ステップ
S2)(図8(a),(b)参照)。引き続き、ツイストロッ
クピン6をコンテナ50の上隅金具50aの上面孔に結
合したのち、スプレッダ1の巻上げを開始する(ステッ
プS3)。
【0042】次に、搬送するコンテナ50を他のコンテ
ナ上に多段積する場合と、多段積を行わずに地上やトレ
ーラのシャーシに下ろす場合とに分けて説明する(ステ
ップS4)。まず、搬送するコンテナ50を他のコンテ
ナ上に多段積する場合について説明する。以下において
は、このコンテナを既に段積されているコンテナから区
別して説明するために、図11に示すようにその符号を
50−3(段積するコンテナ)とし、既に段積されてい
るコンテナを50−1、50−2(他のコンテナ)とす
る。
【0043】上述したスプレッダ1巻き上げ中に、フリ
ッパロックピン9aをスプレッダ1の下開口5bから外
し(ステップS5)、スイング調節用シリンダ21の伸
長駆動でフリッパビーム7をコンテナ端から僅かに離れ
るようにスイングさせ(ステップS6)、500mm/sec
程度の巻出し速度で下降させる(ステップS7)(図8
(c)参照)。その後、下降するフリッパビーム7に内蔵
する光電スイッチ52が、コンテナ50−3の下端を越
える位置で作動し、フリッパビーム7の下降が自動停止
される(ステップS8)。
【0044】また、フリッパビーム位置合わせ制御部3
0の上下移動量検出・監視部31が、光電スイッチ52
により検出されたコンテナ50−3の下端位置に基づい
てコンテナ50−3の高さを算出して記憶手段37に記
憶する。
【0045】フリッパビーム7はコンテナ50−3の下
端に到達したときに停止制御されるが、コンテナ50−
3下端と実際にフリッパビーム7が停止する位置との間
にはずれが生ずる。フリッパビーム7の実際の下降量は
エンコーダ23により検出されており、補正上昇距離算
出部33がエンコーダ23により検出されたフリッパビ
ーム7の下降量と、光電スイッチ52により検出された
コンテナ50−3の下端との差に基づいて補正距離を算
出する。補正上昇制御部34が50mm/sec程度の速度で
上記補正距離だけフリッパビーム7を上昇移動させ、ガ
イドフリッパ8を図6に示す下端位置8Cにあわせる
(ステップS9)。
【0046】その後スイング調節シリンダ21の縮小駆
動でフリッパビーム7がコンテナ50−3の端面と接す
る位置へ戻すことによって(ステップS10)、フリッ
パロックピン9aがコンテナ50−3の下隅金具50b
の側面孔中心に位置合わせされる。
【0047】位置合わせ終了状態で、フリッパロックピ
ン9aをコンテナ下隅金具50bに結合し(ステップS
11)、スプレッダ上下移動制御部38がスプレッダ1
を巻き上げる(ステップS12)。その後、コンテナ保
管ヤードAの所定位置にスプレッダを移動する(ステッ
プS13)。次に、スプレッダ上下移動制御部38が、
記憶手段37に記憶されている各コンテナ50の番地情
報と高さ情報とに基づき、段積先であるコンテナ50−
2上端の地上からの高さ位置を算出する。コンテナ50
−2上端の地上からの高さ位置と、コンテナ50−3の
高さ情報とを用いることにより、スプレッダ上下移動制
御部38はコンテナ50−3下端と、コンテナ50−2
の上端との距離を得ることができる。そして、スプレッ
ダ1の下降を開始する(ステップS14)(図9(a)参
照)。
【0048】スプレッダ上下移動制御部38は、荷重検
出器39が検出したコンテナ50−3の重量に基づき、
コンテナ50−3の下降速度を制御する。具体的には、
コンテナ50−3下端とコンテナ50−2の上端が所定
距離(500mm)に近づくまでコンテナ50−3は一定
速度600mm/secで下降制御される。その後、コンテナ
50−3の重量が14.5t以下の場合には、コンテナ
50−3の下降速度は200mm/sec(段積下降速度)ま
で減速されてガイドフリッパ8のガイドによりコンテナ
50−2に着床される。コンテナ50−3の重量が1
4.5tより大きい場合には、コンテナ50−3の下降
速度はその重量に応じて200mm/sec以下に減速されて
ガイドフリッパ8のガイドによりコンテナ50−2に着
床される。(ステップS15)(図9(b)参照)。つま
り、この場合は段積下降速度が減速制御される。
【0049】このようにしてコンテナ50−3がコンテ
ナ50−2に着床された後、フリッパロックピン9aを
コンテナ下隅金具50bから外し(ステップS16)、
スプレッダ1の下開口5b高さに上昇させて(ステップ
S17)(図9(c)参照)、下開口5bに挿入結合し
(ステップS18)、ツイストロックピン6をコンテナ
上隅金具50aから開放して(ステップS19)、スプ
レッダ1だけを巻上げ(ステップS20)(図9(d)参
照)、次のコンテナ荷役位置へ移動させ、同様のコンテ
ナ荷役を繰返すことができる(ステップS21)。な
お、段積されたコンテナ50−3の高さ情報(コンテナ
50−3自体の高さ)と番地情報はスプレッダ上下移動
制御部38によって記憶手段37に蓄積され、次回以降
のコンテナの段積に用いられる。
【0050】他方、多段積を行わない場合には(ステッ
プS4)、フリッパビーム7を下降させずにコンテナ5
0−3を吊り上げ搬送し、地上やトレーラーのシャーシ
上などにコンテナ50−3を下ろす作業を繰返すことが
できる(ステップS22〜24)。このときは、コンテ
ナ50−3は一定速度で下降されて地上やトレーラーの
シャーシ上などに下ろされる。
【0051】以上のように、多段積を行う際にスプレッ
ダ上下移動制御部38がコンテナ50−3の下降速度を
制御し、コンテナ50−3重量が所定値より大きい場合
にはコンテナ50−3下端とコンテナ50−2上端との
間が所定距離に近づいたところで減速して段積されるの
で、コンテナ50−2の位置をずらすことなく、コンテ
ナ50−3を迅速に段積することができる。また、コン
テナ50−3が軽量である場合には減速されないので、
従来と同様の所要時間で段積を行うことができる。
【0052】なお、他の実施形態として、以下の構成と
してもよい。上記実施形態において、記憶手段37には
コンテナ保管ヤードAにおける各コンテナ50の高さ情
報と番地情報とが蓄積されるが、これらに加えて荷重検
出器39によって検出されたコンテナ50の重量情報を
も蓄積することとする。
【0053】この重量情報を用いて、段積先のコンテナ
50−2(図11参照)の重量に応じてスプレッダ上下
移動制御部38がコンテナ50−3の下降速度を制御す
る。つまり、コンテナ50−2が十分に重ければコンテ
ナ50−3が重くともコンテナ50−2の位置がずれる
ことはない。具体的には、コンテナ50−3下端とコン
テナ50−2の上端が所定距離(500mm)に近づくま
でコンテナ50−3は一定速度600mm/secで下降制御
される。その後、コンテナ50−2の重量が7.4t以
上の場合には、コンテナ50−3の下降速度は200mm
/sec(段積下降速度)まで減速されてガイドフリッパ8
のガイドによりコンテナ50−2に着床される。コンテ
ナ50−2の重量が7.4tより小さい場合には、コン
テナ50−3の下降速度はその重量に応じて200mm/s
ec以下に減速されてガイドフリッパ8のガイドによりコ
ンテナ50−2に着床される。つまり、この場合は段積
下降速度が減速制御される。
【0054】さらにまた、以下の実施形態としてもよ
い。上記記憶手段37に記憶された各コンテナ50の重
量情報を用いて、段積しようとしているコンテナ50−
3の重量と、段積先のコンテナ50−2、50−1(図
11参照)の重量との関係をスプレッダ上下移動制御部
38が判定し、その判定結果に基づき、コンテナ50−
3の下降速度を制御する。つまり、上記の実施形態にお
いては段積しようとしているコンテナ50−3の重量が
所定以上であれば、コンテナ50−2の重量に関係なく
コンテナ50−3の下降速度が減速される。しかし、コ
ンテナ50−3の重量が大きくとも、コンテナ50−2
の重量がコンテナ50−3に比べて軽すぎなければコン
テナ50−3を減速しなくともコンテナ50−2の位置
がずれてしまうことはない。本実施形態においては、コ
ンテナ50−3の下降を減速する必要があるか否かをス
プレッダ上下移動制御部38が判定し、コンテナ50−
3の下降速度を制御する。
【0055】具体的には、コンテナ50−3下端とコン
テナ50−2の上端が所定距離(500mm)に近づくま
でコンテナ50−3は一定速度600mm/secで下降制御
される。その後、コンテナ50−3重量と吊具重量(1
6t)の和が、コンテナ50−2の重量より7.6倍よ
り小さければ、コンテナ50−3の下降速度は200mm
/sec(段積下降速度)まで減速されてガイドフリッパ8
のガイドによりコンテナ50−2に着床される。なお、
ここでいう吊具とは、図4に示された巻上索4により吊
り下げられた部分(スプレッダ本体部2と、スプレッダ
伸縮部3)をいう。コンテナ50−3重量と吊具重量
(16t)の和が、コンテナ50−2の重量より7.6
倍以上であれば、コンテナ50−3の下降速度はその重
量に応じて200mm/sec以下に減速されてガイドフリッ
パ8のガイドによりコンテナ50−2に着床される。つ
まり、この場合は段積下降速度が減速制御される。この
ようにすれば、例えばコンテナ50−2が40t、コン
テナ50−3が40tである場合、前期の実施形態では
コンテナ50−3の下降速度が減速されるが、本実施形
態においてはコンテナ50−3を減速せずに段積が行わ
れるので、段積作業をより迅速に行うことができる。
【0056】なお、上記各実施形態において、コンテナ
50−3下端とコンテナ50−2上端との距離をスプレ
ッダ上下移動制御部38が算出するとしたが、当該構成
においては各コンテナ50の高さと番地情報とを蓄積し
ておく必要がある。上記構成に替えて、フリッパビーム
7下端にコンテナ50−2の上端を検出する検出装置を
設けておきスプレッダ上下移動制御部38に出力するよ
うにすれば、スプレッダ上下移動制御部38は前述した
各コンテナ50の高さと番地情報または重量情報の蓄積
無しに、コンテナ50−3下端とコンテナ50−2上端
との距離を検出することができる。
【0057】また、オペレータが目測でコンテナ50−
3下端とコンテナ50−2上端との距離を測定し、所定
の距離に近づいた際にスプレッダ上下移動制御部38に
所定の指令を送り、その指令を受信したスプレッダ上下
移動制御部38が、コンテナ50−3の下降速度を自動
減速するようにしてもよい。
【0058】さらに、オペレータが目測でコンテナ50
−3下端とコンテナ50−2上端との距離を測定し、所
定の距離に近づいた後にオペレータがコンテナ50−3
の下降速度を手動で減速することとしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコン
テナ多段積用スプレッダおよびコンテナ多段積用スプレ
ッダの制御方法においては、コンテナを着床する際にコ
ンテナ下降速度を減速するので、コンテナの段積の作業
時間を低下させることなく、コンテナを正しく位置決め
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態として示したコンテナ多
段積用スプレッダ制御部のブロック図である。
【図2】 同コンテナ多段積用スプレッダの動作を示す
フローチャートである。
【図3】 コンテナ多段積用スプレッダを備えたクレー
ンの正面図である。
【図4】 本発明の一実施形態として示したコンテナ多
段積用スプレッダの斜視図である。
【図5】 図4におけるI-I線に沿った矢視図である。
【図6】 図4におけるII-II線に沿った矢視図であ
る。
【図7】 図6におけるIII-III線に沿った矢視図であ
る。
【図8】 コンテナ多段積用スプレッダによってコンテ
ナをつり上げる状態を時系列的に示す図である。
【図9】 コンテナ多段積用スプレッダによってコンテ
ナを段積する状態を時系列的に示す図である。
【図10】 コンテナ多段積用スプレッダによってコン
テナを着床させる際にコンテナの位置が補正される様子
を示す図である。
【図11】 コンテナ多段積用スプレッダによってコン
テナを段積する状態を示す図である。
【図12】 コンテナを着床させる際に段積先のコンテ
ナの位置がずれる様子を示す図である。
【符号の説明】
1 コンテナ多段積用スプレッダ 8 ガイドフリッパ 8A 格納位置 8B 使用位置 8C 下端位置 37 記憶手段 38 スプレッダ上下移動制御部(コンテナ減速制御手
段) 39 荷重検出器(荷重検出手段) 50 コンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B66C 13/23 B66C 13/23 B C (72)発明者 小林 雅人 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 平5−246680(JP,A) 特開 平7−315763(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/10,1/22,1/23

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドフリッパを備えたコンテナ多段積
    用スプレッダにより段積するコンテナを把持し、該コン
    テナ多段積用スプレッダによって前記段積するコンテナ
    を他のコンテナ上に段積させる際に、前記段積するコン
    テナが前記他のコンテナ上に着床する直前の段積下降速
    度を、前記段積するコンテナまたは前記他のコンテナの
    少なくともいずれか一方の重量に基づいて減速すること
    を特徴とするコンテナ多段積用スプレッダの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンテナ多段積用スプレ
    ッダの制御方法において、 前記段積するコンテナの重量に基づいて該段積するコン
    テナの段積下降速度を減速することを特徴とするコンテ
    ナ多段積用スプレッダの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコンテナ多段積用スプレ
    ッダの制御方法において、 前記段積するコンテナが14.5tより重い場合に段積
    下降速度を減速することを特徴とするコンテナ多段積用
    スプレッダの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコンテナ多段積用スプレ
    ッダの制御方法において、 前記他のコンテナの重量に基づいて前記段積するコンテ
    ナの段積下降速度を減速することを特徴とするコンテナ
    多段積用スプレッダの制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンテナ多段積用スプレ
    ッダの制御方法において、 前記他のコンテナが7.4tより軽い場合に前記段積す
    るコンテナの段積下降速度を減速することを特徴とする
    コンテナ多段積用スプレッダの制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のコンテナ多段積用スプレ
    ッダの制御方法において、 前記段積するコンテナの重量と他のコンテナの重量との
    差に基づいて前記段積するコンテナの段積下降速度を減
    速することを特徴とするコンテナ多段積用スプレッダの
    制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のコンテナ多段積用スプレ
    ッダの制御方法において、 前記段積するコンテナと該コンテナを把持する吊具との
    重量の和が、他のコンテナより7.6倍以上重い場合に
    前記段積するコンテナの段積下降速度を減速することを
    特徴とするコンテナ多段積用スプレッダの制御方法。
  8. 【請求項8】 ガイドフリッパを備え把持した段積する
    コンテナを他のコンテナ上に段積するコンテナ多段積用
    スプレッダにおいて、 スプレッダを昇降させるスプレッダ昇降モータと、 前記段積するコンテナを他のコンテナ上に着床させる直
    前の段積下降速度を、前記段積するコンテナまたは前記
    他のコンテナの少なくともいずれか一方の重量に基づい
    減速するよう前記スプレッダ昇降モータを制御するコ
    ンテナ減速制御手段とを備えていることを特徴とするコ
    ンテナ多段積用スプレッダ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のコンテナ多段積用スプレ
    ッダにおいて、 前記コンテナ減速制御手段は、前記段積するコンテナの
    重量に基づいて前記段積するコンテナの段積下降速度を
    減速することを特徴とするコンテナ多段積用スプレッ
    ダ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のコンテナ多段積用ス
    プレッダにおいて、 前記コンテナ減速制御手段は、把持したコンテナの重量
    を検出する荷重検出手段により検出されたコンテナの重
    量に基づいて前記段積するコンテナの段積下降速度を減
    速することを特徴とするコンテナ多段積用スプレッダ。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載のコンテナ多
    段積用スプレッダにおいて、 前記コンテナ減速制御手段は、前記段積するコンテナが
    14.5tより重い場合に前記段積するコンテナの段積
    下降速度を減速することを特徴とするコンテナ多段積用
    スプレッダ。
  12. 【請求項12】 請求項8記載のコンテナ多段積用スプ
    レッダにおいて、 前記コンテナ減速制御手段は、前記他のコンテナの重量
    に基づいて前記段積するコンテナの段積下降速度を減速
    することを特徴とするコンテナ多段積用スプレッダ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のコンテナ多段積用
    スプレッダにおいて、 段積されているコンテナの重量と該コンテナの段積先の
    番地とを記憶する記憶手段とを備え、 前記コンテナ減速制御手段は、該記憶手段に記憶されて
    いる前記他のコンテナの重量に基づいて前記段積するコ
    ンテナの段積下降速度を減速することを特徴とするコン
    テナ多段積用スプレッダ。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載のコンテ
    ナ多段積用スプレッダにおいて、 前記コンテナ減速制御手段は、前記他のコンテナが7.
    4tより軽い場合に前記段積するコンテナの段積下降速
    度を減速することを特徴とするコンテナ多段積用スプレ
    ッダ。
  15. 【請求項15】 請求項8記載のコンテナ多段積用スプ
    レッダにおいて、 前記コンテナ減速制御手段は、前記段積するコンテナの
    重量と他のコンテナの重量との差に基づいて前記段積す
    るコンテナの段積下降速度を減速することを特徴とする
    コンテナ多段積用スプレッダ。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のコンテナ多段積用
    スプレッダにおいて、 段積されているコンテナの重量と該コンテナの段積先の
    番地とを記憶する記憶手段を備え、 前記コンテナ減速制御手段は、把持したコンテナの重量
    を検出する荷重検出手段により検出された段積するコン
    テナの重量と前記記憶手段に記憶されている前記他のコ
    ンテナの重量とに基づいて前記段積するコンテナの段積
    下降速度を減速することを特徴とするコンテナ多段積用
    スプレッダ。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載のコンテ
    ナ多段積用スプレッダにおいて、 前記コンテナ減速制御手段は、前記段積するコンテナと
    該コンテナを把持する吊具との重量の和が、他のコンテ
    ナより7.6倍以上重い場合に前記段積するコンテナの
    段積下降速度を減速することを特徴とするコンテナ多段
    積用スプレッダ。
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