JP3881873B2 - クレーン制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、港湾荷役設備のトランスファクレーンなどとして使用されるクレーンの作動を制御するクレーン制御装置及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来のトランスファクレーンの概略を示す。従来のトランスファクレーンにおいて、図5に示すように、門型をなす本体架台101は複数の走行用車輪102により路面Gに沿って走行可能となっている。この本体架台101の上部にはトロリ103が横行方向に移動可能であり、このトロリ103には駆動回転可能の図示しない巻取ドラムが搭載され、この巻取ドラムから巻き出された複数の荷吊り用のワイヤロープ104の下端部に吊具105が取付けられている。従って、操作者は、吊具105でコンテナCを保持した状態にて、トロリ103が本体架台101上を移動操作を行うことで、コンテナCを横行することができ、また、トロリ103の所定の停止位置で巻取ドラムを駆動回転してワイヤロープ 104 を巻き取り操作あるいは繰り出し操作を行うことで、コンテナCを昇降することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のトランスファクレーンでは、本体架台101の下方の路面G上にコンテナCの積み山が横行方向に沿って並んでおり、端部が搬送台車106の走行ラインとなっている。本体架台101が所定の位置に停止した状態で、一端部のコンテナCを搬送台車106まで搬送する場合、操作者はコンテナCの上方に位置するトロリ103から吊具105を下降してコンテナCを保持し、上昇操作、横行操作、下降操作を行うことで、保持したコンテナCを搬送台車106上まで搬送する。
【0004】
この場合、操作者は手動操作により吊具105が保持したコンテナCの上昇操作、横行操作、下降操作を行ってコンテナCを搬送台車106まで搬送しており、路面G上に山積みされているコンテナCに衝突しないように吊具105(コンテナC)を移動させる必要がある。ところが、操作者は、トロリ103の下部に設けられた運転席から下方の吊具105やコンテナCなどを視認しながら移動操作を行うこととなるが、この運転席からはトロリ103から吊り下げられた吊具105やコンテナCが邪魔となって山積みされたコンテナCが視認しにくく、衝突を回避することが困難となって操作性が良くないという問題がある。
【0005】
そこで、吊具105が最上位置まで上昇しないと横行することができないインターロックを設けることが提案されている。ところが、このインターロックを用いると、路面G上に山積みされているコンテナCの高さに拘らず、吊具105(コンテナC)は最上位置まで上昇してから横行を開始し、所定の横行位置で停止してから下降し、保持したコンテナCを搬送台車106に下ろすこととなり、搬送時間が長くなって荷役効率が大きく低下してしまうという問題がある。
【0006】
なお、特開平7−117981号公報に、クレーンのガーダにコンテナの最上部までの距離を検出する距離検出センサを設け、全てのコンテナの積み山高さを知って、効率よい荷役を行うようにした技術が開示されている。ところが、この公報に開示された技術は、全てのコンテナの積み山高さを把握するだけであり、操作者は吊り下げられたコンテナCと山積みされたコンテナCの衝突回避を自分の手動操作で行わなければならず、操作者に対する負担が大きく、確実にコンテナCの衝突を回避することができない。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するものであり、搬送中のコンテナと山積みされたコンテナとの衝突を確実に回避してコンテナの破損を防止したクレーン制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明のクレーン制御装置は、
門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定する横行制限領域設定手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域設定手段が設定した横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速する制御手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2の発明のクレーン制御装置は、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定する下降制限領域設定手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域設定手段が設定した下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速する制御手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項3の発明のクレーン制御装置は、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定する上昇制限領域設定手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域設定手段が設定した上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速する制御手段とを具えたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明のクレーン制御装置は、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定する横行制限領域設定手段と、前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して前記横行用クリア高さより小さな予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して前記横行用クリア距離よりも小さな予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定する下降制限領域設定手段と、前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定する上昇制限領域設定手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域設定手段が設定した横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速し、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域設定手段が設定した下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速し、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域設定手段が設定した上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速する制御手段とを具えたことを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項の発明のクレーン制御装置では、前記コンテナの位置が前記制限領域にあるときにランプを点灯する領域進入表示手段を設けたことを特徴としている。
【0012】
また、請求項の発明のクレーン制御装置では、前記積み山高さ検出手段による前記コンテナの積み山高さの正常検出を表示する正常検出表示手段を設けたことを特徴としている。
【0013】
また、請求項の発明のクレーン制御方法は、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、を具えたクレーン装置において、
前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する一方、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出し、前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定し、前記積み山領域に対して、高さ方向に関して前記横行用クリア高さより小さな予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して前記横行用クリア距離よりも小さな予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定し、前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速することを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項の発明のクレーン制御方法では、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記移動制限領域に進入すると、操作者に該移動制限領域への進入を知らせるランプを点灯することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
図1に本発明の一実施形態に係るクレーン制御装置を表すブロック構成、図2に本実施形態のクレーン制御装置の概略構成、図3に本実施形態のクレーン制御装置における制限領域の設定方法を表す説明、図4に本実施形態のクレーン制御装置の作動説明を示す。
【0017】
まず、本実施形態のクレーン装置の構造について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態のクレーン装置はトランスファクレーンであって、本体架台11は門型をなし、両側下部にはそれぞれ図示しない走行用モータによって回転駆動する複数の走行用車輪12が装着されている。この本体架台11のガータ部13にはトロリ14がその長手方向(横行方向)に沿って移動自在に支持され、横行モータ(吊具横行手段)15によって移動可能となっている。このトロリ14には回転ドラム16が搭載され、この回転ドラム16は巻取モータ(吊具昇降手段)18により駆動回転可能となっている。
【0018】
一方、吊具としてのスプレッダ19はコンテナCを保持可能であって、上部に左右一対のロープ滑車20,21が装着されている。そして、回転ドラム16から繰出された左右のワイヤロープ22,23がシーブ24,25を介してこのロープ滑車20,21に掛け回され、その後にトロリ14に連結されている。そして、本体架台11にはトロリ14の下方に運転室26が設けられている。
【0019】
従って、巻取モータ18により回転ドラム16を正回転し、ワイヤロープ22,23を巻き取ることで、スプレッダ19に保持されたコンテナCを上昇することができ、巻取モータ18により回転ドラム16を逆回転し、ワイヤロープ22,23を繰り出すことで、スプレッダ19に保持されたコンテナCを下降することができる。また、横行モータ15を回転し、トロリ14をガータ部13に沿って移動することで、スプレッダ19に保持されたコンテナCを横行することができる。
【0020】
次に、本実施形態のクレーン制御装置によるスプレッダ19(コンテナC)の横行制御及び昇降制御について説明する。図1に示すように、制御装置31にはドライバ32を介して巻取モータ18が接続されると共に、ドライバ33を介して横行モータ15が接続されている。この巻取モータ18及び横行モータ15にはそれぞれ速度検出器34,35が装着されており、各検出結果が制御装置31に入力する。従って、制御装置31からの速度指令が各ドライバ32,33に入力すると、ドライバ32,33は各速度指令に基づいて巻取モータ18及び横行モータ15を駆動する一方、この巻取モータ18及び横行モータ15の回転速度は速度検出器34,35から制御装置31に入力され、ここでフィードバック制御が行われる。
【0021】
また、回転ドラム16には巻取位置検出センサ(荷役位置検出手段)36が装着され、ワイヤロープ22,23の巻取位置が制御装置31に入力され、制御装置31はこの巻取位置に基づいてスプレッダ19(コンテナC)の昇降位置を算出することができる。一方、トロリ14には横行位置検出センサ(荷役位置検出手段)37が装着され、トロリ14の横行位置が制御装置31に入力される。
【0022】
更に、本体架台11の下方の路面G上にはコンテナCの積み山が横行方向に沿って6山並んでおり、その端部が搬送台車38(図4参照)の走行ラインとなっている。本体架台11のガータ部13には、コンテナCの各積み山及び搬送台車38(走行ライン)に対応してレーザー距離計や超音波距離計などを用いた積み山検出センサ(積み山高さ検出手段)39a〜39gが装着され、検出結果が制御装置31に入力され、制御装置31はこの検出結果に基づいてコンテナCの各積み山高さを算出することができる。
【0023】
そして、制御装置31には運転室26内に設けられた操作盤40及び表示盤41が接続されている。操作盤40にはメインスイッチ42と移動制限制御スイッチ43が設けられると共に、スプレッダ19の横行操作及び昇降操作を行うためのマスターコントロールレバー44,45が設けられている。一方、表示盤41にはメインスイッチ42の入力による点灯するメインランプ46が設けられると共に、スプレッダ19に保持されたコンテナCが後述する移動制限領域(横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域)へ進入したことを知らせる制限領域進入ランプ(領域進入表示手段)47,48,49が設けられている。なお、この制限領域進入ランプ47,48,49はスプレッダ19にも設けられており、操作者が視点を変えることなく制限領域への進入を確認できる。この場合、制限領域進入ランプ47,48,49に加えて制限領域進入ブザーを設けてもよい。
【0024】
また、この表示盤41には、積み山検出センサ39a〜39gが正常に作動しているときに点灯する正常検出ランプ(正常検出表示手段)50と、この積み山検出センサ39a〜39gの検出結果に基づいて算出されたコンテナCの各積み山高さを表示する積み山高さ表示ランプ51とが設けられている。なお、正常検出ランプ50は、積み山検出センサ39a〜39gが照射したレーザーが反射して戻らずに光量不足であるとき、積み山検出センサ39a〜39gが故障して出力が0になったときなどに消灯して知らせるものであり、積み山検出センサ39a〜39gによる検出ができずに正常検出ランプ50が消灯したときに、積み山検出センサ39a〜39gはコンテナCの積み山高さを最大値として出力する。更に、この積み山検出センサ39a〜39gはレーザー照射方向にスプレッダ19が位置したときには、コンテナCの積み山高さを検出することができないため、制御装置31は巻取位置検出センサ36及び横行位置検出センサ37によって検出されたトロリ14の位置情報にこのときの検出をやめている。
【0025】
ここで、移動制限領域(横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域)の設定方法について図3及び図4に基づいて説明する。図3及び図4に示すように、各積み山検出センサ39a〜39gが積み山のコンテナC上面までの距離を検出すると、制御装置31は予め入力された積み山検出センサ39a〜39gの取付高さから検出距離を減算して積み山の高さを演算する。また、制御装置31は予め入力されたコンテナCの幅及び間隔(積み山検出センサ39a〜39gの取付間隔)に基づいて積み山の幅を演算することで、コンテナCの積み山領域を設定することができる。
【0026】
そして、このコンテナCの積み山領域に基づいて移動制限領域としての横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域を設定する。即ち、図3に詳細に示すように、横行制限領域は、コンテナCの積み山領域に対してクリア高さHT を加算して制限領域高さを設定すると共に、クリア距離LT を加算して制限領域長さを設定する。このクリア高さHT は、積み山検出センサ39a〜39gによる検出誤差と、スプレッダ19(コンテナC)の横行・昇降制御誤差と、コンテナCのロックピンの高さ等を加味して設定される。また、クリア距離LT は、前述した横行・昇降制御誤差と、一つのコンテナCの幅と、吊りコンテナCの振れ量と、積み位置変化量等を加味して設定される。なお、本体架台11の内側に設けられる搬送台車38の走行ラインはトロリ14の横行方向のいずれか一方に設けられるものであり、この走行ラインの設置位置によりコンテナCの積み位置がずれるため、この積み位置変化量を考慮している。
【0027】
また、下降制限領域は、コンテナCの積み山領域に対してクリア高さHL を加算して制限領域高さを設定すると共に、クリア距離LL を加算して制限領域長さを設定する。このクリア高さHL は、検出誤差と横行・昇降制御誤差等を加味して設定され、クリア高さHT よりも小さく設定される。また、クリア距離LL は、横行・昇降制御誤差と吊りコンテナCの振れ量と積み位置変化量等を加味して設定され、クリア距離LT よりも小さく設定される。
【0028】
一方、上昇制限領域は、図4に詳細に示すように、コンテナCの積み山領域に対してクリア高さHH を加算して制限領域高さを設定する。このクリア高さHH は、積み山検出センサ39a〜39gによる検出誤差と、スプレッダ19(コンテナC)の横行・昇降制御誤差と、コンテナCのロックピンの高さと、一つのコンテナCの高さと、余裕代等を加味して設定される。
【0029】
そして、コンテナCの横行方向に対して、コンテナCの中心位置が横行制限領域に進入したときに、制御装置31は操作者のマスターコントロールレバー44による速度指令に拘らずドライバ33に減速指令を出力する。また、コンテナCの下降方向に対して、コンテナCの下面の中央位置が下降制限領域に進入したときに、制御装置31は操作者のマスターコントロールレバー45による速度指令に拘らずドライバ32に減速指令を出力する。更に、コンテナCの上昇方向に対して、コンテナCの上面が上昇制限領域に進入したときに、制御装置31は操作者のマスターコントロールレバー45による速度指令に拘らずドライバ32に減速指令を出力する。
【0030】
以下、本実施形態のクレーン制御装置によるコンテナCの横行制御及び昇降制御について具体的に説明する。図1及び図4に示すように、本体架台11が所定の位置で停止すると、各積み山検出センサ39a〜39gは積み山のコンテナC上面までの距離を検出し、制御装置31はこの検出距離に基づいてコンテナCの積み山領域を設定し、続いて横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域を設定する。なお、積み山検出センサ39fはスプレッダ19が停止しているためにコンテナCにレーザーを照射することができず、コンテナCの積み山高さを検出することができない。そのため、スプレッダ19がこの位置から横行してから、積み山検出センサ39fによる検出を行う。
【0031】
このようにコンテナCの横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域が設定されると、操作者はコンテナCの搬送作業を行う。例えば、横行方向端部に載置されたコンテナC1 を搬送台車38上まで搬送する場合、操作者はマスターコントロールレバー44,45を操作し、まず、空のスプレッダ19を横行及び下降してコンテナC1 を保持し、次に、スプレッダ19が保持したコンテナC1 を上昇させながら横行、つまり、図4にて右斜めに上昇させる。
【0032】
このコンテナC1 の上昇横行時に、コンテナC1 の中心が横行制限領域内にあるときは、横行制限領域進入ランプ47が点灯して制御装置31はコンテナC1 の横行速度を10%に減速することで、隣接するコンテナCとの衝突を回避することができる。一方、操作者は横行制限領域進入ランプ47の点灯により横行制限領域への進入を認識し、マスターコントロールレバー44,45によるコンテナC1 の横行操作をやめる。また、このコンテナC1 がある程度上昇して上面が上昇制限領域に進入すると、上昇制限領域進入ランプ49が点灯して制御装置31はコンテナC1 の上昇速度を10%に減速する。操作者は上昇制限領域進入ランプ49の点灯により上昇制限領域への進入を認識し、マスターコントロールレバー44,45によるコンテナC1 の上昇操作をやめることで、このコンテナC1 の無駄な移動を防止することができる。
【0033】
そして、コンテナC1 が搬送台車38の上方までくると、操作者はマスターコントロールレバー44,45を操作し、コンテナC1 を下降させる。このコンテナC1 の下降時に、コンテナC1 の下面が下降制限領域に進入すると、下降制限領域進入ランプ48が点灯して制御装置31はコンテナC1 の下降速度を20%に減速する。操作者は下降制限領域進入ランプ48の点灯によりコンテナC1 が搬送台車38に接近したことを認識し、マスターコントロールレバー44,45を的確に操作することで、搬送台車38上にコンテナC1 を適正に載置することができる。
【0034】
また、コンテナC1 をコンテナC2 上まで搬送する場合、前述と同様に、操作者はマスターコントロールレバー44,45を操作することで、スプレッダ19によりコンテナC1 を保持し、コンテナC2 の上方まで搬送し、コンテナC1 を下降させる。このコンテナC1 の下降時に、コンテナC1 が所定の位置(コンテナC2 )から横行方向一方にずれていた場合、コンテナC1 の下面の中央位置が下降制限領域に進入して下降制限領域進入ランプ48が点灯し、制御装置31はコンテナC1 の下降速度を10%に減速する。ここで、操作者はマスターコントロールレバー44,45を操作してコンテナC1 を微小横行させて位置修正を行うと、下降制限領域進入ランプ48が消灯するため、コンテナC1 の下降制限領域からの脱出を確認する。
【0035】
そして、コンテナC1 を更に下降させると、再び下降制限領域進入ランプ48が点灯するため、操作者はコンテナC1 がコンテナC2 に接近したことを認識し、マスターコントロールレバー44,45を的確に操作することで、コンテナC2 上にコンテナC1 を適正に載置することができる。
【0036】
このように本実施形態のクレーン制御装置にあっては、本体架台11のガータ部13にコンテナCの積み山に対応して積み山検出センサ39a〜39gを設け、この積み山検出センサ39a〜39gの検出結果に基づいて積み山領域を設定すると共に、コンテナCの横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域を設定し、スプレッダ19が保持したコンテナCの搬送中に、コンテナCが横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域に進入すると、コンテナCの搬送速度を減速している。
【0037】
従って、搬送中の吊りコンテナCが積み山のコンテナCに高速度で衝突するのを防止することで、コンテナCの破損を防止して安全性を向上することができ、また、吊りコンテナCの横行と昇降を同時に行うことができると共に、不要な領域へのコンテナCの移動を防止してコンテナCを最短ルートを短時間で搬送することができ、コンテナCの搬送効率を向上することができる。
【0038】
この場合、横行制限領域に対して下降制限領域を小さく設定している。横行制限領域は、吊りコンテナCが横行しているときに、下方に位置する積み山のコンテナCに衝突するのを防止するためのものであり、操作者の安心感を確保するために十分な領域の大きさを確保している。一方、下降制限領域は、吊りコンテナCが下降して所定の位置に載置するまでに、周辺に隣接する積み山のコンテナCに衝突するのを防止するためのものであり、操作者の操作性を向上するために最低限の領域の大きさを確保している。つまり、下降制限領域を大きく設定すると、吊りコンテナCが下降するときに、所定の位置から随分と離れた位置から減速することとなり、コンテナCを載置するまでに長時間を要してしまい、コンテナCの搬送効率を低下させてしまう。そのため、吊りコンテナCの下降時には、載置位置の直前で減速させることでコンテナCの搬送の高効率化を図っている。
【0039】
また、吊りコンテナCが横行制限領域、下降制限領域、上昇制限領域へ進入したことを知らせる制限領域進入ランプ47,48,49を設けており、吊りコンテナCの位置を操作者に確実に知らせて次の操作を促すことができ、コンテナCの搬送効率を向上することができる。この場合、制限領域進入ランプ47,48,49をスプレッダ19に設けることで、操作者は視点を変えることなく制限領域への進入を確認することができ、安全性を向上することができる。
【0040】
更に、積み山検出センサ39a〜39gの正常検出ランプ50を設けたことで、操作者はこの積み山検出センサ39a〜39gによるコンテナCの積み山高さの検出状態を認識することができる。そして、この正常検出ランプ50が消灯したときに、積み山検出センサ39a〜39gによる高さ検出が不能としてコンテナCの積み山高さを最大値として出力する。そのため、操作者はコンテナCの積み山高さが最大であるとしてマスターコントロールレバー44,45を操作し、コンテナCの搬送経路を選択することで、吊りコンテナCと積み山のコンテナCとの衝突を確実に防止することができる。
【0041】
なお、上述の実施形態では、本発明のクレーン制御装置及び制御方法をトランスファクレーンに適用して説明したが、クレーンの形式はこれに限定されるものではない。また、本体架台11のガータ部13にトロリ14を横行自在とし、このワイヤロープ22,23を引き出してスプレッダ19を吊下げ支持したが、本体架台11に支持部を固定し、この支持部から本体架台11の両端部に装着したシーブを介してワイヤロープ22,23を引き出してスプレッダ19を吊下げ支持し、ワイヤロープ22,23の巻き取り及び繰出し方向に応じてスプレッダ19の横行及び昇降を行うようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項1の発明のクレーン制御装置によれば、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定する横行制限領域設定手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域設定手段が設定した横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速する制御手段を設けたので、搬送中の吊りコンテナが積み山に高速度で衝突するのを防止することで、コンテナの破損を防止して安全性を向上することができ、また、吊りコンテナの横行と昇降を同時に行うことでコンテナを短時間で搬送することができ、コンテナの搬送効率を向上することができる。
【0043】
請求項2の発明のクレーン制御装置によれば、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定する下降制限領域設定手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域設定手段が設定した下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速する制御手段を設けたので、搬送中の吊りコンテナが積み山に高速度で衝突するのを防止することで、コンテナの破損を防止して安全性を向上することができ、また、吊りコンテナの横行と昇降を同時に行うことでコンテナを短時間で搬送することができ、コンテナの搬送効率を向上することができる。
【0044】
請求項3の発明のクレーン制御装置によれば、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定する上昇制限領域設定手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域設定手段が設定した上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速する制御手段を設けたので、搬送中の吊りコンテナが積み山に高速度で衝突するのを防止することで、コンテナの破損を防止して安全性を向上することができ、また、吊りコンテナの横行と昇降を同時に行うと共に、不要な領域への吊りコンテナの移動を防止してコンテナを最短ルートにて短時間で搬送することができ、コンテナの搬送効率を向上することができる。
【0045】
請求項の発明のクレーン制御装置によれば、吊りコンテナの位置が制限領域にあるときにランプを点灯する領域進入表示手段を設けたので、吊りコンテナの位置を操作者に確実に知らせて次の操作を促すことができ、コンテナの搬送効率を向上することができると共に、安全性を向上することができる。
【0046】
請求項の発明のクレーン制御装置によれば、積み山高さ検出手段によるコンテナの高さの正常検出を表示する正常検出表示手段を設けたので、操作者は積み山高さ検出手段によるコンテナの積み山高さの正常及び異常を認識することができ、吊りコンテナと積み山との衝突を防止する操作が可能となり、安全性を向上することができる。
【0047】
請求項の発明のクレーン制御方法によれば、門型をなす本体架台と、コンテナを着脱自在な吊具と、前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、を具えたクレーン装置において、
前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する一方、前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出し、前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定し、前記積み山領域に対して、高さ方向に関して前記横行用クリア高さより小さな予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して前記横行用クリア距離よりも小さな予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定し、前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速するようにしたので、搬送中の吊りコンテナが積み山に高速度で衝突するのを防止することで、コンテナの破損を防止して安全性を向上することができ、また、吊りコンテナの横行と昇降を同時に行うと共に、不要な領域への吊りコンテナの移動を防止してコンテナを最短ルートにて短時間で搬送することができ、コンテナの搬送効率を向上することができる。
【0048】
請求項の発明のクレーン制御方法によれば、吊り具に保持されたコンテナの位置が移動制限領域に進入すると、操作者に移動制限領域への進入を知らせるランプを点灯するようにしたので、吊りコンテナの位置を操作者に確実に知らせて次の操作を促すことができ、コンテナの搬送効率を向上することができると共に、安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るクレーン制御装置を表すブロック構成図である。
【図2】本実施形態のクレーン制御装置の概略構成図である。
【図3】本実施形態のクレーン制御装置における制限領域の設定方法を表す説明図である。
【図4】本実施形態のクレーン制御装置の作動説明図である。
【図5】従来のトランスファクレーンの概略図である。
【符号の説明】
11 本体架台
14 トロリ
15 横行モータ(吊具横行手段)
18 巻取モータ(吊具昇降手段)
19 スプレッダ(吊具)
22,23 ワイヤロープ
31 制御装置
34,35 速度検出器
36 巻取位置検出センサ(荷役位置検出手段)
37 横行位置検出センサ(荷役位置検出手段)
38 搬送台車
39a〜39g 積み山検出センサ(積み山高さ検出手段)
40 操作盤
41 表示盤
43 移動制限制御スイッチ
47,48,49 制限領域進入ランプ(領域進入表示手段)
50 正常検出ランプ(正常検出表示手段)
C コンテナ

Claims (8)

  1. 門型をなす本体架台と、
    コンテナを着脱自在な吊具と、
    前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、
    前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、
    前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、
    前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、
    該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定する横行制限領域設定手段と、
    前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と
    前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域設定手段が設定した横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速する制御手段と
    を具えたことを特徴とするクレーン制御装置。
  2. 門型をなす本体架台と、
    コンテナを着脱自在な吊具と、
    前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、
    前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、
    前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、
    前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、
    該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定する下降制限領域設定手段と、
    前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と
    前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域設定手段が設定した下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速する制御手段と
    を具えたことを特徴とするクレーン制御装置。
  3. 門型をなす本体架台と、
    コンテナを着脱自在な吊具と、
    前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、
    前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、
    前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、
    前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、
    該積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定する上昇制限領域設定手段と、
    前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と
    前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域設定手段が設定した上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速する制御手段と
    を具えたことを特徴とするクレーン制御装置。
  4. 門型をなす本体架台と、
    コンテナを着脱自在な吊具と、
    前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、
    前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と、
    前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する荷役位置検出手段と、
    前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出する積み山領域検出手段と、
    前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定する横行制限領域設定手段と、
    前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して前記横行用クリア高さより小さな予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して前記横行用クリア距離よりも小さな予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定する下降制限領域設定手段と、
    前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定する上昇制限領域設定手段と、
    前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、
    前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域設定手段が設定した横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速し、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域設定手段が設定した下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速し、前記荷役位置検出手段が検出した前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域設定手段が設定した上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速する制御手段と
    を具えたことを特徴とするクレーン制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかにおいて、前記コンテナの位置が前記制限領域にあるときにランプを点灯する領域進入表示手段を設けたことを特徴とするクレーン制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項のいずれかにおいて、前記積み山高さ検出手段による前記コンテナの積み山高さの正常検出を表示する正常検出表示手段を設けたことを特徴とするクレーン制御装置。
  7. 門型をなす本体架台と、
    コンテナを着脱自在な吊具と、
    前記本体架台に対して前記吊具を横行させる吊具横行手段と、
    前記本体架台に対して前記吊具を昇降させる吊具昇降手段と
    前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を指令する横行速度指令、及び、前記吊具昇降手段により前記吊具の昇降速度を指令する昇降速度指令を、操作者の手動操作により設定する吊具速度指令手段と、
    を具えたクレーン装置において、
    前記吊具に保持されたコンテナの位置を検出する一方、
    前記本体架台から、前記本体架台の下方に積み上げられた各コンテナの上面までの距離を検出することにより、前記本体架台の下方に積み上げられたコンテナの高さである積み山の高さとこの積み上げられたコンテナの幅である積み山の幅とでなる積み山領域を検出し、
    前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた横行用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた横行用クリア距離を加算してなる横行制限領域を設定し、
    前記積み山領域に対して、高さ方向に関して前記横行用クリア高さより小さな予め決めた下降用クリア高さを加算し、横行方向に関して前記横行用クリア距離よりも小さな予め決めた下降用クリア距離を加算してなる下降制限領域を設定し、
    前記積み山領域検出手段により検出した前記積み山領域に対して、高さ方向に関して予め決めた上昇用クリア高さを加算し、横行方向に関して予め決めた上昇用クリア距離を加算してなる上昇制限領域を設定し、
    前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記横行制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した横行速度指令にかかわらず、前記吊具横行手段による前記吊具の横行速度を減速し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記下降制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の下降速度を減速し、前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記上昇制限領域にあるときには、前記吊具速度指令手段により設定した昇降速度指令にかかわらず、前記吊具昇降手段による前記吊具の上昇速度を減速することを特徴とするクレーン制御方法。
  8. 請求項において、
    前記吊り具に保持されたコンテナの位置が前記移動制限領域に進入すると、操作者に該移動制限領域への進入を知らせるランプを点灯することを特徴とするクレーン制御方法。
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