JPH1179659A - クレーンの半自動運転方法 - Google Patents
クレーンの半自動運転方法Info
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- JPH1179659A JPH1179659A JP25432597A JP25432597A JPH1179659A JP H1179659 A JPH1179659 A JP H1179659A JP 25432597 A JP25432597 A JP 25432597A JP 25432597 A JP25432597 A JP 25432597A JP H1179659 A JPH1179659 A JP H1179659A
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- Japan
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- crane
- command signal
- traveling
- area
- remote command
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C13/00—Other constructional features or details
- B66C13/18—Control systems or devices
- B66C13/40—Applications of devices for transmitting control pulses; Applications of remote control devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価な設備費で、搭乗運転並のサイクルタイ
ムを達成できるクレーンの半自動運転方法を提供する。 【解決手段】 天井走行クレーンの移動を、位置ならび
に速度検出機能を有する制御装置により予め設定された
所定の走行パターンで走行装置、横行装置を介して自動
走行させ、自動走行完了信号により、該地点の遠隔指令
信号発信器にクレーン操作権を発生させ、吊荷の吊上
げ、吊下ろしをそれぞれの遠隔指令信号発信器からの遠
隔手動により実施することによって、停止精度を全自動
制御のように厳しくする必要はなく、クレーンの自動化
改造コストを低く抑制でき、かつ、搭乗運転並のサイク
ルタイムを達成できる。
ムを達成できるクレーンの半自動運転方法を提供する。 【解決手段】 天井走行クレーンの移動を、位置ならび
に速度検出機能を有する制御装置により予め設定された
所定の走行パターンで走行装置、横行装置を介して自動
走行させ、自動走行完了信号により、該地点の遠隔指令
信号発信器にクレーン操作権を発生させ、吊荷の吊上
げ、吊下ろしをそれぞれの遠隔指令信号発信器からの遠
隔手動により実施することによって、停止精度を全自動
制御のように厳しくする必要はなく、クレーンの自動化
改造コストを低く抑制でき、かつ、搭乗運転並のサイク
ルタイムを達成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンを使って
ある決まったA区域からある決まったB区域まで荷物を
運搬する際、吊荷の自動吊持が不可能であって、A区域
とB区域の間クレーンを自動走行、横行させ、A、B区
域内の各位置における荷物の吊上げ、吊下ろしを遠隔操
作することにより、そのサイクルタイムが搭乗運転並を
確保できるクレーンの半自動運転方法に関する。
ある決まったA区域からある決まったB区域まで荷物を
運搬する際、吊荷の自動吊持が不可能であって、A区域
とB区域の間クレーンを自動走行、横行させ、A、B区
域内の各位置における荷物の吊上げ、吊下ろしを遠隔操
作することにより、そのサイクルタイムが搭乗運転並を
確保できるクレーンの半自動運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンによる荷物の運搬は、通常、吊
荷の自動吊持が不可能な場合、吊荷にワイヤ、ロープ等
の吊具を掛け回し、該吊具の両端をクレーンのフックに
掛ける玉掛け作業や、クレーンで運搬されて吊下ろされ
た吊荷の吊具をクレーンのフックから外す作業は、人手
に頼らざるを得ない。このため、荷物の吊具をクレーン
のフックに装着(玉掛け)する人間、クレーンを運転す
る人間、搬送先で荷物をクレーンのフックから脱着(玉
外し)する人間が必要であった。
荷の自動吊持が不可能な場合、吊荷にワイヤ、ロープ等
の吊具を掛け回し、該吊具の両端をクレーンのフックに
掛ける玉掛け作業や、クレーンで運搬されて吊下ろされ
た吊荷の吊具をクレーンのフックから外す作業は、人手
に頼らざるを得ない。このため、荷物の吊具をクレーン
のフックに装着(玉掛け)する人間、クレーンを運転す
る人間、搬送先で荷物をクレーンのフックから脱着(玉
外し)する人間が必要であった。
【0003】最近では、クレーンを地上から無線操縦等
によって制御し、運転者を省力して玉掛け、クレーンの
運転、玉外しを1人または2人の人間で行う省力化した
制御方式が普及している。例えば、第1および第2の操
縦者からの遠隔制御信号によって遠隔制御され、荷物を
所定の区域へ搬送する搬送装置と、搬送装置に設置され
た前記第1および第2の操縦者からの遠隔制御信号を受
信する受信装置と、前記第1の操縦者から第2の操縦者
に引継がれる搬送装置の操縦権の移譲条件を設定できる
引継ぎ制御装置と、前記第1および第2の操縦者の双方
から見える位置に配置され、操縦権の移譲に関する前記
第1および第2の操縦者の操作内容を表示する表示板と
を備え、前記引継ぎ制御装置は少なくとも前記第1およ
び第2の操縦者の送信する特定の遠隔制御信号の内容が
一致したことを検出する検出手段と、該検出手段によっ
て前記操縦権の移譲がなされるような制御処断を備えた
2位置連続搬送制御装置(特公平3−44997号公
報)等が提案されている。
によって制御し、運転者を省力して玉掛け、クレーンの
運転、玉外しを1人または2人の人間で行う省力化した
制御方式が普及している。例えば、第1および第2の操
縦者からの遠隔制御信号によって遠隔制御され、荷物を
所定の区域へ搬送する搬送装置と、搬送装置に設置され
た前記第1および第2の操縦者からの遠隔制御信号を受
信する受信装置と、前記第1の操縦者から第2の操縦者
に引継がれる搬送装置の操縦権の移譲条件を設定できる
引継ぎ制御装置と、前記第1および第2の操縦者の双方
から見える位置に配置され、操縦権の移譲に関する前記
第1および第2の操縦者の操作内容を表示する表示板と
を備え、前記引継ぎ制御装置は少なくとも前記第1およ
び第2の操縦者の送信する特定の遠隔制御信号の内容が
一致したことを検出する検出手段と、該検出手段によっ
て前記操縦権の移譲がなされるような制御処断を備えた
2位置連続搬送制御装置(特公平3−44997号公
報)等が提案されている。
【0004】上記第1および第2の操縦者による遠隔操
作においては、2箇所で同時にクレーンを操作すること
は極めて危険で、それを回避するために単独の操作権を
与え、その操作権をクレーン位置により切替える必要が
ある。この操作権の切替え方法としては、切替えの必
要が生じた時、クレーン上に上がり、切替えスイッチに
より切替える方法、2箇所の操縦者の相互確認による
相互操作により切替える方法がある。
作においては、2箇所で同時にクレーンを操作すること
は極めて危険で、それを回避するために単独の操作権を
与え、その操作権をクレーン位置により切替える必要が
ある。この操作権の切替え方法としては、切替えの必
要が生じた時、クレーン上に上がり、切替えスイッチに
より切替える方法、2箇所の操縦者の相互確認による
相互操作により切替える方法がある。
【0005】また、クレーンの自動運転装置としては、
水平面内の一方向に移動自在な走行装置と、該走行装置
の移動方向と直交する方向に移動するように前記走行装
置に設置された横行装置と、荷物を吊持つための吊持手
段を上下方向に移動させるべく前記横行装置に設置され
た巻上装置とを備え、前記走行装置、横行装置および吊
持手段の各位置を検出する位置検出手段と、前記走行装
置、横行装置および吊持手段の荷物の吊上げ位置ならび
に荷物の吊下ろし位置を予め設定する位置指示手段と、
前記位置検出手段の検出データおよび位置指示手段の設
定データに基づき、現在位置から吊上げ位置への移動と
荷物の吊上げ動作、および荷物の吊下ろし位置への移動
と荷物の吊下ろし動作を、前記走行装置、横行装置およ
び巻上装置に指令する制御装置とを備えた装置(特開平
6−191791号公報)等が提案されている。
水平面内の一方向に移動自在な走行装置と、該走行装置
の移動方向と直交する方向に移動するように前記走行装
置に設置された横行装置と、荷物を吊持つための吊持手
段を上下方向に移動させるべく前記横行装置に設置され
た巻上装置とを備え、前記走行装置、横行装置および吊
持手段の各位置を検出する位置検出手段と、前記走行装
置、横行装置および吊持手段の荷物の吊上げ位置ならび
に荷物の吊下ろし位置を予め設定する位置指示手段と、
前記位置検出手段の検出データおよび位置指示手段の設
定データに基づき、現在位置から吊上げ位置への移動と
荷物の吊上げ動作、および荷物の吊下ろし位置への移動
と荷物の吊下ろし動作を、前記走行装置、横行装置およ
び巻上装置に指令する制御装置とを備えた装置(特開平
6−191791号公報)等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記特公平3−449
97号公報に開示の装置では、2区域間の操縦者は、相
互に引継ぎ、受取りといった操作が必要で、また、相手
がその信号を出しているのか、常に確認することが必要
であり、他の作業をすることができず、作業効率が低下
する原因となると共に、2区域間が百m程度離れた位置
では確認が不可能である。
97号公報に開示の装置では、2区域間の操縦者は、相
互に引継ぎ、受取りといった操作が必要で、また、相手
がその信号を出しているのか、常に確認することが必要
であり、他の作業をすることができず、作業効率が低下
する原因となると共に、2区域間が百m程度離れた位置
では確認が不可能である。
【0007】また、特開平6−191791号公報に開
示の装置は、荷物を自動吊持するため、クレーンの位置
合わせに精密さが要求される。したがって、位置合わせ
の時間が必要となり、従来の搭乗運転に比較して自動位
置決めに長時間を必要とし、サイクルタイムが延びるこ
ととなる。また、玉掛け作業を必要とする場合には、適
用することができない。また、これらの問題を解決した
としても、位置合わせのための下回り設備の状態検出も
必要であると共に、機上についても精密な制御装置が求
められるので、設備費用が増加することとなる。
示の装置は、荷物を自動吊持するため、クレーンの位置
合わせに精密さが要求される。したがって、位置合わせ
の時間が必要となり、従来の搭乗運転に比較して自動位
置決めに長時間を必要とし、サイクルタイムが延びるこ
ととなる。また、玉掛け作業を必要とする場合には、適
用することができない。また、これらの問題を解決した
としても、位置合わせのための下回り設備の状態検出も
必要であると共に、機上についても精密な制御装置が求
められるので、設備費用が増加することとなる。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消し、玉掛け作業が必須であり、かつある決まったA区
域からある決まったB区域までのクレーンの走行、横行
を、予め定めた所定の走行パターンでの自動運転とする
と共に、A、B区域内の各位置における吊荷の吊上げと
吊下ろしを遠隔操作による手動操作とすることにより、
安価な設備費で、搭乗運転並のサイクルタイムを達成で
きるクレーンの半自動運転方法を提供することにある。
消し、玉掛け作業が必須であり、かつある決まったA区
域からある決まったB区域までのクレーンの走行、横行
を、予め定めた所定の走行パターンでの自動運転とする
と共に、A、B区域内の各位置における吊荷の吊上げと
吊下ろしを遠隔操作による手動操作とすることにより、
安価な設備費で、搭乗運転並のサイクルタイムを達成で
きるクレーンの半自動運転方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のクレ
ーンの半自動運転方法は、天井走行クレーンの吊荷の吊
上げ、吊下ろしを当該位置に配置した遠隔指令信号発信
器からの手動操作により行うと共に、遠隔指令信号発信
器からの行先設定と自動走行指令に基づき、天井走行ク
レーンの移動を位置ならびに速度検出機能を有する制御
装置により予め設定された所定の走行パターンで走行装
置、横行装置を介して自動走行させ、自動走行完了信号
により、天井走行クレーンの到達区域の遠隔指令信号発
信器に操作権を発生させることとしている。
ーンの半自動運転方法は、天井走行クレーンの吊荷の吊
上げ、吊下ろしを当該位置に配置した遠隔指令信号発信
器からの手動操作により行うと共に、遠隔指令信号発信
器からの行先設定と自動走行指令に基づき、天井走行ク
レーンの移動を位置ならびに速度検出機能を有する制御
装置により予め設定された所定の走行パターンで走行装
置、横行装置を介して自動走行させ、自動走行完了信号
により、天井走行クレーンの到達区域の遠隔指令信号発
信器に操作権を発生させることとしている。
【0010】このように、天井走行クレーンの吊荷の吊
上げ、吊下ろしを当該位置に配置した遠隔指令信号発信
器からの手動操作により行うと共に、遠隔指令信号発信
器からの行先設定と自動走行指令に基づき、天井走行ク
レーンの移動を位置ならびに速度検出機能を有する制御
装置により予め設定された所定の走行パターンで、走行
装置、横行装置を介して自動走行させることによって、
天井走行クレーンの自動走行の停止精度は、吊荷の吊上
げ、吊下ろし区域に遠隔指令信号発信器の操縦者がいる
ため、全自動のように厳密に管理する必要がなく、その
分設備費を低減できると共に、搭乗運転並のサイクルタ
イムを達成することができる。また、自動走行完了信号
により、天井走行クレーンの到達区域の遠隔指令信号発
信器に操作権を発生させることによって、吊荷の吊上
げ、吊下ろし位置の両方の遠隔指令信号発信器に操作権
発生による危険を回避することができる。
上げ、吊下ろしを当該位置に配置した遠隔指令信号発信
器からの手動操作により行うと共に、遠隔指令信号発信
器からの行先設定と自動走行指令に基づき、天井走行ク
レーンの移動を位置ならびに速度検出機能を有する制御
装置により予め設定された所定の走行パターンで、走行
装置、横行装置を介して自動走行させることによって、
天井走行クレーンの自動走行の停止精度は、吊荷の吊上
げ、吊下ろし区域に遠隔指令信号発信器の操縦者がいる
ため、全自動のように厳密に管理する必要がなく、その
分設備費を低減できると共に、搭乗運転並のサイクルタ
イムを達成することができる。また、自動走行完了信号
により、天井走行クレーンの到達区域の遠隔指令信号発
信器に操作権を発生させることによって、吊荷の吊上
げ、吊下ろし位置の両方の遠隔指令信号発信器に操作権
発生による危険を回避することができる。
【0011】本発明の請求項2のクレーンの半自動運転
方法は、天井走行クレーンで吊荷をある決まったA区域
からある決まったB区域まで搬送するに際し、A区域、
B区域に各1台ずつ遠隔指令信号発信器を配置し、それ
ぞれの遠隔指令信号発信器からの行先設定と自動走行指
令に基づき、天井走行クレーンのA区域からB区域、ま
たはB区域からA区域への移動を、位置検出機能を有す
る制御装置により予め設定された所定の走行パターンで
走行装置、横行装置を介して自動走行させ、A区域への
自動走行完了信号により、A区域の遠隔指令信号発信器
にクレーン操作権を発生させ、B区域への自動走行完了
信号により、B区域の遠隔指令信号発信器にクレーン操
作権を発生させ、A区域内またはB区域内の各位置にお
ける吊荷の吊上げ、吊下ろしをそれぞれの遠隔指令信号
発信器からの遠隔制御信号により行うこととしている。
方法は、天井走行クレーンで吊荷をある決まったA区域
からある決まったB区域まで搬送するに際し、A区域、
B区域に各1台ずつ遠隔指令信号発信器を配置し、それ
ぞれの遠隔指令信号発信器からの行先設定と自動走行指
令に基づき、天井走行クレーンのA区域からB区域、ま
たはB区域からA区域への移動を、位置検出機能を有す
る制御装置により予め設定された所定の走行パターンで
走行装置、横行装置を介して自動走行させ、A区域への
自動走行完了信号により、A区域の遠隔指令信号発信器
にクレーン操作権を発生させ、B区域への自動走行完了
信号により、B区域の遠隔指令信号発信器にクレーン操
作権を発生させ、A区域内またはB区域内の各位置にお
ける吊荷の吊上げ、吊下ろしをそれぞれの遠隔指令信号
発信器からの遠隔制御信号により行うこととしている。
【0012】このように、A区域、B区域に各1台ずつ
遠隔指令信号発信器を配置し、それぞれの遠隔指令信号
発信器からの行先設定と自動走行指令に基づき、天井走
行クレーンのA区域からB区域、またはB区域からA区
域への移動を、位置検出機能を有する制御装置により予
め設定された所定の走行パターンで走行装置、横行装置
を介して自動走行させるので、自動走行指令発信後は、
A区域またはB区域の作業者は、他の付帯作業を行うこ
とができる。
遠隔指令信号発信器を配置し、それぞれの遠隔指令信号
発信器からの行先設定と自動走行指令に基づき、天井走
行クレーンのA区域からB区域、またはB区域からA区
域への移動を、位置検出機能を有する制御装置により予
め設定された所定の走行パターンで走行装置、横行装置
を介して自動走行させるので、自動走行指令発信後は、
A区域またはB区域の作業者は、他の付帯作業を行うこ
とができる。
【0013】また、A区域への自動走行完了信号によ
り、A区域の遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発
生させ、B区域への自動走行完了信号により、B区域の
遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発生させ、A区
域内またはB区域内の各位置における吊荷の吊上げ、吊
下ろしを、それぞれの遠隔指令信号発信器からの遠隔制
御信号により行うことによって、クレーンが自動停止す
るA区域またはB区域には、作業者が常にいるから、ク
レーン位置の微調整が遠隔指令信号発信器での遠隔操作
により可能で、停止精度を全自動制御のように厳しくす
る必要はなく、クレーンの自動化改造コストを低く抑制
することができる。
り、A区域の遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発
生させ、B区域への自動走行完了信号により、B区域の
遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発生させ、A区
域内またはB区域内の各位置における吊荷の吊上げ、吊
下ろしを、それぞれの遠隔指令信号発信器からの遠隔制
御信号により行うことによって、クレーンが自動停止す
るA区域またはB区域には、作業者が常にいるから、ク
レーン位置の微調整が遠隔指令信号発信器での遠隔操作
により可能で、停止精度を全自動制御のように厳しくす
る必要はなく、クレーンの自動化改造コストを低く抑制
することができる。
【0014】また、本発明の請求項3のクレーンの半自
動運転方法は、上記請求項1または2のクレーンの半自
動運転方法において、自動走行中に異常が発生した場
合、各遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号によ
り、クレーンを非常停止すると共に、以後のクレーン操
作権をメインの遠隔指令信号発信器、例えばA区域の遠
隔指令信号発信器に限定することとしている。このよう
に、自動走行中に異常が発生した場合は、各遠隔指令信
号発信器からの非常停止指令信号によるクレーンの非常
停止以後のクレーン操作権を、メインの遠隔指令信号発
信器に限定することによって、A区域とB区域の2か所
の遠隔指令信号発信器で同時にクレーンを遠隔操作する
ことによる危険性を回避することができる。
動運転方法は、上記請求項1または2のクレーンの半自
動運転方法において、自動走行中に異常が発生した場
合、各遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号によ
り、クレーンを非常停止すると共に、以後のクレーン操
作権をメインの遠隔指令信号発信器、例えばA区域の遠
隔指令信号発信器に限定することとしている。このよう
に、自動走行中に異常が発生した場合は、各遠隔指令信
号発信器からの非常停止指令信号によるクレーンの非常
停止以後のクレーン操作権を、メインの遠隔指令信号発
信器に限定することによって、A区域とB区域の2か所
の遠隔指令信号発信器で同時にクレーンを遠隔操作する
ことによる危険性を回避することができる。
【0015】さらに、本発明の請求項4のクレーンの半
自動運転方法は、上記請求項1または2のクレーンの半
自動運転方法において、手動操作中に異常が発生した場
合、操作権を有する遠隔指令信号発信器からの非常停止
指令信号により、クレーンを非常停止させると共に、操
作権を有しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令
信号を無視することとしている。このように、手動操作
中に異常が発生した場合、操作権を有する遠隔指令信号
発信器からの非常停止指令信号により非常停止させ、操
作権を有しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令
信号を無視することによって、A区域とB区域の2か所
の遠隔指令信号発信器で同時にクレーンを遠隔操作する
ことによる危険性を回避することができる。
自動運転方法は、上記請求項1または2のクレーンの半
自動運転方法において、手動操作中に異常が発生した場
合、操作権を有する遠隔指令信号発信器からの非常停止
指令信号により、クレーンを非常停止させると共に、操
作権を有しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令
信号を無視することとしている。このように、手動操作
中に異常が発生した場合、操作権を有する遠隔指令信号
発信器からの非常停止指令信号により非常停止させ、操
作権を有しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令
信号を無視することによって、A区域とB区域の2か所
の遠隔指令信号発信器で同時にクレーンを遠隔操作する
ことによる危険性を回避することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明におけるA区域とB区域間
のクレーンの自動走行は、公知のクレーン自動運転装置
により行うことができる。例えば、A区域とB区域間を
移動自在な走行装置と、該走行装置の移動方向と直交す
る水平方向に移動自在に前記走行装置に設けられた横行
装置と、荷物を吊持つための吊持手段を上下方向に移動
させるべく前記横行装置に設けられた巻上装置と、吊持
手段を旋回させる旋回機構を備え、前記走行装置、横行
装置、旋回機構の各位置を検出する位置検出手段と、前
記位置検出手段のデータおよび遠隔指令信号発信器から
入力される走行先指示指令(A区域またはB区域)に基
づき、A区域からB区域、またはB区域からA区域への
移動を、前記走行装置、横行装置、旋回機構に指令する
制御装置を備えたクレーンにより達成することができ
る。
のクレーンの自動走行は、公知のクレーン自動運転装置
により行うことができる。例えば、A区域とB区域間を
移動自在な走行装置と、該走行装置の移動方向と直交す
る水平方向に移動自在に前記走行装置に設けられた横行
装置と、荷物を吊持つための吊持手段を上下方向に移動
させるべく前記横行装置に設けられた巻上装置と、吊持
手段を旋回させる旋回機構を備え、前記走行装置、横行
装置、旋回機構の各位置を検出する位置検出手段と、前
記位置検出手段のデータおよび遠隔指令信号発信器から
入力される走行先指示指令(A区域またはB区域)に基
づき、A区域からB区域、またはB区域からA区域への
移動を、前記走行装置、横行装置、旋回機構に指令する
制御装置を備えたクレーンにより達成することができ
る。
【0017】例えば、A区域からB区域へ自動走行させ
る場合は、A区域において、操縦者がクレーンの吊持手
段のフックに、荷物に掛け回したワイヤあるいはロープ
等の吊具の両端を掛けた時点で、遠隔指令信号発信器か
ら吊持手段の巻上げ指令信号をクレーンの制御装置に発
信し、吊持手段を吊荷が搬送可能な高さまで遠隔操作に
より吊上げる。また、操縦者は、吊荷が長尺物であれば
遠隔指令信号発信器から吊持手段の旋回指令をクレーン
の制御装置に発信し、吊持手段を吊荷が安全に搬送可能
な位置に旋回機構を遠隔操作して旋回させる。しかるの
ち、操縦者は、遠隔指令信号発信器からクレーンの制御
装置にB区域への自動走行指令を発信すると、クレーン
の制御装置は、前記走行装置、横行装置のモータ駆動制
御盤に走行方向を指令して走行装置、横行装置のモータ
を駆動し、予め設定した所定の走行パターン、すなわ
ち、予め定めた走行、横行ルートと、所定の速度パター
ンで走行装置、横行装置を移動させ、各位置検出手段か
ら入力される位置情報と、前記走行装置、横行装置の駆
動モータのパルスジェネレータから入力される速度情報
でフィードバック制御し、前記走行装置、横行装置を指
定されたB区域へ移動させて停止する。
る場合は、A区域において、操縦者がクレーンの吊持手
段のフックに、荷物に掛け回したワイヤあるいはロープ
等の吊具の両端を掛けた時点で、遠隔指令信号発信器か
ら吊持手段の巻上げ指令信号をクレーンの制御装置に発
信し、吊持手段を吊荷が搬送可能な高さまで遠隔操作に
より吊上げる。また、操縦者は、吊荷が長尺物であれば
遠隔指令信号発信器から吊持手段の旋回指令をクレーン
の制御装置に発信し、吊持手段を吊荷が安全に搬送可能
な位置に旋回機構を遠隔操作して旋回させる。しかるの
ち、操縦者は、遠隔指令信号発信器からクレーンの制御
装置にB区域への自動走行指令を発信すると、クレーン
の制御装置は、前記走行装置、横行装置のモータ駆動制
御盤に走行方向を指令して走行装置、横行装置のモータ
を駆動し、予め設定した所定の走行パターン、すなわ
ち、予め定めた走行、横行ルートと、所定の速度パター
ンで走行装置、横行装置を移動させ、各位置検出手段か
ら入力される位置情報と、前記走行装置、横行装置の駆
動モータのパルスジェネレータから入力される速度情報
でフィードバック制御し、前記走行装置、横行装置を指
定されたB区域へ移動させて停止する。
【0018】この場合におけるクレーンの制御装置は、
走行、横行方向の移動のとき、吊荷が振れないよう、予
め設定されている所定の加速、減速パターンで加速、減
速するよう、モータ駆動制御盤に指令することによっ
て、吊荷の振れを防止することができる。また、クレー
ンの制御装置は、旋回指令が受信されると前記モータ駆
動制御盤に旋回指令を出力し、旋回機構を操作して吊持
手段を所定角度自動旋回させることによって、荷物が長
尺の場合であっても、安全に搬送することができる。
走行、横行方向の移動のとき、吊荷が振れないよう、予
め設定されている所定の加速、減速パターンで加速、減
速するよう、モータ駆動制御盤に指令することによっ
て、吊荷の振れを防止することができる。また、クレー
ンの制御装置は、旋回指令が受信されると前記モータ駆
動制御盤に旋回指令を出力し、旋回機構を操作して吊持
手段を所定角度自動旋回させることによって、荷物が長
尺の場合であっても、安全に搬送することができる。
【0019】本発明におけるA区域とB区域間のクレー
ンの自動走行は、各遠隔指令信号発信器からクレーンの
制御装置に行き先指令信号を発信し、行き先確認をして
間違っていなければ制御装置に確認信号を発信し、各遠
隔指令信号発信器から自動走行指令を発信したのち、各
遠隔指令信号発信器の手動/自動切替えスイッチを自動
に切替えれば、クレーン制御装置は、前記走行装置、横
行装置のモータ駆動制御盤に自動走行を指令し、前記位
置検出手段のデータおよび行き先指示データに基づき、
予め設定した所定の走行パターン、すなわち、予め定め
た走行、横行ルートと所定の速度パターンで、指示され
た行き先に向かって自動走行、横行、旋回し、指示され
た位置に停止する。
ンの自動走行は、各遠隔指令信号発信器からクレーンの
制御装置に行き先指令信号を発信し、行き先確認をして
間違っていなければ制御装置に確認信号を発信し、各遠
隔指令信号発信器から自動走行指令を発信したのち、各
遠隔指令信号発信器の手動/自動切替えスイッチを自動
に切替えれば、クレーン制御装置は、前記走行装置、横
行装置のモータ駆動制御盤に自動走行を指令し、前記位
置検出手段のデータおよび行き先指示データに基づき、
予め設定した所定の走行パターン、すなわち、予め定め
た走行、横行ルートと所定の速度パターンで、指示され
た行き先に向かって自動走行、横行、旋回し、指示され
た位置に停止する。
【0020】また、A区域とB区域間の自動走行中にお
いては、異常発生時の非常停止操作以外の遠隔操作の必
要はない。したがって、自動走行中のクレーン操作権
は、A区域、B区域どちらの遠隔指令信号発信器にも発
生しない。クレーンが指示されたA区域またはB区域に
着いた時点で、A区域またはB区域どちらかの遠隔指令
信号発信器にクレーン操作権が発生する。
いては、異常発生時の非常停止操作以外の遠隔操作の必
要はない。したがって、自動走行中のクレーン操作権
は、A区域、B区域どちらの遠隔指令信号発信器にも発
生しない。クレーンが指示されたA区域またはB区域に
着いた時点で、A区域またはB区域どちらかの遠隔指令
信号発信器にクレーン操作権が発生する。
【0021】A区域とB区域の遠隔指令信号発信器によ
るクレーン操作権の切替えは、1台のクレーンを2台の
遠隔指令信号発信器を用いて同時に運転することは極め
て危険な操作となるので、A区域またはB区域でそれぞ
れ単独に操作権を発生させる措置が必要である。このた
め、本発明においては、クレーンが自動走行によりA区
域またはB区域に到達し、かつ、A区域とB区域の中間
位置付近に2個設けたリミットスイッチの記憶したON
の順序の合理性をチェックし、正であれば切替え条件を
成立させ、該区域用遠隔指令信号発信器で該区域側選択
スイッチONにより該区域用遠隔指令信号発信器での遠
隔操作が可能となる。なお、A区域とB区域の中間位置
付近のリミットスイッチを1個とし、かつ、クレーンの
移動方向を判断して切替え条件を成立させることもでき
る。
るクレーン操作権の切替えは、1台のクレーンを2台の
遠隔指令信号発信器を用いて同時に運転することは極め
て危険な操作となるので、A区域またはB区域でそれぞ
れ単独に操作権を発生させる措置が必要である。このた
め、本発明においては、クレーンが自動走行によりA区
域またはB区域に到達し、かつ、A区域とB区域の中間
位置付近に2個設けたリミットスイッチの記憶したON
の順序の合理性をチェックし、正であれば切替え条件を
成立させ、該区域用遠隔指令信号発信器で該区域側選択
スイッチONにより該区域用遠隔指令信号発信器での遠
隔操作が可能となる。なお、A区域とB区域の中間位置
付近のリミットスイッチを1個とし、かつ、クレーンの
移動方向を判断して切替え条件を成立させることもでき
る。
【0022】クレーン操作権の解除は、例えば、A区域
の操縦者が吊荷にワイヤ、ロープ等の吊具を掛け回し、
該吊具の両端をクレーンフックに掛ける玉掛け作業が完
了し、操縦者が遠隔指令信号発信器により前記クレーン
フックを吊荷が搬送可能な高さまで巻上げたのち、制御
装置に行き先、例えばB区域のB1位置指令信号を発信
し、自動モードに切替え後、自動走行信号発信によりA
区域の遠隔指令信号発信器の操作権を解除する。すなわ
ち、手作業、遠隔操作の終了後、遠隔指令信号発信器の
手動/自動切替えスイッチを自動モードに切替え後、自
動走行信号発信で解除する。クレーン操作権を有する区
域(A区域またはB区域)は、クレーン機上に設置した
各種状態表示灯により容易に判断することができる。
の操縦者が吊荷にワイヤ、ロープ等の吊具を掛け回し、
該吊具の両端をクレーンフックに掛ける玉掛け作業が完
了し、操縦者が遠隔指令信号発信器により前記クレーン
フックを吊荷が搬送可能な高さまで巻上げたのち、制御
装置に行き先、例えばB区域のB1位置指令信号を発信
し、自動モードに切替え後、自動走行信号発信によりA
区域の遠隔指令信号発信器の操作権を解除する。すなわ
ち、手作業、遠隔操作の終了後、遠隔指令信号発信器の
手動/自動切替えスイッチを自動モードに切替え後、自
動走行信号発信で解除する。クレーン操作権を有する区
域(A区域またはB区域)は、クレーン機上に設置した
各種状態表示灯により容易に判断することができる。
【0023】自動走行中における異常発生時の遠隔指令
信号発信器による非常停止操作は、A区域またはB区域
のいずれの遠隔指令信号発信器からでも可能とすること
によって、吊荷またはクレーンの異常発生に素早く対応
することができる。一方、遠隔指令信号発信器による遠
隔操作中においては、他方の遠隔指令信号発信器から非
常停止操作をされると、かえって危険な状態となること
が考えられるので、遠隔操作中は、クレーン操作権を有
する遠隔指令信号発信器からの非常停止のみを有効とす
ることによって、安全性を高めることができる。
信号発信器による非常停止操作は、A区域またはB区域
のいずれの遠隔指令信号発信器からでも可能とすること
によって、吊荷またはクレーンの異常発生に素早く対応
することができる。一方、遠隔指令信号発信器による遠
隔操作中においては、他方の遠隔指令信号発信器から非
常停止操作をされると、かえって危険な状態となること
が考えられるので、遠隔操作中は、クレーン操作権を有
する遠隔指令信号発信器からの非常停止のみを有効とす
ることによって、安全性を高めることができる。
【0024】異常発生時の遠隔指令信号発信器による非
常停止操作による停止範囲としては、クレーンの各動作
軸(巻上げ巻下ろし、走行、横行、旋回等)のモータ電
源を開放し、その後、各モータ軸に機械的または電気的
制動力を与えて停止させる。
常停止操作による停止範囲としては、クレーンの各動作
軸(巻上げ巻下ろし、走行、横行、旋回等)のモータ電
源を開放し、その後、各モータ軸に機械的または電気的
制動力を与えて停止させる。
【0025】
【実施例】以下に本発明のクレーンの半自動運転方法の
詳細を実施の一例を示す図1〜図4に基づいて説明す
る。図1は本発明の概要を示すブロック図、図2は本発
明の天井走行型クレーンの操作の概略説明図で、(a)
図は天井走行型クレーンの概略説明図、(b)図はA区
域内、B区域内での操作の概略説明図、図3は図2に対
応するA区域からB区域へ荷物を搬送する場合の遠隔操
作と自動運転との関係説明図で、(a)図は遠隔操作と
自動運転との関係説明図、(b)図はクレーンの動作パ
ターン説明図、図4は手作業の場所とクレーン運転の手
動、自動の区分と半自動運転方法の作業内容の系統図で
ある。
詳細を実施の一例を示す図1〜図4に基づいて説明す
る。図1は本発明の概要を示すブロック図、図2は本発
明の天井走行型クレーンの操作の概略説明図で、(a)
図は天井走行型クレーンの概略説明図、(b)図はA区
域内、B区域内での操作の概略説明図、図3は図2に対
応するA区域からB区域へ荷物を搬送する場合の遠隔操
作と自動運転との関係説明図で、(a)図は遠隔操作と
自動運転との関係説明図、(b)図はクレーンの動作パ
ターン説明図、図4は手作業の場所とクレーン運転の手
動、自動の区分と半自動運転方法の作業内容の系統図で
ある。
【0026】図1、図2において、1は無線操縦および
自動走行が可能な天井走行型のクレーンで、一対のレー
ル2に沿ってある決まったA区域(A1、A2…An-1、
Anの各位置)からある決まったB区域(B1、B2…B
n-1、Bnの各位置)へ運搬物3を運搬する。クレーン1
はレール2に沿って左右方向(X方向)に移動可能な走
行装置4と、X方向と直角方向のY方向(図示せず)に
移動可能に走行装置4上に設けた横行装置5と、運搬物
3を吊持つためのフック6を上下方向(Z方向)に移動
させるべく前記横行装置5に設けられた巻上装置7と、
巻上装置7の旋回機構8を備えている。
自動走行が可能な天井走行型のクレーンで、一対のレー
ル2に沿ってある決まったA区域(A1、A2…An-1、
Anの各位置)からある決まったB区域(B1、B2…B
n-1、Bnの各位置)へ運搬物3を運搬する。クレーン1
はレール2に沿って左右方向(X方向)に移動可能な走
行装置4と、X方向と直角方向のY方向(図示せず)に
移動可能に走行装置4上に設けた横行装置5と、運搬物
3を吊持つためのフック6を上下方向(Z方向)に移動
させるべく前記横行装置5に設けられた巻上装置7と、
巻上装置7の旋回機構8を備えている。
【0027】前記走行装置4は、一対のレール2上に車
輪9を介して載置され、該車輪9を回転駆動する走行モ
ータ10を有している。前記横行装置5は、走行装置4
上にY方向に沿って設けられたレール上を横行モータ1
1により往復移動する。前記巻上装置7は、横行装置5
上に設けられた巻上ドラムと、該巻上ドラムを回転駆動
させる巻上モータ12と、巻上ドラムに巻掛けられたワ
イヤ13と、ワイヤ13の下端に設けられた前記フック
6とからなり、巻上ドラムを巻上モータ12により回動
させてワイヤ13を巻上げ、巻戻すことによってフック
6がZ方向に移動する。旋回機構8は、巻上装置7を旋
回モータ14により旋回させ、吊荷を安全に搬送できる
位置に位置させる。
輪9を介して載置され、該車輪9を回転駆動する走行モ
ータ10を有している。前記横行装置5は、走行装置4
上にY方向に沿って設けられたレール上を横行モータ1
1により往復移動する。前記巻上装置7は、横行装置5
上に設けられた巻上ドラムと、該巻上ドラムを回転駆動
させる巻上モータ12と、巻上ドラムに巻掛けられたワ
イヤ13と、ワイヤ13の下端に設けられた前記フック
6とからなり、巻上ドラムを巻上モータ12により回動
させてワイヤ13を巻上げ、巻戻すことによってフック
6がZ方向に移動する。旋回機構8は、巻上装置7を旋
回モータ14により旋回させ、吊荷を安全に搬送できる
位置に位置させる。
【0028】位置検出器15としては、前記走行装置4
のX方向の走行位置を検出するための位置検出装置1
6、横行装置5のY方向の横行位置を検出するための位
置検出装置17、巻上装置7の旋回位置を検出するため
の位置検出装置18が設けられている。前記X方向の位
置検出装置16は、走行装置4の車輪8または走行モー
タ10等の回転数を検出して走行装置4の位置を検出す
るエンコーダやパルスジェネレータ19等の回転距離計
や、レール2と走行装置4の相対位置を検出する誘導無
線等からなるリニア距離計等により構成されている。ま
た、Y方向の位置検出装置17は、走行装置4に対する
横行装置5の相対位置を検出する回転距離計やリニア距
離計等から構成されている。
のX方向の走行位置を検出するための位置検出装置1
6、横行装置5のY方向の横行位置を検出するための位
置検出装置17、巻上装置7の旋回位置を検出するため
の位置検出装置18が設けられている。前記X方向の位
置検出装置16は、走行装置4の車輪8または走行モー
タ10等の回転数を検出して走行装置4の位置を検出す
るエンコーダやパルスジェネレータ19等の回転距離計
や、レール2と走行装置4の相対位置を検出する誘導無
線等からなるリニア距離計等により構成されている。ま
た、Y方向の位置検出装置17は、走行装置4に対する
横行装置5の相対位置を検出する回転距離計やリニア距
離計等から構成されている。
【0029】クレーン1を自動走行させるための制御装
置21は、A区域、B区域に配置された遠隔指令信号発
信器22a、22bからの指令信号を受信する受信器2
3a、23bと、機上制御部24、モータ駆動制御盤2
5、走行装置4の走行方向を自動検出するための2個の
リミットスイッチ26、27から構成されている。遠隔
指令信号発信器22a、22bは、例えば送信周波数F
1、F2によって制御装置21内の受信器23a、23b
に制御信号を送るものである。
置21は、A区域、B区域に配置された遠隔指令信号発
信器22a、22bからの指令信号を受信する受信器2
3a、23bと、機上制御部24、モータ駆動制御盤2
5、走行装置4の走行方向を自動検出するための2個の
リミットスイッチ26、27から構成されている。遠隔
指令信号発信器22a、22bは、例えば送信周波数F
1、F2によって制御装置21内の受信器23a、23b
に制御信号を送るものである。
【0030】機上制御部24は、前記位置検出装置1
6、17、18およびリミットスイッチ26、27と電
気的に接続されている。機上制御部24とモータ駆動制
御盤25とは、電気的に接続され、モータ駆動制御盤2
5は、走行装置4、横行装置5、巻上装置7、旋回機構
8の走行モータ10、横行モータ11、巻上モータ1
2、旋回モータ14に接続されている。各走行モータ1
0、横行モータ11、巻上モータ12には、それぞれパ
ルスジェネレータ19が設けられ、速度が検出され、該
検出結果はモータ駆動制御盤25にフィードバックされ
る。また、旋回モータ14には、図示していないが角度
検出器が設けられ、旋回角度が検出され、該検出結果は
モータ駆動制御盤25にフィードバックされる。
6、17、18およびリミットスイッチ26、27と電
気的に接続されている。機上制御部24とモータ駆動制
御盤25とは、電気的に接続され、モータ駆動制御盤2
5は、走行装置4、横行装置5、巻上装置7、旋回機構
8の走行モータ10、横行モータ11、巻上モータ1
2、旋回モータ14に接続されている。各走行モータ1
0、横行モータ11、巻上モータ12には、それぞれパ
ルスジェネレータ19が設けられ、速度が検出され、該
検出結果はモータ駆動制御盤25にフィードバックされ
る。また、旋回モータ14には、図示していないが角度
検出器が設けられ、旋回角度が検出され、該検出結果は
モータ駆動制御盤25にフィードバックされる。
【0031】前記機上制御部24には、前記遠隔指令信
号発信器22a、22bから受信器23を介して入力さ
れる前記走行装置4、横行装置5の運搬物3のA区域内
の吊上げ位置(A1、A2…An-1、An)、ならびにB区
域内の吊下ろし位置(B1、B2…Bn-1、Bn)を記憶す
るメモリを有する。さらに、機上制御部24には、各吊
上げ吊下ろし位置に対応する前記走行装置4、横行装置
5、旋回機構8の所定の走行パターン、すなわち、走
行、横行ルートと所定の速度パターンとが予め入力設定
されている。また、機上制御部24は、前記遠隔指令信
号発信器22aまたは22bから受信器23を介して吊
上げ位置、例えばA1、または吊下ろし位置、例えばB2
への自動走行指令が入力されると、モータ駆動制御盤2
5に自動走行を指令し、走行モータ10、横行モータ1
1、旋回モータ14を駆動して走行装置4、横行装置5
を吊上げ位置A1、または吊下ろし位置B2まで予め定め
た走行、横行ルートと、所定の速度パターンで移動させ
る。走行装置4、横行装置5、旋回機構8の移動位置と
速度は、位置検出装置16、17、18とパルスジェネ
レータ19により検出され、フィードバック制御され
る。また、機上制御部24には、2個のリミットスイッ
チ26、27のONの順序が記憶される。
号発信器22a、22bから受信器23を介して入力さ
れる前記走行装置4、横行装置5の運搬物3のA区域内
の吊上げ位置(A1、A2…An-1、An)、ならびにB区
域内の吊下ろし位置(B1、B2…Bn-1、Bn)を記憶す
るメモリを有する。さらに、機上制御部24には、各吊
上げ吊下ろし位置に対応する前記走行装置4、横行装置
5、旋回機構8の所定の走行パターン、すなわち、走
行、横行ルートと所定の速度パターンとが予め入力設定
されている。また、機上制御部24は、前記遠隔指令信
号発信器22aまたは22bから受信器23を介して吊
上げ位置、例えばA1、または吊下ろし位置、例えばB2
への自動走行指令が入力されると、モータ駆動制御盤2
5に自動走行を指令し、走行モータ10、横行モータ1
1、旋回モータ14を駆動して走行装置4、横行装置5
を吊上げ位置A1、または吊下ろし位置B2まで予め定め
た走行、横行ルートと、所定の速度パターンで移動させ
る。走行装置4、横行装置5、旋回機構8の移動位置と
速度は、位置検出装置16、17、18とパルスジェネ
レータ19により検出され、フィードバック制御され
る。また、機上制御部24には、2個のリミットスイッ
チ26、27のONの順序が記憶される。
【0032】そして、機上制御部24は、走行装置4、
横行装置5、旋回機構8が予め定めた走行、横行ルート
と、所定の速度パターンで吊上げ位置A1、または吊下
ろし位置B2に到着して停止した時点で、記憶した2個
のリミットスイッチ26、27のONの順序の合理性を
チェックし、正であると共に、該区域側の遠隔指令信号
発信器22aまたは22bの自動/手動切替えスイッチ
を手動スイッチに切替えることにより、該区域側の遠隔
指令信号発信器22aまたは22bでの遠隔操作を可能
とする。
横行装置5、旋回機構8が予め定めた走行、横行ルート
と、所定の速度パターンで吊上げ位置A1、または吊下
ろし位置B2に到着して停止した時点で、記憶した2個
のリミットスイッチ26、27のONの順序の合理性を
チェックし、正であると共に、該区域側の遠隔指令信号
発信器22aまたは22bの自動/手動切替えスイッチ
を手動スイッチに切替えることにより、該区域側の遠隔
指令信号発信器22aまたは22bでの遠隔操作を可能
とする。
【0033】さらに、機上制御部24は、自動走行中に
遠隔指令信号発信器22aまたは22bから緊急停止信
号が入力されると、クレーン1の各動作軸(巻上げ巻下
ろし、走行、横行、旋回等)のモータ電源を開放し、そ
の後、各モータ軸に機械的または電気的制動力を与えて
停止させる。そして、以降の操作権は、メインの遠隔指
令信号発信器、例えば遠隔指令信号発信器22aにのみ
発生させる。
遠隔指令信号発信器22aまたは22bから緊急停止信
号が入力されると、クレーン1の各動作軸(巻上げ巻下
ろし、走行、横行、旋回等)のモータ電源を開放し、そ
の後、各モータ軸に機械的または電気的制動力を与えて
停止させる。そして、以降の操作権は、メインの遠隔指
令信号発信器、例えば遠隔指令信号発信器22aにのみ
発生させる。
【0034】一方、遠隔操作中に操作権を有する遠隔指
令信号発信器22aまたは22bから機上制御部24に
緊急停止信号が入力されると、機上制御部24は、クレ
ーンの各動作軸(巻上げ巻下ろし、走行、横行、旋回
等)のモータ電源を開放し、その後、各モータ軸に機械
的または電気的制動力を与えて停止させるが、操作権を
有しない遠隔指令信号発信器22aまたは22bから緊
急停止信号が入力されてもこれを無視するよう構成され
ている。
令信号発信器22aまたは22bから機上制御部24に
緊急停止信号が入力されると、機上制御部24は、クレ
ーンの各動作軸(巻上げ巻下ろし、走行、横行、旋回
等)のモータ電源を開放し、その後、各モータ軸に機械
的または電気的制動力を与えて停止させるが、操作権を
有しない遠隔指令信号発信器22aまたは22bから緊
急停止信号が入力されてもこれを無視するよう構成され
ている。
【0035】上記のとおり構成したことによって、例え
ば、A区域にクレーン1が自動走行により到達した時点
で、図3、図4に示すとおり、A区域の操縦者が遠隔指
令信号発信器22aの自動/手動切替えスイッチを手動
スイッチに切替えると、機上制御部24は、記憶した2
個のリミットスイッチ26、27のONの順序の合理性
をチェックし、正であれば操作権をA区域の遠隔指令信
号発信器22aに発生させる。A区域の操縦者は、遠隔
指令信号発信器22aを操作して吊上げ位置、例えばA
1位置に走行モータ10、横行モータ11を駆動してク
レーン1を移動させる。次いでA区域の操縦者は、遠隔
指令信号発信器22aを操作して巻上モータ12を駆動
してクレーン1のフック6を玉掛け可能な位置に巻下げ
る。次にA区域の操縦者は、運搬物3にワイヤ31を掛
け回し、ワイヤ31の両端をクレーン1のフック6に掛
け、A区域の吊上げ準備を完了する。
ば、A区域にクレーン1が自動走行により到達した時点
で、図3、図4に示すとおり、A区域の操縦者が遠隔指
令信号発信器22aの自動/手動切替えスイッチを手動
スイッチに切替えると、機上制御部24は、記憶した2
個のリミットスイッチ26、27のONの順序の合理性
をチェックし、正であれば操作権をA区域の遠隔指令信
号発信器22aに発生させる。A区域の操縦者は、遠隔
指令信号発信器22aを操作して吊上げ位置、例えばA
1位置に走行モータ10、横行モータ11を駆動してク
レーン1を移動させる。次いでA区域の操縦者は、遠隔
指令信号発信器22aを操作して巻上モータ12を駆動
してクレーン1のフック6を玉掛け可能な位置に巻下げ
る。次にA区域の操縦者は、運搬物3にワイヤ31を掛
け回し、ワイヤ31の両端をクレーン1のフック6に掛
け、A区域の吊上げ準備を完了する。
【0036】そして、A区域の操縦者は、遠隔指令信号
発信器22aを操作して巻上装置7の巻上モータ12を
駆動して運搬物3が地表面から僅かに上がった時点で停
止させ、異常の有無と地切りを確認する。しかるのち、
A区域の操縦者は、遠隔指令信号発信器22aを操作し
て巻上装置7の巻上モータ12を駆動し、運搬物3を搬
送可能な高さまで手動でクレーン1のフック6を巻上
げ、次いで旋回機構8の旋回モータ14を駆動して旋回
機構8を操作し、運搬物3を安全に搬送可能な位置まで
旋回させ、A区域での吊上げ作業を完了する。
発信器22aを操作して巻上装置7の巻上モータ12を
駆動して運搬物3が地表面から僅かに上がった時点で停
止させ、異常の有無と地切りを確認する。しかるのち、
A区域の操縦者は、遠隔指令信号発信器22aを操作し
て巻上装置7の巻上モータ12を駆動し、運搬物3を搬
送可能な高さまで手動でクレーン1のフック6を巻上
げ、次いで旋回機構8の旋回モータ14を駆動して旋回
機構8を操作し、運搬物3を安全に搬送可能な位置まで
旋回させ、A区域での吊上げ作業を完了する。
【0037】次にA区域の操縦者は、遠隔指令信号発信
器22aからクレーン1の行き先、例えば、B2位置を
設定し、行き先確認ボタンを押し、受信器23を介して
機上制御部24に行き先B2位置を入力記憶させる。次
いでA区域の操縦者は、遠隔指令信号発信器22aの自
動/手動切替えスイッチを自動モードに切替えたのち、
遠隔指令信号発信器22aから受信器23を介して自動
走行指令信号を機上制御部24に発信し、A区域からの
自動運転準備を完了する。そしてA区域の操縦者は、A
区域からの自動走行が開始されると、次回の運搬物3に
ワイヤ31を掛け回す。
器22aからクレーン1の行き先、例えば、B2位置を
設定し、行き先確認ボタンを押し、受信器23を介して
機上制御部24に行き先B2位置を入力記憶させる。次
いでA区域の操縦者は、遠隔指令信号発信器22aの自
動/手動切替えスイッチを自動モードに切替えたのち、
遠隔指令信号発信器22aから受信器23を介して自動
走行指令信号を機上制御部24に発信し、A区域からの
自動運転準備を完了する。そしてA区域の操縦者は、A
区域からの自動走行が開始されると、次回の運搬物3に
ワイヤ31を掛け回す。
【0038】機上制御部24は、遠隔指令信号発信器2
2aから自動走行指令信号が入力されると、A区域から
の自動運転を開始し、モータ駆動制御盤25に行き先B
2位置への移動を指令し、走行モータ10、横行モータ
11、旋回モータ14を駆動して走行装置4、横行装置
5、旋回機構8を所定の走行パターン、すなわち予め定
めた走行、横行ルートと、所定の速度パターンでB2位
置へ移動させる。この場合、走行装置4、横行装置5、
旋回機構8の移動位置と速度は、位置検出装置16、1
7、18とパルスジェネレータ19により検出され、フ
ィードバック制御される。また、機上制御部24には、
2個のリミットスイッチ26、27のONの順序が記憶
される。
2aから自動走行指令信号が入力されると、A区域から
の自動運転を開始し、モータ駆動制御盤25に行き先B
2位置への移動を指令し、走行モータ10、横行モータ
11、旋回モータ14を駆動して走行装置4、横行装置
5、旋回機構8を所定の走行パターン、すなわち予め定
めた走行、横行ルートと、所定の速度パターンでB2位
置へ移動させる。この場合、走行装置4、横行装置5、
旋回機構8の移動位置と速度は、位置検出装置16、1
7、18とパルスジェネレータ19により検出され、フ
ィードバック制御される。また、機上制御部24には、
2個のリミットスイッチ26、27のONの順序が記憶
される。
【0039】クレーン1が減速したのちB区域のB2位
置に到着停止すると、B区域の操縦者は、遠隔指令信号
発信器22bの自動/手動切替えスイッチを手動スイッ
チに切替えると、機上制御部24は、記憶した2個のリ
ミットスイッチ26、27のONの順序の合理性をチェ
ックし、正であれば操作権を発生させる。B区域の操縦
者は、運搬物3の巻下げが可能か吊荷の位置を確認し、
不可の場合、遠隔指令信号発信器22bを操作して走行
モータ10、横行モータ11、旋回モータ14を駆動し
て走行装置4、横行装置5、旋回機構8の位置を微調整
し、B2位置への吊荷の下し準備を完了する。
置に到着停止すると、B区域の操縦者は、遠隔指令信号
発信器22bの自動/手動切替えスイッチを手動スイッ
チに切替えると、機上制御部24は、記憶した2個のリ
ミットスイッチ26、27のONの順序の合理性をチェ
ックし、正であれば操作権を発生させる。B区域の操縦
者は、運搬物3の巻下げが可能か吊荷の位置を確認し、
不可の場合、遠隔指令信号発信器22bを操作して走行
モータ10、横行モータ11、旋回モータ14を駆動し
て走行装置4、横行装置5、旋回機構8の位置を微調整
し、B2位置への吊荷の下し準備を完了する。
【0040】B区域の操縦者は、運搬物3の吊下ろしが
可能となると、遠隔指令信号発信器22bを操作して巻
上装置7の巻上モータ12を駆動し、フック6を巻下ろ
して運搬物3をB2位置に吊下ろし、クレーン1のフッ
ク6からワイヤ31の両端を外し、B区域での吊荷の下
し作業を完了する。
可能となると、遠隔指令信号発信器22bを操作して巻
上装置7の巻上モータ12を駆動し、フック6を巻下ろ
して運搬物3をB2位置に吊下ろし、クレーン1のフッ
ク6からワイヤ31の両端を外し、B区域での吊荷の下
し作業を完了する。
【0041】次にB区域の操縦者は、遠隔指令信号発信
器22bを操作して巻上装置7の巻上モータ12を駆動
して所定位置までクレーン1のフック6を巻上げたの
ち、クレーン1の行き先、例えば、A3位置を設定し、
行き先A3位置確認ボタンを押し、受信器23を介して
機上制御部24に行き先A3位置を入力記憶させる。次
いでB区域の操縦者は、遠隔指令信号発信器22bの自
動/手動切替えスイッチを自動に切替えたのち、遠隔指
令信号発信器22bから受信器23を介して自動走行指
令信号を機上制御部24に発信し、B区域の自動運転準
備を完了する。そしてB区域の操縦者は、B区域からの
自動走行が開始されると、下ろした運搬物3の吊荷ワイ
ヤを整理する。
器22bを操作して巻上装置7の巻上モータ12を駆動
して所定位置までクレーン1のフック6を巻上げたの
ち、クレーン1の行き先、例えば、A3位置を設定し、
行き先A3位置確認ボタンを押し、受信器23を介して
機上制御部24に行き先A3位置を入力記憶させる。次
いでB区域の操縦者は、遠隔指令信号発信器22bの自
動/手動切替えスイッチを自動に切替えたのち、遠隔指
令信号発信器22bから受信器23を介して自動走行指
令信号を機上制御部24に発信し、B区域の自動運転準
備を完了する。そしてB区域の操縦者は、B区域からの
自動走行が開始されると、下ろした運搬物3の吊荷ワイ
ヤを整理する。
【0042】機上制御部24は、遠隔指令信号発信器2
2bから自動走行指令信号が入力されると、モータ駆動
制御盤25に行き先A3位置への走行を指令し、B区域
からの自動走行を開始し、走行モータ10、横行モータ
11、旋回モータ14を駆動して走行装置4、横行装置
5、旋回機構8を所定の走行パターン、すなわち予め定
めた走行、横行ルートと所定の速度パターンで、自動走
行制御してA3位置へ移動させる。この場合、走行装置
4、横行装置5、旋回機構8の移動位置と速度は、位置
検出装置16、17、18とパルスジェネレータ19に
より検出され、フィードバック制御される。また、機上
制御部24には、2個のリミットスイッチ26、27の
ONの順序が記憶される。クレーン1が減速したのちA
区域のA3位置に到着停止すると、自動走行が完了す
る。以降の操作は、スタートから同様な繰り返しを行
う。
2bから自動走行指令信号が入力されると、モータ駆動
制御盤25に行き先A3位置への走行を指令し、B区域
からの自動走行を開始し、走行モータ10、横行モータ
11、旋回モータ14を駆動して走行装置4、横行装置
5、旋回機構8を所定の走行パターン、すなわち予め定
めた走行、横行ルートと所定の速度パターンで、自動走
行制御してA3位置へ移動させる。この場合、走行装置
4、横行装置5、旋回機構8の移動位置と速度は、位置
検出装置16、17、18とパルスジェネレータ19に
より検出され、フィードバック制御される。また、機上
制御部24には、2個のリミットスイッチ26、27の
ONの順序が記憶される。クレーン1が減速したのちA
区域のA3位置に到着停止すると、自動走行が完了す
る。以降の操作は、スタートから同様な繰り返しを行
う。
【0043】したがって、本発明方法によれば、玉掛
け、吊上げを遠隔手動により行った後、目的地までクレ
ーン1を自動走行させるから、A区域、B区域の操縦者
は、それぞれ次の作業の準備を行うことができると共
に、吊上げ、吊下ろし位置は遠隔手動により微調整で
き、厳密な停止精度を必要としないので、自動化改造の
コストを低減できる。また、クレーン1がA区域または
B区域に到着停止時点で、A区域またはB区域の遠隔指
令信号発信器の自動/手動切替えスイッチを手動に切替
えると、機上制御部24が記憶した2個のリミットスイ
ッチ26、27のONの順序の合理性によって、操作権
を発生させるから、自動的に操作権が切替えられ、確認
の必要はない。また、目的地までクレーン1を自動走行
させることにより、吊荷の監視、操作権の引継ぎ、受取
の操作が不要となる。
け、吊上げを遠隔手動により行った後、目的地までクレ
ーン1を自動走行させるから、A区域、B区域の操縦者
は、それぞれ次の作業の準備を行うことができると共
に、吊上げ、吊下ろし位置は遠隔手動により微調整で
き、厳密な停止精度を必要としないので、自動化改造の
コストを低減できる。また、クレーン1がA区域または
B区域に到着停止時点で、A区域またはB区域の遠隔指
令信号発信器の自動/手動切替えスイッチを手動に切替
えると、機上制御部24が記憶した2個のリミットスイ
ッチ26、27のONの順序の合理性によって、操作権
を発生させるから、自動的に操作権が切替えられ、確認
の必要はない。また、目的地までクレーン1を自動走行
させることにより、吊荷の監視、操作権の引継ぎ、受取
の操作が不要となる。
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1のクレーンの半自動運
転方法は、吊荷の巻上げ、巻下ろしを当該位置に配置し
た遠隔指令信号発信器からの手動操作により行うと共
に、遠隔指令信号発信器からの行先設定と自動走行指令
に基づき、天井走行クレーンの移動を位置ならびに速度
検出機能を有する制御装置により予め設定された所定の
走行パターンで走行装置、横行装置を介して自動走行さ
せ、天井走行クレーンの自動走行の停止精度は、吊荷の
吊上げ、吊下ろし位置に遠隔指令信号発信器の操縦者が
いるため、全自動のように厳密に管理する必要がなく、
その分設備費を低減できると共に、搭乗運転並のサイク
ルタイムを達成することができる。また、自動走行完了
信号により、天井走行クレーンの到達位置の遠隔指令信
号発信器に操作権を発生させることによって、吊荷の吊
上げ、吊下ろし位置の2か所からの遠隔指令信号発信器
による遠隔操作の危険性を回避できる。
転方法は、吊荷の巻上げ、巻下ろしを当該位置に配置し
た遠隔指令信号発信器からの手動操作により行うと共
に、遠隔指令信号発信器からの行先設定と自動走行指令
に基づき、天井走行クレーンの移動を位置ならびに速度
検出機能を有する制御装置により予め設定された所定の
走行パターンで走行装置、横行装置を介して自動走行さ
せ、天井走行クレーンの自動走行の停止精度は、吊荷の
吊上げ、吊下ろし位置に遠隔指令信号発信器の操縦者が
いるため、全自動のように厳密に管理する必要がなく、
その分設備費を低減できると共に、搭乗運転並のサイク
ルタイムを達成することができる。また、自動走行完了
信号により、天井走行クレーンの到達位置の遠隔指令信
号発信器に操作権を発生させることによって、吊荷の吊
上げ、吊下ろし位置の2か所からの遠隔指令信号発信器
による遠隔操作の危険性を回避できる。
【0045】本発明の請求項2のクレーンの半自動運転
方法は、A区域、B区域に各1台ずつ遠隔指令信号発信
器を配置し、それぞれの遠隔指令信号発信器からの行先
設定と自動走行指令に基づき、天井走行クレーンのA区
域からB区域、またはB区域からA区域への移動を、位
置検出機能を有する制御装置により予め設定された所定
の走行パターンで走行装置、横行装置を介して自動走行
させ、巻上装置を自動旋回させることによって、自動走
行指令発信後は、A区域またはB区域の作業者は、他の
付帯作業を行うことができる。
方法は、A区域、B区域に各1台ずつ遠隔指令信号発信
器を配置し、それぞれの遠隔指令信号発信器からの行先
設定と自動走行指令に基づき、天井走行クレーンのA区
域からB区域、またはB区域からA区域への移動を、位
置検出機能を有する制御装置により予め設定された所定
の走行パターンで走行装置、横行装置を介して自動走行
させ、巻上装置を自動旋回させることによって、自動走
行指令発信後は、A区域またはB区域の作業者は、他の
付帯作業を行うことができる。
【0046】また、A区域への自動走行完了信号によ
り、A区域の遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発
生させ、B区域への自動走行完了信号により、B区域の
遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発生させ、A区
域内またはB区域内の各位置における吊荷の吊上げ、吊
下ろしを、それぞれの遠隔指令信号発信器からの遠隔制
御信号により行うことによって、クレーンが自動停止す
るA区域またはB区域には、作業者が常に居るから、ク
レーン位置の微調整が遠隔指令信号発信器での遠隔操作
により可能で、停止精度を全自動制御のように厳しくす
る必要はなく、クレーンの自動化改造コストを低く抑制
することができる。
り、A区域の遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発
生させ、B区域への自動走行完了信号により、B区域の
遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発生させ、A区
域内またはB区域内の各位置における吊荷の吊上げ、吊
下ろしを、それぞれの遠隔指令信号発信器からの遠隔制
御信号により行うことによって、クレーンが自動停止す
るA区域またはB区域には、作業者が常に居るから、ク
レーン位置の微調整が遠隔指令信号発信器での遠隔操作
により可能で、停止精度を全自動制御のように厳しくす
る必要はなく、クレーンの自動化改造コストを低く抑制
することができる。
【0047】本発明の請求項3のクレーンの半自動運転
方法は、上記請求項1または2のクレーンの半自動運転
方法において、自動走行中に異常が発生した場合、各遠
隔指令信号発信器からの非常停止指令信号により、クレ
ーンを非常停止すると共に、以後のクレーン操作権をメ
インの遠隔指令信号発信器に限定することとしている。
このように、自動走行中に異常が発生した場合は、クレ
ーンの非常停止以後のクレーン操作権をメインの遠隔指
令信号発信器に限定することによって、A区域とB区域
の2か所で同時にクレーンを遠隔操作することによる危
険性を回避することができる。
方法は、上記請求項1または2のクレーンの半自動運転
方法において、自動走行中に異常が発生した場合、各遠
隔指令信号発信器からの非常停止指令信号により、クレ
ーンを非常停止すると共に、以後のクレーン操作権をメ
インの遠隔指令信号発信器に限定することとしている。
このように、自動走行中に異常が発生した場合は、クレ
ーンの非常停止以後のクレーン操作権をメインの遠隔指
令信号発信器に限定することによって、A区域とB区域
の2か所で同時にクレーンを遠隔操作することによる危
険性を回避することができる。
【0048】本発明の請求項4のクレーンの半自動運転
方法は、上記請求項1または2のクレーンの半自動運転
方法において、手動操作中に異常が発生した場合、操作
権を有する遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号
により、クレーンを非常停止させると共に、操作権を有
しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号を無
視させることによって、手動操作中に異常が発生した場
合、操作権を有する遠隔指令信号発信器からの非常停止
指令信号により、クレーンを非常停止させると共に、操
作権を有しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令
信号を無視させるので、A区域とB区域の2か所で同時
にクレーンを遠隔操作することによる危険性を回避する
ことができる。
方法は、上記請求項1または2のクレーンの半自動運転
方法において、手動操作中に異常が発生した場合、操作
権を有する遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号
により、クレーンを非常停止させると共に、操作権を有
しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号を無
視させることによって、手動操作中に異常が発生した場
合、操作権を有する遠隔指令信号発信器からの非常停止
指令信号により、クレーンを非常停止させると共に、操
作権を有しない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令
信号を無視させるので、A区域とB区域の2か所で同時
にクレーンを遠隔操作することによる危険性を回避する
ことができる。
【図1】本発明の概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の天井走行型クレーンの操作の概略説明
図で、(a)図は天井走行型クレーンの概略説明図、
(b)図はA区域内、B区域内での操作の概略説明図で
ある。
図で、(a)図は天井走行型クレーンの概略説明図、
(b)図はA区域内、B区域内での操作の概略説明図で
ある。
【図3】図2に対応するA区域からB区域へ荷物を搬送
する場合の遠隔操作と自動運転との関係説明図で、
(a)図は遠隔操作と自動運転との関係説明図、(b)
図はクレーンの動作パターン説明図である。
する場合の遠隔操作と自動運転との関係説明図で、
(a)図は遠隔操作と自動運転との関係説明図、(b)
図はクレーンの動作パターン説明図である。
【図4】手作業の場所とクレーン運転の手動、自動の区
分と半自動運転方法の作業内容を示すもので(a)図は
手動、自動の区分説明図、(b)図は半自動運転方法の
作業内容の系統図である。
分と半自動運転方法の作業内容を示すもので(a)図は
手動、自動の区分説明図、(b)図は半自動運転方法の
作業内容の系統図である。
1 クレーン 2 レール 3 運搬物 4 走行装置 5 横行装置 6 フック 7 巻上装置 8 旋回機構 9 車輪 10 走行モータ 11 横行モータ 12 巻上モータ 13、31 ワイヤ 14 旋回モータ 15 位置検出器 16、17、18 位置検出装置 19 パルスジェネレータ 21 制御装置 22a、22b 遠隔指令信号発信器 23a、23b 受信器 24 機上制御部 25 モータ駆動制御盤 26、27 リミットスイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 天井走行クレーンの吊荷の吊上げ、吊下
ろしを当該位置に配置した遠隔指令信号発信器からの手
動操作により行うと共に、遠隔指令信号発信器からの行
先設定と自動走行指令に基づき、天井走行クレーンの移
動を位置ならびに速度検出機能を有する制御装置により
予め設定された所定の走行パターンで走行装置、横行装
置を介して自動走行させ、自動走行完了信号により、天
井走行クレーンの到達位置の遠隔指令信号発信器に操作
権を発生させることを特徴とするクレーンの半自動運転
方法。 - 【請求項2】 天井走行クレーンで吊荷をある決まった
A区域からある決まったB区域まで搬送するに際し、A
区域とB区域に各1台ずつ遠隔指令信号発信器を配置
し、それぞれの遠隔指令信号発信器からの行き先設定と
自動走行指令に基づき、天井走行クレーンのA区域から
B区域、またはB区域からA区域への移動を、位置なら
びに速度検出機能を有する制御装置により予め設定され
た所定の走行パターンで走行装置、横行装置を介して自
動走行させ、A区域への自動走行完了信号により、A区
域の遠隔指令信号発信器にクレーン操作権を発生させ、
B区域への自動走行完了信号により、B区域の遠隔指令
信号発信器にクレーン操作権を発生させ、A区域内また
はB区域内の各位置における吊荷の吊上げ、吊下ろしを
それぞれの遠隔指令信号発信器からの手動操作により行
うことを特徴とするクレーンの半自動運転方法。 - 【請求項3】 自動走行中に異常が発生した場合、各遠
隔指令信号発信器からの非常停止指令信号により、クレ
ーンを非常停止させると共に、以降のクレーン操作権を
メインの遠隔指令信号発信器に限定することを特徴とす
る請求項1または2記載のクレーンの半自動運転方法。 - 【請求項4】 手動操作中に異常が発生した場合、手動
操作中の遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号に
より、クレーンを非常停止させると共に、操作権を有し
ない遠隔指令信号発信器からの非常停止指令信号を無視
することを特徴とする請求項1または2のクレーンの半
自動運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25432597A JPH1179659A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | クレーンの半自動運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25432597A JPH1179659A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | クレーンの半自動運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179659A true JPH1179659A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17263441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25432597A Pending JPH1179659A (ja) | 1997-09-02 | 1997-09-02 | クレーンの半自動運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1179659A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101058406B1 (ko) * | 2003-12-22 | 2011-08-24 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 자동 천정크레인 및 그 이동 제어방법 |
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WO2013042290A1 (ja) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | パナソニック株式会社 | 携帯端末及びその携帯端末を用いた電子機器操作の制御方法 |
WO2013182677A1 (en) * | 2012-06-07 | 2013-12-12 | Jaguar Land Rover Limited | Crane and related method of operation |
CN104210946A (zh) * | 2014-08-01 | 2014-12-17 | 青岛盛嘉信息科技有限公司 | 一种高空作业控制方法 |
CN107445063A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-08 | 上海金艺检测技术有限公司 | 用于起重机遥控与手控操作的切换电路 |
JP2018060450A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 日産自動車株式会社 | 無人運転システムの車外操作方法と車外操作装置 |
CN109502483A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-22 | 宁波市凹凸重工有限公司 | 一种起重机遥控和手控双用控制电路 |
JPWO2018047309A1 (ja) * | 2016-09-09 | 2019-04-11 | マキノジェイ株式会社 | 加工システム |
CN114953153A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-08-30 | 北京水木源泉科技有限公司 | 一种用于混凝土预制件生产线的集中控制装置 |
CN115571789A (zh) * | 2022-09-28 | 2023-01-06 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种塔吊控制方法、装置、塔吊边缘控制器和存储介质 |
CN115650069A (zh) * | 2022-11-04 | 2023-01-31 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种塔吊控制系统 |
-
1997
- 1997-09-02 JP JP25432597A patent/JPH1179659A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10526141B2 (en) | 2010-12-03 | 2020-01-07 | Konecranes Global Corporation | Method for positioning load and fetching positioned load or stacking loads with crane |
WO2012072885A1 (en) * | 2010-12-03 | 2012-06-07 | Konecranes Plc | Method for positioning load and fetching positioned load or stacking loads with crane |
WO2013042290A1 (ja) * | 2011-09-20 | 2013-03-28 | パナソニック株式会社 | 携帯端末及びその携帯端末を用いた電子機器操作の制御方法 |
WO2013182677A1 (en) * | 2012-06-07 | 2013-12-12 | Jaguar Land Rover Limited | Crane and related method of operation |
CN104507848A (zh) * | 2012-06-07 | 2015-04-08 | 捷豹路虎有限公司 | 起重机及相关操作方法 |
CN104210946A (zh) * | 2014-08-01 | 2014-12-17 | 青岛盛嘉信息科技有限公司 | 一种高空作业控制方法 |
CN107445063A (zh) * | 2016-05-31 | 2017-12-08 | 上海金艺检测技术有限公司 | 用于起重机遥控与手控操作的切换电路 |
JPWO2018047309A1 (ja) * | 2016-09-09 | 2019-04-11 | マキノジェイ株式会社 | 加工システム |
JP2018060450A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 日産自動車株式会社 | 無人運転システムの車外操作方法と車外操作装置 |
CN109502483A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-03-22 | 宁波市凹凸重工有限公司 | 一种起重机遥控和手控双用控制电路 |
CN114953153A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-08-30 | 北京水木源泉科技有限公司 | 一种用于混凝土预制件生产线的集中控制装置 |
CN115571789A (zh) * | 2022-09-28 | 2023-01-06 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种塔吊控制方法、装置、塔吊边缘控制器和存储介质 |
CN115571789B (zh) * | 2022-09-28 | 2024-11-05 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种塔吊控制方法、装置、塔吊边缘控制器和存储介质 |
CN115650069A (zh) * | 2022-11-04 | 2023-01-31 | 北京东土科技股份有限公司 | 一种塔吊控制系统 |
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