JP4347312B2 - 長尺材搬送用吊り具装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長手方向に傾斜した状態でダンネージを介して段積みされた長尺材を吊り上げたり、傾斜した場所にダンネージを介して長尺材を段積みするのに使用する長尺材搬送用吊り具装置に関する。
従来、ダンネージを介して段積みされた長尺材、例えば、H形鋼、レール、パイプ等を置き場から払い出したり、また、置き場に長尺材をダンネージを介して段積みするのに使用する長尺材搬送用吊り具装置として、例えば、特許文献1に記載の形態のものが知られている。この長尺材搬送用吊り具装置においては、クレーンに水平に吊下げられた吊りビームに沿って移動可能な対となる中間フレームを有し、各中間フレームの下部に水平方向に旋回自在に支持された下部吊りフレームにはフォーク部材が設けられている。ここで、フォーク部材は、下部吊りフレームの長手方向一端側に垂下された固定部材の先部に基側が固定され、先部には長穴が垂直に形成され、下部吊りフレームの長手方向他端側において上下動する昇降ロッドの先端部に形成されたフックをフォーク部材の長穴に挿入回動させることによりフォーク部材に昇降ロッドを掛止するようになっている。これによって、フォーク部材が固定部材と昇降ロッドとによって2点支持されることになる。なお、昇降ロッドは昇降ロッドの上端部に設けられた回動用電動機により回動され、昇降ロッドは下部吊りフレーム上に垂直に設けられ、昇降用電動機により駆動されるスクリュージャッキにより昇降するようになっている。
また、フォーク部材で両側を支持した長尺材を傾斜した船床上に吊り下ろしダンネージを介して段積みしたり、傾斜した船床にダンネージを介して段積みされた長尺材の両側下方にフォーク部材を差し込んで長尺材を吊り上げる船舶荷役用吊り装置として、例えば、特許文献2に記載の形態のものが知られている。この船舶荷役用吊り装置では、クレーンに水平に吊下げされた吊りビームの両側に、たるみ可能な連結部材を介してフォーク部材を支持する水平部材がそれぞれ垂下されているため、船床の傾斜にあわせて予め連結部材の長さを変えることにより各フォーク部材の高さ位置を調整することができる。このため、傾斜した船床上に段積みされた長尺材間のダンネージにより形成された隙間に2つのフォーク部材を同時に差し込んだり、傾斜した船床上にダンネージを介して長尺材を載置した際に長尺材の下方から2つのフォーク部材を同時に引き出すことができる。
実用新案登録第2579550号公報 特許第3134117号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、昇降ロッドを昇降するためのスクリュージャッキが下部吊りフレーム上に設けられているので、吊りビームと下部吊りフレームとの距離を大きく取る必要があり、これによって、装置が大型化し、かつ重くなると共に、ハンドリング性が劣るという問題があった。また、長手方向に傾斜した状態で載置された長尺材を吊り上げる場合、長尺材の下方に同時に2つのフォーク部材を差し込むことができないことがあり、吊り上げ作業が実施できないという問題がある。更に、フォーク部材で支持した長尺材を傾斜した場所に載置する際にも、一方のフォーク部材が先に着床(着荷)してフォーク部材が支持している長尺材と床(又は、下に載置している長尺材)との間にフォーク部材が挟まれて引き出すことができないことがあり、吊り下ろし作業が実施できないという問題が生じる。
また、特許文献2に記載された発明では、予め長さの異なる連結部材を複数用意しておき、載置場所の傾斜に合わせて選択される最適な長さの連結部材で各水平部材を吊りビームに垂下する必要がある。このため、長さの異なる連結部材を保管する負担が生じると共に長尺材の搬送作業に伴う前作業が煩雑になって搬送作業を効率的に実施することができないという問題が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、長手方向に傾斜した状態でダンネージを介して段積みされた長尺材を吊り上げたり、傾斜した場所にダンネージを介して長尺材を段積みする作業性に優れ、コンパクトかつ軽量で安価な長尺材搬送用吊り具装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る長尺材搬送用吊り具装置は、吊りビームと、前記吊りビームの両側上部に突出して対称に配置され、クレーンフックがそれぞれ掛止されるクレーンフック掛けピンと、前記吊りビームの両側に垂下され、長尺材の両側をそれぞれ支持するフォーク部材を備えた対となる吊り具とを有する長尺材搬送用吊り具装置において、
一方の前記クレーンフック掛けピンは、該クレーンフック掛けピンと前記吊りビームの垂直距離を調整するピン位置調整手段を介して前記吊りビームに固定され、
前記各吊り具は、前記吊りビームに中間フレームを介して水平旋回可能に取付けられた下部吊りフレームと、前記下部吊りフレームの一方側に垂下して設けられ、先部に前記フォーク部材の基側を固定して該フォーク部材を実質的に水平状態で保持する固定部材と、前記下部吊りフレームの他方側に設けられて前記フォーク部材の先側を取り外し可能に支持する支持ユニットとを有し、
前記支持ユニットは、前記フォーク部材の先側に形成された長孔に挿通する掛止片を下端部に備えた昇降ロッドと、前記下部吊りフレームに設けられて、前記昇降ロッドの昇降をガイドするガイド部材と、前記下部吊りフレームに設けられて、前記昇降ロッドをラックピニオン機構によって上下動するロッド昇降手段と、前記昇降ロッドの掛止片を前記長孔に対して掛止位置から掛止解除位置まで回動させるロッド回動手段とを有し、
しかも、前記ロッド昇降手段は、前記昇降ロッドの下側に該昇降ロッドの軸心に沿って設けられ、平面視して歯先が該昇降ロッドの外径内に収まるように配置された平面ラックと、該平面ラックの上端に接続して前記昇降ロッドの軸心に沿って設けられ、平面視して前記平面ラックの回動中心から基準ピッチ線までの距離と同じ半径の基準ピッチ線を有する円弧ラックとを備え、
前記ロッド回動手段は、前記昇降ロッドの上端部に取付けられた荷重受け部材と、該荷重受け部材に垂下して設けられた爪部材と、前記下部吊りフレームに前記昇降ロッドと同心に設けられ、前記昇降ロッドの下限位置にて前記荷重受け部材が載置され、かつ、前記爪部材が垂直方向に挿通して水平方向に掛合可能な掛合部が形成されて水平回動するリング状のロッド回動金具とを備えた
また、第2の発明に係る長尺材搬送用吊り具装置は、吊りビームと、前記吊りビームの両側上部に突出して対称に配置され、クレーンフックがそれぞれ掛止されるクレーンフック掛けピンと、前記吊りビームの両側に垂下され、長尺材の両側をそれぞれ支持するフォーク部材を備えた対となる吊り具とを有する長尺材搬送用吊り具装置において、
一方の前記クレーンフック掛けピンは、該クレーンフック掛けピンと前記吊りビームの垂直距離を調整するピン位置調整手段を介して前記吊りビームに固定され、
前記各吊り具は、前記吊りビームに中間フレームを介して水平旋回可能に取付けられた下部吊りフレームと、前記下部吊りフレームの一方側に垂下して設けられ、先部に前記フォーク部材の基側を固定して該フォーク部材を実質的に水平状態で保持する固定部材と、前記下部吊りフレームの他方側に設けられて前記フォーク部材の先側を取り外し可能に支持する支持ユニットとを有し、
前記ピン位置調整手段は、前記クレーンフック掛けピンが上部に設けられている昇降フレームと、該昇降フレームを収納し前記吊りビームに固定されるガイドフレームと、一端部が前記昇降フレームに固定され他端部が前記吊りビームの一部に固定された油圧シリンダとを有する。
第2の発明に係る長尺材搬送用吊り具装置において、前記吊りビームはH形綱であって、前記ガイドフレームは角筒状となって、該H形綱の上部フランジ及びウェブの切欠き部分に装着されていると共に、前記ガイドフレームの中央には切欠かれた前記上部フランジの両側下部に設けられている補強部材が貫通する開口部を有し、前記昇降フレームの下部側面にトラニオン継手を介して取付けられた前記油圧シリンダの伸縮ロッドの先端金物が、前記上部フランジの下部に連結金具を介して取付けることが好ましい。
第1、第2の発明に係る長尺材搬送用吊り具装置において、前記ピン位置調整手段には、前記吊りビームの水平位置、及び前記吊りビームの上り傾斜及び下り傾斜のそれぞれ最大傾斜位置を検知するセンサをそれぞれ設けることができる。
第1、第2の発明に係る長尺材搬送用吊り具装置において、前記中間フレームはそれぞれ対向して進退し、前記フォーク部材間のスパンを調整可能とすることができる。
請求項1〜記載の長尺材搬送用吊り具装置においては、ピン位置調整手段によりクレーンフック掛けピンと吊りビームの垂直距離が調整可能となっているので、吊りビームを長手方向に傾斜でき、対となる吊り具の高さ位置を変えることが可能になる。このため、長尺材の長手方向の傾斜に合わせてフォーク部材のレベルを調整したり、長尺材を載置する場所の傾斜に合わせてフォーク部材のレベルを調整することができ、長尺材の荷役作業を効率的に実施することができる。また、フォーク部材を固定部材と支持ユニットにより両側で支えることができるので、固定部材でフォーク部材を支える場合より重量が大きい長尺材を安全に吊ることが可能になる。
そして、昇降ロッドの上下動を下部吊りフレームに設けられたラックピニオン機構によって行うので、吊りビームと下部吊りフレームとの距離を小さく取ることができ、装置をコンパクトかつ軽量にできると共に、操作性が向上する。
更に、ロッド昇降手段は歯先が昇降ロッドの外径内に収まるように配置された平面ラック及び平面ラックの上端に接続して設けられた円弧ラックを備え、ロッド回動手段は、昇降ロッドの上端部に取付けられた荷重受け部材が昇降ロッドの下限位置にて載置され、かつ、荷重受け部材に垂下して設けられた爪部材が垂直方向に挿通して水平方向に掛合可能な掛合部が形成されて水平回動するリング状のロッド回動金具を備えているので、支持ユニットをコンパクトかつ軽量に構成することができる。
請求項記載の長尺材搬送用吊り具装置においては、昇降フレームの昇降方向をガイドフレームで規制することができ、油圧シリンダの圧力の増減により重量物を吊り下げた状態で、クレーンフック掛けピンと吊りビームの垂直距離を容易に調整することが可能になる。また、油圧シリンダを設けているので、重量物を吊った状態で油圧系統を構成する機器(例えば、油圧シリンダ、油圧ホース、チェックバルブ、方向電磁弁)が損傷しても、伸縮ロッドがシリンダ本体内に引き込まれて重量物を保持することができ、重量物の吊り上げや吊り下ろしの作業の安全性が確保できる。
請求項記載の長尺材搬送用吊り具装置においては、コンパクトかつ安価な構成でクレーンフック掛けピンと吊りビームの垂直距離の調整を容易に行うことが可能になる。
請求項記載の長尺材搬送用吊り具装置においては、傾斜している吊りビームを容易に水平状態に戻すことができると共に、吊りビームの傾斜角度の範囲を規定することができるので、重量物の吊り上げや吊り下ろしの作業の安全性が確保できる。
請求項記載の長尺材搬送用吊り具装置においては、中間フレームはそれぞれ対向して進退し、フォーク部材間のスパンを調整可能としているので、長尺材の長さが変化しても長尺材の荷役作業を効率的に実施することができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る長尺材搬送用吊り具装置の説明図、図2(A)、(B)は同長尺材搬送用吊り具装置の吊りビームを実質的に水平にした場合のピン位置調整手段を示す側断面図、正断面図、図3(A)、(B)はそれぞれ同長尺材搬送用吊り具装置の吊りビームが上り傾斜の最大傾斜位置にある場合のピン位置調整手段を示す側断面図、正断面図、図4(A)、(B)はそれぞれ同長尺材搬送用吊り具装置の吊りビームが下り傾斜の最大傾斜位置にある場合のピン位置調整手段を示す側断面図、正断面図、図5は同長尺材搬送用吊り具装置の吊り具の説明図、図6は同長尺材搬送用吊り具装置の吊り具の支持ユニットの構成図、図7(A)、(B)はそれぞれ支持ユニットのラックピニオン機構を示す平面視、側面視した説明図、図8(A)、(B)はそれぞれ支持ユニットによる掛止及び掛止解除を示す平面視、側面視した説明図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る長尺材搬送用吊り具装置10は、吊りビーム11と、吊りビーム11の両側上部に突出して対称に配置され、クレーンフック12、13がそれぞれ掛止されるクレーンフック掛けピン14、15と、吊りビーム11の両側に垂下され、長尺材の両側をそれぞれ支持するフォーク部材16、17を備えた対となる吊り具18、19とを有し、一方のクレーンフック掛けピン15は、クレーンフック掛けピン15と吊りビーム11の垂直距離を調整するピン位置調整手段20を介して吊りビーム11に固定されている。
また、各吊り具18、19は、吊りビーム11に中間フレーム21、22を介して水平旋回可能に取付けられた下部吊りフレーム23、24と、下部吊りフレーム23、24の一方側に垂下して設けられ、先部にフォーク部材16、17の基側を固定してフォーク部材16、17を実質的に水平状態で保持する固定部材25、26と、下部吊りフレーム23、24の他方側に設けられてフォーク部材16、17の先側を取り外し可能に支持する支持ユニット27、28とを有している。以下、詳細に説明する。
図1に示すように、吊りビーム11は、長尺材の重量に応じて断面形状を選定し、長尺材の長さに応じて全長を調整したH形鋼を用いて形成することができる。
また、図1、図2(A)、(B)に示すように、ピン位置調整手段20は、クレーンフック掛けピン15が上部に設けられている昇降フレーム29と、昇降フレーム29を収納し吊りビーム11に固定される角筒状のガイドフレーム30と、一端部が昇降フレーム29に固定され他端部が吊りビーム11の一部に固定された油圧シリンダ31とを有している。ここで、クレーンフック掛けピン15は、昇降フレーム29の上部に固定されたピン支持部32により両側が支持されている。また、油圧シリンダ31は、昇降フレーム29の下部側面にトラニオン継手33を介して取付けられたシリンダ本体34と、シリンダ本体34から突出する伸縮ロッド35を備え、伸縮ロッド35の先端金物36が連結金具37を介して吊りビーム11の上部フランジ38の下部に取付けられている。
またガイドフレーム30は、昇降フレーム29の側板部材39をその幅方向の両側から挟んで平行に配置される対となる端板部材40と、端板部材40をその幅方向の両側から挟んで平行に配置される対となる連結部材41とを有している。そして、ガイドフレーム30は、吊りビーム11の上部フランジ38及びウェブ42の一部を除去して形成された切欠き部分に装着され、端板部材40及び連結部材41の上部側は上部フランジ38に固定され、端板部材40及び連結部材41の下端部は下部フランジ43に固定されている。このような構成とすることにより、昇降フレーム29をガイドフレーム30内に収納することができる。
各ピン支持部32は、クレーンフック掛けピン15が挿通可能な内径を有する、例えば、環状部材で形成することができ、クレーンフック13が装入可能な隙間を設けて対向して昇降フレーム29の上部側面を形成する取付け部材44に固定されている。また、一方の取付け部材44(図1、図2では吊りビーム11の中央側)の外側には、クレーンフック掛けピン15を収容するピンガイドケース45が取付けられている。ここで、クレーンフック掛けピン15の基側には半径方向外側に向けて操作レバー46が取付けられている。また、ピンガイドケース45の側部にはその長手方向に沿って、ピンガイドケース45内に収容されたクレーンフック掛けピン15に設けられた操作レバー46が貫通状態で移動可能な溝が形成され、クレーンフック掛けピン15の先部にはノックピン47が装入されるノックピン用孔が形成されている。
このような構成とすることにより、操作レバー46をピンガイドケース45の溝内で取付け部材44側に向けて移動することによりピンガイドケース45内に収容されたクレーンフック掛けピン15をピンガイドケース45内から引き出してその両側をピン支持部32で支持される状態にすることができ、クレーンフック掛けピン15の先部にノックピン47を装入することで、クレーンフック掛けピン15をピン支持部32で両側が支持された状態に固定することができる。また、操作レバー46を溝内でピンガイドケース45の基側に向けて移動することにより、ピン支持部32で両側が支持された状態のクレーンフック掛けピン15をピンガイドケース45内に収容することができる。
昇降フレーム29は、その上部側で取付け部材44を介して各ピン支持部32を両側から挟んで保持する対となる側板部材39を有している。また、各側板部材39の上部側の中央には、上方に開口しクレーンフック13が装入可能な幅を有するクレーンフック用切り欠き部48が形成されている。これによって、昇降フレーム29の上部側にクレーンフック13を装入してクレーンフック掛けピン15に掛止する際に必要な空間を確保することができる。更に、昇降フレーム29には、取付け部材44を介した側板部材39同士の連結を補強するために、側板部材39の中間部同士を連結する一対の第1の補強材49、側板部材39の下部同士を連結する一対の第2の補強材50が設けられている。
なお、上部フランジ38の上方に突出した部分の端板部材40は端板補強材51を介して、上部フランジ38の上方に突出した部分の連結部材41は連結板補強材52を介してそれぞれ上部フランジ38に固定されている。また、各端板部材40で挟まれる範囲の吊りビーム11のウェブ42は、下部フランジ43との連結部側を端板部材40の下端の位置決めを行うガイド部53として残す以外は全て取り除かれている。
ここで、昇降フレーム29の各側板部材39の中央部には昇降側開口部54が形成され、ガイドフレーム30の連結部材41の中央よりも上部側には開口部55が形成されている。そして、昇降側開口部54及び開口部55には、中央部に開口部が形成された補強部材56が貫通し、補強部材56の両側は切欠かれた上部フランジ38の両側下部に留めボルト57を介して固定されている。また、上部フランジ38の中央に形成された切欠き部分には、その幅方向(吊りビーム11の幅方向)両縁部を連結し、上部フランジ38の一部となるフランジ連結材58が下面を補強部材56の上面に当接させて設けられている。
また、油圧シリンダ31に設けられた伸縮ロッド35の先端金物36は補強部材56の中央部に形成された開口部内に装入され、連結金具37を介してフランジ連結材58の下面側に取付けられている。ここで、油圧シリンダ31のシリンダ本体34は、その上部に取付けられたシリンダ取付け金具59の両側部を、側板部材39の下部側面に両側が固定されたシリンダ固定部材60に設けられたトラニオン継手33で支持することにより、昇降フレーム29に取付けられている。このような構成とすることにより、油圧シリンダ31を吊りビーム11の幅方向に傾動させることができ、更に、伸縮ロッド35の先端金物36は連結金具37を介してフランジ連結材58の下面側、すなわち、上部フランジ38の下面側に取付けられているので、上部フランジ38の下面側を伸縮ロッド35で押圧する際に伸縮ロッド35に曲げモーメントが作用するのを防止できる。
ガイドフレーム30の、例えば、一方の端板部材40の下側には、吊りビーム11が水平位置となった際のガイドフレーム30内における昇降フレーム29の下端位置を検知する水平位置検知センサ61が、水平位置検知センサ61の下方には、吊りビーム11が上り傾斜の最大傾斜位置となった際のガイドフレーム30内における昇降フレーム29の下端位置を検知する上り最大傾斜位置検知センサ62が、水平位置検知センサ61の上方には、吊りビーム11が下り傾斜の最大傾斜位置となった際のガイドフレーム30内における昇降フレーム29の下端位置を検知する下り最大傾斜位置検知センサ63がそれぞれ設けられている。ここで、水平位置検知センサ61、上り最大傾斜位置検知センサ62、下り最大傾斜位置検知センサ63には、例えば、近接スイッチを使用することができる。
このような構成とすることにより、図1に示すように、吊りビーム11の上部フランジ38に載置された油圧ユニット64から図示しない電磁弁の操作で油圧ホース65を介して作動油を油圧シリンダ31に供給してシリンダ本体34内の油圧を大きくすることにより、図3に示すように、伸縮ロッド35を上昇させることができ、連結金具37を介して上部フランジ38の下面側を押圧することにより、昇降フレーム29に対して吊りビーム11を上昇させることができる。また、電磁弁の操作で油圧ホース65を介してシリンダ本体34内の作動油を排出しシリンダ本体34内の油圧を低下することにより、図4に示すように、伸縮ロッド35を下降させ昇降フレーム29に対して吊りビーム11を下降させることができる。その結果、クレーンフック掛けピン15と吊りビーム11の垂直距離、すなわち、クレーンフック掛けピン15の軸心位置と吊りビーム11の上部フランジ38上面との距離Hを伸縮することが可能となる。なお、電磁弁の操作で油圧シリンダ31に供給する(排出する)作動油を停止することで、上昇中(下降中)の吊りビーム11を任意の位置で停止させその位置で保持することができる。
図1に示すように、他方のクレーンフック掛けピン14の両側は、クレーンフック掛けピン14が挿通可能な内径を有する、例えば、環状部材で形成された対となるピン支持部66で支持され、その基側には半径方向外側に向けて図示しない操作レバーが取付けられている。そして、各ピン支持部66の間には、クレーンフック13が装入可能な隙間が設けられている。また、各ピン支持部66を挿通させて両側が支持された状態のクレーンフック掛けピン14の軸心位置と吊りビーム11の上部フランジ38上面との距離が、昇降フレーム29の下端位置が水平位置検知センサ61で検知されたときのクレーンフック掛けピン15の軸心位置と上部フランジ38上面との距離と実質的に同一になるように、各ピン支持部66は、取付け部材67を介して吊りビーム11の上部フランジ38に固定されている。
更に、一方のピン支持部66の外側には、クレーンフック掛けピン14を収容可能なピンガイドケース68が設けられている。なお、ピンガイドケース68の側部にはその長手方向に沿って、ピンガイドケース68内に収容されたクレーンフック掛けピン14に設けられた操作レバーが貫通状態で移動可能な図示しない溝が形成され、クレーンフック掛けピン14の先部には図示しないノックピンが装入されるノックピン用孔が形成されている。
このような構成とすることにより、操作レバーをピンガイドケース68の溝内でピン支持部66側に向けて移動することによりクレーンフック掛けピン14をピンガイドケース68内から引き出してその両側をピン支持部66で支持される状態にすることができ、クレーンフック掛けピン14の先部にノックピンを装入することで、クレーンフック掛けピン14をピン支持部66で両側が支持された状態に固定することができる。また、操作レバーをピンガイドケース68の溝内でピンガイドケース68の基側に向けて移動することにより、ピン支持部66で両側が支持された状態のクレーンフック掛けピン14をピンガイドケース68内に収容することができる。そして、ピン支持部32、66で両側がそれぞれ支持されたクレーンフック掛けピン15、14にクレーンフック13、12をそれぞれ掛止することにより、吊りビーム11を水平状態で吊り下げることができ、ピン位置調整手段20の昇降フレーム29をガイドフレーム30内で昇降させることにより、吊りビーム11を吊りビーム11の長手方向に任意の角度で傾斜させることができる。
図1、図5に示すように、中間フレーム21は、吊りビーム11の下部フランジ43上を長手方向に沿ってそれぞれ対向して進退する移動台車69と、移動台車69の下部に吊り下げ機構70を介して垂下され下部吊りフレーム23を水平旋回可能に取付ける旋回連結機構71とを有している。なお、中間フレーム22は、吊りビーム11の下部フランジ43上を長手方向に沿ってそれぞれ対向して進退する移動台車69と、移動台車69の下部に吊り下げ機構70を介して垂下され下部吊りフレーム24を水平旋回可能に取付ける旋回連結機構71とを有しており、中間フレーム21と実質的に同一の構成となっている。このため、中間フレーム21についてのみ説明する。
移動台車69は、下部フランジ43上を走行する複数の車輪72(例えば、ウェブ42を挟んで吊りビーム11の長手方向に間隔を設けて2つずつ)を上部内側に備え下部が下部フランジ43より下方に突出して配置される台車フレーム73と、台車フレーム73の下部内側に搭載された減速機付きの走行用電動機74と、走行用電動機74の回転軸に取付けられた歯車(ピニオン)75とを有している。更に、移動台車69は、吊りビーム11の下部フランジ43の下面に吊りビーム11の長手方向に沿って取付けられ、歯車75が噛合するラック76を有している。このような構成とすることにより、走行用電動機74を駆動させて歯車75を回転させると歯車75はラック76上を移動することができ、歯車75の移動に伴って移動台車69を吊りビーム11の長手方向に沿って移動させることができる。これによって、中間フレーム21、22をそれぞれ対向して進退させることができ、フォーク部材16、17間のスパンを調整することが可能になる。
吊り下げ機構70は、台車フレーム73にピン77を介して傾動可能に取付けられる傾動部材78と、傾動部材78の下部の幅方向(移動台車69の進行方向)の両側に上端部が取付けられ下端部が旋回連結機構71の上面部に取付けられる実質的に同一長さのチェーン79とを有している。このような構成とすることにより、旋回連結機構71を移動台車69に実質的に垂直に吊り下げた状態で移動台車69と共に移動させることができる。また、旋回連結機構71は、チェーン79の下端部が取付けられるチェーン固定部80と、チェーン固定部80内に搭載された減速機付きの旋回用電動機81の駆動により回転する図示しない回転軸とを有している。
下部吊りフレーム23は、旋回連結機構71に設けられた回転軸を介してチェーン固定部80の下部に対して旋回可能に連結する旋回連結部81aと、旋回連結部81aで中央部が支持される主フレーム82とを有している。そして、主フレーム82の一方側には固定部材25が垂下して設けられ、固定部材25の先部に基側が固定されたフォーク部材16が実質的に水平状態で保持されている。また、主フレーム82の他方側にはフォーク部材16の先側を取り外し可能に支持する支持ユニット27が設けられている。このような構成とすることにより、旋回用電動機38を駆動させることにより、吊り下げた状態の下部吊りフレーム23を旋回させることができ、フォーク部材16を実質的に水平の状態に保持しながら下部吊りフレーム23と共に回動することができる。
図6に示すように、支持ユニット27は、フォーク部材16の先側に形成された長孔83に掛止する長円板状の掛止片84を下端部に備えた昇降ロッド85と、主フレーム82に設けられた円筒状の軸受ブラケット86の上下に間隔をあけて配置され、昇降ロッド85の昇降及び回動をガイドするガイド部材87、88と、下部吊りフレーム23に設けられて、昇降ロッド85をラックピニオン機構によって上下動するロッド昇降手段89と、昇降ロッド85の掛止片84を長孔83に対して掛止位置から掛止解除位置まで(又は掛止解除位置から掛止位置まで)回動させるロッド回動手段90とを有している。
図6には、掛止片84が掛止解除位置にある支持ユニット27を示しており、図7には掛止片84が掛止位置にある昇降ロッド85とロッド昇降手段89を示している。図6、図7に示すように、ロッド昇降手段89は、昇降ロッド85の下側に昇降ロッド85の軸心に沿って設けられ、平面視して歯先91が昇降ロッド85の外径D(例えば、50〜120mmで、本実施の形態では80mm)内に収まるように配置された平面ラック92と、平面ラック92の上端93に接続して昇降ロッド85の軸心に沿って設けられ、平面視して平面ラック92(すなわち、昇降ロッド85)の回動中心Oから基準ピッチ線94までの距離Kと同じ半径R(例えば、30〜90mmで、本実施の形態では32mm)の基準ピッチ線95を有する円弧ラック96とを備えている。平面ラック92及び円弧ラック96は、下部吊りフレーム23に設けられたピニオン97に噛合するようになっており、ラックピニオン機構はピニオン97、平面ラック92及び円弧ラック96を有する。
基準ピッチ線95を有する円弧ラック96は円周方向に約半周分(180度)形成されており、ピニオン97に対して昇降ロッド85が約90度回動可能になっている。円弧ラック96を含む部分の外径(歯先円径)dは、例えば、30〜90mmで、本実施の形態では39mmであり、ピニオン97の幅hは、例えば、20〜60mmで、本実施の形態では34mm)である。
図6、図7(A)、(B)及び図8(A)、(B)に示すように、ロッド回動手段90は、昇降ロッド85の外径Dより大きい外径Gを有し、昇降ロッド85の上端に取付けられた円板状の荷重受け部材98と、荷重受け部材98に垂下して設けられた断面矩形状の爪部材99と、下部吊りフレーム23に昇降ロッド85と同心に設けられ、昇降ロッド85の下限位置にて荷重受け部材98が載置(図8(B)の破線で示す)され、かつ、爪部材99が垂直方向に挿通して、水平方向に掛合可能な断面凹状の掛合部100が形成されて水平回動する外径がg(g>G)でリング板状のロッド回動金具101とを備えている。
図6及び図7(B)に示すように、昇降ロッド85の下限位置において、軸受ブラケット86に垂直に設けられた円筒状のガイド部材87、88間の昇降ロッド85には、円弧ラック96に噛合するピニオン97との干渉を避けて約90度回動できるように絞り部が設けられている。すなわち、昇降ロッド85の断面円形の円弧ラック96を含む部分の上下には、対向して円錐台部102、103が形成されている。円錐台部103を含む円弧ラック96の下方の昇降ロッド85の側部には軸方向に凹部104が形成され、凹部104の底面には平面ラック92がねじ締結機構により、着脱可能に取付けられている。ピニオン97、円弧ラック96及び平面ラック92のモジュールMは3〜8(本実施の形態では、M=5)としている。
ピニオン97は、下部吊りフレーム23の他方側に取付けブラケット(図示せず)を介して設けられた減速機付の昇降用電動機105により回転駆動されるようになっている。なお、昇降用電動機105の出力軸とピニオン97との間には、過負荷によるピニオン97、平面ラック92及び円弧ラック96の破損防止のために、図示しないトルクリミッターが設けられている。このような構成によって、昇降ロッド85の掛止片84が掛止解除位置にある場合に、昇降用電動機105の駆動によりピニオン97を回転し、平面ラック92及び円弧ラック96を介して、昇降ロッド85を上下動することができる。
図6に示すように、昇降ロッド85の下端部の掛止片84は掛止位置にて、フォーク部材16の長孔83の周囲の下面に当接するように長円板状に形成されており、掛止片84の上面中央には、長孔83に挿通可能、かつ、長孔83内で回動可能で、上部が昇降ロッド85の下端部にねじ締結機構により取付けられた棒状の接続金具106が一体的に立設されている。このねじ締結機構により、製作誤差、組立誤差及びフォーク部材16の撓み等を考慮して、掛止片84のフォーク部材16に対する高さ方向の位置調整を行うことができる。昇降ロッド85に位置決めされた接続金具106は、内周部に雌ねじが形成されたリング板状の廻り止め金具107を介して、昇降ロッド85に固定されるようになっている。昇降ロッド85の昇降ストロークPは、例えば、500〜1500mmで、本実施の形態では850mmとしている。
図6及び図8(B)に示すように、上側のガイド部材87の上端には荷重受けスラストボールベアリング108が水平に設けられており、荷重受けスラストボールベアリング108の内周面に摺動して昇降ロッド85が上下動可能に配置されている。荷重受けスラストボールベアリング108の上面には、上述したロッド回動金具101が配置されている。ロッド回動金具101の外周面にはリング状のチェーンスプロケット109が水平に設けられており、下部吊りフレーム23に取付ブラケット(図示せず)を介して垂直に設けられた減速機付の回動用電動機110の出力軸にトルクリミッター111を介して水平に取付けられたチェーンスプロケット112とチェーンスプロケット109には無端チェーン113が設けられている。トルクリミッター111は過負荷による無端チェーン113等の破損防止のために設けられている。
このような構成によって、昇降ロッド85の下限位置で荷重受け部材98がロッド回動金具101に載置され、爪部材99が掛合部100に掛合した状態で、回動用電動機110を駆動することにより、無端チェーン113及びロッド回動金具101を介して、昇降ロッド85をガイド部材87、88内で、回動することができ、これにより、昇降ロッド85の掛止片84を長孔83に対して掛止位置から掛止解除位置(又は掛止解除位置から掛止位置)まで約90度回動させることができる。
図6に示すように、下部吊りフレーム23上には、昇降する昇降ロッド85の上側を覆う断面矩形状のロッドカバー114が垂直に設けられている。昇降ロッド85の荷重受け部材98の上面には、断面矩形で棒状のストライカー115が水平に取付けられている。図6及び図8(A)、(B)に示すように、掛止片84が掛止解除位置にある昇降ロッド85の上昇位置でストライカー115により作動する上限停止センサ116がロッドカバー114の上端部に、また、下降位置でストライカー115により作動する下限減速センサ117及び下限停止センサ118がロッドカバー114の下端部にそれぞれ取付けられている。なお、昇降ロッド85の昇降時に昇降ロッド85の回動を防止するために、爪部材99の昇降ガイドを行うガイド部材119がロッドカバー114に垂直に取付けられている。更に、図8(A)、(B)に示すように、昇降ロッド85の下限位置では、ストライカー115の旋回により作動して、昇降ロッド85が掛止解除位置にあることを検出するロッド掛止解除センサ120、及び昇降ロッド85が掛止位置にあることを検出するロッド掛止センサ121が、ロッドカバー114の下端部にそれぞれ取付けられている。
図1に示すように、ピン位置調整手段20の油圧ユニット64並びにピン位置調整手段20が設けられた側に配置される吊り具19の旋回用電動機81、昇降用電動機105、及び回動用電動機110への電力は、図示しないクレーン桁に設けられた第1のコネクターボックス122に第1の動力用電源ケーブル123を介して接続する第1の動力盤124から電源ケーブル125により供給される。また、クレーンフック掛けピン14が設けられた側に配置される吊り具18の旋回用電動機81、昇降用電動機105、及び回動用電動機110への電力は、図示しないクレーン桁に設けられた第2のコネクターボックス126に第2の動力用電源ケーブル127を介して接続する第2の動力盤128から電源ケーブル129を用いて供給される。
続いて、本発明の一実施の形態に係る長尺材搬送用吊り具装置10を使用して、傾斜した床の上にダンネージを介して段積みされた長尺の重量物を吊り上げて払い出す際の方法について説明する。
先ずクレーンに設けられた対となるクレーンフック13を、長尺材搬送用吊り具装置10の吊りビーム11に設けられたクレーンフック掛けピン14、15に掛止する。次いで、両側の吊り具18、19の中間フレーム21、22の旋回連結機構71を操作して主フレーム82を吊りビーム11と平行に(フォーク部材16、17の長手方向が吊りビーム11と平行になるように)配置してから、クレーンを段積みされた長尺材の上方の所定位置まで移動させることにより、長尺材搬送用吊り具装置10を長尺材の上方位置に配置する。
そして、長尺材搬送用吊り具装置10の吊り具18、19に設けられたフォーク部材16、17で長尺材の両側を支持できるように吊り具18、19の移動台車69をそれぞれ吊りビーム11の長手方向に沿って移動させて吊り具18、19の位置決めを行ってから、クレーンフック12、13を下降させる。なお、フォーク部材16、17は下部吊りフレーム23、24の主フレーム82に平行にそれぞれ配置されているため、各フォーク部材16、17は吊りビーム11と平行に(水平状態で)下降する。このため、フォーク部材16、17の高さ位置を吊り上げようとする長尺材を載置しているダンネージで形成された隙間の高さ位置に合うように調整する。
ここで、クレーンフック掛けピン15が配置されている側の吊り具19のフォーク部材17で支持する長尺材の下面の高さ位置がクレーンフック掛けピン14が配置されている側の吊り具18のフォーク部材16で支持する長尺材の下面の高さ位置より高い(低い)場合は、先ず、吊り具18のフォーク部材16が長尺材を載置しているダンネージで形成された隙間内に装入可能な高さ位置に来るように吊りビーム11を下降させる。そして、ピン位置調整手段20の油圧シリンダ31を操作して伸縮ロッド35を上昇(下降)させて、吊り具19のフォーク部材17が長尺材を載置しているダンネージで形成された隙間内に装入可能な高さ位置に来るようにフォーク部材17側の吊りビーム11の高さ位置を上昇(下降)させて吊りビーム11を傾斜させる。次いで、各吊り具18、19に設けられた旋回用電動機81を駆動させて下部吊りフレーム23、24を旋回させることにより、吊りビーム11と平行に配置されたフォーク部材16、17を旋回させることができ、各フォーク部材16、17をダンネージで形成された隙間内に装入する。
なお、ピン支持部32、66で両側がそれぞれ支持されたクレーンフック掛けピン14、15間の距離(例えば、5000〜7000mm)に対して、ピン位置調整手段20の昇降フレーム29のガイドフレーム30内での最大移動距離、すなわち、水平位置検知センサ61と上り最大傾斜位置検知センサ62(下り最大傾斜位置検知センサ63)の間隔は40〜60mmと小さいので、昇降フレーム29の吊りビーム11に対する移動距離をクレーンフック掛けピン14、15間の軸心位置の差と近似することができる。このため、油圧シリンダ31の伸縮ロッド35の上昇(下降)距離を調整することで、ピン位置調整手段20側のフォーク部材17の高さを長尺材を載置しているダンネージで形成された隙間内に装入可能な高さ位置に容易に調整することができる。ここで、伸縮ロッド35の過度な上昇(下降)は、上り最大傾斜位置検知センサ62(下り最大傾斜位置検知センサ63)により防止されるので、過度な吊りビーム11の傾斜も防止される。
各フォーク部材16、17がダンネージで形成された隙間内に装入されると、各吊り具18、19に設けられた昇降用電動機105を駆動させて昇降ロッド85を下降させる(下降速度は、例えば、50〜150mm/秒で、本実施の形態では、約100mm/秒)。昇降ロッド85が下降して下限減速センサ117により下限減速位置が検出されると、昇降ロッド85の速度が減速し、次いで、下限停止センサ118により下限位置が検出されて昇降ロッド85を停止する。この際、昇降ロッド85の掛止解除位置において、図6に示すように、掛止片84及び接続金具106の下部がフォーク部材16、17の長孔83に挿通すると共に、図8(A)、(B)に示すように、昇降ロッド85の荷重受け部材98がロッド回動金具101に載置され、かつ、爪部材99がロッド回動金具101の掛合部100に掛合する。また、ピニオン97は円弧ラック96と噛合した状態となっている。
昇降ロッド85が下限位置にあることが検出されると、回動用電動機110を駆動して、図7(A)、(B)及び図8(A)、(B)に示すように、昇降ロッド85の掛止片84をフォーク部材16、17の長孔83に対して掛止解除位置から掛止位置まで約90度回動させ(回動速度は、例えば、5〜15rpmで、本実施の形態では、約8rpm)、昇降ロッド85をフォーク部材16、17に掛止する。この際、昇降ロッド85に形成された円弧ラック96はピニオン97と噛合した状態で、摺動しながら回動する。これによって、フォーク部材16(17)の両端部が固定部材25(26)と昇降ロッド85の2点で支持される状態になり、長尺材を載置した場合にフォーク部材16、17に発生する応力を小さくすることができると共に、長尺材がフォーク部材16、17から外れることを確実に防止できるので、安全である。なお、掛止位置検出センサーにより、掛止片84の掛止完了表示ランプが点滅し、操作者が確認できるようにしている。この表示は、左右フォークの掛止完了後、天井クレーン(走行クレーン)の巻き上げ操作ができるようにインターロックを施し、安全対策を図っている。
次いで、クレーンフック12、13を上昇させると吊りビーム11が上昇し、吊りビーム11と共にフォーク部材16、17を支持する吊り具18、19が上昇するので、長尺材が吊り上げられる。
次いで、本発明の一実施の形態に係る長尺材搬送用吊り具装置10を使用して、傾斜した床の上にダンネージを介して段積みされた長尺の重量物の上に重量物を吊り下ろして段積みする際の方法について説明する。
先ず、クレーンを操作して長尺材搬送用吊り具装置10の各吊り具18、19に設けられたフォーク部材16、17で両側が支持された長尺材を段積みする場所の上方位置に搬送する。そして、段積みされている長尺材の上面の両側にダンネージを載置して、フォーク部材16、17で両側が支持された長尺材が載置したダンネージで支持されるようにクレーンフック12、13を徐々に下降させる。
ここで、ピン位置調整手段20が配置されている側の吊り具19のフォーク部材17で支持している側の長尺材の下面が当接するダンネージの高さ位置が、クレーンフック掛けピン14が配置されている側の吊り具18のフォーク部材16で支持している側の長尺材の下面が当接するダンネージの高さ位置より高い場合は、先ず、ピン位置調整手段20の油圧シリンダ31を操作して伸縮ロッド35を上昇させて吊りビーム11を上り傾斜の最大傾斜状態まで傾斜させ、ピン位置調整手段20側のフォーク部材17で支持している側の長尺材の下面の高さ位置をクレーンフック掛けピン14側のフォーク部材16で支持している側の重量物の下面の高さ位置より上方に配置する。そして、クレーンフック12、13を徐々に下降させて、クレーンフック掛けピン14側のフォーク部材16で支持している長尺材の下面をダンネージに当接させる。次いで、ピン位置調整手段20の油圧シリンダ31を操作して伸縮ロッド35を下降させて吊りビーム11の傾斜を小さくしてピン位置調整手段20側のフォーク部材17で支持している側の長尺材の下面をダンネージに当接させる。これによって、長尺材はフォーク部材16、17で支持された状態からダンネージで支持される状態になり、各フォーク部材16、17はダンネージで形成された隙間内に装入されている状態になる。
一方、ピン位置調整手段20が配置されている側の吊り具19のフォーク部材17で支持している側の長尺材の下面が当接するダンネージの高さ位置がクレーンフック掛けピン14が配置されている側の吊り具18のフォーク部材16で支持している側の長尺材の下面が当接するダンネージの高さ位置より低い場合は、先ず、クレーンフック12、13を徐々に下降させて、クレーンフック掛けピン14側のフォーク部材16で支持している長尺材の下面をダンネージに当接させる。次いで、ピン位置調整手段20の油圧シリンダ31を操作して伸縮ロッド35を下降させて吊りビーム11を傾斜させてピン位置調整手段20側のフォーク部材17で支持している側の長尺材の下面をダンネージに当接させる。これによって、長尺材はフォーク部材16、17で支持された状態からダンネージで支持される状態になり、各フォーク部材16、17はダンネージで形成された隙間内に装入されている状態になる。
次いで、回動用電動機110を駆動して、図7(A)、(B)及び図8(A)、(B)に示すように、昇降ロッド85の掛止片84をフォーク部材16、17の長孔83に対して掛止位置から掛止解除位置まで約90度回動させ、昇降ロッド85とフォーク部材16、17との掛止を解除する。この際、昇降ロッド85に形成された円弧ラック96はピニオン97と噛合した状態で、摺動しながら回動する。なお、昇降ロッド85が回動中は昇降用電動機の制御装置(ブレーキ)を解除させ、摺動部の摩擦をなくし、スムーズに昇降ロッド85が回動できるようにしている。掛止解除位置では昇降ロッド85の爪部材99はロッド回動金具101の掛合部100に対して垂直方向上方に移動可能な状態となる。
そして、昇降用電動機105を駆動して、ラックピニオン機構により昇降ロッド85を上昇させる。昇降ロッド85の上昇により上限停止センサ116が作動すると、昇降ロッド85が停止する。これによって、フォーク部材16、17はその基側が固定部材25、26で実質的に水平状態に保持された状態になるので、旋回用電動機81を駆動させることにより中間フレーム21、22に対して約90度水平旋回することができ、フォーク部材16、17をダンネージで形成された隙間内から引き出すことができる。これによって、フォーク部材16、17は吊りビーム11に平行に配置される状態になるので、クレーンフック12、13を上昇させることにより、長尺材搬送用吊り具装置10を載置した重量物から離脱させることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の長尺材搬送用吊り具装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、吊りビームの水平位置、及び吊りビームの上り傾斜及び下り傾斜のそれぞれ最大傾斜位置を検知するセンサをそれぞれガイドフレームの下側に設けたが、ガイドフレームの上側、例えば、吊りビームの上部フランジから突出する部分のガイドフレームに設けてもよい。
また、支持ユニットのロッド昇降手段は、前記実施の形態に限定されず、必要に応じて、その他の構成の支持ユニットとすることもできる。例えば、昇降ロッドを円筒状に形成し、昇降ロッドをラックピニオン機構により上下動させ、昇降ロッド内を回動可能で、かつ、下端部に掛止片を設けた構成の回動掛止ロッドとすることもできる。
更に、昇降ロッドの昇降及び回動をガイドするガイド部材を軸受ブラケットに上下に2個設けたが、これに限定されず、必要に応じて、ピニオンと干渉する部分を切り欠いた1個のガイド部材を設けることもできる。
本発明の一実施の形態に係る長尺材搬送用吊り具装置の説明図である。 (A)、(B)は同長尺材搬送用吊り具装置の吊りビームを実質的に水平にした場合のピン位置調整手段を示す側断面図、正断面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同長尺材搬送用吊り具装置の吊りビームが上り傾斜の最大傾斜位置にある場合のピン位置調整手段を示す側断面図、正断面図である。 (A)、(B)はそれぞれ同長尺材搬送用吊り具装置の吊りビームが下り傾斜の最大傾斜位置にある場合のピン位置調整手段を示す側断面図、正断面図である。 同長尺材搬送用吊り具装置の吊り具の説明図である。 同長尺材搬送用吊り具装置の吊り具の支持ユニットの構成図である。 (A)、(B)はそれぞれ支持ユニットのラックピニオン機構を示す平面視、側面視した説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ支持ユニットによる掛止及び掛止解除を示す平面視、側面視した説明図である。
10:長尺材搬送用吊り具装置、11:吊りビーム、12、13:クレーンフック、14、15:クレーンフック掛けピン、16、17:フォーク部材、18、19:吊り具、20:ピン位置調整手段、21、22:中間フレーム、23、24:下部吊りフレーム、25、26:固定部材、27、28:支持ユニット、29:昇降フレーム、30:ガイドフレーム、31:油圧シリンダ、32:ピン支持部、33:トラニオン継手、34:シリンダ本体、35:伸縮ロッド、36:先端金物、37:連結金具、38:上部フランジ、39:側板部材、40:端板部材、41:連結部材、42:ウェブ、43:下部フランジ、44:取付け部材、45:ピンガイドケース、46:操作レバー、47:ノックピン、48:クレーンフック用切り欠き部、49:第1の補強材、50:第2の補強材、51:端板補強材、52:連結板補強材、53:ガイド部、54:昇降側開口部、55:開口部、56:補強部材、57:留めボルト、58:フランジ連結材、59:シリンダ取付け金具、60:シリンダ固定部材、61:水平位置検知センサ、62:上り最大傾斜位置検知センサ、63:下り最大傾斜位置検知センサ、64:油圧ユニット、65:油圧ホース、66:ピン支持部、67:取付け部材、68:ピンガイドケース、69:移動台車、70:吊り下げ機構、71:旋回連結機構、72:車輪、73:台車フレーム、74:走行用電動機、75:歯車(ピニオン)、76:ラック、77:ピン、78:傾動部材、79:チェーン、80:チェーン固定部、81:旋回用電動機、81a:旋回連結部、82:主フレーム、83:長孔、84:掛止片、85:昇降ロッド、86:軸受ブラケット、87、88:ガイド部材、89:ロッド昇降手段、90:ロッド回動手段、91:歯先、92:平面ラック、93:上端、94、95:基準ピッチ線、96:円弧ラック、97:ピニオン、98:荷重受け部材、99:爪部材、100:掛合部、101:ロッド回動金具、102、103:円錐台部、104:凹部、105:昇降用電動機、106:接続金具、107:廻り止め金具、108:荷重受けスラストボールベアリング、109:チェーンスプロケット、110:回動用電動機、111:トルクリミッター、112:チェーンスプロケット、113:無端チェーン、114:ロッドカバー、115:ストライカー、116:上限停止センサ、117:下限減速センサ、118:下限停止センサ、119:ガイド部材、120:ロッド掛止解除センサ、121:ロッド掛止センサ、122:第1のコネクターボックス、123:第1の動力用電源ケーブル、124:第1の動力盤、125:電源ケーブル、126:第2のコネクターボックス、127:第2の動力用電源ケーブル、128:第2の動力盤、129:電源ケーブル

Claims (5)

  1. 吊りビームと、前記吊りビームの両側上部に突出して対称に配置され、クレーンフックがそれぞれ掛止されるクレーンフック掛けピンと、前記吊りビームの両側に垂下され、長尺材の両側をそれぞれ支持するフォーク部材を備えた対となる吊り具とを有する長尺材搬送用吊り具装置において、
    一方の前記クレーンフック掛けピンは、該クレーンフック掛けピンと前記吊りビームの垂直距離を調整するピン位置調整手段を介して前記吊りビームに固定され、
    前記各吊り具は、前記吊りビームに中間フレームを介して水平旋回可能に取付けられた下部吊りフレームと、前記下部吊りフレームの一方側に垂下して設けられ、先部に前記フォーク部材の基側を固定して該フォーク部材を実質的に水平状態で保持する固定部材と、前記下部吊りフレームの他方側に設けられて前記フォーク部材の先側を取り外し可能に支持する支持ユニットとを有し、
    前記支持ユニットは、前記フォーク部材の先側に形成された長孔に挿通する掛止片を下端部に備えた昇降ロッドと、前記下部吊りフレームに設けられて、前記昇降ロッドの昇降をガイドするガイド部材と、前記下部吊りフレームに設けられて、前記昇降ロッドをラックピニオン機構によって上下動するロッド昇降手段と、前記昇降ロッドの掛止片を前記長孔に対して掛止位置から掛止解除位置まで回動させるロッド回動手段とを有し、
    しかも、前記ロッド昇降手段は、前記昇降ロッドの下側に該昇降ロッドの軸心に沿って設けられ、平面視して歯先が該昇降ロッドの外径内に収まるように配置された平面ラックと、該平面ラックの上端に接続して前記昇降ロッドの軸心に沿って設けられ、平面視して前記平面ラックの回動中心から基準ピッチ線までの距離と同じ半径の基準ピッチ線を有する円弧ラックとを備え、
    前記ロッド回動手段は、前記昇降ロッドの上端部に取付けられた荷重受け部材と、該荷重受け部材に垂下して設けられた爪部材と、前記下部吊りフレームに前記昇降ロッドと同心に設けられ、前記昇降ロッドの下限位置にて前記荷重受け部材が載置され、かつ、前記爪部材が垂直方向に挿通して水平方向に掛合可能な掛合部が形成されて水平回動するリング状のロッド回動金具とを備えたことを特徴とする長尺材搬送用吊り具装置。
  2. 吊りビームと、前記吊りビームの両側上部に突出して対称に配置され、クレーンフックがそれぞれ掛止されるクレーンフック掛けピンと、前記吊りビームの両側に垂下され、長尺材の両側をそれぞれ支持するフォーク部材を備えた対となる吊り具とを有する長尺材搬送用吊り具装置において、
    一方の前記クレーンフック掛けピンは、該クレーンフック掛けピンと前記吊りビームの垂直距離を調整するピン位置調整手段を介して前記吊りビームに固定され、
    前記各吊り具は、前記吊りビームに中間フレームを介して水平旋回可能に取付けられた下部吊りフレームと、前記下部吊りフレームの一方側に垂下して設けられ、先部に前記フォーク部材の基側を固定して該フォーク部材を実質的に水平状態で保持する固定部材と、前記下部吊りフレームの他方側に設けられて前記フォーク部材の先側を取り外し可能に支持する支持ユニットとを有し、
    前記ピン位置調整手段は、前記クレーンフック掛けピンが上部に設けられている昇降フレームと、該昇降フレームを収納し前記吊りビームに固定されるガイドフレームと、一端部が前記昇降フレームに固定され他端部が前記吊りビームの一部に固定された油圧シリンダとを有することを特徴とする長尺材搬送用吊り具装置。
  3. 請求項記載の長尺材搬送用吊り具装置において、前記吊りビームはH形綱であって、前記ガイドフレームは角筒状となって、該H形綱の上部フランジ及びウェブの切欠き部分に装着されていると共に、前記ガイドフレームの中央には切欠かれた前記上部フランジの両側下部に設けられている補強部材が貫通する開口部を有し、前記昇降フレームの下部側面にトラニオン継手を介して取付けられた前記油圧シリンダの伸縮ロッドの先端金物が、前記上部フランジの下部に連結金具を介して取付けられていることを特徴とする長尺材搬送用吊り具装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の長尺材搬送用吊り具装置において、前記ピン位置調整手段には、前記吊りビームの水平位置、及び前記吊りビームの上り傾斜及び下り傾斜のそれぞれ最大傾斜位置を検知するセンサがそれぞれ設けられていることを特徴とする長尺材搬送用吊り具装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の長尺材搬送用吊り具装置において、前記中間フレームはそれぞれ対向して進退し、前記フォーク部材間のスパンを調整可能とすることを特徴とする長尺材搬送用吊り具装置。
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