JP7189490B2 - 位置調節補助装置及び移動式クレーン - Google Patents

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本発明は、移動式クレーンのカウンタウェイトを載せるパレットの下方に自走式台車を配置するための装置に関する。
従来、走行可能な下部走行体と、下部走行体に対して旋回可能に取り付けられた上部旋回体と、上部旋回体に対して起伏可能に取り付けられたブームと、上部旋回体に取付けられておりブームを後方から支持するマストと、上部旋回体の後方に配置されておりブームとの間でつり合いをとるようにガイラインを介してマストに接続されたカウンタウェイトと、を備えた移動式クレーンが知られている。このような従来のクレーンにおいて、カウンタウェイトは、クレーンが重量物を吊り上げるために設けられるSHL(Super Heavy Lifting)用ウェイトとして、クレーンのバランスを保つ機能を有する。
上記のようにクレーンをSHLの用途で使用する場合には、カウンタウェイト用の台車が必要になる。一般に、クレーンに用いられるカウンタウェイト台車は、そのクレーンに対して専用で設計されたものが使用される。しかし、クレーン毎に専用の台車を設計することは、それを設計開発する時間とコストがかかる。
そこで、例えば、重量物を運搬するための汎用の自走式台車である自走式多軸台車、SPMT(Self-Propelled Modular Transporter)などと呼ばれる台車を、カウンタウェイト用の自走式台車として用いることが考えられる。その一例として、特許文献1には、パレットと、自走式台車とを備えたクレーン用カウンタウェイト支持装置が記載されている。
特許文献1のカウンタウェイト支持装置では、オペレータは、遠隔操作機器を操作することによりトランスポーター(自走式台車)を操縦し、カウンタウェイトを載置したパレットの載置部の下方に自走式台車を進入させる。そして、オペレータは、遠隔操作機器を操作して自走式台車によってパレットを持ち上げ、この状態で自走式台車をクレーンの近傍に移動させる。このようにSPMTのような汎用の自走式台車をカウンタウェイト用の台車として用いることにより、クレーン毎に専用の自走式台車を設計開発する必要がなくなる。
特許第5632818号公報
しかしながら、SPMTのような汎用の自走式台車が特許文献1のようにカウンタウェイトをクレーンの近傍に移動させるための台車として用いられるだけでなく、当該自走式台車自体がウェイトの一部として用いられる場合、すなわち、カウンタウェイトと、パレットと、自走式台車とが一体的に結合され、これら全体がウェイトユニットとして用いられる場合、次のような問題が生じる。かかる場合、パレットの載置部の下方に配置された自走式台車をパレットに結合する必要があり、そのためには、パレットに対して自走式台車を結合することが可能な位置に自走式台車が配置されることが必要である。そして、自走式台車を操縦するオペレータは、自走式台車をパレットに対して結合可能な位置に自走式台車が配置されているか否かを目視などによって視覚的に判断する必要がある。しかし、SHL用のカウンタウェイト、パレット及びSPMTのような自走式台車は非常に大きなサイズを有しているため、オペレータが目視などによって上記のような判断をするのが困難な場合もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、カウンタウェイト、パレット及び自走式台車を結合して一体のウェイトユニットとして用いる場合において、自走式台車をパレットに対して結合可能な位置に配置することを容易にする位置調節補助装置、移動式クレーン及びウェイト結合方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の位置調節補助装置は、移動式クレーンのカウンタウェイトと、前記カウンタウェイトを載せる載置部を有するパレットと、一方向に延びる荷台を有する自走式台車とを結合して一体のウェイトユニットとして用いるために、前記荷台における前記一方向の一端部を先頭にして前記自走式台車を前記載置部の下方に進入させて前記荷台を前記載置部の下方に配置するための装置である。前記位置調節補助装置は、前記一方向に直交する方向である前記荷台の幅方向における前記パレットに対する前記荷台の相対位置を検出する相対位置検出部と、前記相対位置検出部による検出結果に基づいて前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能か否かに関する判定を行う判定部と、前記判定部による判定結果に関する情報をオペレータに報知する報知装置と、を備える。
この位置調節補助装置において、前記自走式台車が前記載置部の下方に進入する方向を進入方向とするとき、前記相対位置検出部は、第1センサと、前記第1センサに対して前記進入方向に離れた位置に設けられた第2センサとを含み、前記第1センサは、前記幅方向における前記パレットに対する前記荷台の第1の部位の相対位置を検出し、前記第2センサは、前記幅方向における前記パレットに対する前記荷台の第2の部位であって前記第1の部位よりも前記一端部に近い部位の相対位置を検出するように構成されている。
本発明の位置調節補助装置では、前記判定部は、前記相対位置検出部による検出結果に基づいて、自走式台車をパレットに対して結合することが可能であるか否かに関する判定を行うことができ、オペレータは、報知装置を通じて前記判定部による判定結果に関する情報を取得することができる。したがって、オペレータは、前記幅方向及び前記一方向のうち、少なくとも前記幅方向における前記相対位置に関する情報を得ることができる。これにより、オペレータは、自走式台車の荷台をパレットの載置部の下方に配置する際には、前記幅方向における前記相対位置の調節のための指標が得られるので、前記一方向におけるパレットに対する荷台の相対位置が適正な位置にあるかどうかについて重点的に注意を払えばよい。このように本発明の位置調節補助装置は、自走式台車をパレットに対して結合可能な位置に配置することを容易にする。
また、この位置調節補助装置では、第1センサと第2センサが前記幅方向における前記第1の部位の前記相対位置と前記第2の部位の前記相対位置とを検出する。したがって、例えば、上記の2箇所において検出される前記相対位置に基づいて、パレットと第1の部位との位置関係、及びパレットと第2の部位との位置関係を算出することが可能になるとともに、上記の2箇所において検出される2つの前記相対位置を比較してパレットに対する荷台の傾きを算出することも可能になる。これにより、判定部は前記幅方向における前記相対位置に関する判定を精度よく行うことができる。
具体的には、オペレータに報知される前記判定結果に関する情報が自走式台車をパレットに対して結合することが可能であることを示すものである場合、オペレータは、パレットに対する自走式台車の相対位置が適正な位置にあることを認識でき、その後の作業工程(例えば、自走式台車をパレットに対して結合する結合工程など)を進行させることができる。一方、オペレータに報知される前記判定結果に関する情報が自走式台車をパレットに対して結合することが不可能であることを示すものである場合、オペレータは、パレットに対する自走式台車の相対位置をさらに調節する必要があることを認識できる。かかる場合、オペレータが前記報知装置を通じて前記判定結果に関する情報を取得した後、当該情報を指標としてパレットに対する自走式台車の相対位置の調節がさらに行われる。
なお、パレットに対する自走式台車の相対位置は、オペレータが自走式台車を手動で操縦することにより調節されてもよく、コントローラ(クレーンのコントローラ若しくは自走式台車のコントローラ)が自走式台車の駆動機構などを制御することにより調節されてもよい。また、オペレータが前記判定部による判定結果に関する情報を取得するタイミングは、荷台の前記一端部を先頭にして自走式台車がパレットの載置部の下方に進入し始めてから前記荷台が当該載置部の下方に配置されて自走式台車が停止するまでの間の期間に含まれていてもよく、自走式台車の荷台がパレットの載置部の下方に配置されて自走式台車が停止した後の期間に含まれていてもよく、これらの両方の期間に含まれていてもよい。
(2)具体的には、例えば、前記位置調節補助装置は、前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能な位置として前記相対位置に関する予め設定された許容範囲を記憶する記憶部をさらに備え、前記判定部は、前記相対位置検出部による前記検出結果及び前記許容範囲に基づいて前記相対位置が前記許容範囲に含まれるか否かを判定するように構成されていてもよい。
この態様では、前記許容範囲は、パレットに対して自走式台車を結合することが可能な位置として前記相対位置に関して予め設定されたものであるため、前記判定部は、相対位置検出部による検出結果に基づいて、前記相対位置が前記許容範囲に含まれるか否かについて判定することにより、自走式台車をパレットに対して結合することが可能であるか否かを判定することができる。
)前記位置調節補助装置において、前記第1センサは、前記パレットに設けられ、当該第1センサから前記荷台の側部までの距離を計測可能に構成されており、前記第2センサは、前記第1センサに対して前記進入方向に離れた位置において前記パレットに設けられ、当該第2センサから前記荷台の側部までの距離を計測可能に構成されていてもよい。
この態様では、自走式台車をパレットに対して結合することが可能であるか否かに関する前記判定部の判定を、前記第1センサ及び前記第2センサのそれぞれによって計測される各センサから荷台の側部までの距離に基づいて直接的に行うことができるので、判定部は前記幅方向における前記相対位置に関する判定をより精度よく行うことができる。
また、自走式台車がSPMTなどの汎用の台車である場合には、仮に第1センサ及び第2センサを自走式台車に取り付けるとすると、自走式台車の汎用性が低下する。そこで、本態様では、第1センサ及び第2センサが自走式台車に設けられるのではなくパレットに設けられている。これにより、自走式台車の汎用性が低下するのを抑制できる。
)前記位置調節補助装置において、前記自走式台車は、前記荷台の下方に設けられたタイヤと、前記タイヤを駆動する駆動機構と、前記荷台に対する前記タイヤの角度であるタイヤ角度を変更する角度変更機構と、を有し、前記位置調節補助装置は、前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが不可能であると前記判定部が判定した場合に、前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能になるように前記相対位置検出部による前記検出結果に基づいて前記タイヤ角度の変更値と前記自走式台車の移動距離とを演算する調節値演算部と、前記調節値演算部により演算された前記変更値に基づいて前記タイヤ角度を調節するように前記角度変更機構に対する指令を行う角度変更指令部と、前記タイヤ角度が調節された状態で前記移動距離に基づいて前記自走式台車を走行させるように前記駆動機構に対する指令を行う駆動指令部と、をさらに備えていてもよい。
この態様では、パレットに対して自走式台車を結合することが不可能である状態の場合には、調節値演算部によって演算されるタイヤ角度の変更値に基づいてタイヤ角度が調節され、調節値演算部によって演算される自走式台車の移動距離に基づいて自走式台車を走行させることができる。これにより、パレットに対して自走式台車を結合することが可能になる。
)前記位置調節補助装置において、前記自走式台車は、前記荷台の下方に設けられたタイヤと、前記タイヤを駆動する駆動機構と、前記荷台に対する前記タイヤの角度であるタイヤ角度を変更する角度変更機構と、を有し、前記位置調節補助装置は、前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能であると前記判定部が判定し、かつ、前記パレットに対して前記自走式台車を結合した状態で前記移動式クレーンが旋回動作を行う場合に、前記相対位置検出部による前記検出結果に基づいて前記旋回動作のための前記タイヤ角度の変更値を演算する旋回用角度演算部と、前記旋回用角度演算部により演算された前記変更値に基づいて前記タイヤ角度を調節するように前記角度変更機構に対する指令を行う角度変更指令部と、前記タイヤ角度が調節された状態で前記移動式クレーンの前記旋回動作に伴って前記自走式台車を走行させるように前記駆動機構に対する指令を行う駆動指令部と、をさらに備えていてもよい。
荷台がパレットに対して傾いていても、パレットに対して自走式台車を結合することが可能な場合もあるので、パレットに対して自走式台車を結合することが可能であると判定部が判定し、パレットに対して自走式台車が結合された状態では、荷台がパレットに対して傾いている場合もある。また、タイヤ角度は荷台に対するタイヤの角度として角度検出部により検出される。したがって、移動式クレーンが旋回動作を行う場合には、自走式台車のタイヤ角度は、パレットに対する荷台の傾斜角度を考慮して決定される必要がある。
そこで、本態様では、移動式クレーンが旋回動作を行う場合には、旋回用角度演算部によって演算されるタイヤ角度の変更値に基づいてタイヤ角度が調節された状態で移動式クレーンの前記旋回動作に伴って前記自走式台車が走行する。これにより、自走式台車は、移動式クレーンの旋回動作に正確に追随することができる。
本発明の他の位置調節補助装置移動式クレーンのカウンタウェイトと、前記カウンタウェイトを載せる載置部を有するパレットと、一方向に延びる荷台を有する自走式台車とを結合して一体のウェイトユニットとして用いるために、前記荷台における前記一方向の一端部を先頭にして前記自走式台車を前記載置部の下方に進入させて前記荷台を前記載置部の下方に配置するための位置調節補助装置であって、前記一方向に直交する方向である前記荷台の幅方向における前記パレットに対する前記荷台の相対位置を検出する相対位置検出部と、前記相対位置検出部による検出結果に基づいて前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能か否かに関する判定を行う判定部と、前記判定部による判定結果に関する情報をオペレータに報知する報知装置と、を備え、前記相対位置検出部は、前記一方向における前記パレットに対する前記荷台の相対位置をさらに検出可能に構成されており、記幅方向における前記相対位置と前記一方向における前記相対位置に関する許容範囲が予め設定されており、前記判定部は、前記幅方向における前記相対位置及び前記一方向における前記相対位置についての前記相対位置検出部による検出結果に基づいてこれらの相対位置が前記許容範囲に含まれるか否かを判定するように構成されている。
この態様では、オペレータは、前記幅方向における前記相対位置に関する情報だけでなく、前記一方向における前記相対位置に関する情報も得ることができる。したがって、この態様は、自走式台車をパレットに対して結合可能な位置に配置することをさらに容易にする。
)本発明の移動式クレーンは、走行可能な下部走行体と、上述した位置調節補助装置とを備えているので、自走式台車をパレットに対して結合可能な位置に配置することを容易にする。
本発明によれば、カウンタウェイト、パレット及び自走式台車を一体のウェイトユニットとして用いる場合において、自走式台車をパレットに対して結合可能な位置に配置することが容易になる。
本発明の実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムを示す側面図である。 前記実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムにおけるカウンタウェイト、パレット及び自走式台車を示す斜視図である。 前記自走式台車の走行ユニットの動作を説明するための概略図である。 前記実施形態に係る位置調節補助装置の機能的構成と、自走式台車の機能的構成とを示すブロック図である。 前記実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムにおいて、パレットに対する自走式台車の荷台の相対位置を調節するための方法を説明するための概略の平面図である。 前記実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムにおいて、パレットに対する自走式台車の荷台の相対位置を調節するとともにパレットと自走式台車を結合するための制御例1を示すフローチャートである。 前記実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムにおいて、パレットに対する自走式台車の荷台の相対位置を調節するための方法を説明するための概略の平面図である。 前記実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムにおいて、パレットに対する自走式台車の荷台の相対位置を調節するとともにパレットと自走式台車を結合するための制御例2を示すフローチャートである。 前記実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムにおいて、パレットに対する自走式台車の荷台の相対位置を調節するための他の方法を説明するための概略の平面図である。 前記実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステムにおいて、パレットに対する自走式台車の荷台の相対位置を調節するための他の方法を説明するための概略の平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る位置調節補助装置及びウェイト結合方法について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る位置調節補助装置を備えるクレーンシステム1を示す側面図である。なお、図には、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」及び「右」の方向が示されていることがあるが、当該方向は、本発明の実施形態に係るクレーンシステム1、クレーン10などの構造を説明するために便宜上示すものであり、クレーン10や自走式台車80の移動方向や使用態様などを限定するものではない。
図1に示すように、クレーンシステム1は、クレーン10と、自走式台車80とを備える。クレーン10は、クレーン本体11と、カウンタウェイト31と、パレット40とを備える。カウンタウェイト31と、パレット40と、自走式台車80とは、ウェイトユニット30を構成する。
[クレーン本体]
クレーン本体11は、下部走行体12と、上部旋回体13と、ブーム14と、マスト15と、箱マスト16とを備える。
下部走行体12は、地面Gを走行可能に構成されており、例えば左右一対のクローラ121を備える。
上部旋回体13は、下部走行体12に取り付けられている。上部旋回体13は、下部走行体12が走行する地面Gに垂直な方向に延びる軸回りに下部走行体12に対して旋回可能に構成されている。上部旋回体13は、クレーン10のオペレータが搭乗する運転室131を有する。上部旋回体13の後部にはクレーン10のバランスを調整するためのカウンタウェイト132が配置されている。このカウンタウェイト132は必須のものではない。
ブーム14は、上部旋回体13に対して起伏可能に取り付けられている。ブーム14は、上部旋回体13に回動可能に支持されるブーム基端部と、長手方向においてブーム基端部とは反対側に配置されるブーム先端部とを有する。
ブーム14のブーム基端部側には左右一対のバックストップ141が設けられる。これらのバックストップ141は、ブーム14が起立姿勢の時に上部旋回体13に当接する。この当接によって、ブーム14が強風等で後方に煽られることが規制される。
マスト15は、上部旋回体13に取付けられておりブーム14を後方から支持する。マスト15は、マスト基端部と、マスト先端部とを有する。マスト基端部は、ブーム14の後側の位置でブーム14の回動軸と平行な回動軸回りに上部旋回体13に回動可能に支持される。マスト15は、ブーム14の起伏方向と同方向に回動可能である。マスト15のマスト先端部には、第1マストシーブ151と、第2マストシーブ152とが配置されている。第1マストシーブ151および第2マストシーブ152には、後述するブーム起伏用ロープ22が掛けられる。
マスト15は、バックストップ153によって後方から支持されている。バックストップ153の基端部は、マスト15の基端部よりも後方において上部旋回体13に取り付けられており、バックストップ153の先端部は、マスト15の長手方向における一部分に取り付けられている。
箱マスト16は、平面視で矩形形状を有する。箱マスト16の基端側の部分は、マスト15の後側で上部旋回体13に回動可能に連結される。箱マスト16の回動軸は、ブーム14の回動軸と平行に配置されており、箱マスト16は、ブーム14の起伏方向と同方向に回動可能である。
クレーン本体11は、下部スプレッダ18と、上部スプレッダ19と、ガイライン20と、ブーム起伏用ロープ22と、ブーム起伏用ウインチW1とをさらに備える。
下部スプレッダ18は、マスト先端部の軸支部回りに回動可能に支持される。下部スプレッダ18は、左右方向に配列された複数の第1シーブ181を有する。
上部スプレッダ19は、下部スプレッダ18の前方に所定の間隔をおいて配置される。上部スプレッダ19は、ガイライン20を介してブーム先端部に接続される。上部スプレッダ19は、左右方向に配列された複数の第2シーブ191を有する。
ガイライン20は、左右方向に一対配置されている。ガイライン20の後端部は、上部スプレッダ19に接続され、ガイライン20の前端部は、ブーム先端部に接続される。
ブーム起伏用ロープ22は、ブーム起伏用ウインチW1から引き出され、マスト先端部の第1マストシーブ151と第2マストシーブ152に掛けられた後、第1シーブ181と第2シーブ191との間で複数回掛け回される。なお、第1シーブ181および第2シーブ191に掛け回された後のブーム起伏用ロープ22の先端部は、マスト15のマスト先端部に固定される。
ブーム起伏用ウインチW1は、マスト15のマスト基端部側に配置される。ブーム起伏用ウインチW1は、ブーム起伏用ロープ22の巻き取りおよび繰り出しを行うことで第1シーブ181と第2シーブ191との間の距離を変化させ、ブーム14をマスト15に対して相対的に回動させながらブーム14を起伏させる。
クレーン本体11は、ガイライン23と、マスト起伏用ロープ26と、マスト起伏用ウインチW2とをさらに備える。
ガイライン23は、左右方向に一対配置されている。ガイライン23は、マスト15のマスト先端部と箱マスト16の先端部とを接続する。この接続は、マスト15の回動と箱マスト16の回動とを連携させる。
マスト起伏用ロープ26は、上部旋回体13に配置され複数のシーブが幅方向に配列されたシーブブロック24と、箱マスト16の先端部に配置され複数のシーブが幅方向に配列されたシーブブロック25との間で複数回掛け回される。
マスト起伏用ウインチW2は、箱マスト16の基端部側に配置される。マスト起伏用ウインチW2は、マスト起伏用ロープ26の巻き取りおよび繰り出しを行う。マスト起伏用ウインチW2の巻き取り、繰り出し動作によって、箱マスト16の先端部のシーブブロック25と上部旋回体13の後端部のシーブブロック24との間の距離が変化し、上部旋回体13に対して箱マスト16およびマスト15が一体的に回動しながら、マスト15が起伏する。なお、マスト15および箱マスト16の回動は、主にクレーン10の組立分解時に行われ、クレーン10の使用時にはマスト15および箱マスト16の位置(対地角)はほぼ固定されている。
クレーン本体11には、前述のマスト起伏用ウインチW2およびブーム起伏用ウインチW1以外に、吊り荷の巻上げ及び巻下げを行うための主巻用ウインチW3及び補巻用ウインチW4が搭載される。
主巻用ウインチW3は、主巻ロープ28による吊り荷の巻上げ及び巻下げを行う。この主巻について、ブーム14のブーム先端部には不図示の主巻用ガイドシーブが回転可能に設けられ、さらに主巻用ガイドシーブに隣接する位置に複数の主巻用ポイントシーブが幅方向に配列された主巻用シーブブロックが設けられている。主巻用シーブブロックから垂下された主巻ロープ28には、吊り荷用の主フック17が連結されている。そして、主巻用ウインチW3から引き出された主巻ロープ28が主巻用ガイドシーブに順に掛けられ、かつ、主巻用シーブブロックのシーブと、主フック17に設けられたシーブブロックのシーブとの間に掛け渡される。従って、主巻用ウインチW3が主巻ロープ28の巻き取りや繰り出しを行うと、主フック17の巻上げ及び巻下げが行われる。
同様にして、補巻用ウインチW4は、補巻ロープ29による吊り荷の巻上げ及び巻下げを行う。この補巻については、上記の主巻と同様の不図示の構造が備えられている。そして、補巻用ウインチW4が補巻ロープ29の巻き取りや繰り出しを行うと、補巻ロープ29の末端に連結された図略の吊荷用の補フックが巻上げられ、または巻下げられる。
[ウェイトユニット]
図2は、図1のクレーン10におけるカウンタウェイト31及びパレット40、並びに、図1の自走式台車80の概略を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、ウェイトユニット30は、カウンタウェイト31と、パレット40と、自走式台車80とによって構成されている。ウェイトユニット30は、クレーン本体11が重量物を吊り上げるために備えられるSHL用ウェイトとして、クレーン10のバランスを保つ機能を有する。
カウンタウェイト31とパレット40とは、連結ピンなどの固定手段によって複数箇所において固定されることにより結合される。また、パレット40と自走式台車80とは、連結ピンなどの固定手段によって複数箇所において固定されることにより結合される。これにより、カウンタウェイト31、パレット40及び自走式台車80は、一体化されてウェイトユニット30を構成する。
図1に示すように、ウェイトユニット30は、上部旋回体13の後方に配置されている。ウェイトユニット30は、剛性を有する伸縮ビームSによって上部旋回体13の後部に接続されている。ウェイトユニット30は、ブーム14との間でつり合いをとるようにガイライン27(ウェイトライン27)を介してマスト15のマスト先端部に接続されている。ガイライン27の下端は、カウンタウェイト31及びパレット40の少なくとも一方に取り付けられる。
パレット40は、カウンタウェイト31が載せられる載置部41と、複数(例えば4つ)の脚部42とを有する。本実施形態では、載置部41は、平面視で長方形状を有する板状を呈している。載置部41の上面は平面である。複数の脚部42は、載置部41(例えば載置部41の四隅)から下方に延びている。
カウンタウェイト31は、例えば上下方向に積層された複数のウェイト部材によって構成されている。カウンタウェイト31は、載置部41の上に載せられている。
自走式台車80は、例えば、重量物を運搬するための自走式多軸台車、SPMTなどと呼ばれる汎用の台車を用いることができる。図2に示すように、自走式台車80は、台車本体81と、パワーパック82とを備える。
台車本体81は、一方向D1に延びる荷台83と、荷台83の下部に設けられた複数の走行ユニット84とを備える。荷台83の一方向D1の長さは、荷台83の幅方向D2の長さよりも大きい。以下、一方向D1を長手方向D1という。前記幅方向D2は、長手方向D1に直交し水平方向に平行な方向である。荷台83は、平面視で長方形状を有する板状を呈している。荷台83の上面は平面である。自走式台車80がウェイトユニット30の一部として用いられるときには、荷台83は、その上面がパレット40の載置部41の下面と対向するように配置される。
荷台83は、長手方向D1における一端部8Aと他端部8Bとを有する。また、荷台83は、幅方向D2における一対の側部8C,8Dを有する(図2,図5参照)。本実施形態では、一対の側部8C,8Dのそれぞれは、前記一端部8Aから他端部8Bまで延びており、後述する相対位置検出部71による検出対象となる部分である。
図2に示すように、複数の走行ユニット84は、荷台83の幅方向D2の両側において、荷台83の長手方向D1に沿って並ぶように配置されている。各走行ユニット84は、鉛直方向の中心軸89(図3参照)を中心に荷台83に対して回転可能に荷台83の下部に取り付けられている。図2及び図3に示すように、各走行ユニット84は、水平方向に延びる車軸86と、車軸86に固定されたタイヤ85と、車軸86を回転させるための油圧モータ85Aと、中心軸89回りに走行ユニット84を回転させるための油圧モータ85Bと、車軸86と荷台83との上下方向の距離を変えることにより地面Gからの荷台83の上面の高さを変えるための油圧シリンダ85Cとを有する。各走行ユニット84が中心軸89の軸回りに回転することによってタイヤ85の角度(タイヤ85の向き)が変更される。
パワーパック82は、台車本体81の長手方向D1の他端部8Bに設けられている。パワーパック82は、エンジン821などの動力発生機と、エンジン821によって駆動される油圧ポンプ822,823,824と、これらを制御するコントローラ60と、運転室825とを有する。
自走式台車80のコントローラ60は、角度変更部65と、駆動部66と、荷台高さ調節部67とを機能として備える。
コントローラ60の駆動部66は、駆動機構62の動作、具体的には油圧ポンプ822の動作を制御することにより、油圧モータ85Aを制御して自走式台車80を走行させる。油圧ポンプ822、油圧モータ85A及び車軸86は、自走式台車80の駆動機構62の少なくとも一部を構成する。駆動機構62は、自走式台車80のタイヤ85を駆動するためのものである。
コントローラ60の角度変更部65は、角度変更機構63の動作、具体的には油圧ポンプ823の動作を制御することにより、油圧モータ85Bを制御して走行ユニット84を中心軸89回りに回転させる。油圧ポンプ823及び油圧モータ85Bは、自走式台車80の角度変更機構63の少なくとも一部を構成する。角度変更機構63は、荷台83に対するタイヤ85の角度であるタイヤ角度を変更するためのものである。
コントローラ60の荷台高さ調節部67は、高さ調節機構64の動作、具体的には油圧ポンプ824の動作を制御することにより、油圧シリンダ85Cを制御して荷台83の上面の高さを調節する。具体的には、自走式台車80の高さ調節機構64は、図3に示すように棒状の上軸87と、棒状の下軸88と、油圧シリンダ85Cと、油圧ポンプ824とを含む。上軸87の上端部は、荷台83に回動可能に取り付けられており、上軸87の下端部は、下軸88の上端部に回動可能に取り付けられている。下軸の下端部は、タイヤ85に回動可能に取り付けられている。油圧シリンダ85Cの上端部は、上軸87に回動可能に取り付けられ、油圧シリンダ85Cの下端部は、下軸88に回動可能に取り付けられている。したがって、油圧シリンダ85Cが伸縮することにより、上軸87の地面Gに対する角度θ1が増減するとともに、下軸88の地面Gに対する角度θ2が増減する。その結果、上軸87の上端部と下軸88の下端部との距離が上下方向に増減し、地面Gからの荷台83の高さを調節することができる。
自走式台車80は、角度検出部61をさらに備える。角度検出部61は、荷台83に対するタイヤ85の角度であるタイヤ角度を検出するためのものである。角度検出部61としては、例えばエンコーダなどのセンサを用いることもできる。エンコーダなどのセンサは、中心軸89回りの走行ユニット84の回転角度(回転量)を電気的信号(検出信号)に変換し、コントローラ60に入力する。
自走式台車80は、オペレータが遠隔操縦を行うための遠隔操縦装置801(図2参照)を有する。オペレータは、遠隔操縦装置801を操作することにより、コントローラ60を介して、油圧モータ85A、油圧モータ85B、油圧シリンダ85Cなどを動作させる。これにより、自走式台車80を走行させ又は停止させ、走行速度を調節することができ、タイヤ85の角度を変更し、荷台83の高さを調節することができる。なお、遠隔操縦装置801とコントローラ60との通信は、無線によるものであってもよく、有線によるものであってもよい。
[位置調節補助装置]
本実施形態に係る位置調節補助装置100は、カウンタウェイト31とパレット40と自走式台車80とを一体のウェイトユニット30として用いるために、自走式台車80の荷台83における長手方向D1の一端部8Aを先頭にして自走式台車80をパレット40の載置部41の下方に進入させて荷台83を載置部41の下方に配置するための装置である。図2に示すように、自走式台車80がパレット40の載置部41の下方に進入する方向を進入方向D3とする。
図4は、本実施形態に係る位置調節補助装置100の機能的構成と、自走式台車80の機能的構成とを示すブロック図である。クレーン10は、コントローラ50を備え、自走式台車80は、上述のコントローラ60を備える。コントローラ50及びコントローラ60のそれぞれは、CPU、種々の制御プログラムを記憶するROM、CPUの作業領域として使用されるRAMなどから構成される。図4に示すように、クレーン10のコントローラ50は、記憶部51と、判定部52と、調節値演算部53と、旋回用角度演算部54と、角度変更指令部55と、駆動指令部56と、報知部57とを機能として備える。
本実施形態に係る位置調節補助装置100は、相対位置検出部71と、報知装置72と、記憶部51と、判定部52と、調節値演算部53と、旋回用角度演算部54と、角度変更指令部55と、駆動指令部56と、報知部57と、を備える。
相対位置検出部71は、荷台83の幅方向D2におけるパレット40に対する荷台83の相対位置を検出するためのものである。具体例を挙げると次の通りである。
図5は、本実施形態に係る位置調節補助装置100を備えるクレーンシステム1において、パレット40に対する自走式台車80の荷台83の相対位置を調節するための方法を説明するための概略の平面図である。なお、図5においては、説明する便宜上、パレット40のうち載置部41の図示を省略し、4つの脚部42のみを図示している。
図5に示すように、本実施形態では、相対位置検出部71は、前記相対位置を検出する第1センサ71Aと、第1センサ71Aに対して進入方向D3に離れた位置において前記相対位置を検出する第2センサ71Bと、を含む。第1センサ71Aは、幅方向D2におけるパレット40に対する荷台83の第1の部位の相対位置を検出し、第2センサ71Bは、幅方向D2におけるパレット40に対する荷台83の第2の部位の相対位置を検出するように構成されている。
前記第2の部位は、前記第1の部位よりも荷台83の一端部8Aに近い部位である。第1の部位は、荷台83のうち第1センサ71Aに対して幅方向D2に対向する部位であり、第2の部位は、荷台83のうち第2センサ71Bに対して幅方向D2に対向する部位である。
本実施形態では、第1センサ71A及び第2センサ71Bは、パレット40に設けられている。より具体的には、第1センサ71Aは、4つの脚部42のうち進入方向D3の上流側に位置する脚部42の何れか一方に設けられている。第2センサ71Bは、4つの脚部42のうち進入方向D3の下流側に位置する脚部42の何れか一方に設けられている。図5に示す具体例では、第1センサ71A及び第2センサ71Bの両方は、幅方向D2の同じサイドに位置する脚部42に設けられている。
第1センサ71Aは、当該第1センサ71Aから荷台83の側部8Cのうち前記第1の部位までの距離を計測可能に構成されている。第2センサ71Bは、当該第2センサ71Bから荷台83の側部8Cのうち前記第2の部位までの距離を計測可能に構成されている。第1の部位は、荷台83の側部8Cのうち、荷台83の長手方向D1の中央よりも一端部8Aに近い部位である。第2の部位は、荷台83の側部8Cのうち、荷台83の長手方向D1の中央よりも他端部8Bに近い部位である。
第1センサ71A及び第2センサ71Bとしては、例えばレーザ式、LED式、超音波式、接触式、渦電流式などの種々の距離計測センサを用いることができる。
記憶部51は、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能な位置として前記相対位置に関して予め設定された許容範囲を記憶する機能を有する。具体例を挙げると次の通りである。
本実施形態では、図5に示すように、記憶部51は、幅方向D2における荷台83の一方の側部8Cのパレット40に対する相対位置に関して予め設定された許容範囲RCを記憶している。当該許容範囲RCは、第1センサ71A及び第2センサ71Bのそれぞれとの距離の最小値RC1と、第1センサ71A及び第2センサ71Bのそれぞれとの距離の最大値RC2とによって規定される。自走式台車80の幅、長さなどの情報は、予め記憶部51に記憶されている。したがって、荷台83の一方の側部8Cが前記許容範囲RCに含まれるか否かについての判定が行われることにより、荷台83の他方の側部8Dが適正な位置にあるか否かについても判定が可能になる。
本実施形態に係る位置調節補助装置100では、荷台83の一端部8Aが許容範囲に含まれるか否かについては判定するように構成されていないが、これに限られない。すなわち、記憶部51は、長手方向D1における荷台83の一端部8Aのパレット40に対する相対位置に関して予め設定された許容範囲RAを記憶していてもよい。当該許容範囲RAは、例えば、図略のセンサとの距離の最小値RA1と、当該センサとの距離の最大値RA2とによって規定される。荷台83の一端部8Aが前記許容範囲RAに含まれるか否かについての判定が行われることにより、荷台83の他端部8Bが適正な位置にあるか否かについても判定が可能になる。
判定部52は、相対位置検出部71による検出結果に基づいてパレット40に対して自走式台車80を結合することが可能か否かに関する判定を行う機能を有する。具体的には、本実施形態では、判定部52は、第1センサ71A及び第2センサ71Bによる検出結果に基づいて荷台83の側部8Cが前記許容範囲RCに含まれるか否かを判定する。
調節値演算部53は、パレット40に対して自走式台車80を結合することが不可能であると判定部52が判定した場合に、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能になるように相対位置検出部71による検出結果に基づいてタイヤ角度の変更値と自走式台車80の移動距離とを演算する機能を有する。
旋回用角度演算部54は、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能であると判定部52が判定し、かつ、パレット40に対して自走式台車80を結合した状態でクレーン10が旋回動作を行う場合に、相対位置検出部71による検出結果に基づいて(又は、相対位置検出部71による検出結果及び角度検出部61によって検出されるタイヤ角度に基づいて)、旋回動作のためのタイヤ角度の変更値を演算する機能を有する。
角度変更指令部55は、調節値演算部53により演算された前記変更値に基づいてタイヤ角度を調節するように角度変更機構63に対する指令を行う機能を有する。また、角度変更指令部55は、旋回用角度演算部54により演算された前記変更値に基づいてタイヤ角度を調節するように角度変更機構63に対する指令を行う機能を有する。具体的には、クレーン10のコントローラ50における角度変更指令部55は、自走式台車80のコントローラ60における角度変更部65に対してタイヤ角度に関する指令の信号を入力することにより、角度変更部65を介して角度変更機構63の動作を制御する。
駆動指令部56は、タイヤ角度が調節された状態で、調節値演算部53により演算された前記移動距離に基づいて自走式台車80を走行させるように駆動機構62に対する指令を行う機能を有する。また、駆動指令部56は、角度変更機構63によってタイヤ角度が調節された状態でクレーン10の前記旋回動作に伴って自走式台車80を走行させるように駆動機構62に対する指令を行う機能を有する。具体的には、クレーン10のコントローラ50における駆動指令部56は、自走式台車80のコントローラ60における駆動部66に対して自走式台車80の走行に関する指令の信号を入力することにより、駆動部66を介して駆動機構62の動作を制御する。
クレーン10のコントローラ50は、自走式台車80のコントローラ60における荷台高さ調節部67に対して荷台83の高さ調節に関する指令の信号を入力することにより、荷台高さ調節部67を介して高さ調節機構64の動作を制御する。
なお、クレーン10のコントローラ50と自走式台車80のコントローラ60との通信は、無線によるものであってもよく、有線によるものであってもよい。
報知部57は、判定部52による判定結果に基づいて報知装置72の動作を制御して判定部52による判定結果に関する情報をオペレータに報知する機能を有する。
報知装置72は、判定部52による判定結果に関する情報をオペレータに報知するための装置である。報知装置72は、例えば、音を発するための発音部、光を発するための発光部及び文字、図形などを表示するための表示部の少なくとも1つを有している。報知装置72は、オペレータが認識しやすい場所、例えば上部旋回体13の運転室131に設けられる。前記発音部は、聴覚を通じてオペレータが認識できる音を発する機能を有する。例えば、前記発音部は、図略の警報ブザー、スピーカーなどを有する。前記発光部は、視覚を通じてオペレータが認識できる光を発する機能を有する。例えば、前記発光部は、図略の表示灯、回転灯、信号灯などを有する。前記表示部は、視覚を通じてオペレータが認識できる文字、図形などを表示する機能を有する。例えば、前記表示部は、ディスプレイを有する。
[位置調節補助装置の動作]
次に、位置調節補助装置100の具体的な動作について説明する。図6は、本実施形態に係る位置調節補助装置100を備えるクレーンシステム1において、パレット40に対する自走式台車80の荷台83の相対位置を調節するとともにパレット40と自走式台車80を結合するための制御例1を示すフローチャートである。
図2に示すように、オペレータは、例えば遠隔操縦装置801を操作することにより、荷台83における長手方向D1の一端部8Aを先頭にして自走式台車80を載置部41の下方に進入させる(進入工程、図6におけるステップS1)。
オペレータは、自走式台車80の荷台83をパレット40の載置部41の下方に配置する際には、位置調節補助装置100によって幅方向D2における前記相対位置の調節のための指標が得られるので、長手方向D1におけるパレット40に対する荷台83の相対位置が適正な位置にあるかどうかについて重点的に注意を払えばよい。したがって、オペレータは、遠隔操縦装置801を操作することにより、例えば図5に示すように荷台83の長手方向D1の一端部8Aをほぼ適正な位置に配置することができる。その一方で、荷台83の幅方向D2の側部8Cは、前記許容範囲RCには含まれていない。かかる場合であっても、本実施形態に係る位置調節補助装置100は、以下に説明するように自走式台車80をパレット40に対して結合可能な位置に配置することを容易にする。
オペレータによる自走式台車80の操縦により、例えば図5に示すように自走式台車80は、パレット40の載置部41の下方に配置されると、相対位置検出部71の第1センサ71A及び第2センサ71Bは、幅方向D2におけるパレット40に対する自走式台車80の荷台83の相対位置を検出し(検出工程、ステップS2)、相対位置検出部71による検出結果は、コントローラ50に入力される。
次に、判定部52は、相対位置検出部71による検出結果に基づいて、前記相対位置が前記許容範囲RCに含まれるか否かについて判定する(判定工程、ステップS3)。これにより、自走式台車80をパレット40に対して結合することが可能であるか否かを判定することができる。
図5に示すように、前記相対位置が前記許容範囲RC含まれない場合(ステップS3においてNO)、調節値演算部53は、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能になるように相対位置検出部71による前記検出結果に基づいてタイヤ角度の変更値と自走式台車80の移動距離とを演算する(演算工程、ステップS4)。
報知部57は、報知装置72を制御してオペレータに対して、判定部52による判定結果に関する情報を報知する(報知工程、ステップS5)。当該判定結果に関する情報には、例えば、自走式台車80をパレット40に対して結合することが不可能であるという情報、当該判定結果に関連して調節値演算部53により演算される演算結果に関する情報などが含まれる。本実施形態では、報知部57は、当該判定結果に関する情報として調節値演算部53により演算される演算結果(タイヤ角度の変更値、自走式台車80の移動距離)を、報知装置72を制御してオペレータに報知する。
角度変更指令部55は、調節値演算部53により演算された前記変更値に基づいてタイヤ角度を調節するように角度変更機構63に対する指令を行う(調節工程、ステップS6)。本実施形態では、図4に示すように、クレーン10の角度変更指令部55は、自走式台車80のコントローラ60を介して、角度変更機構63に対する前記指令を行う。
駆動指令部56は、前記タイヤ角度が調節された状態で前記移動距離に基づいて自走式台車80を走行させるように駆動機構62に対する指令を行う(駆動工程、ステップS1)。本実施形態では、図2に示すように、クレーン10の駆動指令部56は、自走式台車80のコントローラ60を介して、駆動機構62に対する前記指令を行う。これにより、図7に示すように、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能な位置に自走式台車80が配置される。
図7に示す位置に自走式台車80が配置された状態で、相対位置検出部71による前記相対位置の検出が行われ(ステップS2)、判定部52は、相対位置検出部71による検出結果に基づいて、前記相対位置が前記許容範囲RCに含まれると判定し(ステップS3においてYES)、駆動指令部56は、駆動機構62を制御して自走式台車80の走行を停止させる(ステップS7)。
次に、報知部57は、報知装置72を制御してオペレータに対して、判定部52による判定結果に関する情報を報知する(報知工程、ステップS8)。当該判定結果に関する情報には、例えば、自走式台車80をパレット40に対して結合することが可能であるという情報が含まれる。
かかる情報を報知装置72を通じて取得したオペレータは、前記相対位置が調節された自走式台車80をパレット40に結合する(結合工程)。以上のように本実施形態のウェイト結合方法では、自走式台車80をパレット40に対して結合する際にオペレータの負担を軽減することができる。
また、本実施形態に係る位置調節補助装置100では、クレーン10が旋回動作を行う際に、以下のように動作する。すなわち、図7に示すように荷台83がパレット40に対して傾いていても、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能な場合もある。かかる場合には、上記のようにパレット40に対して自走式台車80を結合することが可能であると判定部52が判定し、パレット40に対して自走式台車80が結合された状態では、荷台83がパレット40に対して傾いている。また、タイヤ角度は荷台83に対するタイヤの角度として角度検出部61により検出される。したがって、クレーン10が旋回動作を行う場合には、自走式台車80のタイヤ角度は、パレット40に対する荷台83の傾斜角度を考慮して決定される必要がある。
この場合、傾斜角度θは、次の式(1)により算出される。
θ=tan-1{(A-B)/C} ・・・(1)
ここで、Aは、第1センサ71Aにより検出される第1センサ71Aから荷台83の側部8Cまでの距離であり、Bは、第2センサ71Bにより検出される第2センサ71Bから荷台83の側部8Cまでの距離であり、Cは、第1センサ71Aと第2センサ71Bとの距離である。
そこで、本実施形態では、クレーン10が旋回動作を行う場合には、旋回用角度演算部54は、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能であると判定部52が判定し、かつ、パレット40に対して自走式台車80を結合した状態でクレーン10が旋回動作を行う場合に、相対位置検出部71による前記検出結果に基づいて前記旋回動作のためのタイヤ角度の変更値を演算する(旋回用角度演算工程、ステップS9)。
角度変更指令部55は、旋回用角度演算部54により演算された前記変更値に基づいてタイヤ角度を調節するように角度変更機構63に対する指令を行う(角度変更工程、ステップS10)。そして、駆動指令部56は、タイヤ角度が調節された状態でクレーン10の前記旋回動作に伴って自走式台車80を走行させるように駆動機構62に対する指令を行う。これにより、自走式台車80は、クレーン10の旋回動作に正確に追随することができる。
[変形例]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されない。本発明は、例えば次のような形態を含む。
A)検出工程のタイミングについて
図6に示す制御例1では、検出工程、判定工程などは、自走式台車80の荷台83がパレット40の載置部41の下方に配置された後である進入工程の後に行われていたが、これに限られない。例えば図8のフローチャートに示す制御例2のように、検出工程は、自走式台車80の荷台83がパレット40の載置部41の下方に進入する進入工程中に行われてもよい。
図9及び図10は、本実施形態に係る位置調節補助装置100を備えるクレーンシステム1において、パレット40に対する自走式台車80の荷台83の相対位置を調節するための他の方法を説明するための概略の平面図である。この位置調節補助装置100では、相対位置検出部71は、4つのセンサ71A,71B,71C,71Dを含む。第1センサ71A及び第2センサ71Bは、図5に示す第1センサ71A及び第2センサ71Bと同様である。第3センサ71C及び第4センサ71Dは、第1センサ71A及び第2センサ71Bに対して幅方向D2の反対側において、パレット40の2つの脚部42にそれぞれ設けられている。
図9に示すように、自走式台車80の荷台83の一端部8Aを先頭にして荷台83が載置部41の下方に進入し始め(図8においてステップS21)、荷台83の一端部8Aの近傍が第1センサ71A,第3センサ71Cに対して荷台83の幅方向D2に対向する位置に達すると、第1センサ71A,第3センサ71Cは、自走式台車80の荷台83が載置部41の下方に進入し始めたことを検出する(ステップS22)。
荷台83の進入が検出されると、相対位置検出部71の4つのセンサ71A,71B,71C,71Dは、幅方向D2におけるパレット40に対する自走式台車80の荷台83の相対位置を検出し(検出工程、ステップS23)、相対位置検出部71による検出結果は、コントローラ50に入力される。
次に、判定部52は、相対位置検出部71による検出結果に基づいて、前記相対位置が前記許容範囲RCに含まれるか否かについて判定する(判定工程、ステップS24)。図9に示す状態では、自走式台車80の荷台83の一端部8Aは、第2センサ71B及び第4センサ71Dに対して幅方向D2対向する位置に達していない。かかる場合、判定部52は、前記相対位置が前記許容範囲RC含まれないと判定する(ステップS24においてNO)。
調節値演算部53は、パレット40に対して自走式台車80を結合することが可能になるように相対位置検出部71による前記検出結果に基づいてタイヤ角度の変更値と自走式台車80の移動距離とを演算する(演算工程、ステップS25)。図9に示す変形例では、自走式台車80が図9に示す状態から進入方向D3にさらに走行すると、調節値演算部53は、第1センサ71Aによる荷台83の側部8Cまでの距離の変化の推移又は第3センサ71Cによる荷台83の側部8Dまでの距離の変化の推移に基づいて、自走式台車80のおおよその走行方向を演算することができる。
したがって、この変形例では、検出工程が、自走式台車80の荷台83がパレット40の載置部41の下方に進入する進入工程中に行われることにより、自走式台車80の荷台83の一端部8Aが載置部41の下方に進入し始めた初期段階から、自走式台車80の走行する方向を制御して、図10に示すように前記相対位置が効率よく許容範囲RCに含まれるようにすることが可能になる。
なお、図8における他のステップについては、図6に示す対応するステップと同様であるので、詳細な説明を省略する。
B)第1センサ71A及び第2センサ71Bの位置について
図5に示す前記実施形態では、第1センサ71A及び第2センサ71Bは、パレット40の脚部42に設けられていたが、これに限られない。第1センサ71A及び第2センサ71Bは、例えば載置部41の下面に設けられていてもよい。また、第1センサ71A及び第2センサ71Bは、自走式台車80の荷台83に設けられていてもよい。
D1 荷台の長手方向(荷台の一方向)
D2 荷台の幅方向
D3 自走式台車の進入方向
RA 許容範囲
RA1 許容範囲の最小値
RA2 許容範囲の最大値
RC 許容範囲
RC1 許容範囲の最小値
RC2 許容範囲の最大値
1 クレーンシステム
8A 荷台の一端部
8C,8D 荷台の側部
10 クレーン
12 下部走行体
13 上部旋回体
14 ブーム
30 ウェイトユニット
31 カウンタウェイト
40 パレット
41 載置部
42 脚部
50 コントローラ
51 記憶部
52 判定部
53 調節値演算部
54 旋回用角度演算部
55 角度変更指令部
56 駆動指令部
57 報知部
60 コントローラ
61 角度検出部
62 駆動機構
63 角度変更機構
64 調節機構
71 相対位置検出部
71A~71D センサ
72 報知装置
80 自走式台車
83 荷台
85 タイヤ
100 位置調節補助装置

Claims (7)

  1. 移動式クレーンのカウンタウェイトと、前記カウンタウェイトを載せる載置部を有するパレットと、一方向に延びる荷台を有する自走式台車とを結合して一体のウェイトユニットとして用いるために、前記荷台における前記一方向の一端部を先頭にして前記自走式台車を前記載置部の下方に進入させて前記荷台を前記載置部の下方に配置するための位置調節補助装置であって、
    前記一方向に直交する方向である前記荷台の幅方向における前記パレットに対する前記荷台の相対位置を検出する相対位置検出部と、
    前記相対位置検出部による検出結果に基づいて前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能か否かに関する判定を行う判定部と、
    前記判定部による判定結果に関する情報をオペレータに報知する報知装置と、を備え
    前記自走式台車が前記載置部の下方に進入する方向を進入方向とするとき、
    前記相対位置検出部は、第1センサと、前記第1センサに対して前記進入方向に離れた位置に設けられた第2センサとを含み、
    前記第1センサは、前記幅方向における前記パレットに対する前記荷台の第1の部位の相対位置を検出し、
    前記第2センサは、前記幅方向における前記パレットに対する前記荷台の第2の部位であって前記第1の部位よりも前記一端部に近い部位の相対位置を検出するように構成されている、位置調節補助装置。
  2. 前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能な位置として前記相対位置に関する予め設定された許容範囲を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記判定部は、前記相対位置検出部による前記検出結果及び前記許容範囲に基づいて前記相対位置が前記許容範囲に含まれるか否かを判定するように構成されている、請求項1に記載の位置調節補助装置。
  3. 前記第1センサは、前記パレットに設けられ、当該第1センサから前記荷台の側部までの距離を計測可能に構成されており、
    前記第2センサは、前記第1センサに対して前記進入方向に離れた位置において前記パレットに設けられ、当該第2センサから前記荷台の側部までの距離を計測可能に構成されている、請求項に記載の位置調節補助装置。
  4. 前記自走式台車は、前記荷台の下方に設けられたタイヤと、前記タイヤを駆動する駆動機構と、前記荷台に対する前記タイヤの角度であるタイヤ角度を変更する角度変更機構と、を有し、
    前記位置調節補助装置は、
    前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが不可能であると前記判定部が判定した場合に、前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能になるように前記相対位置検出部による前記検出結果に基づいて前記タイヤ角度の変更値と前記自走式台車の移動距離とを演算する調節値演算部と、
    前記調節値演算部により演算された前記変更値に基づいて前記タイヤ角度を調節するように前記角度変更機構に対する指令を行う角度変更指令部と、
    前記タイヤ角度が調節された状態で前記移動距離に基づいて前記自走式台車を走行させるように前記駆動機構に対する指令を行う駆動指令部と、をさらに備える、請求項1~の何れか1項に記載の位置調節補助装置。
  5. 前記自走式台車は、前記荷台の下方に設けられたタイヤと、前記タイヤを駆動する駆動機構と、前記荷台に対する前記タイヤの角度であるタイヤ角度を変更する角度変更機構と、を有し、
    前記位置調節補助装置は、
    前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能であると前記判定部が判定し、かつ、前記パレットに対して前記自走式台車を結合した状態で前記移動式クレーンが旋回動作を行う場合に、前記相対位置検出部による前記検出結果に基づいて前記旋回動作のための前記タイヤ角度の変更値を演算する旋回用角度演算部と、
    前記旋回用角度演算部により演算された前記変更値に基づいて前記タイヤ角度を調節するように前記角度変更機構に対する指令を行う角度変更指令部と、
    前記タイヤ角度が調節された状態で前記移動式クレーンの前記旋回動作に伴って前記自走式台車を走行させるように前記駆動機構に対する指令を行う駆動指令部と、をさらに備える、請求項1~の何れか1項に記載の位置調節補助装置。
  6. 移動式クレーンのカウンタウェイトと、前記カウンタウェイトを載せる載置部を有するパレットと、一方向に延びる荷台を有する自走式台車とを結合して一体のウェイトユニットとして用いるために、前記荷台における前記一方向の一端部を先頭にして前記自走式台車を前記載置部の下方に進入させて前記荷台を前記載置部の下方に配置するための位置調節補助装置であって、
    前記一方向に直交する方向である前記荷台の幅方向における前記パレットに対する前記荷台の相対位置を検出する相対位置検出部と、
    前記相対位置検出部による検出結果に基づいて前記パレットに対して前記自走式台車を結合することが可能か否かに関する判定を行う判定部と、
    前記判定部による判定結果に関する情報をオペレータに報知する報知装置と、を備え、
    前記相対位置検出部は、前記一方向における前記パレットに対する前記荷台の相対位置をさらに検出可能に構成されており、
    記幅方向における前記相対位置と前記一方向における前記相対位置に関する許容範囲が予め設定されており
    前記判定部は、前記幅方向における前記相対位置及び前記一方向における前記相対位置についての前記相対位置検出部による検出結果に基づいてこれらの相対位置が前記許容範囲に含まれるか否かを判定するように構成されている、位置調節補助装置。
  7. 走行可能な下部走行体と、請求項1~の何れか1項に記載の位置調節補助装置と、を備える移動式クレーン。
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