JP3108208B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP3108208B2
JP3108208B2 JP04201224A JP20122492A JP3108208B2 JP 3108208 B2 JP3108208 B2 JP 3108208B2 JP 04201224 A JP04201224 A JP 04201224A JP 20122492 A JP20122492 A JP 20122492A JP 3108208 B2 JP3108208 B2 JP 3108208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
forming
epitaxial layer
doped
impurity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04201224A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0653228A (ja
Inventor
強 高橋
恵司 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP04201224A priority Critical patent/JP3108208B2/ja
Publication of JPH0653228A publication Critical patent/JPH0653228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3108208B2 publication Critical patent/JP3108208B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は数百Vの耐圧を得るため
のバイポーラリニア半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラリニアICのNPNトランジ
スタの主要特性であるBVCBOは、単純にCB接合の空
乏層の幅で決定されると言っても過言ではない。従っ
て、バイポーラリニアICの高耐圧化を図るためには、
エピタキシャル層の厚みを厚くし、且つエピタキシャル
層の不純物濃度を低く抑える必要がある。一方、バイポ
ーラリニアICにおいては各素子間の電気的分離をPN
接合によって行うので、分離領域の拡散深さがエピタキ
シャル層の厚みを制約する。
【0003】そこで図7に示すように、エピタキシャル
層を2段構造にする方法が提案されている。即ち、基板
(1)上に第1のエピタキシャル層(2)と第2のエピ
タキシャル層(3)を形成し、両者を基板(1)表面か
ら形成する下分離領域(4)、第1のエピタキシャル層
(2)表面から形成する中分離領域(5)、および第2
のエピタキシャル層(3)表面から形成する上分離領域
(6)の3つで分離するものである。分離した第2のエ
ピタキシャル層(3)の表面にはベース領域(7)とエ
ミッタ領域(8)およびコレクタコンタクト領域(9)
を形成してNPNトランジスタとする。また、空乏層の
幅を拡げるために第1と第2のエピタキシャル層(2)
(3)の比抵抗を15〜40Ω・cmとした。エピタキ
シャル層(2)(3)の比抵抗に関しては、通常のプロ
セスでは2〜4Ω・cm、今までの高耐圧品(単層エピ
構造)のものでも10〜15Ω・cmでしかなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高比抵
抗の第1のエピタキシャル層(2)上に同じく高比抵抗
の第2のエピタキシャル層(3)を一定の濃度プロファ
イルで成長させると、成長の初期段階において、図6
(a)に示すように5〜8Ω・cmの高濃度層(N
+層)が形成されることが明らかになった。このような
高濃度層が形成されると、図6(b)に示すようにその
後の各種熱処理によっても消滅せず、空乏層の拡がりを
抑制するためにNPNトランジスタの耐圧低下を招くと
いう欠点があった。原因は定かではないが、P+中分離
領域(5)の有無には依存しないことから、成長初期段
階におけるエピタキシャル成長装置の不安定要素が主た
る要因と考えられる。上述した比抵抗が2〜4Ω・cm
のものでは比抵抗が近似するために問題とはならず、ま
た単層エピタキシャル構造では基板(1)からのボロン
(B)のはい上りによって隠されるのでこれも問題には
ならなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した従来の
欠点に鑑み成され、基板(10)上に第1のエピタキシ
ャル層(13)を形成し、その上に初期段階でノンドー
プ層(16)を形成した第2のエピタキシャル層(1
5)を形成することにより、高濃度層の形成を相殺した
半導体装置の製造方法を提供するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、第1と第2のエピタキシャル
層(13)(15)の境界部分にノンドープ層(16)
を形成しておくことによって、成長直後ではノンドープ
層(16)と高濃度層の両方が存在するが、その後の熱
処理によって不純物が拡散されるので、略平坦な濃度プ
ロファイルを得ることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1〜図4は本発明の製造方法を工
程順に示す断面図である。尚、回路素子としてNPNト
ランジスタを形成する例を示す。本発明の製造方法は、
先ず図1を参照して、比抵抗ρ=40〜60Ω・cmの
〈100〉P型シリコン単結晶基板(10)の表面に、
通常の選択拡散によってN+型の埋め込み層(11)を
形成し、次いで埋め込み層(11)を囲むようにP+
分離領域の下分離領域(12)を形成する。耐圧が10
〜30Vの一般プロセスで多用される基板(ρ=2〜4
Ω・cm)に比べて高比抵抗の基板(10)を用いたの
は、基板(10)表面から上方向へのボロン(B)の拡
散を抑えると共に、空乏層を拡がり易くすることが目的
である。
【0008】第2図を参照して、基板(10)上にリン
(P)をドープした比抵抗ρ=15〜40Ω・cmの第
1のエピタキシャル層(13)を形成する。膜厚は30
μで、膜厚方向の不純物濃度プロファイルが一定となる
ように形成した。第1のエピタキシャル層(13)を形
成した後、基板(10)を成長装置から取り出し、第1
のエピタキシャル層(13)の表面に通常の選択拡散法
によって分離領域の中分離領域(14)を形成する。
【0009】第3図を参照して、基板(10)を再度成
長装置内にセットして、第1のエピタキシャル層(1
3)の上に第2のエピタキシャル層(15)を形成す
る。第2のエピタキシャル層(15)は、先ずリン
(P)の供給を停止することによってノンドープ層(1
6)を1〜3μ程形成し、次いでリン(P)の供給を行
うことによってρ=15〜40Ω・cmのドープ層を形
成する。膜厚は双方合計で30μである。このように形
成した直後のエピタキシャル層の不純物濃度プロファイ
ルを図5(a)に示す。第1のエピタキシャル層(1
3)の表面付近にノンドープ層(16)が現れると同時
に、リン(P)の供給を再開することによって再開した
直後に従来例と同様の高濃度層(N+層)が生じてい
る。残りの部分は膜厚方向に一定の分布を示す。
【0010】第1のエピタキシャル層(13)と第2の
エピタキシャル層(15)との界面付近に現れるノンド
ープ層(16)と高濃度層は、その後の熱処理によって
消滅する。図5(b)は、第2のエピタキシャル層(1
5)を形成した基板(10)に1180℃、14〜15
haの熱処理を加えた後のエピタキシャル層の不純物濃
度プロファイルを示す。同図から明らかなように、熱処
理を加えることによって高濃度層からノンドープ層(1
6)へリン(P)が拡散されるので、ノンドープ層(1
6)の厚みを適切な厚みに設定することによって、濃度
プロファイルを膜厚方向に略均一なものにすることがで
きる。
【0011】実際の製造工程においては、高濃度層を消
滅させるための熱処理を別個に設ける必要は無い。第2
のエピタキシャル層(15)の表面に回路素子を構成す
るための拡散処理に付随する熱処理によって同時に行う
ことができる。即ち第4図を参照して、第2のエピタキ
シャル層(15)を形成した後、その表面から分離領域
の上分離領域(17)を形成して分離領域を連結し、次
いでNPNトランジスタのベース領域(18)を形成
し、次いでN+拡散を行ってエミッタ領域(19)とコ
レクタコンタクト領域(20)を形成する。これらの拡
散熱処理によって、前記ノンドープ層(16)と高濃度
層を消滅させ、エピタキシャル層の濃度プロファイルを
略平坦なものに形成できるのである。
【0012】以上の製造方法によって得られるNPNト
ランジスタは、高濃度層が出現するという従来の欠点を
解消できるので、極めて厚い空乏層が得られ、よって極
めて高い耐圧(BVCBO)を得ることができる。また、
その製造方法が第2のエピタキシャル層(15)を形成
する際にリン(P)の供給を停止/再開するという極め
て簡便な手法で実施でき、消滅の為の熱処理も新たに加
える必要がない、というものである。
【0013】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によれば従
来の高濃度層が出現するという不具合を解消できるの
で、高耐圧のICが得られるという利点を有する。ま
た、実施に際して何ら特別の工程を必要としないので、
実施が極めて容易であるという利点をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を説明するための第1の断面
図である。
【図2】本発明の製造方法を説明するための第2の断面
図である。
【図3】本発明の製造方法を説明するための第3の断面
図である。
【図4】本発明の製造方法を説明するための第4の断面
図である。
【図5】本発明の不純物濃度プロファイルを示す図であ
る。
【図6】従来例の不純物濃度プロファイルを示す図であ
る。
【図7】従来例を説明するための断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−179218(JP,A) 特開 昭49−2487(JP,A) 特開 昭63−67776(JP,A) 特開 平2−34917(JP,A) 特開 昭49−134273(JP,A) 特開 昭61−40062(JP,A) 特開 昭61−276367(JP,A) 特開 昭62−237760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/33 - 21/331 H01L 29/68 - 29/737 H01L 21/203 H01L 21/205

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型半導体基板の上に逆導電型の不
    純物をドープした半導体層を形成して第1のエピタキシ
    ャル層を形成する工程と、 前記第1のエピタキシャル層の上に先ずノンドープの半
    導体層を形成し、次いで逆導電型の不純物をドープした
    半導体層を形成して第2のエピタキシャル層を形成する
    工程と、 前記不純物をドープした半導体層から前記ノンドープ層
    に不純物を拡散させて略平坦な不純物濃度プロファイル
    を形成する工程と、ベース及びエミッタを形成して、前記第1と第2のエピ
    タキシャル層をコレクタとするトランジスタを形成する
    工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第2のエピタキシャル層表面に回路
    素子を構成するための拡散領域を形成する工程によっ
    て、前記不純物をドープした半導体層からノンドープの
    半導体層への不純物の拡散を行うことを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
JP04201224A 1992-07-28 1992-07-28 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3108208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04201224A JP3108208B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04201224A JP3108208B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0653228A JPH0653228A (ja) 1994-02-25
JP3108208B2 true JP3108208B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=16437398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04201224A Expired - Fee Related JP3108208B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3108208B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0653228A (ja) 1994-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3595713A (en) Method of manufacturing a semiconductor device comprising complementary transistors
JPS6159852A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3108208B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0547913A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS60117755A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3117005B2 (ja) サージ防護素子の製造方法
JPS60123062A (ja) 半導体集積回路の製造方法
JPS63202965A (ja) 半導体装置
JPS644349B2 (ja)
JP3135615B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS62136850A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPS6031105B2 (ja) 半導体装置
JPS5999766A (ja) 半導体集積回路装置
JPS6022358A (ja) 半導体集積回路装置
JPH03159151A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH02234453A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS58108765A (ja) 半導体装置の製法
JPS639667B2 (ja)
JPS639150A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS62193142A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPS6225258B2 (ja)
JPH0637099A (ja) 半導体基体及びその製造方法
JPS60153165A (ja) 半導体集積回路
JPS60157266A (ja) 定電圧ダイオ−ド
JPH0271523A (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees