JP3106833B2 - プリントシステム及び印刷管理装置 - Google Patents

プリントシステム及び印刷管理装置

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JP3106833B2
JP3106833B2 JP05337447A JP33744793A JP3106833B2 JP 3106833 B2 JP3106833 B2 JP 3106833B2 JP 05337447 A JP05337447 A JP 05337447A JP 33744793 A JP33744793 A JP 33744793A JP 3106833 B2 JP3106833 B2 JP 3106833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリントシステム及び印
刷管理装置に係り、特に、複数のプリンタで各々行われ
る印刷処理を管理する印刷管理装置、及び該印刷管理装
置と複数のプリンタとを備えたプリントシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、情報処理システムでは情報や負荷
の分散化が進み、複数のワークステーションやパーソナ
ルコンピュータをネットワークを介して互いに接続し、
同一ネットワークに接続されたプリンタ等の種々の資源
を共有できるようにしたシステムが広く浸透してきてい
る。このようなシステムでは、プリンタのスループット
が比較的小さいことを考慮し、プリンタが複数台設けら
れていることが多く、単一のプリンタに対し複数台のワ
ークステーションやパーソナルコンピュータが同時に印
刷の実行を要求することを防止するために、印刷管理装
置が設けられていることが多い。
【0003】上記に関連して特開平4-245525号公報に示
されたプリントシステム及び情報処理装置では、印刷要
求を管理する管理サーバ(印刷管理装置)において、各
プリンタで実行中の印刷処理に要する時間を演算して最
短の待ち時間となるプリンタを選出し、印刷要求元のワ
ークステーションに通知することが提案されている。ま
た、特開平3-255519号公報に示されたプリント管理装置
では、プリンタを複数のグループに分け、ユーザにプリ
ントを行わせるプリンタのグループを指定させると共
に、指定されたグループの中で最も負荷の軽いプリンタ
を選択して印刷処理を行わせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
はプリンタが印刷処理を行うための印刷データを記憶す
るスプールが各プリンタに各々設けられており、各プリ
ンタを管理する側において、所定の印刷要求に対する印
刷処理を所定のプリンタで行わせることを決定すると、
前記所定の印刷要求に対応する印刷データを所定のプリ
ンタに転送するようにしているが、例えば印刷処理の途
中でプリンタに故障が発生した場合には、故障したプリ
ンタのスプールに記憶されている印刷データを、他のプ
リンタに再度転送し直す、という煩雑な例外処理を行う
必要があった。
【0005】また、上記では何れもプリンタを管理する
側で、各プリンタが印刷処理を実行中か否か及び各プリ
ンタに加わっている負荷の大きさ等を常に演算して把握
する必要があるので、プリンタを管理する側の負荷が大
きいという問題があった。更に、プリンタの負荷の大き
さを把握するためには各プリンタのスプールに登録され
た印刷データからプリント枚数を検知する必要がある
が、印刷処理開始時に印刷データをページ単位でフォー
マットして印刷処理を行うプリンタを備えたシステムで
は、フォーマットが行われる迄はプリント枚数を検知す
ることが困難であり、現実的には前記のようなプリンタ
を備えたシステムに適用することができなかった。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、印刷管理装置の負荷を低減し、かつプリンタに故障
が発生した場合に煩雑な例外処理を行わせる必要のない
プリントシステムを得ることが目的である。
【0007】また本発明は、負荷が過大となったりプリ
ンタに故障が発生した場合に煩雑な例外処理を行うこと
なく、印刷要求に対する印刷処理を短時間で実行させる
ことができる印刷管理装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係るプリントシステムは、印刷
要求を受信した場合に該印刷要求を印刷キューに登録す
る登録手段と、プリンタが印刷可能状態となった場合に
前記印刷キューから印刷要求を取り出し、取り出した印
刷要求に対する印刷処理の実行の可否を照会する照会手
段と、を各々備えた複数のプリンタと、所定数のプリン
タから成るプリンタのグループに対して印刷要求が入力
された場合に該印刷要求を前記所定数のプリンタに各々
送信する送信手段と、記憶手段と、前記印刷要求が入力
された場合に前記印刷要求に対する印刷処理を未実行状
態として前記記憶手段に記憶させ、所定のプリンタから
所定の印刷要求に対する印刷処理の実行の可否が照会さ
れた場合に、前記所定の印刷要求に対する印刷処理が未
実行のときには前記プリンタに前記印刷要求に対応する
印刷データを転送して前記印刷要求に対する印刷処理を
行わせると共に記憶手段に記憶された前記印刷要求に対
する印刷処理の状態を実行中に変更し、前記所定の印刷
要求に対する印刷処理が実行中のときには前記所定のプ
リンタによる前記印刷要求に対する印刷処理の実行を禁
止する印刷実行管理手段と、を備えた印刷管理装置と、
を含んで構成している。
【0009】請求項2記載の発明に係るプリントシステ
ムは、プリンタが印刷可能状態となった場合に通知する
通知手段を各々備えた複数のプリンタと、記憶手段と、
所定数のプリンタから成るプリンタのグループに対して
印刷要求が入力された場合に該印刷要求を各プリンタに
対応して各々設けられた印刷キューに登録する登録手段
と、前記印刷要求が入力された場合に前記印刷要求に対
する印刷処理を未実行状態として前記記憶手段に記憶さ
せ、所定のプリンタが印刷可能状態となった場合に、前
記所定のプリンタに対応する印刷キューから印刷要求を
取り出し、前記取り出した印刷要求に対する印刷処理が
未実行のときには前記所定のプリンタに前記取り出した
印刷要求に対応する印刷データを転送して前記印刷要求
に対する印刷処理を行わせると共に記憶手段に記憶され
た前記印刷要求に対する印刷処理の状態を実行中に変更
し、前記取り出した印刷要求に対する印刷処理が実行中
のときには前記所定のプリンタによる前記印刷要求に対
する印刷処理の実行を禁止する印刷実行管理手段と、を
備えた印刷管理装置と、を含んで構成している。
【0010】また、請求項1又は請求項2記載の発明に
おいて、印刷管理装置が、印刷要求と共に入力された印
刷要求に対応する印刷データを記憶手段に設けられたス
プールに格納する格納手段を更に備え、印刷実行管理手
段は、前記スプールに格納された印刷データをプリンタ
に転送するように構成することができる。
【0011】請求項4記載の発明に係る印刷管理装置
は、記憶手段と、所定数のプリンタから成るプリンタの
グループに対して印刷要求が入力された場合に該印刷要
求を各プリンタに対応して各々設けられた印刷キューに
登録する登録手段と、前記印刷要求が入力された場合に
前記印刷要求に対する印刷処理を未実行状態として前記
記憶手段に記憶させ、所定のプリンタが印刷可能状態と
なった場合に、前記所定のプリンタに対応する印刷キュ
ーから印刷要求を取り出し、前記取り出した印刷要求に
対する印刷処理が未実行のときには前記所定のプリンタ
に前記取り出した印刷要求に対応する印刷データを転送
して前記印刷要求に対する印刷処理を行わせると共に記
憶手段に記憶された前記印刷要求に対する印刷処理の状
態を実行中に変更し、前記取り出した印刷要求に対する
印刷処理が実行中のときには前記所定のプリンタによる
前記印刷要求に対する印刷処理の実行を禁止する印刷実
行管理手段と、を含んで構成している。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、所定数のプリンタか
ら成るプリンタのグループに対して印刷要求が入力され
た場合に、送信手段によって該印刷要求が所定数のプリ
ンタに各々送信される。各プリンタでは、印刷要求を受
信すると登録手段により該印刷要求が印刷キューに登録
され、例えば行っていた印刷処理が終了して印刷可能状
態になると、照会手段により印刷キューから印刷要求が
取り出され、取り出された印刷要求に対する印刷処理の
実行の可否が照会される。従って、ある印刷要求に対す
る印刷処理の実行の可否は、前記グループを構成する各
プリンタのうち、印刷可能状態になったプリンタから順
に照会されることになり、故障等が発生したプリンタに
ついては印刷可能状態とならないので印刷処理の実行の
可否は照会されない。
【0013】一方、印刷管理装置の印刷実行管理手段で
は、印刷要求が入力された場合に印刷要求に対する印刷
処理を未実行状態として記憶手段に記憶させ、所定のプ
リンタから所定の印刷要求に対する印刷処理の実行の可
否が照会された場合に、所定の印刷要求に対する印刷処
理が未実行のときには前記プリンタに前記印刷要求に対
応する印刷データを転送して印刷処理を行わせると共に
記憶手段に記憶された前記印刷要求に対する印刷処理の
状態を実行中に変更し、所定の印刷要求に対する印刷処
理が実行中のときには所定のプリンタによる前記印刷要
求に対する印刷処理の実行を禁止する。
【0014】このように、印刷管理装置が個々のプリン
タの状態や、各プリンタに加わっている負荷の大きさを
演算等によって把握する必要はなく、上述の処理によ
り、入力された印刷要求に対する印刷を、最も負荷の軽
い、すなわち行っていた印刷処理を最も早く終了したプ
リンタに自動的に行わせることができる。従って、印刷
要求に対する印刷処理を短時間で行わせることができる
と共に、印刷管理装置の負荷を大幅に軽減することがで
きる。
【0015】また印刷実行管理手段では、所定のプリン
タから所定の印刷要求に対する印刷処理の実行の可否が
照会され、かつ前記印刷処理が未実行のときに印刷デー
タを転送するので、従来のように印刷管理装置が、プリ
ンタが故障した場合に該プリンタに予め転送していた印
刷データを他のプリンタに再度転送する等の煩雑な例外
処理を行う必要はない。印刷実行管理手段が、入力され
た印刷要求に対するプリント枚数等を検知して、各プリ
ンタで実行中の印刷処理の終了時間等を演算する必要が
ないので、例えば印刷開始時に印刷データをフォーマッ
トして印刷を行うプリンタを備えたシステムに本発明を
適用することも可能である。
【0016】請求項2記載の発明では、各プリンタに、
プリンタが印刷可能状態となった場合に通知する通知手
段が設けられており、印刷要求を印刷キューに登録する
登録手段は印刷管理装置に設けられている。印刷管理装
置の印刷実行管理手段は、印刷要求が入力された場合に
前記印刷要求に対する印刷処理を未実行状態として記憶
手段に記憶させ、所定のプリンタが印刷可能状態となり
通知手段から通知された場合に、所定のプリンタに対応
する印刷キューから印刷要求を取り出し、取り出した印
刷要求に対する印刷処理が未実行のときには所定のプリ
ンタに取り出した印刷要求に対応する印刷データを転送
して印刷処理を行わせると共に記憶手段に記憶された前
記印刷要求に対する印刷処理の状態を実行中に変更し、
取り出した印刷要求に対する印刷処理が実行中のときに
は所定のプリンタによる前記印刷要求に対する印刷処理
の実行を禁止する。
【0017】従って、請求項1記載の発明と同様に、印
刷管理装置が個々のプリンタの状態や、各プリンタに加
わっている負荷の大きさを演算等によって把握する必要
はなく、上述の処理により、入力された印刷要求に対す
る印刷を、最も負荷の軽い、すなわち行っていた印刷処
理を最も早く終了したプリンタに自動的に行わせること
ができる。従って、印刷要求に対する印刷処理を短時間
で行わせることができると共に、印刷管理装置の負荷を
大幅に軽減することができる。また、プリンタが故障し
た場合に煩雑な例外処理を行う必要はなく、印刷開始時
に印刷データをフォーマットして印刷を行うプリンタを
備えたシステムに適用することも可能である。
【0018】なお、プリンタへの印刷データの転送は、
印刷要求を出力した側から直接行うようにしてもよい
が、請求項3にも記載したように印刷要求と共に該印刷
要求に対応する印刷データが入力される場合には、印刷
管理装置に、該印刷データを記憶手段に設けられたスプ
ールに格納する格納手段を設け、一旦スプールに格納し
た印刷データをプリンタへ転送するようにしてもよい。
【0019】請求項4記載の発明では、印刷要求が入力
された場合に、登録手段によって前記印刷要求を各プリ
ンタに対応して各々設けられた印刷キューに登録すると
共に、印刷実行管理手段により前記印刷要求に対する印
刷処理を未実行状態として記憶手段に記憶させる。また
印刷管理手段は、所定のプリンタが印刷可能状態となっ
た場合に、所定のプリンタに対応する印刷キューから印
刷要求を取り出し、取り出した印刷要求に対する印刷処
理が未実行のときには所定のプリンタに前記取り出した
印刷要求に対応する印刷データを転送して印刷処理を行
わせると共に記憶手段に記憶された前記印刷要求に対す
る印刷処理の状態を実行中に変更し、取り出した印刷要
求に対する印刷処理が実行中のときには所定のプリンタ
による前記印刷要求に対する印刷処理の実行を禁止す
る。
【0020】これにより、請求項1及び請求項2の発明
と同様に、負荷が過大となったりプリンタに故障が発生
した場合に煩雑な例外処理を行うことなく、印刷要求に
対する印刷処理を短時間で実行させることができる。ま
た請求項4の発明は、印刷データが転送された場合に印
刷処理を行い、印刷処理が終了して印刷可能状態になる
と通知する、一般的な構成のプリンタを用いたプリント
システムに対し、プリンタの構成を変更しなくても適用
することが可能である。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】〔第1実施例〕図1には、本第1実施例に
係るプリントシステム10が示されている。プリントシ
ステム10は、伝送媒体12に複数台のワークステーシ
ョン14A、14B、14C、14D…と、複数台のプ
リンタ16A、16B、16C…と、印刷管理装置18
と、が接続されて構成されている。図2に示すように、
印刷管理装置18はCPU18A、ROM18B、RA
M18C、入出力ポート18Dを備えており、これらは
バス18Eを介して互いに接続されている。入出力ポー
ト18Dは通信制御ユニット18Fを介して伝送媒体1
2に接続されている。
【0023】ROM18Bには、印刷管理装置18とし
ての機能を実現するためのプログラムが記憶されてい
る。このプログラムは印刷管理装置18の電源が投入さ
れるとROM18Bから読み出されて実行される。ま
た、本実施例ではプリンタ16A、16B、16C…
が、一例として次の表1に示すように複数のグループに
予め分類されており、各々にグループ名が付与されてい
る。
【0024】
【表1】
【0025】ROM18Bには、表1に示すように各グ
ループの名称と各グループに属する全てのプリンタを表
す情報とを対応させたグループ登録テーブルが予め記憶
されている。なお、プリンタのグループ分けは、例えば
設置場所が近接しているプリンタ同士、印刷品質が同等
又は同等に近いプリンタ同士、種類(例えばレーザビー
ムプリンタかドットプリンタか、単色かカラーか等)が
同じプリンタ同士が同一のグループとなるように行うこ
とができ、表1に示すように単一のプリンタが複数のグ
ループに属していてもよい。
【0026】またプリンタ16は、実際の印刷処理を行
うプリンタ部20と、プリンタ部20の動作の制御等を
行うプリンタ制御部22と、を含んで構成されている。
プリンタ制御部22は、前述の印刷管理装置22と同様
に、CPU22A、ROM22B、RAM22C、入出
力ポート22Dを備えており、これらはバス22Eを介
して互いに接続されている。入出力ポート22Dは通信
制御ユニット22Fを介して伝送媒体12に接続されて
いる。
【0027】ところで、プリントシステム10におい
て、伝送媒体12を介して送受信される各種の指示やデ
ータ等(以下、これらを総称してメッセージという)
は、図3(A)に示すように構成されている。すなわ
ち、メッセージの先頭のフィールドはメッセージ送信先
を表す情報を格納するフィールドとされている。また、
次のフィールドは各メッセージを識別(例えば後述する
印刷要求か、印刷可否照会か等)するためのメッセージ
識別子を格納するフィールドとされており、メッセージ
識別子を格納するフィールドに続くフィールドは、メッ
セージ内容(を表す情報)を格納するフィールドとされ
ている。
【0028】例えばメッセージが印刷要求である場合に
は、図3(B)に示すように、メッセージ内容は、印刷
データ名を格納するフィールド、メッセージ発信元を表
す情報を格納するフィールド、印刷処理を行わせるプリ
ンタ或いはプリンタのグループを指定する情報を格納す
るフィールドで構成される。また、メッセージが印刷可
否照会、印刷開始指示、印刷終了通知、印刷可能通知、
印刷不可通知等である場合には、図3(C)に示すよう
にメッセージ内容は、印刷データ名を格納するフィール
ド、メッセージ発信元を表す情報を格納するフィールド
のみで構成されている。
【0029】次に、図4及び図5のフローチャートを参
照して本第1実施例の作用を説明する。最初に図4のフ
ローチャートを参照して印刷管理装置18で行われる処
理について説明する。ステップ100では何らかのメッ
セージを受信したか否か判定する。メッセージを受信す
るとステップ100の判定が肯定されてステップ102
へ移行する。ステップ102では受信したメッセージの
メッセージ識別子のフィールドに格納されている情報を
参照し、受信したメッセージがワークステーション14
からの印刷要求であるか否か判定する。ステップ102
の判定が肯定された場合にはステップ104へ移行す
る。
【0030】ステップ104では、受信した印刷要求に
おけるデータ出力先フィールドに格納された情報を参照
し、印刷要求を送信する対象としてのプリンタ16を決
定する。本実施例では、特定のプリンタに印刷処理を行
わせるか、あるグループに属する複数のプリンタの何れ
かに印刷処理を行わせるか、をワークステーション14
側で選択できるようになっている。特定のプリンタに印
刷を行わせる場合には、印刷要求のメッセージのデータ
出力先のフィールドに特定のプリンタを表す情報が格納
される。この場合には、該指定された特定のプリンタを
印刷要求送信対象のプリンタとする。また、あるグルー
プを構成する複数のプリンタの何れかに印刷処理を行わ
せる場合には、印刷要求のメッセージのデータ出力先の
フィールドに前記あるグループの名称を表す情報が格納
される。この場合には前述のグループ登録テーブルを参
照し、指定されたグループに属する全てのプリンタを印
刷要求送信対象のプリンタとする。
【0031】ステップ106では、ステップ104で印
刷要求送信対象として決定した全てのプリンタに印刷要
求を送信する。次のステップ108では、メモリ上に予
め設けられた印刷管理テーブルに、印刷要求に対する印
刷処理の状態を印刷待ち状態として登録し、ステップ1
00へ戻る。印刷管理テーブルは、一例として次の表2
に示すような構成とされている。
【0032】
【表2】
【0033】なお、表2において「印刷データ名」は印
刷要求に対応する印刷データの名称を表し、「要求元」
は印刷を要求しているユーザ名(ワークステーション1
6を使用しているユーザの名称)を表している。一方、
ステップ102の判定が肯定された場合には、ステップ
110で受信したメッセージが印刷可否照会か否か判定
する。なお、この印刷可否照会の詳細は後述するが、所
定のプリンタが所定の印刷要求に対する印刷処理を実行
して良いか否か照会するためのメッセージである。ステ
ップ110の判定が肯定された場合にはステップ112
へ移行する。ステップ112では印刷管理テーブルを参
照し、印刷可否照会によって照会された所定の印刷要求
の状態が「印刷待ち状態」であるか否か判定する。
【0034】ステップ112の判定が肯定された場合に
は、前記照会された所定の印刷要求は、何れのプリンタ
でも印刷が行われていない印刷要求であるので、ステッ
プ114で印刷可否照会を送信したプリンタに対し、該
所定の印刷要求に対する印刷を許可することを表す印刷
可能通知を送信する。次のステップ116では印刷管理
テーブル上の対応する印刷要求の状態を「印刷中」に変
更し、ステップ100へ戻る。また、印刷可否照会によ
って照会された所定の印刷要求に対し既にステップ11
4、116の処理が行われている場合には、印刷管理テ
ーブルに登録された前記所定の印刷要求の状態が「印刷
中」であるので、ステップ112の判定が否定される。
この場合にはステップ118へ移行し、印刷可否照会を
送信したプリンタに対し、所定の印刷要求に対する印刷
を禁止することを表す印刷不可通知を送信し、ステップ
100へ戻る。
【0035】一方、ステップ110の判定も否定された
場合には、ステップ120で受信したメッセージが印刷
終了通知であるか否か判定する。ステップ120の判定
が肯定された場合には、ステップ122で印刷管理テー
ブル上の所定の印刷要求の状態を「印刷終了」に変更
し、ステップ100へ戻る。また、ステップ120の判
定も否定された場合には、有り得ないメッセージを受信
したとして、何ら処理を行うことなくステップ100へ
戻る。
【0036】次に各プリンタ16のプリンタ制御部22
で行われる処理について、図5のフローチャートを参照
して説明する。なお、図5のフローチャートにおいて印
刷処理はステップ144で行われる。このステップ14
4の印刷処理が行われていないときには、プリンタ16
は印刷可能状態であると判断される。ステップ130で
は、何らかのメッセージを受信したか否か判定する。ス
テップ130の判定が肯定された場合にはステップ13
2へ移行し、受信したメッセージのメッセージ識別子の
フィールドに格納されている情報を参照して、受信した
メッセージが印刷管理装置18からの印刷可能通知であ
るか否か判定する。ステップ132の判定が否定された
場合には、ステップ136で受信したメッセージが印刷
管理装置18からの印刷要求であるか否か判定する。
【0037】ステップ136の判定が肯定された場合に
はステップ137へ移行し、予めメモリ上に設けられた
印刷キューが空か否か、すなわち印刷キューに既に登録
されている印刷要求が無いか否か判定する。ステップ1
37の判定が肯定された場合には、ステップ139にお
いて上記で受信した印刷要求に対する印刷処理を実行し
て良いか否かを照会するための印刷可否照会メッセージ
を印刷管理装置18に送信し、ステップ130へ戻る。
また、ステップ137の判定が否定された場合には、ス
テップ138で印刷キューの最後(末尾)に前記受信し
た印刷要求を登録し、ステップ130へ戻る。
【0038】印刷管理装置18から印刷可能通知を受信
した場合には、前述のステップ132の判定が肯定さ
れ、ステップ134でワークステーション14へデータ
転送要求を送信してステップ130へ戻る。これによ
り、印刷要求を送信したワークステーション14からプ
リンタ16へ印刷データが転送されることになる。印刷
データを受信した場合には、ステップ132、136の
判定が否定され、ステップ140で受信したメッセージ
が印刷管理装置18からの印刷不可通知であるか否か判
定する。この場合にはステップ140の判定が否定され
てステップ142へ移行し、受信したメッセージがワー
クステーション14から転送された印刷データであるか
否か判定する。
【0039】印刷データを受信した場合にはステップ1
42の判定が肯定され、ステップ144でプリンタ部2
0を作動させワークステーション14から転送された印
刷データを用いて印刷処理を行わせる。ステップ144
の印刷処理が終了すると、次のステップ146では印刷
管理装置18に印刷処理が終了したことを表す印刷終了
通知を送信する。次のステップ148では、印刷キュー
から次の印刷要求の取り出しを行う。次のステップ15
0では印刷キューに印刷要求が有るか否か判定する。印
刷キューが空、すなわち印刷要求が何ら登録されていな
い場合には、ステップ148で印刷要求の取り出しに失
敗することによってステップ150の判定が否定され、
何ら処理を行うことなくステップ130へ戻る。
【0040】印刷キューに印刷要求が登録されていた場
合には、ステップ148で印刷要求の取り出しに成功す
ることによってステップ150の判定が肯定され、ステ
ップ152で印刷キューの先頭から取り出した印刷要求
についての印刷可否照会メッセージを印刷管理装置18
に送信する。また、印刷管理装置18から印刷不可通知
を受信した場合にはステップ140の判定が肯定され、
ステップ148へ移行し、前記と同様に印刷キューから
新たに印刷要求を取り出して処理を行う。なお、ステッ
プ142の判定が否定された場合には、有り得ないメッ
セージを受信したとして、何ら処理を行うことなくステ
ップ130へ戻る。
【0041】次に、上述のワークステーション14、印
刷管理装置18及びプリンタ16の間でメッセージを通
信しながら行われる本第1実施例のプリントシステム1
0の処理シーケンスについて、更に図6を参照して説明
する。ワークステーション14からの印刷要求を受信す
ると、印刷管理装置18では印刷要求送信対象のプリン
タを判断し(図6ではプリンタ16A、16B、16C
とする)、各プリンタに印刷要求を送信すると共に、該
印刷要求を印刷待ち状態として印刷管理テーブルに登録
する。各プリンタでは、印刷管理装置18からの印刷要
求を受信すると各々印刷キューに登録する。
【0042】次にプリンタ16Aが印刷可能状態になる
と、プリンタ16Aでは印刷キューから前記印刷要求を
取り出し、該印刷要求に対する印刷処理の実行の可否を
照会する印刷可否照会を印刷管理装置18に送信する。
図6に示すシーケンスでは、その後プリンタ16B、1
6Cも順次印刷可能状態となり、各々印刷管理装置18
に印刷可否照会が送信される。印刷管理装置18では最
初にプリンタ16Aから印刷可否照会を受信した場合に
は、印刷管理テーブルに登録された状態が印刷待ち状態
であるのでプリンタ16Aに印刷可能通知を送信し、印
刷管理テーブルに登録された状態を印刷中に変更する。
プリンタ16Aでは印刷可能通知を受信すると、印刷要
求元のワークステーション14に印刷データ転送要求を
送信し、転送された印刷データにより印刷処理が行われ
る。また、プリンタ16B、16Cから印刷可否照会を
受信した場合には、印刷管理テーブルに登録された状態
が印刷中であるので、各々印刷不可通知を送信する。
【0043】このように、上記ではプリンタ16から印
刷可否照合を受信した後に印刷データを転送するので、
プリンタが故障した場合に該プリンタに予め転送してい
た印刷データを他のプリンタに再度転送する等の煩雑な
例外処理を行う必要はない。また、所定の印刷要求に対
し最も早く印刷可否通知を送信したプリンタに、前記所
定の印刷要求に対する印刷処理を行わせるので、印刷管
理装置18で個々のプリンタに加わっている負荷の大き
さを把握しなくても、最も負荷の軽いプリンタに自動的
に印刷処理を行わせることができる。更にプリンタに加
わっている負荷の大きさを演算するためにプリント枚数
等を検知して印刷処理の終了時間等を演算する必要がな
いので、印刷開始時に印刷データをフォーマットして印
刷を行うプリンタを用いることも可能である。
【0044】〔第2実施例〕次に本発明の第2実施例に
ついて説明する。なお、第1実施例と同一の部分には同
一の符号を付し、説明を省略する。図7に示すように、
本第2実施例に係る印刷管理装置18は記憶容量が比較
的大きい記憶装置24を備えている。記憶装置24の記
憶領域には、後述するように印刷データを格納、蓄積す
るためのスプールが設けられている。
【0045】次に本第2実施例の作用を説明する。ま
ず、図8のフローチャートを参照して印刷管理装置18
の作用を説明する。なお、以下では、第1実施例で説明
した図4のフローチャートと異なる部分についてのみ説
明する。本第2実施例では、図10にも示すように、ワ
ークステーション14から印刷要求に続いて印刷データ
が送信される。印刷要求を受信した場合には、ステップ
102の判定が肯定されてステップ103へ移行し、印
刷要求に続いて受信した印刷データを、記憶装置24に
設けられたスプールに格納する。従って、印刷管理装置
18では、印刷要求を受信する度に印刷データをスプー
ルに格納、蓄積する。
【0046】また、プリンタ16から印刷可否照会を受
信し、この印刷可否照会に対応する印刷要求が「印刷待
ち状態」であった場合(ステップ112の判定が肯定さ
れた場合)には、ステップ113で印刷データをスプー
ルから取り出し、次のステップ115において、印刷管
理装置18から前記印刷可否照会を送信したプリンタ1
6へ、第1実施例の印刷可能通知に代えて印刷データを
送信する。
【0047】次に図9のフローチャートを参照してプリ
ンタ16のプリンタ制御部22の作用について説明す
る。本第2実施例のプリンタ制御部22では、受信する
メッセージの種類が印刷要求、印刷不可通知、及び印刷
データの3種類であり、図5のフローチャートと比較し
て、受信したメッセージが印刷可能通知か否かを判断す
るステップ132の判定が省略されている。また、ステ
ップ143では受信したメッセージが印刷管理装置18
からの印刷データであるか否か判定し、ステップ143
の判定が肯定された場合には、次のステップ144以降
で第1実施例と同様に印刷処理を行う。
【0048】次に、本第2実施例のプリントシステム1
0の処理シーケンスについて、更に図10を参照して説
明する。ワークステーション14からの印刷要求を受信
し、続いて印刷データを受信すると、印刷管理装置18
では印刷要求送信対象のプリンタを判断し、各プリンタ
に印刷要求を送信すると共に、該印刷要求を印刷待ち状
態として印刷管理テーブルに登録する。各プリンタで
は、印刷管理装置18からの印刷要求を受信すると、各
々印刷キューに登録する。なお、印刷管理装置18で受
信された印刷データはスプールに格納される。
【0049】プリンタ16Aが印刷可能状態になると、
プリンタ16Aでは印刷キューから前記印刷要求を取り
出し、該印刷要求に対する印刷処理の実行の可否を照会
する印刷可否照会を印刷管理装置18に送信する。その
後プリンタ16B、16Cも順次印刷可能状態となり、
各々印刷管理装置18に印刷可否照会が送信される。印
刷管理装置18では最初にプリンタ16Aから印刷可否
照会を受信した場合には、印刷管理テーブルに登録され
た状態が印刷待ち状態であるので、スプールに格納され
た印刷データをプリンタ16Aに転送し、印刷管理テー
ブルに登録された状態を印刷中に変更する。これにより
プリンタ16Aでは転送された印刷データにより印刷処
理が行われる。また、プリンタ16B、16Cから印刷
可否照会を受信した場合には、印刷管理テーブルに登録
された状態が印刷中であるので、各々印刷不可通知を送
信する。
【0050】上記では、印刷管理装置18が印刷要求を
受信したときにスプールに印刷データが格納されるの
で、ワークステーション14が印刷管理装置18に印刷
要求及び印刷データを送信した後に、何らかの原因によ
ってワークステーション14と印刷管理装置18との間
が通信不能状態となっても、この影響を受けることなく
前記印刷要求に対する印刷処理を正常に行うことができ
る。
【0051】〔第3実施例〕次に本発明の第3実施例に
ついて説明する。なお、本第3実施例は第1実施例と同
一の構成であるので同一の符号を付して構成の説明を省
略し、以下本第3実施例の作用について説明する。ま
ず、図11のフローチャートを参照して印刷管理装置1
8の作用について説明する。なお、以下では、先の実施
例で説明した図4及び図8のフローチャートと異なる部
分についてのみ説明する。
【0052】本第3実施例では印刷管理装置18に、例
として次の表3に示すように、各プリンタの状態が「待
機中」であるか「印刷中」であるかを管理するためのプ
リンタ状態管理テーブルが設けられている。
【0053】
【表3】
【0054】なお、このプリンタ状態管理テーブルに設
定される各プリンタの状態は、プリントシステム10に
電源を投入した際は全て「待機中」に初期設定される。
また、本第3実施例の印刷管理装置18は、全てのプリ
ンタの印刷キューも設けられている。
【0055】印刷管理装置18は、受信したメッセージ
がワークステーションからの印刷要求であると判断した
場合(ステップ102の判定が肯定された場合)に、ス
テップ104でデータ出力先とグループ登録テーブルと
を比較して、該印刷要求に対する印刷処理を行わせる可
能性のある、印刷要求対象のプリンタ16を決定した後
に、次のステップ160でプリンタ状態管理テーブルを
参照し、決定した印刷要求対象の全てのプリンタ16の
中に、状態が「待機中」のプリンタ16が有るか否か判
定する。
【0056】ステップ160の判定が肯定された場合に
は、ステップ162において状態が「待機中」のプリン
タ16への印刷データの転送を要求するための印刷デー
タ転送要求をワークステーション14に送信する。な
お、状態が「待機中」のプリンタ16が複数存在する場
合には、何れか1つのプリンタに印刷データが送信され
るように印刷データ転送要求を送信する。これにより、
ワークステーション14から状態が「待機中」のプリン
タ16へ印刷データが転送される。次のステップ164
では、ワークステーション14からの印刷要求を「印刷
中」として印刷管理テーブルに登録すると共に、プリン
タ状態管理テーブルの該当するプリンタ16の状態を
「待機中」から「印刷中」に変更し、ステップ100へ
戻る。
【0057】一方、ステップ160の判定が否定された
場合には、ステップ166において、印刷管理装置18
に設けられた各プリンタ16の印刷キューのうち、前記
印刷要求対象の全てのプリンタ16の印刷キューに印刷
要求を登録する。次のステップ168では、ワークステ
ーション14からの印刷要求を「印刷待ち状態」として
印刷管理テーブルに登録し、ステップ100へ戻る。
【0058】また、受信したメッセージがプリンタから
の印刷終了通知であると判断した場合(ステップ120
の判定が肯定された場合)には、ステップ122で印刷
管理テーブル上の対応する印刷要求の状態を印刷終了に
変更した後に、次のステップ170では印刷終了通知を
送信したプリンタ16の印刷キューから印刷要求の取り
出しを行う。ステップ172では印刷キューに印刷要求
が登録されていたか否か判定する。ステップ170で印
刷要求の取り出しに成功した場合にはステップ172の
判定が肯定され、ステップ174へ移行する。ステップ
174では印刷管理テーブルを参照し、取り出した印刷
要求の状態が「印刷待ち状態」であるか否か判定する。
【0059】取り出した印刷要求の状態が「印刷中」で
あった場合にはステップ174の判定が否定されてステ
ップ170に戻り、「印刷待ち状態」の印刷要求が取り
出されることによってステップ174の判定が肯定され
るか、又は印刷キューに登録されている印刷要求が無く
なりステップ170で印刷要求の取り出しに失敗するこ
とによってステップ172の判定が否定される迄、ステ
ップ170〜174を繰り返す。ステップ172の判定
が否定された場合には、ステップ176でプリンタ状態
管理テーブル上のプリンタの状態を「待機中」に変更
し、ステップ100へ戻る。
【0060】また、ステップ174の判定が肯定された
場合には、ステップ178で印刷管理テーブル上の印刷
要求の状態を「印刷中」に変更すると共に、プリンタ状
態管理テーブル上のプリンタの状態を「印刷中」に変更
する。次のステップ180では、プリンタ16に前記取
り出した印刷要求に対応する印刷データが送信されるよ
うにワークステーション14に印刷データ転送要求を送
信し、ステップ100へ戻る。
【0061】次に、図12のフローチャートを参照して
プリンタ制御部22の作用を説明する。なお、本第3実
施例ではプリンタ16が受信するメッセージはワークス
テーション14からの印刷データのみである。メッセー
ジを受信するとステップ190の判定が肯定され、ステ
ップ192で受信したメッセージがワークステーション
14からの印刷データであるか否か判定する。ステップ
192の判定が否定された場合には、有り得ないメッセ
ージを受信したとして、何ら処理を行うことなうステッ
プ190へ戻る。一方、ステップ192の判定が肯定さ
れた場合には、受信した印刷データを用いてステップ1
94で印刷処理を行い、印刷処理が終了するとステップ
196で印刷終了通知を印刷管理装置18に送信して処
理を終了する。
【0062】次に、本第3実施例のプリントシステム1
0の処理シーケンスについて、更に図13を参照して説
明する。ワークステーション14からの印刷要求を受信
すると、印刷管理装置18では印刷要求送信対象のプリ
ンタを判断し、印刷要求送信対象の全プリンタ中に待機
中のプリンタが有るか否か判定する。ここでは、印刷要
求送信対象のプリンタ16A、16B、16Cの何れも
印刷中であるとする。この場合には、各プリンタの印刷
キューに印刷要求を登録すると共に、印刷管理テーブル
に印刷要求を印刷待ち状態として登録する。
【0063】プリンタ16Aが印刷可能状態になると、
プリンタ16Aでは印刷管理装置18に印刷終了通知を
送信する。その後プリンタ16B、16Cも順次印刷可
能状態となり、印刷終了通知を送信する。印刷終了通知
を受信すると印刷管理装置18では、印刷終了通知を送
信したプリンタの印刷キューから印刷要求を取り出し、
該印刷要求に対する印刷処理が印刷待ち状態か否か判断
する。取り出した印刷要求に対する印刷処理が印刷待ち
状態の場合(図13ではプリンタ16A)には、印刷管
理装置18は印刷データ転送要求をワークステーション
14に送信し、印刷データをプリンタ16Aに転送させ
る。これによりプリンタ16Aでは転送された印刷デー
タにより印刷処理が行われる。また、取り出した印刷要
求に対する印刷処理が印刷中状態の場合(図13ではプ
リンタ16B、16C)には、印刷データ転送要求の送
信を行わない。
【0064】なお、上記では印刷管理装置18及びプリ
ンタ16A、16B…が各々伝送媒体12に接続された
形態のプリントシステムを例に説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、プリンタ16A、16B
…が印刷管理装置18に接続されており、印刷管理装置
18のみが伝送媒体12に接続された形態のプリントシ
ステムに本発明を適用することも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
に係るプリントシステムは、複数のプリンタの各々で印
刷要求を受信した場合に該印刷要求を印刷キューに登録
し、プリンタが印刷可能状態となった場合に印刷キュー
から印刷要求を取り出して印刷処理の実行の可否を照会
し、印刷管理装置では、プリンタのグループに対して印
刷要求が入力された場合に該印刷要求を対応するプリン
タに各々送信すると共に該印刷要求に対する印刷処理を
未実行状態として記憶手段に記憶させ、所定のプリンタ
から所定の印刷要求に対する印刷処理の実行の可否が照
会された場合に、前記印刷処理が未実行のときには前記
プリンタに印刷データを転送して印刷処理を行わせると
共に記憶手段に記憶された前記印刷処理の状態を実行中
に変更し、前記印刷処理が実行中のときには前記プリン
タによる前記印刷処理の実行を禁止するようにしたの
で、印刷管理装置の負荷を低減し、かつプリンタに故障
が発生した場合に煩雑な例外処理を行わせる必要がなく
なる、という優れた効果が得られる。
【0066】請求項2記載の発明に係るプリントシステ
ムは、複数のプリンタの各々でプリンタが印刷可能状態
となった場合に通知し、印刷管理装置ではプリンタのグ
ループに対して印刷要求が入力された場合に該印刷要求
を各プリンタに対応して各々設けられた印刷キューに登
録すると共に前記印刷要求に対する印刷処理を未実行状
態として記憶手段に記憶させ、所定のプリンタが印刷可
能状態となった場合に前記プリンタに対応する印刷キュ
ーから印刷要求を取り出し、取り出した印刷要求に対す
る印刷処理が未実行のときには前記プリンタに印刷デー
タを転送して印刷処理を行わせると共に記憶手段に記憶
された前記印刷処理の状態を実行中に変更し、前記印刷
処理が実行中のときには前記プリンタによる前記印刷処
理の実行を禁止するようにしたので、印刷管理装置の負
荷を低減し、かつプリンタに故障が発生した場合に煩雑
な例外処理を行わせる必要がなくなる、という優れた効
果が得られる。
【0067】請求項4記載の発明に係る印刷管理装置
は、プリンタのグループに対して印刷要求が入力された
場合に該印刷要求を各プリンタに対応して各々設けられ
た印刷キューに登録すると共に前記印刷要求に対する印
刷処理を未実行状態として記憶手段に記憶させ、所定の
プリンタが印刷可能状態となった場合に前記プリンタに
対応する印刷キューから印刷要求を取り出し、取り出し
た印刷要求に対する印刷処理が未実行のときには前記プ
リンタに印刷データを転送して印刷処理を行わせると共
に記憶手段に記憶された前記印刷処理の状態を実行中に
変更し、前記印刷処理が実行中のときには前記プリンタ
による前記印刷処理の実行を禁止するようにしたので、
負荷が過大となったりプリンタに故障が発生した場合に
煩雑な例外処理を行うことなく、印刷要求に対する印刷
処理を短時間で実行させることができる、という優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプリントシステムの概略構成図
である。
【図2】第1実施例に係る印刷管理装置及びプリンタの
概略構成を示すブロック図である。
【図3】(A)はプリントシステムで送受信されるメッ
セージの構成、(B)はメッセージが印刷要求の場合の
メッセージ内容の構成、(C)はメッセージが印刷可否
照会等の場合のメッセージ内容の構成を示す概念図であ
る。
【図4】第1実施例の印刷管理装置の作用を説明するフ
ローチャートである。
【図5】第1実施例のプリンタ制御部の作用を説明する
フローチャートである。
【図6】第1実施例の通信シーケンス図である。
【図7】第2実施例に係る印刷管理装置及びプリンタの
概略構成を示すブロック図である。
【図8】第2実施例の印刷管理装置の作用を説明するフ
ローチャートである。
【図9】第2実施例のプリンタ制御部の作用を説明する
フローチャートである。
【図10】第2実施例の通信シーケンス図である。
【図11】第3実施例の印刷管理装置の作用を説明する
フローチャートである。
【図12】第3実施例のプリンタ制御部の作用を説明す
るフローチャートである。
【図13】第3実施例の通信シーケンス図である。
【符号の説明】
10 プリントシステム 16 プリンタ 18 印刷管理装置 22 プリンタ制御部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷要求を受信した場合に該印刷要求を
    印刷キューに登録する登録手段と、プリンタが印刷可能
    状態となった場合に前記印刷キューから印刷要求を取り
    出し、取り出した印刷要求に対する印刷処理の実行の可
    否を照会する照会手段と、を各々備えた複数のプリンタ
    と、 所定数のプリンタから成るプリンタのグループに対して
    印刷要求が入力された場合に該印刷要求を前記所定数の
    プリンタに各々送信する送信手段と、記憶手段と、前記
    印刷要求が入力された場合に前記印刷要求に対する印刷
    処理を未実行状態として前記記憶手段に記憶させ、所定
    のプリンタから所定の印刷要求に対する印刷処理の実行
    の可否が照会された場合に、前記所定の印刷要求に対す
    る印刷処理が未実行のときには前記プリンタに前記印刷
    要求に対応する印刷データを転送して前記印刷要求に対
    する印刷処理を行わせると共に記憶手段に記憶された前
    記印刷要求に対する印刷処理の状態を実行中に変更し、
    前記所定の印刷要求に対する印刷処理が実行中のときに
    は前記所定のプリンタによる前記印刷要求に対する印刷
    処理の実行を禁止する印刷実行管理手段と、を備えた印
    刷管理装置と、 を含むプリントシステム。
  2. 【請求項2】 プリンタが印刷可能状態となった場合に
    通知する通知手段を各々備えた複数のプリンタと、 記憶手段と、所定数のプリンタから成るプリンタのグル
    ープに対して印刷要求が入力された場合に該印刷要求を
    各プリンタに対応して各々設けられた印刷キューに登録
    する登録手段と、前記印刷要求が入力された場合に前記
    印刷要求に対する印刷処理を未実行状態として前記記憶
    手段に記憶させ、所定のプリンタが印刷可能状態となっ
    た場合に、前記所定のプリンタに対応する印刷キューか
    ら印刷要求を取り出し、前記取り出した印刷要求に対す
    る印刷処理が未実行のときには前記所定のプリンタに前
    記取り出した印刷要求に対応する印刷データを転送して
    前記印刷要求に対する印刷処理を行わせると共に記憶手
    段に記憶された前記印刷要求に対する印刷処理の状態を
    実行中に変更し、前記取り出した印刷要求に対する印刷
    処理が実行中のときには前記所定のプリンタによる前記
    印刷要求に対する印刷処理の実行を禁止する印刷実行管
    理手段と、を備えた印刷管理装置と、 を含むプリントシステム。
  3. 【請求項3】 前記印刷管理装置は、前記印刷要求と共
    に入力された前記印刷要求に対応する印刷データを前記
    記憶手段に設けられたスプールに格納する格納手段を更
    に備え、前記印刷実行管理手段は、前記スプールに格納
    された印刷データをプリンタに転送することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のプリントシステム。
  4. 【請求項4】 記憶手段と、 所定数のプリンタから成るプリンタのグループに対して
    印刷要求が入力された場合に該印刷要求を各プリンタに
    対応して各々設けられた印刷キューに登録する登録手段
    と、 前記印刷要求が入力された場合に前記印刷要求に対する
    印刷処理を未実行状態として前記記憶手段に記憶させ、
    所定のプリンタが印刷可能状態となった場合に、前記所
    定のプリンタに対応する印刷キューから印刷要求を取り
    出し、前記取り出した印刷要求に対する印刷処理が未実
    行のときには前記所定のプリンタに前記取り出した印刷
    要求に対応する印刷データを転送して前記印刷要求に対
    する印刷処理を行わせると共に記憶手段に記憶された前
    記印刷要求に対する印刷処理の状態を実行中に変更し、
    前記取り出した印刷要求に対する印刷処理が実行中のと
    きには前記所定のプリンタによる前記印刷要求に対する
    印刷処理の実行を禁止する印刷実行管理手段と、 を含む印刷管理装置。
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