JP3106113B2 - 酸化物核燃料のペレットスクラップのリサイクル方法 - Google Patents

酸化物核燃料のペレットスクラップのリサイクル方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子炉で用いられる
酸化物核燃料のペレットのスクラップをリサイクルして
新しい核燃料ペレットを製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図1を参照して従来のU02 核燃料ペレッ
トの製造方法及びスクラップのリサイクルについて説明
する。
【0003】図1は従来のペレットスクラップのリサイ
クル工程を示すブロック図である。図示されるように、
U02 粉末を均質に混合した後、モールドでグリーンペレ
ット(焼結前ペレット)に成形し、1500〜1800℃の水素
雰囲気下で焼結してペレットとする。製造されたペレッ
トの外周は研削される。この時、U02 粉末の流動性が不
良でグリーンペレットへの成形が困難な場合にはU02
末を顆粒化処理して流動性を改善した後成形する。
【0004】焼結工程中でペレットにクラックが発生し
たり、変形して砂時計のように中央にくびれを生ずるこ
とがある。そのようなペレットは核燃料として使用する
ことはできない。
【0005】また、ペレット取扱中にペレットが破損す
ることがある。外周の研削により必ず研削スラッジが発
生する。さらに、製造バッチ毎のサンプルが技術仕様書
を適合しない場合は、その製造バッチの総てのペレット
が不適格品となり大量のスクラップが発生する。
【0006】しかし、ペレットスクラップと研削スラッ
ジは高価であり、放射性物質であるため廃棄することは
できず、通常の製造工場では、これらのスクラップは新
しい核燃料ペレットの製造に再利用されている。
【0007】通常のリサイクル方法では、ペレットスク
ラップを酸化してペレットスクラップを粉末化し、生成
したU3O8再生粒子を研削スラッジと共に新らしいU02
末に混合してグリーンペレットを成形,焼結して新しい
ペレットを製造する。この時、U3O8再生粒子と研スラ
ッジは新らしいU02 粉末に比して焼結性が不良でこれが
多量に添加されると、新しく製造されるペレットの密度
が減少する。
【0008】ペレットを原子炉で使用するには、ペレッ
トの密度が約95%TD(理論密度、=10.96g/cm3) である
必要があるから、U3O8再生粒子の量は約7重量%、研削
スラッジは約3重量%を超過しない範囲で新らしいU02
粉末と混合することにより過度な密度低下を防止する。
【0009】しかし、この技術は簡単であるという長所
はあるが、ペレットスクラップが多量に発生した時、そ
のスクラップをリサイクルしてしまうのに長時間の処理
時間を必要とするという短所がある。
【0010】特開昭56-37226号公報には多量のペレット
スクラップを大量に処理してU02 粉末を製造する方法が
開示されている。
【0011】即ち、ペレットスクラップを流動層反応炉
でU3O8粉末に酸化した後、再度還元してU02 粉末を製造
し、その酸化と還元を数回反復する。この方法では、U0
2 をU3O8に酸化する時応力により粒子が破損されるか
ら、酸化−還元を反復すると粉末の粒子の大きさは継続
して減少して比表面積は増加し、粉末の焼結性が高くな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の核燃料製造工程で通常的にリサイクルできるペレッ
トスクラップの量は約10重量%以内に制限されるから、
ペレットスクラップの処理に長時間が必要であり、特
に、ペレットスクラップを全量処理し切れない時点でウ
ラニウム濃縮度が異なる核燃料ペレットを製造する場合
にはペレットスクラップのリサイクルが困難であった。
【0013】また、プルトニウム(Plutonium) 、ガドリ
ニウム(Gadolinium)、エルビウム(Erbium)の酸化物を含
有するU02 核燃料は純粋U02 核燃料より焼結が困難であ
るから、このような核燃料ではリサイクルできるペレッ
トスクラップがより制限される。
【0014】また、特開昭56-37226号公報に記載された
技術ではペレットスクラップを処理するための流動層反
応炉を追加して設置する必要があるだけでなく、粉末処
理を制御することが非常に困難であった。
【0015】従って、本発明は前記のような問題点を解
決すべくなされたもので、ペレットスクラップを1回酸
化して得たU3O8再生粒子をそのまま使用して最大100 重
量%(100 重量%とは新しいU02 粉末を混合せず、U3O8
再生粒子のみの場合を意味する。)まで、新しいU02
末と混合し、成形、焼結して新しい核燃料ペレットを製
造することにより、流動層反応炉を使用せずペレットス
クラップを大量でリサイクルする方法を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めの本発明のペレットスクラップのリサイクル方法によ
ると、U02 単独、またはプルトニウムの酸化物、ガドリ
ニウムの酸化物、エルビウムの酸化物を含有するUO2
であるペレットスクラップを熱処理炉で300 〜800 ℃の
酸化性気体雰囲気下で酸化してU3O8再生粒子を生成し
て、このリサイクルされたU3O8再生粒子が10〜100 重量
%で、残りの成分が新たなU02 単独の粉末、またはプル
トニウムの酸化物、ガドリニウムの酸化物、エルビウム
の酸化物を含有する新たなU02 粉末である構成で原料粉
末を構成し、ニオブ(Nb)、チタン(Ti)、リチウム(L
i)の酸化物より選ばれた焼結助剤を、元素重量基準で0.
02〜2重量%程度前記原料粉末に添加、混合してグリー
ンペレットに成形し、1500〜1800℃の還元性雰囲気下で
1〜20時間焼結して新しい核燃料ペレットを製造する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図2を参照して本発明によ
るペレットスクラップのリサイクル方法について詳細に
説明する。
【0018】図2は本発明によるペレットスクラップの
リサイクル工程を示すブロック図である。
【0019】まず、ペレットスクラップを熱処理炉で30
0 〜800 ℃の酸化性気体雰囲気下で酸化してU3O8再生粒
子を得る。即ち、U3O8はU02 より単位重量当たりの体積
が30%大きいから、酸化する時大きい応力が発生してペ
レットスクラップが破損されることにより粒子状のU3O8
が得られる。この時、酸化性気体雰囲気としては、空
気、酸素、不活性気体と空気の混合気体または不活性気
体と酸素の混合気体が使用される。酸化速度は本来低温
ほど遅く、ペレット表面に形成される高密度の保護層に
より高温ほど遅くなる。ペレットスクラップを350 〜70
0 ℃の流れている空気中で酸化するのが好ましい。この
温度範囲ではU3O8再生粒子の粒度は酸化温度が低いほど
小さくなる。前記U3O8再生粒子は、平均粒度が3〜100
μm 程度であり、比表面積は0.1 〜1.0m2/g である。ま
た、ペレットスクラップがU02 単独ではなく、プルトニ
ウム、ガドリニウム、エルビウムの酸化物を含有する場
合には、酸化速度が遅くなり、再生粒子の粒度が大きく
なるから、ペレットスクラップの材質によって酸化条件
が調節される。
【0020】また、U3O8再生粒子の焼結性を高めるた
め、U3O8再生粒子を還元した後再度酸化と還元を反復す
るか、再生粒子をボールミルで粉砕することもできる
が、これらの追加処理は本発明による方法では通常は必
要ではない。
【0021】次に、前記U3O8再生粒子にU02 粉末また
は、さらにプルトニウム酸化物、ガドリニウム酸化物、
エルビウム酸化物の粉末を追加して原料粉末を構成す
る。この時、原料粉末の中でU3O8再生粒子の占める量は
10〜100 重量%が可能であり、新たにU02 粉末を添加し
ない場合もある。必要によって、原料粉末に研削スラッ
ジが添加される。
【0022】次に、焼結助剤であるニオブ(Nb)、チタン
(Ti)、リチウム(Li)の酸化物を元素重量基準で0.02〜2
重量%ほど原料粉末に添加する。
【0023】前記原料粉末を均一に混合した後、成形モ
ールドに原料粉末を装入して2〜5ton/cm2 の圧力で圧
縮して成形し40〜65%TDのグリーンペレットを製造す
る。この時、原料粉末の流動性が低くて直接に成形でき
ない場合には、約1ton/cm2 の圧力でスラグに予備成形
した後再度粉砕して原料粉末の流動性を改善して成形す
る。
【0024】次に、グリーンペレットを1500〜1800℃の
還元性雰囲気下で1〜20時間焼結する。焼結雰囲気とし
ては、水素、水素と不活性気体の混合気体、水素と二酸
化炭素の混合気体、または一酸化炭素と二酸化炭素の混
合気体が使用される。焼結雰囲気中の酸素分の調節のた
め焼結雰囲気中に微量の水蒸気を添加することができ
る。特に、プルトニウム, ガドリニウム, エルビウムの
酸化物を含有するU02 を核燃料ペレットに焼結する場合
には結晶粒を大きくするため焼結雰囲気に水蒸気を添加
するのが一般的である。
【0025】一般に、U3O8再生粒子を含有したグリーン
ペレットを焼結すると、粒子間の焼結が発生する前にU3
O8がU02 に還元されながら気孔が形成され、以後焼結中
でも気孔が収縮されないから緻密化せず、U3O8再生粒子
の量が多いと焼結密度が低下する。
【0026】本発明では焼結助剤を添加して、U3O8再生
粒子が還元されながら形成する気孔の収縮を可能にする
ことにより、U3O8再生粒子を含有したグリーンペレット
の焼結密度を高める。前記焼結助剤はU02 でウラニウム
空孔(Vacancy) のような固体欠陥を生成して物質の拡散
を加速化するから大きい気孔の収縮が可能である。即
ち、リサイクルされたU3O810〜100 重量%含有したグ
リーンペレットの焼結後の核燃料ペレットの密度が94%
〜97%TDに到達する。
【0027】
【実施例1】この実施例で使用するU02 粉末はAUC(Ammo
nium Uranyl Carbonate)法で製造した商業用U02 粉末
である。AUC-U02 粉末は、粒子の大きさが10〜30μm 、
比較表面積が4〜6m2/g、酸素とウラニウムの比(O/U)
が2.08〜2.20である。AUC-U02 粉末は流動性が良好で、
粉末に予備成形−再粉砕の処理を行わなくても直接に成
形が可能である。
【0028】U02 ペレットスクラップをボート(Boat)に
収納して熱処理炉で空気を注入しながら400 ℃まで加熱
して4時間維持した後冷却すると、U02 ペレットスクラ
ップはU3O8粒子に変化する。
【0029】次に、前記処理により得たU3O8粒子を200
メッシュの篩を通過させて、大きな凝集体を除去する。
このように製造したU3O8粒子は平均粒度が8μm 、比表
面積が0.6m2/g である。
【0030】次に、新しいU02 粉末にU3O8再生粒子を0,
10,20,30,40,60,80,100 重量%それぞれ添加して原料粉
末を調製して、" タービュラ(Turbula)"で1時間混合
し、壁に潤滑剤を塗布した成形モールドに原料粉末を入
れ、3t/cm2の圧力で成形してグレーンペレットを製造
し、グリーンペレットを水素気体雰囲気下で300 ℃/hr
で昇温し1680℃で4時間保持して焼結することにより対
照ペレットを製造する。
【0031】また、これとは別に、前記原料粉末 (8組
成) にNb2O5 粉末をNb元素重量基準でそれぞれ0.3 重量
%、0.5 重量%添加して再度1時間混合した後、同様の
方法で成形、焼結する。
【0032】乾燥状態の水素気体を焼結雰囲気とした時
には、Nb2O5 がU02 内に溶解せず、ペレットの焼結密度
が低下するから、水素気体には約20℃の露点を持つよう
水蒸気を加えておくのが好ましい。
【0033】対照ペレットとNb205 を添加したペレット
の密度をU3O8再生粒子含量によって表1に示す。
【0034】対照ペレットの場合、焼結密度は原料粉末
中のU3O8再生粒子含量によって直線的に減少してU3O8
が10重量%を超過すると焼結密度が技術仕様書で規定す
る94%TD(10.30g/cm3)より低くなる。また、Nb205 を0.
3 重量%、0.5 重量%添加したペレットではU3O8再生粒
子が10〜100 重量%混合されても焼結密度はいつも94%
TD以上である。
【0035】一方、Nb205 を0.3 重量%添加したペレッ
トの結晶粒子の大きさは25〜30μm(直線交叉法)であ
り、Nb205 を0.5 重量%添加したペレットの結晶粒子の
大きさは40〜45μm である。また、そのNb205 を添加し
たペレットを1700℃の水素雰囲気下で24時間再焼結した
時、その密度増加は0.6 〜0.9 % TD でペレットの熱安
定性は良好である。
【0036】
【表1】
【0037】
【実施例2】実施例1と同一の方法で原料粉末を準備す
る。但し、Nb205 の代わりにTiO2粉末を0.1 重量%と0.
2 重量%それぞれ添加する。成形及び焼結方法も実施例
1と同一である。対照ペレットとTiO2が添加されたペレ
ットの焼結密度をU3O8含量によって表2に示す。
【0038】TiO2が添加されると原料粉末の中にU3O8
子が10〜100 重量%混合されても核燃料ペレットの焼結
密度は94%TD以上であり、TiO2が添加された核燃料ペレ
ットの結晶粒子の大きさは30〜60μm であり、U3O8粒子
の含有量の増大につれて小さくなる。また、TiO2を添加
したペレットを1700℃の水素雰囲気下で24時間再焼結し
た時、密度増加は0.6 〜0.9 %TDでペレットの熱安定性
は良好である。
【0039】
【表2】
【0040】
【実施例3】実施例1と同一の方法で原料粉末を準備す
る。但し、Nb205 の代わりにLi2O粉末を0.1 重量%と0.
2 重量%それぞれ添加する。成形及び焼結方法も実施例
1と同一である。対照ペレットとLi2Oが添加されたペレ
ットの焼結密度をU3O8粒子含量によって表3に示す。
【0041】原料粉末中にU3O8粒子が10重量%及び20重
量%混合された時Li2Oが添加されると、対照ペレットよ
り焼結密度が高くなる。また、Li2Oは焼結中に気化する
から焼結後ペレットへの残留量は添加量より少ない。Li
2Oが添加されたペレットの結晶粒子の大きさは100 μm
以上である。
【0042】
【表3】
【0043】
【実施例4】この実施例ではADU(Ammonium Diuranate)
法で製造した商業用U02 粉末を使用した場合の例につい
て説明する。前記ADU-U02 粉末は平均粒子の大きさが約
2μm で、粒子が相互に凝集しており粉末の流動性が不
良であるので、予備成形−再粉砕によって流動性を改善
した後、成形する必要がある。
【0044】U3O8再生粒子は実施例1と同一の方法で製
造する。U02 粉末にU3O8再生粒子を0重量%と40重量%
それぞれ添加して原料粉末を調製した後、" タービュ
ラ" で1時間混合して1ton/cm2で予備成形してスラグを
製造して、粉砕して35メッシュ通過の成形用粉末を製造
する。成形用粉末を0.2 重量%のステアリン酸亜鉛(Zin
c Stearate) と混合した後、成形モールドで3t/cm2の圧
力で成形してグリーンペレットを製造する。グリーンペ
レットを水素気体雰囲気下で300 ℃/hrで昇温し1680℃
で4時間保持して焼結することにより対照ペレットを製
造する。
【0045】また、これとは別に、前記原料粉末(2組
成) にNb205 粉末とTiO2粉末をそれぞれ0.3 重量%と0.
1 重量%添加した後、再度1時間混合して前記の方法で
流動性を改善、成形、焼結を行う。
【0046】対照ペレットとNb205 及びTiO2を添加した
ペレットの焼結密度を表4に示す。Nb205 及びTiO2を添
加したペレットの密度はU3O8粒子量が40重量%である時
94%TD以上である。もし、焼結密度が高すぎて技術仕様
書の規定を外れると考えられる場合には気孔形成剤を添
加して焼結密度を適切に調節する。この気孔形成剤はAD
U-U02 粉末を使用して核燃料ペレットを焼結する時に通
常的に使用されるものである。また、Nb205 及びTiO2
添加したペレットを1700℃の水素雰囲気下、24時間再焼
結した時の密度増加は0.6 〜0.9 %TDでペレットの熱安
定性は良好である。
【0047】
【表4】
【0048】前記の実施例のように、U02 ペレットスク
ラップを酸化して得たU3O8粒子が10%〜100 重量%であ
り、その他の粉末がU02 粉末で構成される原料粉末の場
合は元来は焼結されないが、微量のNb205 及びTiO2を添
加すると適正密度を持つU02ペレットが製造できる。ま
た、ペレットスクラップがU02 と共にプルトニウム酸化
物、ガドリニウム酸化物、エルビウム酸化物を含有する
場合にも酸化物が固溶体を形成するからペレットスクラ
ップのリサイクル方法にはあまり差がない。
【0049】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によるペレ
ットスクラップのリサイクル方法によると、スクラップ
を大量で処理してペレットスクラップの保管時間を短縮
させることにより核燃料の製造費を低減させる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のペレットスクラップのリサイクル工程
を示すブロック図である。
【図2】 本発明によるペレットスクラップのリサイク
ル工程を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キム ケンシク 大韓民国大田廣域市儒成区松江洞(番地 なし)青率アパート104棟604号 (72)発明者 キム ヨンフン 大韓民国大田廣域市中区梧柳洞(番地な し)三聖アパート16棟308号 (72)発明者 ジュン ユンホ 大韓民国大田廣域市儒城区魚隠洞(番地 なし) ハンビットアパート118棟1208 号 (56)参考文献 特開 平5−256972(JP,A) 特開 平5−27069(JP,A) 特開 平4−326088(JP,A) 特開 昭63−214694(JP,A) 特開 昭58−44394(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 3/62

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U02 単独、またはプルトニウムの酸化
    物、ガドリニウムの酸化物、エルビウムの酸化物を含有
    するUO2 、であるペレットスクラップをリサイクルして
    新しい核燃料ペレットを製造する方法において、 (a) ペレットスクラップを300 〜800 ℃の酸化性気体雰
    囲気下で酸化してU3O8単独の再生粒子、またはプルトニ
    ウムの酸化物、ガドリニウムの酸化物、エルビウムの酸
    化物を含有するU3O8の再生粒子とし、 (b) 該再生粒子が原料粉末の10〜100 重量%となるよ
    う、新たなU02 単独の粉末、またはプルトニウムの酸化
    物、ガドリニウムの酸化物、エルビウムの酸化物を含有
    する新たなU02 の粉末と混合して原料粉末とし、 (c) ニオブ(Nb)、チタン(Ti)、リチウム(Li)の酸化
    物より選ばれた焼結助剤を、元素重量基準で原料粉末に
    対して、0.02〜2重量%添加混合してグリーンペレット
    に成形し、 (d) 該グリーンペレットを 1500 〜1800℃の還元性雰囲
    気下で焼結することを特徴とするペレットスクラップの
    リサイクル方法。
  2. 【請求項2】 ペレットスクラップを酸化して生成した
    再生U3O8粒子をUO2 の形に還元し、酸化−還元を繰返し
    ながら生成した再生UO2 粒子または再生U3O8粒子を原料
    粉末の構成成分とすることを特徴とする請求項1記載の
    ペレットスクラップのリサイクル方法。
JP09251762A 1997-06-27 1997-09-17 酸化物核燃料のペレットスクラップのリサイクル方法 Expired - Fee Related JP3106113B2 (ja)

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