JP3103064B2 - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JP3103064B2 JP10235826A JP23582698A JP3103064B2 JP 3103064 B2 JP3103064 B2 JP 3103064B2 JP 10235826 A JP10235826 A JP 10235826A JP 23582698 A JP23582698 A JP 23582698A JP 3103064 B2 JP3103064 B2 JP 3103064B2
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俊寛 栗山
晶二 田中
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    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号の読み出しに
MOS(metal oxide semiconductor)トランジスタを
用いたMOS型固体撮像装置およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置は、信号の読み出し方式に
よって大きく二種類に分類される。信号電荷を順次転送
するCCD(charge coupled device;電荷結合素子)
型と、各画素に形成されたMOSトランジスタを含む読
み出し回路を用いて、1画素づつ選択して信号を読み出
すMOS型である。近年、MOS型固体撮像装置、特
に、CMOS(complementary MOS)プロセスで製造さ
れるいわゆるCMOS型固体撮像装置は、低電圧・低消
費電力であり、周辺回路とワン・チップ化できるという
長所を有するため、PC用小型カメラなどの携帯機器の
画像入力素子として注目されている。
【0003】MOS型固体撮像装置は、各画素に形成さ
れる読み出し回路の回路形式によって、受光部に蓄積さ
れた信号電荷をそのまま出力回路に読み出すパッシブ型
と、信号電荷の蓄積によって生じる電位変化をアンプ回
路により増幅して出力するアクティブ型とに分類でき
る。
【0004】図9および図10に、従来のMOS型固体
撮像装置の画素構造の例を示す。図9および図10は、
いずれもアクティブ型の固体撮像装置の画素構造を示し
たものである。図9は、信号電荷を受光部から検出部に
転送し、この検出部で生じる電位変化を出力する方式を
採用した固体撮像装置であり、各画素は、受光部と、転
送用、増幅用、リセット用および選択用の4個のトラン
ジスタとで構成されている。転送用トランジスタは、p
型シリコン基板50内に形成されたn型拡散領域である
受光部53および検出部54aと、両領域の間のシリコ
ン基板上に絶縁膜51を介して形成された転送ゲート電
極52とで構成されたMOSトランジスタであり、受光
部53および検出部54aを各々ソースおよびドレイン
とする。図10は、受光部で生じる電位変化を出力する
方式を採用した固体撮像装置であり、各画素は、受光部
と、増幅用、リセット用および選択用の3個のトランジ
スタとで構成されている。リセット用トランジスタは、
p型シリコン基板60内に形成されたn型拡散領域であ
る受光部63および電荷排出部64aと、両領域の間の
シリコン基板上には絶縁膜61を介して形成されたリセ
ットゲート電極62とで構成されたMOSトランジスタ
であり、受光部63および電荷排出部64aを各々ソー
スおよびドレインとする。
【0005】図示を省略しているが、図9および図10
のいずれの固体撮像装置においても、受光部が形成され
た領域を含む半導体基板上には、シリコン酸化膜からな
る層間絶縁膜が形成されている。更に、層間絶縁膜上に
は受光部の上方に開口を有する金属遮光膜、表面保護膜
などが順次形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】固体撮像装置の高画素
化および小型化が進むに伴って、その感度の向上が課題
となっている。しかし、従来のMOS型固体撮像装置に
おいては受光部上には層間絶縁膜であるシリコン酸化膜
が形成されており、このような構造ではシリコン基板と
シリコン酸化膜の屈折率とが相違するため基板表面にお
いて光が反射し、受光部まで到達する入射光が減少する
ため固体撮像装置の感度が低下するという問題があっ
た。
【0007】本発明は、高感度の固体撮像装置およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の固体撮像装置は、半導体基板内に形成され
た受光部および拡散領域と、前記受光部と前記拡散領域
との間の前記半導体基板上に絶縁膜を介して形成された
ゲート電極と、前記受光部または前記拡散領域と電気的
に接続された読み出し回路とを含む画素が複数配置され
た固体撮像装置であって、反射防止膜が、前記半導体基
板の上方に、前記拡散領域の少なくとも一部の上方を避
け、前記受光部の上方にあっては前記絶縁膜を介して存
在し、更に前記ゲート電極の少なくとも一部の上方に存
在するように形成されており、且つ、前記拡散領域が、
前記反射防止膜形成後のイオン注入を含む工程により形
成されていることを特徴とする。なお、前記読み出し回
路は、特に限定するものではないが、例えば、増幅器を
備えたアンプ回路である。
【0009】このような構成にしたことにより、受光部
上に絶縁膜を介して反射防止膜が存在するため、これら
の膜による光学的干渉作用を利用して基板表面での反射
による入射光の損失を低減でき、高感度の固体撮像装置
とすることができる。
【0010】前記固体撮像装置においては、前記反射防
止膜が、前記拡散領域側の前記ゲート電極の側面に存在
しないように形成されていることが好ましい。この好ま
しい例によれば、前記拡散領域近傍に生じる電界内に反
射防止膜の段差や屈曲部などが存在しないため、反射防
止膜(特に、シリコン窒化膜)の応力の影響によって生
じる画質の低下を低減することができる。
【0011】また、前記固体撮像装置においては、前記
反射防止膜が、前記ゲート電極の一部の上方を避けるよ
うに形成されており、前記半導体基板が、水素供給処理
がなされた基板であることが好ましい。画質低下の原因
の一つである暗電流を低減するため、基板に水素を供給
する処理が一般に実施されるが、反射防止膜(特に、シ
リコン窒化膜)は水素を透過し難いため、この基板への
水素の供給を阻害してしまうがおそれある。しかし、こ
の好ましい例によれば、反射防止膜が形成されない領域
が確実に確保できるため、水素の供給を有効に進め、暗
電流による画質低下を抑制することができる。
【0012】前記固体撮像装置においては、前記反射防
止膜が、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、セリウム
酸化物、チタン酸化物、タンタル酸化物およびジルコニ
ウム酸化物からなる群より選ばれる少なくとも1つの物
質を含むことが好ましい。このような反射防止膜の例と
しては、前記物質を含む膜の単層体や、前記物質を含む
膜とシリコン酸化膜との積層体などが挙げられる。
【0013】前記目的を達成するため、本発明の固体撮
像装置の製造方法は、半導体基板内に形成された受光部
および拡散領域と、前記受光部と前記拡散領域との間の
前記半導体基板上に絶縁膜を介して形成されたゲート電
極と、前記受光部または前記拡散領域と電気的に接続さ
れた読み出し回路とを含む画素が複数配置された固体撮
像装置の製造方法であって、前記半導体基板上に前記絶
縁膜を形成する工程と、前記半導体基板上に前記絶縁膜
を介して前記ゲート電極を形成する工程と、前記半導体
基板内に前記受光部および前記拡散領域を形成する工程
と、前記ゲート電極、前記受光部および前記拡散領域を
含む領域の上方に、少なくとも前記受光部の上方におい
ては前記絶縁膜を介して、反射防止膜を形成する工程
と、前記反射防止膜を、前記受光部および前記ゲート電
極の上方に残存するように、前記拡散領域の少なくとも
一部の上方から除去した後、前記拡散領域にイオンを注
入する工程とを含むことを特徴とする。なお、前記読み
出し回路は、特に限定するものではないが、例えば、増
幅器を備えたアンプ回路である。
【0014】このような製造方法によれば、基板表面で
の反射による入射光の損失が少く、感度の高い固体撮像
装置を製造することができる。
【0015】前記目的を達成するため、本発明の固体撮
像装置の製造方法の別の側面は、半導体基板上に絶縁膜
を介してゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極
の一方の側の前記半導体基板内に受光部を形成し、前記
ゲート電極の他方の側の前記半導体基板内に拡散領域を
形成する工程と、前記ゲート電極、前記受光部および前
記拡散領域を含む領域の上方に、少なくとも前記受光部
の上方においては前記絶縁膜を介して、反射防止膜を形
成する工程と、前記反射防止膜を、前記受光部および前
記ゲート電極の上方に残存するように、前記拡散領域の
少なくとも一部の上方から除去した後、前記拡散領域に
イオンを注入する工程とを含むことを特徴とする。この
ような製造方法によっても、基板表面での反射による入
射光の損失が少く、感度の高い固体撮像装置を製造する
ことができる。
【0016】前記製造方法においては、前記反射防止膜
を、前記拡散領域側の前記ゲート電極の側面から除去す
ことが好ましい。
【0017】また、前記製造方法においては、前記反射
防止膜を、前記ゲート電極の一部の上方から除去し、前
記半導体基板に対して水素供給処理を実施することが好
ましい。
【0018】また、前記製造方法においては、前記反射
防止膜が、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、セリウ
ム酸化物、チタン酸化物、タンタル酸化物およびジルコ
ニウム酸化物からなる群より選ばれる少なくとも1つの
物質を含むことが好ましい。このような反射防止膜の例
としては、前記物質を含む膜の単層体や、前記物質を含
む膜とシリコン酸化膜との積層体などが挙げられる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の固体撮像装置としては、
前述したように、各画素が、受光部および拡散領域と、
この両領域の間の半導体基板上に形成されたゲート電極
と、前記受光部または前記拡散領域と接続した読み出し
回路とを備えたMOS型固体撮像装置であれば、各画素
の回路形式については特に限定するものではない。例え
ば、画素内の読み出し回路が増幅器を備えたアンプ回路
であるアクティブ型、および、画素内の読み出し回路に
増幅器を備えていないパッシブ型のいずれの固体撮像装
置であってもよい。以下、本発明をアクティブ型の固体
撮像装置に適用した場合を例に挙げて、本発明の実施形
態を説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1は、本発明の固体
撮像装置の一例を示す断面図である。この固体撮像装置
は、信号電荷を受光部から検出部に転送してこの検出部
で生じる電位変化を出力する方式を採用した固体撮像装
置であり、各画素は、受光部と、転送用、増幅用、リセ
ット用および選択用の4個のトランジスタとを含んでい
る。転送用トランジスタは、受光部13をソースとする
トランジスタであり、そのドレインである拡散領域14
aが増幅用トランジスタのゲートと電気的に接続されて
いる。増幅用トランジスタは、ソースが電源電圧と、ド
レインが選択用トランジスタのソースと各々電気的に接
続されている。また、リセット用トランジスタは、ソー
スが拡散領域14aと、ドレインが電源電圧と各々電気
的に接続されている。また、選択用トランジスタは、ド
レインが出力線に接続されている。
【0021】各トランジスタの役割を簡単に説明する
と、転送用トランジスタは、受光部13で光電変換され
て発生した信号電荷を拡散領域14aに転送するための
トランジスタである。拡散領域14aは、信号電荷を保
持してその電荷に応じた電圧を増幅用トランジスタへ入
力するための検出部として機能する(以下、拡散領域1
4aを「検出部」とする。)。増幅用トランジスタは、
検出部14aの電圧を増幅する機能を果たし、選択用ト
ランジスタは、増幅用トランジスタの出力を取り出すス
イッチであって信号を読み出す画素を選択する機能を果
たす。この固体撮像装置における画素内の読み出し回路
は、この増幅用トランジスタと選択用トランジスタとを
含むアンプ回路である。また、リセット用トランジスタ
は、検出部14aが保持している信号電荷を一定時間ご
とに電源電圧へ排出する機能を果たす。
【0022】以下、図1に断面図として示した、画素内
の転送用トランジスタが形成された領域、すなわち、受
光部13、検出部14aおよびゲート電極12(以下、
「転送ゲート電極」とする。)が形成された領域につい
て詳細に説明する。この領域には、p型シリコン基板1
0内にn型不純物拡散領域である受光部13および検出
部14aが形成されており、両領域間の上方には絶縁膜
11を介して転送ゲート電極12が形成されている。
【0023】受光部13の不純物濃度は光電変換を行え
る範囲であれば特に限定されないが、好ましくは1015
〜1016cm-3程度である。また、拡散深さは0.5〜
2.0μm程度が好ましい。また、受光部13は、暗電
流の低減のために表面に浅くp型不純物拡散領域を設
け、いわゆる埋め込み型フォトダイオードとしてもよ
い。この場合、受光部表面に形成するp型拡散領域は、
不純物濃度が1017〜10 19cm-3程度、拡散深さ0.
2〜0.6μm程度とするのが適当である。
【0024】検出部14aの不純物濃度は、金属配線に
よる接続が可能な濃度であればよく、好ましくは1020
cm-3以上である。また、拡散深さは、0.2〜0.4
μm程度が適当である。また、検出部14aのゲート電
極側端部には、検出部14aよりも不純物濃度が低いn
型拡散領域(以下、「LDD(lightly doped drain)
部」とする。)14bが形成されていることが好まし
い。このLDD部の存在により素子特性の劣化を抑制で
きるからである。このLDD部の不純物濃度は、1018
〜1019cm-3程度が適当である。
【0025】図示を省略するが前記基板上には、更に、
層間絶縁膜、受光部の上方に開口を有する金属遮光膜、
表面保護膜などが形成されている。
【0026】以上は、図9に示す従来の固体撮像装置の
構造と実質的に同じであるが、本発明の固体撮像装置に
おいては、受光部13の上方に絶縁膜11を介して反射
防止膜15aが形成されている。これにより、この反射
防止膜15aと絶縁膜11による干渉作用、更にはその
上の層間絶縁膜をも加えた干渉作用により、基板表面に
おける光の反射を抑制して感度を向上させることができ
る。
【0027】例えば、図1に示す固体撮像装置におい
て、絶縁膜11として膜厚9nmのシリコン酸化膜を、
反射防止膜15aとして膜厚20nmのシリコン窒化膜
を使用した場合、基板表面での可視光の反射率は約10
%であり、反射防止膜が形成されていないこと以外はこ
れと同様の構造を有する固体撮像装置の反射率の約25
%という値に比べ、明らかに低い反射率を実現してい
る。
【0028】反射防止膜15aは、受光部13の少なく
とも一部を被覆するよう形成されていればよいが、反射
防止膜による受光部の被覆面積が大きいほど確実な感度
向上が図れるため、受光部13の全体を、更にはゲート
電極12の一部をも含む領域を被覆するように形成され
ることが好ましい。但し、このとき反射防止膜をゲート
電極全体を被覆するよう形成することもできるが、暗電
流の低減を図る手段として一般に実施される基板への水
素供給をより有効に進めることができるよう、ゲート電
極上の少くとも一部には反射防止膜を形成しないことが
好ましい。
【0029】また、検出部14aの上方については特に
反射防止膜を形成する必要はなく、むしろ検出部14a
の上方には反射防止膜を形成しないことが好ましい。検
出部14aは、金属配線による電気的な接続が可能な不
純物濃度を確保する必要があるため、後述するようにL
DD部などよりも多くの回数のイオン注入が実施される
が、検出部14aの上方に反射防止膜を形成するのであ
ればこれらすべてのイオン注入を反射防止膜形成前に行
う必要があるため製造プロセスの簡素化を図ることが困
難となるからである。
【0030】反射防止膜15aとしては、屈折率が、シ
リコンの屈折率(約3.49)とシリコン酸化膜の屈折
率(約1.46)の間であって、成膜が可能な材料が使
用できる。そのような材料としては、例えば、シリコン
窒化膜、シリコン酸窒化膜、セリウム酸化膜、チタン酸
化膜、タンタル酸化膜、ジルコニウム酸化膜またはこれ
らの混合物からなる膜などが挙げられるが、特にシリコ
ン窒化膜を含むものが好ましい。また反射防止膜は、単
層構造でも多層構造を有するものであってもよく、多層
構造を有するものとしては前に例示したような膜が複数
積層したもののほかに、これらの膜とシリコン酸化膜と
が積層したものが挙げられる。
【0031】また、図1の固体撮像装置においては、反
射防止膜15a上にシリコン酸化膜16aが形成されて
いる。また、転送ゲート電極12の検出部側の側壁に
は、反射防止膜15aと同じ材料からなる膜15bと、
側壁部シリコン酸化膜16bが形成されている。
【0032】図2は、本実施形態に係る固体撮像装置の
製造方法の一例を説明するための工程断面図であり、図
1の断面図に示した転送用トランジスタ部の形成工程に
ついて示したものである。なお、以下の製造方法の説明
において、「拡散領域」は図1の14aに相当する領域
を指し、「LDD部」は図1の14bに相当する領域を
指す。
【0033】まず、p型シリコン基板10上にゲート絶
縁膜11aおよびフィールド絶縁膜11b(共に、シリ
コン酸化膜である。)が熱酸化によって形成される。通
常、ゲート絶縁膜11aの膜厚は10〜20nm程度、
フィールド絶縁膜11bの膜厚は300〜500nm程
度である。フィールド絶縁膜11bは、シリコン窒化膜
でフィールド部分(素子を形成する部分)を被覆してか
ら熱酸化する部分酸化(LOCOS;local oxidation
of silicon)によって形成できる。次いで、このシリコ
ン基板10上に、膜厚250〜400nm程度の多結晶
シリコン膜が減圧CVD法によって堆積され、この多結
晶シリコン膜の一部がエッチングによって除去されて転
送ゲート電極12が形成される。次に、このシリコン基
板10に、ヒ素やリンなどのn型不純物がイオン注入さ
れて受光部13が形成される。このこのイオン注入は、
例えば、加速電圧を600keV、ドーズ量を1011
1012cm-2程度として実施される。
【0034】次に、先に形成した受光部13をレジスト
17aで被覆した状態でn型不純物のイオン注入が実施
され、検出部およびLDD部が形成される(図2
(a))。なお、図2(a)では検出部とLDD部とを
合わせて14と表示している。この段階での検出部の不
純物濃度はLDD部の不純物濃度と同等であり、好まし
くは1018〜1019cm-3程度に調整される。このイオ
ン注入は、例えば、加速電圧50〜80keV、ドーズ
量2×1013cm-2程度の注入を、基板を90°づつ回
転させながら4回繰り返して行われる。
【0035】レジスト17aを除去した後、受光部13
および検出部などが形成された上記シリコン基板10上
にシリコン窒化膜15、その上に更にシリコン酸化膜1
6が形成される(図2(b))。シリコン窒化膜15
は、例えば、減圧CVD法によって形成され、その膜厚
は20〜100nm、好ましくは40〜70nm、更に
好ましくは60nm程度である。また、シリコン酸化膜
16は、例えば、TEOS(テトラエチルオルトシリケ
イト)を使用した減圧CVD法によって形成され、その
膜厚は100〜200nm、好ましくは130nm程度
である。
【0036】次に、シリコン酸化膜16およびシリコン
窒化膜15の一部が、反応性イオンエッチング(RI
E;reactive ion etching)などのドライエッチング
(プラズマエッチング)によって除去される(図2
(c))。このとき残存させるシリコン酸化膜16a、
16bおよびシリコン窒化膜15a、15bは、後工程
である再度のイオン注入時のマスクとして機能する。こ
のエッチングは、受光部を除く領域、つまり、図示した
部分の基板に関して言えば、検出部、好ましくは検出部
および転送ゲート電極12の少くとも一部の上方に形成
された酸化膜および窒化膜のみを対象とする。すなわ
ち、レジスト17bを受光部を形成した領域の全体、更
には転送ゲート電極の一部をも被覆するように予め塗布
形成し、受光部の上方に存在する酸化膜および窒化膜を
保護した状態でエッチングが実施される。よって、受光
部上にはシリコン窒化膜15aが残存しこれが反射防止
膜として機能する。また、シリコン酸化膜16aは、後
工程のイオン注入が実施された後も除去されず、配線間
の層間絶縁膜の一部として機能する。
【0037】また、このエッチングは、検出部の上方に
存在する酸化膜は除去され、且つ、LDD部の上方に存
在する酸化膜は残存するように行なわれる。この酸化膜
16bは、エッチング時間などの条件を適当に調整する
だけで、特にレジストなどを要することなく残存させる
ことができる。それは、減圧下でのTEOSの分解によ
って形成される酸化膜は基板に形成された段差のすべて
の面に対してほぼ一様に形成されるため、転送ゲート電
極に近接する部分(すなわちLDD部上)の酸化膜の膜
厚(基板表面から垂直方向に測定した膜厚)は他の部分
に比べて大きくなる。これに対して異方性エッチングで
あるドライエッチングを実施すれば、他の部分の酸化膜
が除去された時点でも、LDD部上の酸化膜は膜厚が大
きい分だけ残存させることが可能となるからである。
【0038】レジスト17bを除去した後、再度イオン
注入を行う(図2(d))。このイオン注入によって検
出部14aの不純物濃度が増大する。このイオン注入
は、例えば、加速電圧を20〜30keV、ドーズ量を
5×1015cm-2程度として行われる。LDD部14b
は、シリコン酸化膜16bがマスクとなりイオンが注入
されないため、当然不純物濃度がその他の領域に比べて
低くなる。以上の工程により本実施形態の固体撮像装置
の転送用トランジスタ部が形成される。
【0039】転送用トランジスタ部が形成されたシリコ
ン基板上には、更に、層間絶縁膜が形成される。層間絶
縁膜としては、例えば、減圧CVD法によって形成され
たシリコン酸化膜が使用される。次に、検出部14a上
の層間絶縁膜にコンタクトを取るため貫通孔が形成され
た後、アルミニウムなどの金属膜が形成される。この金
属膜がエッチングによってパターニングされて金属配線
となる。この金属配線によって、検出部14aは、シリ
コン基板10の別の領域に形成された増幅用トランジス
タのゲート電極に接続される。
【0040】更に、受光部の上方に相当する部分に開口
を有する金属遮光膜、表面保護膜などが適宜形成され
る。特に限定するものではないが、金属遮光膜にはアル
ミニウム膜が、表面保護膜にはプラズマCVD法によっ
て形成されたシリコン窒化膜が各々適用され得る。
【0041】なお、以上の製造方法の説明においては、
反射防止膜としてシリコン窒化膜を含むものを使用した
場合を例示しているが、もちろん前述のその他の酸化膜
などを使用することもできる。また、上記製造方法にお
ける熱酸化やCVD法などの成膜およびエッチングは、
基本的に常法に従って実施すればよい。
【0042】(第2の実施形態)第1の実施形態の固体
撮像装置においては、特に反射防止膜としてシリコン窒
化膜を含む材料を使用する場合、反射防止膜が検出部側
の転送ゲート電極側面に接触しないこと、換言すれば転
送ゲート電極近傍の検出部の上方に存在する反射防止膜
に段差や屈曲などの膜構造の不連続部分が存在しないこ
とが好ましい。更には、転送ゲート電極近傍の検出部の
上方に反射防止膜が存在しないことが好ましい。なぜな
ら、転送ゲート電極と検出部との間に生じる強い電界内
にシリコン窒化膜、特に段差や屈曲などを有する窒化膜
が存在すると、窒化膜の内部応力の影響によっていわゆ
る白傷発生などの画質低下を招くおそれがあるからであ
る。このような本発明の好ましい例を第2の実施形態と
して、以下に説明する。
【0043】図3は、この本発明の第2の実施形態に係
る固体撮像装置の一例を示す断面図である。第1の実施
形態と同様、受光部23、検出部24aおよびLDD部
24bが形成されたp型シリコン基板20上に、絶縁膜
21を介して転送ゲート電極22が形成され、受光部2
3の上方には絶縁膜21を介して反射防止膜25が形成
されている。但し、第2の実施形態においては、検出部
24aだけでなく、LDD部24bの上方にも反射防止
膜が存在しない。つまり、第1の実施形態においてLD
D部上方のゲート電極側面に存在していた反射防止膜
(図1の15b)が、完全に除去された構造を有するも
のである。それ以外の構造や使用される材料などについ
ては、実質的に第1の実施形態と同様である。
【0044】図4は、本実施形態に係る固体撮像装置の
製造方法の一例を説明する工程断面図であり、図3の断
面図に示した転送用トランジスタ部の形成工程を示した
ものである。なお、以下の製造方法の説明において、
「拡散領域」は図3の24aに相当する領域を指し、
「LDD部」は図3の24bに相当する領域を指す。
【0045】シリコン酸化膜21および転送ゲート電極
22を形成したシリコン基板20に、受光部23、検出
部(但し、この段階で形成される検出部の不純物濃度は
最終的に必要とされる濃度より低く、LDD部と同等の
濃度である。)およびLDD部を形成し、その基板20
上にシリコン窒化膜25およびシリコン酸化膜26aが
形成される。以上の工程に至るまでは、第1の実施形態
と同様に行うことができる(図4(a)、(b))。但
し、第2の実施形態においては、図4(b)工程で形成
されるシリコン酸化膜26aの膜厚は50〜100nm
程度が適当であり、好ましくは70nm程度とする。
【0046】次に、シリコン酸化膜26aおよびシリコ
ン窒化膜25の一部がエッチングによって除去される
(図4(c)、(d))。このエッチングは、第1の実
施形態におけるエッチングと同様に受光部を除く領域を
対象とし、マスクを受光部を形成した領域、好ましくは
その全体、更には転送ゲート電極の一部をも被覆するよ
うに塗布形成した状態で実施される。但し、第2の実施
形態では、この段階でのエッチングは、マスクで被覆さ
れていない酸化膜および窒化膜は完全に除去されるま
で、つまりLDD部上に存在する酸化膜および窒化膜も
が除去されるまで実施される。よって、エッチング方法
としては等方性エッチングであるウェットエッチングを
適用することが好ましい。例えば、レジスト27aを受
光部23の全体を被覆するように形成した状態でシリコ
ン酸化膜26をフッ酸系のエッチング液を使用して除去
した(図4(c))後、レジスト27aを除去して受光
部上に残存した酸化膜をマスクとして、シリコン窒化膜
26をリン酸エッチング液を使用して温度155℃でエ
ッチングする(図4(d))方法が適用できる。
【0047】続いて、基板上に再度シリコン酸化膜26
bが堆積される(図4(e))。この酸化膜26bは、
例えばTEOSを使用した減圧CVD法によって形成さ
れ、膜厚は150〜200nm程度、好ましくは190
nm程度である。この段階で受光部の上方の酸化膜は、
(b)工程で堆積された酸化膜26a上に更に新たに酸
化膜26bが堆積されるため検出部上の酸化膜に比べて
膜厚が大きくなる。
【0048】次に、シリコン酸化膜26bの一部がエッ
チングによって除去される(図4(f))。この段階の
エッチングでは、第1の実施形態の図2(c)工程と同
様、検出部の上方に存在する酸化膜は除去し、且つ、L
DD部の上方に存在する酸化膜は残存させる。よって、
エッチング方法としてはRIE法といったドライエッチ
ング(プラズマエッチング)法が適用される。前述した
ように受光部上の酸化膜は検出部上の酸化膜に比べて厚
膜であるため、検出部上の酸化膜が完全に除去されるま
でエッチングが実施されても、受光部上の酸化膜はいく
らか残存する。よって、エッチングは受光部上のシリコ
ン窒化膜にまでは及ばないので、シリコン窒化膜の反射
防止機能が損なわれるおそれがない。なお、残存させる
受光部上のシリコン酸化膜26の膜厚は、20〜30n
m程度が適当である。
【0049】続いて、第1の実施形態の図2(d)の工
程と同様に再度イオン注入(図4(g))が実施され、
転送用トランジスタ部が形成される。転送用トランジス
タが形成されたシリコン基板に、第1の実施形態と同様
にして層間絶縁膜および金属配線が形成され、更に、金
属遮光膜、表面保護膜などが適宜形成されて、固体撮像
装置が得られる。
【0050】なお、以上の製造方法においても、反射防
止膜としてはシリコン窒化膜のほかに、第1の実施形態
で例示したその他の酸化膜などを使用することもでき
る。また、上記製造方法における熱酸化やCVD法など
の成膜およびエッチングについても、第1の実施形態と
同様に基本的に常法に従って実施すればよい。
【0051】この製造方法によれば、反射防止膜は受光
部上には形成されるが、検出部上のゲート電極近傍には
形成されないため、前述のような問題を回避することが
でき、反射防止による感度向上と、画質向上とを図るこ
とができる。
【0052】(第3の実施形態)図5は、本発明の固体
撮像装置の別の一例を示す断面図である。この固体撮像
装置は、受光部で生じる電位変化を出力する方式を採用
した固体撮像装置であり、各画素は、受光部と、増幅
用、リセット用および選択用の3個のトランジスタとを
含んでいる。リセット用トランジスタは、受光部33を
ソースとするトランジスタであり、そのドレインである
拡散領域34aが電源電圧と電気的に接続されている。
増幅用トランジスタは、ゲートが受光部33と、ソース
が電源電圧と、ドレインが選択用トランジスタのソース
と各々電気的に接続されている。また、選択用トランジ
スタは、ドレインが出力線に接続されている。
【0053】各トランジスタの役割を簡単に説明する
と、増幅用トランジスタは、受光部33の電圧を増幅す
る機能を果たし、選択用トランジスタは、増幅用トラン
ジスタの出力を取り出すスイッチであって信号を読み出
す画素を選択する機能を果たす。この固体撮像装置にお
ける画素内の読み出し回路は、この増幅用トランジスタ
と選択用トランジスタとを含むアンプ回路である。ま
た、リセット用トランジスタは、受光部33が保持して
いる信号電荷を、一定時間毎に電源電圧に接続した拡散
領域34aに排出する機能を果たす。すなわち、拡散領
域34aは電荷排出部として機能する(以下、拡散領域
34aを「電荷排出部」とする。)。
【0054】以下、図5に断面図として示した、リセッ
ト用トランジスタが形成された領域、すなわち、受光部
33、電荷排出部34aおよびゲート電極32(以下、
「リセットゲート電極」とする。)が形成された領域に
ついて説明する。この領域の構造は、第1の実施形態に
おける転送用トランジスタが形成された領域の構造と実
質的に同様である。以下、簡単に説明する。
【0055】p型シリコン基板30内にn型不純物拡散
領域である受光部33および電荷排出部34aが形成さ
れており、両領域間の上方には絶縁膜31を介してリセ
ットゲート電極32が形成されている。受光部33の不
純物濃度は、光電変換を行える範囲であり金属配線によ
る接続が可能な濃度であれば特に限定されないが、好ま
しくは1016〜1017cm-3程度である。また、拡散深
さは0.5〜2.0μm程度が好ましい。また、受光部
33には、その表面の一部に浅くp型不純物拡散領域を
設けてもよい。電荷排出部34aの不純物濃度は、金属
配線による接続が可能な濃度であればよく、好ましくは
1020cm-3程度である。また、拡散深さは0.2〜
0.4μm程度が好ましい。また、電荷排出部34aの
リセットゲート電極32側端部には、電荷排出部34a
よりも不純物濃度が低いLDD部34bが形成されてい
る。このLDD部34bの不純物濃度は、1018〜10
19cm-3程度が適当である。図示を省略するが前記基板
上には、更に、層間絶縁膜、受光部の上方に開口を有す
る金属遮光膜、表面保護膜などが形成されている。
【0056】以上は、図10に示す従来の固体撮像装置
の構造と実質的に同じであるが、本発明の固体撮像装置
においては、受光部33の上方に絶縁膜31を介して反
射防止膜35aが形成されている。反射防止膜35a
は、受光部33の少なくとも一部を被覆するよう形成さ
れていればよいが、好ましくは、受光部33の全体を被
覆するように形成される。但し、本実施形態において
は、受光部33を金属配線によって増幅用トランジスタ
に接続する必要があるため、受光部33上の反射防止膜
35aの一部にコンタクトをとるための貫通孔が存在す
る。
【0057】また、反射防止膜35aは、リセットゲー
ト電極32の一部をも含む領域を被覆することが好まし
いが、このときリセットゲート電極32上の少くとも一
部には反射防止膜を形成しないことが好ましい。また、
電荷排出部34aの上方については特に反射防止膜を形
成する必要はなく、むしろ電荷排出部34aの上方には
反射防止膜を形成しないことが好ましい。また、反射防
止膜35aの材料としては、第1の実施形態で例示した
ものと同様の材料が使用できる。
【0058】次に、本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法の一例を、図6を用いて説明する。本実施形態に
係る固体撮像装置のリセット用トランジスタは、第1の
実施形態における転送用トランジスタの形成工程と実質
的に同様の操作により形成することができる。なお、以
下の説明において、「電荷排出部」とは、図5の34a
に相当する領域を指し、「LDD部」とは、図5の34
bに相当する領域を指す。
【0059】まず、ゲート絶縁膜31およびリセットゲ
ート電極32を形成したシリコン基板30に受光部33
が形成される。この受光部33は、好ましくはドーズ量
10 12〜1013cm-2程度、加速電圧600keV程度
としたイオン注入により形成される。続いて、電荷排出
部(但し、この段階で形成される電荷排出部の不純物濃
度は最終的に必要とされる濃度より低く、LDD部と同
等の濃度である。)およびLDD部が形成される(図6
(a))。このイオン注入は、例えば、加速電圧50〜
80keV、ドーズ量2×1013cm-2程度の注入を4
回繰り返して行われる。
【0060】この基板上にシリコン窒化膜35およびシ
リコン酸化膜36が形成され(図6(b))、これらの
膜の一部がエッチングによって除去される(図6
(c))。このエッチングは受光部33を除く領域を対
象とし、レジスト37を受光部33を形成した領域、好
ましくはその全体、更にはリセットゲート電極32の一
部をも被覆するように塗布形成した状態で実施される。
よって、電荷排出部上のシリコン窒化膜は除去される
が、受光部30上のシリコン窒化膜35aは残存してこ
れが反射防止膜として機能する。また、このエッチング
は、LDD部上のシリコン酸化膜36bは残存するよう
に実施される。
【0061】次に、再度イオン注入を行って電荷排出部
の不純物濃度を所望の濃度まで増大させる。このイオン
注入は、例えば、加速電圧を20〜30keV、ドーズ
量を5×1015cm-2程度として行われる(図6
(d))。
【0062】上記のようにしてリセット用トランジスタ
部が形成されたシリコン基板上に、更に、層間絶縁膜が
形成される。層間絶縁膜としては、例えば、減圧CVD
法によって形成されたシリコン酸化膜が使用される。次
に、受光部33上の反射防止膜35a、シリコン酸化膜
36aおよび層間絶縁膜にエッチングによってコンタク
トをとるための貫通孔が形成された後、アルミニウムな
どの金属膜が形成される。この金属膜がエッチングによ
ってパターニングされて金属配線となる。この金属配線
によって、受光部33は、シリコン基板の別の領域に形
成された増幅用トランジスタのゲート電極に接続され
る。また、電荷排出部34b上の層間絶縁膜には、コン
タクトをとるための貫通孔が形成された後、前記金属膜
とは別の金属膜が形成される。この金属膜は、パターニ
ングされて電荷排出部34bと電源電圧とを接続するた
めの金属配線となる。更に、金属遮光膜、表面保護膜な
どが適宜形成される。
【0063】以上の製造方法の説明においては、反射防
止膜としてシリコン窒化膜を含むものを使用した場合を
例示しているが、もちろん前述のその他の酸化膜などを
使用することもできる。また、上記製造方法における各
種の膜の形成およびエッチングは、第1の実施形態と同
様に実施することができる。
【0064】(第4の実施形態)第3の実施形態の固体
撮像装置においては、反射防止膜が電荷排出部側のリセ
ットゲート電極側面に接触しないこと、更には、リセッ
トゲート電極近傍の電荷排出部の上方に反射防止膜が存
在しないことが好ましい。このような本発明の好ましい
例を第4の実施形態として以下に説明する。
【0065】図7は、この本発明の第4の実施形態に係
る固体撮像装置の一例を示す断面図である。第3の実施
形態と同様、受光部43、電荷排出部44aおよびLD
D部44bが形成されたp型シリコン基板40上に、絶
縁膜41を介してリセットゲート電極42が形成され、
受光部43の上方には絶縁膜41を介して反射防止膜4
5が形成されている。但し、第4の実施形態において
は、電荷排出部44aだけでなく、LDD部44bの上
方にも反射防止膜が存在しない。つまり、第3の実施形
態においてLDD部44b上方に存在していた反射防止
膜(図5の35b)が、完全に除去された構造を有する
ものである。それ以外の構造や使用される材料などにつ
いては、実質的に第3の実施形態と同様である。
【0066】次に、本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法の一例を、図8を用いて説明する。本実施形態に
係る固体撮像装置のリセット用トランジスタは、第2の
実施形態における転送用トランジスタの形成工程と実質
的に同様の操作により形成することができる。なお、以
下の説明において、「電荷排出部」とは図7の44aに
相当する領域を指し、「LDD部」とは図7の44bに
相当する領域を指す。
【0067】絶縁膜41およびリセットゲート電極42
を形成したシリコン基板40に、受光部43、電荷排出
部(但し、この段階で形成される検出部の不純物濃度は
最終的に必要とされる濃度より低く、LDD部と同等の
濃度である。)およびLDD部を形成したあと(図8
(a))、シリコン基板40上にシリコン窒化膜45お
よびシリコン酸化膜46aが形成される(図8
(b))。
【0068】次に、シリコン酸化膜45およびシリコン
窒化膜46aの一部がエッチングによって除去される
(図8(c)および(d))。このエッチングは受光部
43を除く領域を対象とし、レジスト47bを受光部4
3を形成した領域、好ましくはその全体、更にはリセッ
トゲート電極42の一部をも被覆するように塗布形成し
た状態で実施される。よって、電荷排出部上のシリコン
窒化膜は除去されるが、受光部43上にはシリコン窒化
膜が残存してこれが反射防止膜として機能する。また、
このエッチングは、LDD部上に存在するシリコン酸化
膜およびシリコン窒化膜もが除去されるまで実施され
る。
【0069】基板上に再度シリコン酸化膜46bが堆積
され(図8(e))、続いてエッチングが実施される
(図8(f))。このエッチングは、電荷排出部上のシ
リコン酸化膜は除去され、LDD部上のシリコン酸化膜
は残存するように実施される。次に、再度イオン注入が
実施されて、電荷排出部の不純物濃度が所望の濃度まで
増大させられる。
【0070】上記のようにしてリセット用トランジスタ
を形成したシリコン基板に、第3の実施形態と同様にし
て層間絶縁膜および金属配線を形成し、更に、金属遮光
膜、表面保護膜などが適宜形成されて、固体撮像装置が
得られる。
【0071】なお、以上の製造方法の説明においては、
反射防止膜としてシリコン窒化膜を含むものを使用した
場合を例示しているが、もちろん前述のその他の酸化膜
などを使用することもできる。また、上記製造方法にお
ける各種の膜の形成およびエッチングは、第2の実施形
態と同様に実施することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の固体撮像
装置は、半導体基板内に形成された受光部および拡散領
域と、前記受光部と前記拡散領域との間の前記半導体基
板上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記受
光部または前記拡散領域と電気的に接続された読み出し
回路とを含む画素が複数配置されており、反射防止膜
が、前記半導体基板の上方に、前記拡散領域の少なくと
も一部の上方を避け、前記受光部の上方にあっては前記
絶縁膜を介して存在し、更に前記ゲート電極の少なくと
も一部の上方に存在するように形成されており、且つ、
前記拡散領域が、前記反射防止膜形成後のイオン注入を
含む工程により形成されているため、基板表面での反射
による入射光の損失を低減することができ、高感度の固
体撮像装置とすることができる。
【0073】また、本発明の固体撮像装置の製造方法
は、半導体基板内に形成された受光部および拡散領域
と、前記受光部と前記拡散領域との間の前記半導体基板
上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記受光
部または前記拡散領域と電気的に接続された読み出し回
路とを含む画素が複数配置された固体撮像装置の製造方
法であって、前記半導体基板上に前記絶縁膜を形成する
工程と、前記半導体基板上に前記絶縁膜を介して前記ゲ
ート電極を形成する工程と、前記半導体基板内に前記受
光部および前記拡散領域を形成する工程と、前記ゲート
電極、前記受光部および前記拡散領域を含む領域の上方
に、少なくとも前記受光部の上方においては前記絶縁膜
を介して、反射防止膜を形成する工程と、前記反射防止
膜を、前記受光部および前記ゲート電極の上方に残存す
るように、前記拡散領域の少なくとも一部の上方から除
した後、前記拡散領域にイオンを注入する工程とを含
むことにより、基板表面での反射による入射光の損失が
少く、高感度である固体撮像装置を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置
の構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置
の製造方法の一例を断面図によって示した工程図であ
る。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置
の構造を示す断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置
の製造方法の一例を断面図によって示した工程図であ
る。
【図5】 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置
の構造を示す断面図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置
の製造方法の一例を断面図によって示した工程図であ
る。
【図7】 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置
の構造を示す断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置
の製造方法の一例を断面図によって示した工程図であ
る。
【図9】 従来の固体撮像装置の構造の一例を示す断面
図である。
【図10】 従来の固体撮像装置の構造の一例を示す断
面図である。
【符号の説明】
10、20、50 シリコン基板 11、11a、11b、21、51 絶縁膜 12、22、52 転送ゲート電
極 13、23、53 受光部 14a、24a、54a 検出部 14b、24b、54b 検出部のLD
D部 15a、15b、25 反射防止膜 16a、16b、26、26a、26b、56
シリコン酸化膜 17a、17b、27a、27b レジスト 30、40、60 シリコン基板 31、31a、31b、41、61 絶縁膜 32、42、62 リセットゲー
ト電極 33、43、63 受光部 34a、44a、64a 電荷排出部 34b、44b、64b 電荷排出部の
LDD部 35a、35b、45 反射防止膜 36a、36b、46a、46b、66
シリコン酸化膜 37a、37b、47a、47b レジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−14466(JP,A) 特開 平6−302798(JP,A) 特開 平9−46596(JP,A) 特開 平4−3588(JP,A) 特開 平4−152674(JP,A) 特開 平3−107801(JP,A) 特開 昭57−71172(JP,A) 特開 昭59−198756(JP,A) 特開 昭60−18957(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/146 H04N 5/335

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内に形成された受光部および
    拡散領域と、前記受光部と前記拡散領域との間の前記半
    導体基板上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記受光部または前記拡散領域と電気的に接続された読
    み出し回路とを含む画素が複数配置された固体撮像装置
    であって、反射防止膜が、前記半導体基板の上方に、前
    記拡散領域の少なくとも一部の上方を避け、前記受光部
    の上方にあっては前記絶縁膜を介して存在し、更に前記
    ゲート電極の少なくとも一部の上方に存在するように形
    成されており、且つ、前記拡散領域が、前記反射防止膜
    形成後のイオン注入を含む工程により形成されているこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記反射防止膜が、前記拡散領域側の前
    記ゲート電極の側面に存在しないように形成されている
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記反射防止膜が、前記ゲート電極の一
    部の上方を避けるように形成されており、前記半導体基
    板が、水素供給処理がなされた基板である請求項1また
    は2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記反射防止膜が、シリコン窒化物、シ
    リコン酸窒化物、セリウム酸化物、チタン酸化物、タン
    タル酸化物およびジルコニウム酸化物からなる群より選
    ばれる少なくとも1つの物質を含む請求項1〜3のいず
    れかに記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板内に形成された受光部および
    拡散領域と、前記受光部と前記拡散領域との間の前記半
    導体基板上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記受光部または前記拡散領域と電気的に接続された読
    み出し回路とを含む画素が複数配置された固体撮像装置
    の製造方法であって、 前記半導体基板上に前記絶縁膜を形成する工程と、前記
    半導体基板上に前記絶縁膜を介して前記ゲート電極を形
    成する工程と、前記半導体基板内に前記受光部および前
    記拡散領域を形成する工程と、前記ゲート電極、前記受
    光部および前記拡散領域を含む領域の上方に、少なくと
    も前記受光部の上方においては前記絶縁膜を介して、反
    射防止膜を形成する工程と、前記反射防止膜を、前記受
    光部および前記ゲート電極の上方に残存するように、前
    記拡散領域の少なくとも一部の上方から除去した後、前
    記拡散領域にイオンを注入する工程とを含むことを特徴
    とする固体撮像装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に絶縁膜を介してゲート電
    極を形成する工程と、前記ゲート電極の一方の側の前記
    半導体基板内に受光部を形成し、前記ゲート電極の他方
    の側の前記半導体基板内に拡散領域を形成する工程と、
    前記ゲート電極、前記受光部および前記拡散領域を含む
    領域の上方に、少なくとも前記受光部の上方においては
    前記絶縁膜を介して、反射防止膜を形成する工程と、前
    記反射防止膜を、前記受光部および前記ゲート電極の上
    方に残存するように、前記拡散領域の少なくとも一部の
    上方から除去した後、前記拡散領域にイオンを注入する
    工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記反射防止膜を、前記拡散領域側の前
    記ゲート電極の側面から除去する請求項5または6に記
    載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記反射防止膜を、前記ゲート電極の一
    部の上方から除去し、前記半導体基板に対して水素供給
    処理を実施する請求項5〜7のいずれかに記載の固体撮
    像装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記反射防止膜が、シリコン窒化物、シ
    リコン酸窒化物、セリウム酸化物、チタン酸化物、タン
    タル酸化物およびジルコニウム酸化物からなる群より選
    ばれる少なくとも1つの物質を含む請求項5〜8のいず
    れかに記載の固体撮像装置の製造方法。
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