JP2004335588A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトダイオードへの入射光の損失が小さく、かつ信頼性の高く画質が良好な固体撮像装置を得る。
【解決手段】フォトダイオード2の受光面9aをゲート酸化膜12で覆う。フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口15をゲート酸化膜12に形成する。開口15から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、フィールド酸化膜側端16aが開口15周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7から所定の距離だけ離れた位置まで達し、トランスファゲート側端16bが開口15周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するゲート電極13から所定の距離だけ離れた位置まで達するシリコン窒化膜からなる反射防止膜16を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はフォトダイオードとそのフォトダイオードに隣接するMOSトランジスタなどの回路素子とを備えた固体撮像装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどの固体撮像装置では、シリコン基板に形成されたフォトダイオードの受光面上に、シリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜(サイドウォールを形成するために堆積した膜)や層間絶縁膜などが設けられていた。
【0003】
この場合、シリコン基板の屈折率が3.5程度であり、シリコン酸化膜の屈折率が1.46程度であるため、フォトダイオードへの入射光の約30%がシリコン基板とシリコン酸化膜との界面で反射し、光電変換に寄与できなかった。
【0004】
このため、近年、屈折率が2.1程度であり、シリコン基板とシリコン酸化膜の間の値を持つシリコン窒化膜を、フォトダイオードの受光面上に設け、フォトダイオードへの入射光の損失を小さくすることが検討されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−143457号公報(第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、MOSトランジスタや抵抗や容量などの回路素子にシリコン窒化膜が接するように残存すると、シリコン窒化膜の膜応力により、固体撮像装置の製造中の温度変化や固体撮像装置の経年変化によって回路素子にクラックが生じる。このため、回路素子が誤動作し、固体撮像装置の信頼性が低下するという問題点があった。
【0007】
また、LOCOS分離やトレンチ分離やpn接合分離などの素子分離にシリコン窒化膜が接するように残存すると、シリコン窒化膜の膜応力により、固体撮像装置の製造中の温度変化や固体撮像装置の経年変化によってその近辺での結晶欠陥が増加する。このため、接合リーク電流が増大し、固体撮像装置の暗時に撮像した画像の画質が劣化するという問題点があった。
【0008】
また、シリコン窒化膜を熱リン酸を用いてウェットエッチングにより選択的に除去する場合、フォトダイオードの受光面が熱リン酸により損傷する。このため、フォトダイオードの受光面に損傷を与えずにシリコン窒化膜を選択的に除去することができないという問題点があった。
【0009】
この発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、フォトダイオードへの入射光の損失が小さく、かつ信頼性の高い固体撮像装置及びその製造方法を得ることを目的とする。
【0010】
また、この発明はフォトダイオードへの入射光の損失が小さく、かつ画質が良好な固体撮像装置及びその製造方法を得ることを目的とする。
【0011】
さらに、この発明はフォトダイオードの受光面に損傷を与えず、反射防止膜を形成可能な固体撮像装置の製造方法を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る固体撮像装置は、フォトダイオードの受光面の上側に、素子分離に接しない反射防止膜を備えたものである。
【0013】
この発明に係る固体撮像装置は、フォトダイオードの受光面の上側に、素子分離及び回路素子に接しない反射防止膜を備えたものである。
【0014】
この発明に係る固体撮像装置は、フォトダイオードの受光面の上側に、窒化酸化シリコン膜からなる反射防止膜を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図1はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0016】
FD型構造の画素は、光電変換を行うフォトダイオード2と、光電変換により発生した電荷が転送されるフローティング・ディフュージョン3と、フォトダイオード2とフローティング・ディフュージョン3との間に位置するトランスファゲート(回路素子)4とを備える。フォトダイオード2、フローティング・ディフュージョン3及びトランスファゲート4は、シリコン基板5に形成されたP型ウェル6に形成されている。隣接する画素間は、P型ウェル6表面に形成されたシリコン酸化膜からなるフィールド酸化膜(素子分離)7により分離されている。
【0017】
フォトダイオード2は、P型ウェル6内に形成されたN型拡散層8と、P型ウェル6表面に形成され、N型拡散層8に接するP型拡散層9とを有する。フォトダイオード2への入射光は、フォトダイオード2の受光面9aであるP型拡散層9の表面から入射する。
【0018】
フローティング・ディフュージョン3は、P型ウェル6表面に形成された低濃度N型拡散層10及び高濃度N型拡散層11を有する。
【0019】
トランスファゲート4は、P型ウェル6表面上に形成されたゲート酸化膜12と、ゲート酸化膜12上に形成されたゲート電極13と、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に形成されたサイドウォール14とを有する。ゲート電極13は、下側に位置するドープトポリシリコン膜と上側に位置するTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜との2層構造である。
【0020】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aがゲート酸化膜(受光面保護膜)12で覆われている。フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口15がゲート酸化膜12に形成されている。開口15から露出するフォトダイオード2の受光面9aがシリコン窒化膜からなる反射防止膜16で覆われている。反射防止膜16のフィールド酸化膜側端16aは開口15周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7から所定の距離だけ離れた位置まで達し、トランスファゲート側端16bは開口15周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するゲート電極13から所定の距離だけ離れた位置まで達している。反射防止膜16上には、フォトダイオード2全体を覆うTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜17が設けられている。サイドウォール形成用膜17上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜18が設けられている。
【0021】
なお、ゲート電極13のフォトダイオード側側面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜19が残存している。ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面にも反射防止膜形成用膜19が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜17が残存し、サイドウォール14がシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから構成されている。
【0022】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図2及び図3は図1に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0023】
先ず、シリコン基板5にP型不純物を注入して、P型ウェル6を形成する。その後、LOCOS法により、P型ウェル6表面の所定位置にシリコン酸化膜からなるフィールド酸化膜7を形成する。その後、熱酸化により、P型ウェル6表面にシリコン酸化膜からなるゲート酸化膜12を形成する。その後、全面にドープトポリシリコン膜とTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜を順に堆積する。その後、ゲート電極13を形成する領域を覆うレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターンから露出するドープトポリシリコン膜及びシリコン酸化膜を除去し、ゲート電極13を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。図2(a)参照。
【0024】
その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、低濃度N型拡散層10を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、フォトダイオード2を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入してN型拡散層8を形成し、続けてP型不純物を注入してN型拡散層8に接するP型拡散層9をP型ウェル6表面に形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。図2(b)参照。
【0025】
その後、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域に対応する領域が開口したレジストパターン101を形成する。その後、そのレジストパターン101をマスクとしてウェットエッチングを行い、そのレジストパターン101から露出するゲート酸化膜12を除去し、ゲート酸化膜12にフォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口15を形成する。図2(c)参照。
【0026】
その後、そのレジストパターン101を除去する。その後、全面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜19を堆積する。その後、反射防止膜16を形成する領域を覆うレジストパターン102を形成する。図3(a)参照。
【0027】
その後、そのレジストパターン102をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン102から露出する反射防止膜形成用膜19を除去し、開口15から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、開口15周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7及びゲート電極13から所定の距離だけ離れた位置まで達する反射防止膜16を形成する。このとき、ゲート電極13のフォトダイオード側側面及びフローティング・ディフュージョン側側面に反射防止膜形成用膜19が残存する。図3(b)参照。
【0028】
その後、そのレジストパターン102を除去する。その後、全面にTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜17を堆積する。その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン103を形成する。その後、そのレジストパターン103をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン103から露出するサイドウォール形成用膜17及びゲート酸化膜12を除去する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に残存した反射防止膜形成用膜19の外側にサイドウォール形成用膜17が残存し、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから構成されるサイドウォール14が形成される。図3(c)参照。
【0029】
その後、そのレジストパターン103を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜18を堆積し、図1に示す固体撮像装置が完成する。その後、層間絶縁膜18の所定位置に、フローティング・ディフュージョン3を露出するコンタクトホールが形成される。
【0030】
以上のように、この実施の形態1によれば、反射防止膜16のトランスファゲート側端16bがフォトダイオード2に隣接するゲート電極13から所定の距離だけ離れており、反射防止膜16がそのゲート電極13及びそのゲート電極13直下のゲート酸化膜12に接していないので、反射防止膜16に起因するトランスファゲート4の損傷を防止できる。このため、信頼性の高い個体撮像装置が得られる。
【0031】
また、この実施の形態1によれば、反射防止膜16のフィールド酸化膜側端16aがフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7から所定の距離だけ離れており、反射防止膜16がそのフィールド酸化膜7に接していないので、反射防止膜16に起因するバーズビーク近辺での結晶欠陥を抑制できる。このため、画質が良好な固体撮像装置が得られる。従って、この実施の形態1による固体撮像装置は、画質が優先される携帯端末などの分野で使用することができる。
【0032】
また、この実施の形態1によれば、フォトダイオード2の受光面9aを覆うゲート酸化膜12に、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口15を形成した後、開口15から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、開口15周囲のゲート酸化膜12上に乗り上る反射防止膜16を形成するので、反射防止膜16に起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を与えずに反射防止膜16を形成することができる。
【0033】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図4はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0034】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aがゲート酸化膜(受光面保護膜)12で覆われている。フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7及びゲート電極13がTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜(素子分離保護膜,回路素子保護膜)21で保護されている。サイドウォール形成用膜21は、フィールド酸化膜7側ではゲート酸化膜12上からフィールド酸化膜7上まで達し、トランスファゲート4側ではゲート酸化膜12上からゲート電極13上まで達している。フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口22がゲート酸化膜12及びサイドウォール形成用膜21に形成されている。開口22から露出するフォトダイオード2の受光面9aがシリコン窒化膜からなる反射防止膜23で覆われている。反射防止膜23は開口22周囲のサイドウォール形成用膜21上に乗り上げている。反射防止膜23上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜ならなる層間絶縁膜18が設けられている。
【0035】
なお、ゲート電極13上のサイドウォール形成用膜21側面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜25が残存している。ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面にサイドウォール形成用膜21が残存し、その外側に反射防止膜形成用膜25が残存し、サイドウォール14がシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とから構成されている。
【0036】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図5及び図6は図4に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0037】
図2(b)までの工程を実施の形態1と同様に行う。
その後、全面にTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜21を堆積する。その後、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域に対応する領域及びフローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン121を形成する。図5(a)参照。
【0038】
その後、そのレジストパターン121をマスクとしてフォトダイオード2の受光面9aが現れる直前まで異方性のドライエッチングを行い、続けてウェットエッチングを行って、そのレジストパターン121から露出するサイドウォール形成用膜21及びゲート酸化膜12を除去し、ゲート酸化膜12及びサイドウォール形成用膜21にフォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口22を形成する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面にサイドウォール形成用膜21が残存する。図5(b)及び(c)参照。
【0039】
その後、そのレジストパターン121を除去する。その後、全面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜25を堆積する。その後、反射防止膜23を形成する領域を覆うレジストパターン122を形成する。図6(a)参照。
【0040】
その後、そのレジストパターン122をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン122から露出する反射防止膜形成用膜25を除去し、開口22から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、開口22周囲のサイドウォール形成用膜21上に乗り上げる反射防止膜23を形成する。このとき、ゲート電極13上のサイドウォール形成用膜21側面に反射防止膜形成用膜25が残存する。また、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に残存したサイドウォール形成用膜21の外側に反射防止膜形成用膜25が残存し、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とから構成されるサイドウォール14が形成される。図6(b)参照。
【0041】
その後、そのレジストパターン122を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜24を堆積し、図4に示す固体撮像装置が完成する。その後、層間絶縁膜24の所定位置に、フローティング・ディフュージョン3を露出するコンタクトホールが形成される。
【0042】
以上のように、この実施の形態2によれば、反射防止膜23とフォトダイオード2に隣接するゲート電極13との間にサイドウォール形成用膜21が設けられており、反射防止膜23がそのゲート電極13及びそのゲート電極13直下のゲート酸化膜12に接していないので、反射防止膜23に起因するトランスファゲート4の損傷を防止できる。このため、信頼性の高い個体撮像装置が得られる。
【0043】
また、この実施の形態2によれば、反射防止膜23とフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7との間にサイドウォール形成用膜21が設けられており、反射防止膜23がそのフィールド酸化膜7に接していないので、反射防止膜23に起因するバーズビーク近辺での結晶欠陥を抑制できる。このため、画質が良好な固体撮像装置が得られる。従って、この実施の形態2による固体撮像装置は、画質が優先される携帯端末などの分野で使用することができる。
【0044】
また、この実施の形態2によれば、フォトダイオード2の受光面9aを覆うゲート酸化膜12及びサイドウォール形成用膜21に、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口22を形成した後、開口22から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、開口22周囲のサイドウォール形成用膜21上に乗り上げる反射防止膜23を形成するので、反射防止膜23に起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を与えずに反射防止膜23を形成することができる。
【0045】
また、この実施の形態2によれば、フォトダイオード2の受光面9aが現れる直前まで異方性のドライエッチングを行い、続けてウェットエッチングを行って、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口22を形成するので、異方性のドライエッチングに起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を防止することができる。
【0046】
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図7はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0047】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aがゲート酸化膜(受光面保護膜)12で覆われている。フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7及びゲート電極13がTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜(素子分離保護膜,回路素子保護膜)31で保護されている。サイドウォール形成用膜31は、フィールド酸化膜7側ではゲート酸化膜12上からフィールド酸化膜7上まで達し、トランスファーゲート4側ではゲート酸化膜12上からゲート電極13上まで達している。サイドウォール形成用膜31上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜32が設けられている。フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する貫通孔33がゲート酸化膜12、サイドウォール形成用膜31及び層間絶縁膜32に形成されている。貫通孔33から露出するフォトダイオード2の受光面9aがシリコン窒化膜からなる反射防止膜34で覆われている。反射防止膜34は貫通孔33の周壁に乗り上げ、層間絶縁膜32上面まで達している。貫通孔33がシリコン酸化膜からなる埋め込み層間膜35で埋め込まれている。
【0048】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図8及び9は図7に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0049】
図2(b)までの工程を実施の形態1と同様に行う。
その後、全面にTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜31を堆積する。その後、フローティング・ディフージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン131を形成する。その後、そのレジストパターン131をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン131から露出するサイドウォール形成用膜131及びゲート酸化膜12を除去する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフージョン側側面にサイドウォール形成用膜31が残存し、シリコン酸化膜から構成されるサイドウォール14が形成される。図8(a)参照。
【0050】
その後、そのレジストパターン131を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜32を堆積する。その後、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域に対応する領域が開口したレジストパターン132を形成する。図8(b)参照。
【0051】
その後、そのレジストパターン132をマスクとしてフォトダイオード2の受光面9aが現れる直前まで異方性のドライエッチングを行い、続けてウェットエッチングを行って、そのレジストパターン132から露出する層間絶縁膜32、サイドウォール形成用膜31及びゲート酸化膜12を除去し、ゲート酸化膜12、サイドウォール形成用膜31及び層間絶縁膜32にフォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する貫通孔33を形成する。図8(c)参照。
【0052】
その後、そのレジストパターン132を除去する。その後、全面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜36を堆積する。その後、反射防止膜34を形成する領域を覆うレジストパターン133を形成する。図9(a)参照。
【0053】
その後、そのレジストパターン133をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン133から露出する反射防止膜形成用膜36を除去し、貫通孔33から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、貫通孔33の周壁に乗り上げ、層間絶縁膜32上面まで達する反射防止膜34を形成する。図9(b)参照。
【0054】
その後、そのレジストパターン133を除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる埋め込み層間膜形成用膜に堆積する。その後、CMP処理を行い、貫通孔33に埋め込まれた埋め込み層間膜35を形成し、図7に示す固体撮像装置が完成する。
【0055】
以上のように、この実施の形態3によれば、反射防止膜34とフォトダイオードに隣接するゲート電極13との間にサイドウォール形成用膜31が設けられており、反射防止膜34がそのゲート電極13及びそのゲート電極13直下のゲート酸化膜12に接していないので、反射防止膜34に起因するトランスファゲート4の損傷を防止できる。このため、信頼性の高い個体撮像装置が得られる。
【0056】
また、この実施の形態3によれば、反射防止膜34とフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7との間にサイドウォール形成用膜31が設けられており、反射防止膜34がそのフィールド酸化膜7に接していないので、反射防止膜34に起因するバーズビーク近辺での結晶欠陥を抑制できる。このため、画質が良好な固体撮像装置が得られる。従って、この実施の形態3による固体撮像装置は、画質が優先される携帯端末などの分野で使用することができる。
【0057】
また、この実施の形態3によれば、フォトダイオード2の受光面9aを覆うゲート酸化膜12、サイドウォール形成用膜31及び層間絶縁膜32に、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する貫通孔33を形成した後、貫通孔33から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、貫通孔33の周壁上に乗り上げる反射防止膜34を形成するので、反射防止膜34に起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を与えずに反射防止膜34を形成することができる。
【0058】
また、この実施の形態3によれば、フォトダイオード2の受光面9aが現れる直前まで異方性のドライエッチングを行い、続けてウェットエッチングを行って、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する貫通孔33を形成するので、異方性のドライエッチングに起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を防止することができる。
【0059】
また、この実施の形態3によれば、ゲート酸化膜12、サイドウォール形成用膜31及び層間絶縁膜32に形成された貫通孔33に、フォトダイオード2の受光面9aを覆い、貫通孔33の周壁に乗り上げ、層間絶縁膜32上面まで達する反射防止膜34が設けられているので、斜め方向からのフォトダイオード2への入射光の一部を層間絶縁膜32と反射防止膜34との界面で反射させて、フォトダイオード2の受光面9aから吸収することができる。
【0060】
また、この実施の形態3によれば、層間絶縁膜32を形成した後、反射防止膜34を形成するので、段差低減リフロー処理等のような高温の熱処理が反射防止膜34の形成後に行われることがなく、P−SiN膜などの低温で形成可能な膜応力の小さい膜を反射防止膜として使用することができる。
【0061】
実施の形態4.
図10はこの発明の実施の形態4による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図10はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0062】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aがゲート酸化膜(受光面保護膜)12で覆われている。フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口41がゲート酸化膜12に形成されている。開口41から露出するフォトダイオード2の受光面9aがシリコン窒化膜からなる反射防止膜42で覆われている。反射防止膜42のフィールド酸化膜側端42aは開口41周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7から所定の距離だけ離れた位置まで達し、トランスファゲート側端42bは開口41周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達している。反射防止膜42上には、フォトダイオード2全体を覆うTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜43が設けられている。サイドウォール形成用膜43上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜44が設けられている。
【0063】
なお、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜45が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜43が残存し、サイドウォール14がシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから構成されている。
【0064】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図11は図10に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0065】
図2(c)までの工程を実施の形態1と同様に行う。
その後、レジストパターン101を除去する。その後、全面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜45を堆積する。その後、反射防止膜42を形成する領域を覆うレジストパターン141を形成する。図11(a)参照。
【0066】
その後、そのレジストパターン141をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン141から露出する反射防止膜形成用膜45を除去し、開口41から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、フィールド酸化膜側端42aが開口41周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7から所定の距離だけ離れた位置まで達し、トランスファゲート側端42bが開口41周囲のゲート酸化膜12上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達する反射防止膜42を形成する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に反射防止膜形成用膜45が残存する。図11(b)参照。
【0067】
その後、そのレジストパターン141を除去する。その後、全面にTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜43を堆積する。その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン142を形成する。その後、そのレジストパターン142をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン142から露出するサイドウォール形成用膜43及びゲート酸化膜12を除去する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に残存した反射防止膜形成用膜45の外側にサイドウォール形成用膜43が残存し、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから構成されるサイドウォール14が形成される。図11(c)参照。
【0068】
その後、そのレジストパターン142を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜44を堆積し、図10に示す固体撮像装置が完成する。その後、層間絶縁膜44の所定位置に、フローティング・ディフュージョン3を露出するコンタクトホールが形成される。
【0069】
以上のように、この実施の形態4によれば、反射防止膜42のフィールド酸化膜側端42aがフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7から所定の距離だけ離れており、反射防止膜42がそのフィールド酸化膜7に接していないので、反射防止膜42に起因するバーズビーク近辺での結晶欠陥を抑制できる。このため、画質が良好な固体撮像装置が得られる。従って、この実施の形態4による固体撮像装置は、画質が優先される携帯端末などの分野で使用することができる。
【0070】
また、この実施の形態4によれば、フォトダイオード2の受光面9aを覆うゲート酸化膜12に、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口41を形成した後、開口41から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、開口41周囲のゲート酸化膜12上に乗り上る反射防止膜42を形成するので、反射防止膜42に起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を与えずに反射防止膜42を形成することができる。
【0071】
また、この実施の形態4によれば、反射防止膜42の配置領域がゲート電極13に接触する位置まで広がっているので、フォトダイオード2への入射光の損失を小さくすることができる。
【0072】
実施の形態5.
図12はこの発明の実施の形態5による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図12はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0073】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aがゲート酸化膜(受光面保護膜)12で覆われている。フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7がTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなる保護膜(素子分離保護膜)51で覆われている。フォトダイオード2の受光面9aを覆うゲート酸化膜12上にシリコン窒化膜からなる反射防止膜52が設けられている。反射防止膜52のフィールド酸化膜側端は保護膜51上に乗り上げ、トランスファゲート側端52bはフォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達している。反射防止膜52上には、フォトダイオード2全体を覆うTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜53が設けられている。サイドウォール形成用膜53上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜54が設けられている。
【0074】
なお、ゲート電極13のフォトダイオード側側面にシリコン酸化膜からなる保護膜形成用膜55が残存する。ゲート電極13のフローティング・ディフージョン側側面にも保護膜形成用膜55が残存し、その外側にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜56が残存し、さらにその外側にサイドウォール形成用膜53が残存し、サイドウォール14がシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから構成されている。
【0075】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図13及び図14は図12に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0076】
図2(b)までの工程を実施の形態1と同様に行う。
その後、全面にTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなる保護膜形成用膜55を100Å〜800Å程度堆積する。その後、保護膜51を形成する領域及びフローティング・ディフュージョン3を形成する領域を覆うレジストパターン151を形成する。図13(a)参照。
【0077】
その後、そのレジストパターン151をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン151から露出する保護膜形成用膜55を除去する。このとき、ゲート電極13のフォトダイオード側側面に保護膜形成用膜55が残存する。この段階で、保護膜51の形状が定まる。保護膜51は、フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7を覆う。図13(b)参照。
【0078】
その後、そのレジストパターン151を除去する。その後、全面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜56とシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜53を順に堆積する。その後、フローティング・ディフージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン152を形成する。図13(c)参照。
【0079】
その後、そのレジストパターン152をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン152から露出するサイドウォール形成用膜53、反射防止膜形成用膜56、保護膜形成用膜55及びゲート酸化膜12を除去する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に保護膜形成用膜55が残存し、その外側に反射防止膜形成用膜56が残存し、さらにその外側にサイドウォール形成用膜53が残存し、シリコン膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とからなるサイドウォール14が形成される。この段階で、反射防止膜52の形状が定まる。反射防止膜52は、フォトダイオード2の受光面9aの上側を覆い、フィールド酸化膜側端が保護膜51上に乗り上げ、ゲート電極側端52bがフォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達する。図14参照。
【0080】
その後、そのレジストパターン152を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜54を堆積し、図12に示す固体撮像装置が完成する。その後、層間絶縁膜54の所定位置に、フォローティング・ディフュージョン3を露出するコンタクトホールが形成される。
【0081】
以上のように、この実施の形態5によれば、反射防止膜52とフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7との間に保護膜51が設けられており、反射防止膜52がそのフィールド酸化膜7に接していないので、反射防止膜52に起因するバーズビーク近辺での結晶欠陥を抑制できる。このため、画質が良好な固体撮像装置が得られる。従って、この実施の形態5による固体撮像装置は、画質が優先される携帯端末などの分野で使用することができる。
【0082】
また、この実施の形態5によれば、フォトダイオード2の受光面9aが露出することがないので、反射防止膜52に起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を与えずに反射防止膜52を形成することができる。
【0083】
また、この実施の形態5によれば、反射防止膜52の配置領域がゲート電極13に接触する位置まで広がっているので、フォトダイオード2への入射光の損失を小さくすることができる。
【0084】
また、この実施の形態5によれば、反射防止膜52とフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7との間に設けられた保護膜51が薄いので、保護膜51上に入射する光の反射が抑制され、フォトダイオード2への入射光の損失を小さくすることができる。
【0085】
また、この実施の形態5によれば、サイドウォール14を形成する段階で反射防止膜52の形状が定まるので、反射防止膜52を形成するためのレジストパターンを別途設ける必要がない。
【0086】
実施の形態6.
図15はこの発明の実施の形態6による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図15はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0087】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aがシリコン酸化膜からなる厚膜ゲート酸化膜(受光面保護膜)61で覆われている。フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口62が厚膜ゲート酸化膜61に形成されている。フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7が厚膜ゲート酸化膜61の延長部である保護膜(素子分離保護膜)63で覆われている。開口62から露出するフォトダイオード2の受光面9aがシリコン窒化膜からなる反射防止膜64で覆われている。反射防止膜64のフィールド酸化膜側端は開口62周囲の厚膜ゲート酸化膜61上に乗り上げ、保護膜63上まで達し、トランスファゲート側端64bは開口62周囲の厚膜ゲート酸化膜61上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達している。反射防止膜64上には、フォトダイオード2全体を覆うTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜65が設けられている。サイドウォール形成用膜65上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜66が設けられている。
【0088】
なお、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン3側側面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜67が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜65が残存し、サイドウォール14がシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから構成されている。
【0089】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図16及び図17は図15に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0090】
先ず、シリコン基板5にP型不純物を注入して、P型ウェル6を形成する。その後、LOCOS法により、P型ウェル6表面の所定位置にシリコン酸化膜からなるフィールド酸化膜7を形成する。その後、熱酸化を行い、P型ウェル6表面にシリコン酸化膜からなる未完成ゲート酸化膜68を形成する。図16(a)参照。
【0091】
その後、フォトダイオード2を形成する領域の中央領域に対応する領域が開口したレジストパターン161を形成する。その後、そのレジストパターン161をマスクとしてウェットエッチングを行い、そのレジストパターン161から露出する未完成ゲート酸化膜68を除去する。図16(b)参照。
【0092】
その後、そのレジストパターン161を除去する。その後、再度、熱酸化を行い、P型ウェル6表面に、フォトダイオード2を形成する領域の中央領域がシリコン酸化膜からなる薄膜ゲート酸化膜69でありその周辺領域がシリコン酸化膜からなる厚膜ゲート酸化膜61であるゲート酸化膜70を形成し、厚膜ゲート酸化膜61の延長部である保護膜63でフォトダイオード2を形成する領域に隣接するフィールド酸化膜7を覆う。図16(c)参照。
【0093】
その後、全面にドープトポリシリコン膜とTEOS酸化膜を順に堆積する。その後、ゲート電極13を形成する領域を覆うレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターンから露出するTEOS酸化膜及びドープトポリシリコン膜を除去し、ゲート電極13を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、低濃度N型拡散層10を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、フォトダイオード2を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入してN型拡散層8を形成し、続けてP型不純物を注入してN型拡散層8に接するP型拡散層9をP型ウェル6表面に形成する。その後、レジストパターンを除去する。図17(a)参照。
【0094】
その後、ウェットエッチングまたはRCA洗浄処理(NHOH−H−HOの混合液などを用いた洗浄)を行い、薄膜ゲート酸化膜69を除去し、厚膜ゲート酸化膜61にフォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口62を形成する。図17(b)参照。
【0095】
その後、全面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜67とシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜65を順に堆積する。その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン162を形成する。その後、そのレジストパターン162をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン162から露出するサイドウォール形成用膜65、反射防止膜形成用膜67及び厚膜ゲート酸化膜61を除去する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に反射防止膜形成用膜67が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜65が残存し、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とからなるサイドウォール14が形成される。この段階で、反射防止膜64の形状が定まる。反射防止膜64は、開口62から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、フィールド酸化膜側端が開口62周囲の厚膜ゲート酸化膜61上に乗り上げ、保護膜63上まで達し、トランスファゲート側端64bが開口62周囲の厚膜ゲート酸化膜61上に乗り上げ、フォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達する。図17(c)参照。
【0096】
その後、そのレジストパターン162を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜66を堆積し、図15に示す固体撮像装置が完成する。その後、層間絶縁膜66の所定位置に、フローティング・ディフュージョン3を露出するコンタクトが形成される。
【0097】
以上のように、この実施の形態6によれば、反射防止膜64とフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7との間に保護膜63が設けられており、反射防止膜64がそのフィールド酸化膜7に接していないので、反射防止膜64に起因するバーズビーク近辺での結晶欠陥を抑制できる。このため、画質が良好な固体撮像装置が得られる。従って、この実施の形態6による固体撮像装置は、画質が優先される携帯端末などの分野で使用することができる。
【0098】
また、この実施の形態6によれば、フォトダイオード2の受光面9aを覆う厚膜ゲート酸化膜61に、フォトダイオード2の受光面9aの中央領域を露出する開口62を形成した後、開口62から露出するフォトダイオード2の受光面9aを覆い、開口62周囲の厚膜ゲート酸化膜61上に乗り上げる反射防止膜16を形成するので、反射防止膜64に起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を与えずに反射防止膜64を形成することができる。
【0099】
また、この実施の形態6によれば、反射防止膜64の配置位置がゲート電極13に接触する位置まで広がっているので、フォトダイオード2への入射光の損失を小さくすることができる。
【0100】
また、この実施の形態6によれば、サイドウォール14を形成する段階で反射防止膜64の形状が定まるので、反射防止膜64を形成するためのレジストパターンを別途設ける必要がない。
【0101】
また、この実施の形態6によれば、保護膜63が厚膜ゲート酸化膜61の延長部であり、TEOS酸化膜のようなウェットエッチングレートが速い膜ではないので、保護膜63を制御性よく形成することができ、固体撮像装置を再現性よく製造することができる。
【0102】
この実施の形態6によれば、P型ウェル6表面に、薄膜ゲート酸化膜69と厚膜ゲート酸化膜61とから構成されるゲート酸化膜70を形成するので、厚さの異なる2種類のゲート酸化膜を用いる固体撮像装置の製造に適している。
【0103】
実施の形態7.
図18はこの発明の実施の形態7による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図18はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0104】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aがシリコン窒化膜からなる反射防止膜71で覆われている。反射防止膜71のフィールド酸化膜側端71aはフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7上まで達し、トランスファゲート側端71bはフォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達している。反射防止膜71上には、フォトダイオード2全体を覆うTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜72が設けられている。サイドウォール形成用膜72上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜73が設けられている。
【0105】
なお、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜74が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜72が残存し、サイドウォール14がシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とから構成されている。
【0106】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図19及び図20は図18に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0107】
先ず、シリコン基板5にP型不純物を注入して、P型ウェル6を形成する。その後、LOCOS法により、P型ウェル6表面の所定位置にシリコン酸化膜からなるフィールド酸化膜7を形成する。その後、熱酸化により、P型ウェル6表面にシリコン酸化膜からなるゲート酸化膜12を形成する。その後、全面にドープトポリシリコン膜とTEOS酸化膜を順に堆積する。その後、ゲート電極13を形成する領域を覆うレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターンから露出するドープトポリシリコン膜及びTEOS酸化膜を除去し、ゲート電極13を形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてウェットエッチングを行い、そのレジストパターンから露出するゲート酸化膜12を除去し、P型ウェル6表面を露出させる。その後、そのレジストパターンを除去する。図19(a)参照。
【0108】
その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、低濃度N型拡散層10を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、フォトダイオード2を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入してN型拡散層8を形成し、続けてP型不純物を注入してN型拡散層8に接するP型拡散層9をP型ウェル6表面に形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。図19(b)参照。
【0109】
その後、全面にシリコン窒化膜からなる反射防止膜形成用膜74を堆積する。その後、フォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7上及びゲート電極13上の反射防止膜形成用膜74を除去する領域が開口したレジストパターン171を形成する。図19(c)参照。
【0110】
その後、そのレジストパターン171をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン171から露出する反射防止膜形成用膜74を除去する。この段階で、反射防止膜71の形状が定まる。反射防止膜71は、フォトダイオード2の受光面9aを覆い、フィールド酸化膜側端71aがフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7上まで達し、トランスファゲート側端71bがフォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達する。図20(a)参照。
【0111】
その後、そのレジストパターン171を除去する。その後、全面にTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜72を堆積する。その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン172を形成する。その後、そのレジストパターン172をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン172から露出するサイドウォール形成用膜72及び反射防止膜形成用膜74を除去する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に反射防止膜形成用膜74が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜72が残存し、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜とからなるサイドウォール14が形成される。図20(b)参照。
【0112】
その後、そのレジストパターン172を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜73を堆積し、図18に示す固体撮像装置が完成する。その後、層間絶縁膜73の所定位置に、フローティング・ディフュージョン3を露出するコンタクトホールが形成される。
【0113】
以上のように、この実施の形態7によれば、全面に堆積した反射防止膜形成用膜74をフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7上及びゲート電極13上で除去するので、反射防止膜74に起因するフォトダイオード2の受光面9aへの損傷を与えずに反射防止膜74を形成することができる。
【0114】
実施の形態8.
図21はこの発明の実施の形態8による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。具体的には、図21はCMOSイメージセンサーのフローティング・ディフュージョン(FD)型構造の画素の断面図を示す。
【0115】
この実施の形態では、フォトダイオード2の受光面9aが窒化酸化シリコン(SiON)膜からなる反射防止膜81で覆われている。窒化酸化シリコン膜の屈折率は1.6〜1.9である。窒化酸化シリコン膜の膜応力はシリコン窒化膜の膜応力より小さい。反射防止膜81のフィールド酸化膜側端はフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7上まで達し、トランスファゲート側端81bはフォトダイオードに隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達している。反射防止膜81上には、フォトダイオード2全体を覆うシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜82が設けられている。サイドウォール形成用膜82上には、固体撮像装置全体を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜83が設けられている。
【0116】
なお、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に窒化酸化シリコン膜からなる反射防止膜形成用膜84が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜82が残存し、サイドウォール14が窒化酸化シリコン膜とシリコン酸化膜とから構成されている。
【0117】
次に固体撮像装置の製造方法について説明する。
図22は図21に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【0118】
図19(b)までの工程を実施の形態7と同様に行う。
その後、TEOS酸化膜などのシリコン酸化膜を全面に100Å〜800Å程度堆積する。その後、窒素ガス雰囲気中またはアンモニアガス雰囲気中でRTA(Rapid Termal Annealing)処理またはFA(Furnace Annealing)処理を行い、シリコン酸化膜を窒化し、窒化酸化シリコン膜からなる反射防止膜形成用膜84を形成する。図22(a)参照。
【0119】
その後、全面にTEOS酸化膜などのシリコン酸化膜からなるサイドウォール形成用膜82を堆積する。その後、フローティング・ディフュージョン3を形成する領域が開口したレジストパターン181を形成する。その後、そのレジストパターン181をマスクとして異方性のドライエッチングを行い、そのレジストパターン181から露出するサイドウォール形成用膜82及び反射防止膜形成用膜84を除去する。このとき、ゲート電極13のフローティング・ディフュージョン側側面に反射防止膜形成用膜84が残存し、その外側にサイドウォール形成用膜82が残存し、窒化酸化シリコン膜とシリコン酸化膜とからなるサイドウォール14が形成される。この段階で、反射防止膜81の形状が定まる。反射防止膜81は、フォトダイオード2の受光面9aを覆い、フィールド酸化膜側端がフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7上まで達し、トランスファゲート側端81bがフォトダイオード2に隣接するゲート電極13側面を通ってそのゲート電極13上面まで達する。図22(b)参照。
【0120】
その後、そのレジストパターン181を除去する。その後、高濃度N型拡散層11を形成する領域が開口したレジストパターンを形成する。その後、そのレジストパターンをマスクとしてP型ウェル6にN型不純物を注入して、高濃度N型拡散層11を形成する。その後、そのレジストパターンを除去する。その後、全面にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜83を堆積し、図21に示す固体撮像装置が完成する。その後、層間絶縁膜83の所定位置に、フローティング・ディフュージョン3を露出するコンタクトホールが形成される。
【0121】
以上のように、この実施の形態8によれば、膜応力がシリコン窒化膜の膜応力より小さい窒化酸化シリコン膜を反射防止膜81として使用しているので、反射防止膜81がフォトダイオード2に隣接するゲート電極13及びそのゲート電極13直下のゲート酸化膜12に接している場合でも、反射防止膜81に起因するトランスファゲート4の損傷を抑制することができ、反射防止膜81がフォトダイオード2に隣接するフィールド酸化膜7に接している場合でも、反射防止膜81に起因するバーズビーク近辺での結晶欠陥を抑制することができる。
【0122】
なお、この実施の形態1から7では、反射防止膜としてシリコン窒化膜を用いる場合について説明したが、屈折率がシリコン基板とシリコン酸化膜の間の値の他の反射防止膜を用いても同様の効果を得ることができる。
【0123】
また、この実施の形態1から8では、素子分離としてLOCOS分離を用いる場合について説明したが、トレンチ分離やpn接合分離などの他の素子分離を用いても同様の効果を得ることができる。
【0124】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、フォトダイオードの受光面の上側に、素子分離に接しない反射防止膜を備えるように固体撮像装置を構成したので、フォトダイオードへの入射光の損失が小さく、かつ信頼性の高い固体撮像装置が得られるという効果がある。
【0125】
この発明によれば、フォトダイオードの受光面の上側に、素子分離及び回路素子に接しない反射防止膜を備えるように固体撮像装置を構成したので、フォトダイオードへの入射光の損失が小さく、かつ信頼性の高く画質が良好な固体撮像装置が得られるという効果がある。
【0126】
この発明によれば、フォトダイオードの受光面の上側に、窒化酸化シリコン膜からなる反射防止膜を備えるように固体撮像装置を構成したので、フォトダイオードへの入射光の損失が小さく、かつ信頼性の高く画質が良好な固体撮像装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図2】図1に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図3】図2に続く、図1に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図4】この発明の実施の形態2による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図5】図4に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図6】図5に続く、図4に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図7】この発明の実施の形態3による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図8】図7に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図9】図8に続く、図7に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態4による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図11】図10に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図12】この発明の実施の形態5による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図13】図12に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図14】図12に続く、図12に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図15】この発明の実施の形態6による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図16】図15に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図17】図16に続く、図15に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図18】この発明の実施の形態7による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図19】図18に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図20】図19に続く、図18に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【図21】この発明の実施の形態8による固体撮像装置の主要部を示す断面図である。
【図22】図21に示す固体撮像装置の製造工程を段階的に示す断面図である。
【符号の説明】
2 フォトダイオード、3 フローティング・ディフュージョン、4 トランスファゲート(回路素子)、5 シリコン基板、6 P型ウェル、7 フィールド酸化膜(素子分離)、8 N型拡散層、9 P型拡散層、9a 受光面、10低濃度N型拡散層、11 高濃度N型拡散層、12,70 ゲート酸化膜、13 ゲート電極、14 サイドウォール、15,22,41,62 開口、16,23,34,42,52,64,71,81 反射防止膜、16a,42a,71a フィールド酸化膜側端、16b,42b,52b,64b,71b,81b トランスファゲート側端、17,21,31,43,53,65,72,82 サイドウォール形成用膜、18,24,32,44,54,66,73,83 層間絶縁膜、19,25,36,45,56,67,74,84 反射防止膜形成用膜、33 貫通孔、35 埋め込み層間膜、51,63 保護膜、55 保護膜形成用膜、61 厚膜ゲート酸化膜、68 未完成ゲート酸化膜、69 薄膜ゲート酸化膜、101,102,103,121,122,131,132,133,141,142,151,152,161,162,171,172,181 レジストパターン。

Claims (21)

  1. フォトダイオードと上記フォトダイオードに隣接する回路素子と上記フォトダイオードに隣接する素子分離とを同一の半導体基板に備えた固体撮像装置において、
    上記フォトダイオードの受光面の上側に、上記素子分離に接しない反射防止膜を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 反射防止膜の素子分離側端は、素子分離から所定の距離だけ離れていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 反射防止膜と素子分離との間に、上記素子分離を保護する素子分離保護膜を備えたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 反射防止膜とフォトダイオードの受光面との間に、上記フォトダイオードの受光面を保護する受光面保護膜を備えたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 受光面保護膜はフォトダイオードの受光面を露出する開口を有し、反射防止膜が上記開口から露出する上記フォトダイオードの受光面を覆うことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. フォトダイオードと上記フォトダイオードに隣接する回路素子と上記フォトダイオードに隣接する素子分離とを同一の半導体基板に備えた固体撮像装置において、
    上記フォトダイオードの受光面の上側に、上記素子分離及び上記回路素子に接しない反射防止膜を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  7. 反射防止膜の素子分離側端は、素子分離から所定の距離だけ離れ、上記反射防止膜の回路素子側端は、回路素子から所定の距離だけ離れていることを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。
  8. 反射防止膜と素子分離との間に、上記素子分離を保護する素子分離保護膜を備え、上記反射防止膜と回路素子との間に、上記回路素子を保護する回路素子保護膜を備えたことを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。
  9. フォトダイオードの受光面の上側に、上記フォトダイオードの受光面を覆う複数の絶縁膜を備え、上記複数の絶縁膜は上記フォトダイオードの受光面を露出する貫通孔を有し、反射防止膜が上記貫通孔から露出する上記フォトダイオードの受光面を覆うことを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。
  10. 反射防止膜とフォトダイオードの受光面との間に、上記フォトダイオードの受光面を保護する受光面保護膜を備えたことを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。
  11. 受光面保護膜はフォトダイオードの受光面を露出する開口を有し、反射防止膜が上記開口から露出する上記フォトダイオードの受光面を覆うことを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置。
  12. フォトダイオードと上記フォトダイオードに隣接する回路素子と上記フォトダイオードに隣接する素子分離とを同一の半導体基板に備えた固体撮像装置において、
    上記フォトダイオードの受光面の上側に、窒化酸化シリコン膜からなる反射防止膜を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  13. 半導体基板の表面にゲート酸化膜を形成する工程と、
    上記半導体基板のフォトダイオード形成領域にフォトダイオードを形成する工程と、
    上記フォトダイオードの受光面を覆う上記ゲート酸化膜に、上記フォトダイオードの受光面の中央領域を露出する開口を形成する工程と、
    上記開口から露出する上記フォトダイオードの受光面を覆い、上記開口周囲の上記ゲート酸化膜上に乗り上る反射防止膜を形成する工程と
    を備えた固体撮像装置の製造方法。
  14. 半導体基板の表面にゲート酸化膜を形成する工程と、
    上記半導体基板のフォトダイオード形成領域にフォトダイオードを形成する工程と、
    上記ゲート電極の側面にサイドウォールを形成するためのサイドウォール形成用膜を全面に堆積する工程と、
    上記フォトダイオードの受光面を覆う上記ゲート酸化膜及び上記サイドウォール形成用膜に、上記フォトダイオードの受光面の中央領域を露出する開口を形成する工程と、
    上記開口から露出する上記フォトダイオードの受光面を覆い、上記開口周囲の上記サイドウォール形成用膜上に乗り上げる反射防止膜を形成する工程と
    を備えた固体撮像装置の製造方法。
  15. 開口を形成する工程は、
    フォトダイオードの受光面の中央領域に対応する領域が開口したレジストパターンを形成する工程と、
    上記レジストパターンをマスクとして上記フォトダイオードの受光面が露出する直前まで異方性のドライエッチングを行い、続けてウェットエッチングを行う工程と
    を有することを特徴とする請求項14記載の固体撮像装置の製造方法。
  16. 半導体基板の表面にゲート酸化膜を形成する工程と、
    上記半導体基板のフォトダイオード形成領域にフォトダイオードを形成する工程と、
    上記ゲート電極の側面にサイドウォールを形成するためのサイドウォール形成用膜を全面に堆積する工程と、
    層間絶縁膜を全面に堆積する工程と、
    上記フォトダイオードの受光面を覆う上記ゲート酸化膜、上記サイドウォール形成用膜及び上記層間絶縁膜に、上記フォトダイオードの受光面の中央領域を露出する貫通孔を形成する工程と、
    上記貫通孔から露出する上記フォトダイオードの受光面を覆い、上記貫通孔の周壁上に乗り上げる反射防止膜を形成する工程と
    を備えた固体撮像装置の製造方法。
  17. 貫通孔を形成する工程は、
    フォトダイオードの受光面の中央領域に対応する領域が開口したレジストパターンを形成する工程と、
    上記レジストパターンをマスクとして上記フォトダイオードの受光面が露出する直前まで異方性のドライエッチングを行い、続けてウェットエッチングを行う工程と
    を有することを特徴とする請求項16記載の固体撮像装置の製造方法。
  18. 半導体基板の所定位置にフィールド酸化膜を形成する工程と、
    上記半導体基板の表面にゲート酸化膜を形成する工程と、
    上記半導体基板のフォトダイオード形成領域にフォトダイオードを形成する工程と、
    上記フォトダイオードに隣接する上記フィールド酸化膜を覆う保護膜を形成する工程と、
    上記フォトダイオードの受光面を覆う上記ゲート酸化膜上に、フィールド酸化膜側端が上記保護膜上に乗り上げる反射防止膜を形成する工程と
    を備えた固体撮像装置の製造方法。
  19. 半導体基板の所定位置にフィールド酸化膜を形成する工程と、
    上記半導体基板の表面に、フォトダイオード形成領域の中央領域が薄膜ゲート酸化膜でありその周辺領域が厚膜ゲート酸化膜であるゲート酸化膜を形成し、上記厚膜ゲート酸化膜の延長部である保護膜で上記フォトダイオード形成領域に隣接する上記フィールド酸化膜を覆う工程と、
    上記半導体基板のフォトダイオード形成予定領域にフォトダイオードを形成する工程と、
    上記薄膜ゲート酸化膜を除去し、上記フォトダイオードの受光面の中央領域を露出する開口を形成する工程と、
    上記開口から露出する上記フォトダイオードの受光面を覆い、上記開口周囲の上記厚膜ゲート酸化膜に乗り上げ、フィールド酸化膜側端が上記保護膜上に乗り上げる反射防止膜を形成する工程と
    を備えた固体撮像装置の製造方法。
  20. 半導体基板の所定位置にフィールド酸化膜を形成する工程と、
    上記半導体基板の表面にゲート酸化膜を形成する工程と、
    上記ゲート酸化膜上の所定位置にゲート電極を形成する工程と、
    上記半導体基板のフォトダイオード形成領域にフォトダイオードを形成する工程と、
    反射防止膜を形成するための反射防止膜形成用膜を全面に堆積する工程と、
    上記反射防止膜形成用膜を上記フォトダイオードに隣接する上記フィールド酸化膜上及び/又は上記ゲート電極上で除去し、上記フォトダイオードの受光面を覆う反射防止膜を形成する工程と
    を備えた固体撮像装置の製造方法。
  21. 半導体基板のフォトダイオード形成領域にフォトダイオードを形成する工程と、
    上記フォトダイオードの受光面にシリコン酸化膜を堆積する工程と、
    上記シリコン酸化膜を窒化し、窒化酸化シリコン膜を形成する工程と
    を備えた固体撮像装置の製造方法。
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