JP3102396B2 - 電圧制御発振回路 - Google Patents
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L1/00—Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply
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- H03K3/00—Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
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- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/099—Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧制御発振回路
に関し、特に、集積回路化した位相同期回路に使用され
る電圧制御発振回路に関する。
に関し、特に、集積回路化した位相同期回路に使用され
る電圧制御発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電圧制御発振回路は一般に、位相
同期回路(PLL/(Phase-Locked Loop) とも記す。)
を用いて構成される。位相同期回路(PLL)は、図9
に示す構成図の通り、位相周波数比較回路(PFD)1
0、チャージポンプ回路(CP)20、低域通過フィル
タ(LPF)30、電圧制御発振回路(Vco)40、
分周回路(divider ) 50により帰還回路として構成さ
れる。さらに、電圧制御発振回路(Vco)40は、図
10に示すように、電圧制御電流発生回路(BG)60
と電流制御発振回路(Cco)70とから構成される。
同期回路(PLL/(Phase-Locked Loop) とも記す。)
を用いて構成される。位相同期回路(PLL)は、図9
に示す構成図の通り、位相周波数比較回路(PFD)1
0、チャージポンプ回路(CP)20、低域通過フィル
タ(LPF)30、電圧制御発振回路(Vco)40、
分周回路(divider ) 50により帰還回路として構成さ
れる。さらに、電圧制御発振回路(Vco)40は、図
10に示すように、電圧制御電流発生回路(BG)60
と電流制御発振回路(Cco)70とから構成される。
【0003】位相周波数比較回路(PFD)10は、外
部から入力される基準信号(fref)と、分周回路
(divider )50の出力信号(fout/N)とを入力
として、それぞれの位相および周波数を比較し、それら
の差を減少する方向の大きさを持った制御信号(UPお
よびDOWN)を出力する。チャージポンプ回路(C
P)20は、位相周波数比較回路(PFD)10の出力
信号(UPおよびDOWN)を入力として、低域通過フ
ィルタ(LPF)30を介して、制御電圧(Vcnt)
の充放電を行う。低域通過フィルタ(LPF)30は、
チャージポンプ回路(CP)20からの充放電電流によ
る制御電圧(Vcnt)の電位変化に対して直流平均化
を行う。電圧制御電流発生回路(BG)60は、入力で
ある制御電圧(Vcnt)に比例したバイアス電流(I
bias)を発生し、電流制御発振回路(Cco)70は、
そのバイアス電流(Ibias) に比例した発振信号を出力
(fout)する。分周回路(divider )50は、電圧
制御発振回路(Vco)40の出力である発振信号出力
(fout)を入力として、この周波数を1/Nに分周
した周波数の信号(fout/N)を出力する。
部から入力される基準信号(fref)と、分周回路
(divider )50の出力信号(fout/N)とを入力
として、それぞれの位相および周波数を比較し、それら
の差を減少する方向の大きさを持った制御信号(UPお
よびDOWN)を出力する。チャージポンプ回路(C
P)20は、位相周波数比較回路(PFD)10の出力
信号(UPおよびDOWN)を入力として、低域通過フ
ィルタ(LPF)30を介して、制御電圧(Vcnt)
の充放電を行う。低域通過フィルタ(LPF)30は、
チャージポンプ回路(CP)20からの充放電電流によ
る制御電圧(Vcnt)の電位変化に対して直流平均化
を行う。電圧制御電流発生回路(BG)60は、入力で
ある制御電圧(Vcnt)に比例したバイアス電流(I
bias)を発生し、電流制御発振回路(Cco)70は、
そのバイアス電流(Ibias) に比例した発振信号を出力
(fout)する。分周回路(divider )50は、電圧
制御発振回路(Vco)40の出力である発振信号出力
(fout)を入力として、この周波数を1/Nに分周
した周波数の信号(fout/N)を出力する。
【0004】上記に構成されたPLL回路は、基準信号
(fref)と電圧制御発振回路(Vco)40の発振
出力信号(fout)をN分周した信号(fout/
N)との周波数/位相を比較し、その周波数および位相
の差を小さくする方向に帰還回路動作することにより、
基準信号(fref)と周波数・位相同期のとれた発振
出力信号(fout)を得る。
(fref)と電圧制御発振回路(Vco)40の発振
出力信号(fout)をN分周した信号(fout/
N)との周波数/位相を比較し、その周波数および位相
の差を小さくする方向に帰還回路動作することにより、
基準信号(fref)と周波数・位相同期のとれた発振
出力信号(fout)を得る。
【0005】集積化された電圧制御発振回路(Vco)
40を構成するトランジスタの電圧−電流特性や閾値な
どの電気的特性は、製造条件のバラツキにより大きく変
わる。これに対応して電圧制御発振回路(Vco)40
の入力制御電圧(Vcnt)−発振信号(fout)の
周波数特性も大きく変化する。製造条件がバラツイて
も、確実に、所望の周波数に電圧制御発振回路(Vc
o)40の出力信号(fout)を同期させるために、
余裕をもって制御電圧(Vcnt)−発振(fout)
特性の利得を大きく設計するのが普通である。
40を構成するトランジスタの電圧−電流特性や閾値な
どの電気的特性は、製造条件のバラツキにより大きく変
わる。これに対応して電圧制御発振回路(Vco)40
の入力制御電圧(Vcnt)−発振信号(fout)の
周波数特性も大きく変化する。製造条件がバラツイて
も、確実に、所望の周波数に電圧制御発振回路(Vc
o)40の出力信号(fout)を同期させるために、
余裕をもって制御電圧(Vcnt)−発振(fout)
特性の利得を大きく設計するのが普通である。
【0006】一方、電圧制御発振回路(Vco)40の
入力電圧(Vcnt)に微少でも雑音がのると、入力電
圧(Vcnt)の変動に比例して発振出力信号(fou
t)の周波数も変動し、ジッタが発生する。つまり、こ
のジッタの大きさは、電圧制御発振回路(Vco)40
の入力電圧(Vcnt)−発振信号(fout)周波数
特性の利得に比例する。従って、低ジッタ特性の位相同
期回路(PLL)を達成するためには、入力電圧(Vc
nt)−発振信号(fout)周波数特性の利得が低い
電圧制御発振回路(Vco)40が必要となる。また、
製造条件のバラツキに対し、確実な同期動作を得るこ
と、さらに、低ジッタ特性の位相同期回路(PLL)の
達成とを両立するのが、位相同期回路(PLL)設計の
際に重要となる。
入力電圧(Vcnt)に微少でも雑音がのると、入力電
圧(Vcnt)の変動に比例して発振出力信号(fou
t)の周波数も変動し、ジッタが発生する。つまり、こ
のジッタの大きさは、電圧制御発振回路(Vco)40
の入力電圧(Vcnt)−発振信号(fout)周波数
特性の利得に比例する。従って、低ジッタ特性の位相同
期回路(PLL)を達成するためには、入力電圧(Vc
nt)−発振信号(fout)周波数特性の利得が低い
電圧制御発振回路(Vco)40が必要となる。また、
製造条件のバラツキに対し、確実な同期動作を得るこ
と、さらに、低ジッタ特性の位相同期回路(PLL)の
達成とを両立するのが、位相同期回路(PLL)設計の
際に重要となる。
【0007】従来より位相同期回路(PLL)に用いら
れる電圧制御発振回路(Vco)40の例として、特開
平2−311009号公報により提案された回路構成
が、図11に示されている。
れる電圧制御発振回路(Vco)40の例として、特開
平2−311009号公報により提案された回路構成
が、図11に示されている。
【0008】図11に示した電圧制御発振回路(Vc
o)は、制御電圧(Vcnt)を構成する電圧制御電流
発生回路として、第1と第2の二つの電圧制御電流発生
回路(Ibias1 、Ibias2 )102、103を用いる。
第2の電圧制御電流源(Ibias2 )103を用いた時の
電圧制御発振回路(Vco)の制御電圧(Vcnt)−
発振周波数(fout)特性の利得は、第1の電圧制御
電流源(Ibias1 )102を用いた時の利得よりも低い
特性である。
o)は、制御電圧(Vcnt)を構成する電圧制御電流
発生回路として、第1と第2の二つの電圧制御電流発生
回路(Ibias1 、Ibias2 )102、103を用いる。
第2の電圧制御電流源(Ibias2 )103を用いた時の
電圧制御発振回路(Vco)の制御電圧(Vcnt)−
発振周波数(fout)特性の利得は、第1の電圧制御
電流源(Ibias1 )102を用いた時の利得よりも低い
特性である。
【0009】また、第1と第2の電圧制御電流源10
2、103のバイアス電流(Ibias1とIbias2 )を等
しくするように第2の電圧制御電流源(Ibias2 )10
3の特性を調整する電流調整回路80と、発振回路の駆
動電流源を第1の電圧制御電流源(Ibias1 )102と
第2の電圧制御電流源(Ibias2 )103とで切り替え
るための外部制御信号(スイッチ90)を備えている。
電流調整回路80は、第1と第2の電圧制御電流源(I
bias1 、Ibias2 )102,103の電流値を比較する
回路と、その比較結果を受け、第2の電圧制御電流源
(Ibias2 )103の電流値を加減調整するカウンタ回
路とからなる。
2、103のバイアス電流(Ibias1とIbias2 )を等
しくするように第2の電圧制御電流源(Ibias2 )10
3の特性を調整する電流調整回路80と、発振回路の駆
動電流源を第1の電圧制御電流源(Ibias1 )102と
第2の電圧制御電流源(Ibias2 )103とで切り替え
るための外部制御信号(スイッチ90)を備えている。
電流調整回路80は、第1と第2の電圧制御電流源(I
bias1 、Ibias2 )102,103の電流値を比較する
回路と、その比較結果を受け、第2の電圧制御電流源
(Ibias2 )103の電流値を加減調整するカウンタ回
路とからなる。
【0010】位相同期回路(PLL)の位相同期動作の
開始時は、制御電圧(Vcnt)−発振出力信号(fo
ut)特性の利得の大きい第1の電圧制御電流源(Ibi
as1)102を用いて位相・周波数同期を行う。それと
同時に、電流調整回路80は第2の電圧制御電流源10
3のバイアス電流(Ibias2 )の値が第1の電圧制御電
流源102のバイアス電流(Ibias1 )の値に等しくな
るように、カウンタ回路の値を増減し電流の調整を行
う。位相同期回路(PLL)の周波数・位相の同期がと
れた後、外部制御信号(スイッチ90)によりカウンタ
回路の動作を停止させ、カウンタ回路値を保持状態にす
る。この状態での制御電圧(Vcnt)−発振出力信号
(fout)の特性は、図12のようになり動作点はC
点である。
開始時は、制御電圧(Vcnt)−発振出力信号(fo
ut)特性の利得の大きい第1の電圧制御電流源(Ibi
as1)102を用いて位相・周波数同期を行う。それと
同時に、電流調整回路80は第2の電圧制御電流源10
3のバイアス電流(Ibias2 )の値が第1の電圧制御電
流源102のバイアス電流(Ibias1 )の値に等しくな
るように、カウンタ回路の値を増減し電流の調整を行
う。位相同期回路(PLL)の周波数・位相の同期がと
れた後、外部制御信号(スイッチ90)によりカウンタ
回路の動作を停止させ、カウンタ回路値を保持状態にす
る。この状態での制御電圧(Vcnt)−発振出力信号
(fout)の特性は、図12のようになり動作点はC
点である。
【0011】次に、この状態で、外部制御信号(スイッ
チ90)により、第1の電圧制御電流源(Ibias1 )1
02から電流利得の低い第2の電圧制御電流源(Ibias
2 )103に切り替える。電圧制御発振回路(Vco)
の入力電圧(Vcnt)−発振周波数(fout)特性
は、位相同期回路(PLL)の動作点を維持したまま、
図12の特性aから特性bに変わる。
チ90)により、第1の電圧制御電流源(Ibias1 )1
02から電流利得の低い第2の電圧制御電流源(Ibias
2 )103に切り替える。電圧制御発振回路(Vco)
の入力電圧(Vcnt)−発振周波数(fout)特性
は、位相同期回路(PLL)の動作点を維持したまま、
図12の特性aから特性bに変わる。
【0012】つまり、位相同期回路(PLL)の位相同
期動作の開始時は、制御電圧(Vcnt)−発振周波数
(fout)の利得の大きい第1の電圧制御電流源(I
bias1 )102を使用することにより発振出力信号の周
波数帯域の幅を広くして、製造条件のバラツキにより発
振周波数がばらついた場合でも、所望の周波数で確実に
動作させることができる。
期動作の開始時は、制御電圧(Vcnt)−発振周波数
(fout)の利得の大きい第1の電圧制御電流源(I
bias1 )102を使用することにより発振出力信号の周
波数帯域の幅を広くして、製造条件のバラツキにより発
振周波数がばらついた場合でも、所望の周波数で確実に
動作させることができる。
【0013】さらに、PLL回路の位相同期動作終了後
は、第2の電圧制御電流源(Ibias2 )103に切り替
えることにより、制御電圧(Vcnt)−発振信号出力
(fout)特性の利得を低くし、ジッタ特性を低くし
ている。
は、第2の電圧制御電流源(Ibias2 )103に切り替
えることにより、制御電圧(Vcnt)−発振信号出力
(fout)特性の利得を低くし、ジッタ特性を低くし
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の位相同期回路(PLL)の電圧制御発振回路
(Cco)は、入力電圧(Vcnt)−発振周波数(f
out)特性を切り替えるために、外部からの制御信号
端子および位相同期動作の判定回路、さらに第1の電流
源(Ibias1 )と第2の電流源(Ibias2 )の電流調整
回路80が必要であり、入力端子数の増加および回路規
模の増大化という問題を伴う。
た従来の位相同期回路(PLL)の電圧制御発振回路
(Cco)は、入力電圧(Vcnt)−発振周波数(f
out)特性を切り替えるために、外部からの制御信号
端子および位相同期動作の判定回路、さらに第1の電流
源(Ibias1 )と第2の電流源(Ibias2 )の電流調整
回路80が必要であり、入力端子数の増加および回路規
模の増大化という問題を伴う。
【0015】本発明の電圧制御発振回路は、位相同期回
路において製造条件のバラツキに対して確実に所望の周
波数で動作し、ジッタ特性を改善した電圧制御発振回路
を提供することを目的とする。
路において製造条件のバラツキに対して確実に所望の周
波数で動作し、ジッタ特性を改善した電圧制御発振回路
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の電圧制御発振回路は、帰還回路に構成され
位相同期を行う電圧制御発振回路において、製造条件に
より発振周波数がばらついた場合の(a)fast条
件、(b)typ条件、(c)slow条件のそれぞれ
に対応した、互いに異なる制御電圧−出力電流特性を有
する少なくとも3つの電圧制御電流発生回路と、少なく
とも3つの電圧制御電流発生回路からの出力電流を加算
する加算器と、加算器の出力する電流を入力として発振
動作が制御される電流制御発振回路とを具備し、当該電
圧制御発振回路へ入力される制御電圧−前記電流制御発
振回路から出力される発振周波数の入力電圧−発信周波
数特性を、前記(a)fast条件、(b)typ条
件、(c)slow条件のそれぞれの製造条件に対応し
た発振特性を備えて構成したことを特徴とする。
め、本発明の電圧制御発振回路は、帰還回路に構成され
位相同期を行う電圧制御発振回路において、製造条件に
より発振周波数がばらついた場合の(a)fast条
件、(b)typ条件、(c)slow条件のそれぞれ
に対応した、互いに異なる制御電圧−出力電流特性を有
する少なくとも3つの電圧制御電流発生回路と、少なく
とも3つの電圧制御電流発生回路からの出力電流を加算
する加算器と、加算器の出力する電流を入力として発振
動作が制御される電流制御発振回路とを具備し、当該電
圧制御発振回路へ入力される制御電圧−前記電流制御発
振回路から出力される発振周波数の入力電圧−発信周波
数特性を、前記(a)fast条件、(b)typ条
件、(c)slow条件のそれぞれの製造条件に対応し
た発振特性を備えて構成したことを特徴とする。
【0017】また、上記の制御電圧は、この制御電圧の
電圧範囲を低い電圧領域で(a)fast条件の時に対
応し、中間の電圧領域で(b)typ条件の時に対応
し、高い電圧領域で(c)slow条件の時に対応して
構成するとよい。
電圧範囲を低い電圧領域で(a)fast条件の時に対
応し、中間の電圧領域で(b)typ条件の時に対応
し、高い電圧領域で(c)slow条件の時に対応して
構成するとよい。
【0018】さらに、上記の電圧制御発振回路は、位相
/周波数比較回路と、チャージポンプ回路と、低域通過
フィルタと、分周回路とを具備して構成され、製造条件
のばらつきに対する電流制御発振回路の発振特性の安定
性を高めるとよい。
/周波数比較回路と、チャージポンプ回路と、低域通過
フィルタと、分周回路とを具備して構成され、製造条件
のばらつきに対する電流制御発振回路の発振特性の安定
性を高めるとよい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる電圧制御発振回路の実施の形態を詳細に説明する。
よる電圧制御発振回路の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の電圧制御発振回路(Vc
o)に基づくブロック構成図である。
o)に基づくブロック構成図である。
【0021】図1において、本実施形態の電圧制御発振
回路(Vco)は、電圧制御電流発生回路(BG)60
および電流制御発振回路(Cco)70を有して構成さ
れる。
回路(Vco)は、電圧制御電流発生回路(BG)60
および電流制御発振回路(Cco)70を有して構成さ
れる。
【0022】図1に示したように、本実施形態の電圧制
御発振回路(Vco回路)は、制御電圧(Vcnt)が
入力される第1の電圧制御電流発生回路(BG1)60
と、この第1の電圧制御電流発生回路(BG1)とは入
力制御電圧−出力電流特性が異なる第2、第3の電圧制
御電流発生回路(BG2、BG3)60,60を備え、
それぞれの電圧制御電流発生回路の出力電流(Ibias1
、Ibias2 、Ibias3)は加算器62により加算され
る。この加算されたそれぞれの出力電流の和(Ibias0
)により、電流制御発振回路(Cco)70を駆動す
る形態に構成される。
御発振回路(Vco回路)は、制御電圧(Vcnt)が
入力される第1の電圧制御電流発生回路(BG1)60
と、この第1の電圧制御電流発生回路(BG1)とは入
力制御電圧−出力電流特性が異なる第2、第3の電圧制
御電流発生回路(BG2、BG3)60,60を備え、
それぞれの電圧制御電流発生回路の出力電流(Ibias1
、Ibias2 、Ibias3)は加算器62により加算され
る。この加算されたそれぞれの出力電流の和(Ibias0
)により、電流制御発振回路(Cco)70を駆動す
る形態に構成される。
【0023】図2〜図5は電圧制御電流発生回路(B
G)の特性図である。
G)の特性図である。
【0024】図2は、電圧制御電流発生回路(BG)の
制御電圧(Vcnt)−出力電流(Ibias)特性を示す
図であり、第1、第2、第3の電圧制御電流発生回路の
特性(Ibias1 、Ibias2 、Ibias3 )およびそれぞれ
の和の特性(Ibias0 )である。
制御電圧(Vcnt)−出力電流(Ibias)特性を示す
図であり、第1、第2、第3の電圧制御電流発生回路の
特性(Ibias1 、Ibias2 、Ibias3 )およびそれぞれ
の和の特性(Ibias0 )である。
【0025】図3の特性は、製造条件がばらついた時、
所望の周波数に確実に同期するために必要な電圧制御電
流発生回路(BG)の特性である。利得は、従来の電圧
制御発振回路(Vco)のジッタ特性と同等になる特性
であり、それぞれ製造条件が(a)fast条件、
(b)typ条件、(c)slow条件の時の電圧制御
電流発生回路(BG)により発生する必要がある、電流
特性である。
所望の周波数に確実に同期するために必要な電圧制御電
流発生回路(BG)の特性である。利得は、従来の電圧
制御発振回路(Vco)のジッタ特性と同等になる特性
であり、それぞれ製造条件が(a)fast条件、
(b)typ条件、(c)slow条件の時の電圧制御
電流発生回路(BG)により発生する必要がある、電流
特性である。
【0026】図4は、図2に示した第1,第2,第3の
電圧制御発生回路(BG1、BG2、BG3)の出力電
流の和(Ibias0 )の特性について、製造条件がばらつ
いた時の特性と、図3の特性を重ねた図である。製造条
件が(1)fast条件の方向にばらついた時を考え、
第1の電圧制御電流発生回路(BG1)60の特性(I
bias1 )が、図3の特性(1)に合うように最適に設計
する。
電圧制御発生回路(BG1、BG2、BG3)の出力電
流の和(Ibias0 )の特性について、製造条件がばらつ
いた時の特性と、図3の特性を重ねた図である。製造条
件が(1)fast条件の方向にばらついた時を考え、
第1の電圧制御電流発生回路(BG1)60の特性(I
bias1 )が、図3の特性(1)に合うように最適に設計
する。
【0027】次に、製造条件が(2)typ条件の時を
考え、前記で求まった第1の電圧制御電流発生回路(B
G1)60の特性(Ibias1 )のtyp条件の特性と、
第2の電圧制御電流発生回路(BG2)60の特性(I
bias2 )との和が、図3の特性(2)に合うように、第
2の電圧制御電流発生装置(BG2)60の特性(Ibi
as2 )を最適に設計する。
考え、前記で求まった第1の電圧制御電流発生回路(B
G1)60の特性(Ibias1 )のtyp条件の特性と、
第2の電圧制御電流発生回路(BG2)60の特性(I
bias2 )との和が、図3の特性(2)に合うように、第
2の電圧制御電流発生装置(BG2)60の特性(Ibi
as2 )を最適に設計する。
【0028】さらに、製造条件が(3)slow条件の
時は、前記で求まった第1および第2の電圧制御電流発
生回路(BG1、BG2)60の特性(Ibias1 +Ibi
as2)のslow条件の特性と、第3の電圧制御電流発
生回路(BG3)60の特性(Ibias3 )との和が、図
3の特性(3)に合うように、第3の電圧制御電流発生
回路(BG3)60の特性(Ibias3 )を、最適に設計
する。
時は、前記で求まった第1および第2の電圧制御電流発
生回路(BG1、BG2)60の特性(Ibias1 +Ibi
as2)のslow条件の特性と、第3の電圧制御電流発
生回路(BG3)60の特性(Ibias3 )との和が、図
3の特性(3)に合うように、第3の電圧制御電流発生
回路(BG3)60の特性(Ibias3 )を、最適に設計
する。
【0029】以上のように、制御電圧(Vcnt)の電
圧範囲を低い電圧領域で(1)fast条件の時に対応
し、中間の電圧領域で(2)typ条件の時に対応し、
高い電圧領域で(3)slow条件の時に対応して、制
御電流を発生するので、第1、第2、第3の電圧制御電
流発生回路(BG1、BG2、BG3)60の特性は、
それぞれ独立に決めることができる。そして、この本実
施形態の電圧制御発振回路(Vco回路)40の制御電
圧(Vcnt)−出力発振(fout)特性は、図5の
ようになり、製造条件がばらついても所望の周波数に確
実に同期することができ、制御電圧(Vcnt)−出力
発振(fout)特性の利得も小さくなる。つまり、低
いジッタ特性を有する。
圧範囲を低い電圧領域で(1)fast条件の時に対応
し、中間の電圧領域で(2)typ条件の時に対応し、
高い電圧領域で(3)slow条件の時に対応して、制
御電流を発生するので、第1、第2、第3の電圧制御電
流発生回路(BG1、BG2、BG3)60の特性は、
それぞれ独立に決めることができる。そして、この本実
施形態の電圧制御発振回路(Vco回路)40の制御電
圧(Vcnt)−出力発振(fout)特性は、図5の
ようになり、製造条件がばらついても所望の周波数に確
実に同期することができ、制御電圧(Vcnt)−出力
発振(fout)特性の利得も小さくなる。つまり、低
いジッタ特性を有する。
【0030】図6は、図1に示した本実施形態につい
て、BiCMOS回路で具現化した実施形態の回路構成
例を示した図である。
て、BiCMOS回路で具現化した実施形態の回路構成
例を示した図である。
【0031】BG1は、第1の電圧制御電流源であり、
BG2は第2の電圧制御電流源である。これら第1と第
2の電圧制御電流発生回路(BG1、BG2)の出力電
流の和(Ibias1 +Ibias2 )をとり、電流制御発振回
路70への出力電流(Ibias0 )を発生するカレントミ
ラー回路により構成される。
BG2は第2の電圧制御電流源である。これら第1と第
2の電圧制御電流発生回路(BG1、BG2)の出力電
流の和(Ibias1 +Ibias2 )をとり、電流制御発振回
路70への出力電流(Ibias0 )を発生するカレントミ
ラー回路により構成される。
【0032】第1の電圧制御電流発生回路(BG1)6
0は、入力制御電圧(Vcnt)を受ける入力回路と、
参照電位(VR1)回路と、第1の定電流回路(I0)
と入力回路の出力電圧(N1)と参照電位回路の出力電
圧(VR1)により定電流回路(I0)の電流を分岐
し、MOSトランジスタMP16からカレントミラーに
より出力電流(Ibias1 )を発生する比較回路とから構
成される。
0は、入力制御電圧(Vcnt)を受ける入力回路と、
参照電位(VR1)回路と、第1の定電流回路(I0)
と入力回路の出力電圧(N1)と参照電位回路の出力電
圧(VR1)により定電流回路(I0)の電流を分岐
し、MOSトランジスタMP16からカレントミラーに
より出力電流(Ibias1 )を発生する比較回路とから構
成される。
【0033】第2の電圧制御電流発生回路(BG2)6
0は、入力制御電圧(Vcnt)を受けるMOSトラン
ジスタからなる入力回路と、参照電位(VR2)回路
と、第2の定電流回路(I1)と入力回路の出力電圧
(N2)と参照電位回路の出力電圧(VR2)とにより
定電流回路(I1)の電流を分岐し、MOSトランジス
タMP9からカレントミラーにより出力電流(Ibias2
)を発生する比較回路から構成される。
0は、入力制御電圧(Vcnt)を受けるMOSトラン
ジスタからなる入力回路と、参照電位(VR2)回路
と、第2の定電流回路(I1)と入力回路の出力電圧
(N2)と参照電位回路の出力電圧(VR2)とにより
定電流回路(I1)の電流を分岐し、MOSトランジス
タMP9からカレントミラーにより出力電流(Ibias2
)を発生する比較回路から構成される。
【0034】次に、図6の実施形態の電圧制御発振回路
の動作例について説明する。
の動作例について説明する。
【0035】図6において、符号MN1〜15はn型M
OSトランジスタ、符号MP1〜16はp型MOSトラ
ンジスタ、符号I0、I1は定電流回路である。また、
第1および第2の電流制御電流源を構成する入力回路の
制御電圧(Vcnt)−出力電圧特性、および参照電位
の特性は、図7に示す通りになる。
OSトランジスタ、符号MP1〜16はp型MOSトラ
ンジスタ、符号I0、I1は定電流回路である。また、
第1および第2の電流制御電流源を構成する入力回路の
制御電圧(Vcnt)−出力電圧特性、および参照電位
の特性は、図7に示す通りになる。
【0036】第1の電圧制御電流発生回路(BG1)6
0を構成する入力回路の出力電圧(N1)と参照電位
(VR1)とは、制御電圧(Vcnt)が最低電位の時
に同電位にあり、制御電圧(Vcnt)が高くなるに比
例して入力回路の出力電位(N1)は高くなる。
0を構成する入力回路の出力電圧(N1)と参照電位
(VR1)とは、制御電圧(Vcnt)が最低電位の時
に同電位にあり、制御電圧(Vcnt)が高くなるに比
例して入力回路の出力電位(N1)は高くなる。
【0037】第2の電圧制御電流発生回路(BG2)を
構成する入力回路の出力電位(N2)は、制御電圧(V
cnt)が入力される。制御電圧(Vcnt)が最低電
位の時は最低電位にあり、制御電圧(Vcnt)が高く
なるのに比例して入力回路の出力電位(N1)は高くな
り、制御電圧(Vcnt)が最高電位の時、参照電位
(VR2)と等しくなる。
構成する入力回路の出力電位(N2)は、制御電圧(V
cnt)が入力される。制御電圧(Vcnt)が最低電
位の時は最低電位にあり、制御電圧(Vcnt)が高く
なるのに比例して入力回路の出力電位(N1)は高くな
り、制御電圧(Vcnt)が最高電位の時、参照電位
(VR2)と等しくなる。
【0038】第1と第2の電圧制御電流回路(BG1,
BG2)において、入力回路の出力電圧、参照電位を受
けて動作する比較回路により出力される電流特性は、図
8に示す通りになる。
BG2)において、入力回路の出力電圧、参照電位を受
けて動作する比較回路により出力される電流特性は、図
8に示す通りになる。
【0039】第1の電圧制御電流回路(BG1)におい
て、制御電圧(Vcnt)が最低電位の時は、入力回路
の出力電圧(N1)と参照電位(VR1)の電位が等し
いから、第1の定電流(I0)はトランジスタMN1
0、MN11に等しく分岐される。制御電圧(Vcn
t)が高くなるにつれて、入力回路の出力電位(N1)
が参照電位(VR1)より高くなるので、トランジスタ
MN11に分岐される電流は増加していく。
て、制御電圧(Vcnt)が最低電位の時は、入力回路
の出力電圧(N1)と参照電位(VR1)の電位が等し
いから、第1の定電流(I0)はトランジスタMN1
0、MN11に等しく分岐される。制御電圧(Vcn
t)が高くなるにつれて、入力回路の出力電位(N1)
が参照電位(VR1)より高くなるので、トランジスタ
MN11に分岐される電流は増加していく。
【0040】第2の電圧制御電流回路(BG2)におい
て、制御電圧(Vcnt)が最低電位から高くなるにつ
れて入力回路の出力電位(N2)は高くなり、出力電位
(N2)と参照電位(VR2)の電位差がトランジスタ
MP5の閾値電圧より小さくなると、トランジスタMP
5が導通し始め、トランジスタMP5に分岐される出力
電流は増加する。
て、制御電圧(Vcnt)が最低電位から高くなるにつ
れて入力回路の出力電位(N2)は高くなり、出力電位
(N2)と参照電位(VR2)の電位差がトランジスタ
MP5の閾値電圧より小さくなると、トランジスタMP
5が導通し始め、トランジスタMP5に分岐される出力
電流は増加する。
【0041】第1の電圧制御電流発生回路(BG1)と
第2の電圧制御電流発生回路(BG2)の出力電流(I
bias1 、Ibias2 )は、カレントミラー回路によりそれ
ぞれ加算され、図8の特性(Ibias0 )に示すようにな
り、電流制御発振回路(Cco回路)70の駆動電流を
得る。
第2の電圧制御電流発生回路(BG2)の出力電流(I
bias1 、Ibias2 )は、カレントミラー回路によりそれ
ぞれ加算され、図8の特性(Ibias0 )に示すようにな
り、電流制御発振回路(Cco回路)70の駆動電流を
得る。
【0042】以上説明したように、本実施形態の電圧制
御発振回路(Vco)70は、電圧制御発振回路の駆動
電流源である第1の電圧制御電流発生回路(BG1)お
よび、第1の電圧制御電流発生回路(BG1)とは制御
電圧(Vcnt)−出力電流(Ibias)利得が異なる電
圧制御電流発生回路を2つ以上(BG2、・・・、BG
n)有している。そして、それぞれの電圧制御電流発生
回路(BG)の出力電流(Ibias1 、Ibias2 、・・
・、Ibias-n)の和を、電流制御発振回路(Cco)7
0の入力電流としている。この入力電流の特性を製造条
件のバラツキに対応して決まる特性を有しており、外部
からの制御信号または同期判定回路なしに、製造条件の
バラツキに対して所望の発振周波数帯域に同期できる。
また、低ジッタ特性の電圧制御発振回路(Vco)が実
現可能となる。
御発振回路(Vco)70は、電圧制御発振回路の駆動
電流源である第1の電圧制御電流発生回路(BG1)お
よび、第1の電圧制御電流発生回路(BG1)とは制御
電圧(Vcnt)−出力電流(Ibias)利得が異なる電
圧制御電流発生回路を2つ以上(BG2、・・・、BG
n)有している。そして、それぞれの電圧制御電流発生
回路(BG)の出力電流(Ibias1 、Ibias2 、・・
・、Ibias-n)の和を、電流制御発振回路(Cco)7
0の入力電流としている。この入力電流の特性を製造条
件のバラツキに対応して決まる特性を有しており、外部
からの制御信号または同期判定回路なしに、製造条件の
バラツキに対して所望の発振周波数帯域に同期できる。
また、低ジッタ特性の電圧制御発振回路(Vco)が実
現可能となる。
【0043】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
電圧制御発振回路は、制御電圧−出力発振特性の異なる
複数の電圧制御電流発生回路を有し、それぞれの電圧制
御電流発生回路の特性は、異なる特性を有している。よ
って、この特性を製造条件のバラツキに対応して決まる
特性とすれば、外部からの制御信号または同期判定回路
なしに、製造条件のバラツキに対して所望の発振周波数
帯域に同期でき、低ジッタ特性の電圧制御発振回路が実
現可能となる。
電圧制御発振回路は、制御電圧−出力発振特性の異なる
複数の電圧制御電流発生回路を有し、それぞれの電圧制
御電流発生回路の特性は、異なる特性を有している。よ
って、この特性を製造条件のバラツキに対応して決まる
特性とすれば、外部からの制御信号または同期判定回路
なしに、製造条件のバラツキに対して所望の発振周波数
帯域に同期でき、低ジッタ特性の電圧制御発振回路が実
現可能となる。
【図1】本発明の電圧制御発振回路の実施形態を示すブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図2】電圧制御発振回路の原理を示す特性図である。
【図3】電圧制御発振回路の原理を示す特性図である。
【図4】電圧制御発振回路の原理を示す特性図である。
【図5】電圧制御発振回路の原理を示す特性図である。
【図6】本発明の電圧制御発振回路の実施形態を示す回
路構成図である。
路構成図である。
【図7】図6に示した電圧制御発振回路の動作例を示す
特性図である。
特性図である。
【図8】図6に示した電圧制御発振回路の動作例を示す
特性図である。
特性図である。
【図9】PLL(位相同期回路)の構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図10】電圧制御発振回路の構成例を示すブロック図
である。
である。
【図11】従来の電圧制御発振回路の構成を示す回路図
である。
である。
【図12】図11に示した従来の電圧制御発振回路の特
性図である。
性図である。
10 位相周波数比較回路(PFD) 20 チャージポンプ回路(CP) 30 低域通過フィルタ(LPF) 40 電圧制御発振回路(Vco) 50 分周回路(divider) 60 電圧制御電流発生回路(BG) 62 加算器 70 電流制御発振回路(Cco) 80 電流調整回路 90、100 スイッチ 101 コンデンサ 102 従来回路の第1の電圧制御電流源(Ibias1 ) 103 従来回路の第2の電圧制御電流源(Ibias2 ) MN1〜15 n型MOSトランジスタ MP1〜16 p型MOSトランジスタ I0、I1 定電流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/099 H03B 1/00
Claims (3)
- 【請求項1】 帰還回路に構成され位相同期を行う電圧
制御発振回路において、製造条件により発振周波数がばらついた場合の(a)f
ast条件、(b)typ条件、(c)slow条件の
それぞれに対応した、互いに異なる制御電圧−出力電流
特性を有する少なくとも3つの 電圧制御電流発生回路
と、前記少なくとも3つの電圧制御電流発生回路からの出力
電流を加算する加算器と、 前記加算器の出力する電流を入力として発振動作が制御
される 電流制御発振回路とを具備し、当該電圧制御発振回路へ入力される前記制御電圧−前記
電流制御発振回路から出力される発振周波数の入力電圧
−発信周波数特性を、前記(a)fast条件、(b)
typ条件、(c)slow条件のそれぞれの製造条件
に対応した発振特性を備えて構成した ことを特徴とする
電圧制御発振回路。 - 【請求項2】 前記制御電圧は、該制御電圧の電圧範囲
を低い電圧領域で前記(a)fast条件の時に対応
し、中間の電圧領域で(b)typ条件の時に対応し、
高い電圧領域で(c)slow条件の時に対応して構成
したことを特徴とする請求項1に記載の電圧制御発振回
路。 - 【請求項3】 前記電圧制御発振回路は、位相/周波数
比較回路と、チャージポンプ回路と、低域通過フィルタ
と、分周回路とをさらに具備して構成され、前記製造条
件のばらつきに対する前記電流制御発振回路の発振特性
の安定性を高めたことを特徴とする請求項1または2に
記載の電圧制御発振回路。
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JPH03206726A (ja) * | 1990-01-08 | 1991-09-10 | Hitachi Ltd | Pll回路 |
JPH03235512A (ja) | 1990-02-13 | 1991-10-21 | Oki Electric Ind Co Ltd | 電圧制御発振回路 |
WO1992007425A1 (en) | 1990-10-23 | 1992-04-30 | Seiko Epson Corporation | Voltage-controlled oscillating circuit and phase-locked loop |
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JP3177025B2 (ja) | 1992-11-12 | 2001-06-18 | 旭化成マイクロシステム株式会社 | Pll回路 |
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TW270256B (en) | 1994-12-14 | 1996-02-11 | United Microelectronics Corp | Differential-type voltage control oscillator |
JP3023591B2 (ja) | 1995-01-25 | 2000-03-21 | 日本プレシジョン・サーキッツ株式会社 | 電圧制御発振回路 |
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JPH098567A (ja) | 1995-06-19 | 1997-01-10 | Oki Electric Ind Co Ltd | 電圧電流変換回路およびそれを用いたボルテージコントロールオシレータ |
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US5942947A (en) * | 1997-02-05 | 1999-08-24 | Sun Microsystems, Inc. | Current-regulated, voltage-controlled oscillator with duty cycle correction |
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