JP3099961U - 一戸住室型住居におけるロフトの構造 - Google Patents

一戸住室型住居におけるロフトの構造 Download PDF

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Abstract

【課題】この考案は、一戸住室型住居のロフト部を、少なくとも、トイレや洗面所や浴室や台所等の水周りの上部に設けた一戸住室型住居におけるロフトの構造を開発・提供する事にある。
【解決手段】この考案による一戸住室型住居におけるロフト部60の構造は、直方体状の空間により構成され、少なくとも、トイレや洗面所や浴室や台所等の水周りの上部に設けられ、且つ、該ロフトの内部空間の広さが二人の成人を住居の長尺方向に寝て就寝させるに充分な長尺方向の奥行と短尺方向の幅とを有し、前記内部空間を住居の短尺方向に二分する可動間仕切壁62を設け、且つ、該可動間仕切壁の左右には入出用の開口部61を設け、且つ、該開口部の外側には一端に梯子を有する廊下を設けて構成されている事を特徴とするものである。
【選択図】図2

Description

 この考案は、一戸住室型住居におけるロフト部を、少なくとも、トイレ、洗面所、浴室、台所等の水周りの上部に設営された構造に関するものである。
 従来の一戸住室型住居では、上階の排水管や当階の換気配管・ガス配管・電気幹線配管が天井の隠蔽部分に設置されていた為、台所やトイレ等、水周り上部へのロフト設計計画は困難であり、最上階でなければ計画出来なかった
 又、現状の建築基準法による施工指導要綱によるロフト施設設計の定義は、ロフトの床面積が一戸当りの占有床面積の二分の一未満で、ロフトの有効階高が1.4m以内で、昇降設備が固定式ではなく、容易に移動出来るものとなっている。
 又、従来の一戸住室型住居は以下のように構成されている。即ち、直方体状の空間により構成される住居において、長尺の両側鉛直面が隔壁を、短尺の一方の鉛直面が玄関側通路との隔壁を、短尺の他方の鉛直面が屋外バルコニーへの屋外開口部を、それぞれ構成している。更に直方体状の前記空間は、長尺方向において二分され、玄関右側部の隔壁側を生活必需空間とし、屋外バルコニーへの屋外開口部側を居住室として構成されている。
 又、前記生活必需空間には、前記玄関右側部の隔壁の略中央部に玄関扉が設けられ、玄関扉の内側に玄関、玄関に続いてホール及び廊下が長尺方向へ設けられて前記居住室へ続き、玄関、ホール及び廊下の両側に洗面所、浴室、キッチン及び便所を適宜の組合せ及び位置に配置して構成されている。
 前記生活必需空間には更に、天井から下へ成人が中腰で立てる1.4メートル以内の高さのロフトが前記居住室側に寄せて形成されている。該ロフトは住居の短尺方向に長い略直方体状の空間として形成され、前記居住室側の側面が開口している。該ロフトと前記居住室の床面との間には、昇降梯子或いは多機能家具を組合せた昇降用階段が、昇降設備として設けられている。
 以上の様に構成された一戸住室型住居は、通常、単身者の1人住い用の住居であり、ロフトは就寝場所として利用されている。従って、ロフト内空間の広さは、1人の居住者が短尺方向に寝て就寝するに充分な広さが確保されている。居住者は、起きている間は居住室で過し、就寝時にはロフトを利用する。居住室からロフトへの出入りは、昇降用梯子或いは昇降用階段を利用する。(例えば、特許文献1を参照。)
意願2001−36736
 しかし、一戸住室型住居のロフト部に二人で居住したい場合等、個々のプライバシーの保護や他の人に迷惑が掛からない場所の確保が出来なかった。
 そこで、この考案は上記問題を解決する為、一戸住室型住居のロフト部を、少なくとも、トイレや洗面所や浴室や台所等の水周りの上部に設けた一戸住室型住居におけるロフトの構造を開発・提供する事にある。
 この考案による一戸住室型住居におけるロフト部の構造は、直方体状の空間により構成され、少なくとも、トイレや洗面所や浴室や台所等の水周りの上部に設けられ、且つ、該ロフトの内部空間の広さが二人の成人を住居の長尺方向に寝て就寝させるに充分な長尺方向の奥行と短尺方向の幅とを有し、前記内部空間を住居の短尺方向に二分する可動間仕切壁を設け、且つ、該可動間仕切壁の左右には入出用の開口部を設け、且つ、該開口部の外側には一端に梯子を有する廊下を設けて構成されている事を特徴とするものである。
 この考案による一戸住室型住居におけるロフト部の構造は、上記の如く構成されている事により、以下の様な効果を得る事が出来る。即ち、階高を延長する事により縦列配管が可能となり、平面計画が容易で、全戸ロフト設置計画が可能になった。又、天井の隠蔽部分を高くする事で、保守・点検作業をする作業員が侵入でき、且つ、全ての配管及び機器の保守・点検及び部品の交換が容易で経済的になる。
 又、ロフト部を、少なくとも、就寝時に誰も人が居ないトイレや洗面所や浴室や台所等の水周りの上部に設営する事で、プライバシーの保護や、騒音等により他人に迷惑を掛ける事の無い就寝場所を確保することが出来、且つ、ロフトの階高延長により、リビング部の天井高を高くする事で、より開放感の確保が出来、更には複数で暮らせる様に成った事で、家賃や光熱費等が節約出来、又、賃貸市場の差別化、部屋利用の多角化等、極めて有益なる効果を奏するものである。
 そこで、この考案の最良の形態としては、前記建築基準法の定義を充分満たしたもので、且つ、昇降設備は移動式の昇降階段を設けたものが最良である。
 そこで、この考案の一実施例を図1〜図5に従って詳述すると、一戸住室型住居(10)において、階高延長によりロフト部(60)を、少なくとも、トイレ(27)、洗面所(24)、浴室(25)、台所(26)等の水周りの上部に設営可能にした事を特徴とする一戸住室型住居におけるロフトの構造から構成される。
 図1はこの考案の一実施例を示す一戸住室型住居の平面図であり、図2は図1におけるロフト部分の平面詳細図であり、図3は図1におけるa−a矢視断面図であり、図4は図1におけるb−b矢視断面図であり、図5は図1におけるc−c矢視断面図である。
 上記、図において、符号(10)は一戸住室型住居であり、該一戸住室型住居(10)は、長尺の両側鉛直面を構成する隔壁(11)(12)、短尺の一方の鉛直面を構成する玄関側通路との隔壁(13)、短尺の他方の鉛直面を構成する屋外バルコニー(19)への屋外開口部(14)、天井(15)及び床(16)により区画される略直方体状の空間により構成されている。更に、前記略直方体状の空間は長尺方向において大きく二分され、前記玄関側通路との隔壁(13)側の生活必需空間(20)と、前記屋外開口部(14)側の居住室(40)とにより構成されている。
 前記生活必需空間(20)には、前記玄関側通路との隔壁(13)の略中央部に玄関扉(17)が設けられ、該玄関扉(17)の内側に玄関(21)に続いてホール(22)が長尺方向へ設けられ、内ドア(23)を介して前記居住室(40)へ連接する通路空間が設けられている。更に、前記玄関(21)、前記ホール(22)及び前記通路空間の両側には、洗面所(24)、浴室(25)、キッチン(26)及び便所(27)が適宜の組合せ及び位置に配置して構成されている。尚、この実施例の場合は、前記関側通路との隔壁(13)の一部が前記生活必需空間(20)内に凹み、メンテナンスブース(18)として構成されている。
 前記生活必需空間(20)には更に、前記天井(15)から下へ、成人が中腰で立てる高さのロフト(60)が、前記通路空間、前記ホール(22)、前記洗面所(24)、前記浴室(25)、前記キッチン(26)、及び前記便所(27)に跨る上部空間として形成されている。
 前記居住室(40)は前記屋外開口部(14)に引き違い戸が設けられ、前記屋外バルコニー(19)との間を開閉可能に遮断されている。又、居住室(40)のバルコニー側の隔壁(11)部及び洗面所外部の住居室側には、前記隔壁(11)と平行に昇降設備即ち昇降用可動梯子(41)(41’)が配置され、最上段が前記ロフト(60)に出入可能な高さ及び位置に配置されている。
 前記ロフト(60)は、二人の成人が前記住居の長尺方向に寝て就寝するに充分な長尺方向の奥行と短尺方向の幅とを有するように構成されている。該ロフト(60)には、ロフト空間を前記住居の短尺方向に二分する着脱自在の可動間仕切壁(62)が長尺方向に設置されている。又、該ロフト(60)の開口部(61)外側には、前記昇降用可動梯子(41’)の最上段に連接して、昇降用可動梯子(41’)から遠い方の分割されたロフト空間に出入可能な廊下(63)が設けられている。尚、分割されたロフト空間のそれぞれの開口部(61)には、必要に応じてカーテン等の遮蔽物を設けている。尚、昇降用可動梯子(41’)部には、移動式昇降用階段(67)を設けても良い。
 更に、前記ロフト(60)の分割されたロフト空間の奥にはそれぞれ飾り棚(64)が設けられ、前記廊下(63)の先端には、物入れ(65)が設けられている。
 以上の様に構成された一戸住室型住居(10)において、二人で居住する場合、或いは1人の来客を宿泊させる場合、ロフト(60)に可動間仕切壁(62)を設置して二分する。居住室(40)からロフト(60)へ出入りするには昇降用可動梯子(41’)を昇降し、廊下を通って二分されたそれぞれのロフト空間を出入りする。
 又、就寝時に必要な小物類は、それぞれの飾り棚(64)に置く。又、余分な寝具等は、纏めて物入れ(65)に収納する。そして、1人で居住する場合、可動間仕切壁(62)が不要であれば取り外し、折り畳んで収納スペース(66)に収納する。
 この考案は、一戸住室型住居のロフト部を就寝時等騒音の悪影響を受けないトイレ(27)、洗面所(24)、浴室(25)、台所(26)等の水周りの上部に設営する事で、プライバシーの保護や他人に迷惑を掛ける事の無い、一戸住室型住居におけるロフトの構造を提供するものであって利用範囲も広範囲に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
この考案の一実施例を示し、一戸住室型住居の平面図である。 この考案の一実施例を示し、図1におけるロフト部分の平面詳細図である。 この考案の一実施例を示し、図1におけるa−a矢視断面図である。 この考案の一実施例を示し、図1におけるb−b矢視断面図である。 この考案の一実施例を示し、図1におけるc−c矢視断面図である。
符号の説明
 10 一戸住室型住居
 11 隔壁
 12 隔壁
 13 隔壁
 14 屋外開口部
 15 天井
 16 床
 17 玄関扉
 18 メンテナンスブース
 19 屋外バルコニー
 20 生活必需空間
 21 玄関
 22 ホール
 23 内ドア
 24 洗面所
 25 浴室
 26 台所(キッチン)
 27 便所
 40 居住室
 41 昇降用可動梯子
 41’ 昇降用可動梯子
 60 ロフト
 61 開口部
 62 可動間仕切壁
 63 廊下
 64 飾り棚
 65 物入れ
 66 収納スペース
 67 移動式昇降用階段

Claims (1)

  1.  一戸住室型住居(10)において、階高延長によりロフト部(60)を、少なくとも、トイレ(27)、洗面所(24)、浴室(25)、台所(26)等の水周りの上部に設営可能にした事を特徴とする一戸住室型住居におけるロフトの構造。
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