JP3096066B2 - レンズの製造方法、レンズ成形用射出成形型およびレンズ成形品 - Google Patents

レンズの製造方法、レンズ成形用射出成形型およびレンズ成形品

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JP3096066B2
JP3096066B2 JP09525866A JP52586697A JP3096066B2 JP 3096066 B2 JP3096066 B2 JP 3096066B2 JP 09525866 A JP09525866 A JP 09525866A JP 52586697 A JP52586697 A JP 52586697A JP 3096066 B2 JP3096066 B2 JP 3096066B2
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gate
molding
sprue
runner
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清弘 斉藤
浩志 浅見
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ホーヤ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、眼鏡レンズ等のレンズを製造するためのレ
ンズの製造方法、その方法で用いられるレンズ成形用射
出成形型およびレンズ成形品に関する。 背景技術 特公平5−30608号には、プラスチック製眼鏡レンズ
を成形するための射出成形装置が示されている。この装
置における射出成形型の内部には、筒型のインサートガ
イドおよびこのインサートガイドに摺動自在に嵌合され
たインサートにより形成された2個のキャビティと、こ
の各キャビティに臨んで開口しキャビティ内への溶融樹
脂の入口部となるゲートと、これらゲートと通じて前記
キャビティを結ぶランナーと、このランナーの中央部に
直角に連接されたスプルーとが設けられている。 レンズの成形にあたって、インサートガイドに対する
インサートの後退によってキャビティの容積を拡大して
おく。この状態において、溶融樹脂を射出ノズルを通じ
てスプルーに射出する。スプルーに射出された溶融樹脂
がランナーおよびゲートを通ってキャビティに充填さ
れ、この充填後、インサートガイドに対するインサート
の前進でキャビティ内の溶融樹脂が圧縮成形される。 これにより、キャビティで圧縮成形された複数のレン
ズ部と、これらのレンズ部を連結しランナーで成形され
たランナー成形部と、このランナー成形部に接続されス
プルーで成形されたスプルー成形部とを有するプラスチ
ック製眼鏡レンズ成形品が得られる。 この後、プラスチック製眼鏡レンズ成形品は、後処理
作業として、洗浄液による洗浄作業を経た後にコート液
によるコーティング作業が行われ、これにより眼鏡レン
ズとして必要なレンズ表面の耐久性を得るようにしてい
る。 ところで、上述した射出成形型では、インサートの交
換によって各種の眼鏡レンズを成形できる。眼鏡レンズ
には、周縁部の厚さが中央部の厚さよりも小さいプラス
レンズと、周縁部の厚さが中央部の厚さよりも大きいマ
イナスレンズと、レンズ凸面またはレンズ凹面の後加工
を前提にレンズ厚みを予め大きくしてあるセミフィニッ
シュレンズとがあるうえ、これらのレンズの中にも度数
が異なる多種類のレンズがある。 眼鏡レンズでは、レンズ度数+4.00D〜−8.00D程度の
レンズ度数範囲のものが、この成形法に好ましく用いら
れている。 また、レンズ厚は光学レンズ設計により異なるが、例
えば、屈折率が1.50程度の非球面レンズでは+2.00Dで
中心厚4.2mm、周縁厚1.0mm、−4.00Dで中心厚1.4mm、周
縁厚7.9mm程度の設計値を設定できる。しかしながら、
これらのレンズについて、同一条件で圧縮成形を行う
と、この形状特性の差異により次のような不具合が生じ
る。 例えば、マイナスレンズの成形においては、レンズ中
央部が周縁部に対して厚みが薄いから、キャビティ中央
部が流動抵抗が大きい。そのため、キャビティ内に射出
された溶融樹脂は、キャビティ中央部を流れ難く、分流
して周縁部から中央部に回り込むため、中央部において
ウェルドマークが多く発生しやすいという問題がある。 一方、プラスレンズの成形では、キャビティの容積と
溶融樹脂の充填量との差が大きすぎると、溶融樹脂の流
動性が低下するため、未充填部分が発生し、成形後のレ
ンズにおいて、充填部分と未充填部分との境界にフロー
マークと呼ばれる樹脂の充填履歴が発生しやすい。 眼鏡レンズは精密成形品であるため、これらの各種レ
ンズを高精度で成形するためには、各種レンズ毎に溶融
樹脂をキャビティ全体に前述のウェルドマークやフロー
マーク等の樹脂の充填履歴を残さずに確実かつ均一に充
填させることが重要である。このためには、キャビティ
内への溶融樹脂の入口部となっているゲートの構造が重
要である。溶融樹脂の所定充填量を一定時間内に確保で
きる開口面積を有するゲート構造としては、例えば特公
平5−44893号に開示されたものがある。 しかしながら、眼鏡レンズのように中央部と周縁部に
偏肉差があるレンズは射出方法が難しく、特にプラスレ
ンズの場合は周縁部が薄肉であるため、ゲート近傍に
「ヒケ」と呼ばれる重合収縮を含む形状変化が発生し、
周縁部の形状精度の維持が困難であった。また、ゲート
開口形状は充填樹脂の流動性に影響を及ぼすため、ゲー
ト開口形状によっては充填不良やフローマークが発生し
易くなり、例えばマイナスレンズを成形するとき、キャ
ビティへの樹脂の流動がスムーズでない場合には、ウェ
ルドマークの発生が顕著になる傾向があった。さらに、
例えば、一般的なポリカーボネート樹脂の場合は、一旦
キャビティに射出された樹脂に過剰なバックフローがあ
たりすると(せん)断歪が発生しやすく、また、不均一
な樹脂の流動履歴がある場合はレンズ面に射出の履歴が
残り易い。このため、適度なバックフローや樹脂の流動
性が得られるゲート構造が求められていた。 一方、成形品のキャビティで成形されるレンズ部が、
中央部の厚さが周縁部の厚さよりも大きくなっているメ
ニスカス形状のプラスレンズの場合には、キャビティと
ランナーとの接続部であるゲートの開口を小さくして射
出成形を行うことが考えられる。この理由は、前述の通
り、2個のキャビティ内の溶融樹脂をインサートガイド
に対するインサートの摺動(前進)で圧縮成形したと
き、厚さの小さい周縁部が「ヒケ」によって形状精度に
影響を受け易いので、この部分のバックフローを規制す
るとともに「ヒケ」を発生しにくくするためである。 しかし、このようにゲートの開口を小さくした場合に
は、インサートの摺動による圧縮成形時にバックフロー
が生じにくいが、一方において体積が大きくなっている
ランナーとスプルーとの接続部分に「ヒケ」とは違った
溶融樹脂の収縮による欠肉部であるボイド(空所)が発
生し易くなる。 プラスチック製眼鏡レンズ成形品にボイドが生じる
と、前述した洗浄液による洗浄作業後にコート液による
コーティング作業を行ったとき、この窪み状のボイドに
洗浄液が溜まり、このボイドに溜まった洗浄液と、例え
ば有機ケイ素化合物および/またはその加水分解物を含
んでいるコート液とが反応して白濁液が生じ、この白濁
液がレンズ部の表面にかかると、眼鏡レンズの商品価値
を損なうことになる。 以上の問題点は、同じプラスレンズの場合であって
も、レンズ度数の小さいレンズの場合には、レンズの中
央部と周縁部で偏肉差が小さく、溶融樹脂の流動性はそ
れ程高く設定しなくてもよいので、射出成形型の温度は
低く設定されていて溶融樹脂のバックフローは一層発生
しにくくなっていること、また、乱視付きレンズを成形
するときよりも乱視無しレンズを成形するときの方が、
中央部と周縁部の偏肉差が大きく、周縁部の厚さが薄い
ので、ゲートの開口が小さく設定されることのため、顕
著に生じる。 本発明の目的は、中央部の厚さと周縁部の厚さの偏肉
差を含むレンズ形状の影響を受けずに高精度なレンズを
成形できるレンズの製造方法およびレンズ成形用射出成
形型を提供することにある。 本発明の他の目的は、ボイドの発生を抑制でき、洗浄
液による洗浄作業とコート液によるコーティング作業と
を行っても白濁液が生じないレンズの製造方法、レンズ
成形用射出成形型およびレンズ成形品を提供することに
ある。 発明の開示 この目的を達成するため、本発明にかかるレンズの製
造方法は、熱可塑性溶融樹脂をレンズ成形用射出成形型
に形成されたレンズ成形用キャビティ内で固化させるこ
とにより所望のレンズ成形品を成形するレンズの製造方
法であって、前記レンズ成形用射出成形型に、前記レン
ズ成形用キャビティと、このキャビティに臨んで開口し
キャビティ内への前記溶融樹脂の入口部となるゲートと
を設け、前記ゲートの開口形状を、周縁部の厚さが中心
部の厚さよりも大きいマイナスレンズ成形時と、周縁部
の厚さが中心部の厚さよりも小さいプラスレンズ成形時
とで異ならせてレンズ成形品を成形することを特徴とす
る。 このようなレンズの製造方法によれば、ゲートの開口
形状を、マイナスレンズ成形時とプラスレンズ成形時と
で異ならせてレンズ成形品を成形するようにしているた
め、マイナスレンズおよびプラスレンズのレンズ形状に
適したゲートの開口形状を選択できるから、レンズ形状
の影響を受けずに高精度なレンズを成形できる。 また、本発明にかかる他のレンズの製造方法は、熱可
塑性溶融樹脂をレンズ成形用射出成形型に形成されたレ
ンズ成形用キャビティ内で固化させることにより所望の
レンズ成形品を成形し、このレンズ成形品に対して洗浄
液による洗浄作業とコート液によるコーティング作業と
を施すレンズの製造方法であって、前記レンズ成形用射
出成形型に、複数のレンズ成形用キャビティと、この各
キャビティに臨んで開口しキャビティ内への前記溶融樹
脂の入口部となるゲートと、これらゲートを通じて前記
複数のキャビティを結ぶランナーと、このランナーに接
続されたスプルーとを設け、前記ゲートの開口形状を、
周縁部の厚さが中心部の厚さよりも大きいマイナスレン
ズ成形時と、周縁部の厚さが中心部の厚さよりも小さい
プラスレンズ成形時とで異ならせるとともに、前記ラン
ナーとスプルーとの接続部の容積を、前記マイナスレン
ズ成形時より前記プラスレンズ成形時の方を小さくして
レンズ成形品を成形することを特徴とする。 このようなレンズの製造方法によれば、上記作用効果
に加え、ランナーとスプルーとの接続部の容積を、マイ
ナスレンズ成形時よりプラスレンズ成形時の方を小さく
してレンズ成形品を成形するようにしているから、つま
り、プラスレンズ成形時には、キャビティからの溶融樹
脂のバックフローが抑制されていても、ランナーとスプ
ルーとの接続部の容積が小さくなっているから、この部
分における溶融樹脂の収縮によるボイドの発生を抑制で
きる。このため、レンズ成形品に洗浄液による洗浄作業
とコート液によるコーティング作業とを施しても、これ
らの液が混合されて白濁液が生じことはない。 以上において、レンズ成形品はメニスカス形状を有す
る眼鏡レンズであってもよく、この場合には、ゲートの
開口面積を、マイナスレンズ成形時の方がプラスレンズ
成形時よりも大きくすることが好ましい。 また、ゲートの開口形状を、マイナスレンズ成形時
と、プラスレンズ成形時とで異ならせる方法としては、
ゲートにそのゲートの開口形状を決めるゲート駒部材を
設け、このゲート駒部材の幅寸法、ゲート角度、高さ寸
法のゲート開口形状決定要素のうちの少なくとも1つを
異ならせることにより、ゲートの内面とゲート駒部材と
の間の隙間によるゲート開口形状を変更するようにする
のが好ましい。 また、ランナーとスプルーとの接続部の容積を、マイ
ナスレンズ成形時よりプラスレンズ成形時の方を小さく
する方法としては、プラスレンズ成形時にランナーのス
プルー側部分に突起駒部材を挿入するようにすればよ
い。
【レンズ成形用射出成形型】
また、本発明にかかるレンズ成形用射出成形型は、熱
可塑性樹脂からなるレンズ成形品を成形するためのレン
ズ成形用射出成形型であって、レンズ成形用キャビティ
と、このキャビティに臨んで開口するゲートとを有し、
前記ゲートには、このゲートの開口形状を決めるゲート
駒部材が設けられているとともに、ゲート開口形状を異
ならせる複数用意された前記ゲート駒部材が前記ゲート
に交換自在に配置されることを特徴とする。 このようなレンズ成形用射出成形型によれば、レンズ
の試験的生産を行う時、複数用意されたゲート駒部材を
ゲートに交換して配置し、これを各種レンズ毎の試験的
生産時に行う。これにより、各種レンズについて、ゲー
トの適切な開口形状が得られるゲート駒部材を調べ、こ
れによって決定されたゲート駒部材をレンズの量産時に
使用する。従って、ゲート駒部材という小さな部品の交
換によってゲートの開口形状を変更して試験的生産を行
うため、ゲートの開口形状が異なる多数の成形型を用意
する必要がなくなり、この結果、低コストを達成でき、
そして、各種レンズを高精度成形できるゲート構造が得
られる。 また、本発明にかから他のレンズ成形用射出成形型
は、洗浄液による洗浄作業とコート液のコーティング作
業とが施される熱可塑性樹脂からなるレンズ成形品を成
形するためのレンズ成形用射出成形型であって、レンズ
部を成形する複数のレンズ成形用キャビティと、この各
キャビティに臨んで開口するゲートと、これらゲートを
通じて前記複数のキャビティを結ぶランナーと、このラ
ンナーに接続されたスプルーとを有し、前記ゲートに
は、このゲートの開口形状を決めるゲート駒部材が設け
られているとともに、ゲート開口形状を異ならせる複数
用意された前記ゲート駒部材が前記ゲートに交換自在に
配置され、前記ランナーとスプルーとの接続部には、こ
れらランナーおよびスプルーの少なくとも一方の内方に
突出する突起部が設けられていることを特徴とする。 このようなレンズ成形用射出成形型によれば、上記作
用効果に加え、ランナーとスプルーとの接続部には、こ
れらランナーおよびスプルーの少なくとも一方の内方に
突出する突起部が設けられているから、この突起部によ
りレンズ成形品のランナー成形部とスプルー成形部との
接続部に狭窄部を形成することができる。このことは、
この狭窄部の部分の体積が小さくなっているため、この
部分における溶融樹脂の収縮によるボイドの発生を抑制
できる。このため、レンズ成形品に洗浄液による洗浄作
業とコート液によるコーティング作業とを施しても、こ
れらの液が混合されて白濁液が生じことはない。 以上において、ゲートの開口形状を変更するゲート駒
部材はゲート全体に嵌合されて例えば中心部に直径が異
なる溶融樹脂流通孔が形成されたものでもよいが、それ
ぞれのゲート駒部材を幅寸法、ゲート角度、高さ寸法の
ゲート開口形状決定要素のうちの少なくとも1つが異な
るものとした場合には、ゲート開口形状の変更をこれら
の幅寸法、ゲート角度、高さ寸法のうちの少なくとも1
つによって行え、各種レンズ毎に適応した多様なゲート
構造が得られる(たとえば、プラスレンズで1種、マイ
ナスレンズで弱度と強度との2種類)。 ゲートの開口形状は、プラスレンズゲートの場合では
1mm〜3mm、マイナスレンズゲートの場合は、5mm以上が
好ましく用いられる。更に、ゲート角度は60度〜90度が
好ましく用いられ、溶融樹脂の流入がこのくびれ部分で
極端に妨げられないことが条件である。また、ゲート駒
部材との対向部に切欠部が形成されたものと形成されて
いないものとの2種類のゲート形成部材を用意し、これ
らのゲート形成部材を交換自在とした場合には、同じゲ
ート駒部材を使用しても、切欠部が形成されたゲート形
成部材と、切欠部が形成されていないゲート形成部材を
使用した場合とにより、ゲートの開口形状を変更できる
ことになり、それだけ用意するゲート駒部材の種類、個
数を少なくできる。 また、ランナーとスプルーとの接続部に設けられる突
起部は、レンズ成形用射出成形型の構成部材に一体に形
成してもよいが、レンズ成形用射出成形型に着脱自在と
なった突起駒部材で形成することが望ましい。このよう
に着脱自在になった突起駒部材で形成すると、成形時に
突起部が不要な例えばマイナスレンズの成形を行うとき
には、突起駒部材を取り除き、キャビティを形成するキ
ャビティ形成部材をマイナスレンズ成形用の部材に交換
するだけで、レンズ成形用射出成形型をそのまま使用で
き、レンズ成形用射出成形型を共通使用できるようにな
る。なお、突起駒部材をレンズ成形用射出成形型に対し
着脱自在にするには、突起駒部材をレンズ成形用射出成
形型に対しはめ込み自在な密接嵌合式としたり、ボルト
等の止着具で取り付け、取り外し自在とすることにより
行える。
【レンズ成形品】
また、本発明にかかるレンズ成形品は、レンズ成形用
射出成形型のレンズ成形用キャビティで成形された複数
のレンズ部と、前記レンズ成形用射出成形型のランナー
で成形され前記レンズ部を連結するランナー成形部と、
前記レンズ成形用射出成形型のスプルーで成形され前記
ランナー成形部に接続されたスプルー成形部とを有し、
洗浄液による洗浄作業とコート液によるコーティング作
業とが施されるレンズ成形品において、前記ランナー成
形部と前記スプルー成形部との接続部に狭窄部が成形さ
れていることを特徴とする。 このようなレンズ成形品によれば、ランナー成形部と
スプルー成形部との接続部に狭窄部が形成され、この部
分の体積が小さくなっているため、この部分における溶
融樹脂の収縮によるボイドの発生を抑制できる。このた
め、レンズ成形品に洗浄液による洗浄作業とコート液に
よるコーティング作業とを施しても、これらの液が混合
されて白濁液が生じことはない。 以上において、狭窄部を形成する箇所をランナー成形
部とスプルー成形部とがT字形状等に交差する交差部全
体としたり、この交差部のうちのスプルー成形部の部分
だけとしてもよく、また、狭窄部は、スプルー成形部に
直角に接続されているランナー成形部におけるスプルー
成形部側の部分を小径化することにより形成してもよ
い。レンズ成形品の強度を確保できる範囲(この範囲は
溶融樹脂の物性やレンズ形状等で異なるが)であれば、
ランナー成形部とスプルー成形部との交差部全体を小径
化してもよい。 キャビティで成形するレンズ部は眼鏡用メニスカスレ
ンズでもよく、眼鏡用以外の他の種類のレンズでもよ
い。また、レンズはプラスレンズでもよく、マイナスレ
ンズでもよいが、本発明はプラスレンズを成形する場合
に有効であり、特にレンズ度数の小さいプラスレンズ
(ジオプトリーが例えば+0.25〜+2.00レンズ)や乱視
無しプラスレンズを成形する場合に顕著に有効である。 図面の簡単な説明 図1は本発明の一実施形態に係るレンズ成形用射出成
形型の縦断面図である。 図2はゲート部の拡大図である。 図3は図2のIII−III線断面図である。 図4は高さ寸法の大きいゲート駒部材をゲートに配置
した場合を示すゲート周辺の断面図である。 図5は高さ寸法の小さいゲート駒部材をゲートに配置
した場合を示す図4と同様の図である。 図6は図1の要部拡大図である。 図7は製造されたレンズ成形品の一部を破断した正面
図である。 図8は図7の複数のレンズ成形品を後処理作業のため
に作業具に保持させた状態を示す斜視図である。 図9は後処理作業である洗浄作業とコーティング作業
とを行うための装置の概略を示した正面図である。 図10は切欠部が形成されたゲート成形部材を使用した
場合を示す図4、図5と同様の図である。 図11は中央部の厚さが周縁部の厚さよりも小さいマイ
ナスレンズを製造する場合における図6と同様の図であ
る。 発明を実施するための最良の形態 以下に本発明の一実施形態を図面に基づいて説明す
る。図1は、+3.00ジオプター、レンズ径70mmのメニス
カス形状を有する眼鏡レンズを成形するための本実施形
態にかかるレンズ成形用射出成形型の縦断面図、図2は
図1の部分拡大図である。このレンズ成形用射出成形型
は、PMMA(ポリメチルメタクリレート)やPC(ポリカー
ボネート)等の熱可塑性樹脂を材料として眼鏡レンズを
成形するためのものであり、金属材料、ガラス、セラミ
ック等の任意な材料で成形可能である。 図1に示されている通り、レンズ成形用射出成形型
は、水平なパーティングラインPLにおいて上下に型分割
される固定型である下型1と可動型である上型2とから
なる。下型1は、型板3,4、筒型のインサートガイド
5、スプルーブッシュ6等によって構成されている。上
型2の本体7は、型板8,9、筒型インサートガイド10等
によって構成されている。型本体7は、図示しない型締
シリンダに連結された型取付部材に上下動自在に取り付
けられており、型締シリンダによる型取付部材の大きな
上下動により下型1に対して型締め、型開きする。 前記下型インサートガイド5の内部には下型インサー
ト11が、上型インサートガイド10の内部には上型インサ
ート12がそれぞれ摺動自在に嵌入されている。これらの
インサートガイド5、10とインサート11,12とにより眼
鏡レンズ成形用キャビティ13が形成されている。このキ
ャビティ13は、本実施形態では左右2個設けられてい
る。 前記下型インサート11は、下型1に上向きに取り付け
られた油圧シリンダ14のピストンロッド15の先端にT字
係合部材17を介して連結されている。前記上型インサー
ト12は、上型2内に下向きに配置された図示しない油圧
シリンダのピストンロッド16の先端にT字係合部材18を
介して連結されている。 前記上型インサート12がピストンロッド16を介して取
り付けられている図示しない油圧シリンダには、複数の
部材を介して寸開き用シリンダが連結され、上型2が型
締めシリンダで下型1に型締めされているとき、寸開き
用シリンダの作動により上型インサート12が所定量上昇
し、これによりキャビティ13の高さ寸法が大きくなって
キャビティ13に充填された溶融樹脂の圧縮量が得られ、
型締めシリンダで上型インサート12がこの圧縮量分下降
するようになっている。 前記T字係合部材17,18が係合しているインサート11,
12のT字係合溝はインサート11,12の周縁部まで延びて
開口しているため、上型2を型締めシリンダで下型1か
ら型開きさせるとともに、ピストンロッド15,16を伸び
作動させた後、インサート11,12を水平移動させると、
インサート11,12をピストンロッド15,16のT字係合部材
17,18から取り外すことができ、これにより上型インサ
ート11と下型インサート12の交換を行えるようになって
いる。つまり、マイナスレンズ、プラスレンズ、セミフ
ィニッシュレンズおよびこれらのレンズの中でもレンズ
度数が異なる各種レンズを成形するために用意されてい
るそれぞれのインサートの交換作業を行えるようになっ
ている。なお、交換後、ピストンロッド15,16を縮み作
動させることにより、交換後のインサートがレンズ成形
用射出成形型にセットされる。 前記下型1のスプルーブッシュ6には、射出ノズル19
が接続されているとともに、内部に上下に延びるスプル
ー20が形成されている。スプルー20の上端からは上型2
と下型1の構成部材である前記型板4,8に形成されたラ
ンナー21が左右方向に延び、このランナー21の両端には
前記眼鏡レンズ成形用キャビティ13の周縁部に臨んで開
口しているゲート22が設けられている。これらのゲート
22は上下に対向している下型インサートガイド5、上型
インサートガイド10の各一部を切除することにより形成
され、このため、これらのインサートガイド5,10はイン
サート11,12の上下摺動を案内するための案内部材にな
っているとともに、ゲート22を形成するためのゲート形
成部材にもなっている。 以下の下型1および上型2はそれぞれの構成部材をボ
ルトで結合して組立られており、このため、下型1およ
び上型2は、ボルトによって分解、組立自在になってい
る。 図2および図3に拡大して示されているように、ゲー
ト22には上向きの凸形状となったゲート駒部材23が配置
され、このゲート駒部材23は下型インサートガイド5に
貫通挿入されたボルト24でインサートガイド5の上面に
固定されている。ゲート22へのゲート駒部材23の取り付
けはボルト24で行われているため、下型1と上型2を型
分割させたのち、型板3を取り外すことによりゲート駒
部材23の取り外しが可能となり、予め各種用意されてい
るゲート駒部材の交換作業を行える。 図4と図5には、予め各種用意されているゲート駒部
材23の一部が示されている。図4では+4.00ジオプタ
ー、レンズ径70mmの眼鏡レンズを製造するためのゲート
駒部材23Aが使用され、図5では−6.00ジオプター、レ
ンズ径70mmの眼鏡レンズを製造するためのゲート駒部材
23Bが使用されている。 これらのゲート駒部材23A,23Bは高さ寸法H1,H2が異な
り、各種用意されているゲート駒部材23は僅かずつ高さ
寸法が相違している。このため、ゲート22に高さ寸法が
異なるゲート駒部材23を交換して配置すると、ゲート駒
部材23と上下に対向してゲート22の内面を形成している
上型インサートガイド10の下面10Aと、ゲート駒部材23
の上面との間の隙間Sの大きさが変化し、これによって
ゲート22の開口形状(開口面積)が変更され、所定時間
内にキャビティ13内に流入する溶融樹脂の量が変化する
ようになっている。 眼鏡レンズの試験的生産時に図1で示された射出ノズ
ル19からスプルー20、ランナー21、ゲート22を介してキ
ャビティ13に溶融樹脂を充填するとき、前記型取付部材
の上昇により上型インサート12を上方移動させ、これに
よりキャビティ13の容積を拡大し、溶融樹脂の充填後、
上型インサート12を降下させて溶融樹脂を所定形状に圧
縮成形する。 この試験的生産時に使用するゲート駒部材は、生産し
ようとするレンズの形状、即ちキャビティ13の形状に基
づいたものであり、図4の通り、生産しようとするレン
ズが周縁部の厚さが中央部の厚さよりも小さいプラスレ
ンズの場合には高さ寸法が大きくてゲート22の開口面積
を小さくするゲート駒部材23Aを使用し、図5の通り、
生産しようとするレンズが周縁部の厚さが中央部の厚さ
よりも大きいマイナスレンズの場合には高さ寸法が小さ
くてゲート22の開口面積を大きくするゲート駒部材23B
を使用し、プラスレンズ、マイナスレンズのいずれの場
合でもその度数が異なる各種レンズ毎に高さ寸法が僅か
ずつ異なるゲート駒部材を使用して試験的生産を行う。 なお、レンズ凸面またはレンズ凹面の後加工を前提に
した余裕のある肉厚さを有するセミフィニッシュレンズ
の場合は、マイナス、プラスの度数を問わずプラスレン
ズと同じ方法で試験的生産を行う。これにより、それぞ
れのレンズについて所定通りの高精度成形が可能になる
ゲート駒部材を選定し、そのゲート駒部材を使用して眼
鏡レンズの量産作業を行う。 また、図6に拡大されて示されているように、ランナ
ー21とスプルー20との接続部、具体的にはスプルー20の
中央部に直角に接続されているランナー21におけるスプ
ルー20側部分には、突起駒部材33,34がランナー21の内
方へ突出して配設され、これらの突起駒部材33,34がレ
ンズ成形用射出成形型の内部のランナー21とスプルー20
との接続部に設けられた突起部となっている。 前記上下の突起駒部材33,34は筒部材を半割りにした
もので、一方の突起駒部材33は下型1に設けられている
スプルーブッシュ6の上端に、他方の突起駒部材34は上
型2に設けられてエジェクトピン35を上下摺動自在に案
内するガイド部材36の下端にそれぞれはめ込まれて密接
嵌合されている。上型2が型締めシリンダで下型1から
型開きしているとき、これらの突起駒部材33,34をスプ
ルーブッシュ6、ガイド部材36から取り外すことがで
き、このため、突起駒部材33,34は下型1、上型2に対
して着脱自在となっている。 なお、このように突起駒部材33,34を着脱自在とする
構造はこれに限定されず、例えばスプルーブッシュ6、
ガイド部材36に上下に貫通させたボルトで突起駒部材3
3,34の取り付けを行い、このボルトによって突起駒部材
33,34を着脱自在としてもよい。 次に、レンズ成形用射出成形型を使用したプラスチッ
ク製眼鏡レンズ成形品の製造作業を説明する。この作業
で製造される眼鏡レンズ成形品50は、図7で示されてい
る通り、中央部の厚さが周縁部の厚さよりも大きいプラ
スレンズである。なお、レンズ成形品50には図8に示さ
れている後処理作業用の把手部51の存在が必要であるた
め、本実施形態では、レンズ成形用射出成形型のランナ
ー21とスプルー20の接続部には図1の紙面直角方向に延
びる空洞部27(図6参照)を形成している。 上型2が型締めシリンダで下型1に型締めされかつ上
型インサート12が寸開き用シリンダで所定量上昇してい
るとき、図1で示された射出ノズル19から溶融樹脂が射
出される。この溶融樹脂はスプルー20、ランナー21、ゲ
ート22を通って両方のキャビティ13に充填される。この
充填中、または充填後、上型インサート12は型締めシリ
ンダで下降してキャビティ13内の溶融樹脂を圧縮する。
これにより、両方のキャビティ13内の溶融樹脂の充填量
が不均一になっているときには溶融樹脂のバックフロー
によって均一化されるとともに、下型インサート11と上
型インサート12との表面形状が溶融樹脂に転写される。 キャビティ13内に充填された溶融樹脂が固化した後、
上型2は型締めシリンダで下型1から型開きし、この
後、図示しないエジェクト手段が作動して上型インサー
ト12およびエジェクトピン35が下降し、図7のレンズ成
形品50が突き出させる。 このレンズ成形品50は、キャビティ13で圧縮成形され
た眼鏡用メニスカスレンズである2個のレンズ部52と、
ランナー21で成形され前記レンズ部52を連結するランナ
ー成形部53と、スプルー20で成形され前記ランナー成形
部53と先部で接続されているスプルー成形部54と、ゲー
ト22で成形され前記レンズ部52とランナー成形部53との
間に介設されたゲート成形部55とを有し、ランナー成形
部53の中央部から図8で示された把手部51が延びてい
る。 そして、ランナー成形部53とスプルー成形部54との接
続部には、ランナー成形部53におけるスプルー成形部54
側の部分において、突起駒部材33,34による狭窄部56が
形成されている。 以上において、レンズ成形用射出成形型におけるゲー
ト22の開口はゲート駒部材23で狭められているため、キ
ャビティ13内の溶融樹脂で成形されるレンズ部52が周縁
部の厚さが中央部の厚みより小さいプラスレンズであっ
ても、キャビティ13内の溶融樹脂が上型インサート12で
圧縮されたときに生じる溶融樹脂のバックフローの量を
少なく抑えることができ、このため、レンズ部52の周縁
部は「ヒケ」による影響を受けずに形状精度良好に形成
される。 そして、このようにキャビティ13からの溶融樹脂のバ
ックフローが抑制されていても、本来体積の大きいラン
ナー成形部53とスプルー成形部54との接続部は小径化さ
れた狭窄部56になっていて、この部分の体積は小さくな
っているため、この部分に溶融樹脂が収縮して欠肉した
ボイドが発生することはない。 また、小径の狭窄部56は、ランナー成形部53とスプル
ー成形部54との接続部のうちの特にランナー成形部53に
おけるスプルー成形部54側の部分に設けられているた
め、狭窄部をスプルー成形部54におけるランナー成形部
53との交差部分に設けた場合と比べ、射出成形品50の全
体強度を大きくでき、この結果、射出成形品50の取り扱
い性を容易化できる。 図8は、射出成形品50についての後処理作業を行うた
めに使用する作業具60を示す。この作業具60は、バー部
材61と、このバー部材61に直角に結合された保持部材62
と、この保持部材62に並設され前記把手部51を摘んでレ
ンズ成形品50を吊り下げ支持する摘み部材63とを有し、
摘み部材63は一対の板ばねからなる。この作業具60にレ
ンズ成形品50が保持されるときには、それぞれのレンズ
成形品50のスプルー成形部54は切断除去されている。 図9は、レンズ成形品50の後処理作業である洗浄作業
とコーティング作業を行うための装置の概略を示す。こ
の装置70は、順番に並置された洗浄槽71〜73、乾燥槽7
4、ベースコート槽75、ベースコート炉76、トップコー
ト槽77、トップコート炉78を備える。洗浄槽71〜73には
市水や純水の洗浄液が収容され、乾燥槽74にはヒーター
が設置され、ベースコート槽75にはプライマーコート液
が収容され、ベースコート炉76にはヒーターが内蔵さ
れ、トップコート槽77にはハードコート液が収容され、
トップコート炉78にはヒーターが内蔵されている。これ
らの槽、炉にはY字状の一対の係止部材79が設けられて
いる。 また、この装置70は一対の平行なウォーキングビーム
80を備え、これらのウォーキングビーム80には係止部材
79と同じ間隔で凹欠部80Aが形成されている。ウォーキ
ングビーム80は駆動手段81に連結されており、この駆動
手段81で前進A、下降B、後退C、上昇Dの矩形運動を
繰り返す。一対のウォーキングビーム80の凹欠部80Aに
作業具60のバー部材61の両端を係止させてレンズ成形品
50を吊り下げた後、この矩形運動をウォーキングビーム
80が繰り返すことにより、レンズ成形品50は係止部材79
にバー部材61が受け渡されて順番に上記槽、炉に送り込
まれ、洗浄液による洗浄作業や、乾燥作業、コート液の
コーティング作業のそれぞれが施される。 これらの作業が行われているとき、前述した通り、レ
ンズ成形品50のランナー成形部53とスプルー成形部54と
の接続部には欠肉部であるボイドは発生していないた
め、窪み状のボイドが生じていたときにこのボイドに洗
浄液が溜まり、洗浄液とコート液との混合、反応による
白濁液が発生してこの白濁液がレンズ部52の表面にかか
るという問題が生じることはなく、レンズ部52の商品価
値を損なうことはない。 図10は、図5と同じゲート駒部材23Bを使用しながら
ゲート22の開口形状を変更できる実施形態を示してい
る。この実施形態ではゲート駒部材23Bと上下に対向し
ていてゲート形成部材となっている上型インサートガイ
ド10′の下面10′Aに切欠部25を形成し、これによって
ゲート22の開口面積を切欠部25が形成されていない上型
インサートガイド10を使用した時よりも大きくできるよ
うにしている。これによると、各種のゲート駒部材23と
上型インサートガイド10,10′とを組み合わせることに
より、一層多くのゲート22の開口面積を得られるととも
に、用意しなければならないゲート駒部材23の種類、個
数を削減することも可能になる。 また、図10の実施形態では、切欠部25はキャビティ13
に向かって拡大する形状になっているため、ゲート22か
らキャビティ13への溶融樹脂の流入性を良好とし、キャ
ビティ13への溶融樹脂の充填を確実なものにできる。 なお、前述した通り、上型2は、下型1と同様に、各
構成部材がボルトによって結合されて組立てられたもの
であるため、このボルトの取り外しによる分解によって
上型インサートガイド10と10′の交換作業を行える。そ
して、切欠部25の大きさが異なる各種の上型インサート
ガイドを予め用意し、これらを交換するようにしてもよ
い。 以上説明した実施形態ではゲート駒部材23の高さ寸法
によってゲート開口形状を変更させていたが、ゲート開
口形状を各種レンズ毎に適切なものに変更することは、
複数用意されるゲート駒部材23の図4、図5で示された
凸部23Cのゲート角度αを異ならせたり、図3の幅寸法
Wを異ならせたりすることによっても行える。図4では
ゲート角度αは45度であるが、0度〜70度の範囲が溶融
樹脂のキャビティ13への流入に好適である。 また、ゲート22はキャビティ13が複数ある場合には樹
脂の適正な分配上重要であり、各キャビティ13に樹脂が
均等に分配されることが高精度のレンズを得るための条
件の1つである。いかし、初期の射出段階では樹脂の粘
度等の物性の影響や射出成形型の精度により均等に分配
されない場合があり、若干のバックフローにより調整さ
れる場合があり、一方、過度のバックフローはその樹脂
の履歴を残したりすることがあるので、これの発生を防
止しなければならない。従って、ゲート22のくびれ部分
を形成する図4、図5で示したゲート駒部材23の凸部23
Cのゲート角度αは、適度なバックフローの発生を妨げ
ず、過度なバックフローの発生を防ぐ大きさに設定され
る。 また、図4で示すプラスレンズの成形の場合には、プ
ラスレンズの周縁部の厚さが小さく、周縁部が「ヒケ」
によって形状精度に影響を受けやすいので、図4のゲー
ト駒部材23Aによるゲート開口形状はマイナスレンズの
成形の場合に比較してバックフローが発生しにくい形状
になっていて、周縁部がバックフローの影響を受けずに
形成されるようになっている。図5のマイナスレンズの
成形の場合に、ゲート駒部材23Bによるゲート開口形状
をプラスレンズの成形の場合に比較してキャビティ13へ
の樹脂の流入が容易となる形状にしているのは、ウェル
ドマークの発生防止の効果を上げるためである。 図11は、中央部の厚さよりも周縁部の厚さが大きいマ
イナスレンズである眼鏡用メニスカスレンズを製造する
場合を示す。このときはレンズ成形用射出成形型にマイ
ナスレンズ成形用の下型インサート11′、上型インサー
ト12′が装着され、これらの間はマイナスレンズ成形用
キャビティ13′となっている。ゲート22に配置されたゲ
ート駒部材23′は、溶融樹脂のキャビティ13′への流入
の容易性、および上型インサート12′によるキャビティ
13′内の溶融樹脂の圧縮時において多量のバックフロー
を発生させることができるようにするため、前記ゲート
駒部材23よりも高さが小さくなっており、これによりゲ
ートの開口は拡大されている。 また、多量のバックフローが発生することから、ラン
ナー21とスプルー20との接続部にはレンズ成形品に狭窄
部を形成するための前記突起駒部材23,24は配置されて
いない。これにより、ランナー21とスプルー20との接続
部の体積を、マイナスレンズ成形時よりプラスレンズ成
形時の方を小さくしている。本実施形態では、これらの
突起駒部材23,24はレンズ成形用射出成形型に対して着
脱自在に設けられているため、突起駒部材23,24の取り
付け、取り外しを行うことにより、プラスレンズとマイ
ナスレンズの両方を同じ射出成形型で製造できることに
なる。 産業上の利用可能性 本発明によれば、ゲート駒部材の交換によってゲート
の開口形状を変更でき、各種レンズ毎に異なるゲートの
適切な開口形状を小さな部品の交換によって調べること
ができるため、試験的生産を低コストで行える。また、
眼鏡レンズのように中央部の厚さと周縁部の厚さの偏肉
差があるレンズ形状になっていても、これの影響を受け
ずにレンズを高精度成形できるようになる。 また、レンズ成形品のランナー成形部とスプルー成形
部との接続部には欠肉したボイドは発生せず、このた
め、このレンズ成形品に後処理作業として洗浄液による
洗浄作業とコート液によるコーティング作業を施して
も、洗浄液とコート液との混合による白濁液が生じてこ
の白濁液がレンズ部の表面にかかり商品価値を損なうと
いう問題が発生するのを防止できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/76

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性溶融樹脂をレンズ成形用射出成形
    型に形成されたレンズ成形用キャビティ内で固化させる
    ことにより所望のレンズ成形品を成形するレンズの製造
    方法であって、 前記レンズ成形用射出成形型に、前記レンズ形成用キャ
    ビティと、このキャビティに臨んで開口しキャビティ内
    への前記溶融樹脂の入口部となるゲートとを設け、 前記ゲートの開口形状を、周縁部の厚さが中心部の厚さ
    よりも大きいマイナスレンズ成形時と、周縁部の厚さが
    中心部の厚さよりも小さいプラスレンズ成形時とで異な
    らせてレンズ成形品を成形することを特徴とするレンズ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】クレーム1において、 前記レンズ成形品はメニスカス形状を有する眼鏡レンズ
    であって、 前記ゲートの開口面積を、前記マイナスレンズ成形時の
    方が前記プラスレンズ成形時よりも大きくすることを特
    徴とするレンズの製造方法。
  3. 【請求項3】クレーム1において、 前記ゲートにこのゲートの開口形状を決めるゲート駒部
    材を設け、 このゲート駒部材の幅寸法、ゲート角度、高さ寸法のゲ
    ート開口形状決定要素のうちの少なくとも1つを異なら
    せることにより、前記ゲートの内面と前記ゲート駒部材
    との間の隙間によるゲート開口形状を変更することを特
    徴とするレンズの製造方法。
  4. 【請求項4】熱可塑性溶融樹脂をレンズ成形用射出成形
    型に形成されたレンズ成形用キャビティ内で固化させる
    ことにより所望のレンズ成形品を成形し、このレンズ成
    形品に対して洗浄液による洗浄作業とコート液によるコ
    ーティング作業とを施すレンズの製造方法であって、 前記レンズ成形用射出成形型に、複数のレンズ成形用キ
    ャビティと、この各キャビティに臨んで開口しキャビテ
    ィ内への前記溶融樹脂の入口部となるゲートと、これら
    ゲートを通じて前記複数のキャビティを結ぶランナー
    と、このランナーに接続されたスプルーとを設け、 前記ゲートの開口形状を、周縁部の厚さが中心部の厚さ
    よりも大きいマイナスレンズ成形時と、周縁部の厚さが
    中心部の厚さよりも小さいプラスレンズ成形時とで異な
    らせるとともに、 前記ランナーとスプルーとの接続部の容積を、前記マイ
    ナスレンズ成形時より前記プラスレンズ成形時の方を小
    さくしてレンズ成形品を成形することを特徴とするレン
    ズの製造方法。
  5. 【請求項5】クレーム4において、 前記レンズ成形品はメニスカス形状を有する眼鏡レンズ
    であって、 前記ゲートの開口面積を、前記マイナスレンズ成形時の
    方が前記プラスレンズ成形時よりも大きくすることを特
    徴とするレンズの製造方法。
  6. 【請求項6】クレーム4において、 前記ゲートにこのゲートの開口形状を決めるゲート駒部
    材を設け、 このゲート駒部材の幅寸法、ゲート角度、高さ寸法のゲ
    ート開口形状決定要素のうちの少なくとも1つを異なら
    せることにより、前記ゲートの内面と前記ゲート駒部材
    との間の隙間によるゲート開口形状を変更することを特
    徴とするレンズの製造方法。
  7. 【請求項7】クレーム4において、 前記プラスレンズ成形時に前記ランナーの前記スプルー
    側部分に突記駒部材を挿入して、前記ランナーとスプル
    ーとの接続部の容積を、前記マイナスレンズ成形時より
    前記プラスレンズ成形時の方を小さくすることを特徴と
    するレンズの製造方法。
  8. 【請求項8】熱可塑性樹脂からなるレンズ成形品を成形
    するためのレンズ成形用射出成形型であって、 レンズ成形用キャビティと、このキャビティに臨んで開
    口するゲートとを有し、 前記ゲートには、このゲートの開口形状を決めるゲート
    駒部材が設けられているとともに、ゲート開口形状を異
    ならせる複数容易された前記ゲート駒部材が前記ゲート
    に交換自在に配置されることを特徴とするレンズ成形用
    射出成形型。
  9. 【請求項9】クレーム8において、 前記レンズ成形品はメニスカス形状を有する眼鏡レンズ
    であって、 前記複数用意されたゲート駒部材は、幅寸法、ゲート角
    度、高さ寸法のゲート開口形状決定要素のうちの少なく
    とも1つが異なり、このゲート開口形状決定要素によっ
    て前記ゲートの内面と前記ゲート駒部材との間の隙間に
    よる前記ゲート開口形状が変更されることを特徴とする
    レンズ成形用射出成形型。
  10. 【請求項10】クレーム8において、 前記ゲート駒部材と対向するゲート形成部材を備え、 このゲート形成部材には前記ゲート駒部材との対向部に
    切欠部が形成されたものと形成されていないものとの2
    種類あり、これらのゲート形成部材は交換自在になって
    いることを特徴とするレンズ成形用射出成形型。
  11. 【請求項11】洗浄液による洗浄作業とコート液のコー
    ティング作業とが施される熱可塑性樹脂からなるレンズ
    成形品を成形するためのレンズ成形用射出成形型であっ
    て、 レンズ部を成形する複数のレンズ成形用キャビティと、
    この各キャビティに臨んで開口するゲートと、これらゲ
    ートを通じて前記複数のキャビティを結ぶランナーと、
    このランナーに接続されたスプルーとを有し、 前記ゲートには、このゲートの開口形状を決めるゲート
    駒部材が設けられているとともに、ゲート開口形状を異
    ならせる複数用意された前記ゲート駒部材が前記ゲート
    に交換自在に配置され、 前記ランナーとスプルーとの接続部には、これらランナ
    ーおよびスプルーの少なくとも一方の内方に突出する突
    起部が設けられていることを特徴とするレンズ成形用射
    出成形型。
  12. 【請求項12】クレーム11において、 前記レンズ部はメニスカス形状を有する眼鏡レンズであ
    って、 前記複数用意されたゲート駒部材は幅寸法、ゲート角
    度、高さ寸法のゲート開口形状決定要素のうちの少なく
    とも1つが異なり、このゲート開口形状決定要素によっ
    て前記ゲートの内面と前記ゲート駒部材との間の隙間に
    よる前記ゲート開口形状が変更されることを特徴とする
    レンズ成形用射出成形型。
  13. 【請求項13】クレーム11において、 前記ゲート駒部材と対向するゲート形成部材を備え、 このゲート形成部材には前記ゲート駒部材との対向部に
    切欠部が形成されたものと形成されていないものとの2
    種類あり、これらのゲート形成部材は交換自在になって
    いることを特徴とするレンズ成形用射出成形型。
  14. 【請求項14】クレーム11において、前記突起部は着脱
    自在な突起駒部材で形成されていることを特徴とするレ
    ンズ成形用射出成形型。
  15. 【請求項15】レンズ成形用射出成形型のレンズ成形用
    キャビティで成形された複数のレンズ部と、前記レンズ
    成形用射出成形型のランナーで成形され前記レンズ部を
    連結するランナー成形部と、前記レンズ成形用射出成形
    型のスプルーで成形され前記ランナー成形部に接続され
    たスプルー成形部とを有し、洗浄液による洗浄作業とコ
    ート液によるコーティング作業とが施されるレンズ成形
    品において、 前記ランナー成形部と前記スプルー成形部との接続部に
    狭窄部が形成されていることを特徴とするレンズ成形
    品。
  16. 【請求項16】クレーム15において、前記狭窄部は、前
    記スプルー成形部に直角に接続されている前記ランナー
    成形部におけるスプルー成形部側の部分が小径化される
    ことにより形成されていることを特徴とするレンズ成形
    品。
  17. 【請求項17】クレーム15において、前記キャビティで
    成形される前記レンズ部は眼鏡用メニスカスレンズであ
    って中央部の厚さが周縁部の厚さよりも大きいことを特
    徴とするレンズ成形品。
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