JP3090393B2 - クレーン用補ジブの自動張り出し、格納方法および装置 - Google Patents

クレーン用補ジブの自動張り出し、格納方法および装置

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JP3090393B2 JP06052734A JP5273494A JP3090393B2 JP 3090393 B2 JP3090393 B2 JP 3090393B2 JP 06052734 A JP06052734 A JP 06052734A JP 5273494 A JP5273494 A JP 5273494A JP 3090393 B2 JP3090393 B2 JP 3090393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両搭載クレーンにお
けるブーム装置の補ジブ張り出し、格納方法および格納
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は車両搭載用クレーン(ラフテレン
クレーン)の走行姿勢の側面図であり、図2は平面図で
ある。車体1に搭載された、運転室3を備えた上部旋回
体2には、多段に伸縮するブーム4が起伏自在に装着さ
れており、走行姿勢においてはブーム4はほぼ水平かあ
るいは少し前傾している。このとき、ブーム4のトップ
ブーム5の先端に装着される補ジブ6はブーム4の側面
に並列に格納されている。作業時には図3に示すよう
に、補ジブ6をトップブーム5の先端に張り出し、ブー
ム4を任意に伸縮、起伏させて作業を行う。補ジブ6の
張り出し、格納方法については各種の方法があるが、一
例として特公平4−6640号公報がある。この提案に
よれば、格納されている補ジブを張り出す場合に、まず
格納ピンを抜き、つぎに補ジブを外側に振り出し、つぎ
に支点ピンを挿入し、つぎに伸長側セットピンをフリー
にし、つぎにブームを所定の起伏角にし、つぎに補ジブ
を支点ピンの軸芯とほぼ平行になる位置までチルトし、
つぎに補巻きウインチにより補ジブを回動させ、つぎに
連結ピンを挿入して張り出し作業が終了するようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法によれば、補ジブの回動を補巻きウインチを用いてワ
イヤによって行うようにしたため、事前に補巻きロープ
の掛け換えをしなければならず、準備に多くの工数と、
時間とを必要とする。また、補ジブの横方向への揺動、
支点ピンの挿入、伸長側セットピンのフリー化、およ
び、連結ピンの挿入は人手によるため、力が必要であ
り、ピン穴位置の確認等、作業が面倒で時間を要し、作
業者の疲労も大きい。また、誤操作による各部の干渉、
あるいは危険が発生する恐れもある。
【0004】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、ブーム装置の補ジブ張り出し、格納方法および
格納装置に係わり、特には、準備工数が少なく、人手作
業が少なくて、容易に、確実に、安全に、短時間で補ジ
ブの張り出し、格納操作が行えるクレーン用補ジブの自
動張り出し、格納方法および装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明に係るクレーン用補ジブの自動張り出し方法の第
1発明は、車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮する
ブームの先端に、ブームに着脱される回転ブラケット部
と、回転ブラケット部に起伏自在の補ジブを設け、回転
ブラケット部をブームに対して回動させることにより、
作業時には前記ブームの前方に張り出し、格納時には前
記ブームの側面に並設して格納する、補ジブ張り出し、
格納装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し、格納方
法において、補ジブの張り出し時に、 (a) トップブームが短縮位置にあることを検出手段が検
出した後、 (b) 横抱き装置を作動させ、ブームと補ジブとの間の
抱きシリンダの力により補ジブをを所定位置に横方向に
揺動させて振り出し、 (c) 補ジブが振り出し完了したことを検出手段が検出し
た後、 (d) 補ジブとブームとの並設時のブームの先端近傍側面
側と補ジブとを第1ロック装置で係合し、 (e)ブームの先端近傍側面側と補ジブとを係合し、第1
ロック装置がロック完了したことを検出手段が検出した
後、 (f)トップブームを所定の長さだけ伸長して横抱き装置
におけるブームと補ジブとの係合部を開放し、 (g) トップブームが所定量伸長完了したことを検出手段
が検出した後、 (h) ブームに対する旋回力により回転ブラケット部をブ
ームの前方に張り出し、 (i) 回転ブラケット部が張り出し回転完了したことを検
出手段が検出した後、 (j) 補ジブとブームとの並設時のブーム先端遠方側面側
と補ジブとを第2ロック装置で係合する。
【0006】第2発明は、車両に起伏自在に装着され、
多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱される回
転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の補ジ
ブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動させ
ることにより、作業時には前記ブームの前方に張り出
し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納する、
補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジブの
張り出し、格納方法において、補ジブの格納時に、 (a) トップブームがブームに対して所定量伸長完了した
ことを検出手段が検出した後、 (b) 補ジブとブームとの並設時のブーム先端遠方側面側
と補ジブとの第2ロック装置を離脱し、 (c) ブームの先端遠方側面側と補ジブとが離脱し、第2
ロック装置が解除完了したことを検出手段が検出した
後、 (d) ブームの前方に張り出している回転ブラケット部を
ブームに対する旋回力により回動し、 (e) 回転ブラケット部がブームに対して格納回転完了し
たことを検出手段が検出した後、 (f) トップブームを所定量短縮し、 (g) トップブームが短縮完了したことを検出手段が検出
した後、 (h) 並設時のブームの先端近傍側面側と補ジブとの第1
ロック装置を離脱し、 (i) ブームの先端近傍側面側と補ジブとが離脱し、第1
ロック装置の第1ロック解除完了したことを検出手段が
検出した後、 (j) 離脱後に横抱き装置を作動させブームと補ジブとの
間の横抱きシリンダの力により補ジブを横方向に揺動さ
せて所定位置に格納する。
【0007】第3発明は、車両に起伏自在に装着され、
多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱される回
転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の補ジ
ブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動させ
ることにより、作業時には前記ブームの前方に張り出
し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納する、
補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジブの
張り出し、格納方法において、補ジブの張り出し時に、 (a) ブームを所定量だけ起立した後に、 (b) トップブームが短縮位置にあることを検出手段が検
出した後、 (c) 横抱き装置を作動させ、ブームと補ジブとの間の
抱きシリンダの力により補ジブを所定位置に横方向に揺
動させて振り出し、 (d) 補ジブが振り出し完了したことを検出手段が検出し
た後、 (e) 補ジブとブームとの並設時のブームの先端近傍側面
側と補ジブとを第1ロック装置で係合し、 (f) ブームの先端近傍側面側と補ジブとを係合し、第1
ロック装置がロック完了したことを検出手段が検出した
後、 (g)トップブームを所定の長さだけ伸長して横抱き装置
におけるブームと補ジブとの係合部を開放し、 (h) トップブームが所定量伸長完了したことを検出手段
が検出した後、 (i) ブームに対する旋回力により回転ブラケット部をブ
ームの前方に張り出し、 (j) 回転ブラケット部が張り出し回転完了したことを検
出手段が検出した後、 (k) 補ジブとブームとの並設時のブーム先端遠方側面側
と補ジブとを第2ロック装置で係合する。
【0008】第4発明は、車両に起伏自在に装着され、
多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱される回
転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の補ジ
ブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動させ
ることにより、作業時には前記ブームの前方に張り出
し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納する、
補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジブの
張り出し、格納方法において、補ジブの格納時に、 (a) ブームを所定量だけ起立した後に、 (b) 補ジブを下方にチルトさせ、次に補ジブとブームと
の並設時のブーム先端遠方側面側と補ジブとの第2ロッ
ク装置を離脱し、 (c) 補ジブとブームとの並設時のブーム先端遠方側面側
と補ジブとが離脱し、第2ロック装置が解除完了したこ
とを検出手段が検出した後、 (d) ブームの前方に張り出している回転ブラケット部を
ブームに対する旋回力により回動し、 (e) 回転ブラケット部がブームに対して格納回転完了し
たことを検出手段が検出した後、 (f) トップブームを所定量短縮し、 (g) トップブームが短縮完了したことを検出手段が検出
した後、 (h) 並設時のブームの先端近傍側面側と補ジブとの第1
ロック装置を離脱し、 (i) ブームの先端近傍側面側と補ジブとが離脱し、第1
ロック装置の第1ロック解除完了したことを検出手段が
検出した後、 (j) 離脱後に横抱き装置を作動させブームと補ジブとの
間の横抱きシリンダの力により補ジブを横方向に揺動さ
せて所定位置に格納する。
【0009】第5発明は、車両に起伏自在に装着され、
多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱される回
転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の補ジ
ブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動させ
ることにより、作業時には前記ブームの前方に張り出
し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納する、
補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジブの
張り出し、格納方法において、補ジブの張り出し時に、 (a) トップブームが所定の短縮位置にあることを検出手
段が検出したのち、補ジブを横方向に揺動させて、補ジ
ブの基端部に装着された回転ブラケット部の後端の左右
方向の一側に設けられた溝と、前記トップブームの先端
の左右方向の一側に固着されたトップブームピンとの係
合作業を開始し、 (b) 回転ブラケットの溝とトップブームピンとが係合し
たことを検出手段が検出したのち、前記回転ブラケット
と前記トップブームピンとをロックし、 (c) 第1ロック装置のロックが完了したことを検出手段
が検出したのち、トップブームを伸長し、 (d) トップブームが予め定めた長さまで伸長したことを
検出手段が検出したのち、回転ブラケット部を張り出
し、 (e) 回転ブラケット部が予め定めた位置まで回転したこ
とを検出手段が検出したのち、トップブームの先端の左
右方向の他側と、回転ブラケット部の後端の左右方向の
他側とをピンによりロックする各工程を有する。
【0010】第6発明は、車両に起伏自在に装着され、
多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱される回
転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の補ジ
ブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動させ
ることにより、作業時には前記ブームの前方に張り出
し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納する、
補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジブの
張り出し、格納方法において、補ジブの格納時に、 (a) トップブームが予め定めた長さに到達したことを検
出手段が検出したのち、トップブームの先端の左右方向
の他側と、回転ブラケット部の後端の左右方向の他側と
をピンによりロックする第2ロック装置のロックを解除
し、 (b) 第2ロック装置のロック解除が完了したことを検出
手段が検出したのち、回転ブラケット部を格納し、 (c) 回転ブラケット部が予め定められた位置まで回転し
たことを検出手段が検出したのち、トップブームを短縮
し、 (d) トップブームが予め定められた位置まで短縮したこ
とを検出手段が検出したのち、トップブームの先端の左
右方向の一側に固着されたトップブームピンを、回転ブ
ラケット部の後端の左右方向の一側の溝に係合させてロ
ックする第1ロック装置のロックを解除し、 (e) 第1ロック装置のロック解除が完了したことを検出
手段が検出したのち、補ジブの格納を開始する各工程を
有する。
【0011】一方、クレーン用補ジブの自動張り出し、
格納装置は次の通り。即ち第7発明は、車両に起伏自在
に装着され、多段に伸縮するブームの先端に、ブームに
着脱される回転ブラケット部と、回転ブラケット部に起
伏自在の補ジブを設け、回転ブラケット部をブームに対
して回動させることにより、作業時には前記ブームの前
方に張り出し、格納時には前記ブームの側面に並設して
格納する、補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン
用補ジブの張り出し装置において、補ジブを横方向に揺
動する横抱き装置と、補ジブとトップブームとを離脱あ
るいは連結する回転ブラケット部と、トップブームと回
転ブラケット部とをロックする第1ロック装置および第
2ロック装置と、ブームに対して回転ブラケット部を回
転する回転装置と、ブームとトップブームとの位置を検
出する検出手段と、補ジブを横方向に揺動する横抱き装
置の位置を検出する検出手段と、トップブームと回転ブ
ラケット部とをロックおよびロック解除する第1ロック
装置および第2ロック装置のロックおよびロック解除を
検出する検出手段と、ブームに対して回転ブラケット部
を回転する回転装置の回転位置を検出する回転位置検出
手段と、からなる。
【0012】第8発明は、車両に起伏自在に装着され、
多段に伸縮するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱
される回転ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)
に起伏自在の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)
をブーム(4) に対して回動させることにより、作業時に
は前記ブーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブ
ーム(4) の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出
し、格納装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置
において、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(2
0)と、補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは
連結する回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と
回転ブラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(4
0)および第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回
転ブラケット部(30)を回転する回転装置(50)とからな
り、横抱き装置(20)が、補ジブ(6)の一位置に固着され
たピン(21)に係合する溝(23)を有し、ブーム(4) の一位
置に揺動自在に装着されたリンク(22)と、ブーム(4) と
リンク(22)とを連結する横抱きシリンダ(25)と、補ジブ
(6) の他位置に固着されたピン(26)に係合する溝(17)を
有し、ブーム(4) の他位置に固着されたブラケット(16)
と、ブラケット(16)に揺動自在に装着され、ピン(26)に
係合するフック(27)と、リンク(22)とフック(27)とを連
結するロッド(28)とを備えている。
【0013】第9発明は、車両に起伏自在に装着され、
多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱される回
転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の補ジ
ブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動させ
ることにより、作業時には前記ブームの前方に張り出
し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納する、
補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジブの
張り出し装置において、 補ジブを横方向に揺動する横抱
き装置と、補ジブとトップブームとを離脱あるいは連結
する回転ブラケット部と、トップブームと回転ブラケッ
ト部とをロックする第1ロック装置および第2ロック装
置と、ブームに対して回転ブラケット部を回転する回転
装置とからなり、回転ブラケット部が、その基端の左右
の一側に、トップブームの先端の左右の一側に垂直方向
に固着されたトップブームピンに係合する溝を備え、そ
の基端の左右の他側に、トップブームの先端の左右の他
側と垂直方向の連結ピンにより連結するピン穴を備え、
先端に補ジブを起伏自在に装着するピン穴を備え、上部
にブームに対して回転ブラケット部を回動する回転シリ
ンダ装着用のピンとを備えている。
【0014】第10発明は、車両に起伏自在に装着さ
れ、多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱され
る回転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の
補ジブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動
させることにより、作業時には前記ブームの前方に張り
出し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納す
る、補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジ
ブの張り出し装置において、補ジブを横方向に揺動する
横抱き装置と、補ジブとトップブームとを離脱あるいは
連結する回転ブラケット部と、トップブームと回転ブラ
ケット部とをロックする第1ロック装置および第2ロッ
ク装置と、ブームに対して回転ブラケット部を回転する
回転装置とからなり、第1ロック装置が、回転ブラケッ
ト部に揺動自在に装着され、トップブームピンを回転ブ
ラケット部の溝とともに挾持するロックリンクと、回転
ブラケット部に装着され、ロックリンクを作動する第1
ロックシリンダとを備えている。
【0015】第11発明は、車両に起伏自在に装着さ
れ、多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱され
る回転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の
補ジブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動
させることにより、作業時には前記ブームの前方に張り
出し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納す
る、補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジ
ブの張り出し装置において、補ジブを横方向に揺動する
横抱き装置と、補ジブとトップブームとを離脱ある いは
連結する回転ブラケット部と、トップブームと回転ブラ
ケット部とをロックする第1ロック装置および第2ロッ
ク装置と、ブームに対して回転ブラケット部を回転する
回転装置とからなり、回転装置が、回転ブラケット部の
後端部の上面に固着されたピンに、一端を回転自在に軸
着した第1レバーと、一端を第1レバーの他端に回転自
在に装着され、他端にトップブームに固着された回転支
持ピンに係合する溝を有する第2レバーと、第1レバー
と回転ブラケット部とを連結する回転シリンダとを備え
ている。
【0016】第12発明は、車両に起伏自在に装着さ
れ、多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱され
る回転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の
補ジブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動
させることにより、作業時には前記ブームの前方に張り
出し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納す
る、補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジ
ブの張り出し装置において、補ジブを横方向に揺動する
横抱き装置と、補ジブとトップブームとを離脱あるいは
連結する回転ブラケット部と、トップブームと回転ブラ
ケット部とをロックする第1ロック装置および第2ロッ
ク装置と、ブームに対して回転ブラケット部を回転する
回転装置とからなり、第2ロック装置が、トップブーム
と回転ブラケット部とを連結する上下2個の連結ピン
と、中央部を回転ブラケット部に揺動自在に軸着された
レバーと、レバーと回転ブラケット部とを連結する第2
ロックシリンダと、レバーの両端と連結ピンとを連結す
る2個のリンクとを備えている。
【0017】第13発明は、車両に起伏自在に装着さ
れ、多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱され
る回転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の
補ジブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動
させることにより、作業時には前記ブームの前方に張り
出し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納す
る、補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジ
ブの張り出し装置において、補ジブを横方向に揺動する
横抱き装置と、補ジブとトップブームとを離脱あるいは
連結する回転ブラケット部と、トップブームと回転ブラ
ケット部とをロックする第1ロック装置および第2ロッ
ク装置と、ブームに対して回転ブラケット部 を回転する
回転装置と、ブームとトップブームとの位置を検出する
検出手段と、補ジブを横方向に揺動する横抱き装置の位
置を検出する検出手段と、トップブームと回転ブラケッ
ト部とをロックおよびロック解除する第1ロック装置お
よび第2ロック装置のロックおよびロック解除を検出す
る検出手段と、ブームに対して回転ブラケット部を回転
する回転装置の回転位置を検出する回転位置検出手段
と、検出手段の検出結果を表示する表示手段を運転室内
に備えている。
【0018】第14発明は、車両に起伏自在に装着さ
れ、多段に伸縮するブームの先端に、ブームに着脱され
る回転ブラケット部と、回転ブラケット部に起伏自在の
補ジブを設け、回転ブラケット部をブームに対して回動
させることにより、作業時には前記ブームの前方に張り
出し、格納時には前記ブームの側面に並設して格納す
る、補ジブ張り出し、格納装置を備えたクレーン用補ジ
ブの張り出し装置において、補ジブの起伏操作を行うチ
ルトレバーと、チルトレバーにより操作される方向切換
弁と、チルト操作回路と、横抱き操作回路との切り換え
を行う第1電磁切換弁と、横抱きシリンダ用電磁操作弁
と、チルト操作回路と、第1ロック、第2ロック、およ
び回転操作回路との切り換えを行う第2電磁切換弁と、
第1ロックシリンダ用電磁操作弁と、第2ロックシリン
ダ用電磁操作弁と、回転シリンダ用電磁操作弁とを備え
ている。
【0019】第15発明は、第14発明のクレーン用補
ジブの自動張り出し、格納装置において、チルトレバー
により操作される方向切換弁と、横抱きシリンダ用電磁
操作弁とを接続する回路の一方に、および、チルトレバ
ーにより操作される方向切換弁と、第2ロックシリンダ
用電磁操作弁とを接続する回路の一方に、一方向弁を介
装している。
【0020】第16発明は、第14発明のクレーン用補
ジブの自動張り出し、格納装置において、第1ロックシ
リンダ用電磁操作弁と、回転シリンダ用電磁操作弁と、
第2ロックシリンダ用電磁操作弁と、第2電磁切換弁と
を、回転ブラケットに装着している。
【0021】第17発明は、第14発明又は第16発明
のクレーン用補ジブの自動張り出し、格納装置におい
て、第1ロックシリンダ用電磁操作弁と、回転シリンダ
用電磁操作弁と、第2ロックシリンダ用電磁操作弁と、
第2電磁切換弁とを、シリーズ回路により接続してい
る。
【0022】
【作用】上記構成によれば、クレーン用補ジブの張り出
し、格納装置に、回転ブラケット部と、油圧装置により
作動される、補ジブを横方向に揺動する横抱き装置と、
トップブームと回転ブラケット部とをロックする第1、
第2ロック装置と、回転ブラケット部の回転装置とを設
けた。そして、それぞれの作動完了を検出するリミット
スイッチを設け、チルト用油圧回路と、張り出し、格納
操作用油圧回路との切換を行う電磁切換弁、および、そ
れぞれの油圧シリンダ用の電磁操作弁と接続し、順次切
り換えることにより補ジブの張り出し、格納作業を行う
ようにしたため、張り出し、格納操作は自動的に行われ
る。また、運転室に張り出し、格納操作の切換スイッチ
と、作動検出結果の表示手段とを設けたため、運転室に
おいてオペレータが検出結果を確認しながら、切換スイ
ッチと、チルトレバーとを操作することにより、張り出
し、および、格納操作を行うことができる。
【0023】補ジブの格納状態からの張り出し操作で
は、補ジブのブームから離れる横方向への揺動操作を行
なうと、続いて第1ロック装置がロック作動し、つぎ
に、オペレータがトップブームの伸長を所定量行うと、
続いて回転ブラケット部が張り出し回転し、続いて第2
ロック装置がロック作動するという操作が、自動的に行
われる。補ジブの張り出し状態からの格納操作では、ト
ップブームを所定の長さにすると、続いて第2ロック装
置がロック解除作動し、続いて回転ブラケット部が格納
回転し、つぎに、オペレータがトップブームを短縮する
と、続いて第1ロック装置がロック解除作動し、続いて
補ジブの格納作動をするという操作が、自動的に行われ
る。
【0024】また、チルト操作油圧回路上に、張り出
し、格納回路との切換弁を介装し、横抱きシリンダ用操
作弁とチルト用の方向切換弁との間に、一方向弁を設け
たため、チルトレバーでで張り出し、格納操作が可能で
ある。さらに、チルトレバーを一方向に操作して、張り
出し、格納作動が行えるので、操作上安全が増大してい
る。さらに、回転装置、第1、および第2ロック装置の
電磁弁をブームと回転ブラケット部の旋回する先端側の
回転ブラケット部に装着したため、油圧ホースのリール
が2個のみとなり、回転ブラケット部における油圧配管
が少なくなっている。さらにまた、ブームを所定の角度
起立させ、補ジブをチルトさせた場合、ブームを所定量
の角度起立させたままで自動的に張出が行えるので狭い
道路等での張り出しが容易に、安全に行える。
【0025】
【実施例】以下に、本発明に係るクレーン用補ジブの自
動張り出し、格納方法および装置の実施例について、図
面を参照して詳述する。図4は本発明の自動張り出し、
格納装置10を用いた車両搭載クレーンの平面図であ
り、車体1に旋回自在に搭載された、運転室3を備えた
上部旋回体2には、伸縮自在な多段ブーム4が起伏自在
に装着されている。本図は走行状態を示し、側面から見
た走行姿勢においてはブーム4はほぼ水平かあるいは少
し前傾している。自動張り出し、格納装置10は、補ジ
ブ6とトップブーム5とを離脱あるいは連結する回転ブ
ラケット部30と、油圧装置により作動される、補ジブ
6を横方向に揺動する横抱き装置20と、トップブーム
5と回転ブラケット部30とをロックする第1ロック装
置40および第2ロック装置60と、ブーム4に対して
回転ブラケット部30を回転する回転装置50から構成
されている。
【0026】ブーム4のトップブーム5の先端に、回転
ブラケット部30を介して装着される補ジブ6は、走行
状態においてはブーム4に並設して格納され、格納ピン
7によりブーム4に固定されている。この格納時には、
横抱き装置20に支持されている。また、ブーム4に固
設されたブラケット4aにより保持されている。このブ
ラケット4aには、好ましくは張り出しが容易に行われ
るように摺動抵抗を低減する図示しないローラ、軸受け
等が付設されている。張り出し時には、補ジブ6は横抱
き装置20により2点鎖線に示すように、横方向(図示
のW方向)に揺動する。すなわち、振り出すようになっ
ている。
【0027】図5は横抱き装置20の構成を示す平面図
であり、図5は補ジブ6を図4の2点鎖線のように振り
出し、トップブーム5を所定の長さだけ伸長してブーム
4と補ジブ6との後述する係合部を解放し、回転ブラケ
ット部30とともに補ジブ6を回転可能な状態にした場
合を示している。振り出しは横抱き装置20の後述する
油圧シリンダ25の収縮により行われる。ブーム4の一
位置(図示の上側)には溝15を有するブラケット14
が固着され、このブラケット14には横抱きシリンダ2
5のボトム側が装着されている。また、ブラケット14
には、補ジブ6の一位置に固着された係止ピン21に係
合する溝23を一端に有するレバー22が、中央部をピ
ン24により揺動自在に装着されている。レバー22の
他端22aは横抱きシリンダ25のロッド側に装着さ
れ、レバー22とブーム4とを横抱きシリンダ25によ
り連結している。
【0028】ブーム4の他位置(図示の下側)には、溝
17を有するブラケット16が固着されている。このブ
ラケット16には係止ピン26に係合するフック27が
ピン16aにより揺動自在に装着されている。レバー2
2の他端22aとフック27とはロッド28により連結
されている。この張り出し時の状態では、補ジブ6は回
転ブラケット部30の後述する溝31a、31bが第1
ロック装置40のトップブームピン11に係合して保持
されている。
【0029】図5の状態でトップブーム5を所定の長さ
だけ短縮すると、図6に示すように補ジブ6はX矢印方
向に平行に移動し、ピン21はレバー22の溝23に係
合し、ピン26はブラケット16の溝17に係合する。
この図6の状態は横抱き装置20の横抱きシリンダ25
のE方向の収縮により補ジブ6は振り出しのみが行われ
たのを示している。また、この状態は格納可能な状態で
ある。図6の状態で横抱きシリンダ25を伸長(E方向
の反対方向)すると、図7に示すように、レバー22は
ピン24を中心として回動し、補ジブ6はピン26を中
心として揺動してブーム4側に引き寄せられ、ピン21
はブラケット14の溝15に係合し、フック27もロッ
ド28によって揺動してピン26を固定する。この状態
が格納状態である。この格納状態で図4に示すようにピ
ン7を挿入することにより安全な走行状態にすることが
できる。
【0030】図8は回転ブラケット部30の平面図であ
り、図9は図8の矢印Aより見た一側の側面図であり、
図10は矢印Bより見た他側の側面図であり、いずれ
も、補ジブ6をトップブーム5の前方に張り出した状態
を示している。トップブーム5の先端の左右方向の一
側、即ち、補ジブ6とブーム4との並設時のブーム先端
近傍側面側にはトップブームピン11と、回転支持ピン
12とが固着されており、他側、即ち、補ジブ6とブー
ム4との並設時のブーム先端遠方側面側には上下にピン
穴13a、13bが穿設されている。回転ブラケット部
30の一側側面(図9、補ジブ6とブーム4との並設時
のブーム先端近傍側面側)には第1ロック装置40が装
着されており、上面(図8)には回転装置50が装着さ
れており、他側側面(図10、補ジブ6とブーム4との
並設時のブーム先端遠方側面側)には第2ロック装置6
0が装着されている。図11は回転ブラケット部30の
斜視図、図12は回転装置50の斜視図、図13は第1
ロック装置40の斜視図である。
【0031】以下に各装置の詳細を説明する。回転ブラ
ケット部30は図11に示すように、後端側の左右方向
の一側にはトップブームピン11に係合する溝31a、
31bが設けられ、他側にはトップブーム5のピン穴1
3a、13bに適合するピン穴32a、32bが設けら
れている。また、先端側には図9に示すように補ジブ6
がピン30aにより起伏自在に装着され、下部にはブラ
ケット30bが設けられ、ブラケット30bに装着され
たピン30cには補ジブ6を起伏自在に作動させるチル
トシリンダ8が装着されている。上部にはブーム4に対
して回転ブラケット部30をトップブームピン11を中
心として回動する回転シリンダ55装着用のピン34を
備えている。
【0032】第1ロック装置40については、図9と、
図13、図14および図15により合わせて説明する。
回転ブラケット部30の後端側の一側側面に固着された
ブラケット32には、トップブームピン11に係合する
凹部42を有するロックリンク41がピン43を中心と
して揺動自在に軸着されている。第1ロックシリンダ4
4のロッド部はロックリンク41に、第1ロックシリン
ダ44のボトム部は回転ブラケット部30に接続され、
ロックリンク41は第1ロックシリンダ44により回転
ブラケット部30と連結されている。第1ロックシリン
ダ44を短縮すると図14に示すロック解除となり、第
1ロックシリンダ44を伸長するとロックリンク41は
図15に示すようにピン43を中心として揺動し、凹部
42はトップブーム5のトップブームピン11に係合
し、回転ブラケット部30の溝31a、31bとともに
トップブームピン11を挾持してロックする。
【0033】回転装置50は図8、図12、図16およ
び図17に示すように、回転ブラケット部30の後端側
の一側近傍に固着されたピン33に第1レバー51の一
端51aを回転自在に軸着する。第1レバー51の他端
51bには第2レバー52の一端52aを回転自在に軸
着する。第2レバー52の他端にはトップブーム5に固
着された回転支持ピン12に係合する溝53を設ける。
第1レバー51と第2レバー52とはばね54により連
結する。トップブーム5には、第2レバー52の溝53
が旋回時に所定の位置以外ではピン12から外れないよ
うに抜け止め板5jが固設されている。回転ブラケット
部30に固着されたピン34と第1レバー51の中央部
とを、回転シリンダ55により連結する。回転シリンダ
55を伸縮すると回転ブラケット部30は、トップブー
ムピン11を中心として回転する。
【0034】図8は回転シリンダ55を伸長し、張り出
し回転を完了した状態を示し、図16は回転シリンダ5
5を短縮し、格納回転完了した状態を示す。補ジブ格納
時には図7に示すように、横抱き装置20により補ジブ
6をブーム4に平行にするが、その場合には、図14お
よび図17に示すように、第1ロック装置40のロック
リンク41は開いてロック解除し、回転ブラケット部3
0の溝31a、31bはトップブームピン11から離脱
し、第2レバー52の溝53もトップブーム5の回転支
持ピン12から同時に離脱する。このとき、第2レバー
52の溝53は抜け止め板5jに干渉しない方向に収縮
する。
【0035】第2ロック装置60は図10に示す。図1
0はロック状態を示しており、回転ブラケット部30の
ピン穴32a、32bと、トップブーム5のピン穴13
a、13bとは連結ピン61a、61bにより連結(ロ
ック)されている。回転ブラケット部30にはレバー6
2が中央部のピン62aを中心として回転自在に軸着さ
れており、レバー62の一端62bはリンク63aを介
して連結ピン61aと、また、レバー62の他端62c
はリンク63bを介して連結ピン61bと連結してい
る。レバー62の他端側の端部62dと回転ブラケット
部30とは第2ロックシリンダ64により連結されてお
り、第2ロックシリンダ64を伸長することにより図1
0のように、レバー62が中央部のピン62aを中心と
して回動してロック状態となり、短縮することにより図
18に示すように、連結ピン61a、61bはトップブ
ーム5のピン穴13a、13bから抜け出し、ロック解
除状態になる。レバー62の他端近傍にはロックピン6
5が設けられており、図10に示すようなロック状態に
おいて、ロックピン65を挿入してレバー62の回動を
停止し、連結ピン61a、61bがトップブーム5のピ
ン穴13a、13bから抜け出さないようにロックす
る。これにより、補ジブ6がブーム4の先端に張り出さ
れて固定され、吊り荷作業が安全に行われる。
【0036】図19は本発明の補ジブの自動張り出し、
格納装置の油圧回路図であり、70は運転室3に備えら
れたチルトレバー、71はチルトレバー70によりパイ
ロット操作される方向切換弁、72は油圧ポンプ、7
3、74はリール、8は補ジブ6の起伏のチルトシリン
ダである。一方の方向切換弁71からチルトシリンダ8
へのチルト操作回路75上には、順次に、第1電磁切換
弁77と、リール74と、第2電磁切換弁82と、カウ
ンタバランス弁86が配設されている。他方のチルト操
作回路76上には、順次に、リール73と、パイロット
操作逆止弁87が配設されている。
【0037】第1電磁切換弁77は油圧ポンプ72から
の圧油をチルト操作回路へ、又は、横抱き操作回路への
切り換えを行い、チルト操作回路では次のリール74へ
行き、横抱き操作回路では、横抱きシリンダの伸縮の切
り換えを行う電磁操作弁78を介して横抱きシリンダ2
5へ行く。また、電磁操作弁78と他方のチルト操作回
路76とは戻り回路80により接続され、回路80には
一方向弁81が介装されている。これにより、横抱きシ
リンダ25からの戻りの油は戻り回路80、他方のチル
ト操作回路76を経てタンク88に戻る。
【0038】第2電磁切換弁82は油圧ポンプ72から
の圧油をチルト操作回路へ、又は、第1ロック装置4
0、回転装置50、若しくは、第2ロック装置60用の
回路への切り換えを行い、チルト操作回路では次のカウ
ンタバランス弁86へ行き、他の回路では順次、第1ロ
ック装置40の第1ロックシリンダ44用の電磁操作弁
85、回転装置50の回転シリンダ55用の電磁操作弁
84、若しくは、第2ロック装置60の第2ロックシリ
ンダ64用の電磁操作弁83へとシリーズ回路で行く。
また、第2ロックシリンダ64用の電磁操作弁83と他
方のチルト操作回路76とは回路89により接続され、
回路89には一方向弁81aが介装されている。
【0039】チルト操作回路75上に第1、第2電磁切
換弁77、82を介装し、チルト操作回路75と電磁操
作弁78との接続回路80上に一方向弁81を介装した
ため、第1、第2電磁切換弁77、82がイ位置にある
場合には、チルトレバー70を操作し、方向切換弁71
を切り換えてチルトシリンダ8を伸縮し、補ジブ6を起
伏する。第1電磁切換弁77をロ位置に切り換え、方向
切換弁71をイ位置にすると横抱き操作回路に圧油が供
給され、電磁操作弁78を操作することにより横抱きシ
リンダ25は伸縮して、補ジブ6の張り出し、格納を行
う。またこのとき、方向切換弁71をハ位置に切り換え
た場合には作動しないので、チルトレバー70を一方向
に操作して、補ジブ6の張り出し、格納が行える。
【0040】同様に、第2電磁切換弁82をロ位置に切
り換え、方向切換弁71をイ位置にすると第1ロック、
第2ロックおよび回転操作回路に圧油が供給され、電磁
操作弁83、84、85を操作することにより、それぞ
れ第2ロックシリンダ64、回転シリンダ55、第1ロ
ックシリンダ44が伸縮する。このとき、電磁操作弁8
3、84、85を順次操作することにより、補ジブ6の
第1ロック、回転、第2ロックが順次自動的に行える。
またこのときも同様に、方向切換弁71をハ位置に切り
換えた場合には作動しないので、チルトレバー70を一
方向に操作して、補ジブ6の張り出し、格納が行える。
【0041】本案においては、図19で示す第2電磁切
換弁82と、電磁操作弁83、84および85とを回転
ブラケット部30に装着したために、油圧ホース用のリ
ールは73、74の2個のみですみ、また、回転ブラケ
ット部30における配管の本数が少なくてすむ。
【0042】図20は本発明の補ジブの自動張り出し、
格納装置の電気配線図である。図20において、運転室
3には張り出し、格納用の切り換えを行う切換スイッチ
90が設けられており、イ位置は張り出し作業時の位
置、ロ位置は格納作業時の位置である。91a、91b
は、張り出し作業時のブーム4に対するトップブーム5
の位置を検出するトップブーム5の伸縮位置検出用のリ
ミットスイッチであり、91aは図5に示すトップブー
ム5が所定量伸長完了したことを検出し、91bは図6
に示すトップブーム5が所定量縮小完了したことを検出
する。92a、92bは、格納作業時(ブーム4に対す
るトップブーム5の位置でピン21、26の抜けしろ量
を検出)のトップブーム5の伸縮位置検出用のリミット
スイッチである。92aは図5に示すトップブーム5が
所定量伸長完了したことを検出し、92bは図6に示す
トップブーム5が所定量縮小完了したことを検出する。
【0043】93a、93bは、横抱き装置20による
補ジブ6の振り出し位置検出用のリミットスイッチであ
り、93aは図6に示す振り出し完了状態、すなわち、
図16に示すトップブームピン11と溝31a、31b
との係合したことを検出し、93bは図7に示す格納完
了状態、すなわち、図17に示すトップブームピン11
と溝31a、31bとが係合が解除したことを検出す
る。94a、94bは、第2ロック装置60のロック、
およびロック解除位置検出用のリミットスイッチであ
り、94aは図10に示すロック完了したことを検出
し、94bは図17に示すロック解除完了したことを検
出する。
【0044】95a、95bは、回転装置50の張り出
し回転、および格納回転位置検出用のリミットスイッチ
であり、95aは図8に示す張り出し回転完了したこと
を検出し、95bは図16に示す格納回転完了したこと
を検出する。96a、96bは、第1ロック装置40の
ロック、およびロック解除位置検出用のリミットスイッ
チであり、96aは図15に示すロック完了したことを
検出し、96bは図14に示すロック解除完了したこと
を検出する。
【0045】97a、97b、97c、97dは運転室
3内に設けられた検出結果表示手段であるパイロットラ
ンプである。パイロットランプ97aは、補ジブ張り出
し時に、トップブーム5が短縮完了し、横抱き装置20
が振り出し完了し、第1ロツク装置40がロック完了す
ると点灯する。パイロットランプ97bは、補ジブ張り
出し時に、トップブーム5が伸長完了し、回転ブラケッ
ト部30が張り出し回転完了し、第2ロック装置60が
ロック完了すると点灯する。パイロットランプ97c
は、補ジブ格納時に、トップブーム5が伸長完了し、第
2ロック装置60がロック解除完了し、回転ブラケット
部30が格納回転完了すると点灯する。パイロットラン
プ97dは、補ジブ格納時に、トップブーム5が短縮完
了し、第1ロック装置40がロック解除完了し、横抱き
装置20が格納完了すると点灯する。98はダイオード
である。
【0046】図21、図22は本発明の補ジブの自動張
り出し、格納装置のリミットスイッチの取り付けの一例
を示す図である。図21、図22ではブーム4に対する
トップブーム5の位置を、さらに、図22では補ジブ6
の張り出し、格納を検出するリミットスイッチの取り付
けを示している。他のリミットスイッチも同様に該当す
る制御部材の近傍に配置されている。
【0047】図21において、トップブーム5の伸長位
置検出用のリミットスイッチ91a、92aであり、リ
ミットスイッチ91a、92aはブーム4に装着され、
トップブーム5のブラケット5mの位置を検出して、ト
ップブーム5が所定位置に伸長したのを検出している。
また、このとき、リミットスイッチ91a、92aを逆
にトップブーム5に、ブラケット5mをブーム4に装着
しても良い。図22において、トップブーム5の縮小位
置検出用のリミットスイッチ91b、92bであり、リ
ミットスイッチ91b、92bはブーム4に固設された
ブラケット16(図5に示す)に装着され、係止ピン2
6の位置を検出している。また、補ジブ6の格納の終了
を検出する振り出し位置検出用のリミットスイッチ93
bと、補ジブ6の横抱きから張り出しへの移動終了を検
出する振り出し位置検出用のリミットスイッチ93aと
は、ブーム4に固設されたブラケット14に装着され、
ロッド28の移動位置を検出している。この場合に、横
抱きシリンダ25の移動位置を検出しても良い。なお、
上記において、位置検出にリミットスイッチを用いた
が、シリンダのロッドに位置を検出する位置検出付きの
シリンダを用いても良い。
【0048】つぎに、補ジブ張り出し方法について、図
23に示すフローチャートにしたがって、図4、図1
9、図20を用いて説明する。 (1)ステップ101で、オペレータは格納ピン7(図
4に示す)を取り外す。 (2)ステップ102で、オペレータは切換スイッチ9
0(図20に示す)をイの張り出し位置に切り換える。 (3)ステップ103で、オペレータはチルトレバー7
0(図19に示す)を操作して方向切換弁71をイ位置
に切り換える。 (4)ステップ104で、リミットスイッチ91bはト
ップブーム5が短縮位置にあることを検出し、第1電磁
切換弁77をロ位置に、および電磁操作弁78をイ位置
に切り換えて横抱き装置20の横抱きシリンダ25を作
動させ、補ジブ6を振り出す(図4のW方向)。これに
より、トップブームピン11と回転ブラケット部30の
溝31a、31bとは係合し、トップブーム5の回転支
持ピン12と回転装置50の第2レバー52の溝53と
は係合する。 (5)ステップ105で、リミットスイッチ93aは補
ジブ6が振り出し完了したことを検出し、第1電磁切換
弁77をイ位置に、また、電磁切換弁78をロ位置に戻
して横抱きシリンダ25を停止する。また、第2電磁切
換弁82をロ位置に、および電磁操作弁85をイ位置に
切り換えて第1ロック装置40の第1ロックシリンダ4
4を作動させ、トップブームピン11をロックする。 (6)ステップ106で、リミットスイッチ96aは第
1ロック装置40がロック完了したことを検出し、電磁
操作弁85をロ位置に戻すとともに、パイロットランプ
97aを点灯させる。
【0049】(7)ステップ107で、オペレータはパ
イロットランプ97aの点灯を確認し、図示しないブー
ム用バルブを切り換え、レバー22の溝23から係止ピ
ン21が抜ける位置まで所定量トップブーム5を伸長さ
せる。この時、パイロットランプ97aは一度消灯し、
所定位置に達すると再び点灯する。 (8)ステップ108で、リミットスイッチ91aはト
ップブーム5が伸長完了したことを検出し、電磁操作弁
84をイ位置に切り換えて回転装置50の回転シリンダ
55を作動させ、回転ブラケット部30を張り出し回転
させる。 (9)ステップ109で、リミットスイッチ95aは回
転ブラケット部30が張り出し回転完了したことを検出
し、電磁操作弁83を切り換えて第2ロック装置60の
第2ロックシリンダ64を作動させ、トップブーム5と
回転ブラケット部30とに、連結ピン61aをピン穴1
3aに、連結ピン61bをピン穴13bに挿入しロック
する。 (10)ステップ110で、リミットスイッチ94aは
第2ロック装置60がロック完了したことを検出し、パ
イロットランプ97bを点灯する。 (11)ステップ111で、オペレータはパイロットラ
ンプ97bの点灯を確認し、チルトレバー70を戻し、
第2ロック装置60のロックピン65(図10に示す)
を装着する。フローチャ−ト中の2重に囲った部分は自
動的に作動する部分である。なお、各シリンダの動きの
速さの制御および動作、停止はチルトレバー70により
行われる。
【0050】なお、上記実施例においては、リミットス
イッチ91bがトップブーム5が短縮位置にあることを
検出し、横抱きシリンダ25の張り出しにより補ジブ6
を揺動させ、トップブームピン11と回転ブラケット部
30の溝31a、31bを係合させたが、まず、トップ
ブーム5をトップブームピン11と回転ブラケット部3
0の溝31a、31bが係合する位置まで所定量伸長さ
せた後に、横抱きシリンダ25の張り出しにより補ジブ
6を揺動させて係合させ、その後に、再度レバー22の
溝23から係止ピン21が抜ける位置まで所定量トップ
ブーム5を伸長させても良い。これにより、係合位置が
正確になり係合が確実になる。
【0051】さらに、上記実施例では、レバー22の溝
23から係止ピン21が抜ける位置まで所定量だけトッ
プブーム5を伸長させたが、トップブーム5をその位置
に停止しておき、レバー22側を、スライドあるいは揺
動させて係止を外しても良い。
【0052】以上の説明を纏めると、補ジブの張り出し
時には、ブーム4と補ジブ6との間の横抱きシリンダ2
5の力により補ジブ6を所定位置に横方向に揺動させて
張り出し、この張り出し後に、補ジブ6とブーム4との
並設時のブーム4の先端近傍側面側と補ジブ6とを第1
ロック装置40で係合し、次に、ブーム4に対する回転
装置50の回転シリンダ55の旋回力により回転ブラケ
ット部30をブーム4の前方に張り出し、補ジブ6とブ
ーム4との並設時のブーム4の先端遠方側面側と補ジブ
6とを第2ロック装置60で係合する。
【0053】つぎに補ジブ格納方法について、図24の
フローチャートにしたがって説明する。 (1)ステップ201で、オペレータは第2ロック装置
60のロックピン65を取り外す。 (2)ステップ202で、オペレータは切換スイッチ9
0(図20に示す)をロの格納位置に切り換える。 (3)ステップ203で、オペレータはチルトレバー7
0(図19に示す)を張り出しと同じ方向に操作して方
向切換弁71をイ位置に切り換える。 (4)ステップ204で、リミットスイッチ92aはト
ップブーム5が伸長位置にあることを確認し、第2電磁
切換弁82をロの位置に、および電磁操作弁83をハの
位置に切り換えて第2ロック装置60の第2ロックシリ
ンダ64を縮小作動させ、トップブーム5と回転ブラケ
ット部30との連結ピン61a、61bをピン穴13
a、13bから抜き、ロックを解除する。 (5)ステップ205で、リミットスイッチ9bは第
2ロック装置60が解除完了したことを検出し、電磁操
作弁84をハの位置に切り換えて回転装置50の回転シ
リンダ55を縮小作動させ、回転ブラケット部30を格
納回転させる。
【0054】(6)ステップ206で、リミットスイッ
チ95bは格納回転が完了したことを検出し、パイロッ
トランプ97cを点灯させる。 (7)ステップ207で、オペレータはパイロットラン
プ97cが点灯したことを確認し、図示しないブーム用
の切換弁を切り換えてトップブーム5を所定量短縮す
る。このとき、パイロットランプ97cは一度消灯し、
所定位置に達すると再び点灯する。 (8)ステップ208で、リミットスイッチ92bはト
ップブーム5が短縮完了したことを検出し、電磁操作弁
85をハ位置に切り換えて第1ロック装置40の第1ロ
ックシリンダ44を縮小作動させ、トップブームピン1
1のロックを解除する。 (9)ステップ209で、リミットスイッチ96bは第
1ロック解除完了したことを検出し、第1電磁切換弁7
7をロ位置に、および電磁操作弁78をハ位置に切り換
えて横抱き装置20の横抱きシリンダ25を伸長作動さ
せ、補ジブ6を格納する。 (10)ステップ210で、リミットスイッチ93bは
補ジブ6が格納完了したことを検出し、パイロットラン
プ97dを点灯する。 (11)ステップ211で、オペレータはパイロットラ
ンプ97dが点灯したことを確認し、チルトレバー70
を戻し、格納ピン7(図4に示す)を装着する。
【0055】以上の説明を纏めると、補ジブの格納時に
は、ブーム4と補ジブ6との並設時のブーム4の先端遠
方側面側と補ジブ6との第2ロック装置60を離脱し、
次にブーム4の前方に張り出している回転ブラケット部
30をブーム4に対する回転装置50の回転シリンダ5
5の旋回力により回動し、所定位置への回動後に補ジブ
6とブーム4との並設時のブーム4の先端近傍側面側と
補ジブ6との第1ロック装置40を離脱し、離脱後にブ
ーム4と補ジブ6との間の横抱きシリンダ25の力によ
り補ジブ6を横方向に揺動させて所定位置に格納する。
【0056】以上において、狭隘な場所で補ジブ6の張
り出しの一例として、ブーム4を所定量だけ起立した後
に、ブーム4と補ジブ6との間の横抱きシリンダ25の
力により補ジブ6を所定位置に横方向に揺動させて張り
出し、補ジブとブームとの並設時のブーム4の先端近傍
側面側と補ジブ6とを第1ロック装置40で係合し、次
に補ジブ6をチルトシリンダ8の縮小により下方にチル
トさせ、さらに、ブーム4に対する回転装置50の回転
シリンダ55の旋回力により回転ブラケット部30をブ
ーム4の前方に張り出し、ブーム4と補ジブ6との並設
時のブーム4の先端遠方側面側と補ジブ6とを第2ロッ
ク装置60で係合する。
【0057】また、格納作業の一例として、ブーム4を
所定量だけ起立した後に補ジブ6をチルトシリンダ8の
縮小により下方にチルトさせ、次にブーム4と補ジブ6
との並設時のブーム4の先端遠方側面側と補ジブ6との
第2ロック装置60を離脱し、離脱後にブーム4の前方
に張り出している回転ブラケット部30をブーム4に対
する回転装置50の回転シリンダ55の旋回力により回
動し、所定位置への回動後にチルトシリンダ8の伸長し
て補ジブ6をブーム4と並列位置に戻し、さらに、補ジ
ブ6とブーム4との並設時のブーム4の先端近傍側面側
と補ジブ6との第1ロック装置40を離脱し、離脱後に
ブーム4と補ジブ6との間の横抱きシリンダ25の力に
より補ジブ6を横方向に揺動させて所定位置に格納す
る。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は下記のよ
うな効果を奏する。 (1)本発明は、多段に伸縮するブームの先端に補ジブ
を有する車両搭載クレーンの、補ジブの張り出し、格納
装置を、補ジブの振り出し、格納を行う横抱き装置と、
トップブームと補ジブとを連結する回転ブラケット部
と、回転ブラケット回転装置と、トップブームの一側
と、回転ブラケット部の一側とを連結するトップブーム
ピンをロックする第1ロック装置と、トップブームの他
側と、回転ブラケット部の他側とを連結する第2ロック
装置とを備えた。また、各装置を作動させる油圧シリン
ダと、それぞれの油圧シリンダを制御する電磁弁とを備
えた油圧装置と、各装置の作動位置を検出し、油圧装置
のそれぞれの電磁弁を作動させるリミットスイッチを有
する電気装置とを備えた。そして、作動位置の検出結果
を表示する表示装置を運転室に設けるとともに、張り出
し、あるいは格納操作を、前工程の作動完了を確認しつ
つ順次行うようにした。そのため、補ジブの張り出し、
あるいは格納操作はオペレータが運転室で表示装置を確
認しつつ、切換スイッチ操作と、ブーム操作と、チルト
レバー操作とを行うだけで自動的に行われ、準備工数は
少なく、短時間で、容易に、疲労することなく、誤操作
による各部の干渉の恐れも少ない。
【0059】(2)チルト操作油圧回路上に、張り出
し、格納回路との切換弁を介装し、横抱きシリンダ用操
作弁とチルト用の方向切換弁との間に、一方向弁を設け
たため、チルトレバーで張り出し、格納操作が可能であ
るとともに、チルトレバーを一方向に操作したときの
み、張り出し、格納作動が行われ、操作上安全である。 (3)回転装置、第1、第2ロック装置の電磁弁を回転
ブラケット部に装着したため、油圧ホースのリールが2
個のみとなり、回転ブラケット部における油圧配管が少
なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両搭載クレーンの走行姿勢の側面図である。
【図2】車両搭載クレーンの走行姿勢の平面図である。
【図3】車両搭載クレーンの作業姿勢を示す側面図であ
る。
【図4】本発明の補ジブ張り出し、格納装置を搭載した
クレーン車の平面図である。
【図5】本発明の横抱き装置の、補ジブと横抱き装置と
の係合解除状態を示す平面図である。
【図6】本発明の横抱き装置の、補ジブ振り出し状態を
示す平面図である。
【図7】本発明の横抱き装置の、補ジブ格納状態を示す
平面図である。
【図8】本発明の回転装置の補ジブ張り出し回転完了状
態を示す平面図である。
【図9】本発明の第1ロック装置のロック完了状態を示
す側面図である
【図10】本発明の第2ロック装置のロック完了状態を
示す側面図である。
【図11】本発明の回転ブラケットの構成を示す斜視図
である
【図12】本発明の回転装置の構成を示す斜視図である
【図13】本発明の第1ロック装置の構成を示す斜視図
である
【図14】本発明の第1ロック装置のロック解除完了状
態を示す平面図である。
【図15】本発明の第1ロック装置のロック完了状態を
示す平面図である。
【図16】本発明の回転装置の格納回転完了状態を示す
平面図である。
【図17】本発明の回転装置の補ジブ格納完了状態を示
す平面図である。
【図18】本発明の第2ロック装置のロック解除完了状
態を示す側面図である。
【図19】本発明の補ジブ張り出し、格納装置の油圧回
路図である。
【図20】本発明の補ジブ張り出し、格納装置の電気系
統図である。
【図21】本発明のリミットスイッチ装着の一例を示す
図である。
【図22】本発明のリミットスイッチ装着の他の箇所の
一例を示す図である。
【図23】本発明の補ジブ張り出し方法のフローチャー
トである。
【図24】本発明の補ジブ格納方法のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
5 トップブーム、 6 補ジブ、 7 格納
ピン、 8 チルトシリンダ、 11 トップブームピン、 12 回転支持ピン、 20 横抱き装置、 22、62 レバー、 25 横抱きシリンダ、 27 フック、 28 ロッド、 30 回転ブラケット部、 40 第1ロック装置、 41 ロックリンク、 44 第1ロックシリン
ダ、 50 回転装置、 51 第1レバー、 52 第2レバー、 55 回転シリンダ、 60 第2ロック装置、 61a、61b 連結ピ
ン、 63a、63b リンク、 64 第2ロックシリン
ダ、 70 チルトレバー、 71 方向切換弁、 77 第1電磁切換弁、 78、83、84、85 電磁操作弁、 81 一方向弁、 82 第2電磁切換弁、 90 切換スイッチ、 91〜96 リミットスイッチ、 97 パイロットランプ

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し、格納方法に
    おいて、補ジブ(6) の張り出し時に、 (a) トップブーム(5) が短縮位置にあることを検出手段
    (91b) が検出した後、 (b) 横抱き装置(20)を作動させ、ブーム(4) と補ジブ
    (6) との間の横抱きシリンダ(25)の力により補ジブ(6)
    を所定位置に横方向に揺動させて振り出し、 (c) 補ジブ(6) が振り出し完了したことを検出手段(93
    a) が検出した後、 (d) 補ジブ(6) とブーム(4) との並設時のブーム(4) の
    先端近傍側面側と補ジブ(6) とを第1ロック装置(40)
    で係合し、 (e)ブーム(4) の先端近傍側面側と補ジブ(6) とを係合
    し、第1ロック装置(40)がロック完了したことを検出手
    段(96a) が検出した後、 (f)トップブーム(5) を所定の長さだけ伸長して横抱き
    装置(20)におけるブーム(4)と補ジブ(6)との係合部を開
    放し、 (g) トップブーム(5) が所定量伸長完了したことを検出
    手段(91a) が検出した後、 (h) ブーム(4) に対する旋回力により回転ブラケット部
    (30)をブーム(4) の前方に張り出し、 (i) 回転ブラケット部(30)が張り出し回転完了したこと
    を検出手段(95a )が検出した後、 (j) 補ジブ(6) とブーム(4) との並設時のブーム先端遠
    方側面側と補ジブ(6) とを第2ロック装置(60)で係合す
    ることを特徴とするクレーン用補ジブの自動張り出し、
    格納方法。
  2. 【請求項2】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し、格納方法に
    おいて、補ジブ(6) の格納時に、 (a) トップブーム(5) がブーム(4) に対して所定量伸長
    完了したことを検出手段(92a) が検出した後、 (b) 補ジブ(6) とブーム(4) との並設時のブーム先端遠
    方側面側と補ジブ(6) との第2ロック装置(60) を離脱
    し、 (c) ブーム(4) の先端遠方側面側と補ジブ(6) とが離脱
    し、第2ロック装置(60)が解除完了したことを検出手段
    (94b) が検出した後、 (d) ブーム(4) の前方に張り出している回転ブラケット
    部(30)をブーム(4) に対する旋回力により回動し、 (e) 回転ブラケット部(30)がブーム(4) に対して格納回
    転完了したことを検出手段(95b) が検出した後、 (f) トップブーム(5) を所定量短縮し、 (g) トップブーム(5) が短縮完了したことを検出手段(9
    2b) が検出した後、 (h) 並設時のブーム(4) の先端近傍側面側と補ジブ(6)
    との第1ロック装置(40)を離脱し、 (i) ブーム(4) の先端近傍側面側と補ジブ(6) とが離脱
    し、第1ロック装置(40)の第1ロック解除完了したこと
    を検出手段(96b) が検出した後、 (j) 離脱後に横抱き装置(20) を作動させブーム(4) と
    補ジブ(6) との間の横抱きシリンダ(25)の力により補ジ
    ブ(6) を横方向に揺動させて所定位置に格納することを
    特徴とするクレーン用補ジブの自動張り出し、格納方
    法。
  3. 【請求項3】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し、格納方法に
    おいて、補ジブ(6) の張り出し時に、 (a) ブーム(4) を所定量だけ起立した後に、 (b) トップブーム(5) が短縮位置にあることを検出手段
    (91b) が検出した後、 (c) 横抱き装置を(20) 作動させ、ブーム(4) と補ジブ
    (6) との間の横抱きシリンダ(25)の力により補ジブ(6)
    を所定位置に横方向に揺動させて振り出し、 (d) 補ジブ(6) が振り出し完了したことを検出手段(93
    a) が検出した後、 (e) 補ジブ(6) とブーム(4) との並設時のブーム(4) の
    先端近傍側面側と補ジブ (6) とを第1ロック装置(40) で係合し、 (f) ブーム(4) の先端近傍側面側と補ジブ(6) とを係合
    し、第1ロック装置(40)がロック完了したことを検出手
    段(96a) が検出した後、 (g)トップブーム(5) を所定の長さだけ伸長して横抱き
    装置(20)におけるブーム(4)と補ジブ(6)との係合部を開
    放し、 (h) トップブーム(5) が所定量伸長完了したことを検出
    手段(91a) が検出した後、 (i) ブーム(4) に対する旋回力により回転ブラケット部
    (30)をブーム(4) の前方に張り出し、 (j) 回転ブラケット部(30)が張り出し回転完了したこと
    を検出手段(95a )が検出した後、 (k) 補ジブ(6) とブーム(4) との並設時のブーム先端遠
    方側面側と補ジブ(6) とを第2ロック装置(60) で係合
    することを特徴とするクレーン用補ジブの自動張り出
    し、格納方法。
  4. 【請求項4】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し、格納方法に
    おいて、補ジブ(6) の格納時に、(a) ブーム(4) を所定
    量だけ起立した後に、 (b) 補ジブ(6) を下方にチルトさせ、次に補ジブ(6) と
    ブーム(4) との並設時の ブーム先端遠方側面側と補ジブ
    (6) との第2ロック装置(60) を離脱し、 (c) 補ジブ(6) とブーム(4) との並設時のブーム先端遠
    方側面側と補ジブ(6) とが離脱し、第2ロック装置(60)
    が解除完了したことを検出手段(94b) が検出した後、 (d) ブーム(4) の前方に張り出している回転ブラケット
    部(30)をブーム(4) に対する旋回力により回動し、 (e) 回転ブラケット部(30)がブーム(4) に対して格納回
    転完了したことを検出手段(95b) が検出した後、 (f) トップブーム(5) を所定量短縮し、 (g) トップブーム(5) が短縮完了したことを検出手段(9
    2b) が検出した後、 (h) 並設時のブーム(4) の先端近傍側面側と補ジブ(6)
    との第1ロック装置(40)を離脱し、 (i) ブーム(4) の先端近傍側面側と補ジブ(6) とが離脱
    し、第1ロック装置(40)の第1ロック解除完了したこと
    を検出手段(96b) が検出した後、 (j) 離脱後に横抱き装置(20) を作動させブーム(4) と
    補ジブ(6) との間の横抱きシリンダ(25)の力により補ジ
    ブ(6) を横方向に揺動させて所定位置に格納することを
    特徴とするクレーン用補ジブの自動張り出し、格納方
    法。
  5. 【請求項5】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し、格納方法に
    おいて、補ジブ(6) の張り出し時に、 (a) トップブーム(5) が所定の短縮位置にあることを検
    出手段(91b) が検出したのち、補ジブ(6) を横方向に揺
    動させて、補ジブ(6) の基端部に装着された回転ブラケ
    ット部(30)の後端の左右方向の一側に設けられた溝(31
    a,31b) と、前記トップブーム(5) の先端の左右方向の
    一側に固着されたトップブームピン(11)との係合作業を
    開始し、 (b) 回転ブラケット(30)の溝(31a,31b) とトップブーム
    ピン(11)とが係合し、補ジブ(6) が振り出し完了したこ
    とを検出手段(93a) が検出したのち、前記回転ブラケッ
    ト(30)と前記トップブームピン(11)とをロックし、 (c) 第1ロック装置(40)のロックが完了したことを検出
    手段(96a) が検出したのち、トップブーム(5) を伸長
    し、 (d) トップブーム(5) が予め定めた長さまで伸長したこ
    とを検出手段(91a) が検出したのち、回転ブラケット部
    (30)を張り出し、 (e) 回転ブラケット部(30)が予め定めた位置まで回転し
    たことを検出手段(95a)が検出したのち、トップブーム
    (5) の先端の左右方向の他側と、回転ブラケット部(30)
    の後端の左右方向の他側とをピン(61a,61b) によりロッ
    クする各工程を有することを特徴とするクレーン用補ジ
    ブの自動張り出し、格納方法。
  6. 【請求項6】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し、格納方法に
    おいて、補ジブ(6) の格納時に、(a) トップブーム(5)
    が予め定めた長さに到達したことを検出手段(91a) が検
    出したのち、トップブーム(5) の先端の左右方向の他側
    と、回転ブラケット部(30)の後端の左右方向の他側とを
    ピン(61a,61b) によりロックする第2ロック装置(60)の
    ロックを解除し、 (b) 第2ロック装置(60)のロック解除が完了したことを
    検出手段(94a) が検出したのち、回転ブラケット部(30)
    を格納し、 (c) 回転ブラケット部(30)が予め定められた位置まで回
    転したことを検出手段(95b) が検出したのち、トップブ
    ーム(5) を短縮し、 (d) トップブーム(5) が予め定められた位置まで短縮し
    たことを検出手段(92b)が検出したのち、トップブーム
    (5) の先端の左右方向の一側に固着されたトップブーム
    ピン(11)を、回転ブラケット部(30)の後端の左右方向の
    一側の溝(31a,31b) に係合させてロックする第1ロック
    装置(40)のロックを解除し、 (e) 第1ロック装置(40)のロック解除が完了したことを
    検出手段(96b) が検出したのち、補ジブ(6) の格納を開
    始する各工程を有することを特徴とするクレーン用補ジ
    ブの自動張り出し、格納方法。
  7. 【請求項7】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(20)と、
    補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは連結す
    る回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と回転ブ
    ラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(40)およ
    び第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回転ブラ
    ケット部(30)を回転する回転装置(50)と、ブーム(4) と
    トップブーム(5) との位置を検出する検出手段(91a,91
    b,92a,92b) と、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き
    装置(20) による補ジブ(6) の振り出し完了したことを
    検出する検出手段(93a) および補ジブ(6) が格納完了し
    たことを検出する検出手段(93b) と、トップブーム(5)
    と回転ブラケット部(30)とをロックおよびロック解除す
    る第1ロック装置(40)および第2ロック装置(60)のロッ
    クおよびロック解除を検出する検出手段(96a,96b,94a,9
    4b) と、ブーム(4) に対して回転ブラケット部(30)を回
    転する回転装置(50)の回転位置を検出する回転位置検出
    手段(95a,95b) と、からなることを特徴とするクレーン
    用補ジブの自動張り出し、格納装置。
  8. 【請求項8】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(20)と、
    補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは連結す
    る回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と回転ブ
    ラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(40)およ
    び第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回転ブラ
    ケット部(30)を回転する回転装置(50)とからなり、横抱
    き装置(20)が、補ジブ(6) の一位置に固着されたピン(2
    1)に係合する溝(23)を有し、ブーム(4) の一位置に揺動
    自在に装着されたリンク(22)と、ブーム(4) とリンク(2
    2)とを連結する横抱きシリンダ(25)と、補ジブ(6) の他
    位置に固着されたピン(26)に係合する溝(17)を有し、ブ
    ーム(4) の他位置に固着されたブラケット(16)と、ブラ
    ケット(16)に揺動自在に装着され、ピン(26)に係合する
    フック(27)と、リンク(22)とフック(27)とを連結するロ
    ッド(28)とを備えたことを特徴とするクレーン用補ジブ
    の自動張り出し、格納装置。
  9. 【請求項9】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸縮
    するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回転
    ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自在
    の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(20)と、
    補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは連結す
    る回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と回転ブ
    ラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(40)およ
    び第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回転ブラ
    ケット部(30)を回転する回転装置(50)とからなり、回転
    ブラケット部(30)が、その基端の左右の一側に、トップ
    ブーム(5) の先端の左右の一側に垂直方向に固着された
    トップブームピン(11)に係合する溝(31a,31b) を備え、
    その基端の左右の他側に、トップブーム(5) の先端の左
    右の他側と垂直方向の連結ピン(61a,61b) により連結す
    るピン穴(32a,32b) を備え、先端に補ジブ(6) を起伏自
    在に装着するピン穴(30a) を備え、上部にブーム(4) に
    対して回転ブラケット部(30)を回動する回転シリンダ装
    着用のピン(34)とを備えたことを特徴とするクレーン用
    補ジブの自動張り出し、格納装置。
  10. 【請求項10】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸
    縮するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回
    転ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自
    在の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(20)と、
    補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは連結す
    る回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と回転ブ
    ラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(40)およ
    び第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回転ブラ
    ケット部(30)を回転する回転装置(50)とからなり、第1
    ロック装置(40)が、回転ブラケット部(30)に揺動自在に
    装着され、トップブームピン(11)を回転ブラケット部(3
    0)の溝(31a,31b) とともに挾持するロックリンク(41)
    と、回転ブラケット部(30)に装着され、ロックリンク(4
    1)を作動する第1ロックシリンダ(44)とを備えたことを
    特徴とするクレーン用補ジブの自動張り出し、格納装
    置。
  11. 【請求項11】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸
    縮するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回
    転ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自
    在の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(20)と、
    補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは連結す
    る回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と回転ブ
    ラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(40)およ
    び第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回転ブラ
    ケット部(30)を回転する回転装置(50)とからなり、回転
    装置(50)が、回転ブラケット部(30)の後端部の上面に固
    着されたピン(33)に、一端を回転自在に軸着した第1レ
    バー(51)と、一端を第1レバー(51)の他端に回転自在に
    装着され、他端にトップブーム(5) に固着された回転支
    持ピン(12)に係合する溝(53)を有する第2レバー(52)
    と、第1レバー(51)と回転ブラケット部(30)とを連結す
    る回転シリンダ(55)とを備えたことを特徴とするクレー
    ン用補ジブの自動張り出し、格納装置。
  12. 【請求項12】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸
    縮するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回
    転ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自
    在の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(20)と、
    補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは連結す
    る回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と回転ブ
    ラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(40)およ
    び第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回転ブラ
    ケット部(30)を回転する回転装置(50)とからなり、第2
    ロック装置(60)が、トップブーム(5) と回転ブラケット
    部(30)とを連結する上下2個の連結ピン(61a,61b) と、
    中央部を回転ブラケット部(30)に揺動自在に軸着された
    レバー(62)と、レバー(62)と回転ブラケット部(30)とを
    連結する第2ロックシリンダ(64)と、レバー(62)の両端
    と連結ピン(61a,61b) とを連結する2個のリンク(63a,6
    3b) とを備えたことを特徴とするクレーン用補ジブ自動
    張り出し、格納装置。
  13. 【請求項13】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸
    縮するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回
    転ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自
    在の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き装置(20)と、
    補ジブ(6) とトップブーム(5) とを離脱あるいは連結す
    る回転ブラケット部(30)と、トップブーム(5) と回転ブ
    ラケット部(30)とをロックする第1ロック装置(40)およ
    び第2ロック装置(60)と、ブーム(4) に対して回転ブラ
    ケット部(30)を回転する回転装置(50)と、ブーム(4) と
    トップブーム(5) との位置を検出する検出手段(91a,91
    b,92a,92b) と、補ジブ(6) を横方向に揺動する横抱き
    装置(20)による補ジブ(6) の振り出し完了したことを検
    出する検出手段(93a) および補ジブ(6) が格納完了した
    ことを検出する検出手段(93b) と、トップブーム(5) と
    回転ブラケット部(30)とをロックおよびロック解除する
    第1ロック装置(40)および第2ロック装置(60)のロック
    およびロック解除を検出する検出手段(96a,96b,94a,94
    b) と、ブーム(4) に対して回転ブラケット部(30)を回
    転する回転装置(50)の回転位置を検出する回転位置検出
    手段(95a,95b) と、検出手段の検出結果を表示する表示
    手段(97a,97b,97c,97d) を運転室(3) 内に備えたクレー
    ン用補ジブの自動張り出し、格納装置。
  14. 【請求項14】 車両に起伏自在に装着され、多段に伸
    縮するブーム(4) の先端に、ブーム(4) に着脱される回
    転ブラケット部(30)と、回転ブラケット部(30)に起伏自
    在の補ジブ(6) を設け、回転ブラケット部(30)をブーム
    (4) に対して回動させることにより、作業時には前記ブ
    ーム(4) の前方に張り出し、格納時には前記ブーム(4)
    の側面に並設して格納する、補ジブ(6) 張り出し、格納
    装置を備えたクレーン用補ジブの張り出し装置におい
    て、補ジブの起伏操作を行うチルトレバー(70)と、チル
    トレバー(70)により操作される方向切換弁(71)と、チル
    ト操作回路と、横抱き操作回路との切り換えを行う第1
    電磁切換弁(77)と、横抱きシリンダ用電磁操作弁(78)
    と、チルト操作回路と、第1ロック、第2ロック、およ
    び回転操作回路との切り換えを行う第2電磁切換弁(82)
    と、第1ロックシリンダ用電磁操作弁(85)と、第2ロッ
    クシリンダ用電磁操作弁(83)と、回転シリンダ用電磁操
    作弁(84)とを備えたことを特徴とするクレーン用補ジブ
    自動張り出し、格納装置。
  15. 【請求項15】 チルトレバー(70)により操作される方
    向切換弁(71)と、横抱きシリンダ用電磁操作弁(78)とを
    接続する回路の一方に、および、チルトレバー(70)によ
    り操作される方向切換弁(71)と、第2ロックシリンダ用
    電磁操作弁(83)とを接続する回路の一方に、一方向弁(8
    1)を介装した請求項14記載のクレーン用補ジブ自動張
    り出し、格納装置。
  16. 【請求項16】 第1ロックシリンダ用電磁操作弁(85)
    と、回転シリンダ用電磁操作弁(84)と、第2ロックシリ
    ンダ用電磁操作弁(83)と、第2電磁切換弁(82)とを、回
    転ブラケット部(30)に装着したことを特徴とする請求項
    14記載のクレーン用補ジブ自動張り出し、格納装置。
  17. 【請求項17】 第1ロックシリンダ用電磁操作弁(85)
    と、回転シリンダ用電磁操作弁(84)と、第2ロックシリ
    ンダ用電磁操作弁(83)と、第2電磁切換弁(82)とを、シ
    リーズ回路により接続した請求項14あるいは請求項1
    6記載のクレーン用補ジブ自動張り出し、格納装置。
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