JP5117786B2 - ジブ付クレーン - Google Patents
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Description
[構成]
図示しないトラックの車体には水平旋回駆動可能な旋回台が取り付けられていて、この旋回台には図1に示した傾斜するブラケット1が取り付けられている。図1,図2中、2はブラケット1に取り付けられる多段伸縮ブームである。
<ロッド固定装置35>
また、図1に示したような補助ジブ10の格納時には、チルト用シリンダ14が図3から明らかなように最小となるまで縮小されている。この状態では、図1から明らかなようにチルト用シリンダ14が多段伸縮ブーム2に沿わせられている。しかも、この格納時に、第2ロッド34の分割ロッド34bを補助ジブ10に固定するロッド固定装置(ロッド固定手段)35が図1の如く設けられている。このロッド固定装置35は、図1Bのように分割ロッド34bの先端部に設けられた支持片34b1と、補助ジブ10に突設された支持片36と、この支持片36に分割ロッド34bの端部の支持片34b1を固定するロッド固定ピン37を有する。
<ロッド格納サポート装置39>
更に、補助ジブ10の格納時には、第2ロッド34の分割ロッド34aがロッド格納サポート装置(ロッド格納サポート手段)39を介して補助ジブ10に支持される。このロッド格納サポート装置39は、図7(a)〜図7(c)に示したように、下抱き位置における補助ジブ10の下面10cに設けられた一対のロッド支持装置(ロッド支持手段)40,40を有する。このロッド支持装置40,40は、図7(b),図7(c)に示したように補助ジブ10の幅方向に間隔をおいて配設されていると共に、補助ジブ10の長手方向に僅かにずらして設けられている。尚、ロッド支持装置40,40は、構成が同じであって、異なるのは取り付ける向きが左右で反対となっているのみである。
ロッド固定位置(図7(a)〜図7(c)参照)
ところで、図7(a)の如く、傾斜壁42cを固定ブラケット41の側壁41aの下端に当接させた状態で、係止ピン50を固定ブラケット41の係止孔44,44に挿通することにより、可動ブラケット42の取付壁42dが図9(a)の如く係止ピン50に当たって、可動ブラケット42が下方に回動するのを規制される。これにより、図9(a)から明らかなように、可動ブラケット42のガイド部材取付壁42aは補助ジブ10の下面10cに対して垂直となり、可動ブラケット42のガイド部材取付壁42bは補助ジブ10の下面10cに対して平行となる。この位置は、図7(a)〜図7(c)のロッド固定位置になる。尚、可動ブラケット42は側壁41aの下端と傾斜壁42cが当接して上方に回動するのも規制されるようになっている。
ロッドガイド位置(図16(a)〜図16(c)参照)
また、図16(a)の如く、傾斜壁42cを側壁41aから離反させると共に補助ジブ10の下面10cに対して垂直となるように下方に向けて、係止ピン50を固定ブラケット41の係止孔44及び可動ブラケット42の係止孔47に挿通することにより、可動ブラケット42は図16(a)〜図16(c)のロッドガイド位置に保持される(図9(b)参照)。
退避位置(図17(a)〜図17(c)参照)
更に、図17(a)の如く、可動ブラケット42のガイド部材取付壁42bを補助ジブ10の下面10cに当接させると共に、係止ピン50を固定ブラケット41の係止孔44,44に挿通することにより、図9(c)の如く可動ブラケット42の取付壁42d,42dの端面が係止ピン50に当たって、可動ブラケット42が下方に回動するのを規制される。この位置は、可動ブラケット42の退避位置となる。
[作用]
次に、このような構成のジブ付クレーンのジブ格納・張出の作用について説明する。
(i).補助ジブ10の下抱き状態
図1に示したようにブーム格納時に多段伸縮ブーム2は、図示しない伸縮機構により最小の長さまで縮小させられていると共に、起伏用シリンダ(図示せず)により水平な位置まで倒伏させられている。この位置では、補助ジブ10がジブ固定装置8により第1ブーム2aの下方に位置させた下抱き位置に位置させられている。
(ii).テンションロッドの固定解除
上述した補助ジブ10を下抱き状態から前振り出しするには、先ず、左右の連結アーム部10bの係合切欠12に支持軸6aの端部を嵌合させ、右側の連結アーム部10bにジブセットピン13をセットする。次に、ロッド固定装置35のロッド固定ピン37を補助ジブ10の支持片36の固定孔38及び分割ロッド34bの支持片34b1の連結孔34b2から抜き取って、分割ロッド34bの端部の補助ジブ10の下面10cへの固定を解除する。
(iii)チルト用シリンダ14の固定解除
そして、チルト用シリンダ14のピストンロッド16をシリンダ本体15から図1中左方に進出させて、チルト用シリンダ14を図10,図11の如く伸長させる。これにより、ピストンロッド16に連結されたテンションロッド32の第2ロッド34がロッドガイド部材45,46上を摺動しながら図1中左方に移動させられる。
(iV)テンションロッドの連結
次に、図1のシーブアセンブリ6の支持軸6aに図1Aの如く連結アーム部10bの先端部の係合切欠12を係合させた状態で、シリンダ固定装置25から取り外したシリンダ固定ピン29を図1Aの如くジブセットピン13として左側の連結アーム部10bの先端部10b1に取り付け、支持軸6aが係合切欠12から抜け外れないように連結する。尚、ジブセットピン13の先端部には割ピン13aが着脱可能に装着されて、ジブセットピン13の先端部が連結アーム部10bの先端部10b1,10b1から抜け外れないようにする。
そして、ロッドガイド位置で、第2ロッド34の分割ロッド34bの自由端部を第1ロッド33の下端部に連結ピン(図示せず)で図18のように連結することにより、補助ジブ10及びテンションロッド32のセットを完了する。
(V)補助ジブ10の前振り出し
この後、図19の(イ),図20に示したように、第1シーブ5及び第2シーブ7に掛け渡したサブフック用ワイヤ53にサブフック54を吊下させ、このサブフック54に一端部を係止させた補助ワイヤ55の他端部を第3シーブ11に掛け渡した後、補助ワイヤ55の他端部を多段伸縮ブーム2の第1ブーム2aに設けた係止部56に係止させる。そして、サブフック用ワイヤ53を旋回台(図示せず)側に設けたウインチ(図示せず)で巻き取って張設する。
(Vi)補助ジブ10の格納
また、補助ジブ10の格納は、補助ジブ10の振り出し作業とは逆の手順で行う。この補助ジブ10の格納に際して、図19(ハ)及び図22の如く多段伸縮ブーム2が傾斜している状態から更にチルト用シリンダ14を伸長させて、補助ジブ10を図21の垂下状態にした時に、係止爪21が係止部23に係合させられる。
(その他)
以上説明した実施例では、第2ロッド34を2分割した構成としたが、第2ロッド34を2分割せずに一つのロッドで構成しても良い。
4・・・ブームヘッド(ヘッド部)
8・・・ジブ固定装置(ジブ固定手段)
10・・・補助ジブ
14・・・チルト用シリンダ
15・・・シリンダ本体
16・・・ピストンロッド
21・・・係止爪
23・・・係止部
25・・・シリンダ固定装置(シリンダ固定手段)
29b・・・シリンダ固定検出手段
32・・・テンションロッド
33・・・第1ロッド
34・・・第2ロッド
51・・・制御回路(制御手段)
51b・・・ブーム起伏角検出手段
Claims (4)
- 伸縮可能なブームにヘッド部が設けられ、補助ジブがジブ作業時にテンションロッド及びチルト用シリンダを介してチルト可能に前記ヘッド部に取り付けられ、前記ブームを縮小させると共に倒伏させたブーム格納時に前記補助ジブ及び前記チルト用シリンダが前記ブームに沿わせられた状態で前記ブームの下面に下抱き状態で固定可能に設けられ、
前記補助ジブは前記ヘッド部への取付部を中心に前記ブームの下面側から前側に振り出し可能に設けられている共に、
前記テンションロッドは、前記ジブ作業時に互いに連結され、且つ、前記補助ジブの前記ブームへの下抱き時に前記連結を解除させて前記ヘッド部に固定させる第1ロッドと前記補助ジブ側に固定させる第2ロッドを備えるジブ付クレーンであって、
前記チルト用シリンダは前記補助ジブにチルト方向に回動可能に連結させられるシリンダ本体及び該シリンダ本体に出没可能に設けられ且つ前記第2ロッドに取り付けられたピストンロッドを備え、前記ブーム格納時に前記補助ジブを前記ブームの下面に固定するジブ固定手段が設けられ、前記ブーム格納時に前記チルト用シリンダのシリンダ本体を前記補助ジブの下部に固定するシリンダ固定手段が設けられ、
前記ピストンロッドの外端部と前記補助ジブとのいずれか一方に係止部が設けられ、
前記ブーム格納時に前記チルト用シリンダを伸長させたときに前記係止部に係合して前記ピストンロッドの外端部を前記補助ジブに係止させる係止爪が前記補助ジブと前記ピストンロッドの外端部とのいずれか他方に設けられていることを特徴とするジブ付クレーン。 - 請求項1に記載のジブ付クレーンにおいて、前記第2ロッドは2分割されていることを特徴とするジブ付クレーン。
- 請求項1又は2に記載のジブ付クレーンにおいて、前記係止爪が前記補助ジブの係止部に係合したときに、前記シリンダ固定手段による前記チルト用シリンダの前記補助ジブへの固定を解除可能としたことを特徴とするジブ付クレーン。
- 請求項1に記載のジブ付クレーンにおいて、前記シリンダ固定手段による前記チルト用シリンダの前記補助ジブへの固定状態を検出するシリンダ固定検出手段が設けられ、前記ブームの起伏角を検出するブーム起伏角検出手段が設けられていると共に、
前記ブーム起伏角検出手段により検出される前記ブームの起伏角が所定角度以下のときに、前記シリンダ固定手段による前記チルト用シリンダの前記補助ジブへの固定が前記シリンダ固定検出手段により検出されない場合、前記チルト用シリンダの縮小を規制する制御手段が設けられていることを特徴とするジブ付クレーン。
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