JP2797136B2 - 自走式クレーンにおけるジブブームの基台支承装置 - Google Patents

自走式クレーンにおけるジブブームの基台支承装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自走式クレーンにおけるジブブームの基
台支承装置、殊に、自走式クレーンの旋回フレームに起
伏可能に設けた伸縮ブームのブームヘッドに、ジブブー
ムを、当該ジブブームの基端に、一側頂部を回動可能に
ピン付けした基台を介して着脱可能に取付けると共に、
該ジブブームを伸縮ブームの基部ブーム側部の格納位置
へ格納可能にした、自走式クレーンにおけるジブブーム
の基台支承装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の自走式クレーンにおけるジブブームの基台支承
装置としては、例えば、特開昭55−119693号公報に記載
されたものがある。
このものは、自走式クレーンの旋回フレームに起伏可
能に設けた伸縮ブームのブームヘッドに、ジブブーム基
部の取付用枠体を回動可能に軸着すると共に、前記取付
用枠体とジブブームの側部とを伸縮シリンダにより連結
し、このジブブームを前記ブームヘッドにピン付けした
取付枠体と共に、前記伸縮ブームの基部ブーム側部の格
納位置へ格納し、また、この格納位置からそのブームヘ
ッド上の荷役操作業位置へ張出させ、さらに、前記伸縮
シリンダにより前記取付用枠体に対するジブブームの張
出角度を調整すると共に、ウインチ装置の併用により、
伸縮ブーム及びジブブームによる各種荷役作業をするも
のである。
また、自走式クレーンにおけるジブブームの基台(取
付枠体)支承装置の他の従来例としては、例えば、特開
昭63−27396号公報記載のものがある。
このものは自走式クレーンの起伏可能な伸縮ブームの
ブームヘッドの一側に、ジブブームの取付枠体の一側を
回動連結装置を介して取付けると共に、該取付枠体の他
側を前記ブームヘッド他側に係脱可能に取付け、かつ、
前記取付枠体上の巾方向の軸にジブブームの基部を軸着
し、前記ジブブームの端部と前記ジブブームの取付枠体
とを、伸縮シンリンダにより連結することにより、ジブ
ブームを伸縮ブーム側部の格納位置に格納し、又は、格
納位置に格納されたジブブームをブームヘッド上の張出
位置に張出させ、かつ、この張出状態のジブブームを伸
縮シリンダより起伏させ、ウインチ装置の併用により、
伸縮ブーム及びジブブームによる各種の荷役作業をする
ものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記特開昭55−119693号公報に記載さ
れた自走式クレーンにおけるジブブームの基台支承装置
にあっては、伸縮ブームのブームヘッドに取付けたジブ
ブームの張出角度を、ジブブームの下面とその基台間に
設けた伸縮シリンダの伸縮により、伸縮ブームの伸縮及
び又は起伏角度調整に併せて調整し、ウインチ装置の併
用により各種の荷役作業を行なえるものの、伸縮ブーム
の基部ブーム側部にジブブームを格納した際、ジブブー
ム基台の脚端部が前記ブームヘッドの側部から側方へ張
出するため、基部ブーム側部にジブブームを格納した状
態で当該自走式クレーンを旋回させる際、このブームヘ
ッドの側方へ張出すジブブームの基台脚端部が、当該自
走式クレーンの走行方向変更時の旋回中心からの最大離
間点となり、この最大離間点の最小旋回半径が相応量増
大し、ひいては、当該自走式クレーンの旋回性が低下す
るという課題があった。
また、前記特開昭63−27396号公報に記載された自走
式クレーンにおけるジブブームの基台支承装置にあって
は、起伏可能な伸縮ブームのブームヘッドの一側に、回
動連結装置を介して回動可能に取付けたジブブームの取
付枠体の他側を、係止具によりブームヘッドに係止させ
て同ジブブームをブームヘッド上に張出させた後、伸縮
シリンダにより同ジブブームを起伏させ、ウインチ装置
の併用によりジブブームによる各種荷役作業をする外、
前記ブームヘッド他側とジブブーム基台との係止具によ
る係合を解除すると共に、ジブブームをブームヘッド一
側の回動連結装置まわりに回動させ、該ジブブームを前
記起伏ブームの基部ブーム側部に格納することができる
ものの、このものにあっては、基部ブームの側部にジブ
ブームを格納した状態において、当該ジブブーム下部の
取付枠体の脚部が伸縮ブームのブームヘッドの側方に位
置し(張出し)、両者が共に自走式クレーンの車体フレ
ーム(本考案の実施例を示す第1図の符号「K」参照)
の前端よりさらに前方へ突出するため、この突出部にお
ける横(当該自走式クレーンの車巾方向)巾が増大し、
当該自走式クレーンの旋回スペースが、本考案の実施例
を示す第1図の取付ピンの穴7F部外縁の旋回軌跡円r2の
ように、同図に示すブームヘッド1Dの旋回軌跡円1rより
かなり増大し、自走式クレーンの走行方向変更時の旋回
性が低下し、ひいては、道路交通法に基づく車巾、車
長、車高等の規制を受ける自走式クレーンの設計自由度
が低下するという課題があった。
この発明は、このような従来例における課題に着目し
てなされたもので、ジブブームの基部一側に、基第の頂
部一側を回動可能に取付けると共に、前記基台の頂部他
側と前記ジブブームの中央部とに伸縮シリンダの両端部
を取付け、前記基台の基端一側を自走式クレーンの旋回
フレームに起伏可能に設けた伸縮ブームのブームヘッド
の一側部に、該ブームヘッドの側面と平行する取付ピン
により回動及び着脱可能に取付け、かつ、前記基台の基
端他側を前記ブームヘッドの他側に係脱可能に取付ける
ことにより、ジブブームを伸縮ブームの基部ブーム側部
に格納した状態において、当該ジブブームの基端に頂部
をピン着した基台を、その側部に屈折させ、当該基台の
端部を前記基部ブームの端部よりその中央部側へ移動さ
せ、これにより、当該自走式クレーンの走行方向変更時
の旋回中心からの最大離間点までの距離を短縮させ、自
走式クレーンの最小旋回スペースをそれだけ小さくし、
その旋回性の優れた自走式クレーンにおけるジブブーム
の基台支承装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、前記のような従来例の課題を解決するた
め、ジブブームの基部一側に、基台の頂部一側を回動可
能に取付けると共に、前記基台の頂部他側と前記ジブブ
ームの中央部とに伸縮シリンダの両端部を取付け、前記
基台の基端一側を自走式クレーンの旋回フレームに起伏
可能に設けた伸縮ブームのブームヘッドの一側部に、該
ブームヘッドの側面と平行する取付ピンにより回動及び
着脱可能に取付け、かつ、前記基台の基端他側を前記ブ
ームヘッドの他側に係脱可能に取付けたものである。
(作用) この発明は、前記のよう構成を有するから、ジブブー
ムを伸縮ブームの基部ブーム側部の格納位置と、伸縮ブ
ームのブームヘッド上の張出位置とへの切換装着が可能
であり、また、ジブブームをブームヘッド上へ張出した
状態において、伸縮ブーム及びジブブームと、これらに
付設されるウインチ装置等との協同により、各種荷役作
業を従来の同種自走式クレーンと同様に行なえる外、ジ
ブブームを基部ブームの側部に格納した状態において、
当該ジブブームの基端に、頂部一側を取付けた基台を、
同ジブブームの側部へ屈折させることにより、前記伸縮
ブームのブームヘッド近傍における車巾方向の巾、した
がって、当該自走式クレーンの走行方向変更時の旋回中
心からの最離間点までの距離を、前記ブームヘッドの端
部近傍まで縮小させ、当該自式クレーンの最小旋回スペ
ースを相応量小さくする。
(実施例) 以下、この発明に係る自走式クレーンにおけるジブブ
ームの基台支承装置の実施例を、図面を参照して説明す
る。
第1図はこの発明に係る自走式クレーンにおけるジブ
ブームの基台支承装置の一実施例を、そのジブブームを
伸縮ブームの基部ブーム端部に格納した状態の平面説明
図で、該第1図にはそのジブブームを伸縮ブームの基部
ブーム側部へ格納した状態における、当該自走式クレー
ンの走行方向変更時の旋回中心(その概略旋回中心を一
点鎖線で示す)からの最大離間点が、前記旋回中心まわ
りに画く軌跡円(当該自走式クレーンの最小旋回スペー
スの平面図)を同時に示す。第2図はその側面説明図、
第3図はそのジブブームを張出した状態における要部の
側面説明図、第4図及び第5図は第2図のIV−IV線及び
V−V線に沿う縦断説明図である。
第1図ないし第5図において、1は伸縮ブームで、該
伸縮ブーム1はその基部が自走式クレーンCの車体フレ
ームK上の旋回フレームKKに、起伏可能に軸着される。
1A、1B及び1Cは伸縮ブーム1の基部ブーム、中間ブーム
及び頂部ブーム、1Dは頂部ブーム1C頂部のブームヘッ
ド、2はブームヘッド1D上の支軸、2Bは支軸2の両側部
に設けた穴、2Cは支軸2上の主シーブ、2Dはブームヘッ
ド1Dまわりに設けた補助シーブ、3、4は基部ブーム1A
の側部に設けたブラケット、6はジブブーム、6Aはジブ
ブーム6の基部ジブブーム、6Bは基部ジブブーム6A内側
に伸縦可能に設けた頂部ジブブーム、7は基部ジブブー
ム6Aの基端にピン付けした基台で、該基台7はその一側
頂部(第1図では右側)を、基部ジブブーム6Aの下部一
側(第2図ではその左端上側部)に、第2図において紙
面に鉛直方向に延びる取付ピン8により回動可能に装着
される。
9は基部ジブブーム6Aの中央側部に設けたジブ保持ブ
ラケット、9aはブラケット9上のピンで、該ピン9aは前
記ブラケット3に設けられた穴3aに遊挿される。10は伸
縮シリンダで、この伸縮シリンダ10のシリンダヘッド
(第2図では左端部)は、基台7の頂部他側(第2図で
は下部、右側)に取付ピン8Bにより取付けられ、そのシ
リンダロッドの端部(第2図では右端)は取付ピン8Cに
より基部ジブブーム6Aの中央下部(第2図)に連結され
る。
11は前記ブラケット4から側方へ突出するガイドレー
ル、12は基部ジブブーム6Aの頂部側に設けた取付具、12
aは取付具12の下部に設けたシューで、このシュー12aは
前記ガイドレール11に摺動自在に載置される。
r1は伸縮ブーム1を旋回フレームKK上に倒伏させて、
この自走式クレーンCを走行変更(右折)させる場合に
おける、当該伸縮ブーム1のブームヘッド1Dの端部(第
1図ではその左端下部)が、その旋回中心Oまわりに画
く半径R1の軌跡円、r2はジブブーム6を基部ブーム1Aの
側部に格納した状態において、基部ジブブーム6Aの下部
に取けた基台7の端部(第1図の左側下端部)が、その
旋回中心Oまわりに画く半径R2の軌跡円、r3は補助シー
ブ2Dをブームヘッド1Dの側部(第1図では下側)に倒伏
させた状態における、その端部(第1図では左側下端
部)が、その旋回中心Oまわりに画く半径R3の軌跡円、
r4は基部ブーム1Aの側部にジブブーム6Aを伸縮ブーム1
の格納した状態において、ジブブーム6A下部の基台7
を、伸縮シリンダ10を収縮させて、取付ピン8まわりの
反時計方向に回動させた状態(第1図の一点鎖状態の基
台7)における、その外側端部(第1図の左側下端部)
が、その旋回中心Oまわりに画く、半径R4の軌跡円であ
る。
(実施例の作用) 車体フレームK上の旋回フレームKKに、基部を軸着し
た伸縮ブーム1を倒伏させ、ブームヘッド1Dの支軸2端
部の穴2Bから取付けピンを穴7Fから抜き、ジブブーム6
を取付ピン7Eまわりの反時計方向(第1図)にまわし
て、基部ブーム1Aの側部とし、伸縮ブーム1の伸縮を利
用して該基部ブーム1A側部のブラケット3の穴3aに、基
部ジブーム6A側部に設けた取付具9のピン9aを係合させ
る一方、基部ブーム1A側部のブラケット4から側方へ突
出するガイドレール11に、基部ジブブーム6A側部の取付
具12下部のシュー12aを載せて支承し、しかる後、取付
ピン7Eを抜いて基台7の端部と支軸2端部の穴との係合
を解除する。
さらに、ブラケット4上のガイドレール11にシュー12
a、取付具12を介して基部ジブブーム6Aを載せ、基部ブ
ーム1の側面側へさらに回動させ、ジブブーム6を伸縮
ブーム1の基部ブーム1Aの側部へ格納、固定する。しか
る後、この自走式クレーンCを目的地へ移動させ、図示
しないアウトリガ装置により地上に安定的に支承させ、
しかる後、旋回フレームKKの旋回、伸縮ブーム1の起伏
及び又は伸縮、ジブブーム6の前記ブームヘッド1Dへの
取付け、伸縮及び又は起伏等と、図示しないウインチ装
置によるワイヤロープの巻取り、巻戻し等により、各種
の荷役作業をする点では、従来の同種の自走式クレーン
におけるジブブームの基台支承装置と略々同様の作用を
する。
しかし、この実施例では、伸縮ブーム1の基部ブーム
1A側部にジブブーム6の基部ジブブーム6Aを、従来の同
種自走式クレーンと略々同要領により格納した後、基部
ジブブーム6Aの端部一側(第2図では左端上側)に、頂
部一側(同図では右端上側)を取付ピン8により回動可
能に取付けた基台7の頂部他側(第2図ではその下部右
側)と、基部ジブブーム6Aの中央部下側(第2図)とに
取付ピン8B、8Cにより、シリンダヘッド部及びシリンダ
ロッドの端部を連結した伸縮シリンダ10を、第2図の縮
小位置10Cへ縮小させることにより、前記基台7を同図
の実線位置から、その取付ピン8まわりの反時計方向
(第2図)に回動して、基部ジブブーム6Aの側部の一点
鎖線位置7Cへ屈折させ、基第7の端部外側(第1図では
左端下側のピン穴7F部分)を、基部ジブブーム6Aの端部
からその上側(第1、2図では右側)へ移動させる。
これにより、この自走式クレーンCの走行方向の変更
時における、その旋回中心Oから最大離間点までの距
離、したがって、当該自走式クレーンCの最小旋回スペ
ースの半径Rが、基台7が基部ジブブーム6Aの基端に延
びている状態(第1、2図の実線状態)における、その
端部外側(取付けピンの穴部7F)の、前記旋回中心Oま
わりの最小軌跡円r2の半径R2に比べて、同基台7がこの
一点鎖線位置7Cにある場合の最小軌跡円r4の半径R4が、 「R2−R4」 だけ縮小し、この半径差だけ自走式クレーンCの最小旋
回スペースが減り、走行方向変更時にお刑る旋回性が向
上する。
なお、以上の説明では、ジブーム6を基部ブブーム6A
とそれに伸縦可能に設けた頂部ジブーム5Bにより構成す
る例を示したが、このジブブーム6は図示しないが、基
部ジブブームのみにより構成してもよく、また、基部ジ
ブブーム6Aの内側に複数のジブブームを伸縮可能に設け
ても差支えなく、何れの場合にも前記と略々同様な作用
をする。
(発明の効果) この発明は、前記のような構成を有し、作用をするか
ら次のような効果が得られる。
(1) 伸縮ブームの基部ブーム側部にジブブームを格
納した際、そのジブブーム基端の基台を、ジブブーム下
面側へ屈折させることにより、同基部ジブブーム下部の
車巾方向の巾が縮小するから、当該自走式クレーンの旋
回フレーム上に伸縮ブームを倒伏させると共に、その基
部ブーム側部にジブブームを格納した状態において、当
該自走式クレーンをの走行方向を変更させる場合の最小
旋回半径が、前記基台を基部ジブブーム下面側へ屈折さ
せる構成を具備しない従来例に比べて縮小し、自走式ク
レーンの走行方向変更時の旋回性が向上する。
(2) 基部ブーム側部にジブブームを格納した状態に
おいて、ジブブーム基端に頂部をピン付けした基台を基
部ジブーム側へ屈折させ、また、ジブブームのブームヘ
ッド上の張出しに先立って、ジブブームの下面側に屈折
した基台をジブブームの端部に張出させる外は、従来の
同種自走式クレーンと略々同様な操作により各種荷役作
業を行なえ、したがって、既存のこの種自走式クレーン
に対しても、そのジブブームの基部へ基台を回動可能に
ピン付けするだけの比較的簡易な改造により、この考案
を実施することができる。
(3) 自走式クレーンの走行方向変更時の最小旋回半
径が縮小し、その旋回性が向上するから自走式クレーン
の車巾等の規制に基づく設計自由度の低下要因が軽減す
る。
(4) ジブブームを伸縮ブームの側部に格納可能とす
ると共に、そのブームヘッド側部まわりにジブブームを
旋回して、その頂部上に張出させるもので、ジブブーム
及びその取付部分が伸縮ブームの上側又は下側へ突出し
ないから、このジブブームを伸縮ブーム側部に格納して
走行する際、格納されたジブブームにより自走式クレー
ンの運転視界を阻害させる恐れがない。
(5) クレーン作業時、シリンダを伸縦することによ
り、ジブブームの連続的な起伏操作が従来通り可能とな
る。
(6) 前記伸縮シリンダのシリンダヘッドを基台の頂
部一側に取付ピンで取付け、該伸縮シリンダのシリンダ
ロッドの端部を基部ジブブームの側部にピン付けすれ
ば、このシブブームによる荷役作業時に作用する伸縮シ
リンダへの圧油が、そのシリンダヘッド側に作用するこ
とになるから、そのシリンダロッド側に圧油を作用させ
るものより、当該シリンダロッドの断面相応量その受圧
面積が大きくなり、したがって、同一支承力を備える同
一構造の伸縮シリンダの油圧を、相応力低く設定でき、
ひいては、伸縮シリンダのまわりのシール構成等を、従
来例より簡易にできる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る自走式クレーンにおけるジブブー
ムの基台支承装置の一実施例を示すもので、第1図はそ
のジブブームを伸縮ブーム側部に格納した状態、及びこ
の格納状態における当該自走式クレーンの旋回中心から
最離間点の画く軌跡円の平面説明図、第2図はその側面
説明図図、第3図はジブブームを張出した状態における
要部の側面説明図、第4図及び第5図は第2図のIV−IV
線及びV−V線に沿う縦断説明図である。 1……伸縮ブーム、1A……基部ブーム、 1D……ブームヘッド、6……ジブブーム、 3……ブラケット、3A……穴、 4……ブラケット、6……ジブブーム、 6A……基部ジブブーム、7……基台、 7B、7F、8、8B、8C……取付ピン、 9……ブラケット、9a……ピン、 10……伸縮シリンダ、11……ガイドレール、 12……取付具、12a……シュー、 C……自走式クレーン、K……車体フレーム、 KK……旋回フレーム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジブブームの基部一側に、基台の頂部一側
    を回動可能に取付けると共に、前記基台の頂部他側と前
    記ジブブームの中央部とに伸縮シリンダの両端部を取付
    け、前記基台の基端一側を自走式クレーンの旋回フレー
    ムに起伏可能に設けた伸縮ブームのブームヘッドの一側
    部に、該ブームヘッドの側面と平行する取付ピンにより
    回動及び着脱可能に取付け、かつ、前記基台の基端他側
    を前記ブームヘッドの他側に係脱可能に取付けたことを
    特徴とする自走式クレーンにおけるジブブームの基台支
    承装置。
  2. 【請求項2】前記伸縮シリンダのシリンダヘッドを前記
    基台の頂部一側にピン付けし、該伸縮シリンダのシリン
    ダロッド端部をジブブームの中央部にピン付けしたこと
    を特徴とする請求項(1)記載の自走式クレーンにおけ
    るジブブームの基台支承装置。
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