JP3088772U - 簡易開封機能を有する封筒 - Google Patents

簡易開封機能を有する封筒

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JP3088772U
JP3088772U JP2002001541U JP2002001541U JP3088772U JP 3088772 U JP3088772 U JP 3088772U JP 2002001541 U JP2002001541 U JP 2002001541U JP 2002001541 U JP2002001541 U JP 2002001541U JP 3088772 U JP3088772 U JP 3088772U
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JP2002001541U
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龍広 中川
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オート株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封緘部の開封作業が極めて容易且つ確実にな
し得る簡易開封機能を有する封筒を提供する。 【解決手段】 適宜大きさの封筒先端部に連続して形成
した折り返し可能な封緘用舌片12に、開口部に沿って
二本の切除用リード線16a、16bを刻切してなる開
封容易な封筒10において、封筒開口部に設けた上記二
本の切除用リード線16a、16bは、開口切除開始部
18となる一側から開口切除終了部20となる他側に亘
って互いの間隔を徐々に狭めてテーパー状に形成してな
る簡易開封機能を有する封筒である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、書類などを収容するための封筒、特に封緘部にミシン目状の切取線 を形成することで、格別の開封用具を用いることなく封緘部を正しく綺麗に開封 することを可能にした封筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より知られる封筒は、書類を収容した後、開口部の表側に形成した閉止用 の舌片を裏側に折り返すことにより、封緘部を形成するようにしたものが極めて 一般的であり広く採用されている。
【0003】 この構成による従来の封筒は、封筒内に収容された文書の大きさが封筒の上端 部に達する大きさの場合には、紙挟みを使用して封筒上端部を切断して開封する ことが一般的であるが、しかし、この方法だと、内部に収容された文書の上端部 までも切り落としてしまい、大事な文書を毀損してしまう危険性があることは、 これまで多くが経験しているところである。
【0004】 このような欠陥に対応するものとして、閉止用舌片の対向する側辺端部間に延 びて形成された平行のミシン目状の切取線を備えたものが提案されている。(例 えば、特開平2−1642号公報、実用新案登録第3018991号公報、特開 平2−269657号公報参照)。
【0005】 上記の提案において、例えば実用新案登録第3018991号公報に記載のも のは、封緘用舌片に開口部と平行する2本の切除用リード線(即ち、ミシン目状 の切取線)を刻切して開封用剥離面とし、外側に位置する切除用リード線の外側 突起部を封緘用把持部として形成したものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記の構成では切除用2本のリード線が互いに平行に刻切され ているために、開封作業開始時から最後まで、当初の比較的大きな力を加え続け ることが必要となるために、力の掛かり具合によって、途中で帯状の開封用剥離 部が切断されてしまうことがあり、そのような状態になるとそれ以降の開封作業 ができなくなり結局ハサミやカッターを使って残りの部分を切断することを要求 されていた。
【0007】 本考案は、上記提案による構成を更に改善し、新規で封緘部の開封作業が極め て容易且つ確実になし得る帯状の開封用剥離面を形成してなる、新規な封筒を提 供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は上記目的を達成するために、請求項1では、適宜大きさの封 筒先端部に連続して形成した折り返し可能な封緘用舌片に、開口部に沿って二本 の切除用リード線を刻切してなる開封容易な封筒において、上記二本の切除用リ ード線は、開口切除開始部となる一側から開口切除終了部となる他側に亘って互 いの間隔を徐々に狭めてテーパー状に形成してなる、簡易開封機能を有する封筒 である。
【0009】 また請求項2では、上記切除用リード線の開口切除開始部には切欠部が形成さ れて開封のための切除を容易ならしめる構成としたことを特徴とした請求項1に 記載の簡易開封機能を有する封筒である。
【0010】 更に、請求項3では、上記開口切除開始部には開封用突片を設け、上記突片は 、封書側辺から突出することなく形成されていることを特徴とした請求項1また は2に記載の簡易開封機能を有する封筒である。
【0011】 また、請求項4では、上記開封用突片は、該突片の突出外端が封緘用舌片の傾 斜側辺から外側に突出しないように形成したことを特徴とする請求項3に記載の 簡易開封機能を有する封筒である。
【0012】 更に、請求項5では、上記切欠部は各リード線の開放端に形成され、封書の上 方に位置するリード線の開放端の切欠部は、封書の下方に位置するリード線の開 放端の切欠部よりも切込部外端からの切り込み深さが深く形成されてなる、請求 項2〜4の何れかに記載の簡易開封機能を有する封筒である。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の第1実施例における簡易開封機能を有する封筒を示す図である 。また、図2は開口部の一部拡大図であり、(A)は図1に示した開口部の拡大 図であり、(B)は変形例の一部拡大図である。 まず図1および図2(A)において、封筒10は、通常通り、折り返し可能に 開放先端部に形成された封緘用舌片12を備え、その裏面即ち内面には封筒10 に接着されるための糊加工部分である接着剤層14が図示のように形成されてい る。ここまでの構成は通常の封筒と同様である。
【0014】 本考案の簡易封緘型の封筒は次の構成を有する。即ち、封緘用舌片12の上方 部、即ち封筒上端と前記接着層部14との間には、ミシン目状の切取線であるリ ード線16a、16bが、開口切除開始部18となる図面の左側から開口切除終 了部20となる図面の右側に欠けて形成され、しかも、図示のように開口切除開 始部18から開口切除終了部20にかけて幅細となるようにテーパー状に形成さ れている。この場合、上方のリード線16aは開口切除終了部20側に右下がり に降下するように形成されており、他方、下方のリード線16bは右上がりに上 昇するように形成されて、その結果、双方のリード線が互いに接近するように形 成されている。更に、上記開始部18のリード線16a、16bには、それぞれ 切欠部24a、24bが形成されていると共に、開口を切除作業を容易ならしめ るための把持用の突片22が形成されている。
【0015】 上記突片22は図1及び図2(A)に示すように封緘用舌片12の斜めの側辺 の線L,Lを結んだ線よりも多少外側に張り出した構成とすることもできるし、 図2(B)に示すように側辺L、Lを結んだ線と一致するように形成することも できる。前者の場合(即ちAの構成)には後者の場合に比べて切欠部24a,2 4bの深さをやや浅く形成しても後者の場合と同じ開口切除効果が得られる。逆 に、突片の出っ張り具合が小さい図2(B)の構成の場合には、それだけ切欠部 の深さを大きくとることで突片22の把持作業とその後の開封切除作業がスムー ズになし得るようにする。切欠部の形状としては、図2(A)に示すように、上 部切欠部24aも下部切欠部24bも円弧状の縁端25a、25bとしている。 しかし、図示を省略するが、逆方向の円弧状とすることも可能であるし、直線状 としても良い。
【0016】 図3と図4は本考案のそれぞれ第2実施例と第3実施例を示している。図3の 第2実施例では上方のリード線16aは封筒の上端縁のラインと平行のまま形成 されるが、下方のリード線16bを開口切除終了部20に向かって上昇するよう に右上がりに形成され、全体としてやはりテーパー状に形成されている。この場 合、突片22は前記第1実施例と同じように封緘用舌片12の斜めの側辺の線L ,Lを結んだ線よりも多少外側(図の左側)に張り出した構成とすることもでき るし、側辺L、Lを結んだ線と一致するように形成することもできる。前記同様 、突片の出っ張り具合が小さい図2(B)の構成の場合には、それだけ切欠部の 深さを大きくとることで突片22の把持作業とその後の開封切除作業がスムーズ になし得るようにする。また、切欠部の形状も前記第1の実施例同様、円弧状あ るいは逆方向の円弧状、直線状としても良い。
【0017】 使用に関しては、図1の第1実施例と同様である。即ち、突片22を指で把持 してリード線16a、16bに沿って右側に持ち上げるように引き出すことで開 封切除作業が達成できる。この場合、開口切除終了部20の方向にテーパー状に 先細に形成されているために、開封切除が最初は比較的強い力で行い徐々に小さ な力を加えるだけで確実にできるので、途中で千切れる心配もない。
【0018】 図4の例は上記図3の例とは逆に、下方のリード線16bを封筒の上端縁のラ インと平行のまま形成し、上方のリード線16aの方を右下がりに傾斜させるこ とで全体としてテーパー状となるように2本のリード線16a,16bを形成し ている。使用に関しては、前記実施例と同様である。即ち、突片22を指で把持 してリード線16a、16bに沿って右側に持ち上げるように引き出すことで開 封切除作業が達成できる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、適宜大きさの封筒先端部に連続して形成 した折り返し可能な封緘用舌片に、開口部に沿って二本の切除用リード線を刻切 してなる開封容易な封筒において、上記二本の切除用リード線は、開口切除開始 部となる一側から開口切除終了部となる他側に亘って互いの間隔を徐々に狭めて テーパー上に形成してなるので、封緘部の開封作業が極めて容易且つ確実になし 得るものである。
【0020】 上記のように、本考案では開口切除開始部となる一側から開口切除終了部とな る他側に亘って互いの間隔を徐々に狭めてテーパー上に形成しているが、これと は逆に、開口切除開始部となる一側から開口切除終了部となる他側に亘って互い の間隔を徐々に広げた「逆テーパー状」とすることも考えられる。しかしながら 、本考案者の実験によれば、かような構成とした場合には、封緘に必要な舌片の 幅を充分に取ることができないために、突片を切除する動作を行うに充分な大き さを確保できないという問題がある。その結果、切除開始時において指で把持し た突片が幅細のために千切れてしまい、用を成さなくなってしまうことが多々あ ることが知得された。従って、本考案では封筒開口部に設けた上記二本の切除用 リード線は、開口切除開始部となる一側から開口切除終了部となる他側に亘って 互いの間隔を徐々に狭めてテーパー状、即ち切除終了側に先細状となる構成、に 形成することが極めて重要な要素となるものである。この構成により、開封切除 が最初は比較的強い力で行い徐々に小さな力を加えるだけで確実になし得、切除 作業の途中で千切れる心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による簡易開封機能を有す
る封筒を示す図である。
【図2】(A)は第1実施例における開封用の突片周辺
を示す拡大図、(B)はその変形例を示す図。
【図3】本考案の第2実施例による簡易開封機能を有す
る封筒を示す図。
【図4】本考案の第3実施例による簡易開封機能を有す
る封筒を示す図。
【符号の説明】
10・・・封筒 12・・・封緘用舌片 14・・・接着層部 16a、16b・・・リード線 18・・・開口切除開始部 20・・・開口切除終了部 22・・・突片 24a,24b・・・切欠部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜大きさの封筒先端部に連続して形成
    した折り返し可能な封緘用舌片に、開口部に沿って二本
    の切除用リード線を刻切してなる開封容易な封筒におい
    て、上記二本の切除用リード線は、開口切除開始部とな
    る一側から開口切除終了部となる他側に亘って互いの間
    隔を徐々に狭めてテーパー状に形成してなる、簡易開封
    機能を有する封筒。
  2. 【請求項2】 上記切除用リード線の開口切除開始部に
    は切欠部が形成されて開封のための切除を容易ならしめ
    ることを特徴とした請求項1に記載の簡易開封機能を有
    する封筒。
  3. 【請求項3】 上記開口切除開始部には開封用突片を設
    け、上記突片は、封書側辺から突出することなく形成さ
    れていることを特徴とした請求項1または2に記載の簡
    易開封機能を有する封筒。
  4. 【請求項4】 上記開封用突片は、該突片の突出外端が
    封緘用舌片の傾斜側辺から外側に突出しないように形成
    したことを特徴とした請求項3に記載の簡易開封機能を
    有する封筒。
  5. 【請求項5】 上記切欠部は各リード線の開放端に形成
    され、封書の上方に位置するリード線の開放端の切欠部
    は、封書の下方に位置するリード線の開放端の切欠部よ
    りも切込部外端からの切り込み深さが深く形成されてな
    る、請求項2〜4の何れかに記載の簡易開封機能を有す
    る封筒。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011068394A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Midori Insatsu:Kk 封筒
WO2013175621A1 (ja) * 2012-05-25 2013-11-28 Shima Keigo 配送用封筒型袋体

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